和風ファンタジー小説一覧
実の親から捨てられた少女は刀鍛冶の爺に育てられた。彼女は冬の晩、本の中でしか知らなかった鬼の姿を見る。育ての親を殺され、形見の刀を奪われた彼女は復讐に生きる事を誓う。
彼女の復讐の先に何が待っているのか。
和風ダークファンタジー物です。
文字数 102,468
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.03.10
異世界転生したらそこは平安時代のとりかえばやの世界だった?
アラサー腐女子だった明日香サン、気がついたら平安時代の貴族に転生してた。
物心がついた5歳の時熱を出して寝込み。
夢の中で前世のキオクを思い出してみれば……。
え?
ここってお話の世界?
どうみたってわたし、とりかえばやの男の子姫の方に転生しちゃってる?
学校で勉強した平安時代とはちょこっとだけ違う気がするし間違いない?
って、男の子の身体にはなったけどやっぱり好きになるのは男の人で。
うー。わたしの人生どうなっちゃうんだろう?
▪️とりかえばや物語を題材にした異世界転生物語です。
お楽しみいただければよいのですが。。
文字数 40,070
最終更新日 2024.02.13
登録日 2024.01.14
「私は、私の正体が知りたいんだ」
“自分の正体”を探して旅する美しい薬師の男、朧。そんな彼に出会い、救われ、傍に在りたいと恋慕う妖鳥の少年、椿。
ひとところに留まることなく続く二人の旅路は、行く先々で出逢ったものが織りなす不思議な現象たちに彩られ、時に優しく、時に悲しく、数多の物語を織り上げる。
私は誰なのか。私の存在意義とはどこにあるのか。
僕のこの気持ちはこの人の幸いであれているのか。重荷になってはいないだろうか。
二人の願いと想いは重なることなく線を引き。そしてやがて訪れる、いつかの終わり。
果てしなく続く旅路の果てで、二人が辿り着いた答えとは……。
基本的に1話完結型のお話です。緩やかに過ぎていく不思議なお話たちと、二人の恋の行方をお楽しみください。
表紙は青野さんに描いていただきました。
※この作品は他サイトでも公開されています。
文字数 167,772
最終更新日 2021.12.05
登録日 2021.04.01
「何があっても最後まで諦めない」「霊剣は守るために振るう」。父母の教えを胸に、どんなに過酷な運命に遭おうとも、希望を信じて戦い抜く少女と幼なじみたちの和風バトルファンタジー。
〈登場人物〉
朱咲あかり:天狐の父と朱咲の血を引く母をもつ半妖の少女。霊剣と言霊をのせた祝詞を操る。
青柳結月:青柳の血を引く妖の青年。霊符を駆使する。
白古秋之介:白古の血を引く妖の青年。神憑りを専門とする。
玄舞昴:玄舞の血を引くほぼ人間の青年。呪術的医療と結界を得意とする。
〈参考文献〉
安倍晴明『簠簋内伝』現代語訳総解説/藤巻一保/戎光祥出版
秘説 陰陽道/藤巻一保/戎光祥出版
図説 日本呪術全書/豊島泰国/原書房
文字数 412,621
最終更新日 2024.04.08
登録日 2021.08.25
謎の病に苦しむ隼矢斗。里長である隼矢斗の父は隣の里長を脅し、隣の里の姫で凄腕の薬師、華耶との縁談を強引に纏めてしまう。
顔合わせの日に華耶の哀しそうな表情に気づいた隼矢斗は華耶との仲を深めないように敢えて冷たく当たるようにしていたが、寝所に忍んできた華耶が隼矢斗に怪しげな薬を飲ませてきて……。
華耶の薬がさらけ出した隼矢斗の『真の姿』と、明かされる互いの思いとは。
※この作品はすなぎもりこ様主催『すなもり共通プロット企画』参加作品であり、提供されたプロットで創作した作品です。
(別投稿サイトにも掲載)
文字数 10,482
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.06
シビトの案内人 恋華ーーーーーーーー
〖 比率〗
(男2:女1)or(男1:不問1:女1)
〖 時間〗30〜40分
〖 配役〗
•シノ:(女)死んだ人間の魂を案内する妖。
•屍人:(男.不問)記憶を消された少年。死んでいる。
•思人:(男)16才ぐらいの人の子。若くして亡くなっている。生前はシノと縁があった。
※
•0:ト書きみたいなものですが、思人役のセリフが少ないので、ナレーションとして思人役の人が読んでもオッケーです!
