妖怪/怪物/あやかし小説一覧
曰くつきの少女。彼女の心の中には別の人物がいた。
そいつは悪霊と呼ばれる存在である。
憑りつく一年前、少女は過去のいじめにより、自殺未遂を起こして人間不信になり、一人では不安になってしまう障害をもっていた。一方の悪霊は誰かに憑いていなければ、食事が出来ない存在。
奇跡的に出会った二人は、共に足りないところを補い、依存しながら日常を楽しく過ごしていた。
そんな彼女らは毎夜出かけていた。悪霊の栄養となる同族を食らうために。
その次の日の朝、出かけていると不穏な空気が漂う場所に引きずり込まれてしまう。
そこは、神隠しが多発していた。
場所は――住宅街の裏道。
地から空へ飛ばされたことで、意識を失った少女の代わりに悪霊が難なく降り立ったその場所には、北欧神話の魔物や日本の妖などと呼ばれる存在がいる世界。
知らない言語があるところで混乱していると、着物を着て刀を帯刀している女武者が現れ、助けてくれて一緒に住むことに。
非力な少女と悪霊は、自分達を二重人格と偽り、異世界日本で暮らしながら元の世界に帰る情報を探していく。
文字数 59,996
最終更新日 2022.01.30
登録日 2021.08.01
文字数 2,449
最終更新日 2022.01.27
登録日 2022.01.27
この物語は、独特な性格をそれぞれ持つ従兄弟達を白梅莉奈の視点で見るお話。彼女の周りにはいつも従兄弟たちがいた。男兄弟しかいない彼らにとって莉奈は、姉でもあり妹でもあるからか、いかなる時でも側を離れる気はなかった。
いくら周りから引っ付きすぎだと言われようと。
そんな彼女は彼ら従兄弟と別れる時、いつもお守りを貰っていた。ミサンガであったり、別れを惜しむかのように抱きしめられたり。そうする理由を彼女は聞こうともしなかった。小さい頃からの彼女と従兄弟たちの習慣だったからだ。
そうやって一日が過ぎていく中、その裏で従兄弟たちは彼女に内緒の話し合いを毎日しているのだった。
01/24に完結しました!応援ありがとうございます!
文字数 32,500
最終更新日 2022.01.24
登録日 2021.12.13
孤児となった少女ー暁は叔父の家の跡取りとして養子となり男装をして暮らしていた。散財癖のある叔父の代わりに生活を支えるために小さな穢れを祓う陰陽師として働いていたが、ある日陰陽寮のトップである叔父から提案される。
「実は…陰陽寮で働かない?」
その一言で女であることを隠して陰陽寮で陰陽師見習いをすることに!?
※のべぷらでも掲載してます
※続編を「男だけど生活のために男装して陰陽師してます!ー続・只今、陰陽師修行中ー」として掲載しています。
→https://www.alphapolis.co.jp/novel/518524835/213420780
気になる方は是非そちらもご覧ください
文字数 166,820
最終更新日 2022.01.09
登録日 2020.05.23
ここは妖怪の末裔と普通の人間が通う私立あやかし学園。
そこに通う心を読める妖怪の末裔である女子生徒、恵と探偵部の仲間たちが送るちょっぴりミステリーな学園生活のお話。
文字数 264
最終更新日 2021.12.31
登録日 2021.12.31
東京で退廃的な生活を送る大学3年生の主人公は「死にたい」が口癖の典型的な引きこもり。自分を変えようと努力はするもののうまくいかず、最終的には心の弱みを狙う怪異に襲われてしまう。怪異に取り憑かれたことで死に直面する主人公、死の間際に彼が発したのは「死にたくない」という一言だった…
文字数 2,345
最終更新日 2021.11.09
登録日 2021.11.09
酒井悠耶は坊さんに惚れて生涯独身を決め込み、男姿でうろつく所謂ボクっ子。
食いしん坊で天真爛漫、おまけに妖怪まで見える変わりっぷりを見せる悠耶に興味津々なのが、本所一のイケメン若旦那、三河惣一郎だった。
惣一郎は男色一筋十六年、筋金入りの男好き。
なのに、キュートながら男の子らしい魅力満載の悠耶のことが気になって仕方がない!
