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1
「正妃は彼女にする。お前は側妃で我慢しろ」と言われました――お断りしたら、隣国の皇帝陛下に「妃は君ひとりでいい」と求婚されました
「正妃は彼女にする。お前は側妃で我慢しろ」
八年間、王太子の婚約者として尽くしてきたアイリス。
彼女の頭に合わせて作られた冠は、目の前で別の女性へ渡された。
それでも側妃として残り、新しい正妃を支えろという。
王太子が信じているのは、彼女が王家との縁を捨てられないこと。
不名誉な死を遂げた父への恩赦を望む限り、最後には折れるはずだと。
「側妃には、なりません」
婚約を終え、父の過去も自分で確かめると決めた彼女が出会ったのは、隣国の皇帝マティアスだった。
人の声を聞き、その人の名を大切にする皇帝。
父のためでも、仕事のためでもなく、ただ「君と踊りたい」と手を離さない。
次は、自分から会いに行きたい。
この人の手を取りたい。
誰かの役に立つためではなく、わたくしが、この人の妻になりたい。
「妃は君ひとりでいい」
唯一の伴侶として望まれる恋が育つ一方、王太子たちはまだ、彼女の忠誠を当てにしていた。
けれど、最後に差し出された恩情を受け取るつもりは、もうない。
悪縁を自ら断ち、父の名と自分の人生を取り戻す反撃。
求婚から婚礼、結婚後も互いを独り占めしたい二人の幸福まで描く、独立完結の異世界溺愛ロマンス。
2
次期王太子妃の座はお返しいたします
幼い頃から王妃教育を受けてきた公爵令嬢セシル。
王太子ルイスと婚約を結んでからというもの、彼の仕事を陰で支え続け、その評判をつなぎ止めてきた。
けれどルイスの心は、子爵令嬢ロザリーに向いていた。
手柄はルイスのものに、居場所はロザリーのものにされ、それでもセシルは何も言わずに務めを果たしてきた。
しかしある日、ルイスは悪びれもせずに告げる。
「君とは子どもを作らない。世継ぎはロザリーに産んでもらう。君は務めだけ果たしてくれればいい」
そしてその日、セシルは婚約を終わらせると決めた。
3
花嫁の席も侯爵家の仕事もお返しします。
「君の代わりは彼女がする」
婚約者のロアン侯爵にそう告げられた夜、リゼの席には別の令嬢の名前が置かれていた。
二年間、宴の支度も、布の調達も、支払いの調整も。
「未来の侯爵夫人なのだから」と、報酬もなく引き受けてきた。
けれど、花嫁の席まで譲れというのなら――。
「では、私の仕事もすべて、彼女に」
引継ぎを済ませ、母から受け継いだ小さな白糸工房へ戻ったリゼ。
そこで出会ったオルセン公爵セオは、彼女の仕事に正当な対価を払い、できないことには「できない」と言っていいと教えてくれる。
仕事を離れた食卓。自分で選ぶ服。会いたいから会いに行く約束。
役に立たなければ居場所はないと思っていたリゼの日々に、少しずつ、優しい恋が芽生えていく。
一方、彼女の仕事を「誰にでもできる」と切り捨てた侯爵家では、華やかな暮らしの裏側が綻び始めていた。
今さら戻れと言われても、あの席には座りません。
私が望む居場所は、私が選びます。
尽くすばかりだった令嬢が、仕事も誇りも手放さず、大切にされる幸せを知る恋の物語。
4
何度殺したって、許せない〜幼馴染の女を庇う夫はもう要りません〜
「彼女も悪気はなかったと言っている。子供のことは残念だが、また作ればいいだろう」
そう言って幼馴染の女を擁護した夫。マリアは、何度殺したって足りないと思った。
さらに女は、夫と過ごした一夜で妊娠したと告げる。
そしてマリアは、夫、オスカーにある選択を迫った。
「彼女を身一つで追い出すか、私と離縁するか、どちらか選んでください」
オスカーが愛しているのは美しく聡明なマリアだ。だが、妊娠しているという幼馴染を追い出す意気地も無く、泣く泣く離縁を選んだ夫だったが…。
「僕が悪かった…! 頼む、この通りだ。戻ってきてくれ…!」
「一度死んでから出直してくださいますか?」
※以前投稿していた作品を加筆修正しております。
5
公爵令嬢は、婚約者を諦めることにした
公爵令嬢アリシアは、婚約者である伯爵子息のリアムを熱烈に愛していた。
6歳の頃。
社交界プレデビューのお茶会で、リアムを目にしたその瞬間から。
「お父様お願い! あの子が良いの!」
そう父を強く説得し、初恋を実らせたアリシア。
このまま順調に学生生活を送り、結婚して幸せな家庭を築く――はずだった。
