身分差小説一覧
結婚して七年……侯爵夫人のイリファスカは、研究者として活躍する壮年の夫セルヴェンから『見向きもされない妻』として、社交場や領地内で有名であった。
若き頃から彼の代わりに執務を実直にこなしていたイリファスカだが、巷では『セルヴェンは同じ研究に参加している若い部下に惚れ込み、その女性を正妻に迎えようと画策している』という噂が広まっているらしい。
”どれだけ努力しても報われないのなら、いっそ夫人の席を明け渡してしまおうか……”
そう塞ぎ込むイリファスカの心をさらに蝕むかのように、悪い展開は続いてゆく――。
文字数 58,076
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.05.27
地獄の長である獄主に、何故か溺愛されてしまった34歳おっさんのお話
死んで地獄に行きついた霧谷聡一朗(34)は、地獄の長である獄主の花嫁候補に選ばれてしまう
候補に選ばれる条件は一つ「罪深いこと」
候補者10人全員が極悪人の中、聡一朗だけは罪の匂いがしないと獄主から見放されてしまう
見放されたことを良いことに、聡一朗は滅多に味わえない地獄ライフを満喫しようとするが……?
冷酷無表情の美形×34歳お人好し天然オジサン
笑ったことのない程の冷酷な獄主が、無自覚お人良しの聡一朗をあの手この手で溺愛するストーリーです。
コメディ要素多めですが、シリアスも有り
※完結しました
後日談を含め、続編等考え中です
文字数 174,510
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.05.16
その日、伯爵令嬢コーデリアは困惑した。
何故ならば、クールで寡黙、口数の少ない騎士団長(婚約者)の本性というか本音を知ってしまったから。
『あぁ、今日もコーデリアは可愛らしいな。今すぐにでも押し倒して抱きつぶしたい!』
婚約者の本音を知ることが出来るという魔道具を手に入れた伯爵令嬢が、口数の少ない婚約者の本性(※かなりの変態)を知ってしまい、最終的に襲われてしまうお話。
◆hotランキング 55位になりました! ありがとうございます!
――
※約8000文字のショートショートです。前編中編後編の3話構成(完結まで予約しております)
※掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ
文字数 7,694
最終更新日 2022.05.29
登録日 2022.05.29
第一部 全11話+ 第二部 全9話 で、完結しました。
(第一部)フランチェスカの恋 全11話
「決めたわ。シルヴィオ。あなた、私と婚約しなさい」
「お前……また一体、何を思いついたわけ?」
公爵家の私、フランチェスカは、王子との婚約を回避するため、子爵家のシルヴィオに格差婚約を申し入れる。しかし、この格差婚約の裏で私は、とある決意を固めていた。
この婚約期間中に、既成事実を作り、婚姻を強制執行させ、彼を絶対にものにしてやるのだ!!
親友の第三王子の応援も受けて頑張る私だが……
「ごめんね、フラン。シルヴィオのところに行かせてあげられなくて」
あれ? 王子、応援、してくれてるよね?
そして、我が家に結ばれた魔術契約とは!?
――私は、あなたをあきらめられない。 私を全部あげるから、許して。
わかれよ! どうにもなんねーから、婚約破棄前提の格差婚約なんだろ!
切ない恋心を表現したくて、ドキドキするセリフをいっぱいちりばめました(当社比)ちょっと大人な二人の恋をご賞味ください。
泣かせます。
(第二部)セラフィナの恋 全9話
第一部で幸せになれなかった者達の恋の物語。読者様のリクエストにより、追加しました。
文字数 57,370
最終更新日 2021.09.17
登録日 2021.06.29
ノース王国に住まうクリスタは現国王の五番目の側室である。絶世の美貌を見初められ、側室になったクリスタだが、彼女の王宮での呼び名は「呪われた側室」という不名誉なもの。
それは、国王がクリスタの元を訪れようとすると、必ずと言っていいほど体調を崩したからだ。しかも、そんな日々が続くにつれ国王はクリスタに興味を失い、彼女をボロボロの離宮に閉じ込めてしまう。そのため、クリスタは側室でありながらも処女だった。
そんなクリスタの心の支えは、離宮で扉越しに声をかけてくれる「エル」と言う名の騎士の存在。エルは低い声の持ち主であり、二十二歳のクリスタよりも十歳年上の三十二歳らしい。
いつしかエルに淡い恋心を抱くようになったクリスタだが、とある転機が訪れる。それは――国王が閨で愛人に殺されたという知らせ。
これで自分はここから解放される。が、それはエルとの別れも示していた。
せめて、最後に彼の顔を見てお礼が言いたい。そう思っていたクリスタが離宮を出ていく日。クリスタの前に突如現れたのは――美しくもたくましい年上の男性。
そして、彼はクリスタに話しかけていた騎士は自分であり、役職は王立騎士団の団長だという。さらには彼、エルンストはクリスタを娶りたいと言ってきて――……!?
