恋愛小説一覧
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
文字数 93,262
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.04.27
デュラは小国フラテスで、10歳の姫、グランティーヌの専属近衛をしていた。
ある日、グランティーヌの我儘に付き合わされ、家出の片棒を担ぐことになる。
しかしそれはただの家出ではなく、勝手に隣国の問題児との婚約を決めた国王との親子喧嘩によるものだった。
駆け落ちだと張り切るグランティーヌだったが、馬車を走らせた先は隣国カナチス。
最近悪い噂が後を絶たないカナチスの双子こそ、グランティーヌの婚約者候補なのである。
せっかくここまで来たのなら、直接婚約破棄を突き付けに行こうと言い出す。
小国の我儘で奔放な姫に告白されたデュラは、これから先を思い、深い溜息をつくのであった。
文字数 21,682
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.04
全人類が神から加護という異能を与えられる世界で、十七歳の公爵令嬢ヘルミーネはぶっ壊れ性能の筋力強化の加護により国一番の強者となった。
古今無双の公爵令嬢という二つ名まで持つヘルミーネであったが、彼女にとって強さなど迷惑でしかない。そのせいで男性には恐れられ、婚約者には逃げられる。年頃の乙女にとってその現実は悲惨の一言だ。
ところがこの国の王太子であり勇者の加護を持つグロリエンだけは、ヘルミーネを本気で愛していた。彼女より強くなる事が自分の愛の証明だと信じる彼は、幼い頃からずっとヘルミーネに勝負を挑んできたものの、毎回ブッ飛ばされて負けてしまう。
実はヘルミーネもまたグロリエンを愛していたのだが、二人の想いは互いに気づかぬままチグハグに交差し続ける。そんなある日、敵対国の陰謀に巻き込まれたヘルミーネは二人を引き裂く呪いにかかってしまった。そしてその呪いを解く鍵は、あろうことか二人の恋愛成就であったのだ。
*完結保証(全36話)
*他サイトにも投稿
文字数 84,766
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.01
※Twitterでの呟きをまとめたものです。
↑今はXなんですけどね(笑)
季節感なしでゴメンナサイ。
オールジャンルばらばら色々、子育て、エロ、人間関係、夫婦関の事、教育など、暇つぶしにどうぞ。
☆消えていくものを此処に留めておくのもいいかな、と思った。
文字数 55,402
最終更新日 2024.06.11
登録日 2023.06.04
私が15歳になった年。最愛の母が病気で他界をした。
私は寡黙の父親と広い屋敷で1つ上の姉と3人で暮らしていた5年後。 父は再婚相手とその息子を連れ我が「バレンタイン」伯爵家へと招き入れた。
容姿端麗とは正にこの事。 とても綺麗な義母のダリア夫人に2つ下の義弟になるルイ・エドモンズ。
それに比べ、私は姉と比べ令嬢と呼ばれるには遥か遠いぽっちゃり体型。
父に紹介をされた私と姉を交互に見つめては、挙げ句の果「ッチ」と私に向かい舌打ちをしやがった!