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⭐︎性別変換○
⭐︎屍人、思人兼ね役の2人台本にしても大丈夫です!
楽しんで演じてくださったら嬉しいです〜。
文字数 7,812
最終更新日 2023.09.21
登録日 2023.09.21
戦場(いくさば)には鬼が出る。
その土地では有名な話だった。その鬼はたいそう美しい少年の姿をしていて、出くわした者全てを喰ってしまうのだという。正確には、出くわした者が皆、その姿に魅了されて喜んでその身を差し出してしまうのだそうだ――。
鬼に育てられた人間と鬼のお話。
何度も何度も捨てようとする鬼に、人間はとうとう行動に出る。
※ほのぼのは残念ながらログアウトしました。残骸が残っています。
※流血沙汰注意
※7話完結(大幅に改稿しました。大筋は変わっていません)
※ムーンライトノベルズ様と自サイトにも掲載中
文字数 20,256
最終更新日 2023.03.16
登録日 2023.02.17
「対価を払えば望みを叶えよう」
冷たい美貌をもつ恐ろしい鬼はそう言って、妖しく嘲笑った。
祖父母が暮らす集落へ遊びに来た花は、好奇心から大天狗に封じられていた悪鬼を蘇らせて、従弟の正臣を瀕死に追いやってしまう。
正臣の命を助ける対価として、鬼へ定期的に精気を与えること、正臣が二十歳を迎えた時に体と魂を喰わせる契約を結ぶ。
それから十年近くの月日をかけて、不遜で恐ろしくて優しい鬼によって体と心を調教された花と、糧以上の感情を彼女に抱いてしまった鬼の話。
性描写多目。
待鳥園子さん作「はつこい天狗」と和風ファンタジー×異形×幼馴染で共作しています。
内容もすこしクロスオーバーしています。
素敵な表紙イラストは氷川こち様に描いていただきました。
ムーンライトノベルにも掲載しています。
文字数 21,949
最終更新日 2020.06.08
登録日 2020.06.01
今日も仕事、明日も仕事。
ブラック企業で働くゆきは毎日に疲弊しきっていた。
働いても働いても楽にならない生活・・・一体何の為に生きてるんだろう。
そんなゆきが酔っ払って落ちた落とし穴の先はなんと霧島家当主時継(ときつぐ)様の御屋敷へと繋がっていた。
心優しき時継様に次第に惹かれるゆき。
しかし時継様には千代という許嫁がいて・・・。
時代劇✖️異世界転移✖️ラブストーリー
☆お気に入りやしおりいただけましたら励みになります。宜しくお願い致します。
文字数 102,709
最終更新日 2023.01.14
登録日 2021.11.19
皇帝の突然の崩御によって、国宝である護(まも)り刀の力が失われてしまった、皇雅国(こうがのくに)。結界を失い、『あやかし』に村ごと食われて天涯孤独の身となった沙夜(さよ)は、祖母の遺言で皇都の後宮にやって来ざるをえなくなった。彼女は番犬の玖狼(くろう)と共に、なんとか皇都にたどり着いたものの、町役人に門前払いを食らいかける。が、偶然通りかかった愚闇(ぐあん)という忍びに助けられた。彼いわく、沙夜の持つ『紹介状』には、なぜか『皇太后』の名前があるらしいのだ。なんとか後宮に入ることに成功した沙夜だったが、そこには権謀術数が渦巻いていた。
なぜなら、第一皇子と第二皇子は、腹違い。犬猿の仲ゆえに、後継として熾烈な争いをしていたからだ。
果たして国宝を無事取り戻すのは誰か。そして、国は救えるのか。
文字数 67,592
最終更新日 2023.09.26
登録日 2023.08.31
魔の物×不幸な少年。