ある日アリシアは空き教室で、彼が友人たちに愚痴を零す姿を目にしてしまう。
「婚約は仕方なくだったんだ。彼女の方が身分も高いし」
「本当は婚約したくなかった、もっと自由に生きたかった」
「父に強要されていなければ、今頃はもっと」
そんな彼の傍には、寄り添うようにして一人の女子生徒が。
「リアム様かわいそぉ。私だったら絶対そんなことしないのに」
瞬間、アリシアの心は急速に冷えていった。
そうか。
そうだったのね。
好きだったのは、結婚したかったのは私だけだったのね。
だったら、お望み通りあなたのこと諦めて差し上げますわ。
それからリアムの教室に顔を出すのをやめ、食事も友人たちと取り、
趣味に勤しみ、王太子や幼馴染など色んな人たちと関わり始めるアリシア。
すべてはリアムが望んでいたことだったはずだが、
なぜか彼の様子はだんだんとおかしくなり始め――。
6
【完結】私が死んだ日、家族はようやく真実を知った
父にも母にも、実の兄にも、婚約者にも信じてもらえなかった公爵令嬢エリシュカ。
すべては、愛らしい妹ズザナの嘘と策略によるものだった。
身に覚えのない罪で家族から勘当され、婚約まで破棄されたエリシュカは、絶望の末に国を去る。そして、死んだものとして扱われることになった。だが、彼女を失った家族は、やがて自分たちがどれほど愚かだったかを知ることになる。
一方、エリシュカは北の公爵ラドミールに救われ、初めて自分を信じ、愛してくれる人と出会っていた。
今さら謝られても、もう遅い。
これは、愛を失った令嬢が本当の幸せを手に入れ、彼女を裏切った者たちが後悔する物語。
7
【完結】悲しみは、もう止まりました
侯爵令嬢クラリスは、婚約者エドガーが大好きだった。
エドガーも、クラリスほどではないものの、彼女に好意を寄せていた。
留学から帰国した親友ヴィオレットを紹介するまでは。
ひと目で惹かれ合った二人。
次第に離れていく婚約者の心。
そして、親友から告げられた「あの人と別れて」という言葉。
婚約者は何も言わない。
悲しくないはずがない。
傷つかないはずがない。
けれど、私は侯爵令嬢。
恋心は奪われても、誇りまで奪わせるつもりはない。
羽化した侯爵令嬢が手を取ったのは……?
8
妹を選んだ夫へ。私は母の家に帰ります
結婚三周年の食卓で、夫の隣に座っていたのは妹だった。その胸には、亡き母の首飾りまで掛かっている。
「君より似合うから、今夜くらい貸してやればいい」
首飾りを取り戻し、離縁を申し出たエレナ。夫は署名を拒み、屋敷の馬車を使うことさえ許さなかった。
エレナは結婚指輪を旅費に替え、母の故郷へ向かう。
祖母の家は、もう売られた。そう聞かされていたのに、懐かしい玄関で家政婦が告げた。
「ここは、あなたのお家ですよ」
夫に隠されていた相続の知らせ。そして、祖母の机に残された、エレナの筆跡の手紙。
――もう会いたくありません。
そんな手紙を書いた覚えはない。
家と財産を取り戻すために動き始めたエレナは、幼い頃、この庭で一緒に遊んだユリウスと再会する。
9
婚約破棄されたので実家の薬草園に帰ります ~騎士団の皆さま、ポーションの在庫が切れても私は知りません~
「……では、来月からの騎士団のポーションは、どなたが作るのですか?」
王宮の夜会で、王太子から「薬臭い地味な女はいらない」と婚約破棄を告げられた伯爵令嬢エルシア。
彼女が真っ先に口にしたのは、自分のことではなく、騎士たちの薬の心配だった。
三年間、婚約者の務めとして騎士団にポーションを無償で納めてきたエルシア。
後任に「癒しの聖女」を名乗る男爵令嬢が名乗りを上げたため、彼女は実家の薬草園へ帰ることにする。
ところが、聖女の作った薬はまったく効かず、騎士団は大混乱。
やがて薬草園の門の前に、無口で強面と恐れられる騎士団長が現れ――深々と頭を下げた。
彼が三年間、肌身離さず持ち続けていたもの。
それは、エルシアが薬瓶にそっと挟んでいた、「ご無事で」と書かれた小さな紙片だった。
薬師令嬢と不器用な騎士団長の、じれじれ溺愛とざまぁの物語。
毎日更新します。
10
「北の女は泣かないんだろう?」と夫に言われたので、離縁状を置いて泣ける場所へ行きます
「北の女は泣かないんだろう?」
結婚して三年の記念日。熱を隠して夫との約束を待っていた伯爵夫人リンネアは、幼馴染の発作に呼ばれた夫に、記念日の焼き菓子まで見舞いに持っていかれた。
