因果応報 小説一覧

358件
81

断罪令嬢は鮮やかに嗤う

「お前など、いてもいなくても同じだ」 ——そう言い切った者たちは、翌日から「同じ」では済まなくなる。 婚約破棄、追放、断罪。 切り捨てられた令嬢の専門性が抜けた瞬間、 領地は・王城は・国は、音を立てて綻んでいく。 設定の切れ味と、因果がドミノ倒しに連鎖する痛快な逆転。 加害者の転落は三層まで具体的に描き、読後に拳を握らせる。 一話完結・どこから読んでも爽快なざまぁ短編集。 ※S01「捨てられ令嬢」のなろう最適化分割。 ※なろう読者向け:ざまぁの爽快・ロジックの鮮烈さを最優先。
82

[完結]王妃陛下の代わりに子供を産みます!と現れた愛人を教育したら夫にざまぁしてました

王妃フランシーヌの前に、国王の愛人ダイアナが「王妃陛下の代わりに子供を産みます!」と現れた。 国王は彼女を第二王妃扱いしろと命じ、王妃の馬車も侍女も仕事も好き放題に与えていく。 王妃は静かに命じた。 「その発言、すべて記録しておきなさい」 ※他サイトにも投稿しています。
83

悪役令嬢の残した毒が回る時

その日、一人の公爵令嬢が処刑された。 処刑されたのはエレオノール・ブロワ公爵令嬢。 彼女はシモン王太子殿下の婚約者だ。 エレオノールの処刑後、様々なものが動き出す。 ※設定は緩いです。物語として見て下さい ※ストーリー上、処刑が出てくるので苦手な方は閲覧注意 (血飛沫や身体切断などの残虐な描写は一切なしです) ※ストーリーの矛盾点が発生するかもしれませんが、多めに見て下さい *HOTランキング4位(2021.9.13) 読んで下さった方ありがとうございます(*´ ˘ `*)♡
84

姉から全て奪う妹

「お姉様!!酷いのよ!!マリーが私の物を奪っていくの!!」 可愛い顔をした悪魔みたいな妹が私に泣きすがってくる。 だから私はこう言うのよ。 「あら、それって貴女が私にしたのと同じじゃない?」 *カテゴリー不明のためファンタジーにお邪魔いたします。
85

[完結]もう二度と大切なものを奪わせない!

エスティナ王国唯一の王女グローリアは、17歳のとき隣国グランツェ帝国の侵攻によってすべてを失った。 両親は処刑され、自らも死を覚悟したその時――敵国の第三王子アンドレアスによって助けられ、なぜか妻として迎えられる。祖国を滅ぼした男を憎み、幾度も命を狙うグローリア。 しかし、運命は残酷にも彼女から、またしてもすべてを奪い去る。 誰が本当の敵かを知り、処刑台の上で死を迎えた次の瞬間、気が付くと彼女は五歳の頃へと戻っていた。 二度目の人生では、もう誰も失いたくない。 家族も、祖国も――そして前世で憎み続けた夫も。 滅びの運命を覆すため、王女グローリアは未来の知識を武器に動き出す。 「まずは国を富ませ、どの国からも侵略されない基盤を作る。大切なものを守るのよ!」  グローリアはそう決意する。 これは、すべてを失った王女が大切な人たちを守り抜くためのやり直しの物語。
86

【完結】名もなき君と、忘れられた森

森の奥にある小さな家で、たった一人で暮らす十六歳の少女・リラ。 村から疎まれ、最愛の母を亡くしてもなお、彼女は人を憎まず、明るくたくましく生きていた。 ある日、リラは森で不思議な少年と出会う。 家族も、名前も、自分がどこから来たのかもわからないという少年。 道に迷ったはずなのに誰よりも森を知り、人間の常識には疎いのに、驚くほど高い身体能力を持っていた。 リラは彼を「シオン」と名づけ、自分の家へ迎え入れる。 食卓を囲み、森を歩き、「ただいま」と「おかえり」を交わす。孤独だった二人は、少しずつかけがえのない家族になっていく。 しかし、穏やかな日々は突然終わりを告げる。 村人たちによって二人の家が破壊されたとき、シオンの内に眠っていた激しい怒りが目を覚ます。 少年はなぜ、リラを守ろうとするのか。 彼は本当に、森で道に迷っていただけなのか。 これは、優しい少女が与えた名前と、森に隠された約束の物語。
87

(完)子供も産めない役立たずと言われて・・・・・・

グレイス・カリブ伯爵令嬢である私は、家が没落し父も母も流行病で亡くなり借金だけが残った。アイザック・レイラ準男爵が私の美貌を気に入って、借金を払ってくれた。私は、彼の妻になった。始めは幸せだったけれど、子供がなかなかできず義理の両親から責められる日々が続いた。 夫は愛人を連れてきて一緒に住むようになった。彼女のお腹には夫の子供がいると言う。義理の両親や夫から虐げられ愛人からもばかにされる。「子供も産めない役立たず」と毎日罵られる日々だった。 私には歳の離れた兄がいて、その昔、父と諍いを起こし家を出たのだった。その兄が生きていて、チートな冒険者になっており勇者と共に戻って来た。だが、愛人が私のふりをして・・・・・・ざまぁ。納得の因果応報。 虐げられる美貌の主人公系。 大14回恋愛大賞で奨励賞をいただきました。ちなみに順位は37位でした。投票して頂きありがとうございました。
88

