ざまぁ 小説一覧

14,809
1

愛を選んだのは貴方でしょう? なら、その代償も受け入れてください

「昔の恋人と結婚したい。悪いが、離縁してほしい」  ひと回り年上の夫アントンから何の前触れもなく離縁を告げられたクレア。  この結婚は政略結婚で、そんな理由で離縁などとんでもない。そう訴えるクレアだが、アントンは聞く耳を持たない。昔の恋人と、今度こそ添い遂げたい。その意思は固かった。 「……分かりました。どのような結果になろうとも、どうぞ受け入れてくださいませ」  呆れたクレアは離縁を受け入れる。  やっと昔の恋が成就するのだと浮かれるアントンは知らなかった。政略結婚を勝手に破棄すれば、どういう結果が待ち受けているのかを。  望んだ結果でなくとも――どうぞ、受け入れてください。『愛』を選んだのは貴方なのですから。
恋愛 連載中 短編
文字数 12,717 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.09.04
2

幼馴染がくじに細工して10年嫁にいけなかったので、その婚約は返上いたします

 この国では、婚約した男女が年に一度、二人でひとつの籤を引く。白なら年内に結ばれ、黒なら今年は結ばれない。神の采配とされ、誰も疑わない。  アンネリーゼは十六の年から十年、黒しか引いていない。十度。婚約者は幼馴染のヴェルナー。彼はそのたびに「来年こそ」と、やさしく笑ってくれた。  二十六。適齢期の最後の年。今年こそはと、彼女は生まれて初めて、ずるをしようと決める。ところが儀式の前夜、札を検めに忍び込んだ神殿で見てしまう。籤の櫃に細工をしている、婚約者その人の背中を。  理由は借金でも、権力でもなかった。 「わたしたちが所帯を持てば、あの子がひとりになります」  あの子――彼の家に引き取られた、五つ下の幼馴染。まだ二十一。あと五回も引ける娘。  十年。この人は、時間のあるほうを守るために、時間のないほうから十年を抜き取っていた。  ――ならばもう、隣には立ちません。  翌朝、彼女は婚約を返上する。そして、十年間ずっと聖堂のいちばん後ろの席から彼女を見ていた男の手を取った。細工は空を切り、白い札が十年ぶりに彼女の手に浮かび上がる。あとは、十年分の帳簿が、静かに答え合わせをはじめる。
恋愛 連載中 短編
感想数 14 文字数 23,971 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.09.01
3

次期王太子妃は貴方と離れることを所望しております

「もういいわ」 次期王太子妃である私の冷たく吐いた言葉に、周囲の文官たちは言葉を失う。 私の怒りを皆が悟ったのだろう。 なのに言葉をかけた当人––––王太子のキースは気付く素振りもない。 「彼女に会いに行って、いいのか?」 「気にせず行ってください」 告げた言葉に、部屋にいた文官や王城使用人の顔が凍ったのが分かった。 傍に控える騎士も、思わず互いの顔を見合わせている。 皆、分かっている。 怒鳴られる方がマシだ、泣かれる方が救いがある。 『もういい』に込められた意味は、諦めだということに。 「……アイシャ、本当にいいのか?」 キースの足は、もう出口を向いている。 私ではなく、別の女性に会いにいくために…… 「えぇ、どうぞ……好きになさってください」 「……すまない。次は埋め合わせをする!」 出て行くキースの背に、そっと告げる。 「もう、次なんてないわよ」 その言葉は、走りゆく王太子に届くことはなかった。 私は覚悟を固める。 半生をかけて支え続けてきた、彼のために尽力してきた。 その努力が軽んじられるのならば。 もう……この座に居る必要はないと。
恋愛 連載中 短編
感想数 232 文字数 75,509 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.09
4

