ファンタジー 陰陽師 小説一覧
1
2本に古くから続く一族の直系に生まれた女の子、安倍咲月は一族の中では霊力と神力が少なく、使用人や分家の親族からは“役たたず”と呼ばれていた。
だが、現当主である成親は彼女に最大限の愛情を注いでいる。
そして、そんな彼女の傍には強い力を持たないのその姿を見る事すっらできない、守護神である十二神将が控えていた。
18歳の誕生日に他の兄妹と同じように、一族内での成人式裳儀に挑むことになるのだが・・・・・。
※なろう、カクヨムでも同じ小説を掲載中です。
どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 57,776
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.10.03
2
主人公登場 入学式編 より
忘年会ではおじさんが話の佳境で何度も『隣でしゃくれただけなのに』を入れて、その都度、会場は笑いの渦に包まれたのだが、俺はトゥランの前で吹き出さないようにあらましだけを冷静に伝えていた。
「・・この悲惨な体験を、おじさんが面白おかしく話すから一族はお腹を抱えて笑ったんだ・・次の年おじさんは、場面ごとに合った音楽を流しながら『隣でしゃくれただけなのに』を、椅子に座って詩を朗読するみたいに披露したんだよ。それから去年は一族数名が協力して、おじさんの主役で『隣でしゃくれただけなのに』を劇にした。だから演目なんだ。」
「ははっ。その劇、私も見たい。音楽が流れる朗読も、かなり興味深いな。あー可笑しい。・・プラントリーの人々は、面白い。宰相の『大げさな国王の物真似』も見てみたいよ。」
俺はトゥランに隠している事があった。
実を言うと、おじさんは『隣でしゃくれただけなのに』の台詞を言う時は必ず、中年女性に見せた『しゃくれた顔』を再現する『顔芸との合わせ技』だったのだ。
珠生壬と胤煌編 より
「これから生まれる輪廻を要しない星の子《宇宙由来の魂》達は、時空間術を生来使うことが出来る。・・阻めない星の子達の精神感応は世界の調和を誘い、全人類が進化の渦にのまれ、新時代が始まって行く。」
(星の子・・重力に縛られないニュータイプか??)
「いち早く気付いた能力者の中には、星の子達の排除を試みる者が出る。歴史ある技を継ぎ鍛え磨いた力に驕り、残念ながら、能力は選ばれた一部の受け継ぐ者に限定するべきだと信じて疑わないんだ。」
「・・そんな分かりやすい悪役に、堕ちますかね。」
「己を律して尽くしてきた能力者ほど、搾取構造を維持したい支配層の騙る大義名分に、飛び付くんだよなあ。人より秀でた存在だと錯覚して、力ある者の義務と誇りをはき違えて己の裁量を狭める・・。日本のアニメやゲーム、漫画は嗜むべきだな。多面的思考力と柔軟性が育まれる。無意識に神託で作ってる作品も多いよね。」
(BLはそれに含まれるのかと、聞いてやるものか・・。)
異世界コメディからSFファンタジーへ急転します。
物語の基盤となる話から読み進めたい場合は『わくわくwack×2フラーグ学院 箱庭編』を先にお読み下さい。よろしくお願いします。
小説家になろうに投稿しています。
文字数 284,342
最終更新日 2025.12.04
登録日 2024.02.21
3
「何があっても最後まで諦めない」「霊剣は守るために振るう」。父母の教えを胸に、どんなに過酷な運命に遭おうとも、希望を信じて戦い抜く少女と幼なじみたちの和風バトルファンタジー。
〈登場人物〉
朱咲あかり:天狐の父と朱咲の血を引く母をもつ半妖の少女。霊剣と言霊をのせた祝詞を操る。
青柳結月:青柳の血を引く妖の青年。霊符を駆使する。
白古秋之介:白古の血を引く妖の青年。神憑りを専門とする。
玄舞昴:玄舞の血を引くほぼ人間の青年。呪術的医療と結界を得意とする。