初恋を拗らせ続けた騎士団長(32)と呪われた側室と呼ばれ続けた令嬢(22)の甘くて淫らな婚姻譚。
◆hotランキング7位ありがとうございます……!
◇ノース王国 王家絡みの三部作 第二章
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ
文字数 41,611
最終更新日 2022.06.17
登録日 2022.04.30
【全19話。毎日6時投稿】騎士養成学校に通う商家の次男シリルは、侯爵家長男エディフェルドに片想いをしていた。しかしながら、身分も容姿も才能も不釣り合いであると自覚しているシリルは、自分の気持ちを伝えるつもりはない。
ある日の昼食時、誕生日を間近に控えたエディフェルドが「恋人に『誕生日おめでとう、この先ずっとそばにいる』と言ってほしいかな」と発言したことで、彼の周囲は騒がしくなる。
エディフェルドの恋人になりたい生徒たちを横目に、シリルは「そろそろ、この気持ちに踏ん切りをつけなくては」と考えるようになった。
ところが、エディフェルドは恋人を作る素振りを見せることなく、連日シリルの部屋へと訪れる。
彼を追い返そうとするシリルに、エディフェルドは告げた。「恋人がほしいと言った僕がどうして毎日ここに来ているのか、いい加減、気付いてくれないかな」と。
文字数 18,634
最終更新日 2022.06.26
登録日 2022.06.20
日本から異世界に落っこちた流星。
その時に助けてくれた美丈夫に、三年間片思いをしていた。
学園の卒業を目前に控え、商会を営む両親に頼み込み、婚活パーティーを開いてもらうことを決意した。
二十八でも独身のシュヴァリエ様に会うためだ。
お話出来るだけでも満足だと思っていたのに、カップル希望に流星の名前を書いてくれていて……!?
公爵家の嫡男であるシュヴァリエ様との身分差に悩む流星。
一方、シュヴァリエは、生涯独り身だと幼い頃より結婚は諦めていた。
大商会の美人で有名な息子であり、密かな想い人からのアプローチに、戸惑いの連続。
公爵夫人の座が欲しくて擦り寄って来ていると思っていたが、会話が噛み合わない。
天然なのだと思っていたが、なにかがおかしいと気付く。
容姿にコンプレックスを持つ人々が、異世界人に愛される物語。
女性は三割に満たない世界。
同性婚が当たり前。
美人な異世界人は妊娠できます。
ご都合主義。
文字数 155,857
最終更新日 2022.06.02
登録日 2022.04.02
ヴィオレッタはとある理由で、侯爵令息のフランツと婚約した。
しかし、そのフランツは従姉である子爵令嬢アメリアの事ばかり優遇し優先する。
アメリアもまたフランツがまるで自分の婚約者のように振る舞っていた。
目的のために婚約だったので、特別ヴィオレッタは気にしていなかったが、アメリアにも婚約者がいるので、そちらに睨まれないために窘めると、それから関係が悪化。
フランツは、アメリアとの関係について口をだすヴィオレッタを疎ましく思い、アメリアは気に食わない婚約者の事を口に出すヴィオレッタを嫌い、ことあるごとにフランツとの関係にマウントをとって来る。
そんな二人に辟易としながら過ごした一年後、そこで二人は盛大にやらかしてくれた。
文字数 17,598
最終更新日 2021.06.14
登録日 2021.06.12
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
※なろう様で完結済のものを大幅に加筆修正したものになります。
文字数 170,907
最終更新日 2022.04.09
登録日 2022.03.15
