ミステリー 小説一覧
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大晦日の夜、我が子が奇妙に消滅!狂いそうな私に夫が突きつけたのは『俺たちは10年もディンクスだろ』という絶望の嘘!
今日は大晦日だった。
東京では珍しく雪が降っていた。細かな白い粒が、港区の高層マンションの外に並ぶ街灯の下で、夜の底に薄い灰をかぶせたように舞っている。
遠くの寺から除夜の鐘が聞こえ始めたころ、陽翔はまだ窓辺に張りついていた。神社の参道の先に見える灯りを指さし、初詣の屋台を見に行きたいと何度もせがんでいた。
部屋の中は暖房がよく効いていて、年越しそばのつゆの匂いがまだ残っている。テレビでは年越し番組が流れ、芸人たちの笑い声が明るすぎるほど響いていた。
私は陽翔に赤いダウンジャケットを着せ、手編みの赤いニット帽をかぶせた。特撮ヒーロー柄のその帽子は、縁が少しだけ歪んでいる。それでも陽翔は、世界でいちばんかっこいい帽子だと言ってくれていた。
「ママ、甘酒飲みたい」
「子どもでも飲めるやつだけね。勝手に走っちゃだめ。パパの手、ちゃんとつないで」
蓮司は玄関で黒いダウンを羽織り、陽翔のマフラーを整えていた。顔を上げて私を見ると、目尻に少しだけ笑みを残した。
「大丈夫。温かいのを一杯買って、すぐ戻る」
「ママも待っててね!」
陽翔は小さな手を伸ばして、私とハイタッチをした。
私は笑って、父子がエレベーターへ向かうのを見送った。扉が閉まる直前、陽翔は隙間から手を振っていた。
鐘の音が、ひとつ、またひとつと夜に沈んでいく。
私は窓辺に寄り、下を見下ろした。神社へ向かう人の流れはそれほど多くない。雪のせいで、街全体が奇妙なほど静まり返っていた。
十分ほど経ったころだった。
コンビニ脇の路地から蓮司が出てくるのが見えた。
ひとりだった。
陽翔の手を引いていない。
蓮司は雪の中に立ち、うつむいて煙草に火をつけた。
心臓が、凍ったように縮んだ。
私はスリッパも履き替えず、コートだけつかんで部屋を飛び出した。エレベーターは氷づけにされたみたいに遅い。階数表示がひとつ下がるたび、手のひらから熱が抜けていった。
122
『琥珀色の記憶をほどいて ―時洲美波と遠い日の約束―』
「モノは決して嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間だけです」
下町の路地裏にひっそりと佇む古物商『時洲堂』。
若き店主・時洲美波の元には、どこからともなく【迷子になったモノ】たちの相談が持ち込まれる。
大切な親友との約束が込められたカード。
クラシックホテルで十年間眠り続けていた、開かずのトランク。
あるいは、15年前に手放してしまった古書――。
一見するとただの古い品物に見えるそれらには、持ち主すら知らない不可解な謎と、失われた過去の時間が封じ込められている。
美波は、極めて丁寧で論理的な観察眼をもって、モノが刻んだ傷や酸化の具合、微細な矛盾を読み解いていく。
誰かを欺くための冷たい悪意から、愛する家族を守るために命がけでついた優しい嘘まで。
言葉を持たない古物たちが無言で語る『真実』を翻訳し、美波は迷子たちを本来あるべき場所へと静かに帰していく。
これは、モノに宿る人々の不器用で温かい想いをほどき、凍りついた時間を再び動かす、静かで優しい謎解きの物語。
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ブルークレイビング〜青い写真と、5つの音の連続殺人〜
晴明女子高で起きた、女子高生連続殺人事件。
被害者のスマホには、死の前に必ず“青い写真”が届いていた。
福岡の女子高を舞台に、恋、憧れ、嫉妬、執着、そして誰にも言えない秘密が、日常の底で静かに澱んでいく。
見ないふりをしてきた少女たちの感情は、やがて現実の殺意と結びつき、学園の日常を少しずつ壊していく。
最初の被害者。