あなたの愛した令嬢の身代わりは、もう辞めます

あなたの愛した令嬢の身代わりは、もう辞めます
「アメリアなら、そんな事はしない」 伯爵令嬢エレノアには、幼い頃から瓜二つだと言われ続けてきた女性がいる。 公爵レオンハルトが、誰よりも愛した婚約者――アメリア。 彼女は数年前、突然この世を去った。 最愛の女性を失ったレオンハルトは、今も彼女を忘れられずにいる。 そんな彼の前に現れたのが、アメリアと驚くほどよく似たエレノアだった。 莫大な報酬と引き換えに、エレノアはレオンハルトとの婚姻を受け入れた。 周りからはアメリアの代わりとして求められるエレノア。 アメリアが好きだったドレスを着る。 アメリアが愛した香水を纏う。 彼女の好きだった料理を覚え、彼女の話し方や仕草まで真似る。 …それでも、いつか彼が、自分を見てくれるかもしれない。 ――そんな淡い期待を抱いて。 けれど。 「違う。アメリアはそんな笑い方をしない」 「アメリアなら、こんなことは言わない」 「……どうして君は、アメリアじゃないんだ」 どれだけ頑張っても、レオンハルトが見ているのはエレノアではない。 彼の目に映っているのは、いつだって死んだアメリアだけだった。 そして二年後。 契約期間の終わりを迎えたエレノアは、彼に告げる。 「もう、終わりにしましょう」 「……待て。もう少しだけ、私のそばに居てくれ。君はますます、アメリアに似てきた」 その言葉を聞いた瞬間、エレノアは笑った。 ――私は、いつまでアメリア様の代わりでいればいいのでしょう? 彼女が生き返るまで? それとも、あなたが私を彼女だと思い込めるようになるまで? 「私はアメリア様ではありません」 「あなたが愛した女性の代わりでもありません」 「私は――私です」 そう言って、彼女は公爵家を去った。 そして初めて、レオンハルトは気づく。 失ったのは、愛する女性の身代わりではない。 自分を誰よりも理解し、支えてくれていた――一人の女性だったのだと。 「エレノア。戻ってきてくれ」 「……どうしてですか?」 「アメリアの代わりなんかじゃない。君を愛している」 「その言葉は、私が公爵夫人であった頃に聞きたかったです」 遅すぎた愛と、傷ついた令嬢。 一度壊れてしまった二人の関係は、再び動き始めるのか? それとも───?
恋愛 連載中 短編
感想数 41 文字数 126,206 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.18
5

《9/12完結予定》「君なら分かってくれる」とまた人を屋敷へ連れてきた夫から、もう逃げます。

裕福な商家カランド家の娘レベッカ(ベッキー)は、一度縁談が破談になったあと、妹たちにも先を越され、二十歳を過ぎてから名門ダイオード男爵家へ嫁いだ。 夫アクセルは優しい人だった。困っている親戚がいれば屋敷へ迎え、行き場のない女性には部屋を与え、仕事に困る者には「ここにいればいい」と手を差し伸べる。 けれど――人を連れてくるのは夫で、その後の世話をするのはいつもレベッカだった。 部屋を決め、衣服を用意し、食事を増やし、仕事を探し、使用人を動かし、揉め事を片づける。 「もうこれ以上は無理です」 そう訴えても、アクセルは笑って言う。 「君なら分かってくれるよね」 そんな日々の中、アクセルは幼なじみ、ジゼルを連れてきた。レベッカは初めて、はっきりと反対する。 それでもアクセルはジゼルを屋敷へ入れ、あろうことかレベッカの補佐にしようとした。 そこでようやくレベッカは気づく。 夫は、自分の言葉を一度も「拒絶」として聞いていなかったのだ。 「離婚してください」 「離婚? どうして?」 本気で不思議そうに問い返す夫を残し、レベッカは実家へ帰る。 そして彼女がいなくなった男爵家では、これまで「善意」で覆い隠されていたものが、一つずつ崩れ始めて―― ※初日以外は6時・17時の更新となります。
恋愛 連載中 長編
感想数 222 文字数 228,940 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.08.14
6

『聖女なんだから当然でしょ?』――は? ふざけんな

十八歳で聖女に選ばれてから五年間。 アンナは王都の結界維持、病人の治療、巡礼者への祝福、魔道具への神聖力補充まで、無給・無休で働き続けてきた。 眠る暇さえなくても、「国のため」「神のため」「民のため」と言われれば断れない。 そうして限界まで使い潰されながらも、アンナは聖女としての仕事を続けていた。 だが、三日以上眠れないまま働かされた末、大司教から投げかけられた一言で、五年間積み重なったものがついに切れる。 もう我慢するのはやめた。 聖女を当然のように使い潰してきた教会と王国に、アンナは五年分のツケを払わせることにする。 全十話完結です。
ファンタジー 完結 短編
感想数 19 文字数 30,486 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.29
7

優しい夫だと信じていました

政略結婚でグロスター公爵家に嫁いだエリーゼ。 夫のアルバートは彼女を快く迎え入れ、決して不自由はさせなかった。 そんな夫に相応しい妻になろうと、エリーゼは公爵夫人として懸命に務め、二人は社交界で「理想の夫婦」と称えられていた。 しかし、アルバートがエリーゼに笑顔を向けることはなかった。 彼が表情を崩すのは、元婚約者の前でだけ。 それでもエリーゼは黙って務めを果たした。 元婚約者の振る舞いが生む不始末を、いつも笑顔で片づけながら。 けれどある日、アルバートが信じたのはやはりエリーゼではなかった。 「君はいつまで誤解しているんだ」 そして、その一言がすべてを決定づけた。 ――もう期待しない。もう耐えない。 エリーゼは粛々と、離縁のために動き始める。
恋愛 連載中 短編
文字数 21,731 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.31
8