ただでさえ腹が立つってのに…っ。 けど、ある日この義弟にはある噂がある事を耳にした。
それはつまり「男色」なんだと言う事を。
※なろう小説様でも掲載しております。
文字数 63,364
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.25
伯爵令嬢のメアリーは高熱でうなされている時に前世の記憶を思い出し、好きだった小説のヒロインに転生していると気づく。
しかしその小説は恋愛が主軸ではなく、家族が殺されて闇堕ちし、復讐に燃える推しが主人公のダークファンタジー小説だった。
闇堕ちしない推しと真っ当な恋愛を楽しむため、推しの家族を必ず救うと決意する。
家族殺害の危機を回避するために奮闘する日々を送っていると、推しの兄であるカシスと関わるようになる。
カシスは両親殺害の濡れ衣を着せられ処刑される運命で、何より推しが心から慕う相手。
必ず生きてもらわねば……! と強く願うメアリーはカシスと仲良くなり、さらには協力者となる。
「(推しの闇落ちを防ぐために)カシス様には幸せに生き続けて欲しいのです」
メアリーはカシス相手に勘違い発言を連発する中、ついに推しの家族を守ることに成功する。
ようやく推しとの明るい恋愛を楽しめると思っていたが、何やらカシスの様子がおかしくなり──
「君は弟を手に入れるため、俺に近づいて利用しようとしていたんだね」
「俺に愛されて可哀想に」
これは推しと恋愛するため奮闘していた少女が、気づけば推しの兄の重い愛に囚われてしまったお話。
文字数 68,314
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.26
「私、前世の記憶を思い出したの?」
ベルガー帝国名門エルヴァンクロー公爵家夫人サナ・ド・エルヴァンクローは、前世の記憶を思い出す。
そして自分が恋愛小説〝レオンに恋して〟の悪役であったこと、既に悪役としての役目を終えたあとの人生を歩んでいることを知る。
サナは、悪役として〝レオンに恋して〟の主人公たちの純愛を見届けたあと、ベルガー帝国の南部の地、リーユニアを統治する名門エルヴァンクロー公爵家に嫁いでいたのだ。
エルヴァンクロー公爵である夫アルベルクとの結婚生活が上手くいっていないことに悩みを抱いていたサナは、せめて結婚してしまう前に前世の記憶を思い出したかったと落胆していた。
しかし、とある些細なことがきっかけで、ふたりの距離は徐々に縮まっていく。
(好き。どうしようもなく、好き……)
これは、アルベルクへの本気の恋を自覚した元悪役のサナと、不器用ながらに優しさを発揮し、無自覚にサナを誑し込むアルベルクの結婚生活の物語である。
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―必読―
◆当作品はフィクションです。現実の人物、団体などとは関係ありません。
◆当作品は恋愛小説です。
◆R18に該当する直接的な表現はありませんが、今後直接的な表現を使用する場合は、R15からR18に変更させていただきます。
◆ 作者並びに作品(登場人物等)に対する〝度の過ぎた〟ご指摘、〝明らかな誹謗中傷〟は受け付けません。
⇒現在、感想欄を閉鎖中です。
◆ 作品の転載、明らかな盗作等に関しては、一切禁止しております。
◆ ムーンライトノベルズ様・カクヨム様にも掲載中です。
以上、自衛をよろしくお願いいたします。
文字数 56,680
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.26
婚約者が豹変したのはある女生徒との
出会いによるものなのは明らかだった。
婚姻式間際に婚約は破棄され、
私は離れの塔に監禁された。
そこで待っていたのは屈辱の日々だった。
その日々の中に小さな光を見つけたつもりで
いたけど、それも砕け散った。
身も心も疲れ果ててしまった。
だけど守るべきものができた。
生きて守れないなら死んで守ろう。
そして私は自ら命を絶った。
だけど真っ黒な闇の中で意識が戻った。
ここは地獄?心を無にして待っていた。
突然地面が裂けてそこから悪魔が現れた。
漆黒の鱗に覆われた肌、
体の形は人間のようだが筋肉質で巨体だ。
爪は長く鋭い。舌は長く蛇のように割れていた。
鉛の様な瞳で 瞳孔は何かの赤い紋が