今日も口実を作って悠耶の住む長屋へ足を運ぶが、悠耶は身代金目当てで誘拐され……
若旦那が恋を自覚するときは来るのか?
天然少女×妖怪×残念なイケメンのラブコメディ。
※当時の時代考証で登場人物の年齢を設定しております。
ちょっと現代の常識とはずれていますが、当時としてはアリなはずなので、ヒロインの年齢を14歳くらい
とイメージして頂けたら有難いです。
文字数 82,322
最終更新日 2021.11.03
登録日 2021.10.16
ルーナ・アレキサンドライトは普通の人間ではない。最凶の吸血鬼と最強無敵の魔法使いの娘である。
吸血鬼の血を持つにも拘らず、なに不自由なく普通に暮らしていた。
日本にやって来ておおよそ一年。なんやかんやルーナは高校二年生になっていた。先日の事件を何とか退き力のほとんどを尽くしたルーナだったがそんなルーナの周りには以前にも増して不可解な妖怪絡みの事件が舞い込む。
これはそんな彼女達の日常を描く非日常譚。
※こちらの作品はカクヨムにて投稿中の小説、「吸血鬼さんは日常を生きたい。」の内容や設定を変更した続編になります。カクヨム版を御拝読していなくても楽しめる仕様にしていきたいと考えております。
また本作品はフィクションです。
実在する人物、地名、団体、事件等には一切関係ありません。
文字数 57,335
最終更新日 2021.10.14
登録日 2021.06.05
筝蔵美冬(ことくらみふゆ)は、筝蔵家の次女。箏蔵家の元には多大な名誉と富が集まる。けれどそれは、妖との盟約により、いずれ生まれる『運命の花嫁』への結納金として、もたらされたものだった。美冬は、盟約に従い、妖の元へ嫁ぐことになる。
妖。人ならざる者。いったいどんな扱いをうけるのか。戦々恐々として嫁いだ美冬。けれど、妖は美冬のことを溺愛し――。
文字数 6,819
最終更新日 2021.09.25
登録日 2020.04.19
文字数 12,356
最終更新日 2021.03.17
登録日 2021.03.17
卑劣な黒い影の犠牲となった邪滅のアリサ
悲閃拳のアンズVS黒い影の戦いの最中(さなか)、皆と別れたくないという気持ちが妄想や希望を実物化する能力をコウに目覚めさせた。
息を止められた絶対絶命の危機を(巨大なタライを相手の頭の上に落とす。というコントのような攻撃)によってからくも逃れる。
それが、黒い影の怒りに触れ、絶望の黒い霧(幻覚の地獄)を出させてしまう。
そして、現場に駆けつけたばかりに学生(アリサ)殺しの罪をきせられ、警察に追われる事となってしまったあさみは、 アンズは
大事な親友を失った怒り、深い悲しみから生まれでた圧倒的な力で黒い霧をも打ち破り、撤退にまで追い込んだ仇(かたき)の黒い影を追って夕焼けの空にその姿を消した。
この事件は、能力を持つノエル・スズフミ・コウには平和を取り戻す為には避けて通ることのできない悪魔との戦いを覚悟させ
何の能力も持たないひとみ・ジェネ・イフには大切なものを守る為の力を欲(ほっ)させた。
何十年もの時をこえ、解き放たれる幼き兄弟の怨念!
不良少女の涙が新たな未来を切り開く!!