断罪茶番で命拾いした王子

アルファーロ公爵嫡女エルネスタは卒業記念パーティで婚約者の第三王子パスクワルから婚約破棄された。そのことにエルネスタは安堵する。これでパスクワルの命は守られたと。 5年前、有り得ないほどの非常識さと無礼さで王命による婚約が決まった。それに両親祖父母をはじめとした一族は怒り狂った。父公爵は王命を受けるにあたってとんでもない条件を突きつけていた。『第三王子は婚姻後すぐに病に倒れ、数年後に病死するかもしれないが、それでも良いのなら』と。 『小説家になろう』(以下、敬称略)・『アルファポリス』・『Pixiv』・自サイトに重複投稿。
89

【完結】私を裏切った最愛の婚約者の幸せを願って身を引く事にしました。

和平の為に、長年争いを繰り返していた国の王子と愛のない政略結婚する事になった王女シャロン。 休戦中とはいえ、かつて敵国同士だった王子と王女。 てっきり酷い扱いを受けるとばかり思っていたのに婚約者となった王子、エミリオは予想とは違いシャロンを温かく迎えてくれた。 互いを大切に想いどんどん仲を深めていく二人。 仲睦まじい二人の様子に誰もがこのまま、平和が訪れると信じていた。 しかし、そんなシャロンに待っていたのは祖国の裏切りと、愛する婚約者、エミリオの裏切りだった─── ※初投稿作『私を裏切った前世の婚約者と再会しました。』 の、主人公達の前世の物語となります。 こちらの話の中で語られていた二人の前世を掘り下げた話となります。 ❋注意❋ 二人の迎える結末に変更はありません。ご了承ください。
90

他人の不幸を閉じ込めた本

「その肌に刻まれるのは、逃れられぬ罪の証(あかし)」 「彼らには刻まれていたという。おぞましい魔獣の刺青が……」 獅子、シャチ、そして数多の凶暴な動物たち――。 美しくも凶悪な刺青を宿した罪人たちと、彼らを執拗に狩り続ける「黒いローブの男」。 男が抱える「分厚い本」には、世界の歪みが110の不幸な物語として綴られていた。 なぜ彼は戦うのか。なぜ彼は、あの時、友の首を絞めたのか。 一話完結形式で語られる、異形の刺青を持つ異常者たちとの死闘。 一ページ目の「獅子」が、最後の一頁「ハイエナ」へと繋がるとき、あなたは美しき絶望の真実に涙する。 「中毒性抜群の連作ダークファンタジー、ここに完結。」
91

『公爵令嬢の優雅な復讐』

「セレスティア、君のような可愛げのない女とは婚約破棄する! 真実の愛を見つけたんだ!」 王国の夜会で、第二王子アルフォンスから婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢セレスティア。 彼女は泣きも喚きもせず、扇子を閉じてただ一言、「承知いたしました」と微笑んで去っていった。 だが、愚かな王子は知らなかった。 この国の物流、金融、そして王家の借金の肩代わり……その全てを支えていたのが、セレスティアの手腕だったことを。 彼女が去った翌日から、王宮の地獄が始まった。 届かない食材、止まる水道、凍結される銀行口座、そして逃げ出す使用人たち。 「愛があればお金なんて」と語っていた王子と浮気相手の男爵令嬢は、カビたパンと泥水を啜りながら、じわじわと真綿で首を絞めるような絶望へと追い込まれていく。 一方、自由になったセレスティアの前には、隣国アークライト帝国の皇太子ジークフリートが現れる。 「君という至宝を捨てるような国は、私が買い取ろう」 最強の経済手腕を持つ令嬢と、武力と知力を兼ね備えた皇太子。二人が手を組んだ時、王国は崩壊し、新たな黄金時代が幕を開ける。 これは、暴力も魔法も使わず、ただ「経済力」と「教養」だけで元婚約者を社会的抹殺に追い込む、恐ろしくも優雅な復讐と、極上の愛の物語。
92

私の治癒能力を当てにして他人を治すあなたに愛想が尽きました。これからはどうぞご勝手に。

ギャレットの役に立ちたかった。 治癒移行で他人のために行動するギャレットの役に立ちたくて、私も限界まで治癒能力を使い続けてきた。 だけど、ギャレットにとって私は“都合のいい女”でしかなかった。 ​「あなたにとって、私ってなに?」 私の問い掛けに眉をひそめるだけの彼を見て、私の中で何かが崩れ去った。 ​同僚の胸で涙を流したあの日、私は決めた。 自分の人生を自分のために使うと。 新たな一歩を踏み出した治癒師と治癒師に頼りきって“危険な怪我”を自分に移し続けた元婚約者の結末とは。
93