午後10時の通報。
スカートだけが消えた死体。
そして、次の少女に届く青い写真。
誰が何を知っているのか。
誰が何を隠しているのか。
“青い写真”は何を示しているのか。
被害者たちを辿るうちに浮かび上がるのは、偶然では済まされない5つの名前の規則性と、晴明女子高という閉ざされた空間そのものに染みついた青い違和感だった。
一方、福岡県警の捜査班もまた、予告電話、消えたスカート、飛ばし携帯、過去の塾との接点を追う中で、事件の輪郭が単なる連続殺人ではないことに気づき始める。
少女たちの秘密。
警察が追う証拠。
そして、事件の背後で静かに動く異質な者たちの影。
学園の内側に沈んでいた感情と、警察が拾い集める断片。
その2つの線が交わる時、青い写真に隠された本当の意味が姿を現す。
これは、ただ犯人を追うだけの物語ではない。
青春の只中にあるはずの日常が崩れていく時、感情の歪みと記号のように並ぶ死が、世界の見え方そのものを静かに揺らし始める。
学園ミステリー、警察捜査、静かなホラー、そして異質な存在の気配が交差した先に残るのは、解決だけでは終わらない、ひとつの青い残像だ。
124
また間に合わなかった探偵
悪と闘うヒーローを主人公にした物語で、よくありますよね。ヒーローにとって大事な人、たとえば恋人が悪の組織にさらわれ、ヒーローをおびき出すためのエサとして使われるっていう展開。そして恋人に命の危機が迫る中、単身、悪の組織のアジトに乗り込んできたヒーローは、敵をばったばったとなぎ倒し、ついには間一髪のタイミングで恋人の救出に成功する――できすぎです。もし、敵を蹴散らす内に時間が過ぎ、間一髪のところで間に合わなかったとしたら、どうなる?
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隣の旦那が私の子供を妊娠した日
「南さん……念のため、もう一度言いますね」
医師はカルテから目を上げ、言葉を選ぶように一拍置いた。
「妊娠しているのは、あなたではありません」
南 恵子は、一瞬、自分の名前を呼ばれた理由がわからなくなった。
ここは産婦人科で、診察室で、白いカーテンの向こうにはエコー機器がある。
なのに。
「……隣の、西野さんです」
医師の視線が、ドアの方へ向く。
そこに座っていたのは、
隣の家の旦那――西野ゆうじ、三十五歳。
顔色は悪く、両手で腹部を押さえ、浅い呼吸を繰り返している。
汗で濡れた額が、蛍光灯の光を反射していた。
「冗談、ですよね……?」
恵子の声は、情けないほど震えていた。
男性が妊娠する。
そんな話、聞いたこともない。
SFか、悪趣味な都市伝説の類だ。
けれど、エコー画面には、確かに“何か”が映っていた。
「週数的には、六週前後です」
医師は淡々と告げる。
六週前。
恵子の脳裏に、はっきりとした日付が浮かんだ。
雷が鳴った夜。
停電。
夫は出張中。
そして――
玄関先で、ゆうじと二人きりになった、あの夜。
「……嘘」
恵子は、思わず隣の男を見る。
ゆうじは目を閉じたまま、かすれた声で呟いた。
「やっぱり……そう、なったか」
その言葉が、何よりも恐ろしかった。
否定しない。
驚かない。
まるで、予想していたかのような口ぶり。
恵子は自分の腹ではなく、
彼の腹部から、目が離せなくなっていた。
――この中にいる“何か”は、
一体、誰のものなのか。
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殺人犯捜査第四係比嘉可南子 ハロウィンの殺人鬼
お馴染みの『比嘉可南子シリーズ』第五弾です
今回も、胸糞、イヤミス、バッドエンド、猟奇殺人ものです。
127
女は死んだが、名医師はそれを生きていると言う。
配信動画に偶然映った女が突き飛ばされた映像。
現場に行くとそこには、頭部が激しく損傷した男が倒れていた。
刑事梅田は、その事件の担当をした途端、黒く汚れた段ボール箱が自宅に現れる。