その言葉を背中で聞くのは、三度目。
リンネアは離縁状を書いて、下町の施療院へ向かう。
「座って。……座ってください」
そこには、二年半前の雨の夜と同じ声があった。
※夫はあとからしっかり後悔します/ハッピーエンド
※全61話・完結まで毎日更新
動画版も10/23の20時より配信開始します。
ペンネームと同名義のYouTube にて視聴できますので、ぜひ遊びに来てくださいね。
(絵と声を生成AIを使って作っています。楽しんでいただける内容だと思っていますが、抵抗のある方にはおすすめできません。)
更新のお知らせは X でしています。
11
幼なじみを優先するのは当然だと殿下に教わりましたので、素直に実行しております
「病弱な幼なじみを優先するのは当然だろう」
婚約者の第二王子アルベルトに、またしても約束を破られた侯爵令嬢エレナ。
けれど、おっとり者の彼女は怒るどころか、目を輝かせて納得した。
「なるほど、それが王族の常識なのですね!」
そういえば、私にも幼い頃に病弱だった幼なじみがいる。今や王国屈指の宮廷魔術師となったルカだ。
殿下に教わった通り、これからはルカを優先しよう――。
焼き菓子を手に、にこにこと研究室へ通い始めたエレナ。悪意はひとかけらもない。
けれどなぜか殿下は青ざめ、社交界には妙な噂が広がり、ルカはなぜか頭を抱えていて……?
素直すぎる天然令嬢が、殿下の「教え」を守っていたら無自覚にざまぁしてしまう、両片思いの溺愛ラブストーリー。
ハッピーエンドです。
完結保証 最終話まで執筆済みです。
12
「お前がいると邪魔なんだ」と夫は妊娠した妻を屋根裏に閉じ込めた――三ヶ月後、屋敷で怪異が始まる
「お前がいると邪魔なんだ」
待ち望んでいた妊娠を夫アーバンに告げたコーデリアは、突然、屋敷の屋根裏に閉じ込められてしまう。
なぜ夫がこんなことをするのか。何度助けを求めても、扉は開かない。
それから三ヶ月。
妻が行方不明になったと届け出ていたアーバンは、愛人ルシルと生まれたばかりの息子を屋敷に迎え入れた。
妻の寝室も、衣装も、宝石も、これからは愛人のもの。
ところが、屋敷では奇妙な出来事が起こり始める。
片づけたはずの妻の持ち物が戻り、夜中には誰もいない廊下から足音が聞こえる。
そしてある朝、寝室の鏡に赤い文字が現れた。
「ここは私の寝室です」
妻は本当にどこへ消えたのか……
※初日以外は12時・22時更新となります。
13
全てを許した令嬢が許さなかった時
【全文執筆済み 完結保証】
魔力をステータスとするのに他人の魔力を嫌悪する歪な世界
ノルディリア王国の公爵令嬢のクロエ・アイゼンベルクは身体に魔力を流し、他人から嫌悪されながらも愛する人のために治療を続けていた。
だが、彼女の心は崩壊寸前――。
そして治療開始から約五年後――。
全てが終わり、自分を虐げてきた愛していた人や家族の心も戻ってきた。
もう全ていりません。
なぜ、私に構うのですか?
ええ、許しますよ。だから放っておいて。
後悔してももう遅い。
そして遅いのは彼や家族だけでなく、まだ大丈夫だと奢っていた彼女の『番』もそうだった――。
全てを許してきた令嬢が全てを捨てて、自分の意思で未来を選ぶハッピーエンドのお話です。
※序盤はシリアスですが、物語が進むにつれてコメディ要素が強くなります
※元鞘ではありませんが、後悔した男性とのお話になるので、読む方によっては元鞘感を感じるかもしれません
※R15は若干の暴力描写があるためのものです
※創作ゆえのご都合な部分もあります
14
夫から三十年も放置されましたので、お飾りの妻は平気です~今さら愛されても困ります~
王妃マデリーンは今日も夫である国王の訪れを待ち続ける。
来るはずがないと、心のどこかでわかっていながら。
夫の傍をうろつく女たちに嫉妬し、激しい嫌がらせをした。
悪行の限りを尽くしたマデリーンに愛想を尽かした夫は、彼女を毛嫌いし、他に女を作った。
マデリーンは指一本触れられることなく放置され続けた。
誰からも顧みられることなく、気付けば三十年もの時間が流れていた。
「――どうして、私はこんなふうになってしまったんだろう」
過去を悔い、目を閉じると結婚したばかりの三十年前に時が戻っていた。
次こそ間違えたりしない。
夫に愛されるためではなく、自分のために生きる。
悪女は改心し、贖罪を始める。
旦那様、今になって本当の気持ちに気付いたとか言ってますけど私にかまわないでください!
