音楽小説一覧

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あらすじ:
これはV業界トップ歌姫【ディーバ】を目指す男達のサクセスストーリー。
人付き合いが苦手な性格と他人には理解不能な拘りから会社をクビになった男、薄井明【うすいあきら】。
見た目と声のギャップに悩むゴリラ型乙女系男子、金剛寺要【こんごうじかなめ】。
数多の出会いと絆を糧に、数々の苦難を乗り越えながら栄光のステージに登り詰める。
……もしこの作品を少しでも良いと思って頂けましたら、いいね、お気に入りをお願い致します。何か気になる点等ございましたら、感想を宜しくお願い致します。執筆のモチベーション並びに作品のクオリティ向上につながります。
文字数 206,268
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.02.23
文字数 61,278
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.04.07
高校1年生の春日美奈は、毎日どこかつまらない日々を送っていた。クラスの表面的な友人関係に馴染みつつも、孤独を感じていたある日、遅刻常習犯らしき女子生徒・松波奏と出会う。
奏は吹奏楽部には所属せず、一人でトランペットを吹く自由な少女だった。学校をサボる彼女を興味本位で追いかけた美奈は、海辺で奏の演奏を目の当たりにし、その圧倒的な輝きに心を奪われる。
自分とは違う、自由でまっすぐな奏に惹かれた美奈は、彼女の勧めでトランペットに触れてみることに。奏との出会いをきっかけに、美奈の退屈だった日常が少しずつ変わり始める。
文字数 112,399
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.04.25
何かを諦めて。
代わりに得たもの。
色部誉にとってそれは、『サンバ』という音楽で使用する打楽器、『スルド』だった。
大学進学を機に入ったサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』で、入会早々に大きな企画を成功させた誉。
かつて、心血を注ぎ、寝食を忘れて取り組んでいたバレエの世界では、一度たりとも届くことのなかった栄光。
どれだけの人に支えられていても。
コンクールの舞台上ではひとり。
ひとりで戦い、他者を押し退け、限られた席に座る。
そのような世界には適性のなかった誉は、サンバの世界で知ることになる。
誉は多くの人に支えられていることを。
多くの人が、誉のやろうとしている企画を助けに来てくれた。
成功を収めた企画の発起人という栄誉を手に入れた誉。
誉の周りには、新たに人が集まってくる。
それは、誉の世界を広げるはずだ。
広がる世界が、良いか悪いかはともかくとして。
文字数 164,913
最終更新日 2025.05.03
登録日 2024.11.23
何も持っていなかった。
夢も、目標も、目的も、志も。
柳沢望はそれで良いと思っていた。
人生は楽しむもの。
それは、何も持っていなくても、充分に得られるものだと思っていたし、事実楽しく生きてこられていた。
でも、熱中するものに出会ってしまった。
サンバで使う打楽器。
スルド。
重く低い音を打ち鳴らすその楽器が、望の日々に新たな彩りを与えた。
望は、かつて無かった、今は手元にある、やりたいことと、なんとなく見つけたなりたい自分。
それは、望みが持った初めての夢。
まだまだ小さな夢だけど、望はスルドと一緒に、その夢に向かってゆっくり歩き始めた。
文字数 30,857
最終更新日 2025.05.03
登録日 2024.11.23
フリーランスの歌手・三喜雄(みきお)は、小中学校で音楽を教えながら舞台に立つ「しょぼいバリトン」。歌い手として物足りなさはあるものの、安定している現状に満足していた。
半ば冷やかしで送った三喜雄のデモ音源が、全国チェーンのドーナツショップ・ドーナツマスターのCMオーディションに合格する。新商品は、ドイツのチョコレートメーカー・フォーゲルベッカー社とのコラボレーション商品で、三喜雄は録音時に、フォーゲルベッカー日本法人の最高執行責任者(COO)のノア・カレンバウアーと再会する。カレンバウアーはかつて、三喜雄のドイツでのオペラデビューを祝福してくれたが、彼は三喜雄のことを覚えていない様子だった。