スナック「霊」

【純愛】 スナック「霊」にやってきた、記憶を失っている男。記憶も曖昧なまま酒を飲む男の傍らには、一人の女の霊が男から離れて立っていた。 ママの問いかけと女の霊との対話を通じて、正気に戻った男の口から語られる失われた記憶とは……。
94

[完結]愛する人たちに裏切られた私は……

レティシアは愛する夫オズワルド公爵と共に穏やかな日々を送っていた。結婚してからの生活は幸せそのもの。夫婦仲も良好で、二人の間には深い愛情が育まれていた。さらに、5年前に姉夫婦を亡くし、姪を引き取って我が子のように育てていた。その姪は今年18歳を迎え、美しく成長している。 10歳の頃から真摯に仕えてくれている専属侍女マリーは、なんでも相談できる頼もしい存在でもあった。 そんなわけで、レティシアの生活は順風満帆、輝くような幸福に包まれていたのだが…… ある日、レティシアは友人たちを招いてティーサロンでお茶会を開いていると、マリーが静かに手紙を持って来た。手紙には差出人の名前は記されておらず、こう綴ってあった。 『オズワルド・フォン・ルーベルト公爵には愛人がいます。ルーベルト公爵夫人の身近にいて、彼女が信頼を寄せる女性です。なんて、お気の毒なのでしょう?……』 ※夫の浮気に悩む妻のお話です。こちらはシリアス路線であり、因果応報的な展開になります。 ※異世界のお話です。
95

冷遇された入り婿は後悔する──10年後の再会と精算──

侯爵家の三男・エドリックは婚約者の存在を忘れ、社交界で放蕩の限りを尽くしていた。 結婚式当日、初めて顔を合わせた花嫁は、かつて彼が侮辱した少女だった。 冷たい誓いの言葉、交わされぬ指輪、そして新婚初夜に待っていたのは、物置小屋への監禁と暴言――。 閉ざされた空間で、名誉も誇りも剥がれ落ち、ただの「人間」として生き延びる日々。やがて使用人として屋敷に仕えるも、待っていたのは冷笑と無関心、そして「殺されるかもしれない」という恐怖だった。 すべてを失い、娼館に売られた彼は、やがてその地で才能を開花させ、成功を掴む。 結婚から10年後、彼は小切手を手に母国へと帰還すると――。 ⚠️本作は、AIが生成した文章を一部に使用しています。
96

王妃になるのは決定事項です

ロドリグ王国筆頭公爵家の長女 アデライン・レプシウス 彼女は生まれた時から王妃になることが約束されていた
97

妹が自ら手放した騎士の価値~家を出たいと願った令嬢との運命の出会い~

ヴァンローゼ家の長女エレノアは、可愛らしく計算高くて性格の最悪な妹ヴィヴィアンと、妹の思うがままの両親から日々の冷遇に耐えながら、いつか家を出る日を夢見ていた。 ある日、妹の婚約者である騎士エドモンドが「仕事で失敗し、重傷を負った」という話が広まる。容姿と地位しか見ていなかったヴィヴィアンはすぐに婚約を破棄し、自分の代わりに姉のエレノアを差し出すことにした。 ※過去に使用した設定や展開などを再利用しています。 ※カクヨムにも掲載中です。
98

旦那様が正妻にと望まれる方は使用人と不倫する娼婦ですよ?

侯爵夫人のクシャナは、夫が連れ込んだ愛人に頭を抱えていた。相手は娼婦であり、さらに夫の留守中に使用人と密通まで繰り返す始末。 「正気ですか? そんな女を侯爵家の次期夫人にするなど、破滅を招くだけです」 忠言に耳を貸さない夫に対し、クシャナは最後通牒を突きつける。 「離縁します。後はご勝手に、身の破滅をお楽しみください」 侯爵家を泥沼へと引きずり込む夫に見切りをつけ、クシャナは静かな逆襲を開始する。
99

(完結)モブ令嬢の婚約破棄

ヒロイン様によると、私はモブらしいです。…モブって何でしょう? 攻略対象は全てヒロイン様のものらしいです?そんな酷い設定、どんなロマンス小説にもありませんわ。 お兄様のように思っていた婚約者様はもう要りません。私は別の方と幸せを掴みます! 緩い設定なので、貴族の常識とか拘らず、さらっと読んで頂きたいです。 完結してます。適当に投稿していきます。
100

