ライト文芸 恋愛小説一覧
僕は今日もワインバーのドアをくぐる。
お目当ては美味しいワインとおつまみ……ではなくソムリエールの南さんだ。
どんなにアプローチを掛けても彼女は気が付いてくれない。
この恋は不毛なのだろうか?
ワイン風ラブコメ。じれったい感じをお楽しみください。
文字数 661
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
可憐で純粋な少女を愛でる組織であるピーターパン協会。
そこに所属している新藤ナツは、初恋の女の子を探していた。
少年の心を忘れず、少女が大人になるのを阻止するという理念を持ったピーターパン協会。
保護対象となる女の子を遠くから見守り、時には言い寄る男を影で抹消するという活動だ。
その活動内容は、ナツにとって天職と言えるほど合っていた。
ナツを慕う後輩の如月カオルと共に、ピーターパン協会の活動を日々こなしていく中、ナツは朝霧ホノカという少女に出会う。
その出会いがナツの運命を大きく変えていくことになるのだった。
文字数 83,926
最終更新日 2023.06.22
登録日 2023.03.29
月曜日金曜日の週2回午前10時更新です。
過去から飛んで現代に来てしまった男子高校生"葵葉"はタイムスリップした先である女子高生に拾われ、そこで生活をする事になる。それを見た女子高生の幼なじみ男子"日々希"の気持ちが少しずつ揺れ動く。60年前の過去で行方が消えた父親の記憶が少しずつ甦るのはなぜ…60年前の親友が現代に…?過去に戻るための鍵はなんなんだ…
時を超えた恋愛物語です😊
文字数 13,619
最終更新日 2023.04.14
登録日 2023.03.30
クリスマス・イヴをめぐる出来事を、第一部では沙樹の視点、第二部ではワタルの視点で書いてみました。
以前は独立した話として発表していましたが、改稿するにあたって一部と二部にして、一つの話にまとめました。同じハプニングに対し、二人がどのように感じたかを読み比べてみてくださいね。
☆ ☆ ☆
【第一部:キミの来ないクリスマス・イヴ】
クリスマスを直前に迎えた日、沙樹は親友から「来月結婚する」というメールを受け取った。気がつけば友人たちは次々と結婚し、独身は少数派になっている。
だが沙樹には学生時代からつきあっているワタルがいる。しかしいまだに結婚話は出てこない。このままの関係がいつまで続くのか、ときとして不安を覚える。
そんな気持ちを知ってか知らずか、仕事仲間で一番気の合う友也は、ある行動を起こす。それは沙樹の不安を増大させ、やがてワタルまで巻き込んでいく。
☆ ☆ ☆
【第二部:キミに会えないクリスマスイブ】
クリスマスを直前に迎えたある日のこと。ワタルは恋人の沙樹に、仕事仲間であるDJトミーに高級レストランに連れていかれたと聞かされた。仕事の打ち合わせだと誘われたらしいが、どこまで信じていいのか解らない。
というのもワタルは、トミーが沙樹を好きになっていることに気づいているからだ。
仕事の関係で会いたくても会えないワタルと、近くにいられるトミー。沙樹は友情以上の感情を抱いていないというが、ワタルは気が気でない。
そんなときワタルは、トミーにある挑戦状をつきつけられる……。
☆ ☆ ☆
縦書き表示推奨のため、余分な改行は入れていません。専用アプリを使ってお読みいください。
文字数 74,534
最終更新日 2023.05.29
登録日 2023.04.28
序章1
今から5年前の夏
それは、あまりに突然な知らせだった
茹だる様な暑い夏のある日、そう、それはよりによって私の誕生日にやってきた。
「お姉ちゃんが……死んだ……?」
「はい。神田麻依さんはお亡くなりになりました。死因は交通事故です。」
信じられなかった。いや、信じたくなかったのかも知れない。かけがえのない家族が、一人で逝ったなど…信じたくなかった。
黒いスーツと黒ネクタイをした初老の男性は、淡々と事務的に、姉の死を告げる。
真っ黒な、まるで深い闇の中のようなサングラスの奥にある目を伺う事も出来なかったので、男が嘘をついているかもわからない。
ただこれ以上男が姉の事を聞いても何も答えないと言う事は、父にも私にも分かっていた。否、そうせざるを得ないような圧力を男から感じたのだ。
そして男は、革製の鞄から小さな一つの箱を取り出すと「これが麻依さんの遺品になります」と言って、一枚の写真と共にテーブルの上に置いた。制服を身に纏い、左薬指に指輪をはめて微笑む姉の姿が映っていて、箱を開くと写真に映る指輪が静かに眠っていた。
そして男は口を開く
「これは麻依さんが在学中常に身につけていたものです。生前麻依さんは、この指輪をそれはもう大切にしていました。事故当時この指輪が現場近くで発見され、今日お持ちした次第です。」
「あ、あの……この指輪以外に…娘の遺品はないのでしょうか?」
父親が震える声で尋ねる。
「ありません。こちらのみです。」
「そう……ですか…」
男は言い切った。突き放すような、これ以上有無を言わせないとも取れる程に冷たい言葉で。真っ黒なサングラスの向こう側の目は、隠れて見えない筈なのに、鋭い視線を向け、まるで動けば殺すと言っているような….そんな感覚すら覚えた。
男は去っていった。
「お父さん…私、流神(リュウジン)学園に行く」
その一言に父がどんな顔をしたか、はっきりとは憶えていなかった
でも、好きにしなさいと言う父の声は凄く優しかった気がしたのだけは、はっきりと覚えている
姉さん、本当に死んでしまったの?