ボコボコと黒い液体が漏れ出したその段ボールに、梅田は悩まされる。
128
強請り屋 静寂のイカロス
県内某市で興信所を営む五味民雄。警察界隈では『強請り屋』と渾名されるこの男が訪れたのは、山の奥にある、かつてホテルであった建物。いまは新興宗教『天晴宮日月教団』の総本山であるここに、結婚詐欺師の女、柴野碧逃げ込んでいた。依頼人から引き受けた仕事はこの女の行方を捜し当てる事だったが、五味は碧から金が強請り取れると考えていた。
129
私立オカルト編集者 〜千と一つの語り手〜
声劇用のフリー台本です。台本を使う際、基本的には私に許可をとる旨の連絡は必要ありませんが、収益を目的としている・収益が見込まれる場合に限り、一言その旨を連絡した上で必ず著者名として私の名前を表記するよう、お願い致します。
〜あらすじ〜
怪異現象。それは噂や迷信が有名な伝説や物語と結び付き、起こってしまう摩訶不思議の現象。その現象は身近なものから、想像し難がいものまで多種多様。そんな怪異現象を探し、語るのが私立オカルト編集社のお仕事。編集長金田健一と助手の三上香奈恵は様々な怪異現象と出会っていく。
130
七日後の完全犯罪
本来起こらない殺人事件・|縁害《えんがい》。
昭和四十二年八月十四日に迷宮入りする殺人事件を阻止するため、羽柴憂志郎は光清町へと向かった。
沖島製造二代目社長の沖島郷三郎は、光清町でも黒い噂の絶えない人物で本件の被害者である。
八月七日に光清町へ訪れた憂志郎は、手元にある資料を元に死体発見現場と容疑者八名を調べて思考を巡らせる。被害者と加害者、両方を救うために。
131
【完結】Apocalypsis アポカリュプシス
犯罪研究の第一人者であるコウキ・タカシナ博士は、政府直轄機関からの要請を受けた。犯罪者の心理を読み解く分野で天才と称された彼は、断ることができない命令を諦め半分で受諾する。
新しい研究材料を提供してくれるのだから断る理由はない。都合よく政府機関の要請を脳内で置き換えたコウキだが、提供された犯罪者は―――かつて死神と呼ばれた連続殺人犯。
彼は元死刑囚だ。つまり、公的には死刑は執行したと発表された”社会的に死体とされた存在”だった。
多くの女子供を殺めた犯罪の天才と、犯罪心理を専攻する博士。
己の信念に従い、神を否定して殺人を禁忌としない連続殺人犯は、言葉巧みに己の管理者たるコウキの心を捉えていく。囚人でありながら、自由奔放に振舞う彼の目的とは…?
※この作品では残虐な表現があります。またキリスト教や聖書を否定する表現が多用されています。
【重複投稿】エブリスタ、アルファポリス、カクヨム、小説家になろう
【シリーズ構成】5章構成、50話完結
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幸福論 ~善意という名の洗脳~
「お前の代わりに、僕がミサキさんを『調律』してあげるよ」 兄・ソウイチの提案は、あまりに慈愛に満ちていた。 不妊に悩む僕たち夫婦のために、兄が差し出したのは、常軌を逸した「治療プログラム」。
日に日に艶を増していく妻。僕の知らない悦びを知り、兄の顔色を伺うようになる彼女。 「ケイスケ、お前はただ、そこに座ってドラマでも見ていればいい」 兄の圧倒的な正論の前に、僕の倫理は砂の城のように崩れていく。
やがて産まれた子供は、一体誰の子なのか。 代々続く「高村家」に隠された、悍ましき交配の真実とは。 洗脳によって書き換えられていく愛の形。その果てにあるのは、救いか、それとも永劫回帰の地獄か――。
133
引きこもり女子と猫殺し
『生徒相談委員』である夢野は、不登校になっているさくらをもう一度、学校に登校させてくれと教師から依頼された。 さくらと接触した夢野は、猫殺しの疑惑をかけられた不登校になったことを知る。夢野はその犯人を特定し、さくらの疑いを晴らすことを約束した。 誰が猫を殺したのか? そこには幾つかの謎があった。
134
住む
殺人未遂。犯人は…?