【R18】婚約者は浮気を認めて欲しいそうですよ【完結】

 神聖歴625年。  ノーザングリア国では、食糧危機に繋がる干ばつが起こった。  それは3年に渡り続き、王国は悪魔と呼ばれる男に助力を願った。 「干ばつから民を助けて欲しい」 「助ける代わりに、私の娘を引き取り育てて欲しい」  そうして私『ティア』は王弟であり大公爵である『ルキウス・グレシャム』の養女として8歳の時迎えられ、12の年に第二王子ジェフロアの婚約者に定められた。  周囲は、生まれの分からぬ神の加護も精霊の加護も持たぬ私が第二王子の婚約者となる事を良しとせず、その空気は自然と若い王子にも『コイツは虐げて良い奴』と認識させたようだった。  そして、彼は浮気相手との醜聞が広がる中、こう言って私を責めるのだ。 「全部、オマエが悪いんだ!! オマエが僕とイザベルに大人しく仕えれば、全てが丸く収まるんだ!! 王家の醜聞を広めるのを止めろ!! イザベルは聖女なんだぞ!! 毒の噂がその力を弱める事をわかっていないのか!! オマエが、僕とイザベラと共に仲良く過ごしさえすれば、世間はイザベルを偉大な聖女と認めるはずなんだ!! オマエは王家に仇を成すつもりか?」
101

(完結)夫と姉(継母の連れ子)に罪を着せられた侯爵令嬢の二度目の人生ー『復讐』よりも『長生き』したい!

 私はカッシング侯爵家のアナスターシア。カッシング侯爵家の跡継ぎ娘であり、お母様の実家マッキンタイヤー公爵家の跡継ぎでもある立場なの。なんでって? 亡きお母様のお兄様(マッキンタイヤー公爵)が将軍職をまっとうするため、独身を貫いてきたからよ。ちなみにマッキンタイヤー公爵の初代はユーフェミア王女で聖女様でもあったのよ。私はその血も引いているわ。 お母様は私が5歳の頃に病で亡くなったわ。でも、まもなくお父様はサリナお母様と再婚したの。最初は嫌な気持ちがしたけれど、サリナお母様はとても優しかったからすぐに仲良くなれた。サリナお母様には娘がいて、私より年上だった。ローズリンお姉様のことよ。ローズリンお姉様も良い方で、私はとても幸せだった。 チェルシー王妃主催のお茶会で知り合ったハーランド第二王子殿下も優しくて、私を甘やかしてくれる味方なの。でも、お母様のお兄様であるマッキンタイヤー公爵は厳しくて、会うたびにお説教を言ってくるから嫌い。なるべく、伯父様(マッキンタイヤー公爵)に関わらないようにしていたいわ。そうすれば、私は幸せに気楽に生きることができる。ところが・・・・・・ この物語は夫となったハーランド第二王子の裏切りとローズリンの嘘で罪を着せられたアナスターシアが、毒杯を飲ませられるところで奇跡を起こし、二度目の人生をやり直すお話しです。アナスターシアが積極的に復讐していくお話ではなく、ハーランド第二王子やローズリンが自業自得で自滅していくお話しです。アナスターシアの恋もちりばめた恋愛小説になっています。 ※この物語は現実ではない異世界のお話しですから、歴史的や時代背景的におかしな部分が多々あると思いますので、ご了承ください。誤字・脱字多いかもしれませんが、脳内で変換していただけるか、教えていただけると嬉しいです💦 聖女や聖獣などのファンタジー要素あり。 ※完結保証。すでに執筆が終わっておりますので、途中で連載がとまることはありません。安心してお読みくださいませ。
102

(本編)カトレーネ・トマス前々公爵夫人の事件簿

 私はマーガレット・メディチ伯爵夫人で夫のジェームズとミランダ・オレン子爵令嬢とは幼なじみだった。ミランダはとても派手な美人で、大富豪のベンジャミン・トマス公爵と結婚した。いわゆる玉の輿というやつだ。  一方、メディチ家はそれほど裕福ではなかったが、それなりに幸せに暮らせていた。私達には子供はいないが、ミランダがよく子供を連れてくるので、自分の子のようにかわいがっていた。  私は度々、ミランダの子供を預かっている。その日もミランダの子供を預かり、かくれんぼをして遊んでいた。 散々、探し回っていると、子供は夫の部屋でいたずらをしていた。その際、たまたま夫の手帳を見てしまう。  その手帳にはミランダとの密会の日にちや、閨のことなど細かに記されていた。私は、ずっとこの二人が恋仲だったことを知る。裏切られていたショックに目の前が真っ暗になった。  私は、次の密会の日を記し何食わぬ顔で過ごした。そして、夫の後をついて行く。その証拠を捕らえた私は復讐を決意するのだった。 ※ Twitter @bluesky1170 よろしければフォローしてくださいませ。 ※続編 カトレーネ・トマス前々公爵夫人の事件簿の本編です。続編を別作として投稿するにあたっては運営に許可をいただいております。 #カトレーネ・トマス前々公爵夫人シリーズ
103

【完結】私を捨てた婚約者様へ~今さら戻ってきても遅いのです~

婚約者を支えることが当然だと思われていた伯爵令嬢ダイナ。 ある日、クリシュヤーニスから婚約破棄を告げられる。何も言わず身を引いた彼女だったが、彼女がいなくなった途端、彼の人生は少しずつ狂い始める。 そんなダイナの前に、彼女の価値を最初から知っていたクリスティヤンが現れる
104