〈参考文献〉
安倍晴明『簠簋内伝』現代語訳総解説/藤巻一保/戎光祥出版
秘説 陰陽道/藤巻一保/戎光祥出版
図説 日本呪術全書/豊島泰国/原書房
文字数 428,383
最終更新日 2025.11.30
登録日 2021.08.25
4
5
命日の夏に、私たちは出会った。
妖魔・怨霊の大災害「災禍」を引き起す日本国。
政府は霊力を生業とする者を集め陰陽寮を設立するが、事態は混沌を極め大戦の時代を迎える。
災禍に傷付き、息絶える者は止まない絶望の最中。
ひとりの陰陽師が、永きに渡る大戦を終結させた。
名を、斉天大聖。
非業の死を成し遂げた聖人として扱われ、日本国は復興の兆しを歩んでいく。
それから、12年の歳月が過ぎ。
人々の平和と妖魔たちの非日常。
互いの世界が干渉しないよう、境界に線を入れる青年がいた。
職業、結界整備師。
名は、桜下。
過去の聖人に関心を持てず、今日も仕事をこなす多忙な日々を送る。
そんな、とある猛暑の日。
斉天大聖の命日である斉天祭で、彼らは巡り会う。
青い目の検非違使と、緋色の髪の舞師。
そして黒瑪瑙の陰陽師。
彼らの運命が交差し、明けない夜空に一縷の光を灯す。
※毎月16日更新中
文字数 355,349
最終更新日 2025.11.18
登録日 2023.12.27
6
現代日本。人々が平和な日常を享受するその世界の裏側では、常に陰陽師と人類の敵である妖魔による激しい戦いが繰り広げられていた。
そんな世界において、クラスで友達のいない冴えない陰キャの少年である有馬優斗は、その陰陽師としての絶大な才能を持っていた。陰陽師としてのセンスはもちろん。特別な神具を振るう適性まであり、彼は現代最強の陰陽師に成れるだけの才能を有していた。
その少年が願うのはただ一つ。病気で寝たきりのお姉ちゃんを回復させること。
お姉ちゃんを病気から救うのに必要なのは陰陽師の中でも本当にトップにならなくては扱えない特別な道具を使うこと。
ならば、有馬優斗は望む。己が最強になることを。
お姉ちゃんの為に最強を目指す有馬優斗の周りには気づけば、何故か各名門の陰陽師家のご令嬢の姿があって……っ!?
文字数 73,869
最終更新日 2025.11.01
登録日 2025.10.12
7
少女が出会ったのは、両親を妖に殺され復讐を誓った陰陽師の少年だった。
なぜ記憶がないのか、いったい何者なのか。
ただ逃げていた私を救いあげたのは、まるで日だまりのように暖かいひとだった。
陰陽師が守ってきた歴史と、護るべき未来。それは連綿と続く営みの果て。
人と、人ならざる者が、今を生きる物語。
◆◆◆
異能力バトルしてます。ちょい和風の現代ファンタジー。
年齢制限に関わるような過激表現はありませんが、匂わせ程度はありますのでご注意ください。
第零章は人物紹介、イラスト、設定等、本編開始前のプロローグです。
ちょこちょこ編集予定の倉庫のようなものだと思っていただければ。
ざっくり概要ですが、若干のネタバレあり、自作イラストを載せていますので、苦手な方はご注意ください。
本編自体は第一章から開始です。
文字数 413,731
最終更新日 2025.10.27
登録日 2024.09.13
8
幕末、結界が崩れゆく日本。
憑獏体質の青年・烏丸真は、白虎を宿して闇の一党に挑む。
陰陽と妖が交錯する和風伝奇バトル、開幕――。
文字数 3,274
最終更新日 2025.10.13
登録日 2025.10.13
9
【男装陰陽師・朔夜と仲間たちの物語、再び! 各話・単話完結で本編未読でも楽しめます!】
本編『転生陰陽師は男装少女!?~月影の少女と神々の呪い~』の外伝短編集。
本編未読でも楽しめるように配慮しています。
気に入ったら本編もぜひ読んでみてください!
もちろん、本編を読んでくださった方には補完的に楽しんでいただけると思います!