カレンバウアーは三喜雄がプロとして活躍できるよう、あれこれ世話を焼き始める。そのことに三喜雄が戸惑うさなか、暮らしているマンションが火事になり……。
イラスト/N さま @N_naoco0130
『彼はオタサーの姫』の12年後の物語。未読でもお楽しみいただけますが、三喜雄を取り巻く音楽家たちも元気に登場しますので、読了後だとより楽しいかと思います。
あるバリトン歌手の生涯的な物語なので、恋愛要素にあまり重きを置いていません。ラブシーンもたぶん薄めです。エンタメ性は高めかもです。
文字数 156,133
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.01.29
とある事情で6つの高校が合併した「六郭星学園」に入学した真瀬姉弟。
そんな姉弟たちと出会う1人のクラスメイト。戸惑う姉弟に担任の先生から与えられたのは、「課題」。その「課題」はペアになって行うため、カラーボールの入ったくじで決める。くじを引いてペアになったのは出会ったクラスメイトだった。
ペアになったクラスメイトと行う、「課題」の内容は作曲。その「課題」を行っていくうちに、声優さんに歌って欲しいという気持ちが湧いてくる。
そんなクラスメイトとの1年間に襲いかかる壁。その壁を姉弟と乗り越えていく、色と音楽を紡ぐ、ゲーム風に読む、ダーク恋愛学園短編オムニバス物語です。
文字数 643,747
最終更新日 2025.05.03
登録日 2024.11.11
文晶は幼少期からピアニストを目指していたが挫折、音楽とは無関係の大学に進んだ。
無気力な日々を過ごしていたある日、大学の最寄り駅に置いてある寂れたストリートピアノで奏子に出会う。同じ曲の同じ場所でいつも間違えている彼女を見かねて声をかけたのだ。陽気な性格で無理やり文晶にピアノを弾かせてくる奏子だが……実は彼女の正体はピアノの地縛霊だった。
奏子との出会いによって文晶の世界は広がり始める。
文字数 23,114
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.30
氷のお姫様と呼ばれる本校の先輩、星聖子。
誰も寄せ付けない『氷』のオーラと、華奢で愛らしい『お姫様』のような容姿を持っており、容姿端麗・頭脳明晰を地で行き、オーケストラ部の強豪である本校で指揮を務めているというのだから隙がない。
だが私──青木慈深はそんな氷のお姫様から放課後、ストーカーをされていた。
ストーカーの理由を聞けば「慈深ちゃんに、一目惚れしたから」とのこと。
その時に見た先輩の笑った顔を知っているのは、まだ私だけしかいないらしい。
文字数 58,636
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.30
ピアノだけが私の全てだったのに――。
指を壊し、夢を奪われた元天才ピアニストの祈里(いのり)。絶望の中、神社の奥で出会ったのは、美しい投球フォームを持つ謎の少年ケイだった。
だが、その出会いが運命を変える。
気まぐれな〈魔女〉と名乗る猫・ムーンの魔法で、祈里はケイと共に、猫の姿に変えられてしまった。
人間に戻るため、〈魔女〉を探す奇妙な旅が始まる。
猫の世界は過酷で、優しくて、切なくて……。
秘密を抱えたケイとの絆、次々と明かされる衝撃の真実。
旅の果てに祈里が見つける、本当に大切なものとは?
これは、失ったものを取り戻し、本当の自分を見つけるまでの、不思議で、少しだけ涙する再生の物語。
文字数 24,204
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.26
DJ・クラブを描く小説!
ハウスミュージックが大好きな大学生、ユウタ、マキ、アズミ、アリヤは新人DJ出演イベントで偶然顔を合わす。意気投合した4人は、クラブパーティーを始めることに。
マキとユウタは、さまざまな人々との出会い、経験を重ねる中で次第に惹かれ合っていく・・・。
DJ&クラブミュージック満載の世界に生きる、二人の恋愛と成長の物語!