妹の仇 兄の復讐

妹の仇。兄の復讐は、ログインから始まる。 高校生の妹・茜が、不登校になった。 原因は、元カレが流した、卑劣で下品な嘘の数々。 怒りに震える兄・勇人は、拳ではなくキーボードを取った。 独学で築き上げたITスキル。 狙うのは、加害者が肌身離さず持ち歩く「スマホ」の深淵。 バックドアの設置。リアルタイムの監視。そして、1,000人を招待した「断罪のライブ配信」。 暴力は使わない。1滴の血も流さない。 ただ、奴が隠し持っていた「醜悪な本性」を、世界という明るい場所に引きずり出すだけだ。 「マウス一つで、お前の人生を『強制終了(シャットダウン)』してやる。」 これは、大切なものを守るために「加害者」になる道を選んだ兄の、孤独で冷徹な復讐記録。
105

不倫妻に冷徹な制裁を――鉄槌を下す大学生の記録

その復讐は絶対零度。だが、彼を救ったのは温かい光だった。 真面目な父親を騙し、よその男と肌を重ねて泥沼離婚した実母。あの冬から、寛太の心は凍りついた。 大学生になった彼は、不倫や裏切りを繰り返す「悪女」たちをターゲットに、その圧倒的な色気で過激に溺れさせ、社会的に抹殺していく復讐者となる。 次々と悪女を淘汰していく寛太だったが、最後に現れたのは、容姿を変えた「実母」だった。実の息子とも知らずに甘えてくる母親に、寛太が下した究極の精神的制裁とは――? 女性嫌いの青年が、復讐の果てに「澄んだ瞳の女性」と出会い、光に満ちた未来を掴むまでの、因果応報サスペンス。
106

『婚約者を妹に奪われたので、王都で「別れの手紙」を代筆します 〜捨てられ令嬢の言葉が、冷徹王弟と国中の運命を書き換えてしまいました〜』

「お姉様なら、譲ってくださるでしょう?」 妹の誕生祝いの席で、伯爵令嬢リディアは八年間の婚約を解消された。婚約者ユリウスが選んだのは、泣きながら彼の腕に縋る妹エミリア。父は「お前は強いのだから耐えられる」と言い、母代わりの伯母は、妹の結婚支度を手伝えと命じた。 強いのではない。ただ、泣けばさらに面倒になるから黙っていただけだ。 リディアは初めて家族の命令を断り、亡き母の古い机だけを持って王都へ出る。そこで見つけたのは、母が結婚前に営んでいた、埃だらけの小さな代筆店だった。 読み書きのできない人のために、謝罪、求婚、絶縁、遺言を書く「月灯りの手紙屋」。リディアには、手書きの文字に残った、書き手がどうしても書けなかった一文を聞く力があった。しかし、人の本音は美しいものばかりではない。愛しているから別れたい妻、帰れないのに待っていてほしい兵士、娘に謝りたいのに自分は悪くないと言い張る父。依頼人たちは皆、勝手で、臆病で、どこか憎みきれなかった。 開店七日目の夜、黒衣の男が半分焼けた王家の手紙を持って現れる。 「亡き王妃が、最後まで書かなかった言葉を読め」 男の正体は、笑わないことで知られる王弟レオンハルト。十五年前の王宮火災以来、母である王妃の死に囚われている彼だった。 やがて一通の手紙は、王国中から消えた十三通の書簡と、リディアの母の失踪へ繋がっていく。冷徹な王弟と何度も衝突し、少しずつ互いの孤独を知りながら、捨てられ令嬢は誰かの言葉ではなく、自分自身の人生を書き始める。
107

【完】聖女じゃないと言われたので、大好きな人と一緒に旅に出ます!

 ミレニア王国にある名もなき村の貧しい少女のミリアは酒浸りの両親の代わりに家族や妹の世話を懸命にしていたが、その妹や周囲の子ども達からは蔑まれていた。  ミリアが八歳になり聖女の素質があるかどうかの儀式を受けると聖女見習いに選ばれた。娼館へ売り払おうとする母親から逃れマルクト神殿で聖女見習いとして修業することになり、更に聖女見習いから聖女候補者として王都の大神殿へと推薦された。しかし、王都の大神殿の聖女候補者は貴族令嬢ばかりで、平民のミリアは虐げられることに。  その頃、大神殿へ行商人見習いとしてやってきたテオと知り合い、見習いの新人同士励まし合い仲良くなっていく。  十五歳になるとミリアは次期聖女に選ばれヘンリー王太子と婚約することになった。しかし、ヘンリー王太子は平民のミリアを気に入らず婚約破棄をする機会を伺っていた。  そして、十八歳を迎えたミリアは王太子に婚約破棄と国外追放の命を受けて、全ての柵から解放される。 「これで私は自由だ。今度こそゆっくり眠って美味しいもの食べよう」  テオとずっと一緒にいろんな国に行ってみたいね。  21.11.7~8、ホットランキング・小説・恋愛部門で一位となりました! 皆様のおかげです。ありがとうございました。  ※「小説家になろう」さまにも掲載しております。  Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.  ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)
108