〇愛のカタチ(輪廻転生。ループ系)仄暗い系。全9話。
シリルは、マクナイン家の嫡男であるカーティスの侍従だ。幼い頃から彼に仕えていて、彼だけを見てきたのに、去る日が来たようだ。カーティスへの縁談相手が現れたのだ。
縁談相手のディックを見たとき、自分には前世があることを思い出す。過去でのカーティスの運命の番がディックだったのだ。
もうカーティスのそばにいられない。捨てられるより去ろうと決意する。
初めて出会ってから惹かれ合うふたりだったが、カーティスはアルファ、シリルはベータだ。しかし途中で、過去の自分の死に際が思い出された。
バース性がある世界で、過去からの思いを抱きながら、シリルは過去の自分を超えて、カーティスへの思いを自覚する。
執着アルファ×健気なベータ
〇promise 夜明け系。全2話。
三百年続いたヴィオーヌ王国だが、隣国に攻め入られて風前の灯火だ。
城から少し離れた場所に、レネが住む離宮はある。人々から忘れ去られているだろうが、城に王族がいなければ、敵兵たちはいずれ、ここへもやって来るはずだ。
王の庶子であるレネは、叶わぬ思いに蓋をして、来るべき時に備えていた。しかし扉を開けたのは、いつもそばにいたラサルだ。何故自分を置いて逃げていないのだと思ったレネに、ラサルは「一緒に逃げよう」と手を差し伸べてくる。
お荷物である自分を助ける意味などないと断るレネに、ラサルは幼き日に交わした言葉を伝えてきた。
叶わぬ思いだと諦めていたレネだが、ラサルの言葉を信じて、この地を後にする。
執着騎士アルファ×敗戦国の王の庶子オメガ
文字数 37,409
最終更新日 2022.06.22
登録日 2022.06.19
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
文字数 185,603
最終更新日 2022.05.07
登録日 2021.10.23
(ショートショートから一話目も含め、加筆しております)
「ヴィネーラエリス・ザッフィーロ公爵令嬢!貴様との婚約は破棄とする!」
私の名前が呼ばれ婚約破棄を言い渡されました。
····あの?そもそもキラキラ王子の婚約者は私ではありませんわ。
しかし、キラキラ王子の後ろに隠れてるピンクの髪の少女は、目が痛くなるほどショッキングピンクですわね。
もしかして、なんたら男爵令嬢と言うのはその少女の事を言っています?私、会ったこともない人のことを言われても困りますわ。
*n番煎じの悪役令嬢モノです?
*誤字脱字はいつもどおりです。見直してはいるものの、すみません。
*不快感を感じられた読者様はそのまま閉じていただくことをお勧めします。
加筆によりR15指定をさせていただきます。
*2022/06/07.大幅に加筆しました。
一話目も加筆をしております。
ですので、一話の文字数がまばらにになっております。
*小説家になろう様で
2022/06/01日間総合13位、日間恋愛異世界転生1位の評価をいただきました。色々あり、その経緯で大幅加筆になっております。
文字数 68,964
最終更新日 2022.06.08
登録日 2022.05.29
ユレグナー子爵家の長女であるティアナは、
義母と義妹のアイリスに虐げられた生活を送っていた。
父も自分には無関心で、表舞台に出たのは3年前の社交界デビューの時だけ。
そんなある日、ユレグナー子爵家に公爵様が求婚にやって来ると言う。
「美形で性格も紳士的で誠実って噂だったけど、女性を見る目だけは無かったようね」
見た目だけは可愛い義妹のアイリスに騙されるなんて……
そう思っていたティアナだったけど、
何故か公爵様の求婚の相手は……まさかの、私!?
