ヒューマンドラマ小説一覧
あららぎ国立大学に入学した新行内一吾(しんぎょうち・いちご)が、ゼミの初日で知り合った大学生活初の友人は、中性的な美貌を持つ「超」が付くほどのイケメンだった。
ただしこのイケメン、高校時代の人間関係にトラウマを持つ「コミュ障」で、何かと色々手がかかる。おまけにかなりの人見知りで、いきがかり上とはいえ友人になってしまった一吾は、あれこれ世話を焼く羽目になってしまう。
その一方で、一吾は夜の駅前で不思議な雰囲気の美女とも知り合いになり……イケメンと美女に挟まれた複雑怪奇な人間関係の中、この物語が行きつく先は友情か、愛情か?
文字数 260,607
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.03.23
ここは、さまざまな種族が生存する世界。
主人公であるベルメルシア家の御令嬢アメジストの種族は、人族(ひとぞく)である。
自分の信念を曲げない正しき道を歩む彼女は、とても慈悲深く、困っている者がいれば誰であろうと助ける。そして種族関係なしに皆仲良しでいられる世界をと願い、日々を過ごしていた。彼女が十六歳になってからの、とある大雨の日――帰路の途中で見かけた怪我人を助ける、アメジスト。この出来事がきっかけで、彼女の人生は大きく変化していくのであった。
※作中でオリジナル言語(造語)を使っていることがあります(魔法やフルーツなど)
文字数 127,706
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.28
はろはろみんな~!
大人気配信者のちるちょこちゃんだよ☆
ちるちょこちゃんは女の子らしいものが大好き!
好きなタイプは男らしい人!
え? 令和なのに「女らしい」「男らしい」なんてダメ?
それ、なんで?
文字数 3,944
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.05.04
高校三年生の若草海歌は学校内での精神的な陰口や暴言を苦に、駅のホームから飛び降りようとしていた所を葛本椎名に助けられる。
彼は学校外で、親族たちから肉体的な暴力を受けていた。
形は違えど同じ苦しみを抱く二人は、ある誓いを立てる。
「私と一緒に、命を断っていただけますか」
「決まってんだろ」
海歌は葛本のために生きると決意するが…。
「もう一度人生をやり直しませんか」
過去をやり直さないかとある人物から誘われた海歌は、葛本と交わした約束の狭間で苦悩する。
「あなたには、葛本椎名か山王丸和光との結婚を命じます」
母親に命じられた海歌は、ニつの選択肢を前にして揺れ動く。
このまま葛本と共に生きるべきか、彼と共に命を落とすべきかーー。
「あなたがどんな選択肢をしようとも。三月三日十五時三十三分に、世界は滅亡します」
衝撃的な言葉を告げられた海歌は葛本と共に、それが嘘だという方に賭けーー。
*
場所が変われば、立場も変化する。
学校内では明るく元気、一度外に出れば親族から肉体的な暴行を受ける少年×学校内ではクラスメイトから精神的な加害を受けるが、一族の中では次期当主として崇められる本家筋のお嬢様。
人生に絶望した二人が心を通わせた時、世界はキラキラと光り輝く。
*
全62話・5/19で完結予約済み
文字数 38,043
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.30
余命僅かである彼女の願いは、「自分が綴った小説を世に出すこと」。だから俺はその手を握り、共に戦うと決めた。
藤城 直樹(ふじしろ なおき)高校一年生は、入学したばかりだが あえて友達を作らず、将来もどうでも良く、何事もない三年間を過ごすと決めていた。
しかし同じクラスの女子である吉永 未来(よしなが みらい)に、直樹が二年前まで須藤 翼(すどう つばさ)のペンネームで小説投稿サイトに自作を載せていたと気付かれてしまう。
バカにされると身構えるが、実は未来も小説を書いており須藤 翼のファンだった。その為、執筆の仕方を教えて欲しいと頼んでくる。
直樹は、自分が小説を書いていたことを秘密にするのを条件とし、培った技術を未来に教えることにする。
そんな彼女の夢は公募に受賞し、書籍化すること。元々素質と直樹の指導により上達していくが、現実はそう上手くいかず落選ばかり。
初めはそれを受け入れていた未来だったが、時間が経つにつれ焦り始め、直樹に自分の夢を叶えて欲しいと託してきた。
しかし彼は中学生の時に起きた出来事をキッカケに筆を折り、二度と執筆はしないと決めており。そして未来に、自分が成し得なかった夢をいつの間にか託していた。
そんな互いの気持ちがぶつかり合ってしまい、直樹は未来の夢を否定してしまう。
そんな最中、夏休みに入ってしまったことにより彼女と会うことがなくなった直樹は、取り消せない言葉を放ったと後悔。
新学期に謝ると決め登校するが、教室に未来の姿はなく、教師より留学の事実を聞かされる。
