ライト文芸 音楽 小説一覧
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1
静かな大学院生は、夜に深く崩れる
博士課程最後の年。
研究、就職活動、音楽、そして誰にも見せてこなかった自分の欲望。
田中さくらは、積み重なった疲れと孤独の先で、自分の身体が思いがけず深いところまで反応してしまうことを知る。
一人きりの夜に、自分を甘やかすようにほどいていく時間。
セッションで出会った後輩との、音楽から始まる危うい距離。
泣きじゃくる後輩を抱いて眠るはずだった、出張先のホテルの夜。
妹から女としての生き方の違いを突き付けられる日。
女として求められることを理解しなければならないことへの直面。
そして、与え、与えられることを理解した、かけがえのない甘いひと時。
知的で生真面目な女性が、羞恥と理性を抱えたまま、少しずつ「自分がどう欲しているのか」を知っていく。
女性同士の親密さと、自分自身を受け入れていく官能を描くシリーズ。
2
スルドの声(嚶鳴2) terceira homenagem
何かを諦めて。
代わりに得たもの。
色部誉にとってそれは、『サンバ』という音楽で使用する打楽器、『スルド』だった。
大学進学を機に入ったサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』で、入会早々に大きな企画を成功させた誉。
かつて、心血を注ぎ、寝食を忘れて取り組んでいたバレエの世界では、一度たりとも届くことのなかった栄光。
どれだけの人に支えられていても。
コンクールの舞台上ではひとり。
ひとりで戦い、他者を押し退け、限られた席に座る。
そのような世界には適性のなかった誉は、サンバの世界で知ることになる。
誉は多くの人に支えられていることを。
多くの人が、誉のやろうとしている企画を助けに来てくれた。
成功を収めた企画の発起人という栄誉を手に入れた誉。
誉の周りには、新たに人が集まってくる。
それは、誉の世界を広げるはずだ。
広がる世界が、良いか悪いかはともかくとして。
3
スルドの声(嚶鳴) terceira homenagem
大学生となった誉。
慣れないひとり暮らしは想像以上に大変で。
想像もできなかったこともあったりして。
周囲に助けられながら、どうにか新生活が軌道に乗り始めて。
誉は受験以降休んでいたスルドを再開したいと思った。
スルド。
それはサンバで使用する打楽器のひとつ。
嘗て。
何も。その手には何も無いと思い知った時。
何もかもを諦め。
無為な日々を送っていた誉は、ある日偶然サンバパレードを目にした。
唯一でも随一でなくても。
主役なんかでなくても。
多数の中の一人に過ぎなかったとしても。
それでも、パレードの演者ひとりひとりが欠かせない存在に見えた。
気づけば誉は、サンバ隊の一員としてスルドという大太鼓を演奏していた。
スルドを再開しようと決めた誉は、近隣でスルドを演奏できる場を探していた。そこで、ひとりのスルド奏者の存在を知る。
配信動画の中でスルドを演奏していた彼女は、打楽器隊の中にあっては多数のパーツの中のひとつであるスルド奏者でありながら、脇役や添え物などとは思えない輝きを放っていた。
過去、身を置いていた世界にて、将来を嘱望されるトップランナーでありながら、終ぞ栄光を掴むことのなかった誉。
自分には必要ないと思っていた。
それは。届かないという現実をもう見たくないがための言い訳だったのかもしれない。
誉という名を持ちながら、縁のなかった栄光や栄誉。
もう一度。
今度はこの世界でもう一度。
誉はもう一度、栄光を追求する道に足を踏み入れる決意をする。
果てなく終わりのないスルドの道は、誉に何をもたらすのだろうか。
4
スルドの声(共鳴2) terceira esperança
何も持っていなかった。
夢も、目標も、目的も、志も。
柳沢望はそれで良いと思っていた。
人生は楽しむもの。
それは、何も持っていなくても、充分に得られるものだと思っていたし、事実楽しく生きてこられていた。
でも、熱中するものに出会ってしまった。
サンバで使う打楽器。
スルド。
重く低い音を打ち鳴らすその楽器が、望の日々に新たな彩りを与えた。
望は、かつて無かった、今は手元にある、やりたいことと、なんとなく見つけたなりたい自分。
それは、望みが持った初めての夢。
まだまだ小さな夢だけど、望はスルドと一緒に、その夢に向かってゆっくり歩き始めた。
5
スルドの声(共鳴) terceira esperança
日々を楽しく生きる。
望にとって、それはなによりも大切なこと。
大げさな夢も、大それた目標も、無くたって人生の価値が下がるわけではない。
それでも、心の奥に燻る思いには気が付いていた。
向かうべき場所。
到着したい場所。
そこに向かって懸命に突き進んでいる者。
得るべきもの。
手に入れたいもの。
それに向かって必死に手を伸ばしている者。
全部自分の都合じゃん。
全部自分の欲得じゃん。
などと嘯いてはみても、やっぱりそういうひとたちの努力は美しかった。
そういう対象がある者が羨ましかった。
望みを持たない望が、望みを得ていく物語。
6
ポエヂア・ヂ・マランドロ 風の中の篝火
マランドロはジェントルマンである!