どうして…?謎が深まる殺人未遂事件の物語。
135
月は無慈悲な夜の密室
コンセプトは「人間が二人しか存在しないはずの場所で、そのうちの一人が殺された。しかし、残りの一人は犯人ではない」というものです。この状況でどんな解決方法があるか。それを考え、結論の一つとして導き出されたのがこのお話です。
カテゴリーをミステリーにするかSFにするか少し考えましたが。SF的舞台や展開は、 謎やトリックを成立させるためのガジェットに過ぎないですし、メインテーマは前述の不可能殺人だったのでミステリーにしました。もし運営様に注意されたら変更するかもしれません。
☆あらすじ。
月の裏側に位置する日本の月面基地ルナポート9。そこに駐在する二人の技官の一人、芹沢が何者かによって包丁で腰を刺され死亡した。
だが現在ルナポート9には……と言うより月全体でも人間は二人しか存在しない。つまり犯人はもう一人の駐在技官である近藤以外にあり得ないのだが、近藤は自らは絶対に犯人ではないと主張する。
謎を解き真実をつきとめるため、基地のロボットたちと協力して推理推論をくり広げる近藤。果たして近藤は真犯人を見つけ出し、自らの無実を証明することが出来るのだろうか?
136
未完成のクリード
ある日、掲示板に貼られた一枚の写真。
それは沢藤 健吾のクラスメイト、絵羽 沙苗の援交現場を押さえた写真だった!
誰がそんなことをしたのか。
沢藤が属する新聞部は事件の犯人を追うことに。
そして待っていた真相は______
挿絵はいすみんさん(Twitter⇒https://twitter.com/isumin3939)提供
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インシデント~楜沢健の非日常〜
※こちらは全てフィクションです。実際の事件、人物や団体等を特定してはおりません。犯罪を助長するものでもありません。事実に反する記述もありますが、創作上の演出とご理解ください。
父親、葵の経営する不動産会社で、葵の右腕でもある楜沢健は、長身、容姿端麗、頭脳明晰の非の打ちどころのない男。
彼の日常は時として非日常となり……。
何気ない日常に潜む憎悪、嫉妬、愛憎、復讐。ページをめくるたび、真実が見えてくる。
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恋愛裁判リアリティ・ラヴァーズ
仮想空間恋愛リアリティショー『リアリティ・ラヴァーズ』。
最新フルダイブ技術によって作られた仮想リゾート《ラヴァーズ・ガーデン》に集められた男女十人は、八日間の共同生活を送り、最終日に“真実の恋人”を選ぶ――はずだった。
だが初日の夜ーー公式マスコットAI・ラヴィの一言で、番組は突如としてデスゲームへ変貌する。
「これより、恋愛裁判を開廷するラヴィ!」
ログアウト不可。ステータス強制公開。
毎晩二十一時、視聴者投票による《恋愛裁判》開廷。
有罪になれば、仮想空間内で処刑される。
そしてその死は、現実の肉体にも反映される。
生き残る方法は、ただひとつ。
恋をし、視聴者に応援されること。
そして最終日まで、誰かに選ばれ続けること。
139
電脳椅子探偵シャルロット
“記録されない真実が、この世界には存在する。”
近未来の都市、
全てがネットワークに接続され、事件も記録され、データとして管理される時代。
その中で、“観察者”として名を馳せる少女がいた。
彼女の名はシャルロット・ホームズ。
義体化された身体と高度なAIによって、事件の記録を読み解く探偵だ。
相棒は、シャルロット専用のAIユニットW.A.T.S.O.N.。
外見は椅子型の端末であり、常にシャルロットと繋がっている。
事件現場に足を踏み入れることなく、ただ“観察”することで真実を解き明かす――
その手法は、誰もが認める名探偵であり、同時に冷徹な“記録者”。
しかし、シャルロットには一つの“謎”がある。
彼女の意識は、どこから来たのか、誰が“観察者”として彼女を作り上げたのか。
その答えは、事件の中に隠されている。