最後に謝りたいと連絡を取ろうとするが通じず、それきりとなってしまう。
しかし、そんな二人を引き合わせてくれたのも、また小説だった。
久しぶりに対面した未来は、活気がなく痩せ細っており、実は病を抱えていて病状が悪化した為に姿を消したと知る。
彼女が長く生きられない現実を認めた直樹は、人生最後の夢である「小説をこの世に出したい」願いを叶える為に、もう一度手を取り合う。
過去の裏切りから筆を折ってしまった直樹が、今を懸命に生きる未来との出会いをきっかけに、自分にとっての小説とは何かを考え。
優しかった母、自分に暴力を振るった父を思い出し。
何故、人を避けるようになってしまったのかに向き合い。
傷付いていた自分を認めて、将来に向き合っていく。
文字数 11,038
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.30
ある日、新千歳空港は混乱に包まれる。悪天候によって数多くの便が欠航、遅延となったのだ。
突然の大雪に見舞われ、空港内では足止めされた乗客たちが途方にくれていた。
友人との旅行帰りの真白もその一人。定刻に帰れないことに焦る友人の摛沙は激怒し、楽しかったはずの旅行の最後に二人の友情には亀裂が入りかけていた。
他にも推しアイドルのライブを楽しみにしていた大学生のオタクグループや不機嫌な紳士、家族旅行に遅れた兄妹、空港の治安を守る使命に燃える警備員など、さまざまな人々が同じ空間に留まることになる。
最初は不安やイライラが漂っていた彼らだが、見知らぬ者同士の出会いを通じて徐々にその心が変化していく。
悪天候がもたらした災難な一時が、やがて彼らに新たな一歩を踏み出す勇気を与えることとなる物語。
文字数 26,154
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.30
「私のために争うのは止めて!」
と声高々に教室へと登場し、人見知りのシャイボーイ(自称)と自己紹介をかました、そんな転校生から始まるBL学園ヒューマンドラマ。
彼から動き出す数多の想い。
得るものと、失うものとは?
突然やってきた転校生。
恋人を亡くした生徒会長。
インテリ眼鏡君に片想い中の健康男児。
お花と妹大好き無自覚インテリ眼鏡君。
引っ掻き回し要因の俺様わがまま君。
学校に出没する謎に包まれた撫子の君。
子供達の守護神レンタルショップ店員さん。
イケメンハーフのカフェ店員さん。
様々な人々が絡み合い、暗い過去や性への葛藤、家族との確執や各々の想いは何処へと向かうのか?
静創学園に通う学生達とOBが織り成す青春成長ストーリー。
よろしければご一読下さい!
文字数 651,020
最終更新日 2024.05.04
登録日 2023.09.14
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――
文字数 165,685
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.28
大学受験が終わってすぐ、父が再婚したいと言い出した。相手の連れ子は小学生の女の子。新しくできた妹は、おとなしくて人見知り。まだ家族としてイマイチ打ち解けられないでいるのに、父に転勤の話が出てくる。新しい母はついていくつもりで自分も移動願いを出し、まだ幼い妹を含めた三人で引っ越すつもりでいたが……。
2年間限定で始まった、血の繋がらない妹との二人暮らし。気を使い過ぎて何でも我慢してしまう妹と、まだ十代なのに面倒見の良すぎる姉。一人っ子同士でぎこちないながらも、少しずつ縮まっていく姉妹の距離。
第7回ライト文芸大賞にエントリー中です。
文字数 46,550
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.26
くたびれたサラリーマンの男はある朝、大地震によって異世界に落ちてしまう。その世界の支配者に召喚された訳でも、女神から何か能力を与えられる訳でもなく、ただ本当に落ちただけだった上、異世界は生命維持に適さない環境だった。落ちた早々死にかけるが、そこに通りかかったマンティコア(?)の様なモノによって生存可能な機能を与えてもらい、その助けを借りながら生活する事になるのだが……。異世界に落ちてしまった人生に疲れたサラリーマンと、ちょっと訳ありの土地を治める大きなもふもふのおかしな二人三脚ストーリーです。(多分)
異世界転移者の奮闘と日常?の切り出しなので、さしてヤマもオチもなく続くような続かないような話です。(※食わず嫌いしていた異世界転移モノ(とか色々)をどうにか形にした話です。)【2022.6エブリスタで執筆開始(エブリスタ2022.8退会こちらに作品移行)】
【転載禁止】【無許可ダウンロード禁止】
文字数 184,672
最終更新日 2024.05.04
登録日 2022.08.26
ある日の朝、普通の男子高校生「日向 蒼」は幼女になっていた……!?