(なお、文体は本編通常版ベースになっております。)
短編では、師匠&兄弟子や、幼馴染の真白、式神の狗&狛、そして夜刀など、朔夜と仲間たちの「出会いの瞬間」を描きます。
また、宮廷女官・紅子の恋の行方や、本編の後日譚なども投稿予定です。
本編を読む:https://www.alphapolis.co.jp/novel/947398225/337959707
文字数 57,498
最終更新日 2025.10.09
登録日 2025.09.04
10
物ノ怪を祓う呪術家系・榛家の跡取りとして育てられた十左衛門は、高校三年生ながらも既に一流の術者としての素質を見せていた。
しかし、彼の師・安倍晴明は、「まだまだ半人前」と十左衛門が跡を継ぐ日を先延ばしにしている。
そんなある日、なぜか物ノ怪を惹き付ける不思議な体質を持った少女・汐と出会う。彼女はたびたび怪異に巻き込まれており、十左衛門は汐の秘密を探ることに。
肉吸いや釣瓶落としといった物ノ怪を祓っていく中で、小豆洗いとの戦いの中で怪我をしてしまった十左衛門。流れる血をみた汐は、突然不思議な力を解放して――。
安倍晴明の提案により、汐は十左衛門の家で暮らすことに。やがて、事の裏で「酒呑童子」が復活したこと、物ノ怪たちは「打出の小槌」をもつ汐を狙っているという事実が明るみになる。
果たして打出の小槌とはなんなのか、物ノ怪を惹き付ける体質の汐は果たして何者なのか――。
▷主な登場人物
・榛 十左衛門(はしばみ じゅうざえもん)
物ノ怪を祓う呪術家系の次期当主。堅苦しい性格で、丸っこいおかっぱ頭にまろ眉、ツリ目という見た目だが、生徒会長を務めるなど学業も優秀な男。師匠である安倍晴明を尊敬はしているが人としては苦手である。
・安倍晴明(あべのせいめい)
かの有名な陰陽師の名を語る十左衛門の師匠。かつては十左衛門の父や祖母までをも指導していたそうで、実年齢は不明。おちゃめな性格。爽やかな笑顔でぺろりと毒を吐く。
・八月一日 汐(ほずみ うしお)
物ノ怪を惹き付ける不思議な体質の持ち主。自分を困らせていた煙々羅やベトベトさんといった勿怪とも仲良くなるほど優しい心根の持ち主だが、孤児であったり高校生にして一人暮らしをしている苦労人でもあった。「打出の小槌」となにか関係があるそうで――。
文字数 13,128
最終更新日 2025.09.13
登録日 2025.09.13
11
【バレたら即終了!?男装少女陰陽師、恋と呪いと神バトルに巻き込まれました!!】
平安京っぽいけど、ちょっとだけキラキラしてる都――その名も「金烏京」!
そんな場所で“イケメン陰陽師”としてちょっとだけ名が知られてる僕、安部朔夜。年は十六。
でもね、これ、極秘事項だけど……
実は女です。男装中です。ガチでバレたら色々終わるやつ。
妖魔がうようよする都で、毎日ドタバタ妖退治!
――だったはずなんだけど。
なんか最近、おかしいんだ。
不気味な妖魔が増えてるし、変な夢は見るし、妙に懐かしい人の顔が浮かんだり……
で、ついにヤバめな事件に巻き込まれました。
しかも、謎の美少女(?)の姿が夢に出てきたり、陰陽寮の中もなんだかきな臭いし、おまけに親友(ちょっとおせっかい)な賀茂真白にはドキドキさせられるし!
友情、バトル、恋(!?)に、まさかの前世の因縁まで飛び出してきて、僕の人生、予想外のフルコース。
……でも、逃げるつもりはない。
僕は陰陽師。誰かを護るために、ここにいる。
記憶の奥に眠る“何か”と向き合うのも、宿命なら――受けて立つよ。
さてさて、運命の歯車は今日も回ってる。
どうやら、僕の出番みたいだ。
◆◇◆
各章各話の最後に、キャラ達による【あとがきカオス会議】を掲載中!(順次追加します!)