大きなお屋敷の使用人をしていた蜜は、嫌な仕事をおしつけられ虐げられていた。ある日、屋敷の主人が蜜に命じた。"魔の物”を捕まえたからお前が世話係になれ、と。牢に閉じ込められた魔の物は、人間の姿をしていて乱暴な男だった。魔の物は檻越しに蜜を捕まえると、ここから出さないとお前を殺すと脅迫した。しかし不幸な生い立ちの蜜はいっそ殺された方がマシだろうと無気力だった。
文字数 5,812
最終更新日 2021.09.25
登録日 2021.09.25
「得垣村には変わった祭りがあるんだ。ちょうど夏休みだし、泊まりで遊びにこない?」
親友から、彼の故郷で開催される夏祭りに誘われた僕。ホラー映画でよくある因習村へのお誘いみたいだな、なんて笑いながら承諾した僕を待っていたのは……。
「まぐわう、だと若いもんには通じんかの。あれじゃあれ、セックスじゃ」
「…………ま?」
◆
夏企画セリフ「◯◯村には変わった祭りがある」「かき氷で我慢しろ」を入れ込んだ、なんちゃって因習村話です。ホラー要素はゼロ。
執着心が強い美形攻×性格が男前な平凡受。もう一組BLCPが出てきますが、そちらのRシーンはありません。
少しのファンタジー要素、少しの鬼要素、令和寄りの倫理観とエロ導入設定がお好きな方に楽しんでもらえると嬉しいです。
文字数 26,007
最終更新日 2023.08.09
登録日 2023.08.02
退妖師の家系である御園生家には古いしきたりがあった。
退妖の力を持つ者は16歳になったら神と契約をしなければならない。
・・・しかし、その契約の儀式の内容とは、その身を神に捧げる事だった。
異端の一葉と、変わり者の水光の物語。
こちらは個人サイトからの再録になります。
十年以上前の作品をそのまま移してますので変だったらすみません。
文字数 54,228
最終更新日 2023.12.11
登録日 2023.12.11
妖怪を嫌悪する修行僧・永最は、ある旅の途中、天邪鬼・志誠を憑かせた青年・幸之助と出会い旅をする。
旅の最中、謎の女性・ススキノと出会い、やがて永最は、途轍もなく強大な鬼と関わっていく。
文字数 160,482
最終更新日 2021.09.18
登録日 2021.08.24
資産家の娘で、幼少期に父を亡くし女手一つで育てられたものの何不自由なく育った志乃は、茂平と結婚したことで生活が一変する。
義家族から虐げられ、家屋や遺産など全て奪われ、義家族に言われるがまま働かされる志乃。
きっと言われた通り頑張れば、以前のようにまた茂平が自分のことを愛してくれるようになると信じて日々過ごしていた。
だが、あるときそれが幻想だったと知ってしまう。
真実を知ったことで生きる希望を失くし、自らの命を断とうと近所の暴れ川に飛び込む志乃。
するとなぜか温かい何かに包まれて……
「死ぬくらいなら我のところに来ないか?」
虐げられる人生に絶望して身投げしたら川の神様からの溺愛されるハッピーエンドの物語。
文字数 10,727
最終更新日 2023.07.01
登録日 2023.07.01
『物の想いをお書きいたします』 紅茶の香りに包まれたブックカフェ、物書き屋。物の想いを本にするという店主の柳は、大家の桜子と共に日々執筆の依頼を受ける。 この二人は人ではなく”付喪神” 人も、付喪神も訪れるそこでは、物を巡る出来事が起こる――
文字数 92,659
最終更新日 2022.12.14
登録日 2022.11.30
燕の篭は恩人の和尚に恩返しをするために、呪いによって鬼になりかけている侍の青年・籠原十馬に乗り移る。呪いを解くため、篭は十馬の弟に連れられ京を目指して旅に出る。篭は十馬を探す忍に狙われ、呪いに怯え苦しみつつも、道中出会った破戒僧を仲間に加え、様々な人々や妖の手を借りながら西へ進む。旅が進むと共に、篭は十馬の呪いや籠原家の秘密、そして彼自身の運命についても知ることになる。