次回予告
呪われし二対の妖刀VS思い出のペンダント
メイン ソラ アリス ジェネ イフ
文字数 36,986
最終更新日 2021.02.24
登録日 2020.04.18
会社ではできる女を気取っているOLの伊菜穂
ある日彼氏と別れて傷心した伊菜穂が家に帰ると
ひとつの肉塊が転がっていた…。
元の姿は人型ですらない人外と人間のドタバタ日常系?ラブストーリー!
ここからどうやって付き合うことになるの!?
※初めて書く作品なので、至らない点などや誤字脱字、文法の間違いなどありましたらコメントで教えてくださると幸いです。
文字数 3,525
最終更新日 2021.01.31
登録日 2021.01.24
完結しました!
小学五年生のヒカルは、ちょっと怖いトラブルに巻き込まれがち。
幽霊や神さま、目には見えないあやかしに、油断していると手を引かれそうになる。
いつも助けてくれるのは、セーラー服を着た社会不適合者の女子高生、通称『先生』。
商店街の古書店を根城に、ほんのりホラーな事件を二人で解決していきます。
第一章『首吊り桜』
「学校の裏山にある桜の樹には決して近いてはいけないよ」
先生からそう言われていたのに、クラスメイトに巻き込まれて裏山に行ってしまったヒカル。直後から、後ろをつけてくる姿の見えない足音が聞こえる様になって……。
第二章『眠り姫の家』
ヒカルは3日連続で奇妙な夢を見ていた。誰もいない家の中のそこかしこから、誰かの気配がする夢だ。程なくして夢の中で同じ学校の少女と出会う。けれども彼女は、長い間夢から目覚めていないと言って……。
第三章『宇宙のリゲル』
ある日古書店に若い女性のお客さんが来る。彼女は母親との思い出の本を探しているのだと言う。タイトルは『宇宙のリゲル』。しかし店にあった本と、彼女の記憶の中の本とは別物で……。
第四章『シロと黒い水』
ヒカル達は三連休を利用して田舎の古民家へと旅行に来た。そこは不思議な伝説と不気味な雰囲気の漂う場所。胡乱な青年から貰った桃を食べた仲間が倒れてしまい、ヒカルは解毒薬を条件に『ちょっとした頼まれごと』をする事に……。
文字数 75,336
最終更新日 2021.01.21
登録日 2020.12.20
※胸糞注意
(地雷要素多いので注意してください。)
名門、藪元家の当主直哉の長女蓮華は継母キヨの虐めに耐え、使用人のように働く毎日。
一方、直哉とキヨの実の娘である次女の牡丹は甘やかされ贅沢放題。
そんな境遇にも関わらず、蓮華は優しい心を持ったまま気丈に育っていた。
蓮華はそんな忙しい日々の中でも、夜叉堂へ通うことだけは欠かさなかった。
亡き母戸津音は言っていた。
『夜叉堂の掃除をサボってはいけないよ。あそこには、力の強い鬼がいるからね。』
ある日蓮華は、キヨに頼まれた使いの帰り道、男たちに襲われた。
夜叉堂のすぐ目の前で。
※R18です
※残酷表現、陵辱表現あります。
※ゆっくり更新します。
何でも大丈夫な方だけでお願いします。
文字数 26,900
最終更新日 2021.01.05
登録日 2020.11.28
「キスすると強くなるなんて聞いてないっ!」
あやかし退治をする猫神様の末裔「紫苑」と神に力を与える神子の末裔、「京香」が織りなす恋とあやかし退治の物語。
幼い頃両親を事故で亡くした京香は、優しいおじさんと二人で暮らしていた。しかし経営していた工場が倒産!借金返済のためにおじさんはマグロ漁船に乗ることに!京香もまた住み込みで働き先を探すことになった。そんなとき、ひょんなことから人気美人作家の書生として住みこみで働けることに!でも実は先生は男で代々あやかし退治をする猫神の末裔だった!そのうえ私は神に力を与えることができる神子の末裔!?私が、猫神の花嫁ってどういうこと!?