15
誕生日に「妹を愛している」と婚約破棄されましたので、贈り物係も辞めます ~公爵様が欲しいのは、わたし自身だそうです~
二十歳の誕生日、伯爵令嬢ロゼリアは「妹を愛している」と婚約破棄された。
なのに、貴族への贈り物の手配は続けろという。
「もう婚約者ではありませんので、お引き受けしません」
無償の贈り物係を辞め、自分の仕事を選んだ彼女。
そんなロゼリアに、アーヴィン公爵は「好きな花」を尋ねてくれた。
誰かのために選ぶばかりだった日々が、大切にされる毎日に変わっていく。
一方、彼女の気配りを失った元婚約者たちは、次第に困り始めて――。
不遇な令嬢が仕事と一途な恋を手に入れる、婚約破棄から始まる逆転溺愛物語。
16
花嫁の代わりはいくらでもいるそうなので、あなたの結婚式には出席しません
「花嫁が替わるだけですもの。式の支度は続けてちょうだい」
婚約披露の席で、私の椅子に座っていたのは別の令嬢でした。
その首には、亡き母の真珠まで。
三年間、侯爵家の宴も婚礼も整えてきたネリシェ。
婚約者に捨てられ、それでも無償で働けと言われた彼女は、引継ぎを終え、今度こそ屋敷を出る。
母の形見と、自分の未来を連れて。
雨の日に出会ったのは、三度も縁談を断ったという冷徹な公爵。
けれど彼が尋ねたのは、家柄でも、持参金でもなかった。
「何を食べたい?」
誰かの望みばかり叶えてきた彼女には、それがいちばん難しい質問だった。
一方、残された侯爵家では、豪華な婚礼の支度が次々と行き詰まる。
安く済んだ買物も、当然だった信用も、奪ったつもりの婚資も――本当に、あなたたちのものだったのでしょうか。
もう、戻る席はいりません。
私が座りたいのは、私の望みを待ってくれる人の隣です。
婚約破棄から始まる、恋と独立、そして何度でも訪れる因果応報の物語。
17
「嫁は家族ではない」と夫が言い、肖像画の私の場所に従妹が立ったので、離縁します
「嫁は家族ではないのよ。家族の肖像画には、血のつながった者だけが立つものなの」
結婚して三年目の秋。伯爵家の新しい肖像画の最後の通しで、義母はそう言って、夫の隣の私の場所に、夫の従妹ザビーネを立たせた。夫のディートマーは頷き、画家に、私の描かれていた顔を削らせた。
「代金は、いつものように君の持参金の利息から頼むよ。一門の集いの支度もね」
両親を亡くし、家族が欲しくて嫁いだ三年間。私は、家族ではなかったらしい。
その夜、私は一門の本家の公爵閣下へ、離縁の願い書を書いた。
本家に身を預けた私を迎えたのは、一門から「出戻り」と遠ざけられてきた大叔母様と、食卓に置かれた、私の名前の札の付いた椅子。そして、なぜか私の好きなお茶を知っている、本家の当主ユストゥス様だった。
一方、私のいなくなった伯爵家では、月の初めの払いが止まり、仕立屋と画家が残金を求めて門を叩きはじめる。
新しい肖像画が一門の間に掛けられる集いの日まで、あと二十四日。
18
「家政婦以下」と言われた39歳主婦、婚約破棄された令嬢になったので遠慮なく言い返します 〜ついでに向こうの夫にも言い返させます〜
「お前さ、家政婦以下だよな」
結婚十五年。夫と姑に言いたいことを全部飲み込んできた主婦・杉本朋子(39)は、ある夜、台所で倒れた。
目を覚ますと、そこは異世界の伯爵家。朋子が入っていたのは、十八歳の令嬢ロザリーの体だった。
流れ込んできたのは、ロザリーの最後の記憶。夜会の真ん中で、婚約者の公爵令息に嘘の罪を着せられ、婚約を破棄された。誰ひとり庇ってくれなかった。そしてその夜、ロザリーは自ら命を絶とうとした――。