【完結】愛さない宣言した夫(仮)と今さらな幼馴染を捨てたら、なぜか逃げ道がなくなりました

結婚式を終えたその夜。 侯爵令嬢ヴァレンティナは、夫となったアルバートから初夜の直前に「君を愛することはない」と告げられる。 彼には愛する女性がいて、三年後には第二夫人として迎えたいという。 ――それ、今言います? しかも、ヴァレンティナも妻にしたいらしい。 そんな結婚はこちらからお断り。 ところが、長年恋人未満だった幼馴染の第四王子まで、 「諦めなければよかった」と言い始めた。 ……貴方も今さら何を言っているんです? 愛さない夫(仮)も、今さらな幼馴染も捨てて、今度こそ自由に生きる――はずだった。 なのに、なぜか逃げ道がなくなっている。 「……何で?」 長い春に終止符をうち、違う人と政略結婚もどきをした、美貌と才知を誇る侯爵令嬢が、未練たらたらの夫(仮)と、執着心に塗れた幼馴染をぶった斬りながら、幸せになるお話し。
恋愛 完結 短編 R15
文字数 132,317 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.20
9

私を失った旦那様へ――今さら愛を語っても、もう遅いのです

私を失った旦那様へ――今さら愛を語っても、もう遅いのです
ルージュは伯爵家へ嫁いで数年、愛娘リズと共に穏やかで幸せな日々を過ごしていた。 しかし夫ハワードは、「レオンの誕生日の相談だ」と言い、幼馴染エレノアとの関わりを深めていく。 実の娘であるリズよりも、幼馴染の息子レオンを気にかける夫の姿に、ルージュの心には少しずつ寂しさが積もっていった。 家族の健康を願い、薬を手作りするルージュ。その努力はハワードや義両親から「地味な作業」と軽く扱われる。 そんなルージュを離婚へと決意させる、決定的な出来事が起こる――。
恋愛 連載中 短編
文字数 102,912 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.08.14
10

断罪の場でわたくしは一言も申し上げません。三年間お教えしてきたことを、どうぞご自分でお読みくださいませ

私は三年間、あの方の半歩後ろに立ってきた。 あの方は、人の言葉を書いてあるとおりにしか受け取れない。だから私は扇の陰で一言だけ添える。その侯爵は本気で怒っている、そちらの夫人は同意していない、いま笑ってはいけない。三年、一度も外さなかった。誰も気づいていない。あの方自身も。 その方が、大広間で私を呼び出した。証人も証拠も揃っている。 「申し開きはあるか」 ございません。わたくしは何も申し上げません。 否認も弁明もせず、私は黙って立っていた。だからあの方は、生まれて初めて自分で場を読むことになった。 味方として名を挙げた侯爵の顔が、なぜ動かないのか。証人の声が、なぜ途中で細くなったのか。「皆もそう思うであろう」と広間に向けた同意の求めに、なぜ誰も応えないのか。 わたくしはもう、お教えいたしません。 ※初日以降は毎日12時・22時に更新します。
恋愛 連載中 短編
感想数 1 文字数 16,511 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.09.03
11

私より王女殿下が好きなら別れましょう

伯爵令嬢のエリザは、婚約者で侯爵家の令息ギドロスが王女殿下を好きなことを知っていた。 ギドロスはエリザの私物を王女殿下に渡し、約束を何度も破っていく。 エリザは別れることを決意して、ギドロスは自身の行動を後悔することになる。
恋愛 連載中 短編
文字数 21,101 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.22
12

そのとき私の幸せは崩れた

結婚して7年。幼馴染だった夫との仲も良好、息子もすくすく育ち、幸せだと思っていた。5歳の息子の誕生日に、夫の不貞が発覚するまでは。
恋愛 連載中 短編 R15
感想数 7 文字数 28,700 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.23
13

完結·婚約破棄された氷の令嬢は、嫁がされた枯れおじのもとで花開く

ティリアは辺境にある伯爵の娘であり、第三王子ガフタの婚約者であった。 だが、この婚約が気に入らないガフタは学園生活でティリアを冷遇し、卒業パーティーで婚約破棄をする。 しかも、このまま実家に帰ろうとするティリアにガフタは一回り以上年上の冴えないおっさん男爵のところへ嫁ぐように命令する。 こうしてティリアは男爵の屋敷へと向かうのだが、そこにいたのは…… ※カクヨム、小説家になろう、Nolaノベルにも投稿中
恋愛 完結 長編
感想数 6 文字数 79,255 最終更新日 2026.09.02 登録日 2026.08.23
14

何も知らなかったのと言われてももう戻りません

シエルは王妃に頼まれて後妻になった家から今日出ていく。 年の近い義理の娘とは折り合いが悪く最後まで認められることはなかった。 その日から義理の娘は思い知る。この家に何故後妻が来てどれ程支えられていたのかを。 ●貴族の事情と現代の事情って違うよねとふと思いついた話です 話を追加しようと思うので少し伸びます。どのくらいかはまだ。
恋愛 連載中 長編
感想数 164 文字数 75,208 最終更新日 2026.09.02 登録日 2026.06.14
15

我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう?