イラスト:白玉ぜんざい様より提供頂きました
文字数 16,793
最終更新日 2021.01.02
登録日 2020.12.13
勝ち気なツンデレ美少女と妖猫のハートフルストーリー。『妖(あや)し瞳の、艶姿』番外編。(本編はBLです)
◆◆時は、平安時代。先代の藤典侍(とうのないしのすけ)の娘、藤原篤子(ふじわらのあつこ)は、勝ち気で活発、自由奔放。跳ねっ返りで、わがままで、とっても足の速い十七歳。
好きな相手に素直に好意を表せない、ツンが勝ちすぎてる厄介な気性の美少女に、ある日、運命の出会いが――。
勝ち気なツンデレ少女と妖猫とのハートフル内裏ストーリー。
☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*☆
素敵な表紙は奈倉まゆみさん作画です。
◆本文・画像の無断転載禁止◆
No reproduction or republication without written permission.
文字数 17,890
最終更新日 2020.12.27
登録日 2020.12.11
空高く、残暑の季節。運命の出会いを果たしたのは――?
「僕とお友だちになってください!」
「友だち? 俺は馴れ合いを嫌う孤高の親分だが、慕ってくる奴は可愛がってやる主義だ。いいぜ」
「アタシも構わないわよー。美しいアタシの信奉者に加えてあげる」
くそ真面目すぎるくらいの几帳面。そのせいであまり友人がいない僕に、友だちができた。それは、人語を話す不思議な二匹の猫。
無類の猫好き。どんなに緊張感みなぎる時でも、猫をひと目見ると途端にふにゃふにゃしてしまう僕の、究極の願い。
『猫ちゃんと何でも話せる友だちになって、もふもふな間柄になりたーい!』
お堅くて、超真面目な十九歳男子の夢は叶うのか?
☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*☆.。.*・☆.。.*・☆.。.*☆
「妖(あや)し瞳の、艶姿」のスピンオフ作品。(本編はBLカテゴリです)
表紙は、奈倉まゆみさん作画です。
◆本文、画像の無断転載禁止◆
No reproduction or republication without written permission.
文字数 10,214
最終更新日 2020.12.12
登録日 2020.12.09
幼き頃、妖仏師の令司は大病にかかる。令司はその時から妖と呼ばれるものが見えるようになった。令司が妖を見えるようになった理由を知る大病を治した総司という人物を探し求めながら、妖の問題を次々と解決していく妖系ヒューマンドラマ。
妖と聞くだけで人は皆煙たがるだろう。だが、令司は妖と心からの交わりを望んだ。
小説家になろうにて重複投稿しています。
なお、投稿頻度は各月の第1金曜日と第3金曜日になっています。
文字数 16,231
最終更新日 2020.09.29
登録日 2020.09.11
あなたになら喰らわれても構わないと、そう、思った。
黛(まゆみ)は、今日で十六を迎える。そんな今日。黛の近所の神社では、夏祭りが行われる。
夏祭りは年に一度の特別な日。
あちらとこちらが繋がる日だから。
黛は、いつも門の先で黛を見つめているその妖が気になりながらも、踏みとどまっていた。
けれど。『子供』として過ごす、最後の数時間。黛は、石に躓き、門のなかへと入ってしまう。
──焦がれてはいけないと知りながら。
──触れてはならないと知りながら。
それでも。
手を、伸ばした。
文字数 584
最終更新日 2020.09.20
登録日 2020.09.20