サンバといえば、華やかな羽飾りのついたビキニのような露出度の高い衣装の女性ダンサーのイメージが一般的だろう。
サンバには男性のダンサーもいる。
男性ダンサーの中でも、パナマハットを粋に被り、白いスーツとシューズでキメた伊達男スタイルのダンサーを『マランドロ』と言う。
サンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』には、三人のマランドロがいた。
マランドロのフィロソフィーを体現すべく、ダンスだけでなく、マランドロのイズムをその身に宿して日常を送る三人は、一人の少年と出会う。
少年が抱えているもの。
放課後子供教室を運営する女性の過去。
暗躍する裏社会の住人。
マランドロたちは、マランドラージェンを駆使して艱難辛苦に立ち向かう。
その時、彼らは何を得て何を失うのか。
※表紙はaiで作成しました。
7
千紫万紅のパシスタ 累なる色編
文樹瑠衣(あやきるい)は、サンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』の立ち上げメンバーのひとりを祖父に持ち、母の茉瑠(マル、サンバネームは「マルガ」)とともに、ダンサーとして幼い頃から活躍していた。
周囲からもてはやされていたこともあり、レベルの高いダンサーとしての自覚と自負と自信を持っていた瑠衣。
しかし成長するに従い、「子どもなのに上手」と言うその付加価値が薄れていくことを自覚し始め、大人になってしまえば単なる歴の長いダンサーのひとりとなってしまいそうな未来予想に焦りを覚えていた。
そこで、名実ともに特別な存在である、各チームに一人しか存在が許されていないトップダンサーの称号、「ハイーニャ・ダ・バテリア」を目指す。
二十歳になるまで残り六年を、ハイーニャになるための六年とし、ロードマップを計画した瑠衣。
いざ、その道を進み始めた瑠衣だったが......。
※表紙はaiで作成しています
8
スルドの声(交響) primeira desejo
小柄な体型に地味な見た目。趣味もない。そんな目立たない少女は、心に少しだけ鬱屈した思いを抱えて生きてきた。
高校生になっても始めたのはバイトだけで、それ以外は変わり映えのない日々。
ある日の出会いが、彼女のそんな生活を一変させた。
出会ったのは、スルド。
サンバのパレードで打楽器隊が使用する打楽器の中でも特に大きな音を轟かせる大太鼓。
姉のこと。
両親のこと。
自分の名前。
生まれた時から自分と共にあったそれらへの想いを、少女はスルドの音に乗せて解き放つ。
※表紙はaiで作成しました。イメージです。実際のスルドはもっと高さのある大太鼓です。
9
スルドの声(反響) segunda rezar
恵まれた能力と資質をフル活用し、望まれた在り方を、望むように実現してきた彼女。
長子としての在り方を求められれば、理想の姉として振る舞った。
客観的な評価は充分。
しかし彼女自身がまだ満足していなかった。
周囲の望み以上に、妹を守りたいと望む彼女。彼女にとって、理想の姉とはそういう者であった。
理想の姉が守るべき妹が、ある日スルドと出会う。
姉として、見過ごすことなどできようもなかった。
※当作品は単体でも成立するように書いていますが、スルドの声(交響) primeira desejo の裏としての性質を持っています。
各話のタイトルに(LINK:primeira desejo〇〇)とあるものは、スルドの声(交響) primeira desejoの○○話とリンクしています。
表紙はaiで作成しています
10
君の歌、君の隣
人の心を掴む、不思議な歌声を持つ高校生、鈴也結。
ある日、その歌に足を止めたのは、狼獣人の黒崎樹だった。
仲間と出会い、結は初めて「誰かと音を重ねる」ことを知っていく。
これは、一人で歌うことしか知らなかった結と、その歌に魅せられた仲間達の、少し不器用で眩しい青春の物語。
11
太陽と星のバンデイラ
〜メウコラソン〜
心のままに。
新駅の開業が計画されているベッドタウンでのできごと。
新駅の開業予定地周辺には開発の手が入り始め、にわかに騒がしくなる一方、旧駅周辺の商店街は取り残されたような状態で少しずつ衰退していた。