我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう?
「クロエに子供ができた。準備が整い次第、離れで暮らすことになるからそのつもりでいてくれ」 普段ほとんど屋敷にいない夫が前触れもなく告げてきた言葉をきっかけに、レティシアは“三年間”の契約を終わらせることにした。 赤の他人を屋敷に迎えることはしない。 不要なものに感情を砕く理由などない。 「だって、面倒でしょう?」 不誠実な夫も、無意味な結婚も、 この際すべて切り捨ててしまいましょう。
恋愛 完結 短編
感想数 7 文字数 4,095 最終更新日 2026.08.05 登録日 2026.08.05
16

悪役令嬢ルートに入りました!~今世は私がヒロイン~

*タイトル変更しました。 大幅改稿しました。 愛していた、彼のことを。 ―――でも彼が愛したのは別の女性。 彼女を殺害しようとした罪で、私は捕らえられ、激しい拷問を受けた。紛れもない、愛する彼の手によって。 そのまま凄惨な拷問で命を落とした私は、彼と結婚する前に時が戻っていた。 しかし、前世と違うことが一つ。 どうやら今世は私がヒロインの悪役令嬢ルートのようだ。
恋愛 連載中 長編
文字数 98,986 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.07.23
17

自称病弱いとこを優先させ続けた婚約者の末路

令嬢エルアナは、ヴィンセントという婚約者がいた。 しかし彼は虚言癖のあるいとこ、リリアンの嘘に騙されてエルアナとの大切な約束を破り続ける。 「すまない、リリアンが風邪を引いたらしくて……」 エルアナが過労で倒れても、彼はリリアンの元へ走り去る始末。 ついに重大な婚約披露パーティまでも欠席した彼に、エルアナは婚約者への見切りをつけた。 「さようなら、ヴィンセント」 縋りつかれてももう遅いのです。
恋愛 連載中 短編
文字数 156,047 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.03.06
18

婚約破棄されたので、もうあなたのために頑張るのはやめます

「アリア・フォン・ベルティア。君との婚約を、今日この場で破棄する」 王城の大広間に、冷たい声が響いた。 私は目の前に立つ婚約者――ルシアン王太子殿下を、しばらく黙って見つめていた。 隣には、彼の腕にそっと寄り添う少女がいる。 淡い金色の髪に、潤んだ青い瞳。 男爵令嬢のミレイユだ。 「理由は……?」
恋愛 完結 長編
文字数 19,739 最終更新日 2026.09.01 登録日 2026.09.01
19

「もう、うんざりだ」と言われたので、出ていきますね

「もう、うんざりだ」と言われたので、出ていきますね
【とりあえず、何かください】 ある日、豪華なベッドで一切の記憶を失った状態で目覚めた私。鏡を見ても「あなたは誰?」駆けつけた使用人たちに、言いたい放題言われるけれど、他人事のようで少しも自覚が持てない。ただ分かったのは、自ら毒を飲んだことと、夫がいるということだった。妻が目覚めたのに駆けつけてこない夫の元へ挨拶に行くと「もう、うんざりだ」と告げられる。皆からは嫌われているし、記憶もないから未練もない。青ざめる夫に別れを告げて、新天地へと旅立つことを決意した―― ※ 他サイトでも投稿中 ※ 22時更新予定
恋愛 連載中 長編
感想数 60 文字数 81,259 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.11
20

婚約者の母に「平民の娘は裏口から」と追い返されました。翌朝、その屋敷を正門ごと買い取ります

裕福な商家の娘クララは、財政難の侯爵家嫡男アルバートと婚約している。 侯爵家の王都屋敷は借金のため売却されることになっていた。クララは結婚後も一家がそこで暮らせるよう、翌朝、自分の資金で屋敷を買う予定だった。 ところが購入前日、屋敷を訪れたクララは、未来の義母から正門で止められる。 「平民の娘は、裏口から入りなさい」 アルバートも母を止めない。 「今日だけは母の顔を立ててくれ。君なら分かるだろう」 そう言ってクララへ我慢を求めたうえ、翌日の屋敷代だけは予定どおり支払うよう念を押した。 クララは、ようやく理解する。 彼らが家族として迎えたいのは、自分ではない。自分の資金だけなのだと。 翌朝、クララは予定どおり屋敷を購入する。 ただし、侯爵家のためではない。 新しい所有者として昨日と同じ正門へ戻り、再び裏口へ回るよう命じる侯爵夫人へ告げる。 「いいえ。本日から、この屋敷は私のものです」 正門が開き、クララは自分の足で屋敷へ入る。 それでもアルバートは、結婚すればクララの屋敷も侯爵家のものと同じだと考えていた。 しかしクララが見直したのは、屋敷の使い道だけではなかった。
恋愛 完結 短編
文字数 14,954 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.09.04
21