鬼の呪いを受けた少年は、運命の少女と出会う。しかし少年の実年齢はなんと99歳。少年は少女を守るため妖怪と戦い、なんと付き合うことになっちゃった!? 無理だ!俺、不老不死みたいなもんだぞ! しかし、抗いがたい運命が二人を襲う。傷ついた二人は何を選ぶのか。
文字数 4,614
最終更新日 2020.07.17
登録日 2020.07.10
「ああそうだ、――死んでしまえばいい」と、思ったのだ。
時は江戸。
開国の音高く世が騒乱に巻き込まれる少し前。
その異様な仔どもは生まれてしまった。
老人のような白髪に空を溶かしこんだ蒼の瞳。
バケモノと謗られ傷つけられて。
果ては誰にも顧みられず、幽閉されて独り育った。
願った幸福へ辿りつきかたを、仔どもは己の死以外に知らなかった。
――だのに。
腹を裂いた仔どもの現実をひるがえして、くるりと現れたそこは【江戸裏】
正真正銘のバケモノたちの住まう夜の町。
魂となってさまよう仔どもはそこで風鈴細工を生業とする盲目のサトリに拾われる。
風鈴の音響く常夜の町で、死にたがりの仔どもが出逢ったこれは得がたい救いのはなし。
文字数 133,484
最終更新日 2020.07.14
登録日 2019.11.25
小学一年の夏に祓い屋である七辻志紅(ななつじしぐれ)に命を助けられて以来、志紅の息子兼弟子として人の世のどこかであってどこでもない、人の身では決して辿り着けないとされる数多ある人の世にいられなくなった人ならざる者達の隠れ里である夜辻島(やつじしま)で志紅やその式神達、そして自らの式神である鬼神の勇玖(さく)と日々を暮らしている一見美少女にしか見えない容姿を持つ人と雪女の半妖の十一才の少年・七辻璃(ななつじあき)。
ことごとあるごとに兄弟子達に「志紅の恋人」と揶揄われるくらいには志紅に懐き、師として慕っている璃だったが、ある夜些細な切っ掛けで雪女としての「男を求める」本能が暴走して志紅に襲いかかり、口付けを交わしてしまう。
その際に自らの志紅への恋心も自覚しドツボに嵌まる璃。
しかも一度目覚めてしまった雪女の本能をコントロールするために志紅の式神の一体である玉兎の周(あまね)から提示された方法は、志紅に夜毎抱かれる事だった。最初は抵抗した璃だったが優しくて大好きな志紅から与えられる行為に段々身も心もとろかされていく。
これはそんなアラフィフでスパダリな師匠と、そんな師匠に何かと触れまわされがちな半妖雪女(♂)の弟子によるラブコメな日々の話である。
※小説家になろう様、pixiv様にも投稿しています。
文字数 41,278
最終更新日 2020.05.09
登録日 2019.07.02
高校生の朔那には昔から頻繁に見る夢があった。その記憶の中にいる二人は酷く傷ついた男女の二人。夢の中の男の人はいつも泣いていた。愛おしそうに女性を抱きながら泣く彼の涙をぬぐってあげる前に、いつも夢は覚めてしまう。手をのばせば、消えてしまう。そんな夢を頻繁にみるようになったある日、朔那が住む村で神隠しが起こっていることを知る。神隠しなんてただの与太話だと思っていた朔那だったが、学校からの帰り道に自分が神隠しにあってしまう!目覚めた場所は見慣れない場所で、異形まで現れる始末。そんな異形に襲われそうになっていた朔那を助けたのは鬼狩りを知ていたという夕霧と牟義と名乗る兄弟だった。そんな二人に連れられ鬼狩りの里に身を寄せることになった朔那。そこで鬼と言われる存在が恐れられていることを知る。そんなある日、水浴びに出かけた朔那は一匹の鬼と出会う。その鬼は夕霧達から聞いていた鬼とは大きく異なっていて普通の人に見えた。その鬼に会った日から、朔那は彼が忘れられなくなり、こっそりと水浴びに通うようになる。次第に距離が縮まる二人だったが、二人の想いとは裏腹に人と鬼との争いは激しさを増していく。
高校生の時に書き出したお話です。ちょっと暗めのお話かも?