記録を超えて、見逃された真実を追う──
次々と襲いかかる事件の中で、シャルロットはどこまで“人間”に近づくのか。
140
【完結】群青カタルシス
死刑囚、浅倉潤(あさくらじゅん)
教誨師、宗胤(しゅういん)
二人の男は、三時間後に爆発する爆弾がカウントダウンを続ける部屋で、互いに向き合い座る。
宗胤は言う。
「浅倉潤さん、あなたはあなたの人生を振り返ってくださればそれでいい」
潤は死を受け入れていた。それなのに、こうして宗胤と話をする時間は無駄ではないか、そう憤る。
しかし。一見意味のないこの人生の振り返りは、潤の胸中深くに沈んだとある思いを呼び起こすのだ。
「浅倉潤。あなたは、罪人だ」
——密室。言の刃での戦いが、今始まる。
141
【完結・R18】もう、少しだけ…
同じ会社に勤める夏木と久我。
二人の男女は惹かれ合い、互いの本能に抗えずある日、身体の関係を持つ…。
錯綜する人間関係の中、最後には…何が…
性的描写多め、苦手な方はお避け下さい。
こちら、途中でジャンル変更の可能性があります点、ご了承ください。
142
パンアメリカン航空-914便
ご搭乗有難うございます。こちらは機長です。
ニューヨーク発、マイアミ行。
所要時間は・・・
37年を予定しております。
世界を震撼させた、衝撃の実話。
143
御導師様 蓮華
御導師様と呼ばれる蓮華は何者なのか?蓮華が付けるプラチナブラックの艶々ショートウィッグの下は、剃毛した坊主頭!尼僧なのか?いや男なのか!その実体は未だに分らない。ただ判る事は、その存在自体が毒…。
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天然で優しいお母さんは最強かもしれない
俺はある事を除けばただの高校生。
ごく普通の家庭に生まれた。
少し天然だけど優しい母さんと出張の多い父さんの間に生まれた。
一つ変わったことがあるとすれば幽霊が見えることだ。
怖い話も交えた日常ファンタジー風。
ホラーかミステリーか微妙なので一応ミステリーにしてあります。
145
ルナ子のキッチン
なろうで発表した旧作ですが。小規模レストラン経営者のルナ子さん。ある日アレルギー患者のお客様が。アレルゲンを徹底的に取り除いたはずの料理を出したのだが。何故か蕁麻疹が。
146
鬼熊・警部補熊谷芳樹
上野署生活安全課保安係に所属する熊谷芳樹警部補は、過激な捜査手法を用いることで、管内で活動する裏社会の人間たちから、「鬼熊」と呼ばれ、恐れられていた。
ある日、違法薬物の売買をしている風俗店の店長である老人が、失踪した。
熊谷が捜査を進めていくうちに、今度はその店にいたチンピラが、何者かに殺害され、遺留品から熊谷が容疑者として浮かび上がる。
果たして、熊谷が殺したのか・・・
そして、店長の老人は、どこへ行ったのか?
真相を探るうちに、思いもよらぬ事実を見つけるのであった。
147
ある男が守ったもの
1998年、16歳の鈴原健介はマンションの屋上より飛び降り自殺を試みるが、奇跡的に傷ひとつない状態で病院へと運ばれる。翌日、体に何の異常も認められず退院した。だが、翌年の1999年に彼は忽然と姿を消す。そして2012年、ほとんどの人間が彼の存在すら忘れかけていた時……ひとりの探偵が、鈴原に関する調査を開始した。やがて、恐ろしい事件の真相が浮かび上がる──
※作中に登場する団体や人名や地名や事件などは、全て架空のものです。実在の人間や団体とは、何の関係もありません。
148
アクアマリンの対価
人を殺した男と、女子高生が一緒に死体を捨てに行く話。
◆ ◇ ◆
死体を詰め込んだキャリーケースを持って、離島へ向かうため船に乗る。誰にも見つかることなく海に死体を捨て、帰りの船の時間までどう時間を潰すか話し合う二人に、島の少年が声をかけてきた。
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『水辺に咲く紅蓮双華』【探偵久我晴翔シリーズ File.02】
探偵久我晴翔シリーズ第2弾!