……だけど、話を聞いてみるとこの求婚にはどうやら事情があって、公爵様は仮の婚約者を求めていたらしい。
「なるほど! だから、私だったのね!」
3年前に一目惚れした令嬢にやっとの思いで求婚しに来たのに誤解された(ポンコツ)公爵様と、
育った環境のせいで自分が愛されてるとは思いもしない勘違い令嬢のお話。
文字数 85,489
最終更新日 2021.05.25
登録日 2021.04.29
私のこの力は秘密にすべき力。
だから落ちこぼれのフリでもなんでもしてやり過ごそうと決めたのに───
平民でありながら、何故か魔力量が多かったフィーリーは、
特別に魔術学院へ入学する事になる。
そこで、出会ったのは侯爵家の令息でもあり、未来の大魔術師となるべくして育って来たルシアン。
膨大な魔力量以外にも“規格外”の力を持っているフィーリーは、それを隠して“落ちこぼれ”として過ごしていたけれど、彼はそこに納得せずフィーリーを何かとライバル視して困らせて来るちょっと厄介な人だった。
そんな(平凡?)な学院生活を送っていたフィーリー達の元に、
ある日、希少な“光属性”の使い手である男爵令嬢が編入して来た。
光属性の使い手だろうと自分とは関係無い。私は地味に過ごすだけ。
そう思っていたフィーリーだったけれど、
しかし、そんな男爵令嬢の登場から、学院内では“婚約破棄”が流行し、王子を始めとした学院の生徒達の様子がおかしくなっていく……
そして、その魔の手は自分とルシアンにも────
※ふんわりした魔法設定の世界です
文字数 71,188
最終更新日 2022.05.11
登録日 2022.04.25
「王族に嫁いだ者は、夫を二人もつ事を義務化とする」
第二王子の婚約者である私の親友に恋をした第三王子のワガママなお願いを無効にするまでのもう一人の夫候補として思い浮かんだのは、私に思いを寄せてくれていた次期公爵。
夫候補をお願いしたことにより第一王子だけでなく次期公爵からも溺愛される事に?!
彼らを好きな令嬢やお姫様達ともひと悶着ありですが、親友と一緒に頑張ります!
/「小説家になろう」で完結済みです。本作からお読みいただいてもわかるようにしておりますが、拙作の「身を引いたつもりが逆効果でした」の続編になります。
基本はヒロインが王子と次期公爵から溺愛される三角関係メインの甘めな話です。揺れるヒロインが苦手な方は、ご遠慮下さい。
文字数 175,587
最終更新日 2022.05.15
登録日 2022.04.18
シエル・クラウザーはとある事情から、大貴族の主催するパーティーに出席していた。とはいえ、歴史ある貴族や有名な豪商ばかりのパーティーはただの平民にすぎないシエルにとって居心地が悪く、会場の隅で気配を消していた。すると、ふいに視界に見覚えのある顔が見えた。
(……あれは……アステオ公子?)
それはシエルが通う学園の、鼻持ちならないクラスメイトだった。普段はシエルが学園で数少ない平民であることを馬鹿にしてくるやつだが、何だか今日は様子がおかしくて………?
(………具合が、悪いのか?)
見かねて手を貸したシエル。すると翌日から、その大貴族がなにかと付きまとってくるようになってーー。
魔法の得意な平民×ツンデレ貴族
文字数 575
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.06.25
婚約者クロシュラに突如として婚約破棄を告げられたダイナ。悲しみに暮れるダイナは手持ちの靴とドレスを全て焼き払い、単身国家の中心地である神都を目指す。どうにか手にしたカフェ店員としての職、小さな住まい。慎ましやかな生活を送るダイナの元に、ある日一風変わった客人が現れる。
紫紺の髪の、無表情で偉そうな客。それがその客人の第一印象。
さくっと読める異世界ラブストーリー☆★
※ネタバレありの感想を一部そのまま公開してしまったため、本文未読の方は閲覧ご注意ください。申し訳ありません
※2022.5.7完結♪同日HOT女性向け1位、恋愛2位ありがとうございます♪
文字数 55,221
最終更新日 2022.05.07
登録日 2022.04.28
伯爵家の嫡男に生まれたフェルナンには、ロズリーヌという幼い頃からの『親友』がいた。「気取ったご令嬢なんかと結婚するくらいならロズがいい」というフェルナンの希望で、二人は一年後に婚約することになったのだが……伯爵夫人となるべく王都での行儀見習いを終えた『親友』は、すっかり別人の『ご令嬢』となっていた。