婚約破棄ですか?では、あなたへの支援も今日で終了します

「アリア。君との婚約を破棄する」 王都でもっとも格式高い舞踏会場。 煌びやかなシャンデリアの下で、私は婚約者であるレオン・ヴァルディア侯爵令息から、突然そう告げられた。 周囲の貴族たちが、一斉に息を呑む。 私――アリア・エルフォード公爵令嬢は、手にしていた扇を静かに閉じた。 「……婚約破棄、ですか?」
恋愛 連載中 長編
文字数 21,403 最終更新日 2026.09.02 登録日 2026.09.02
22

いつも病弱な幼馴染を優先するあなたとは結婚できません

侯爵令嬢リディアの婚約者、公爵令息カイルは病弱な幼馴染を何よりも優先する。 約束が破られる度に「彼女は身体が弱いから」という一言で済まされ、常にリディアは後回しにされてきた。 それでもリディアは、いつかは自分を選んでくれる日が来ると信じ、理解ある婚約者であり続けた。 しかし、その願いが叶うことはなかった。 彼にとって、自分はいつも「後でも大丈夫な強い人」。 ついにリディアは、この婚約を終わらせることを決心する。 今さら手を伸ばしても、それが届くことはもうない。
恋愛 完結 短編
文字数 81,527 最終更新日 2026.08.30 登録日 2026.07.30
23

【完結】10年ぶりに再会した幼馴染を優先する婚約者と、選ばれなかった私

世界樹を管理する聖公爵家の令息ロインズの婚約者として、メイジーは彼を支え続けてきた。 しかし、ロインズは十年ぶりに再会した幼馴染を優先するようになっていき、メイジーは嫉妬のあまり世界樹を燃やしてしまう。 「あなたたちだけ幸せになんてさせないから!!」 だがその炎の中で前世の記憶を思い出し、そこが小説の世界であり、自分が悪役令嬢だと理解したメイジー。婚約者がヒロインに出会って恋をする未来は決まっている。 だから、ロインズの愛を求めず新たな幸せを探すことを決意したのだった。 ――婚約者様、さようなら。好きな人とお幸せに。
恋愛 完結 長編 R15
感想数 11 文字数 93,884 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.07.14
24

婚約破棄されたので、蜂も連れて出ていきます 〜蜂のいない果樹園に、実がなるとお思いで?〜

 王都の夜会で、わたくしは婚約を破棄されました。理由は「その手を見ろ」。蜂に刺された痕だらけの手が、侯爵家の恥だと。 「我が領の果樹園に据えられた箱は、すべて焼き払う」 「では、持ち帰る許可をいただけませんか」 「持っていけ。一匹残らずだ」  ――承知いたしました。一匹残らず、でございますね。  その夜のうちに、四十二の巣箱を運び出しました。  花は、それだけでは実になりません。運ぶものが要るのです。けれどあの方は三年間、一度も果樹園に足を運ばず、木は勝手に実るものだと信じておいででした。  やがて訪ねてきたのは、十年も果樹が実らぬ北の辺境伯。「木ではなく、土でもなく、虫が」——わたくしの言葉を、手帳に書き留めてくださる方でした。  北の丘に緑の粒が実る頃、南の果樹園は花だけを咲かせて秋を迎えます。  異世界養蜂ざまぁ・一話完結。ヒロインの武器は特殊能力ではなく、百年ぶんの帳面です。
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 10,817 最終更新日 2026.09.01 登録日 2026.09.01
25

終わりにします

終わりにします
「終わりにします」 その言葉とともに、侯爵令嬢シルヴィアは毒を飲んだ。 婚約者は妹を選び、父は妹だけを信じた。 誰にも必要とされなかった人生を終えたはずなのに、目を覚ますと三か月前へと時間は巻き戻っていた。 もう、誰かに愛されるためだけに生きるのはやめよう。 そう決めた彼女は、静かに運命を書き換えていく。 これは、一度死んだ少女が、自分自身の人生を取り戻すための物語。
恋愛 完結 ショートショート
感想数 5 文字数 14,386 最終更新日 2026.07.25 登録日 2026.07.25
26

私はあなたに恋をしません

私はあなたに恋をしません
水の国の王立学園に通うリーナ・アクアリスには、心に決めた相手がいる。 けれど相手のセイルは、火の国へ交換留学中。水の国では十六歳になるまで婚約できず、本人が同席しなければ正式な手続きもできない。だから二人は、互いに想い合いながらも、まだ婚約者ではなかった。 そんな中、火の国から名門令息イグニス・ヴァルフレアが留学生としてやってくる。人当たりがよく、語学に堪能なリーナは彼の世話役に任じられるが、イグニスはリーナの親切を好意と受け取り始める。 「心に決めた相手がいます」 そう告げても、彼は信じない。 相手が姿を見せないなら、名を出せないなら、それは嘘か、まだ自分にも余地があるということだと。 けれどリーナの答えは、最初から決まっていた。 私は、あなたに恋をしません。
恋愛 完結 長編
文字数 23,451 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.09.02
27

次期王妃なんてこちらから願い下げです。王太子様には別に想い人がいらっしゃるでしょう?