戦国ファンタジー風の世界を舞台にした和風冒険ファンタジーです。時代物要素があり、動物や妖や鬼といった人外のキャラクターが度々登場します。ほんの少しほのぼのやコメディの要素もありますが、ダーク、シリアスの要素が中心です。
BLや百合というほどではありませんが、女装・男装・同性愛っぽい描写が少し入る予定です。
エブリスタで一度完結した作品を、加筆修正しながら掲載してゆく予定です。
長編のため、特に始めはゆっくり話が進みますが、お付き合いいただけるととても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
文字数 426,271
最終更新日 2022.07.09
登録日 2022.04.28
刀根田村。
古来より。独自の神、八千矛神(やちほこのかみ)を祀るその村は、毎年神事に供物を捧げていた。
だが、十年に一度。
八千矛神に生きた贄を捧げていた。
そして今年、選ばれたのは『椿』という名の妙齢の女。
咲いたばかりの百合の花の様に美しく、今にも散ってしまいそうなまでに儚げだ。目線は虚で視線は定まらない。
されど、椿は己が生贄の花嫁である事を知っていても尚、逃げる意思はなく、手を引かれるままに歩く。
その先にあるのは、八千矛神がいるとされる大きな蔵。
椿は七日、そこで花嫁としての勤めを果たす事になる。
日の光も届かぬ蔵の中にいる、神の花嫁として。
蔵の中。蠢く暗闇の存在と出会う――
文字数 95,803
最終更新日 2024.01.28
登録日 2023.12.19
地上からはるか彼方の地にある天界。そこに住まう仙女・桐鈴(とうりん)は歌で病を治す専門家、歌癒士(かゆし)になるべく修行を積んでいた。
登竜門となる試験はあと二か月後。この調子でいけば筆記も実技も問題なしと太鼓判を押されているが、桐鈴の気は晴れないでいた。存在は知っていても詳細が分からないでいる、特別な一曲の事が気になっているのだ。今は気にしている時でないと分かっているものの、桐鈴の心の片隅にはその歌の事がずっと引っかかっていた。
そんな中、半年前に嫁いでいった桐鈴の姉・麗鈴(れいりん)が帰省する。喜んだのもつかの間、大好きな姉は旦那のためにあの歌を習っていると聞き、桐鈴は寂しさとも焦りともつかない複雑な感情に襲われた。
姉が婚家に戻っても悶々としたままだったため、桐鈴は気晴らしを兼ねて地上の湖へ水浴びに行く事に。綺麗な水の中に潜り泳いだ事で気分も上向いたので、天界に帰ろうとする。しかし、木の枝にかけていたはずの天の衣が跡形もなく消え去ってしまっていた。
衣を探すため近場を歩き回る桐鈴だが、野生の犬と遭遇してしまう。襲われそうになったその時、桐鈴を助けてくれたのは地上の男・弦次(げんじ)であった。
カクヨムに投稿してある話と基本同じですが、こちらに投稿するにあたって細かい表現等を変更している部分があります。
文字数 100,607
最終更新日 2023.01.31
登録日 2022.12.29
平日は会社で働き、休日はショッピングやゲームを楽しんでいた日本人女性が転生したのは玉鬘の長女である大君だった。
玉鬘の長女は冷泉院の女御として参院するのだけど、皇女と皇子を産んだ事で叔母の弘徽殿女御と秋好中宮に嫉妬される姫君のはず・・・。
お母ちゃん・・・上皇が権力を握っている院政時代ならともかく、摂関政治時代の上皇に娘を嫁がせるなんて何考えてるの!?