◆◇◆
本作は同タイトルの「通常版」をベースに、文体をライトノベル調にリライトした“別バージョン”です。
よりテンポよく読める構成になっています。
”小説家になろう”様にも掲載しています。
通常版はカクヨム様とnoteに掲載中。
(真白や夜刀の心情も知りたいなら、断然”通常版”がおススメ!)
noteの通常版は有料(第1章第3話以降1話100円)で、主人公たちの日常を描いたほのぼのラブラブ(?)SS(キャラ絵付き)が読めます!※2話まではSSも無料で読めちゃいます♪
文字数 257,687
最終更新日 2025.08.27
登録日 2025.05.05
12
平安時代。
星を読み、式神を従え、都を襲う鬼を封じ続けた陰陽師 安倍晴明。
最後の大祓にて、彼は己の命と引き換えに赤眼の王を封じるも──。
目覚めた時、そこは見知らぬ異世界だった。
魔法も呪符も通じない世界。陰陽術が通用しない地にあって、晴明は魔獣調教師という職能に目をつける。
式神の代わりに魔獣と契約し、かつての術式を再構築する彼の姿は、やがて異世界の民に新たな陰陽師として映り始める。
なぜ、晴明はこの地に導かれたのか?
封じたはずの赤眼の王はどこへ消えたのか?
神霊の如き白狐とともに、再び穢れに立ち向かう陰陽師。
彼の祈りと知略、そして魔獣たちとの絆が、世界を再び照らす。
これは、伝説の陰陽師が異世界で新たな理を築く物語。
文字数 2,652
最終更新日 2025.08.03
登録日 2025.07.24
13
許されるのはこの程度だ。左頬に幾筋も流れる涙を、指でなぞり掬う程。
薫は拒むこともなく、まだ私を見詰めたまま。そして瞳は絶えず潤む。
今ひと声で、箍が外れそうだ。
だから願う。私を、呼ばないでくれ。
第二皇子が春宮宣下を受ける時、待ち侘びたかのように平穏な世の歯車が狂い始める。
謀叛を企むは第一皇子を担ぐ宮家の兄弟、春宮暗殺の凶刃を振るうは圧倒的力を有する僧侶、傾国の美姫・常春憑きの帰還、傍観の鬼が明かす帝の過去、闇に葬られた双子の片割れ、繰返す大陸との戦。
戸惑いながら、近づいては離れ、また惹かれる春宮・志貴と、男装の従者・薫、そして桜の妖・綏靖。
唄うように舞うようにいては何も護れない。
心のまま欲望のままに、剥き出しの牙で運命に抗う。
文字数 196,232
最終更新日 2025.07.27
登録日 2025.07.27
14
この世界にはありえないような世界が存在する。今、我々が見ているものとは異なるもう一つの世界がそこにはあるのだ。
そんな世界で人々を守るべく戦う人がいる。それが内閣府の特別機関、通称「お祓い屋」である。
お祓い屋に意図せず所属することになった主人公は、その異能を使って世界をどうするのか。
文字数 101,173
最終更新日 2025.07.07
登録日 2025.05.21
15
超常的な力が世界中に満ち、魔法や異能、怪異が日常の一部となった時代。
物語の舞台はかつて大規模な戦争が起きた際、東西に分断された日本。その西の中心に位置する最大の超常都市「ネオ・アストラルシティ」。
主人公であるカケルは、高校生ながら「身体強化」というシンプルでありながらも地味な能力を持ちながら、日々「何でも屋」として生計を立てていた。
そんな彼の前に次々と現れる異能力者、魔法使い、怪異、そして神魔を拳ひとつで次々と打ち倒していき、戦いを通じてカケルは自分自身の出生や「身体強化」能力に隠された真実に近づいていく。
これは少年が仲間たちと共に彼はこの力を武器に世界を変える戦いに挑む物語。
全ての力を越え、拳で運命を打ち砕く――。
文字数 332,375
最終更新日 2025.07.01