侯爵令嬢であるファルリアは、王太子であるアヴァークと婚約していた。 しかし彼女は、彼が親友であるセレリナと浮気していることを知ることになった。 二人はファルリアのことを罵倒しながら、良い雰囲気にあった。そのことにファルリアは深く傷つき、また彼らの行いを許すべきではないことを悟った。 そこでファルリアは、王国の第二王子であるイルドールを頼ることにした。 かねてから兄の奔放さに耐えていた彼はファルリアの一件により、兄を見限ることを決めた。 他の王家の兄弟達も、それには賛成した。ファルリアは彼らの協力を得て、自分を裏切った婚約者と親友への反抗を始めるのだった。
恋愛 完結 短編
文字数 26,764 最終更新日 2026.09.03 登録日 2026.08.24
28 レンタルあり

側妃のお仕事は終了です。

側妃のお仕事は終了です。
侯爵令嬢アニュエラは、王太子サディアスの正妃となった……はずだった。 だが、サディアスはミリアという令嬢を正妃にすると言い出し、アニュエラは側妃の地位を押し付けられた。 それでも構わないと思っていたのだ。サディアスが「側妃は所詮お飾りだ」と言い出すまでは。
恋愛 連載中 長編
文字数 191,907 最終更新日 2026.09.04 登録日 2023.05.16
29 レンタルあり

政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~

政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。 政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。
恋愛 連載中 長編 R15
感想数 1,251 文字数 169,747 最終更新日 2026.09.04 登録日 2022.09.05
30

あなたを好きだった私はここにいます

大好きだった旦那様 それでもあなたは私ではなく他の人を選んだ 「初めまして旦那様、お元気でしたか?」 「お前は……」
恋愛 連載中 ショートショート
感想数 0 文字数 8,599 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.27
31

親同士の決め事でしょう?

伯爵令嬢であるリリアーナは学園で知り合った侯爵令息のアルフレッドから婚約を申し込まれる。 リリアーナは婚約を喜んで受け、家族からも祝福された。 長期休みの日、彼の招待で侯爵家へ向かう。 するとそこには家族ぐるみで仲良くしているらしいカレンという女がいた。 「あなたがアルの婚約者?へえー、こんな子が好みだったんだあ」 「いや……これは親同士が決めたことで……」 (……ん?あなたからプロポーズされてここへ来たんだけど……) アルフレッドの、自称一番仲のいい友達であるカレンを前にして、だんだんと疑問が溜まってきたころ。 誰よりもこの婚約を不服に思うリリアーナの弟が、公爵令息を連れて姉へと紹介しにくる。
恋愛 連載中 短編
文字数 194,374 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.02.06
32

婚約破棄されたΩですが、最強騎士団長に溺愛されています

「番になれないΩを、王妃にはできない」 十八歳の誕生日、レミは婚約者である王太子ベルナールから、突然の婚約破棄を言い渡された。 十歳でΩと判定され、未来の王妃になるために努力し続けてきたレミ。 けれど、発情期は一度も訪れず、どのαのフェロモンも感じない。 「欠陥Ω」と蔑まれ、王家だけでなく家族からも見放されたレミは、行く場所を失い王都を去る。 そして、森で命の危機に陥った彼を救ったのは、王国最強と恐れられる騎士団長マリウスだった。 「行く場所がないから、私の屋敷へ来ればいい」 強大なフェロモンを持つマリウスと、そのフェロモンを感じることのできないレミ。傷ついた心を抱えたまま始まった二人の穏やかな共同生活。 一度はすべてを奪われたΩが、王国最強のαと出会い、本当の幸せを見つけていく物語。 ⭐︎オメガバースですが、生涯一人の最愛至上主義は変わりません。 独自のオメガバース設定ですが、楽しんでいただけると嬉しいです。 R18には※つけます。
BL 連載中 長編 R18
感想数 19 文字数 35,737 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.25
33