商店街のパン屋の娘である弧峰慈杏(こみねじあん)は、店を畳むという父に代わり、店を継ぐ決意をしていた。それは、やりがいを感じていた広告代理店の仕事を、尊敬していた上司を、かわいがっていたチームメンバーを捨てる選択でもある。
葛藤の中、相談に乗ってくれていた恋人との会話から、父がお店を継続する状況を作り出す案が生まれた。
かつて商店街が振興のために立ち上げたサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』と商店街主催のお祭りを使って、父の翻意を促すことができないか。
慈杏と恋人、仕事のメンバーに父自身を加え、計画を進めていく。
慈杏たちの計画に立ちはだかるのは、都市開発に携わる二人の男だった。二人はこの街に憎しみにも似た感情を持っていた。
二人は新駅周辺の開発を進める傍ら、商店街エリアの衰退を促進させるべく、裏社会とも通じ治安を悪化させる施策を進めていた。
※表紙はaiで作成しました。
12
君に会える場所
【介抱した酔っぱらいが、翌日には最推しのアーティストになっていた。】
酒と定食の店『円居屋(まどいや)』。
若手会社員・須東ほのかは、美味しい定食とビールで1日の疲れを癒す『秘密のご飯基地』として、仕事帰りにここへ通い詰めていた。
初夏のある夜、彼女は隣に座った物腰の柔らかい青年・海堂と意気投合する。
しかし、良い雰囲気だった乾杯もつかの間。周囲の常連客に勧められるがまま飲みすぎた海堂は、あえなく撃沈。初対面にもかかわらず、ほのかは彼をトイレまで引きずり、背中をさすって介抱する羽目に……。
そんな最悪(?)な出会いの翌日、友人とともに訪れた野外音楽フェス。
そこでほのかが目にしたのは、ステージの上でギターをかき鳴らし、切なくも力強い歌声を響かせる、圧倒的な実力のバンドボーカリストだった。
そのギターボーカルは、間違いなく昨夜、トイレで嘔吐していた「海堂さん」でーー。
美味しいご飯と音楽が繋いでいく、不器用な大人たちの、素顔と恋と再生の物語。
※本作品は、複数サイトで掲載いたします。
(掲載サイトは個人Webサイトのリンク集でご確認ください)
13
誰モ知ラナイ歌を 〜「蹄音」〜
北海道の短い夏が終わろうとしていた頃。
まだ「グレイプフルーツ」として活動していたセラとルカは、何気なく目にした一頭の馬――レイワスタールビーの名前に惹かれ、日高の小さな牧場を訪れる。
そこで二人が出会ったのは、日本ダービーで二着に敗れた老馬メロゴールドと、すでに北海道を離れ、本州で競走馬としての道を歩み始めた二歳馬ゼスティール。
「今度こそ」
牧場の男性が静かに口にしたその言葉には、何年もの五月と、届かなかった夢が積み重なっていた。
やがて季節は巡り、ゼスティールは自らの脚で、すべての三歳馬に一度しか訪れない舞台――日本ダービーへと辿り着く。
そして偶然にも東京競馬場で歌うことになったセラとルカは、その一日を通して、一頭の馬だけではない、馬を育て、送り出し、夢を託してきた人々の想いを知っていく。
一度きりの、君の五月。
幾度めぐった、僕らの五月。
まだ歌になっていない想いが、
東京の芝を駆け抜けようとしていた。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・競走馬等とは関係ありません。作中には実在する競馬場・競走名・地名等が登場しますが、物語および登場人物・競走馬等は創作によるものです。
14
わたしが猫になろうと思った理由のいくつか
ピアノだけが私の全てだったのに――。
指を壊し、夢を奪われた元天才ピアニストの祈里(いのり)。絶望の中、神社の奥で出会ったのは、美しい投球フォームを持つ謎の少年ケイだった。
だが、その出会いが運命を変える。
気まぐれな〈魔女〉と名乗る猫・ムーンの魔法で、祈里はケイと共に、猫の姿に変えられてしまった。
人間に戻るため、〈魔女〉を探す奇妙な旅が始まる。
猫の世界は過酷で、優しくて、切なくて……。
秘密を抱えたケイとの絆、次々と明かされる衝撃の真実。
旅の果てに祈里が見つける、本当に大切なものとは?