文字数 82,539
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.01.20
俺たちの学校が共学に!!冴えない日々を過ごしていた北島作良はモテるため3人の仲間とバンド結成を決意。
しかし、楽器が無い、部費もない。
軽音楽部でバンド組んでるカッコイイ先輩、を諦めた北島達はアイドルダンスカバーに活路を見出す。
彼女が欲しい、一つの思いで駆け抜ける青春音楽小説。
文字数 4,086
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.04.30
ただの普通の高校生、望月灯璃(もちづきともり)は自分には何もないことに悩んでいた。
友達もいなければ彼氏も言わずもがな、 好きな人だっていない。
そんな灯璃には気になる存在がいた。
それはよく駅前でギターを弾いてるお兄さん、神木奏(かみきそう)。
めっちゃくちゃ引き込まれるその音は灯璃の心を引っ搔くようにえぐって来る。
でも決して歌わない。 ずっとギターを弾いてるだけ。
「 どうして歌わないの?」
疑問に思う灯璃。
「歌って、灯璃」
静かに笑って奏は言った。
その瞬間、出会ってしまった。
何もなかった灯璃の元に突如現れた、 まるで真っ暗な夜に輝く一等星みたいに。
文字数 7,573
最終更新日 2025.05.02
登録日 2025.04.25
インド映画「RRR」を熱く推して参るエッセイ。ネタバレは極力ないよう努めますが、少しでも前情報を入れるのがお嫌なかたはスルー推奨です。
文字数 160,303
最終更新日 2025.05.02
登録日 2023.02.13
かつて音楽で輝いていた少女・冬川詩音。
しかし過去の裏切りと傷によって、彼女の世界は静かに閉ざされ、音楽もやらなくなっていた。
そんな彼女のもとに、ある日、眩しいほどに真っ直ぐな笑顔を持つ少女・七瀬陽葵が現れる。
陽葵のひとこと、陽葵の行動、そのすべてが少しずつ、詩音の心に光を灯していく。
詩音が再び音楽を信じられるようになる日は来るのか
そして、陽葵の胸に秘められた過去とは?
傷ついた心と心が、音楽を通して響き合う。
これは、優しくて不器用で、少しだけ勇気を持った少女たちの再生の物語。
※物語の中に実在する楽曲が出てくる可能性があります。ご了承ください。
またこの話はナナツカゼさんの「再生」という曲をはじめ、様々な楽曲を元に作らせていただいています。
そのため、原曲との解釈違いなどが発生する可能性があります。どうかお許しください。
また近況ボードで元楽曲の紹介をするので、是非原曲をチェックしてみてください。
※「再生」を読む際に…
* * * * * * * * * * *
⬆これがこのあと、物語内で多数出てくると思うので説明すると、こちらは一人称が切り替わるときの線であり、これが出てきた時は、詩音と陽葵の視点が切り替わります
文字数 16,644
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.04.26
唯一の紅一点としてアイドルグループに加入した純怜。
夢を追いかける中で、思いがけず恋に落ちる。ステージの輝きと日常のドタバタが交錯する中、純怜は友情と恋愛、そして自分自身と向き合いながら成長していく。
果たして彼女は、夢と恋の両方を手に入れることができるのか?
笑いと涙が詰まったドタバタラブコメディが今、幕を開ける!
文字数 52,749
最終更新日 2025.05.01
登録日 2024.08.20
文字数 10,426
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.30
彼女と彼女の親友との出会いがすべての始まりだった。天野美音(あまのみお)と大峰海斗(おおみねかいと)との出会いで、僕、結城健(ゆうきたける)は変わった。僕は特殊な能力を持っている。他人の夢の中に入れる能力だ。彼女はある日を境に深淵病に罹患する。深淵病は一度眠りにつくと、次に目覚めるのはいつになるかわからない病だ。高校一年生のときに彼女が眠りについてから季節が二週した。二年前の二人での逃避行。三人での楽曲制作。そして、美音の義兄との出会い。ある電話をきっかけに、僕は再び彼女の夢の中に入ることになる。
文字数 21,816
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.03.31
高校1年生の紬(つむぎ)は、優等生として真面目な日々を送る中、親友の夏帆(かほ)から旧校舎の音楽室にまつわる怪談――誰もいないはずの音楽室からピアノの音が聞こえる――を聞き、好奇心に駆られて一緒に音楽室に出かける。そこには何もなかったはずが、紬が忘れ物を取りに一人で戻った際、ピアノを弾く謎の少年・水嶋奏斗(かなと)と出会う。彼は「透過症」という病気により体が透明になる体質で、紬は彼の姿を見ることができる数少ない人間だった。最初は幽霊かと疑い、戸惑う紬だが、奏斗の明るく真っ直ぐな性格とピアノへの情熱に惹かれ、徐々に友情を深めていく。やがて、紬にもある問題が起き⋯⋯。透明で純度120%の青春恋愛物語。
文字数 30,628
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.04.29
某ラジオで耳にして衝撃を受けたバンド。
GLIM SPANKY
ノイジーでロックな歌声に、それに応える様な荒々しいギターサウンド!