「僕たちはフィオナ先生を選びます」——前世保育士の令嬢が追放された朝、公爵家の子供が全員いなくなりました

「所詮、子守係にすぎない女だった」 公爵嫡男エドワードは五年間の献身をその一言で切り捨てた。 前世で保育士だったフィオナは知っていた——この世界に「保育」という概念はない。子供は小さな大人として扱われ、養育係は下女と同列。それでも彼女は記録をつけ続けた。吃音の長男には歌を。夜泣きの長女には百八十夜寄り添った。偏食の末っ子には星型の人参を。 五年分の成長記録を残して去ったフィオナの元に、三人の子供が歩いてきた。 「僕たちはフィオナ先生を選びます」 子守ではありません——育てていたのです。
109

【完結】真実の愛に気付いたと言われてしまったのですが

【完結まで執筆済みです!!!】 かつて王国の誇りとされた名家の令嬢レティシア。王太子の婚約者として誰もが認める存在だった彼女は、ある日、突然の“婚約破棄”を言い渡される。 ――理由は、「真実の愛に気づいてしまった」。 その一言と共に、王家との長年の絆は踏みにじられ、彼女の名誉は地に落ちる。だが、沈黙の奥底に宿っていたのは、誇り高き家の決意と、彼女自身の冷ややかな覚悟だった。 動揺する貴族たち、混乱する政権。やがて、ノーグレイブ家は“ある宣言”をもって王政と決別し、秩序と理念を掲げて、新たな自治の道を歩み出す。 一方、王宮では裏切りの余波が波紋を広げ、王太子は“責任”という言葉の意味と向き合わざるを得なくなる。崩れゆく信頼と、見限られる権威。 そして、動き出したノーグレイブ家の中心には、再び立ち上がったレティシアの姿があった。 ※日常パートとシリアスパートを交互に挟む予定です。
110

元娼婦を伯爵夫人にする方法

望まれたはずの結婚二日目で、夫は愛人の元へ。 姑は毎日のように「跡取りを産め」と責め立てる。 そんな地獄の結婚生活に耐えていた男爵令嬢ディアナは、ある日決意した。 ——この結婚を終わらせよう。 夫の愛人に「伯爵夫人になる方法」を教え、夫に離婚を切り出させる——すべてはディアナの計画通り。 そして夜会で、彼女は元夫にそっと囁いた。 「妊娠三ヶ月で、あんなお腹にはなりませんよ」 その瞬間、伯爵家の破滅が始まった。
111

欲しいというなら、あげましょう。婚約破棄したら返品は受け付けません。

侯爵令嬢のヴィオラは、人の欲しがるものを惜しみなく与える癖があった。妹のリリアンに人形をねだられれば快く差し出し、友人が欲しがる小物も迷わず送った。 「自分より強く欲しいと願う人がいるなら、譲るべき」それが彼女の信念だった。 そんなヴィオラは、突然の婚約破棄が告げられる。婚約者である公爵家の御曹司ルーカスは、ヴィオラを「無能」呼ばわりし、妹のリリアンを新たな婚約者に選ぶ。 幼い頃から妹に欲しがられるものを全て与え続けてきたヴィオラだったが、まさか婚約者まで奪われるとは思ってもみなかった。 婚約相手がいなくなったヴィオラに、縁談の話が舞い込む。その相手とは、若手貴族当主のジェイミーという男。 先日ヴィオラに窮地を救ってもらった彼は、恩返しがしたいと申し出るのだった。ヴィオラの「贈り物」があったからこそ、絶体絶命のピンチを脱することができたのだと。 ※設定ゆるめ、ご都合主義の作品です。 ※カクヨムにも掲載中です。
112

(完結)私は家政婦だったのですか?(全5話)

夫の母親を5年介護していた私に子供はいない。お義母様が亡くなってすぐに夫に告げられた言葉は「わたしには6歳になる子供がいるんだよ。だから離婚してくれ」だった。 ありがちなテーマをさくっと書きたくて、短いお話しにしてみました。 さくっと因果応報物語です。ショートショートの全5話。1話ごとの字数には偏りがあります。3話目が多分1番長いかも。 青空異世界のゆるふわ設定ご都合主義です。現代的表現や現代的感覚、現代的機器など出てくる場合あります。貴族がいるヨーロッパ風の社会ですが、作者独自の世界です。
113