そんな彼女に置いて行かれたと感じたフェルナンは、思わず「奔放な義妹の方が良い」などと言ってしまい――
なぜあの時、本当の気持ちを伝えておかなかったのか。
後悔しても、もう遅いのだ。
※本編が全7話で悲恋、後日談が全2話でハッピーエンド予定です。
※長編のスピンオフですが、単体で読めます。
文字数 14,447
最終更新日 2022.04.23
登録日 2022.04.01
子どもを授かったので、幼馴染から逃げ出すことにしました
レンタル有り※ムーンライト様にて、日間総合1位、週間総合1位、月間総合2位をいただいた完結作品になります。
※現在、ムーンライト様では後日談先行投稿、アルファポリス様では各章終了後のsideウィリアム★を先行投稿。
※最終第37話は、ムーンライト版の最終話とウィリアムとイザベラの選んだ将来が異なります。
伯爵家の嫡男ウィリアムに拾われ、屋敷で使用人として働くイザベラ。互いに惹かれ合う二人だが、ウィリアムに侯爵令嬢アイリーンとの縁談話が上がる。
すれ違ったウィリアムとイザベラ。彼は彼女を無理に手籠めにしてしまう。たった一夜の過ちだったが、ウィリアムの子を妊娠してしまったイザベラ。ちょうどその頃、ウィリアムとアイリーン嬢の婚約が成立してしまう。
我が子を産み育てる決意を固めたイザベラは、ウィリアムには妊娠したことを告げずに伯爵家を出ることにして――。
※R18に※
文字数 146,591
最終更新日 2022.06.15
登録日 2021.02.20
《簡単なあらすじ》
新婚夫婦がただひたすらいちゃらぶするだけのほのぼのラブ
――
アルドリッジ王国に住まう十八歳の伯爵令嬢ミレーラは代々騎士団長を務める家系ペイロ家の令嬢。
しかし、ミレーラは生まれた時から病弱であり挙句に一人娘。母はミレーラを産むとほぼ同時に亡くなってしまっていた。
妻だけを愛していたペイロ伯爵は、再婚を拒否。かといって、大切な一人娘の身体に負担をかけたくない。そう思った伯爵は、ミレーラの夫を次期騎士団長にすることに決めた。
その後、ミレーラの夫に選ばれたのは……騎士団唯一の平民出身の騎士、アドルフィト。
彼は騎士団の中では「成り上がり」と呼ばれており、あまり好待遇ではなかった。しかし、その実力だけは確かなものだったのだ。
片方は自身の立場をいいものにするため。もう片方は、伝統を守るため。政略的な婚約をしたミレーラとアドルフィト。
そして、挙式で初めて自身の夫と対面することになったミレーラは……とにかく動揺した。何故ならば、自身の夫はとにかく堅物で仕事にしか興味がない人間だと聞かされていたから。
だけれど――?
「どうして、どうしてこんなにも甘々なんですか!?」
成り上がりの次期騎士団長は、新妻に一目惚れした……らしい、です!?
――
◆hotランキング19位になりました。
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ
◆こんなご時世だからと、とにかくほのぼのするお話です。短編連作の方式を取っております。
文字数 74,643
最終更新日 2022.05.25
登録日 2022.03.02
ロンバルディ王国に住まうヴェルディアナは名ばかりの伯爵家バッリスタ家の令嬢。
そんなヴェルディアナは十五歳のある日、両親によって婚約の話を告げられる。相手は名門侯爵家の嫡男であるリベラトーレ・カザーレ。丁寧でとても優しく、ヴェルディアナのことをとても大切に扱ってくれる。まさに、理想の男性。……年齢以外は。
そう、リベラトーレの年齢は八歳。ヴェルディアナよりも七つも年下だったのだ。
「リベラトーレ様だって、こんな年上の妻絶対に嫌になるわ」
ヴェルディアナはそう考え、リベラトーレに対し「貴方は年下すぎるから婚約を解消したい」と告げる。さらに、それから数日後バッリスタ家は没落してしまい、発表前だったヴェルディアナとリベラトーレの婚約はなかったことになった。
それから十年後。平凡な街娘として暮らしていたヴェルディアナは、ある日突然呪われてしまう。しかも、呪いの効力は「異性に触れられると激痛が走る」という厄介なもの。一体だれが呪ったのかは知らないが、このままだと婚姻することが出来ない……! そう思い危機感を抱いたヴェルディアナの前に現れたのは、十八歳の美丈夫に成長したリベラトーレ。彼は王国をも認める優秀な魔法使いの一人になっており、ヴェルディアナに対し一つの真実を告げた。