これは、失ったものを取り戻し、本当の自分を見つけるまでの、不思議で、少しだけ涙する再生の物語。
15
株式会社Doing
これは、ある音楽事務所と関わった少女が垣間見た芸能界の片鱗を描いた、昔昔の物語です。
16
かりそめの永遠ーアナタに逢えてよかった
お嬢さん育ちの蛍子先生が、ひと月限定の非常勤講師として
困難校で経験した奇跡。
現役教師がSISTAたちに送るストレート・ストーリィです。
ちょっぴりセンシュアルでごめんあそばせ!
一度完結したのを、まるっと削除してしまいました^^;
疲れていて、うっかり手が滑ったのです。
コピーは前半しか取っていなくて、
どうせ死ぬから死にたいとは思わないけど、
真剣におかきになるみなさんならおわかりになってくださると
思いますが、やっぱり死にたいと思いました^^;;;
改稿、ということにしておく(/_;)
17
モーニンググローリー(仮)
光を求めて歩き続ける全てのひとへ。
イギリス人の父と日本人の母の間に生まれた「俺」は、幼少期に生き別れた母を探しに来日を決意する。
ロシア人の血を引く恋人のヨリコをはじめ、東京で出会った様々なひととの交流から変化が訪れる。
心にぽっかりと穴が空いたひとたちが寄り添い、大切な何かを取り戻していく物語。
18
ラブ・ソングをあなたに
人生なんて、何もうまくいかない
どん底に底なんてない、そう思っていた
──君に出会うまでは……
リストラ、離婚、借金まみれの中年親父と、歌うたいの少女が織り成す、アンバランスなメロディーライン
「きっと上手くなんていかないかもしれない。でも、前を向くしかないじゃない」
これは、あなたに
ラブ・ソングが届くまでの物語
19
世界線をかける少女
「拡散する種、名付けて"ローゼズ作戦"だ!」
中学受験に失敗したチコは「自分が志望校に合格した世界線」に飛んでしまう。思ってもみなかった事態に戸惑っていると、今度は「バラの種」を使ってかつての栄光を取り戻そうとするイワンとジョシュ、そして彼らと対峙する正義のヒーローとの戦いに遭遇し……。
例のシリーズで、懲りない作者が「パラレルワールドもの」に初挑戦したドタバタコメディー。
20
女性バンドPH7①エスニックデコスリムのギタリストがボンキュッポンのベーシストに落とされるに至るまでの話。
90年代はじめ、地方から遠征してよくバンドのライヴを観に行ってました。 ところがバンドもの書こうとすると、何故か普通にガールズラブになってしまうんで、何処に出せるともなくともかく書いてはおいたままになったものです。
21
【完結済】引きこもりの天才作曲家、妹は俺の声じゃないと音が生まれない〜凡人プロデューサーの俺が世界を制する神曲を作らせてしまう〜
「……兄さんがいないと。私、息も、できないから」
世界を熱狂させる正体不明の天才作曲家「リリカル・ノイズ」。その正体は、俺の服の裾を掴んで離さない、重度の引きこもりの実の妹だった。
楽曲制作を担う妹の玲音は、俺が隣にいないと音の一片さえ生み出せない。俺の体温、俺の匂い、俺が耳元で囁く肯定の言葉――それら全てを燃料に、彼女は世界を塗り替える音を吐き出す。
そんな彼女に届いた、国内最大級の音楽フェスのメインステージ出演オファー。数万人の視線という魔物から、硝子細工の心を持つ天才を守れるのは、元バンドマンの兄である俺だけだ。
才能は神の領域。心は俺への依存で形を保っている。一歩も外に出られなかった少女が、兄という唯一の停泊地に縋りながら、世界をその足元に跪かせる物語。
22