GLIM SPANKYについて自分なりに語ってみました。
文字数 1,057
最終更新日 2025.04.16
登録日 2025.04.16
何度もオーディションに落ち続ける若手ガールズバンド「トゥインクル☆ティアーズ」。彼女たちに「足りないもの」は何だったのか?
ある日、バンドのベーシスト・里奈が偶然出会ったのは、普通のスーパーで買い物をしていた47歳の主婦・和美。彼女の何気ない仕草から漏れる「音」に、里奈は衝撃を受ける。
これこそが彼女たちの音楽に足りなかったもの——そう確信した里奈は、思いもよらない提案をする。「あなたを私たちのバンドの楽器として採用させてください!」
常識を覆す「熟女和美の女体」という前代未聞の楽器の誕生と、それを「演奏」する若き天才・里奈。彼女たちの音楽は、音楽界の常識を根底から揺るがし、世界中の人々の心を震わせていく。
これは音楽の新たな可能性を探求する物語であり、47歳の主婦が思いがけず見つけた自分の存在価値と生きる喜びの物語である。
文字数 9,886
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.04.13
昼と夜で完全的に分割された世界にて、
突然現れた音楽ユニット「まほろば」
年齢、性別、バックグラウンド、、、その全てが不明な彼らはこの世界に何をもたらしたのか。
これは彼らの曲によって動かされた者たちの物語。
文字数 1,822
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.04.09
全国大会常連の強豪、青空学園吹奏楽部。中学では地区銀賞が最高だった佐々木陽菜は、憧れの部に入部するが、待ち受けていたのは圧倒的なレベル差。「控え」となり、合奏に参加できない悔しい日々が始まる。
そんな陽菜が出会ったのは、二人の天才トランペット奏者。一人は、完璧な技術を持ちながらも孤高を貫く2年生・霧島蓮。もう一人は、名門校から転入してきた圧倒的な実力と自信を持つ水城舞。そして、陽菜を常に励ます友人・菊池美咲(クラリネット)。天才たちの存在と厳しい現実に打ちのめされながらも、陽菜は音楽への情熱を捨てきれない。
悔しさをバネに、陽菜は放課後、街を見下ろす「星見が丘」で一人練習に打ち込む。そこで偶然、同じく丘で練習する霧島と再会。当初は冷たい彼だったが、陽菜のひたむきさに触れ、不器用ながらも的確なアドバイスを与え始める。「秘密のレッスン」とも言える交流を通じ、陽菜の音は少しずつ温かみと芯のある響きを獲得していく。
一方、水城の加入は部に波紋を広げ、特に霧島との対立は深まるばかり。さらに部内では、陽菜を狙ったかのような陰湿な嫌がらせが発生。疑心暗鬼が広がり、部員たちの間には「見えない壁」が生まれてしまう。
苦悩する中、陽菜は完璧主義の裏で水城もまた重圧に苦しんでいることを知る。そして運命の夜、星見が丘に集った霧島、水城、陽菜の三人は、初めて互いのためだけに音を合わせる。完璧ではない、けれど心が通い合うハーモニー。それは、反発し合っていた三人の心を繋ぐ、確かな希望の光となるのだった。
やがて嫌がらせ事件も解決し、見えない壁を乗り越えた青空学園吹奏楽部は、心を一つにしてコンクールへ挑む。県大会、激戦の関東大会を見事に突破し、ついに掴んだ全国大会の舞台。しかし、本番直前にまさかのアクシデントが発生! 仲間との絆が試される中、三人のトランペット、そして部員全員の心が一つになった「青空サウンド」が、音楽の聖地に響き渡る! 目指した金賞には届かず、結果は銀賞。しかし悔しさ以上に、音楽を通じて得たかけがえのない友情と成長という、本当の宝物を手にしたのだった。
挫折から這い上がる主人公のひたむきな努力、孤高の天才と完璧主義のライバルが見せる人間的な変化、そして音楽が繋ぐ熱い友情と淡い恋の行方。豊かに描かれる吹奏楽の世界と、読者の心を揺さぶる青春ドラマがここにあります。読み終えた後、きっとあなたの心にも、どこまでも続く爽やかな青空が広がることでしょう。
文字数 53,857
最終更新日 2025.04.10
登録日 2025.04.10
歌唱の女神なのに音痴!?