「その呪い、俺がかけました」
と。挙句の果てにこの呪いはリベラトーレの意思でしか解くことが出来ないらしい。そして、呪いを解く条件として「婚姻して添い遂げる誓いをすること」を提示された。
「俺を捨てたこと、絶対に後悔させてやる」
「俺はヴェルディアナ以外の女なんて、みんな同じに見えるのに」
リベラトーレの側にいれば、呪いの効力は弱まる。そのため、カザーレ侯爵家で侍女として働くことになったのだけれど……この年下男子、滅茶苦茶執着心が強くないですか!? 挙句の果てに、淫らなスキンシップを仕掛けてきて……。
♢Hotランキング 最高11位
※ヒーローは初期はショタですが、Rシーンがあるのは成長してからです。
※エブリスタ、ムーンライトノベルズにも掲載中。
※以前掲載していたものをR18に変更し、再掲載しております。
※【ロンバルディ王国の魔法使い(シュタイン)】シリーズの第1弾です。基本的にヒーローは執着気質のヤンデレオンリー。
文字数 64,561
最終更新日 2022.04.24
登録日 2021.12.21
私、アスティア・オースティンは夢を見た。
幼い頃過ごした男の子───レイディックと過ごした在りし日の甘い出来事を。
けれど夢から覚めた私の眼前には、見知らぬ男性が居て───そのまま私は、純潔を奪われてしまった。
それからすぐ、私はレイディックと再会する。
美しい青年に成長したレイディックは、もう病弱だった薄幸の少年ではなかった。
『アスティア、大丈夫、僕が全部上書きしてあげる』
そう言って強姦された私に、レイディックは手を伸ばす。甘く優しいその声は、まるで媚薬のようで、私は抗うことができず…………。
※R−18部分には、♪が付きます。
※他サイトにも重複投稿しています。
文字数 146,005
最終更新日 2019.08.06
登録日 2019.07.04
新しく皇帝となったキリアンは、女神の様に美しい青年だ。
そんな彼が想いを寄せるのは先代皇帝の父の親友でもあった、熊の様な姿の近衛隊長ガイン。
父子ほど歳の離れたガインが可愛く見えて、愛しくて堪らない皇帝は、15年越しの愛を成就させるべく行動を始める。
文字数 230,773
最終更新日 2022.06.23
登録日 2021.11.17
国境沿いの森に暮らす薬師の青年セラシェルは嵐の日に傷だらけで倒れていた少年ヴィラを助ける。互いに秘密を抱えながらも家族として絆を育んでいく二人。
けれど、ある日ヴィラは姿を消してしまい、その三年後に隣国ルミナーレの王として現れる。城に迎えたいという提案をセラシェルは何故か断って……?
⚠︎この世界では男性同士の結婚が可能で、子供も出来ます。ですが、異性間で恋愛する人の方が圧倒的に多く、男性同士では妊娠する確率も非常に低くなってしまいます。
その為、側室としての政略結婚などや本気の恋愛婚を除いてあまり浸透してはいません。
※加護持ち等の独自設定あり
※残酷な描写あり
※17話から「」がソレイユ語『』がルミナーレ語です
文字数 103,588
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.05.13
十六年前に紛争で滅亡したとされる『殺戮の一族』の唯一の生き残りに転生した少年は、その希少さから闇オークションにかけられてしまう。次々と値段が上がっていく中、ある美青年が一億で少年を購入した。青年はレイと名乗り、少年に衣食住を与え、さらには『ルチア』という名前も与えた。貧民街で暮らし、闇オークションにかけられたルチアにとってレイは自分の全てを与えてくれた命の恩人だった。しかし、ある夜「暗殺命令だ」と命を下され、レイがこの国を牛耳るマフィアの首領だということがわかって――。どんなにレイが闇の組織に属していたとしても、ルチアにとってはかけがえのない光で、レイにとってもルチアは光の存在だった。
ムーンライトノベルズ様とほぼ同時投稿になります。
文字数 145,698
最終更新日 2021.08.19
登録日 2021.07.28
陰者…
男女問わず、妊娠することができる。非常に希少な人種。数ヶ月に一度の発情期があり、非力なことが多いため社会的地位が低い。
陽者…
男女問わず、陰者を妊娠させることが出来る。陰者の次に希少で、生まれ持って非常に優秀な人材が多い。王族の家系等は陽者が多い。
ルドア王国の王宮で下人をしていた陰者のエディは、戦でリワーフ帝国の捕虜になってしまう。
牢獄で過ごしていると、突然皇帝の元へ出されてしまう。