文字数 5,004
最終更新日 2020.04.15
登録日 2020.04.13
――名を捨てろ、刀を取れ―
文久二年、四月―・・・
忍びが住む山、鵜流派。
平和だった山に突如出現した赤黒い影によって兄と仲間を失った少年、影虎は自身も同じ影によって何処かへと連れ去られてしまう。
目が覚めた彼を待っていたのは、行き場を失った悪霊たちが蔓延る京の都の姿だった。
眼前の光景についていけない彼に、容赦なく襲いかかろうとする幽霊たち。
そんな彼を救ったのは、今まで見た事も無いような大きな刀を担いだ男だった。
「よぅ、知ってるか?幽霊ってのはな、斬ると桜が舞うんだぜ?」
命の火が舞う桜が消えては生まれる出会いの中で、悪霊退治を請け負う万事屋の主人、篤之進の下に身を寄せながら名前を鉄心と改めた影虎は、共に住む仲間と共に、新しい道を歩み始める。
強い想いを胸に秘めて必死に生きる彼の中で、今まで感じる事の出来なかった能力が少しずつ目覚めようとしていたー・・・。
数年前に書いてサイトに掲載していた作品なのですが、加筆修正して掲載しなおすことにしました。
作中には不適切と思われる表現。BL要素を含む官能的な表現。
ホラーやオカルト。暴力的と思われる描写が含まれております。
18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。
そういった内容が苦手な方も、お気をつけください。
2020.0320、作品に必要な資料集めに私が少し疲れてしまったので、番外編二作と本編『妖刀さがし』で投稿が止まっております。ご了承頂けると助かります。
文字数 103,770
最終更新日 2020.03.22
登録日 2020.03.22
過疎化に苦しむ故郷にUターン就職した葦原瑞海は、持ち前のバイタリティを発揮して周囲の人々を巻き込みながら故郷の活性化を目指し奮闘する。瑞海の故郷である多雨野はその名が示すとおり雨が多く、そして日本古来の異形が棲む神聖な地であった…… 2月20日完結
文字数 110,203
最終更新日 2020.02.20
登録日 2019.12.18
バケモノに喰われたい女、菜食主義のバケモノの会話劇です。
女は噂を辿り、ようやく見つけ出したバケモノに、自分を喰べてくれと懇願する。
────が、あっさりと断られる。
そのバケモノはなんと、菜食主義で、肉は断固喰わないと言い張るのだ。
女はなんとか説得を試みるが────。
エブリスタにて、妄想コンテスト【バケモノ】応募作品。
文字数 8,897
最終更新日 2020.02.15
登録日 2020.02.15
「お前の婚約は破棄する。代わりに妹の桜を婚約させる」
加賀見 椿は父からそう告げられる。そして、妹の桜が元婚約者の子供を宿している事も。
婚約破棄により椿は、妹の桜が本来果たすべき役目を負うことになる。
それは、あやかしへの生贄。
生贄にされたはずの椿と、あやかしの長である妖狐達に囲まれた異世界生活が始まる。
全20話、完結まで執筆済みです。
文字数 36,028
最終更新日 2020.01.18
登録日 2019.12.30
その八つの階層は、神が支配する元、互いの領域を侵さぬように過ごしております。ですが精霊界や人の間や、幽界と妖界など、階層と階層の境界線に存在するものはあちこちに移動して悪戯をする傾向がございました。
よって、各階層では小競り合いなどが起こりがちでございます。特に、全てを手に入れたものはあらゆる願いが叶うと言われております「十種神宝」については、我が手にしようと、人間に限らずあらゆる階層の者達の欲望が蠢いていました。
ここに、自らがこの世とあの世の全てを統べる神になろうと企む人間がおりました。その為にはまず、人柱を捧げて荒ぶる神、妖魔などを鎮めようとします。そう、その為には極上の人柱が必要なのでございました。
これは、生まれながらにして極上の「人柱」として育てられた者が、それに抗って生きた場合……そんなお話にございます。
主人公は旅をする中で、色々な出会いと別れを繰り返し、成長していきます。最初に出会うのは半妖の子供です。果たして仲間となるか? それとも……。そして恋の出会いも待っています。さてさて、彼は宿命を変える事が出来るのでしょうか?