前作『深紅の匣』で出会った、警察組織に絶望した元刑事の私立探偵・久我晴翔(くが はると)と、不器用ながらも真っ直ぐな正義感を貫く新米刑事・沢城亜由美(さわしろ あゆみ)。
互いの信念を認め合い、真のバディとなった二人が挑む待望のシリーズ最新作!
『至宝・紅蓮双華を頂戴する』
ある日、忽然と姿を消した宝石商。その寝室には、まるで怪盗の予告状のような不気味なカードが残されていた。
同時に、厳重な金庫に保管されていた二十カラットの特注ピンクダイヤモンド「紅蓮双華(ぐれんふたば)」も消失してしまう。
ただの失踪か、あるいは誘拐か。
しかし事件は二週間後、誰も予想しなかった最悪の形で動き出す。
深夜の公園で発見された宝石商の遺体。
その両目には、奪われたはずの巨大な宝石「紅蓮双華」が、まぶたを押し広げるようにして無残に埋め込まれていた……。
空白の二週間、被害者はどこで何をしていたのか?
なぜ犯人は、両目に宝石を埋め込むという猟奇的な見立て殺人を決行したのか?
莫大な遺産を巡って冷え切った正妻と双子の兄妹、そして被害者の愛人。
容疑者全員に動機があり、同時に完璧なアリバイを持つ者は一人もいない。
交錯する愛憎と嘘の裏側に隠された、あまりにも哀しい真実とは――。
警察の捜査権限を持たない探偵・晴翔の「冷徹な論理」と、組織の壁に挑む刑事・亜由美の「真っ直ぐな正義」が、愛という名に隠された事件の深淵を暴き出す!本格ミステリー長編。
※本作品は「カクヨム」「エブリスタ」にて同時掲載(重複投稿)しております。
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蒼緋蔵家の番犬 3~現代の魔術師、宮橋雅兎~
雪弥は、異常な戦闘能力を持つ「エージェントナンバー4」だ。里帰りしたものの、蒼緋蔵の屋敷から出ていってしまうことになった。思い悩んでいると、突然、次の任務として彼に「宮橋雅兎」という男のもとに行けという命令が出て……?
雪弥は、ただ一人の『L事件特別捜査係』の刑事である宮橋雅兎とバディを組むことになり、現代の「魔術師」と現代の「鬼」にかかわっていく――。
※「小説家になろう」「ノベマ!」「カクヨム」にも掲載しています。
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藤壺の宮は〝物の怪のせい〟にしたくない【源氏物語あや解き異聞】
大学への通学途中、トラックに轢かれてしまった大学院生、脩子(ながこ)。
彼女は何故か、源氏物語における〝藤壺の宮〟に転生してしまったらしい。
藤壺の宮といえば、光源氏の初恋の相手だ。
しかも源氏との密通により、不義の子までこさえてしまう重要人物でもある。
源氏に懐かれることだけは、どうにか回避したい脩子。
だが、源氏には無下にしづらい事情もあり、困りものだった。
おまけに源氏は、何故かいつも事件の話を持って来ては、脩子の推理を聞きたがる。
その殺人は、物の怪の仕業か、人の仕業か──。
五歳差バディの平安謎解き譚、開幕。
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◆ 一章:『狐狸の、人に化けて池に落つること』
元・国司が自邸で遺体となって発見される。
死亡推定時刻、現場を訪れた人物は二人いた。ところが、そのうちの一人は「自分は現場に行っていない」などと主張を始める。
それは、罪を逃れるための方便か。
それとも本当に、人ならざるモノによる仕業なのか。
◆二章:『空蝉の身をかへてける木のもとに なほ人がらのなつかしきかな』
宴席のさなか、大納言家の娘・六の君が自室で絞殺される。
第一発見者が犯人であるならば、現場に凶器が見当たらないことに説明がつかない。
一方、最後に六の君と接した人物が犯人だとすれば、御簾越し非接触の状態で絞殺するという、不可能に近い状況が立ちはだかる。