なのに公爵家から届いた手紙には、こう書かれていた。
「同情を引くための狂言であろう。名誉を傷つけた詫びとして、領地の採掘権を差し出されたし」
……ふざけないで。
十五年、何を言われても我慢してきた。でも、これだけは飲み込まない。
嘘泣きの浮気相手には日時と証拠を。見栄っ張りの公爵夫人には、姑歴十五年の切り返しを。この子をここまで追い詰めた全員に、遠慮なく言い返してやる。
その反撃に、笑わないはずの皮肉屋の宰相補佐アルベールまで、なぜか目を離せなくなって――。
19
「子も産めない妻」と夜会で笑われましたが、原因は夫のほうです。離縁したら、五歳の公女さまが「じゃあ、わたしのお母さまね」と離してくれません
「子も産めない妻を連れて歩くのは、骨が折れますよ」王宮の夜会で、夫は皆の前でそう笑った。伯爵夫人オランプは七年間、夫の家の社交を手紙で支えてきた。子ができない本当の理由も、三年前から知っている。それでも黙って笑ってきたのは、夫の名を守るためだった。けれど夫は、愛人の子を妻の子として届けろと言い出す。オランプは支えを静かに引き上げ、離縁を決める。王宮の回廊で出会った五歳の公女ファニーは「じゃあ、わたしのお母さまね」と、彼女の手を離さない。元の鞘には戻りません。全六話。
20
【完結】前の奥様のお部屋には入りません。形だけの後妻で構いませんので、どうぞ皆さまでお好きに偲んでくださいませ
「前の妻の部屋には入るな。君に求めるのは、伯爵夫人という形だけだ」
嫁いだ日、旦那様はそう仰いました。
侍女頭は止めたままの時計の前で「前の奥様なら」と繰り返し、お義母様は優しく微笑みながら、姪御さんのお話ばかりなさいます。
ええ、構いません。前の奥様のお部屋に入るつもりもございません。
ただ、七つになるお嬢様だけが、毎晩こっそり本を抱えて私の部屋へやって来ます。
「お母様の本。読んで」
その余白には、前の奥様が誰にも言えなかったことが綴られていました。花壇をなくすように言われた日。抱いた娘を、返してもらえなかった日々。
私は何も申しません。お父様に読んでさしあげると決めたのは、お嬢様ですから。
止まった時計が動きだす朝、このお屋敷でいちばん青ざめるのは、どなたでしょうね。
21
一度で充分です
一人は、次はないと思った。
一人は、次こそはと思った。
一人は、次があると思った。
前の人生で、彼女は夫を愛していた。
夫もまた、彼女を愛していた。
――はずだった。
けれど、夫の幼馴染の存在によって少しずつ二人の関係は壊れ、最後には夫からも疎まれて、彼女はひとり死んだ。
そして目を覚ますと、まだ夫と出会う前の学園時代に戻っていた。
あれは夢だったのかもしれない。
それでも彼女は思う。
「あんな男、いる?」
――いらない。
一度で充分。
二回目の女。
百八回目の女。
そして、五回目の男。
三人の人生が始まる
22
【完結】毎夜、幼馴染の元へ通う夫へ。完璧な妻の仮面は返上いたします
【祝】HOTランキングランクイン!たくさんの応援ありがとうございます!
社交界で「理想の夫婦」と称えられるグランヴェル伯爵夫妻。だが実態は、毎夜幼馴染の愛人の元へ通う夫レオナルドと、一人冷たいベッドで眠るアメリアの「白い結婚」だった。
愛人に金品を貢ぎ、妻を「冷たい飾り」と見下す夫。しかし彼は知らなかった。己が誇る「優秀な領地経営」を担っていたのが、アメリアの頭脳だったことを――。
限界を迎えたアメリアの知的な罠が弾ける時、偽りの夫と愛人に完膚なきまでの絶望が襲いかかる!