どこぞのドアと澄香とすみか 〜妹と同じくらい好きな彼女が出来たら神と喧嘩する羽目になったのは一体どういう了見だ〜
【完結に伴いED曲楽譜と音源をつけました】
●SoundCloud
https://soundcloud.com/user-84998149/ancient-water-featuring-zunko
●YouTube(低音質)
https://youtu.be/DQJ4aKUxJas
●nana
https://nana-music.com/sounds/0596c701
全ての音楽好きお兄ちゃん&お姉ちゃんに捧ぐ、ロック×妹×異次元ストーリーです。
1980年代終盤。バブルの終焉にしてバンドブームに沸く、ざわついた時代が舞台。
モテない兄と完璧な妹の剣崎姉妹は、グダグダで楽しい日常を謳歌中。そのモテない兄をなぜか慕う謎の少女、それに輪をかけて訳のわからんドアが登場したせいで、異次元にぶっ飛ばされたりトラウマと対峙したり神的な何かと喧嘩する羽目になったりと、日常は異常な方向へ転がり始めます。
全編に散りばめた音楽ネタは無駄に豪華。分かる人だけニヤリとできる、ためにならない細かさにつき、音楽ストリーミングとwikiを傍にどうぞ。
きっとあなたも、澄香に会いたくなる。
23
Sugarless SugarLady
雪の街で、音だけが浮いていた。
アヤは、まだ何者でもない。
放課後と夜のあいだを行き来しながら、
自分の輪郭を決められずにいる。
小さなライブハウスで聴いた音が、
なぜか忘れられなかった。
それは希望でも、救いでもない。
ただ、衝撃だった。
出会った女の子たちは、よく笑う。
くだらない話をして、可愛くて、楽しそうで、
どこにでもいそうに見える。
一緒に音を出す時間が増える。
バンドは、いつの間にか居場所になる。
正解はなく、答えもない。
それでも、音は鳴る。
誰も自分の話をしない。
大事なことほど、言葉にしない。
その沈黙が、少しだけ冷たい。
甘さのないキャンディのように、
噛むほどに味が変わる時間。
これは、可愛い女の子たちの話だ。
――少なくとも、最初は。
『Sugarless SugarLady』
名前のない色で、歌いはじめる物語。
毎日21:00更新。
※本作は他サイトにも掲載しています。
24
歌姫U
元木優子は23歳の小柄なOLである。かつて彼女は歌い手グループに所属していた。
25
ドレミファ・トランプ
神山大愛は三つの大切なものを失った。
ピアニストになる夢
夢に向かって切磋琢磨する親友
そして何よりもかけがえのない両腕。
絶望に叩き付される中、それでも大愛は前を向いて歩き出す。
私は、足で全てを掴む!
これは運命に大切なものを全て奪われた少女が懸命に努力し、歩み、再び大切なものを手に入れていく話し!
26
25時の音楽
山と川に囲まれた閉塞的な田舎で暮らす玲那は、毎週金曜日の深夜1時からインターネットラジオで流れるエクスネクという配信者の歌を楽しみに聞いていた。ある日、不意に立ち寄った屋上で聞き馴染みのある音楽が聞こえてきていた。その歌は先週聞いたばかりの歌だった。歌っていたのはクラスで毎日1人でいる鳴沢健助だった。
27
月光
月の光の幻想
出会う2人
幻想のような世界のために生きる2人
28
女性バンドPH7②マイペースな女性ギタリストが男の娘と暮らしていた件について。
「ボンキュッポン~」で出てくるバンド「PH7」のもう一人のギタリストP子さん。
マイペースな彼女にどうも最近つきあっているひとの影が――― それは男の娘だった!