犯人は、凶器を持たない第一発見者か、御簾越しに和歌を詠み交わした最後の訪問者か、あるいは──。
◆三章:『花の夕顔、鬼はや一口に喰ひてけり』
寂れた廃院の塗籠で見つかったのは、中級貴族の姫君・夕顔の左腕だけだった。
雪上に残る足跡は、門戸から一往復分。
ただし門前には、雪が降る前から降り止んだ後にかけても、検非違使が夜警に立っていた。
犯人は検非違使に見られることなく、どうやって廃院を出入りしたのか。残りの遺体は、いったい何処へ消えたのか。
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■登場人物■
⚫脩子…本作の主人公。謎解き方面に頭は回るが、恋愛方面においては回ってないどころか止まっている。
⚫光る君…作中を通して、初恋のお姉さんに振り回されるショタ ▷▶ 食えない青年にメガ進化。大体ぜんぶ脩子のせい。
⚫王の命婦…脩子のばあや。脩子以外の人間に対しては、それほど毒舌ではない。
※あとがきや各話の引き等を差し引けば、本文自体は11万字ちょいです。
※R15です。あまり直接的な表現はありませんが、一般的な推理小説程度の描写はあります。
※興が乗って表紙を作成しましたが、自費出版などはしておりません。
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消された過去と消えた宝石
大富豪斎藤雅也のコレクション、ピンクダイヤモンドのペンダント『女神の涙』が消えた。
刑事伊藤大吉と藤田建造は、現場検証を行うが手掛かりは出てこなかった。
後妻の小夜子は、心臓病により車椅子生活となった当主をよく支え、二人の仲は良い。
宝石コレクションの隠し場所は使用人たちも知らず、知っているのは当主と妻の小夜子だけ。
しかし夫の体を慮った妻は、この一年一度も外出をしていない事は確認できている。
しかも事件当日の朝、日課だったコレクションの確認を行った雅也によって、宝石はあったと証言されている。
最後の確認から盗難までの間に人の出入りは無く、使用人たちも徹底的に調べられたが何も出てこない。
消えた宝石はどこに?
手掛かりを掴めないまま街を彷徨っていた伊藤刑事は、偶然立ち寄った画廊で衝撃的な事実を発見し、斬新な仮説を立てる。
他サイトにも掲載しています。
R15は保険です。
表紙は写真ACの作品を使用しています。
153
青年の欲望と絶望
サスペンスより。
主人公の復讐。
甘美な復讐は、甘い蜜の味。ざまあけい。
154
心霊魔女のいちご狩り
「心霊探偵あやね」に出演している魔王の次女魔女アイリのちょっとエッチでちょっとおバカな「心霊魔女のいちご狩り」になります。
155
白紙の未来と再会のヒロイン ~君と綴る、運命のページ~
「未来、書き換えちゃってもいいですか?」
平凡な高校生・青葉一樹が手にしたのは自身の生涯が記された『運命の書』。
しかし、そのページは高校二年の春から全て白紙だった――。
その謎を解く鍵は、転校生として現れた幼馴染・橘莉緒。か
つてのガキ大将は息をのむほどの美少女に変貌して帰ってきた!
彼女との再会を機に白紙のページに未来がリアルタイムで綴られ始める。
だが、そこに浮かび上がったのは、クラスのアイドル・雛森詩織に訪れる「回避不能の死」の予言だった。
「俺たちが、運命をへし折ってやる!」
莉緒を相棒に一樹は死の運命を覆すため奔走する。
しかしその決断は世界の禁忌に触れ、未来からの監視者・クロノや、最強の処刑人・如月蓮を呼び寄せてしまう。
加速するラブコメ、迫りくるタイムリミット。
そして明かされる莉緒の未来だけが白紙である衝撃の理由。
「君は、本当にそこにいるのか?」。
七年前の約束と隠された真実が交錯する時、少年は全てを犠牲にして運命(シナリオ)に挑む。
予測不能の運命改変ファンタジー、ここに開幕!