夫、毎晩鍵をかけてマッサージチェア。中からは知らない女の喘ぎ声

結婚してまだ一か月も経たないうちに、俊介は引っ越し業者に頼んで、奇妙な形をした「ジェミニ」というマッサージチェアを運び込んだ。銀灰色の金属製ボディは六畳の仕事部屋をほとんど埋め尽くし、隙間なく閉じる曲面カバーは、温度のない口のように見えた。それ以来、毎晩八時から九時まで、あの部屋は私が近づくことを許されない場所になった。俊介は水を一杯持って仕事部屋に入り、内側から鍵をかけ、丸一時間マッサージチェアの中にこもる。壁越しでも、機械の低い駆動音と、彼が抑えきれずに漏らす息遣いや呻き声が聞こえてきた。 一度だけ、俊介が眠っている隙に中へ入ったことがある。背もたれのローラーは背骨に沿って筋肉をほぐすどころか、私の腰回りの柔らかな肉を正確につかみ、異物を追い出すように締めつけた。全身に冷や汗が浮くほど痛かった。それなのに、扉のそばにもたれていた俊介の顔には、吐き気がするほど満ち足りた余韻が残っていた。 「おまえの身体データが合わないだけだ。この椅子は、登録された人間しか受けつけない」 そして、俊介が取引先との会食に出た夜。私は午後七時五十九分、彼に隠れてマッサージチェアに横たわり、接続ボタンを押した。八時ちょうど。暗闇の中で紫色のランプがゆっくりと灯った。人肌のぬくもりを持つ「手」が背中に触れ、背骨をなぞりながら腰へ滑り、そのまま貪るように脚のあいだへ伸びてくる。 けれど、システムが記憶しているのは俊介の身体だった。見えない手はいつもの場所を見つけられず、私の太腿の付け根を何度も空振りした。椅子の内側にある柔らかなパッドが締まり、ずれた感触は次第に苛立ちを帯びていく。画面の向こうにいる誰かが、焦れながら何かを探しているようだった。 次の瞬間、ヘッドレストの上で微かなノイズが走った。紫色の光の中から、甘えるような喘ぎを含んだ女の声が響く。 「俊介、今日……なんだか小さくない?」
114

【完結】一途すぎる公爵様は眠り姫を溺愛している

リュシエンヌ・ソワイエは16歳の子爵令嬢。皆が憧れるマルセル・クレイン伯爵令息に婚約を申し込まれたばかりで幸せいっぱいだ。 しかしある日を境にリュシエンヌは眠りから覚めなくなった。本人は自覚が無いまま12年の月日が過ぎ、目覚めた時には父母は亡くなり兄は結婚して子供がおり、さらにマルセルはリュシエンヌの親友アラベルと結婚していた。 突然のことに狼狽えるリュシエンヌ。しかも兄嫁はリュシエンヌを厄介者扱いしていて実家にはいられそうもない。 そんな彼女に手を差し伸べたのは、若きヴォルテーヌ公爵レオンだった……。 『残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました』『結婚前日に友人と入れ替わってしまった……!』に出てくる魔法大臣ゼインシリーズです。 表紙は「簡単表紙メーカー2」で作成しました。
115

婚約破棄された公爵令嬢は、恋敵の娘に転生する

卒業パーティの後結婚式を控えていた令嬢は、突然、婚約者の王太子殿下から婚約破棄されてしまいます。 公爵令嬢は、自分の胸を一突きし、絶命するも本人には自覚のない転生をしてしまいます。 それがなんと!王太子の浮気相手の娘として、生まれてくるのですが、赤ちゃんの頃から、死んだ公爵令嬢にそっくり瓜二つであったというお話です。 最終的には、親の因果が子に報うをテーマにしたいと思いますが、どうなることやら?
116

[完結]癒やしの聖女は帝国で愛をみつける!

セルビア王国は小国ながら、温暖な気候と肥沃な大地に恵まれ、さらに宝石のように輝く魔石を産出する鉱山を有する豊かな国である。 その王女ジョセフィーヌは、“癒やしの力”を持つ聖女として人々に敬われていた。 銀糸のような髪とアメジストの瞳を持つ、美しく気高い女性である。 二十歳の誕生日を迎えた日、北の大国フローリアのモンタナ老皇帝が横暴な求婚を突きつける。 『ジョセフィーヌ王女を朕の皇妃として迎え入れたく候。後宮にて第三皇妃の座を賜り、日々我が床に仕えらるべし。もしこれを拒むならば、朕の兵をもってその旨を達成するを躊躇わぬ。ついては速やかに返答せよ』 セルビア王国の騎士の数はフローリア帝国に比べ圧倒的に少ない。 騎士よりも農民・職人・学者が多く、軍備より教育や農業に力を注いできた平和な国だ。 いざ戦になれば、敗北は避けられない。 拒めば侵攻され、セルビアは滅び属国に堕ちる。だが従っても、モンタナの支配欲は止まらず、民は搾取されるだろう。 戦っても従っても行き着く先は同じ――地獄。 そこでジョセフィーヌは己と祖国を救う“第三の道”を選ぶ。 南の大国アルセリア帝国へ赴き、病に伏す皇太子クロードの命を癒やすことを条件に、セルビアの庇護を願い出るのだった。 ——これは、聖女である王女が自らの運命と祖国を守るために帝国へ渡り、裏切りと陰謀の中で真実の愛を見つける物語。 ※作者独自の世界観で描いております。 ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ ※宝石状魔石:魔力を内に宿す宝石状の魔石。装身具としての美しさだけでなく、魔道具の動力源としても用いられる。魔道具の本体にこの魔石をはめ込むことで、内部の魔力機構が起動する仕組みになっている。鉱山から産出されるもので、魔獣の化石から得られる通常の魔石に比べ、透明度・魔力効率ともに高く、極めて高価とされる。
117