繰り返すおねしょ、おもらし。おむつを穿かされたり、可愛い洋服を着せられたりな新しい日常。
その中で彼は少しづつ女の子になっていく……。
よくあるTSモノです。
小説家になろうより転載。カクヨム、ノベルアッププラス、pixivにも掲載してます。
可愛い彼(?)の活躍にご期待ください。
おねしょやおもらし、おむつなどの描写があります。苦手な方はご注意下さい。
文字数 126,009
最終更新日 2024.05.04
登録日 2020.09.19
文字数 16,822
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.06
織原朔真16歳は人前で話せない。息が詰まり、頭が真っ白になる。そんな悩みを抱えていたある日、妹の織原萌にVチューバーになって喋る練習をしたらどうかと持ち掛けられた。
織原朔真の扮するキャラクター、エドヴァルド・ブレインは次第に人気を博していく。そんな中、チャンネル登録者数が1桁の時から応援してくれていた視聴者が、織原朔真と同じ高校に通う国民的アイドル、椎名町45に属する音咲華多莉だったことに気が付く。
彼女に自分がエドヴァルドだとバレたら落胆させてしまうかもしれない。彼女には勿論、学校の生徒達や視聴者達に自分の正体がバレないよう、Vチューバー活動をするのだが、織原朔真は自分の中に異変を感じる。
ネットの中だけの人格であるエドヴァルドが現実世界にも顔を覗かせ始めたのだ。
学校とアルバイトだけの生活から一変、視聴者や同じVチューバー達との交流、eスポーツを経て変わっていく自分の心情や価値観。
これは織原朔真や彼に関わる者達が成長していく物語である。
文字数 39,553
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.27
俺に青春など必要ない。
新高校1年生の俺、由良久志はたまたま隣の席になった有田さんと、なんだかんだで同居することに!?
絶対に他には言えない俺の秘密を知ってしまった彼女は、勿論秘密にすることはなく…
本当の思いは自分の奥底に隠して繰り広げる青春ラブコメ!
なろう、カクヨムでも連載中!