これも同じ時代に作っていたので設定は90年代ちょい前です。
男の娘、というか女装少年もまだそうそう認知されていなかった頃なので自分でジャンルどうしたものかと悩んだ記憶があります……
なので彼が着ているものも当時よく見られたものだということでご了承を……
29
迷光航路 ーWind Brass in Stray Lightー
【その風は西の向こうからやってくる 番外編】空木と迷光から改題 2026/5/14
幼い頃、オーケストラの音に圧倒され、指揮者に憧れた藤崎景。
高校三年となった今、中高一貫の吹奏楽部で副部長と学生指揮を務め、最後のコンクールを控えている。
しかし今年の高等部の新入部員は例年になくレベルが高く、このままでは中学生がほぼオーディションに残れない現実が見えてきていた。
その状況を前に、景はある案を考える。
――中学と高校を分けて出場させるべきではないか。
だがそれは、部の運営を大きく揺るがす『博打』でもあった。
部長の当麻は現実的な負担とリスクから強く反対し、コンミスの白石も理解を示しながらも慎重な立場を取る。
「それは自己満足じゃない?」
仲間の一言が、景の胸に突き刺さる。
音楽と仲間、そして自分の理想。景の提案が部へと波紋を広げていく。
――高校最後のコンクールシーズンが幕を開けた。
※既存シリーズ『その風は西の向こうからやってくる』の番外編ですが単独で読めます。
30
カオスシンガース
「君、いい声してるね、私とやらない?」
自分(塩川 聖夢)は大学入学早々、美しい女性、もとい危ない野郎(岸 或斗)に強引にサークルへと勧誘された。
そして次々と集まる個性的なメンバー。
いままでにない合唱団を立ち上げるために自分と彼女(♂)の物語は始まる。
歌い手なら知っておきたい知識、雑学、秋田県の日常を小説の中で紹介しています。
筆者の合唱経験を活かして、なるべくリアルに書いております。
青春ものな合唱のイメージをぶっ壊したくてこのお話を書いております。
2023.01.14
あとがきを書きました。興味あれば読んでみてください。
31
終末少女は夢を見る
『死』を迎える少女は、その最晩年に何を思うのか。
どこまでも冷静かつ客観的に『死』を見つめる彼女が見せる
『生』へのこだわり。
死生観が揺れ動く現代に対し
孤独の『夢』を以て終末へと望む少女の聖戦がここにある。
32
日夜燦々、記憶浪々
昼と夜で完全的に分割された世界にて、
突然現れた音楽ユニット「まほろば」
年齢、性別、バックグラウンド、、、その全てが不明な彼らはこの世界に何をもたらしたのか。
これは彼らの曲によって動かされた者たちの物語。
33
当て馬の矜持 ─嘘吐きな僕らの協奏曲《コンチェルト》─ 親友の恋を叶えるために、僕らは「嘘の恋人」になった
幼馴染の少女・吉田葉月(よしだはづき)に密かに恋をしていた高校生、当馬響司(とうまきょうじ)。
ある日、葉月から告げられたのは
「私、沢くんのこと好きになっちゃったんだ。協力してくれない?」
という言葉だった。
告白する機会がないまま、響司の初恋は終わりを迎える。
友情を壊したくない。
考えた末、響司は親友・沢須直(さわすなお)と葉月の恋を後押しする。
響司、葉月、沢、そして沢の幼馴染・安倍華音(あべかのん)の四人でダブルデートすることになり、響司は気づく。
華音もまた、沢に恋をしていた。
そして、すべてを察していた。
本当の気持ちを隠すため、沢と葉月の恋路の邪魔者になってしまわぬように
響司と華音は『嘘の恋人』になる。
恋人を演じる中で、ふたりはしだいに惹かれ合っていく。
失恋した響司と失恋した華音が『嘘の恋人』になる。
これは、湘南を舞台に当て馬同士が紡ぐ、嘘から始まる物語。
4月中は毎週木曜更新
5月は毎日1〜3回更新、本編は5月22日完結予定、後日談は5月25日に完結します。
小説家になろう、pixivでも連載しています。
*なろう版タイトル
当て馬の矜持 ー嘘吐きな僕らの協奏曲(コンチェルト)ー
サブタイトルが違うだけで中身は同じです。
34
怪人幻想
ソプラノ歌手を目指す恵美が師の篠宮と共に音楽祭のために訪れたクロウ家の館。そこには選ばれた者だけが出会える「ファントム」がいるという。