浮かび上がっている。
銀のツノが二つ生えていて黒い翼を持っていた。
ソレは誰かの願いで私を甦らせるという。
戻りたくなかったのに
生き地獄だった過去に舞い戻った。
* 作り話です
* 死んだ主人公の時間を巻き戻される話
* R18は少し
文字数 89,737
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.04.30
春の終わりに咲き誇る桜の花。その美しさに彩られた公園で、一人の少女が新たな決意を胸に別れを告げる物語。それが『桜に別れを告げて』です。
主人公の美月は、満開の桜の木の下で幼馴染の陽介に別れを告げます。新しい場所で自分を見つけるために旅立つ彼女の決意と、彼女を見守り続ける陽介の優しさが交錯する瞬間が描かれます。彼女の成長と新たな一歩を踏み出す勇気が、春の風に乗って桜の花びらと共に広がっていきます。
この物語は、別れと新たな始まりが織りなす切なさと希望に満ちた青春小説です。美しい桜の風景と共に、読者の心に残る感動の一冊をお届けします。
文字数 996
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.11
ごく普通の女子高生、高橋佐知子は、とあるきっかけで異世界へと転移する。
そこで少年を助けるも、異世界の創造主に元の世界へと戻されてしまう。
創造主に『私の世界の大戦争を回避して欲しい』と、頼まれ二度目の転移をすると、そこは十年後の世界だった。
青年に成長した助けた少年に恋心を抱かれながらも、佐知子は様々な人と出会い、未知の『戦』を経験し、考え、成長し、異世界の大戦争を回避していく、長い長い物語。
文字数 81,519
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.03.16
未婚、アラフォーの薫が転移した先は全然悪役令嬢ではない悪役侯爵令嬢、スカーレットの中。しかも婚約破棄真っ只中。
そんな薫の役割は、婚約破棄後のスカーレットになり人生を謳歌することだった。ついでに、諸事情でまともに恋愛をしてこれなかった分を取り返すこと。
けれど、新しい世界の毎日が楽しくて、恋愛に割く時間がなくて…。
*話の中に出て来る様々なことは無駄に長いお一人様生活をしてきた主人公の個人的な意見、個人的な経験です。
文字数 474,611
最終更新日 2024.06.11
登録日 2023.10.13
貴族社会の爪弾きであるウェリントン子爵家は、貧しくも家族仲良く幸せに暮らしていた。子爵令嬢シルビアは、貴族社会の生活よりも、今の生活の方が気楽で好きだった。そんなある日、シルビアに何故か王太子との婚約話が舞い込む。王太子の婚約者になれるような爵位でもなければ、持参金すらない。あきらかに胡散臭い話だったが、話を持ち掛けた伯爵の口車に乗せられ、シルビアは王太子と会うと、なぜ自分に話が来たのかがわかった。伯爵の思惑で始まった婚約だが、王太子との生活はやがてシルビアや王太子、周りの人々の人生を変えていく。
※物語中盤からキスシーンが増えるので苦手な方はご注意下さい(R15)
※アルファポリス様投稿後、小説家になろう様にも投稿
文字数 104,698
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.23
無関係だった私があなたの子どもを生んだ訳
レンタル有りわたし、ハノン=ルーセル(22)は術式を基に魔法で薬を
精製する魔法薬剤師。
地方都市ハイレンで西方騎士団の専属薬剤師として勤めている。
そんなわたしには命よりも大切な一人息子のルシアン(3)がいた。
そしてわたしはシングルマザーだ。
ルシアンの父親はたった一夜の思い出にと抱かれた相手、
フェリックス=ワイズ(23)。
彼は何を隠そうわたしの命の恩人だった。侯爵家の次男であり、
栄誉ある近衛騎士でもある彼には2人の婚約者候補がいた。
わたし?わたしはもちろん全くの無関係な部外者。
そんなわたしがなぜ彼の子を密かに生んだのか……それは絶対に
知られてはいけないわたしだけの秘密なのだ。
向こうはわたしの事なんて知らないし、あの夜の事だって覚えているのかもわからない。だからこのまま息子と二人、
穏やかに暮らしていけると思ったのに……!?