登録日 2024.11.12
16
17
現代和風伝奇バトル。
東京・歌舞伎町。
その地下には、死者の呪と記憶を封じる「黄泉櫻の結界」が存在する。
継承者・篝烈真の死を皮切りに、封じられた禍ツ神が次々と覚醒。
失踪した親友を探す高校生・朱羽陽翔は、異能に目覚め、理の運命に巻き込まれていく――。
五行の力と護獣を背負ってしまった少年、悠久の時を生きる巫女、夜を護る陰陽師、そして理に祀られなかった神々。
この街で「守る」とは、「祓う」ことなのか。「赦す」ことなのか。
陽翔、そして、街を守護する陰陽師の集団ー五行櫻禍連は、堕ちた神々ー禍ツ神との闘いに身を投じる。
文字数 15,702
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.09
18
いつものように自室で眠りについた芦屋廻が、次に目を覚ますと部屋どころか見渡す限りの大草原の中にいた。
現状を理解できずに困惑する廻。なぜか人語を解し説明し始める飼い猫に戸惑いつつも彼は愛猫の言葉に耳を傾ける。
そこで廻は驚愕の事実を知らされる。
自分が亡くなったことや別世界に転生したこと、そして自分の命はその飼い猫から授かったものだった。
さらに廻は猫又の魂を分け与えてもらったことにより、妖力を宿したことで陰陽師として覚醒する。
衝撃の事実に驚きを隠せない廻だったが、すぐにその事実を受け入れて第二の人生を前向きに考える。
元の世界では鳥籠の鳥のような不自由だが責任の無い人生。だから、今度はその逆で責任が付きまとうが自由な人生を歩む。
そこでまず廻が思いついたのは、唯一の友であり命の恩人の愛猫と世界を見てまわることだった。
異世界を謳歌するという大義名分のもと、見習い陰陽師と猫又による自由気ままな旅がいま始まる。
文字数 112,525
最終更新日 2025.05.29
登録日 2025.04.04
19
かつて妖神の器として恐れられ、絶滅を余儀なくされた九尾狐族。この一族の末裔から生まれた安倍晴明は、彼の幸せを願う母葛子の残酷な決断によって情念を封じられる。晴明はこのまま静かに人生を送るかのように思えたが、仙女玉屑との出逢いが彼の運命を一変させる。天涯孤独になった晴明は玉屑の助言によって陰陽師の賀茂忠行に引き取られ、息子保憲の弟子となり陰陽道の才能を磨いていく。
成長した晴明は山林で倒れていた少女を救出し、暗い過去を忘れたいと願う彼女を梨花と名付けて新たな人生を共に歩み始める。梨花の純真無垢な振る舞いは晴明の情念を呼び覚まし、二人はさまざまな困難を乗り越えていくうちに絆を深め夫婦になる。だが、幸せな夫婦生活は長くは続かなかった。晴明の身体に潜む九尾狐の力が最愛の妻の精気を奪い、死へ追いやってしまったのだ。彼女の死の真相を悟った晴明は絶望し、自責の念に駆られた。
晴明はもう二度と梨花には逢うことは叶わないだろうと諦めていたが、偶然にも冥界への通路を発見した彼は彼女と瓜二つの女神に出逢う。彼女は泰山府君の娘玉屑であり、人間界で梨花として生きて情劫を遂げ、真神に昇格した姿だった。だが、彼女は精気を吸収されたせいで晴明を愛した記憶を失っており、彼の命を奪い記憶を取り戻さなければ正式に真神だと認められなかった。玉屑は運命に逆らい晴明と共に生きる道を選ぶが、晴明は彼女の将来のために重大な決断をする。長い年月をかけて晴明は未熟な泰山の女神を教育し、彼を倒せるほどの力を蓄えさせた。晴明は自ら妖神と一体化して玉屑を待ち、最愛の妻から受け取った愛情を彼女に還す。晴明を失ってから彼の壮大な計画を知った玉屑は深く後悔して彼の復活を願うが、果たして天は彼女の願いに応えてくれるのだろうか?