「私を想い、私の為だけに歌うがいい。そうすればおまえはこの曲を歌いこなせるだろう」
ファントムに導かれる恵美とそれを危惧する若きピアニストのエドワード。
そんな中、篠宮が突然引退を決意して恵美が舞台に立つことに……
35
oldies ~僕たちの時間[とき]
「オマエ、すっげえつまんなそーにピアノ弾くのな」
…それをヤツに言われた時から。
僕の中で、何かが変わっていったのかもしれない――。
竹内俊彦、中学生。
“ヤツら”と出逢い、本当の“音楽”というものを知る。
[当作品は、少し懐かしい時代(1980~90年代頃?)を背景とした青春モノとなっております。現代にはそぐわない表現などもあると思われますので、苦手な方はご注意ください。]
36
Ms.BLUE
姉に劣っている自分が嫌になり、自殺を図るも助かってしまった“碧”。再度歩み始めた人生で碧はバンドを始め、仲間と共に生きていく意味を探す。
37
夏の扉が開かない
コントラバスをたしなむ大学生の泰生(たいき)は、3回生になり通うキャンパスが変わったことを理由に、吹奏楽部を退部する。1回生の頃から親しくしていた旭陽(あさひ)との関係が拗れたことも、退部を決めた理由だったが、そのことは周囲に隠していた。
京都・伏見区のキャンパスは泰生にとって心地良く、部活はしないで卒業までのんびり過ごそうと決めていた。そんな時、学校帰りに車窓から見える商店街に興味を覚えた泰生は、途中下車して喫茶店に立ち寄る。その店でアルバイトをしている、同じ学部で管弦楽団に所属する文哉(ふみや)と知り合い、彼から管弦楽団に入部しろとぐいぐい迫られる。部活の煩わしい人間関係を避けたい気持ちと、心機一転して楽器を弾きたい気持ちの板挟みになる泰生だが……。
綺想編纂館朧様主催の物書き向け企画「文披31題」のお題に沿って、7/1から1ヶ月かけて、2000字程度の連作短編で物語を進めてみたいと思います(物語の時間の流れは、原則1話1日です)。毎回引きを作る自信は無いので、平坦な話になると思いますし、毎日更新はおそらく無理ですが、実験的にやってみます。私が小さい頃から親しんできた、ちょっと泥臭い目の京都南部を感じていただければ。
★2025年4~5月、誤字脱字修正を中心に、少しだけ手を入れました。
この物語はフィクションです。実在する人物・団体とは、何ら関係ありません。
38
Liar Liar Endless Repeat Liar
夢で生きていけるほど現実は甘くない。痛いほど理解している。それでも……。 滝川遙は演奏家を夢見ているが、極度のあがり症で試験はいつも落第寸前。そんな中、幼馴染みの凜に音楽投稿サイトに演奏を投稿してはどうかと持ちかけられ、しぶしぶ投稿した。翌朝、『わっしー』と名乗るユーザーからセッションの誘いを受けるが、圧倒的な才能差に衝撃を受けてしまう。
39
狂犬インディーズ
奏弍音(かなで にのん)は音楽が大好きな女子高生。
軽音楽部に所属し、バンドメンバーと「最強仲良し四人組」として音楽活動に勤しんでいた。
そんなある日、ソロメジャーデビューの話を持ちかけられる弍音。
順風満帆にみえた彼女の学生生活だったが、最近はある悩みを抱えていた…。
ロックな女の子達の、熱い青春のひとコマ。
是非ご覧ください。
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第3回ライト文芸大賞エントリー作品です。
物語は最後まで書いてますので、推敲完了次第更新していきます。
感想など頂けると励みになります!
40
PrettyGirls(可愛い少女達)ーレディースバンドの物語ー【学生時代とセミプロ時代】
田中麗奈は、大人しく控えめであり。いつも教室では、一人ぼっちの存在であった。家でも、無口でいたが。尊敬するのは、姉の茉莉子であり。茉莉子は、小学生からトランペットを吹いていた。茉莉子の通う教室でも、先生や父兄から賛美を浴びていたのが麗奈の目に焼き付いていた。そんな麗奈も、姉と同じ教室に通うのだが、憧れのトランペットはもう人数がおり。ユーフォとなっていた。そんな麗奈が、中1の時あるものと出会い。そこから、麗奈の人生は変わっていった。そんな彼女と、巡り合った3人。そんな4人の物語です。