いつもながらの完全ご都合主義、
完全ノーリアリティーのお話です。
性描写はありませんがそれを匂わすワードは出てきます。
苦手な方はご注意ください。
小説家になろうさんの方でも同時に投稿します。
文字数 385,642
最終更新日 2024.06.11
登録日 2022.06.09
藤崎家に生まれた陸葵(むぎ)という少女は男の子によく間違えられた。
イケメンと言われた父とイケメンと言われた母の遺伝子を見事に引き継ぎ、それはそれはイケメンだった。
高校入試で寮を体験したいという理由で女子校を受験した。しかし、面接で1人の教師と喧嘩をし、校長の閃で男子校に入学することになった。
生徒には決してバレてはいけない。
面白がった父と母により、脱がなきゃ男となった陸葵は、楽しく学園生活を送る。
文字数 6,176
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.10
影山紅羽(くれは)は、自由のない裕福な暮らしを強いられていた。大学生になると、紅羽は、母の反対を押し切り、塚の自由を求めて海外旅行へ。後藤という男と出会い、プロポーズされる。紅羽は家を出ることを決意した。
家に帰り母へ告げようとするが、拒否。しかし、会食に付き添いいうことを聞いてくれれば、話を聞くという。
その日さえ乗り切れればいいのだと、希望を持つが、その会食は政略結婚の場だった。
紅羽は、耐え切れずその場を飛び出し、そのまま後藤の元へ走ろうとしたのだが、連絡がつかない。騙されたことに気付く。それでも、紅羽は着の身着のままに飛び出す。
お金の持ち合わせはほとんどない中、一人暮らしを始める。カフェのバイトも始めて不自由か暮らしではあるが、心が解放され生き生きとしていく。
そんな中、バイトをしていると怪しい女が現れた。不審に思った紅羽は、その女に声をかけると手には刃物。狙っている相手は、客としてきていた俳優の天野湊。そんな彼の立場など知るよしもない紅羽だが、身を呈して彼を助ける。湊は、そんな紅羽に一目惚れ。恋に奥手で鈍感な紅羽は、そんな彼の思いになかなか気付くことはなく……
文字数 81,272
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.04.18
登場人物紹介
ヴィヴィアン・ジュード伯爵令嬢
17歳、長女で爵位はシェーンより低が、ジュード伯爵家には莫大な資産があった。
ドン・ジュード伯爵令息15歳姉であるヴィヴィアンが大好きだ。
シェーン・ロングベルク公爵 25歳
結婚しろと回りは五月蝿いので大富豪、伯爵令嬢と結婚した。
ユリシリーズ・グレープ補佐官23歳
優秀でシェーンに、こき使われている。
コクロイ・ルビーブル伯爵令息18歳
ヴィヴィアンの幼馴染み。
アンジェイ・ドルバン伯爵令息18歳
シェーンの元婚約者。
ルーク・ダルシュール侯爵25歳
嫁の父親が行方不明でシェーン公爵に相談する。
ミランダ・ダルシュール侯爵夫人20歳、父親が行方不明。
ダン・ドリンク侯爵37歳行方不明。
この国のデビット王太子殿下23歳、婚約者ジュリアン・スチール公爵令嬢が居るのにヴィヴィアンの従妹に興味があるようだ。
ジュリアン・スチール公爵令嬢18歳デビット王太子殿下の婚約者。
ヴィヴィアンの従兄弟ヨシアン・スプラット伯爵令息19歳
私と旦那様は婚約前1度お会いしただけで、結婚式は私と旦那様と出席者は無しで式は10分程で終わり今は2人の寝室?のベッドに座っております、旦那様が仰いました。
一度だけだ其れ以上閨を共にするつもりは無いと旦那様に宣言されました。
正直まだ愛情とか、ありませんが旦那様である、この方の言い分は最低ですよね?
文字数 26,397
最終更新日 2024.06.11
登録日 2021.10.02
私が選ばれるはずはない。
だって両親の期待を裏切った出来損ないなのだから。
ずっとそうやって生きてきた。
それなのに、今更...。
今更、その方は私の前に現れた。
期待してはダメ。
縋ってはいけない。
私はもう諦めたのだから。
ある国の片田舎に、異能者の番となる特別な印を持った少女がいた。
しかし、その少女にはいつまで経っても迎えは来なかった。
両親に虐げられ、奴隷にまで落ちた少女は、全てを諦めながら残された人生を生きる。
自分を助けてくれた優しい人達に感謝しながら。
そんなある日、彼女は出会ってしまった。
彼女を切り捨てた美しい番と。
他視点あり
なろうでも連載中
文字数 38,082
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.12
婚約者を責め立て鬱状態へと追い込んだ王太子。
そんな彼の新たな婚約者へと選ばれたグリフォン公爵家の息女アンゼリカ。
彼女は国王と王太子を相手にこう告げる。
「ひとつ条件を呑んで頂けるのでしたら、婚約をお受けしましょう」
※以前の作品『フランチェスカ王女の婿取り』『貴方といると、お茶が不味い』が先の恋愛小説大賞で奨励賞に選ばれました。
これもご投票頂いた皆様のおかげです! 本当にありがとうございました!