文字数 3,454
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.25
20
陰と陽に分けられた、ただそれだけの理由で——。
古都の陰陽師名家「御影家」に生まれながらも、“影”として存在を隠され続けた少年・蒼真。
唯一の話し相手は、いつからか傍にいた白狐の式神・白玖だけ。
ある嵐の夜、不思議な笛の音に誘われて、蒼真は屋敷の井戸へと導かれる。
目を覚ましたその先は、魔法が息づく中世風の異世界だった——。
陰陽術で小さな困りごとを解決しながら、誰にも望まれなかった少年が、
少しずつ誰かの「必要な存在」になっていく。
文字数 11,955
最終更新日 2025.04.23
登録日 2025.04.19
21
22
中学二年生の倉橋美朱は、幼い頃から霊感が強く、霊や妖怪が見えるという特別な能力を持っていた。ある日、彼女は幼い頃に遭遇した妖怪の襲撃から、謎めいた陰陽師・南天によって救われる。命の恩人である南天は、美朱の安全を守るため、彼女に陰陽術を教える。そして、平穏な日々の中、美朱の友人から衝撃的な話を聞く。それは、近頃噂されている都市伝説が現実のものとなり、人々を襲っているというのだ。美朱は、南天と共に、現代社会に潜む闇へと立ち向かうことを決意する。だが、彼女を待ち受けるのは、想像をはるかに超える危険と、南天の隠された過去だった――。
文字数 2,445
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.03.06
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貞元2年(977年)の弥生。
播磨には播磨法師と呼ばれる野良陰陽師の集まりがあった。
その中で一人の術士・蘆屋道満は異教且つ異郷の悪魔・ルキフェルを式神としての従属と召喚契約に成功する。
蘆屋道満と悪魔達が描く霊験あらたかな人生をあなたに——。
文字数 1,285
最終更新日 2025.02.14
登録日 2025.02.14
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やっとの思いで婚約破壊したのに、今度は異世界で妖たちの妃候補として1年間修行しなくてはならなくなった。
元の世界に戻るためにも大人しく過ごそうとするが、最も妃にふさわしくないという烙印を押され、同じ妃候補、妖たちから嫌がらせをうける。
性格の悪い主人公の楓は売られた喧嘩は買う主義で、やられたら徹底的にやり返す。
大人しく1年間過ごす予定が気づけば中心人物になっていた。
楓は元の世界に戻れるのか?妖たちの妃になってしまうのか?
楓は最後にどんな選択するのか?
なろう、カクヨムにも掲載中です。
文字数 29,396
最終更新日 2024.09.16
登録日 2024.08.31
28
実家を出て1年が経ち幸せに暮らしていた陰陽師の楓。
1ヶ月前に隣の人が出ていったと思ったら、新しく違う人が入ってきた。元々、マンション内の付き合いなどしてないため、どうでもよかったが、ひょんなことからベランダで度々話すようになった。
本当は仲良くなるつもりなどなかったが、人には見えないものが見える楓は隣人の藍が呪われているのを知り、見て見ぬ振りなどできず助けてしまう。
その日を境に藍がアイドルとして復活できるように手助けすることになった!
文字数 1,453
最終更新日 2024.08.31
登録日 2024.08.31
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その男、陰陽師にして探偵?
長きに渡って朝廷を牛耳ってきた藤原道長も高齢により引退を決意した時代、道長が隠居所として作った法成寺内で、おぞましい「呪詛」が発見される。
その呪法を知るのは、今は亡き安倍晴明、晴明の息子の吉平、そして晴明のライバルだった蘆屋道満のみ。
安倍吉平が呪詛の出所を追ってみると……見付かったのは場末の三流陰陽師だった。
果たして、この大した霊力も無さそうなさえない男が伝説の巨悪・蘆屋道満なのか?
そもそも、蘆屋道満とは一体何者なのか?
そして、藤原道長を狙った理由とは?