156
サイコとおおかみ -エリート刑事は殺人鬼?-
主人公・大上史狼は、警視庁の刑事・最上辰彦と取引をして同居生活を始める。その取引とは--史狼の特殊能力を使って最上に協力することだ。史狼は他者に触れることで、相手の感情がわかる能力を持っていた。ところが最上の感情だけがわからない。この男は感情のないサイコパスなのか--史狼は疑惑を抱きながらも、失踪した密売人の行方を探し、シリアルキラーの策略に立ち向かう。ところがある日、最上の壮絶な過去を知り--?!
最上の命を狙うのは誰か? 誰が味方で誰が敵なのか?
自分の能力を呪っていた史狼だが、その能力を駆使しながら、過去と今の事件を暴く。
サイコ疑惑のイケメン刑事 × 一匹狼青年のバディ・サスペンス物語。
アルファポリス「第9回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞を受賞しました。
本作は「小説家になろう」にも掲載しています。
157
猫の目は闇を見ている
大正、帝都のオカルト事件帳。
※不定期更新です
158
、パパ、
作:すみや
本作品は、実際の事件(紀州のドン・ファン事件)にインスパイアされて書いた作品ですが、フィクションです。
登場する人物・団体は架空であり、実在するものとは関係ありません。
財産目的といわれた『紀州のドン・ファン』事件。この事件がもし財産目当てでなく、愛と父性に飢えた一人の少女の物語だったら? と思い付き書いた作品です。
尚、一部に事件被害者の『自伝』箇所がありますが、講談社から出版されている書籍(連載終了後に詳細を明記します)とは、内容が異なります。文章の引用はしておりませんが、一部共通する点はございます。ご了承ください。
※話が進むにつれ過激な描写(性描写・殺人描写)がございます。ご注意ください。
母親から虐待され、棄てられた少女ナミ。しかし実の父親からは優しくしてもらった思い出がある。児童養護施設『みつば園』の施設長である誠からは存分に愛されて育ち、18歳で社会へ独立した。
ナミを虐待から救った亮太、ナミの親友姫星、ナミを利用する大人と有名人の浜崎雄二、そしてナミの本当の父親は、ナミに何を与え、何を奪ったのか。
159
『淫鬼ミステリーシリーズ』
日本に古来より棲み、人の秘めたる欲望を糧とする「淫鬼」。その囁きは、あなたの理性を蝕み、禁断の快楽へと誘う。抗えない情欲と、解き明かされる謎。これは、淫らな鬼に憑かれた者たちの物語。あなたの奥底に眠る闇を暴く、背徳の官能ミステリー、開幕。
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地味な病院事務の私に横領の罪を着せた夫へ。証拠は全部そろいましたので、あなたたちを静かに破滅させます
「三枝澪さん。あなたが横領した金額は、三百七十二万円で間違いありませんね」
地味な病院事務として、目立たず、誰かの役に立つことだけを考えて生きてきた三枝澪。
ある夜、彼女は突然、三百七十二万円を横領した“犯罪者”にされた。
証拠は、澪のIDで申請された不正送金の記録。
目の前には病院幹部と義母。そして夫の隣には、妊娠を告げる不倫相手が立っていた。
差し出されたのは、離婚届と横領を認める自白書。
誰もが思っていた。
地味で、逆らったことのない澪なら、今回も黙って署名する、と。
けれど、ひとつだけおかしい。
不正送金が行われたのは、午後八時十七分。
その時、澪は母のそばにいた。
ならば。
その時刻に、澪の名前を使ったのは誰なのか。
澪は怒鳴らない。泣き叫ばない。復讐を口にもしない。
ただ、時刻を確かめる。
場所を確かめる。
金の流れを追う。
彼らが口にした言葉を覚えておく。
そして、相手が勝ったと思った瞬間に、一枚の記録を差し出す。
一人の嘘が崩れる。
次の嘘が見つかる。
その先から、さらに大きな嘘が顔を出す。
やがて、ただの不倫と横領の濡れ衣だと思っていた事件は、病院そのものを覆う不正と、亡き父の過去へとつながっていく。
これは、捨てられた妻が怒りに任せて復讐する物語ではない。
奪われた名前を。
父の名誉を。
そして、自分自身の人生を。
一人の地味な女が、事実だけで静かに取り戻していく物語。