文字数 209,276
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.04.12
高校二年生の由衣は、ある日偶然親友の家で、親友の兄、拓哉のオナニーを目撃してしまう。
真面目な優等生に見られていたが、本当はものすごくスケベで性欲の強い由衣は、どうしても我慢できなくなり、拓哉を脅すようにして目の前でのオナニーを要求し、目の前でペニスから溢れるザーメンに痺れるような興奮を覚える。そこから自分の中に隠れていたドロドロとした変態の血が抑えられなくなってしまう由衣。彼ができたばかりで浮気はしないと心に決めているのに、どうしてもあがなえない淫らな性癖に次第に飲み込まれていく。
偶然のきっかけで自分の性癖と向き合おうと動きだしていく少女が、本当の自分を探し、生きがいや自分の将来に悩みながら前に進もうと足掻いてく姿を描く、淫らで心温まる青春変態短編小説。
露骨で卑猥なエロシーン満載ですが、でも心温まる純愛ストーリーです。
全13話完結
文字数 25,436
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.10
共同事業のため、格上の侯爵家に嫁ぐことになったエルマリア。しかし、夫となったレイモンド・フローレンは同じ邸で暮らす男爵令嬢を愛していた。
文字数 21,159
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.05
此処は前世でやった、非常識極まりない難しさの乙女ゲームの世界だわ。
辺境の男爵令嬢にして騎士団事務員のルーキアは、何故かゴリ押し気味に押し付けられた門番業務の最中にそれを思い出す。
しかしルーキアの目の前には、隠しキャラである皇子が彼女が守る門に無理矢理押し入ろうとしている。
己はヒロインではないと自覚した彼女は、直ちに業務を遂行するのだった。
文字数 10,171
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.09
両親がいないが、何の変哲もない姉妹二人で頑張って生活していた。
初めは高齢になる祖父母と生活を共にしていたけれど、負担も減らしたいのもあり、高校入学前に急いで両親が残してくれたマンションに引っ越し頑張っていた。
そんな普通の毎日を過ごす中、自宅でお風呂の準備をしようと脱衣所に入ると、いきなり足が動かなくなった。
慌てて側にあるものにぶつかり大きな音を立て、悲鳴をあげると、妹が飛び込んできた。
脱衣所の床に、サークルのような物が輝き、ズズズっと飲み込まれそうになる。
妹が慌てて私の手を掴み、引き上げようとして…二人ともまま飲み込まれてしまった…
その先は、見知らぬ世界で、妹は…
文字数 180,845
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.01.01
東京の夜、ネオンが輝く街を歩く中、主人公の桜井紗良(さくらい さら)は心地よい疲れを感じていた。彼女は人気ドラマの撮影を終えたばかりで、今夜は久しぶりの自由な時間だ。しかし、その自由も束の間、奇妙な感覚が彼女を襲った。突然、足元がふらつき、視界が暗転する。
目が覚めると、紗良は見知らぬ場所に立っていた。周りを見回すと、そこはまるで中世ヨーロッパのような街並み。石畳の道、木造の家々、そして遠くには壮麗な城が見える。「これは一体…」と呟く紗良。しかし、驚くべきことはそれだけではなかった。近くにいた人々の服装や言葉遣いが、まるで演劇の中にいるかのようだったのだ。
文字数 25,604
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.01
「ベアトリーチェ! 悪辣な所業を働いた貴様との婚約を破棄し、ジュリアマリアと婚約するっ!」
巷で流行の小説のような婚約破棄。甥が婚約者に返り討ちにされるのを見ていた王弟・レナートは、ふとひとりの令嬢に目を止める。王太子の傍らで化けの皮がはがれた令嬢——その姉・フェデリカは、扇の陰でひどく愉しそうに嗤っていた。
「君は何を隠している?」
王弟殿下の興味から、ヒロインの姉は逃れられるのか。
腹黒二人が送る異世界ファンタジー。
文字数 38,349
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.26
公爵令嬢であるマリアナ・ワットソンは、招かれた第3王子の誕生日パーティで奇妙な言動の者達と知り合った。
「どうせあんたも転生者なんでしょ」
「はー、萎えるわあ」