その頃、占術をもって朝廷に仕えていた「卜部(うらべ)」の一族の者達と、奈良に都が有った時代に、朝廷に仕えていた陰陽師に似て非なる者達「呪禁道士」の子孫達も、強大な陰陽師の怨霊と思われる謎の物の怪に次々と殺害されており……?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベルアップ+」「note」「GALLERIA」に同じモノを投稿しています。(「GALLERIA」「note」は掲載が後になります)
文字数 4,917
最終更新日 2024.08.27
登録日 2024.08.27
31
32
33
20xx年、日本は謎の天変地異に悩まされていた。
相次ぐ河川の氾濫、季節を無視した気温の変化、突然大地が隆起し、建物は倒壊。
全ての基礎が壊れ、人々の生活は自給自足の時代──まるで、時代が巻き戻ってしまったかのような貧困生活を余儀なくされていた。
クビにならないと言われていた公務員をクビになり、謎の力に目覚めた主人公はある日突然神様に出会う。
「そなたといたら、何か面白いことがあるのか?」
自分への問いかけと思わず適当に答えたが、それよって依代に選ばれ、見たことも聞いたこともない陰陽師…現代の陰陽寮、秘匿された存在の【裏公務員】として仕事をする事になった。
「恋してちゅーすると言ったのは嘘か」
「勘弁してくれ」
そんな二人のバディが織りなす和風ファンタジー、陰陽師の世直し事件簿が始まる。
優しさと悲しさと、切なさと暖かさ…そして心の中に大切な何かが生まれる物語。
※BLに見える表現がありますがBLではありません。
※現在一話から改稿中。毎日近況ノートにご報告しておりますので是非また一話からご覧ください♪
文字数 126,971
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.01.01
34
暴漢を成敗したのに地獄落ち、ざけんなや悪役やんけドブカスが
暴漢と一緒にトラックに轢かれたことで血肉と魂が入り混じり、穢れを纏ってしまったた男は、超越者たる神仏の提案で魑魅魍魎が跋扈する異世界で妖怪を倒し神仏の威光を知らしめろと命令される。
保障をしろとごねたところ地獄の王の神通力を貰い異世界に転生する。
しかし、そこは人気ラノベの世界によく似ていて……非術師と女を差別する悪役通称ドブカス野郎こと『吉田勇樹』に転生していた。
名前と世界は似ていているだけど、悪いことをしなければいいだけだと思いいたり勇樹は精一杯この世界を生きていく……
しかし、勇樹の霊力は神の使いや仙人を軽く凌駕し……降魔師協会を含め霊力が低下している世界中から注目を集め、名家の令嬢、金髪巨乳の魔女など世界中から嫁候補が日本に集まってくる。
善行で死んだ男の楽しいセカンドライフはここから始まる
文字数 39,961
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.05.17
35
最強だった陰陽師、禁術で最強に舞い戻る
徳川幕府の時代から主君に使え、魔を祓う陰陽師の家系の跡取りである元Sランク陰陽師『仁科祐介(にしなゆうすけ)』は、三年前の大災害【名古屋の大祓】の際に両親と自身の霊力を喪失しごく平凡な高校生活を送っていた。
帰国子女で後輩陰陽師の星川の訪問によってユースケの平穏は壊される。
ただでさえ人員不足の陰陽師協会は、引退したユースケを東京某所の調査に向かわせたいようで……仕方なく依頼を引き受けるもそこには、部隊規模で殲滅する大妖『牛鬼』が少年少女を追い立て居るところを見つける。
ユースケは何とか牛鬼を滅するも違和感を覚え、少女を詰問する。
すると少女は鬼神を降ろせる存在『玉依姫』だと判明し少女を救うためユースケは伝来の禁術を使用する。
全ては敵である鬼と少女を守るため……
鬼を宿し『玉依姫』改め――『玉鬼姫』となった少女を守るためユースケは再び陰陽の道を歩き始める。
文字数 39,296
最終更新日 2024.06.01
登録日 2024.05.17
36
高校生・九条鏡佑は、夏休み目前に部屋のエアコンが壊れ新しいエアコン代を稼ぐため、短期アルバイト面接の日々を送っていたが、不採用の連続で頭を抱えていたところ家の近所にある骨董品店の求人広告を発見する。だが軽い気持ちで面接を決意した瞬間から、少年の日常は一変する。
異世界から飛ばされてきた謎の異能力集団や地球の陰陽師たちに、平穏な少年の日々は振り回されドンチャン騒ぎの毎日が始まるのだった。
そして九条鏡佑も【リザルト・キャンセラー】という、たとえ神の力でも殺されない『自分が死んだ結果を取り消す』異能の力を手に入れるのだが、この能力には大きな弱点があるのだった……。
現実を疑え!
感じたモノを信じろ!
フィクションは、現実よりも「真実」だ!
※この小説は、カクヨムと小説家になろうでも同時掲載中です。
文字数 303,301
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.14
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広大な宇宙の中の惑星ラグラジェント
惑星ラグラジェントを舞台に神話の再来とも思える数々の冒険や英雄譚がいま始まる。
文字数 41,368
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.11.21