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330647702492601
なろう→https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n5319hy/
文字数 558,905
最終更新日 2024.05.04
登録日 2023.01.07
大学生 蒲地 琴里はレポート締切まぎわ、研究棟にある教授室の前で、ある男子学生と出会う。
彼の名前は安住 宗太郎。
華奢で所作の美しい宗太郎は不思議だらけ。大学に迎えに来る母親や、招かれた母子ふたりで暮らすマンションのリビングには、ずらりと並ぶアダルトビデオ。宗太郎の儚いイメージとかけ離れた部屋にギャップどころか違和感さえ覚えた琴里は、宗太郎の母親による『テスト』のターゲットになってしまう。『テスト』にそれまで何度も失敗している宗太郎は、琴里のおかげではじめて合格し、晴れて自由の身に。そんなこと、つゆほども知らず恋人同士になったふたりは長い付き合いを経て、結婚に至るが結婚式当日、彼がトランスジェンダーであると知る。
琴里とトランスジェンダーの彼女との物語。
ある夫婦の愛の形ーー。
文字数 23,701
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.28
先祖が作った家の人形神が改築によりうっかり放置されたままで、気付いた時には家は没落寸前。
ピンチを救うべく普通の中学2年生、依る(ヨル)が不思議な扉の中へ人形神の相方、姫様を探しに旅立つ。
自分の家を救う為に旅立った筈なのに、古の予言に巻き込まれ翻弄されていく依る。旅の相方、家猫の朝(アサ)と不思議な喋る石の付いた腕輪と共に扉を巡り旅をするうちに沢山の人と出会っていく。
知ったからには許せない、しかし価値観が違う世界で、正解などあるのだろうか。
特別な能力なんて、持ってない。持っているのは「強い想い」と「想像力」のみ。
悩みながらも「本当のこと」を探し前に進む、ヨルの恋と冒険、目醒めの成長物語。
この物語を見つけ、読んでくれる全ての人に、愛と感謝を。
ありがとう
今日も矛盾の中で生きる
全ての人々に。
光を。
石達と、自然界に 最大限の感謝を。
文字数 4,651,923
最終更新日 2024.05.04
登録日 2020.08.11
飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。まかない担当として働く有村千影(ありむらちかげ)は、決まった予算の中で献立を考え、食材を調達し、調理してと日々奮闘していた。そんなある日、社員のひとりが失恋して落ち込んでしまう。食欲もないらしい。千影は彼の出身地、富山の郷土料理「ほたるいかの酢味噌和え」をこしらえて励まそうとする。
仕事に追われる社員には、熱々がおいしい「味噌煮込みうどん(愛知)」。
退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる「聖護院かぶと鯛の煮物(京都)」。
他にも飛騨高山の「赤かぶ漬け」「みだらしだんご」、大阪の「モダン焼き」など、故郷の味が盛りだくさん。
おいしい故郷の味に励まされたり、癒されたり、背中を押されたりするお話です。
※毎日更新しています。
文字数 65,773
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.04.04
後の世に世界最強の殺し屋と謳われる、殺し屋大国の姫 アンナリリアン。暴君と名高い父の命令で向かった先で彼女が出会ったのは、自分とは真逆の生き方をする賢者シムノン・カートス。自由奔放で飄々とした彼、それにその仲間たちに苛つきながらも、アンナリリアンは少しつずつ変化してゆく──。
この物語は──後に起こる「世界の終わり」と呼ばれる災厄までの約二十年間を駆け抜けた一人の女と、彼女に出会ってしまった人々との運命を描いた物語
生きる楽しみが殺人のみという彼女が、様々な者達と出会い、成長し、変貌してゆく物語。
刀剣バトル有り、異能力バトル有り、人間ドラマ有り、恋愛有り、身分差の恋あり
……咲き乱れ、舞い散る花弁のように──躍り狂う戦士たちの物語
──────────
この作品は「英雄と呼ばれた破壊者の創るこの世界でhttps://ncode.syosetu.com/n4840en/」の二十ニ年前の世界を描いたものです。
こちら単独でも楽しんで頂けるような内容にはなっております。
カクヨムと小説家になろうにも掲載しています
文字数 120,534
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.02.29
イギリス人の両親を持つ高校一年生のイヴァン・ファーマーは、生まれは日本、育ちも日本、習慣や言語、そして心さえも「日本人」として生きてきた。
だがイヴァンは、見た目や国籍によって周囲の人々に「勘違い」をされてしまうことが多々ある。
自らの人種と心のギャップに幼い頃から疑問を持ち続けていた。
そんなある日、イヴァンの悩みを理解してくれる人物が現れた。
彼が働くバイト先のマニーカフェに、お客さんとして来店してきた玉木サエ。
イヴァンが悩みを打ち明けると、何事にも冷静沈着な彼女は淡々とこう答えるのだ。
「あなたはどこにでもいる普通の男子高校生よ」
イヴァンにとって初めて、出会ったときから自分を「自分」として認めてくれる相手だった。進路についても、深く話を聞いてくれる彼女にイヴァンは心を救われる。
だが彼女の後ろ姿は、いつも切なさや寂しさが醸し出されている。イヴァンはそんな彼女を気にかけるようになっていった。
自身のアイデンティティに悩む少年少女の苦悩や迷い、その中で芽生える特別な想いを描いたヒューマンストーリー。
◆素敵な表紙絵はみつ葉さま(@mitsuba0605 )に依頼して描いていただきました!