珍妙な言葉遣いの者たちにも、公爵令嬢としての振る舞いは崩してはならない。手に持った扇を閉じたまま「ご機嫌よう、今宵は我らが誇る国の太陽、アルフレッド様の誕生日ですね。ところであなた方、家名は?」と若干上から目線に聞く。
すると、珍妙な言動をしていた者達の顔が強張った。
「……エクラブって、言葉に…聞き覚えは……?」
「エクラブ?聞いたことのない家名ですね。おかしいわ、まさか軍上がりの成金かしら」
嘲笑うように目元を歪めると、会場中に大声が響き渡った。
「本物だーーーーー!!!!!!」
文字数 8,691
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.04.02
12歳になる少女マリィ。幼少の頃から好意を抱いていた王子との婚約で幸せを掴んだはずだった。絶望が襲い、倒れ伏した王子に寄り添う少女の前に現れたのは、黒い翼を持った一途な悪魔だった。
—————
眠りについたまま
死んで行く君
終わらぬ夜の中
ひとりの私
命を救うため
花の雫探してる
私の耳元に
悪魔が囁くのよ
「いつまでも そんなこと
してたって 無駄だよ
そんなもの この城に
在りはしない
目が覚める その日まで
朝だって 隠れた
僕のこの 手を取って
二人きり 踊りましょう」
頬を伝わる涙
時計の針は進む
背中から差し出された
その手は優しそうで
世界を這うように
あちらこちらを探した
私の耳元に
悪魔は囁いたの
「ホントはね その身体
冷えきって 心配さ
このスープ 少しでも
飲んでおくれ
ひとりきり つらいのは
僕だって 同じだ
僕のこの 腕の中
二人して 眠りましょう」
止まらない涙
時計は進み続ける
どんな言葉でも
振り返りたくはないの
君の手を握る
まるでそれは懺悔のよう
──私の心は
変わらず君のその側に──
遠くで鐘の音が
鳴った気がした
文字数 94,711
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.04.24
「やってられん、マジでやってられん」
聖女アリーチャは記憶を持たぬままいずこからかハモイロン王国に召喚され、魔王を倒し、そして悪女として追放された。王子の暴走があったため、また魔王のいない世界で聖女は不必要という理屈からだ。アリーチャは戦争奴隷一人を供とし、そしてハモイロンを去った。しかし聖女アリーチャの去ったハモイロンは、気候変動と再び現れた魔王に悩まされるのだった。
文字数 6,050
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.11
文字数 855
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.06.11
突然の婚約破棄をしてきた王太子アラダール・セドリックにはあるとても苦手なものがありました。それを知っていた私は城の地下牢に監禁してそれをたくさん味合わせることにしたのでした。
文字数 48,881
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.04.29
ハッサム男爵家令嬢リリアーナ・ラーナは、初恋の相手である年上の幼馴染みロナルド男爵ザカリス・メイジャーのことが大好き過ぎて諦めきれず、毎日、情熱的に愛を伝えている。
だがザカリスは、リリアーナのそんな重い愛に辟易し、素っ気ない態度。別の女性と浮き名を流している。
それまでのリリアーナといえば、内気でこっそりとザカリスを慕う乙女だった。
彼女を変えたのは、ザカリスが遊んだ女性に命を狙われる事件が発生したこと。
彼は撃たれて、それを庇ったリリアーナも巻き添えで命を落としてしまう。
「嘘でしょ? 」
意識を取り戻したリリアーナは、何故か彼が撃たれる三カ月前に時間が戻っていた。
リリアーナは決意した。
絶対にザカリスを死なせはしないと。
そのために、ザカリスを誘惑して他の女性に見向きさせないと。
R18には※をしています。
文字数 64,651
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.31
2024年4月29日に完結した『プラグマ』の続編です。波乱に満ちた登場人物のその後を描いた作品ですので是非『プラグマ』もご覧になってみて下さい。
《プラグマとは、困難を耐え抜き時間をかけて成熟した愛のこと》
罪に問われた裕二が刑務所に入りスミとの離婚は成立した。
シュンと結婚の約束をし、お互いの家族との交流が始まったが、シュンの継母とスミの母親との間には意外な関係があった。
過去にこの2人には一体何があったのか…?