※ハッピーエンド保障
※全5話完結しました
23
捨てられ妻ですが、ひねくれ伯爵と愛され家族を作ります
旧題:三原色の世界で
魔力が色として現れる異世界に転生したイリーゼ。前世の知識はあるものの、転生チートはなく、そもそも魔力はあっても魔法が存在しない。ならばと、前世の鬱屈した思いを糧に努力を続け、望んだ人生を手にしたはずのイリーゼだった。しかし、その人生は一夜にしてひっくり返ってしまう。夫に離縁され復讐を誓ったイリーゼは、夫の従兄弟である伯爵を巻き込んで賭けにでた。
シリアス―★★★★☆
コメディ―★☆☆☆☆
ラブ♡♡―★★★☆☆
ざまぁ∀―★★★☆☆
※離婚、妊娠、出産の表現があります。
24
夫の拷問で死んだ私、悪役令嬢ルートに入りました!~今世は私がヒロインのようです~
*タイトル変更しました。
大幅改稿しました。
愛していた、彼のことを。
―――でも彼が愛したのは別の女性。
彼女を殺害しようとした罪で、私は捕らえられ、激しい拷問を受けた。紛れもない、愛する彼の手によって。
そのまま凄惨な拷問で命を落とした私は、彼と結婚する前に時が戻っていた。
しかし、前世と違うことが一つ。
どうやら今世は私がヒロインの悪役令嬢ルートのようだ。
25
『屋敷のものには触れるな』と言われたので、白い結婚の三年間、何にも触れずに屋敷ごと買い取りました
「この屋敷のものには、一切触れるな」
初夜に、夫はそう言いました。白い結婚。夫の愛人は、幼馴染。
私は、頷きました。
「承知しました。一切、触れません」
扉は侍女に開けてもらい、椅子は持参のスツール、台所の匙にも触れない。三年間、本当に何にも触れなかった私は、その間に、夫の借金の証文を、一枚ずつ買い集めていました。
三周年の夜。夫が離縁を告げた、その日。
私は、静かに言いました。
「この屋敷は、いまから私のものです。……屋敷のものには、触れずにお持ち出しください」
26
死に戻ってご都合側妃になった私が、幸せな愛され正妃になるまで
シャロン侯爵家の令嬢アウレリアは、王太子ジョセフの婚約者。学園卒業後、彼の正妃となる予定だったが、卒業記念の祝賀会でジョセフから「ダーナ・ブラント子爵令嬢を正妃とし、アウレリアは側妃にする」と宣言される。さらに王妃までもがそれを後押しする中、アウレリアは高い志を貫くため、側妃となることを断固拒否した。
その後、予定通りジョセフの正妃となったアウレリア。しかし結婚直後から命を狙われるようになり、そのたびに彼女を庇った者たちが命を落としていく。
やがて大切な侍女までもが犠牲となり、アウレリア自身もまた、命を落とした。
次に目を覚ました時には、なぜか六歳の頃の自分に戻っていたアウレリア。
混乱しつつも、自分が狙われた理由は正妃となったことにあると悟っていたアウレリアは、「大切な人たちを死なせるくらいなら、側妃として生き、その中で自分にできることをしよう」と決意する。そして二度目の人生ではあの祝賀会で、自ら側妃になることを受け入れた。
側妃となったアウレリアに与えられた住まいは、かつて疫病により当時の側妃たちが命を落として以来使われなくなった、通称“呪いの離宮”。
アウレリアは誰も寄り付かぬその離宮を住みやすく整え、公務の拠点とし、暮らしはじめる。
そんな彼女の護衛騎士に配属され離宮へ来たのは、前の人生では疎遠になっていたはずの、ある美しい公爵令息で──。
※10万文字に収まらなかったので長編に変更します。
27
自称病弱いとこを優先させ続けた婚約者の末路
令嬢エルアナは、ヴィンセントという婚約者がいた。
しかし彼は虚言癖のあるいとこ、リリアンの嘘に騙されてエルアナとの大切な約束を破り続ける。
「すまない、リリアンが風邪を引いたらしくて……」
エルアナが過労で倒れても、彼はリリアンの元へ走り去る始末。
ついに重大な婚約披露パーティまでも欠席した彼に、エルアナは婚約者への見切りをつけた。
「さようなら、ヴィンセント」
縋りつかれてももう遅いのです。
28
婚約破棄しておいて「他の男に嫁ぐな」ですか?――あなたの上官の騎士団長様は、わたくしにだけ甘すぎます
「僕はヴィオレットと結婚することになった。だから、君との婚約は解くよ」
七年待った婚礼の、ひと月前。
セシルは祝宴の席を別の令嬢に奪われ、婚約を破棄された。
それなのに、元婚約者ユーグは言う。
「ただ、他の男との噂は立てないでくれ」
結婚はしない。けれど、彼女だけは自分を好きなままでいてほしい。
そんな身勝手な期待に、もう付き合うつもりはなかった。
指輪を返し、外套を預かる頼みも断ったセシルが、自分のために踊りたいと望んだ夜。
手を差し出したのは、ユーグの上官に当たる騎士団長レオナールだった。
仕事では迷いなく人を導く彼が、二人きりでは、驚くほど甘い。
朝市でパンを半分にし、並んで馬を走らせ、もっと触れたいと願う。
守られるだけではなく、セシルも自分から彼を誘い、恋を進めていく。
だが、合鍵を返しても、ユーグの干渉は終わらない。