30歳売れないミュージシャンである主人公の元に、ある日突然歌の女神さまが!
自分でも気づかなかった才能に喜ぶのも束の間、この女神さま実は訳アリのようで……。
現役のミュージシャンが実体験を元に業界をリアルに描く、新たなガールズバンド物語。
文字数 61,330
最終更新日 2025.04.09
登録日 2025.03.02
絵が好きなのに自信が持てない、女子高生の美穂。
彼女はある日、旧校舎の音楽室の前で衝撃を受ける。頭の中を埋め尽くす、色彩の洪水。
音楽室の中にいたのは、ピアノを前にした少女だった。
二人だけで分かち合える「共々感覚」。色と音が行き交う、二人の創作の日々がはじまるーー。
文字数 22,097
最終更新日 2025.04.03
登録日 2025.03.28
俺に青春など必要ない。
新高校1年生の俺、由良久志はたまたま隣の席になった有田さんと、なんだかんだで同居することに!?
絶対に他には言えない俺の秘密を知ってしまった彼女は、勿論秘密にすることはなく…
本当の思いは自分の奥底に隠して繰り広げる青春ラブコメ!
なろう、カクヨムでも連載中!
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330647702492601
なろう→https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n5319hy/
文字数 789,197
最終更新日 2025.03.23
登録日 2023.01.07
かつて音楽の夢を追いながらも挫折し、今はバーの片隅で惰性の演奏を続けるシンガーソングライター、相馬悠真。彼は、一人のピアニストである如月紅音と共に作り上げた楽曲を最後まで完成させられずにいた。彼女の「紅の未来」という未完成の楽譜だけが、手元に残されている。
ある日、悠真は紅音の母親から「彼女が残した音」を託される。埃をかぶったカセットテープに刻まれていたのは、紅音のピアノと、かすかな独り言「この曲、悠真ならどう仕上げる」。その瞬間、彼の中で止まっていた時間が動き出す。
彼は、紅音との出会い、衝突、そして音楽を分かち合った日々を思い返す。雨の夜、ライブバーでの運命的な出会い。価値観の違いから何度も衝突しながらも、夜通しのセッションを重ね、唯一無二の音楽を生み出した日々。そして、最後に託された未完成の楽譜と「あなたが描く未来の方が、ずっと綺麗だから」という言葉。
だが、悠真の前に立ちはだかるのは、カリスマ音楽プロデューサー・佐倉光輝。彼は悠真の才能を見抜き、紅音の音楽を「売れる形」にしようとするが、悠真はそれを拒む。紅音の残した音を、形だけの成功へと変えるわけにはいかない。孤立しながらも、悠真は「紅の未来」の完成を目指す。
迷いの中、幼馴染のプロデューサー・橘凛の導きで、紅音と訪れた海辺のスタジオへ向かう。波音に包まれながら、悠真は紅音の「言葉よりメロディで伝える」という音楽観を理解し、彼女と共に奏でた旋律を辿っていく。そしてついに、未完成だった「紅の未来」が完成する。
迎えたライブ当日。悠真はステージの中央でギターを手にし、「紅の未来」を歌う。彼の音が鳴り響いた瞬間、紅音の旋律が観客の心に届き、彼女が音楽の中で生き続けていることを実感する。
文字数 6,079
最終更新日 2025.03.22
登録日 2025.02.22
俺はvtuberってのが好きだった。
それこそ、世界で一番だって自負はあった。
けれど、金持ちってわけじゃないし、スーパーチャットの金額もトップレベルかと問われれば違う。
でも、気持ちで言えば一番だったんだ。
でも。ある日を境に変わった。
それは愛が憎しみに変わる瞬間だって俺は自覚したんだ
文字数 1,951
最終更新日 2025.03.16
登録日 2025.03.16
坂本 湊(さかもと みなと) —— 35歳、日本人の旅人。
かつての旅で出会った友人・ルカに会うため、十年ぶりにフランス・パリを訪れる。
かつては旅を愛し、世界を巡ったが、今では日常に埋もれ、旅の記憶も遠いものとなっていた。
文字数 1,268
最終更新日 2025.03.15
登録日 2025.03.15