文字数 35,486
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.30
「この世は『なんちゃって実力主義社会』だ」と、半ば人生を諦めている大学2年生・荻原 訓(おぎわら さとる)。
金と時間に追われ、睡眠もままらない日々を過ごす中、同じ語学クラスの新井 奏依(あらい かなえ)に声を掛けられたことで、彼の運命は更に狂い出す……。
文字数 105,286
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.07
大学生となった誉。
慣れないひとり暮らしは想像以上に大変で。
想像もできなかったこともあったりして。
周囲に助けられながら、どうにか新生活が軌道に乗り始めて。
誉は受験以降休んでいたスルドを再開したいと思った。
スルド。
それはサンバで使用する打楽器のひとつ。
嘗て。
何も。その手には何も無いと思い知った時。
何もかもを諦め。
無為な日々を送っていた誉は、ある日偶然サンバパレードを目にした。
唯一でも随一でなくても。
主役なんかでなくても。
多数の中の一人に過ぎなかったとしても。
それでも、パレードの演者ひとりひとりが欠かせない存在に見えた。
気づけば誉は、サンバ隊の一員としてスルドという大太鼓を演奏していた。
スルドを再開しようと決めた誉は、近隣でスルドを演奏できる場を探していた。そこで、ひとりのスルド奏者の存在を知る。
配信動画の中でスルドを演奏していた彼女は、打楽器隊の中にあっては多数のパーツの中のひとつであるスルド奏者でありながら、脇役や添え物などとは思えない輝きを放っていた。
過去、身を置いていた世界にて、将来を嘱望されるトップランナーでありながら、終ぞ栄光を掴むことのなかった誉。
自分には必要ないと思っていた。
それは。届かないという現実をもう見たくないがための言い訳だったのかもしれない。
誉という名を持ちながら、縁のなかった栄光や栄誉。
もう一度。
今度はこの世界でもう一度。
誉はもう一度、栄光を追求する道に足を踏み入れる決意をする。
果てなく終わりのないスルドの道は、誉に何をもたらすのだろうか。
文字数 43,641
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.03.01
何も怖がることはない、ただ真っ直ぐに生きてさえいればーー。
スペインとイギリスのクォーターであるリオは、ロンドンで女優の仕事をしている。祖父のパウロとチャップリンを敬愛する彼女は、恋愛に対して淡白で冷めた価値観を持っているために恋人との関係が長続きしない。また、女優には致命的な無表情であるという問題も抱えていた。だがそれには実は大きな理由があった。
リオはある日、次世代アイコンと称される大人気シンガーソングライターのUmiと出会う。人生や人に失望し、恋愛に対して淡白という部分で意気投合した2人は、名前のない関係性の中で通じ合っていく。
そんな時リオは祖父の友人のチャドから、自分が監督をする自主制作の映画に出ないかと誘いを受ける。
出演を決めた彼女は共演者やスタッフたちと充実した日々を送っていたが、周りで人種問題を想起させる事件が頻繁に起こるようになり、社会や自分自身と向き合っていく。
世の中の理不尽さや人間の汚さに翻弄されながらも、リオは周りの個性豊かな人間たちとの触れ合いの中で救われ、同時に変化・成長していく。
生きることに不器用ながらも、ユーモアと静かな優しさを持って前を向こうとする1人の少女の物語。
※ この作品はフィクションです。暴力行為、犯罪行為を助長する意図は一切ありません。
※人種差別、LGBT、いじめ、銃に関する描写が出てきますが、いじめや差別、犯罪行為を助長する目的でなく、問題提起をする意図の表現となりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
百合要素ありますが、エロなしのため、百合が苦手な人でも読んでいただけると思います。
文字数 45,919
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.29
これは私、秋葉 琴音(あきは ことね)が現世で自分の魔法を探す物語である。
現世の魔法は夢物語の話ではない。ただ夢を叶えるための魔法なのだ。
京都市に住まう知らなければ見えない精霊たちや魔法使い、小さな小さな北区のカフェの一角で、私は自分の魔法を探すことになる。
高校二年生の冬に学校に行くことを諦めた。悪いことは重なるもので、ある日の夜に私は人の言葉を話す猫の集会に巻き込まれ気を失った。
気がついた時にはとある京都市北区のカフェにいた。
そして私はミーナ・フォーゲルと出会ったのだ。現世に生きる魔女である彼女と・・・出会えた。
これは私が魔法と出会った物語。そして自分と向き合うための物語。
文字数 52,464
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.18
ある冬の夜、天涯孤独となり生きることに疲れた娘が風変わりな一人の中年男と出会う物語。その出会いをきっかけとして、娘の運命は大きな変化を伴っていく。
だが、娘にとって何よりも衝撃的だったのは、どうにも風体の冴えないその中年男が、美女達に囲まれたハーレムキングであることだった。
文字数 102,037
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.03.21
文字数 34,725
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.26
現実にリンクした恋愛物語✕呪い=「罪と純愛」 哀しき絆は感動の結末へ!