平穏な生活を待ち望んでいるシュンとスミに更なる試練が…。
文字数 60,130
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.07
私、クラウディア・リュカ・クロスローズは、子供の頃に倒れて、前世が柏樹深緒という日本人だったことを思い出した。そして、クラウディアとして一度生きた記憶があることも。
だけど、私、誰かに剣で胸を貫かれて死んでる??
「このままだと、私、殺されるの!?」
このまま死んでたまるか!絶対に運命を変えてやる!と、持ち前の根性で周囲を巻き込みながら運命回避のために色々と行動を始めた。
まず剣術を習って、魔道具も作って、ポーションも作っちゃえ!そうそう、日本食も食べたいから日本食が食べられるレストランも作ろうかな?
死ぬ予定の年齢まであと何年?まだあるよね?
姿を隠して振舞っていたら、どうやらモテ期到来??だけど、私……生きられるかわかんないから、お一人様で過ごしたいかな?
でも、結局私を殺したのって誰だろう。知り合い?それとも…
※ ゆる~い設定です。
※ あれ?と思っても温かい心でスルーしてください。
※ 前半はちょっとのんびり進みます。
※ 誤字脱字は気を付けてますが、温かい目で…よろしくお願いします。
文字数 86,940
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.11
年齢差、17歳。
子ども扱いしてくる彼女のハートを射止めることはできるのか?初恋に翻弄されるアイドル、その運命やいかに。
※序盤は穏やかですが、ストーリーが進行するにつれ過激なシーンが出てきます。ご注意ください。
キャラクターが多いので、目次の「登場人物」内にある索引をぜひご活用ください。
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
▷あらすじ
家事代行サービスのスタッフとして働くチカルは、恋人の浮気癖に悩まされながらもそれなりに平穏な日々を送っていた。
39歳を目前にしたある日、彼女に大きな仕事が舞い込んでくる。スタッフ歴8年目にして初めて、芸能人宅での作業を任されたのだ。
担当する部屋の主は、抜群の歌唱力と高いダンススキルに定評がある5人組アイドルグループ「UR・RAD」のタビト。その美貌から繰り出される甘い言葉、艶然たる笑みでファンを虜にする絶対的エースである。
タビトは剛毅木訥な人柄のチカルに惹かれ熱い想いを寄せるようになるが、一方のチカルは22歳の若者など眼中にない。
しかし彼はあきらめず、チカルの気を引こうとさまざまな手段に出る。
前時代的な風習にとらわれながら生きるチカルと、先進的な思想をもって現代を生きるタビト――17歳という年齢差がもたらす価値観のズレや考え方の違いを乗り越えて、ふたりはすこしずつ距離を縮めていく。
ファンのことだけを考え、アイドルとして生きてきたタビトの「初恋」がもたらす葛藤。
恋人の裏切りにあいながらも別れを選べず、胸の奥に深く根付く「愛」に苦しみ続けるチカル。
彼らの行く末は果たして……
文字数 142,149
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.01
会社員の神永ナツキは、会社からの帰りに、いつもの居酒屋で呑んでいた。そして隣に座っていた手品師だという青年に、「酒の肴に」と話を振られる。最終的に酔い潰れてしまった青年を、ナツキは家で介抱すると言い、居酒屋の大将に呆れられながらも、青年を担ぎ家に帰って、言葉通りのことをして、翌朝。
「──僕、本当は手品師じゃなくて、魔法使いなんです」
起きてきた青年は、そんなことを言ってきた。
文字数 99,976
最終更新日 2024.06.11
登録日 2023.05.11