(完結)逆行令嬢の婚約回避

わたくし、スカーレット・ガゼルは公爵令嬢ですわ。 わたくしは第二王子と婚約して、ガゼル領を継ぐ筈でしたが、婚約破棄され、何故か国外追放に…そして隣国との国境の山まで来た時に、御者の方に殺されてしまったはずでした。それが何故か、婚約をする5歳の時まで戻ってしまいました。夢ではないはずですわ…剣で刺された時の痛みをまだ覚えていますもの。 何故かは分からないけど、ラッキーですわ。もう二度とあんな思いはしたくありません。回避させて頂きます。 完結しています。忘れなければ毎日投稿します。
118

連帯責任って知ってる?

第一王子は本来の婚約者とは別の令嬢を愛し、彼女と結ばれんとしてとある夜会で婚約破棄を宣言した。その宣言は大騒動となり、王子は王子宮へ謹慎の身となる。そんな彼に同じ乳母に育てられた、乳母の本来の娘が訪ねてきて――
119

婚約破棄を告げた瞬間に主神を祀る大聖堂が倒壊しました〜神様はお怒りのようです〜

「アリシア・フィルハーリス、君の犯した罪はあまりに醜い。今日この場をもって私レオン・ウル・ゴルドとアリシア・フィルハーリスの婚約破棄を宣言する──」  王宮の夜会で王太子が声高に告げた直後に、凄まじい地響きと揺れが広間を襲った。 ※恋愛要素が薄すぎる気がするので、恋愛→ファンタジーにカテゴリを変更しました(11/27) ※感想コメントありがとうございます。ネタバレせずに返信するのが難しい為、返信しておりませんが、色々予想しながら読んでいただけるのを励みにしております。
120

財閥の令嬢という身分を隠してクズ男の極貧生活に8年間も付き合ったら、結婚式当日にあいつが義妹と結婚する招待状を配りやがった件

午前三時、篠原蒼真は飲み会の個室で結婚式の招待状を配っていた。  その場にいたのは、蒼真がこの数年で東京のテック業界で知り合った人たちばかりだった。酔いの回った誰かが、彼が私の前に招待状を差し出すのを見て、すぐに笑いながら茶化した。 「え、花嫁本人にも招待状? お前ら、そういう遊び方するんだ」  けれど次の瞬間、皆が招待状を開き、そこに印刷された新郎新婦の写真を見た途端、笑い声はぴたりと止まった。  写真の中の花嫁は、私ではなかった。  蒼真が昔から「妹のような存在」と呼んでいた女、佐伯莉央だった。  私は少しも驚かなかった。ただバッグから祝儀袋を取り出し、彼の前にそっと置いた。 「式には出ないわ。二百五十円だけど、私からの祝福だと思って」  祝福、という言葉だけを、私はわざとゆっくり口にした。周囲の人たちは顔を見合わせ、個室には店のBGMだけが残った。私は蒼真を一瞥することもなく、扉を押して外へ出た。  すぐに彼から電話がかかってきた。 「美月、変な誤解をするなよ。俺が莉央と婚姻届を出したのは、芽衣を港区の名門小学校に入れるためなんだ」 「芽衣の入学資格が落ち着いたら、すぐ莉央とは離婚する。そのあと、ちゃんとお前と籍を入れるから」  あまりにも軽い声だった。まるで、どうでもいい世間話でもしているようだった。  私は深夜の銀座の通りに立ち、電話の向こうから聞こえるその声を聞いていた。胸の中は、驚くほど静かだった。  三時間前、私は港区役所を出たばかりだった。  蒼真と正式に婚姻届を出すために、半年かけて書類を準備していた。けれど窓口の職員が記録を確認したあと、彼は三年前にすでに別の女性と婚姻届を提出していると教えてくれた。戸籍上の配偶者として記載されていた名前は、佐伯莉央。  私が持っていた、いわゆる「婚姻届受理証明書」は偽物だった。  私は電話口で問い詰めることも、泣き叫ぶこともしなかった。ただ静かに言った。 「もういい。他人のお下がりなんて、気持ち悪くて無理」  電話を切ったあと、私はすぐに顧問弁護士へ連絡した。 「神宮寺ホールディングスに伝えて。篠原蒼真の全プロジェクトから、出資を引き上げて」 「それから、私名義の港区白金台のマンション。すぐに回収するわ」
358件