パンデミック禍のリアル社会を彷彿とさせる、激動のサスペンス恋愛ファンタジー。
恋人に「愛してる」が言えない。人から人へ連鎖する哀しき呪いの雪解けは叶うのか。
悲劇の罪を背負う男子大学生を中心に、置かれた環境に翻弄されてきた人々の愛の行く末を描く感動の物語。関係が拗れた彼らの隠された強い想いが、時を経て再び交錯し、全ての真相が暴かれる。
【あらすじ】
僕はいつの間にか誰かによって呪われていた。封印されてしまった君への愛情の言葉は、どうやって届けたらいいのだろうか……。
大学に通う薬学部の学生である廉斗は恋人である沙奈とのデート中に突如、自身の異変に気付く。廉斗は自分の意思とは反対に、沙奈に対して「愛してる」や「好き」といった愛の言葉を全く話せなくなってしまったのだ。自分ではどうすることもできず、代わりに行動で愛情を伝えるべく廉斗は奮闘する。沙奈はそんな廉斗に理解を示すも、自身の生い立ちのせいで内心では寂しさを感じていた。
そんなある日、世間を騒がせている未知の感染症が沙奈を襲う。感染症病棟に隔離されてしまった沙奈に廉斗は液晶画面越しで愛情を伝えようとするが、やはりどんな方法を使っても言葉にできない。さらに佐奈は病魔に心も身体も蝕まれていく。果たして、この悲劇的な運命から二人は解放されるのだろうか。そして、廉斗から愛の言葉を奪った呪いの正体とは──!?
※縦読み推奨。
※この物語はフィクションです。実在の人物や施設、団体、事件などとは関係ありません。
※この作品には公的データに基づく医学情報がありますが、素人による情報統合のため正確性に欠けています。ここでの医学情報は鵜呑みにせず、ご自分でもご検証くださいますと幸いです。
文字数 75,048
最終更新日 2024.05.03
登録日 2023.01.16
27歳、男、大卒、なのに無職、そして独身、挙句に童貞。
家賃4万、1Rのボロアパート。
コンビニでバイトか家で過ごすだけの毎日。
「俺の人生、どこで狂ったんだろう……」
そんな俺がある日医者に告げられた。
「余命半年」
だから俺は決めたんだ。
「どうせ死ぬなら好き勝手生きてみよう」
その決断が俺の残り少ない人生を大きく変えた。
死を代償に得た、たった半年の本当の人生。
「生きるのってこんなに楽しくて、案外簡単だったんだな……」
文字数 9,359
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.13
妹が急死した旺也は、彼女の息子を一人で育てることになった。
母親が急にいなくなったことで荒れる甥との暮らしに悪戦苦闘し、日々疲弊していく。
そんな二人の前に現れたのは……。
大事な人を亡くした二人が少しずつ心を癒していくお話です。
※人の生死に関するお話ですので、苦手な方はご注意ください。
※不妊に関するお話が一部あります。該当箇所には冒頭に書いておりますので、苦手な方はそこを飛ばして読んでいただけたらと思います。
文字数 11,351
最終更新日 2024.05.03
登録日 2024.04.29
魔王はダンジョンの奥深くでお茶をすすりながらのんびり暮らしている。
魔王は異世界の物を寸分違わぬ姿でコピーして手許に創出することができる。
今、お気に入りはとある世界のとある国のサブカルチャーだ。
そんな魔王の許にビキニアーマーの女戦士が現れて……
※更新は19:30予定
文字数 519,135
最終更新日 2024.05.03
登録日 2019.08.22