陰者ということがバレたか、はたまた何かの疑いが掛けられたのかと思いきや…
突然の客人扱いや、皇帝の私物発言。
姉の忘れ形見である姉の息子であるデニスを守るため、陰者ということを隠して従うことになったのだが、既に陰者ということがバレていた。
怯えるエディに皇帝は全て知っていたと話し、エディを自分のものにしたいと話す。
陽者である皇帝の近くで働くのは心配があったエディだが、傍務めをしていくうちに皇帝とも打ち解け、彼の愛情に絆されてデニスと3人で過ごす生活を幸せだと思っていたが…
文字数 44,644
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.04.07
父親の借金のせいでものすごく貧乏な伯爵令嬢、貴族学院3年のアンネリカ・フローレス。そんな彼女には密かに思いを寄せている男性がいる。それは、同級生の公爵令息のディラン・ファイザバードだ。
彼には最愛の恋人、公爵令嬢のカサンドラ・キャンベルがいる。でもカサンドラ、実は王太子との婚約が決まっており、貴族学院を卒業するとともに、王太子と結婚するとのこと。
そして最近、ディランとカサンドラが付き合っているのではないかという噂によって、王太子が警戒しているとの事。
「俺は学院を卒業後、カサンドラと2人で隣国に駆け落ちをする。それまでの間、誰か俺の恋人役をやってくれる令嬢はいないだろうか?」
王太子の目を欺く為、嘘の恋人を募集しているらしいのだ。その話を聞いたアンネリカ。
「はい、私が恋人役やります!」
「それじゃあ、卒業するまでの1年間、恋人役よろしくね」
こうして無事恋人役に収まったアンネリカだったが、そんな彼女にもある秘密があった。
彼女は家の為、学院を卒業したら隣国のお金持ちの男の元に嫁ぐことが決まっていたのだ。それも相手はアンネリカより20歳も年上だ。
どうせ好きでもない人の元に嫁がなくてはいけないなら、1年くらい好きな人と過ごしたい。1年で一生分の思い出を作るんだから!!
そう思って始まった恋人役だったのだが、事態は思わぬ方向へと進んでいく事となる。
まっすぐで物凄くポジティブ思考の鈍感娘アンネリカと、日に日にヤンデレ化していく実は危険な男ディランの、ちょっと歪んだ?恋のお話です。
文字数 277,419
最終更新日 2021.08.26
登録日 2021.07.13
オメガが保護という名目で貴族のオモチャにされる事がいやだった主人公は、オメガである事を隠して生きていた。田舎で悠々自適な生活を送る主人公の元に王子が現れ、いきなり「番になれ」と要求してきて・・・
オメガバース作品となっております。R18にはならないゆるふわ作品です。毎週日曜0時更新です
文字数 40,538
最終更新日 2022.06.03
登録日 2022.05.21
───あなたには忘れられない人がいる。だから私はー……
厳しい入学試験を突破したエリートだけが入学出来る王立学校に通っている、元・男爵令嬢で平民のマリエール。
この学校を首席で卒業すると、陛下から一つだけ何でも願い事を叶えてもらえるという夢のようなご褒美がある。
そんな褒美の為に、首席卒業を目指すマリエールの最大のライバルは公爵令息のルカス。
彼とは常に首位争いをする関係だった。
そんなルカスに密かに恋心を抱くマリエール。
だけどこの恋は絶対に叶わない事を知っている。
────ルカスには、忘れられない人がいるから。
だから、マリエールは今日も、首席卒業目指して勉強に励む。
たった一つの願いを叶えてもらう為に───
文字数 36,593
最終更新日 2021.05.01
登録日 2021.04.19
文字数 8,289
最終更新日 2022.06.26
登録日 2022.06.23
ホテルマンとして、大好きなあなたと毎日一緒に仕事が出来ることに幸せを感じていた。
あなたは、グレースホテル東京の総支配人。
今や、世界中に点在する最高級ホテルの創始者の孫。
つまりは、最高ランクの御曹司。
おまけに、容姿端麗、頭脳明晰。
総支配人と、同じホテルで働く地味で大人しめのコンシェルジュの私とは、明らかに身分違い。
私は、ただ、あなたを遠くから見つめているだけで良かったのに…
それなのに、突然、あなたから頼まれた偽装結婚の相手役。
こんな私に、どうしてそんなことを?
『なぜ普通以下なんて自分をさげすむんだ。一花は…そんなに可愛いのに…』
そう言って、私を抱きしめるのはなぜ?