娘の結婚相手として選ぶのは薫か夕霧の息子でしょうが!!
でも薫って出家するする詐欺だし、腋臭だから却下!
ここは夕霧の息子である蔵人少将一択だ。
源氏物語のストーリーを思い出した大君は自分の幸せの為、ひいては兄弟の出世の為に入内を阻止するべく奮闘する。
竹河を読んだ時に思い付いた話です。
文字数 2,782
最終更新日 2023.06.12
登録日 2023.06.10
霊や妖による事件が起こる国で、それらに立ち向かうため新設された部署・巫覡院(ふげきいん)。その立ち上げに抜擢されたのはまだ15歳の少女だった。
少女は期待以上の働きを見せ、どんどん怪奇事件を解決していくが、事件はなくなることなく起こり続ける。
さらにその少女自身にもなにやら秘密がいっぱいあるようで…。
新米巫覡がやがて救国の巫女姫と呼ばれるようになるまでの雑用係の少年との日常と事件録。
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毎日更新・最終話まで執筆済み
文字数 157,480
最終更新日 2021.09.18
登録日 2021.06.28
目覚めたらサ終したソシャゲの世界にいた……
時代考証絶無のなんちゃって戦国時代を舞台に繰り広げられる女性向け恋愛シミュレーション
……の主人公ではなくその付近のモブの人格を乗っ取ってしまったらしい沙都
主人公のデッドエンドを回避しモブ虐に抗いどうにかして元の世界に戻りたいような、ユーザー不在主人公の行き着く先が気になるような。
とにかく選択肢をミスらないで、勝手にどこかへ行かないで、どうか死なないで姫様。
文字数 21,936
最終更新日 2021.11.06
登録日 2021.10.17
文字数 138,527
最終更新日 2020.04.22
登録日 2020.01.17
——妖という存在を知っているだろうか。
彼らは人を化かし、人に悪さをする。
人間と同じ世に生きながら、けれど決して人間と分かり合う事のない存在。
そんな妖達は、時代が移り変わるにつれその在り方を変えた。
人と同じように寿命を設け、人の社会に溶け込むようになったのだ。
現代の妖は殆ど人間と変わりない。ただ一点を除いては。
それは……『夜になると妖の力が覚醒する』というもの。
そんな妖達は現代でどう生きるのか。そしてどうして妖は人と寄り添う生活をしようと決めたのか。
その全てを語るには今は少しだけ早すぎるかもしれない。
ただ、彼らは望んでいるのだ。
——彼らの希望であり、光である、ただ一人の少女を。
文字数 110,268
最終更新日 2024.01.01
登録日 2023.01.03
長い年月を生きる猫又の彼女には秘密がある。妖怪と人間の姿を使い分ける猫又は妖怪界では珍しくはないけれど、女と男を使い分ける事が出来るとなると他に例はない。しかもその男の姿は彼女の過去に由来する後天的な能力で……
そんな男の姿をしている彼女、弥生は妖の世界をのらりくらりと1人旅し回っていていた。ある日、弥生は嫁入り道中の管狐の少女、撫子と出会う。彼女はは嫁入りを拒み、弥生に助けを求めてきた。弥生は情に負けて逃げ出す手助けをする事にしたのだけれど、運悪く撫子を連れ戻そうとする追手に追いつかれてしまう。しかもその追手は彼女の婚約者であり、世に名を轟かせている一家の頂点に君臨する大妖怪の妖狐、大和だった。責任を追及されるかと覚悟を決めたものの、大妖怪の狐の彼から思いがけない提案を持ちかけられる。それは”手合わせをして弥生が勝てば罪を問わず、負ければ大和と隷属の契りを結ぶ”というもの。この出会いをきっかけに、弥生の運命は大きく変わっていく事となる。
文字数 66,963
最終更新日 2024.05.11
登録日 2023.11.05