かつて助けた恩と「心配している」という言葉で彼女の行く先を塞ぎ、ついには騎士の権威まで持ち出して――。
婚約を捨てたあなたの許可は、もう要りません。
わたくしを選ぶ人と、わたくしの望む明日を生きていきます。
悪縁を断ち切る痛快さと、互いを求める甘い恋を描く、独立完結の異世界恋愛。
29
「君の絵は僕の家名で売れた」と離縁されましたが、お客様が指名したのは私でした
【全18話・毎日6話投稿・10月31日完結予定】
「君の絵が売れたのは、僕の家名と人脈のおかげだ」
四年間、ローデン伯爵家で肖像画を描いてきたイザベル。
夫から離縁を告げられた彼女は、下絵と画材を持って実家へ戻った。
元夫は、新しい婚約者と展覧会の準備を始める。
別の画家を迎えれば、これまでどおり注文は入る。そう信じていた。
ところが、伯爵家を訪れた客は言う。
「お願いしたいのは、イザベルさんです」
旧姓に戻った彼女のもとへ、届き始める肖像画の依頼。
絵に厳しく、描く時間を大切にしてくれる画廊主との出会い。
自分の名前で描き、望まれた一枚を届けたい。
イザベルが次の絵へ筆を取る一方、伯爵家の注文帳は埋まらない。
客を呼べたのは自分だと誇っていた元夫は、やがて知ることになる。
客が、誰の絵を見に来ていたのかを。
30
婚約者に平民だと虐げられたので、実家の最強公爵家に帰らせていただきます。
誰もが夫にしたいと夢見る紳士。
富豪で、見目麗しく、伯爵位を持つ品行方正で非の打ち所がない青年。
彼がそう称賛されるようになるまでずっと、婚約者として彼を陰ながら支えてきたクイン。
貧乏な男爵だった彼に劣等感を抱かせない為に、身分を隠し実家の力を借りずにふたりで乗り越えてきたはずだった……
けれど、彼女に待ち受けていたのは「平民の女」だと自分を見下す変わり果てた婚約者と、彼の「初恋の人」との裏切り。
クインは全ての支援を引き上げ、思い出のものを処分し、実家へ戻る決意をするーー。
31
婚約者に「黙っていろ」と言われたので、無口な侯爵と本音で喧嘩します
「披露会では一言も喋るな。君が口を開くと、まとまる話も壊れる」
婚約披露会の直前、伯爵令息ドリアンにそう言い渡されたメルヴィル家の令嬢クラリス。進行表の花嫁の返答欄には、彼女の名前ではなく「代理人」と刷られていた。署名した覚えのない代理申請書が、すでに登録官へ出されていたのだ。
父の借金のために結ばれた婚約。父にまで「黙っていろ」と腕をつかまれ、声を出せずにいたクラリスの前に進み出たのは、宮廷で「無口な侯爵」と呼ばれるレナート・ヴァイスだった。
「私は、その花嫁の返事をまだ聞いていない」
自分の声で婚約の登録を止めたクラリスだったが、助けられ方には納得がいかない。礼と文句を一緒にぶつける彼女に、口数の少ない侯爵はまっすぐに返す。
「君の声が聞きたいからだ」
偽の診断書、借金の即時返済、そして判断能力を疑う訴え。声を奪おうとする人々の前で、クラリスは自分の返事を自分で決めていく。
言葉を惜しむ侯爵と、言いたいことを言い返す令嬢が、本音でぶつかりながら惹かれ合う物語。
32
婚約破棄を告げられた瞬間、会場中が拍手しました。私以外の全員、この日を待っていたそうです【連載版】
「リゼット・オルフェ。君との婚約は、今夜をもって破棄する」
夜会で婚約破棄を告げられた瞬間、会場中から拍手が起きた。
嫌われていると思い込んでいたリゼットは、それを嘲笑だと受け取る。
けれど本当は、会場の全員が、彼女に「ありがとう」を言える日を待っていた。
その夜、リゼットの手元に、三年間届かなかった三百四十二通の手紙が戻ってくる。
今度は自分の名前で、そのすべてに「どういたしまして」を返しに行こう。
不器用な騎士団長を護衛に連れて、功績を奪われ続けた令嬢の、返事の旅が始まる。
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【完結】聖女を火刑にした王国へ、私は二度と祈らない
国を救い続けた聖女エリノアは、愛した王太子と親友の裏切りによって、無実の罪で火刑に処された。だが、炎の中で彼女が捧げた最後の祈りは、神への救いを求めるものではなかった。
「私を裏切った者たちに、相応しい報いを」
死んだはずの聖女は、黒衣をまとって蘇る。
王太子も、親友も、腐敗した教会も、彼女を見捨てた王国も、決して赦さない。そして復讐の果てに明らかになるのは、聖女という存在に隠された、王国最大の禁忌だった。
これは、慈悲深い聖女が復讐の鬼となり、自らの手で運命を覆す物語。
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「妹の代わりに死んできて」と言われた落ちこぼれ令嬢ですが、冷酷公爵様に放置されたので自由に生きることにしました
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皆様のおかげです。ありがとうございます!