告白されたわけじゃないのに、気がづけば一緒に住むことになって…
仕事では見ることが出来ない、私だけに向けられるその笑顔と優しさ、そして、あなたの甘い囁きに、毎日胸がキュンキュンしてしまう。
親友からのキツイ言葉に深く傷ついたり、ホテルに長期滞在しているお客様や、同僚からのアプローチにも翻弄されて…
私、一体、この先どうなっていくのかな?
文字数 92,844
最終更新日 2022.06.19
登録日 2022.05.19
侯爵令嬢ディアナ・バーンスタインには前世の記憶がある。8歳の誕生日でそれに気づいたとき、「あ、これ例のアレですね」と自分が悪役令嬢であることを自覚。「ざまあされたくないけれど、侯爵家にもいたくない、目指すは庶民としての自活よ!」と彼女が目指すことにしたのは代筆屋という仕事だった。
12歳で拾った訳あり従者も、関わりあいたくない婚約者もヤンデレ化!?フラグは折っていないつもりなのに、原作通りに進行しなくなっていってヒロインは大激怒!!
ままならないご令嬢・ディアナの明日はどっちだ!?
刺されたりぶん殴られたり色々あるので、保険としてR15つけてます。
この作品は小説家になろうの方でも投稿しています。
文字数 185,319
最終更新日 2022.06.23
登録日 2022.01.31
ド田舎の子爵令嬢であるエトワール。
やけくそで売り出した唯一の特産物が大当たりし、両親と共に王城へ。
地味に目立たず、ひっそりやり過ごし領地に戻ると・・。
「大変です!お嬢様が第一王子のお妃に選ばれました!」
という一家にとっては不幸の手紙が届けられた。
身分差のある結婚なんて面倒でしかないんですよ!っと
目指せ出戻り!達成せよ。白い結婚!
国王陛下が在位のうちに離縁をするんだ!っと意気込むご令嬢。
だけど・・第一王子のラファエルは・・?
至って真面目に書いておりますが、時折吹き出す事があるかも?知れません。
電車の中、人のいる休憩所で注目されてしまうかも・・その時はすみませんです<(_ _)>
※4月2日に誰かのざまぁ(作者的にはプチざまぁ)がありますので
嫌いな方はスルーをお願いいたします。
文字数 136,182
最終更新日 2021.08.11
登録日 2021.03.26
私の妹は、幼い頃から何でも欲しがった
特に私の持っているものは、何でも
そんな甘やかされ続けた妹が次に目を付けたのは、何故か私のことをやたら気にかけてくれる王子様で……
サッと読める短い物語です
文字数 6,417
最終更新日 2021.10.24
登録日 2021.10.24
男爵のハルク・スーガ、平民のキャサリン・ランドリー、そして子爵令嬢のアリス・シャルロットによる恋愛物語。
キャサリンがハルクに婚約破棄を言い渡され、失意のどん底に落ちてると、容姿と声がそっくりなアリスと出会う。事情を聞いた心優しきアリスは、キャサリンの心を救うため、お互いの立場を入れ替わろうと申し出る。
キャサリンはアリスとして第二の人生を歩み始め、それと同時に自分をどん底へ落としたハルクへの復讐を決意する。
今まさに、愛のデスゲームが始まろうとしていた。
物語の結末は……ひとつとは限らないのだ。
文字数 79,042
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.05.11
聖女として異世界へ召喚された柚子。
けれどその役割を果たせないままに、三年の月日が経った。そして痺れを切らした神殿は、もう一人、新たな聖女を召喚したのだった。
柚子とは違う異世界から来たセレナは聖女としての価値を示し、また美しく皆から慕われる存在となっていく。
ここから出たい。
召喚された神殿で過ごすうちに柚子はそう思うようになった。
全てを諦めたままこのまま過ごすのは辛い。
一時、希望を見出した暮らしから離れるのは寂しかったが、それ以上に存在を忘れられる度、疎まれる度、身を削られるような気になって辛かった。
そこにあった密かに抱えていた恋心。
手放せるうちに去るべきだ。
そう考える柚子に差し伸べてくれた者たちの手を掴み、柚子は神殿から一歩踏み出すのだけど……
中編くらいの長さです。
※ 暴力的な表現がありますので、苦手な方はご注意下さい。
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文字数 46,857
最終更新日 2022.04.03
登録日 2022.03.12