それでは、どうぞお楽しみ下さいませ。
※作中の年齢は数え年を。月日は陰暦を使用しております。
※当時の美的感覚と言葉遣いは、現代とではズレがある為、現代よりの美形と言葉遣いを取り入れております。
※この時代はまだ本名には魂がこもっているとされており、本名を呼ぶのは両親か伴侶のみとされていましたが、物語の便宜上、作中の人物は本名で呼び合っております。
※史実(諸説ございます)を元に創作、ファンタジーを加えております。
以上、何卒予めご了承くださいませ。
文字数 208,428
最終更新日 2019.12.09
登録日 2019.08.03
高校生一年生の榊(さかき)遥也(はるや)は、楽しい高校生活を送っていた!そんな、ある日学校の帰りに狐のような動物が倒れてるのを目撃する!とても優しい遥也、その様子を見て我慢ならず助けてしまう。どうやら怪我してるようで家で手当てなどをする。すると、元気になった狐のような動物は、嬉しいそうに遥也の肩に乗ったまま離れなくなってましう。すると、遥也は、日に日に元気がなくなってしまう。そんなとき、一枚のポスターを目にする!妖怪探偵事務所?もしかしたら、この狐のような動物...と思い、そこへ向かうのだった...
なんと、そこで仕事しているのは、女性!どうやら冗談が大好きらしい。その女性は、人間に取り付いた妖怪を払い隠世へ案内をする役目があるらしいが?...
文字数 1,885
最終更新日 2019.09.22
登録日 2019.09.20
「あなたのお悩みに合わせて本をお選びします。ええ、世界でたった一つしかない本です。扱いは当店にしかございません。本の貸し出しは一冊短編一週間以内555円より承っております。当店は、想いを込めて小説を書いている方の作品を一冊の本にしています。アマチュア、趣味で書いている方大歓迎。本にする基準はただ一つ。情熱を持って伝えたい事が読み手に響くか? これだけです。小説を書く事が大好きなあなた。世界でたった一つの物語を本にしますよ。但し、編集や校正などはご自身で責任もって事前にして頂きます。お見積もりは応相談。超短編一冊1111縁より承ります。ええ、円ではなく縁でございますよ」 占いと本を楽しめるお店。癒されて、運気もモチベーションもアップ! その名も「フォーチュン喫茶『本源郷』」。営業時間、6時から21時まで。定休日は火曜水曜。年末年始夏季GWSW休み有り。詳しくはお問い合わせくださいませ。 スタッフは、通常(?)の霊から野菜や果物、穀物の霊や妖、精霊などが視えり聞こえたりする体質の神谷真帆《かみやまほ》、22歳。占いと接客担当。 接客とマッサージ担当の望月彰仁《もちづきあきひと》24歳、霊をはじめとした人外の存在を感じ取り、彼らに浄化と癒しを与える力を持つ……場合もある。 調理担当の小椋蒼介《おぐらそうすけ》、28歳。人の本音や潜在意識の声を感じ取れる時あり。 盛り付け担当の早乙女みのり25歳、オーラが視える時あり。 オーナー兼本の作成&本セレクト担当、富永倫太郎《とみながりんたろう》、45歳。本とオカルト、不思議大好き。 人事と経理と本の表紙&作成、そして本セレクト担当、富永華乃子《とみながかのこ》、38歳、倫太郎の妻。夫と本、何よりもこの喫茶店をこよなく愛する。 そしてひょんなことから住み着いた(?)太宰治の霊を始めとした文豪たちの霊とで、喫茶店に訪れる人々が繰り広げる物語。時にホロリと、時にクスリと、あなたの心に寄り添います。
文字数 92,408
最終更新日 2019.09.03
登録日 2019.08.15