父と王太子に横領の罪を着せられ鉱山奴隷にされた公爵令嬢、辺境で必要とされたので王都には戻りません――やがて王都のほうが辺境になりました

父と王太子に横領の罪を着せられ鉱山奴隷にされた公爵令嬢、辺境で必要とされたので王都には戻りません――やがて王都のほうが辺境になりました
「貴様は、ただ頷くだけでいい」 二十一歳の公爵令嬢セシリアは、王太子妃教育として「北方支援費」の帳簿を任されていた。 だが、その金は北部を救うためのものではない。王太子と、財務卿である父が自由に使う王家の機密費だった。 不自然な支出に気づいたセシリアは、十歳の弟アルフレッドと領民を盾に取られ、すべての横領を一人で行ったという虚偽の自白を強いられる。 婚約も家名も身分も奪われ、社交界から病気による修道院入りとして消された彼女が、秘密裏に送られた先は北部の鉱山だった。 飯炊き、洗濯、水汲み、冷たい視線。 誰も守ってくれない場所で、セシリアは余計なことを言わず、生き抜く術を身につけていく。 やがて、彼女が何気なく正した一冊の帳簿から鉱山の生産性が上がり、その変化に気づいた辺境伯によって城の実務へ移される。 粗野で率直な辺境伯は、セシリアの意見が正しければ、自分の命令さえ改める男だった。 そしてセシリアは知る。 王都が帳簿の上で北部へ送ったはずの支援は、一度も届いていなかった。 けれど北部には、もともと人も物も知恵も、小さな交易の流れもあった。 彼女がしたのは、その流れを見える形にし、地域の境を越えてつなぐこと。 王都を通らない道が生まれ、商人と諸侯が北へ集まるにつれて、かつて「辺境」と呼ばれた北部は国の中心へ変わっていく。 一方、王都は物流と信用を失い、少しずつ孤立していく――。 父と王太子にすべてを奪われた公爵令嬢が、自分の意思で生きる場所と愛する相手を選び、最後には彼女を捨てた王都のほうを辺境にする逆転恋愛譚。 全70話・完結まで執筆済み。順次更新予定です。
ファンタジー 連載中 長編
感想数 6 文字数 133,583 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.21
34

幸せになるために私ができること

不貞の結果生まれたルシールは隠されて育てられたが、10歳の時に母親が亡くなり実の父親に引き取られることになった。 父親が大金を出してまでルシールを引き取ったのは、若き国王の正妃候補にするためだった。 無理やり他国まで連れて来られた上に、おとなしくなる薬まで盛られたルシールは逃げ出そうとする。 「自由になれないのなら、死んだ方がましよ!」 そう叫んだルシールの言葉を信じずに国王レオンハルトは剣を差し出してしまった。 迷わず剣で自分の身体を切りつけたルシールは、意識を失いながら前世がレオンハルトの婚約者候補だったことを思い出していた。
恋愛 連載中 長編 R15
文字数 176,691 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.04.23
35

別にあなたに愛されなくても。〜死に戻った侯爵夫人は、二度と夫を愛さない〜

別にあなたに愛されなくても。〜死に戻った侯爵夫人は、二度と夫を愛さない〜
伯爵令嬢シャーリン・エルフィナード。 彼女は、冷たい態度や人を寄せ付けないオーラから『氷の令嬢』と呼ばれている。 しかし、本当は口下手で人付き合いが苦手なだけ。だが誤解され続けているせいで、二十歳になっても縁談ひとつまとまらないまま、半ば行き遅れと噂されていた。 ある日、そんな彼女に舞踏会で求婚した男がいた。その男の名は、侯爵ヴィクトル・クラウゼン。 「君は氷なんかじゃない。花のように美しい」 初めて向けられた優しい言葉に救われたシャーリンは彼と結婚し、少しずつ恋をしていく。しかしヴィクトルは、決して彼女を抱こうとしなかった。 「大切にしたいから」 そう言われ続け、疑問を抱きながらも夫を信じていたシャーリン。だが一年後、突然離縁を言い渡される。 「この歳になると周りがうるさくてな。都合が良かったから結婚しただけだ。私が愛しているのは一人だけ。その彼女と結婚できる今、お前はもう必要ない」 そう、ヴィクトルには昔から愛し続けていた女性がいたのだ。愛した夫に裏切られ、シャーリンは命を奪われてしまう。ゆっくりと瞼が閉じていく。そこで、シャーリンの人生は終わった……はずだった。 そして目を覚ました時、なんと結婚式の直前まで時間が巻き戻っていた。 自身が死に戻ったことを悟ったシャーリンは、とある決意をする。 ____もう二度と、夫を愛さない。 ※以前投稿した作品を改稿・加筆し、再投稿しております。
ファンタジー 連載中 短編
文字数 59,798 最終更新日 2026.09.03 登録日 2026.08.31
36

