和風 小説一覧
561
栴檀の魔羅法師と珊瑚鬼
五寸ほどの、栴檀から生まれた美青年は、栴檀の魔羅法師と呼ばれていた。ある時、彼の住まう塩室の沖に、奇妙な濃霧が現れて、呑まれた船が帰ってこなくなった。
人々は恐れ、栴檀の魔羅法師は解決をするために舟に乗って沖へ向かった。
そうして到着した島で出会った偉丈夫に、栴檀の魔羅法師はひとめで惚れて――。
562
柳井堂言霊綴り
時は幕末。
音信不通の兄を探しに江戸へやって来た梅乃は、その地であやかしに襲われる。
間一髪助けてくれたのは、言霊使いだという男たちだった。
人の想いが具現化したあやかし――言霊。
悪しき言霊を封じるのが言霊使いだという。
柳井堂で働く彼らは、昼は書画用品店、夜は言霊使いとして暗躍していた。
兄探しをしながら、彼らと共に柳井堂で働くことになった梅乃だったが……?