子爵家の長女・エルサは、幼い頃から妹のソフィアと差別され、「要らない子」として虐げられて育った。
ある日、恐ろしいと噂される「冷酷公爵」クリスとの縁談が舞い込む。
嫌がる妹の身代わりとして、両親は迷わずエルサを嫁がせることを決める。
「お前が代わりに死んできなさい」
愛されることを最初から諦めているエルサは、拒絶することもなく静かに頷いた。
冷たい公爵邸に到着すると、待っていたのは夫となったクリスの冷ややかな言葉。
「お前を愛することはない。お飾りとして静かにしていろ」
(ええ、わかりました。最初から期待なんてしていませんから)
エルサは怒るでも悲しむでもなく、与えられた小さな部屋で、誰にも邪魔されず穏やかに生きようと決め、お飾り妻としての役割を淡々とこなしていく。
しかし、文句も言わず、何もねだらず、ただ静かに微笑むエルサの姿に、公爵邸の使用人たち、そして冷酷だったはずのクリスの心が少しずつ乱され始めていく。
さらに、エルサが「自分はただの身代わりで、契約が終われば消えるつもり」だと思っていることを知った時――
「頼む、どこにも行かないでくれ……っ!」
冷酷な公爵が地獄のような後悔に苛まれ、必死に追いかけてくることなど、エルサはまだ知る由もなかった。
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政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。
政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。
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悪役令嬢の矜持 婚約破棄、構いません
旧題:ヴィラネス~悪役令嬢の矜持~
婚約者である王太子から婚約破棄をつきつけられたことで、クリスティーナは前世を思いだす。同時に、ここが乙女ゲームの世界で、自分が悪役令嬢に生まれ変わったことを理解した。避けることのできなかった婚約破棄、そこから生じる幾多の困難にも、クリスティーナは自身の力で抗い続ける。例えそれがゲームの主人公に敵対することになろうとも。それが、自分の生きる道だから。やがて、その道の先で、クリスティーナは新たな運命と出会う。
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「君より彼女を愛している」婚約破棄された翌日、隣国から求婚状が届きました
「アリシア。君との婚約を破棄する」
王宮の大広間に、冷たい声が響き渡った。
私は手にしていたワイングラスを静かに置き、目の前の男性を見つめた。
この国の第一王子、エドワード殿下。
そして、私の婚約者だった人。
彼の隣には、淡い桃色のドレスをまとった少女が寄り添っていた。男爵令嬢のリリアーナ。つい半年前まで平民だったという彼女は、潤んだ瞳で私を見上げている。
「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか、殿下」
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「彼女を連れていけ」と、婚約者はわたくしを差し出しました――救い出してくださった辺境伯様に、今度はわたくしから求婚します
旅先の峠で盗賊に襲われたとき、婚約者が守ろうとしたのは、自分自身でした。
「彼女を連れていけ」
身代金目当ての盗賊へ差し出された、伯爵令嬢フィオナ。
それでも生きて帰る機会をつかみ、辺境伯ガレスに救い出されます。
ところが、迎えに来た婚約者は「無事だったのだから」と、彼女に自分の体面を守らせようとして――。
迎えの馬車には乗りません。
あなたとの婚約も、終わりにいたします。
危険なときには迷わず動き、普段はよく笑う辺境伯。
その人と並んで過ごすうち、助けていただいた感謝だけでは説明できない気持ちが育っていく。
会いたい。触れたい。今度はわたくしから、あなたの手を取りたい。
見捨てた男の期待を断ち、次の恋も、結婚相手も、自分で選ぶ。
裏切りから始まる、痛快で甘い異世界恋愛。
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「君を愛することはない」と毎日言われたので、離縁の日だけは聞きに行きませんでした
「君を愛することはない」 夫にそう言われながら、セシリアは一年間、二人分の夕食を用意して待ち続けた。 けれど、婚姻を継続するか決める前夜、夫は最後の約束まで破り、幼なじみと観劇へ出かけてしまう。
翌朝、セシリアは夫の書斎を訪ねず、不更新届を提出した。 慌てて差し出された更新証書にも、もう署名はしない。
私を待たせたあなたを、これ以上待つつもりはありません。 冷遇された妻が離縁を選び、自分の暮らしと新しい恋を手にする。
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玉の輿婚で誓いの言葉の時、新郎がきっぱりと「愛していない」と言い放った〜それなら結構です。わたくしから婚姻をお断りいたします〜
タイトル通りです。
落ちぶれた伯爵令嬢のもとに名門公爵家からの縁談が舞い込んだのは半年前のこと。
いつか愛し愛される夫婦になることを夢見て祭壇に上がったミルフィーユに新郎が残酷な一言を言い放つ。