「出口ばかり気にする陰気な女は王妃に向かない」と婚約破棄されましたが、燃える舞踏会で最後の扉を開けたのは私です

「出口ばかり気にする陰気な女は、王妃に向かない」 「婚約はお返しいたします。ですが、あの扉だけは塞がないでください」 「……最後まで、それか」  建国祭の舞踏会で、王太子から婚約破棄された公爵令嬢エレノア。だが彼女が案じたのは、恋敵でも名誉でもなく、白薔薇の花台に塞がれた四つ目の扉だった。  十二歳で、開かない非常扉の前に母を失って以来、彼女はどこでも出口と歩数を数えてきた。嘲笑されても、招待客三百二十七人全員の帰宅を見届けるまでは去らない。  やがて薄絹に火が移り、内開きの正面扉へ人々が殺到する。悲鳴と煙に包まれる広間で、エレノアは王太子妃教育で得た声を張り上げた。 「正面へ走らないでください!」  彼女の判断を信じた近衛副団長アルノーと、四つ目の扉を開く。だが、数えた顔が二つ足りない。単身で逃げた王太子と、炎の中に残されたセシリアだった。  これは、壁ばかり見てきた令嬢が三百二十八番目に自分を見つけ、その視線の意味を知る人と、同じ出口を数えるようになるまでの物語。
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 11,067 最終更新日 2026.09.03 登録日 2026.09.03
37

記憶を奪われ捨てられた薬師、実は宝石でした!

記憶を奪われ捨てられた薬師、実は宝石でした!
「君は私を愛しているだろう? だけど、私にも色々あってさ」 七年間、婚約者の難病を薬で支え続けた薬師は、記憶を奪う薬を盛られ、捨てられました。 名前も過去も失った彼女を拾ったのは、国境にある小さな村の医師。そして、彼女の腕を「原石だ」と見抜いた隣国の大商会の男たち。 記憶がなくても、手は薬の作り方を覚えていた。 数年後、彼女を捨てた男が商会を訪れます。かつての婚約者は、穏やかに微笑んでこう言いました。 「初めまして」 全七話・完結
恋愛 完結 短編
感想数 1 文字数 12,457 最終更新日 2026.09.03 登録日 2026.09.03
38

私の家族は叔父さんだけです。今さら手の平返ししても遅いです

双子の姉として転生した主人公、魔法で色々と判断される世界に生まれた主人公には魔力が一切なかった。 魔力がないことで親と兄と妹から馬鹿にされる日々に諦めていた。 だけど前世の記憶が戻ったことが切っ掛けで家族を捨てる決心を持ち、ずっと気にかけてくれていた叔父に助けを求めることにした。
ファンタジー 連載中 長編 R15
感想数 0 文字数 7,343 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.31
39

逆行した研究令嬢は、二度目の人生を奪われない

逆行した研究令嬢は、二度目の人生を奪われない
「お前がどれだけ血を吐いて研究しようと、成果はすべて私のものだ」 ​側室の娘として生まれ、家族から虐待と冷遇を受け続けたエステル。 破滅から逃れるため魔法薬学に打ち込み、二十歳で肉体を急速修復する画期的な治療薬を完成させたが――信頼していた専属メイドの手引きで、無能な叔父に研究を奪われてしまう。 ​盗作の濡れ衣を着せられ、家を追放された後も叔父に陥れられ、投獄と拷問の末に知らされたのは、一族を覆う、醜悪な不義と欺瞞の真実。 絶望の中で意識を失ったエステルは――兄に階段から突き落とされた、六歳のあの日へと逆行する。 一周目では研究だけで逃げようとして失敗した研究令嬢が、二周目では鋼鉄の後ろ盾と第三者による証拠を固め、裏切り者たちを己の欲で完全自滅へと追い込む、痛快なる知略逆襲劇! ​「盗作? いいえ、あなたが盗んで発表したのは――私が十数年前に廃棄した『失敗作』です」
ファンタジー 完結 長編
感想数 13 文字数 227,191 最終更新日 2026.09.02 登録日 2026.08.14
40

他に愛する人のいる彼の元を去ったら、何故か彼が追いかけてきます

*連載再開しました! セレナイト公爵家の令嬢フィオナとフェンダル公爵家の嫡男アロイスは幼馴染だった。 フィオナは幼い頃からアロイスのことが好きだったが、彼は別の女性と恋に落ちてしまう。 しかし、アロイスの恋人が皇帝陛下に見初められてしまったことにより、二人の関係は終わりを迎えた。 最愛を失ったアロイスは猛烈な悲しみに襲われ、フィオナはそんな彼を二十年間支え続けた。 二十年後、アロイスは亡くなる最後の瞬間まで昔の恋人を想い続け、フィオナを顧みることはなかった。 その後回帰したフィオナは、今度はアロイスから離れ、自分のために生きることを決意する。 しかし、何故か彼女が距離を置こうとすればするほど彼が近付いてきて……!? さらにはアロイスの元恋人までもが彼女に絡んでくる始末。 フィオナは幸せになれるのか。
恋愛 連載中 短編
文字数 153,162 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.03.01
14,809