いや、そんなはずはない!
だっていつだって強い人だったから
だから、私が必ず見つけ出すんだ
突き止めるんだ!姉さんがどうなったのか
序章2へ続く
文字数 2,033
最終更新日 2021.07.13
登録日 2021.07.13
女性作家である君浦詩(きみうら うた)。
薬を取りに病院へ行ったある日、自分のファンだと名乗る女性、月代花姫(つきしろ はなき)と出会う。
2人の関係が変わっていく中で、2人は本当の自分に少しずつ気付いていく。
笑顔で居続けた君と笑顔を見せられなかった僕の、花が散るまでの恋の話。
文字数 3,085
最終更新日 2023.05.04
登録日 2023.05.03
この春大学生になった俺は田舎から出てきて一人暮らしの新生活をスタートした。その大学で出会ったのは中学校に上がるまでずっと仲良くしていた幼馴染の由美佳だった。昔から美形で好きだなーと思っていたが、大人になった姿は想像以上の美人になっていて、10人の男がいれば8人が振り向くほどの美人になっていた。
久々の再開に盛り上がり、ごはんを食べたりして数日。大学の講義も始まり、男友達と聞いていたら由美佳がやってきて何故かこっちを睨むように見てくる。
授業後何かあったのか?と聞くと彼らは誰?と少し低いトーンで聞いてきた。
なぜ男友達に……その嫉妬を向けるのだろうか。
もしかしたらこれは考えてはいけないのかもしれない。
文字数 12,647
最終更新日 2023.08.23
登録日 2023.08.21
琴音島の観光は琴音町観光協会にお任せください。海も緑も楽しめる琴音島。ここにしかない植物や個性豊かな動物たちが皆様をお待ちしています。琴音町を遊ぶ、食べる、楽しむ! 琴音島ならではのお勧めスポットをご紹介致します。
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どうか末永くよろしくお願いします。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
(This is a work of fiction. The characters, incidents and locations portrayed and the names herein are fictitious and any similarity to or identification with the location, name, character or history of any person, product or entity is entirely coincidental and unintentional.)
※無断複写・転載を禁止します。
(Please do not reprint without my permission.)
文字数 105,264
最終更新日 2019.05.18
登録日 2019.04.20
自由度の高いオンラインゲーム「ソウルコネクトオンライン(Soul Connect on-line)」通称「ウルコネ」「SCO」で遊ぶエンジョイ勢、旧一善(きゅう ひとよし)。
仕事に追われながらも、ウルコネで他人との関わりを楽しむ彼の前に現れた最強ランカー「華恋」。
ガチ勢の彼女は、エンジョイ勢の一善を軽蔑し、力の差を見せつける。
しかし、ある事件から彼女の正体を知ってしまう一善は華恋にゲームを楽しむことを教えていく。
少しずつ彼女の心に変化が現れる中、様々なプレイヤーが加わることでかき乱される環境。
果たして、一善と華恋の関係はどうなっていくのか。
文字数 7,695
最終更新日 2019.07.22
登録日 2019.07.21
俺の名前は九条隆司だ。どこにでもいる高校生だ。まぁそんなことはどうでもいい。今日も桃川さんが可愛くて仕方がない。楽しそうに談笑をして顔を浮かべる仕草や真剣に授業を聞いている横顔。明るく振る舞っていて、何人もの男を勘違いさせて赤くするところとか、どんな小さなことにも相談に乗るところとか、鞄のなかをぶちまけて焦ってそれをしまう天然さとか、とりあえず可愛いのだ。悶絶死するレベル。後あざといところとかな。
だがそんな俺も桃川さんとは挨拶を交わす程度の仲だ。つまり友達じゃない。
文字数 54,290
最終更新日 2023.05.25
登録日 2023.03.24
90年代はじめ、地方から遠征してよくバンドのライヴを観に行ってました。 ところがバンドもの書こうとすると、何故か普通にガールズラブになってしまうんで、何処に出せるともなくともかく書いてはおいたままになったものです。
文字数 61,239
最終更新日 2020.05.17
登録日 2020.05.13
文字数 27,098
最終更新日 2022.05.05
登録日 2022.04.26
愛のパラドクスをテーマに描く、とある夫婦の物語。
前編「マリッジリングの罠」
翔と亜樹夫婦のマリッジリングには、不思議な機能がついているという。その機能を巡って交錯する二人の愛情。果たしてその行く末は――
後編「パラレル世界にかかる虹」
波塩博士には、忘れられない女性がいる。一目見た時から惹かれていた。
まだ学生だった若き日の彼が、その女性――亜樹を初めてデートに誘ったのは、ある年の七夕のことだった。
本作は、『ショートショート集Ⅲ』に収録した「マリッジリングの罠」の改稿版を前編とし、後編に「パラレル世界にかかる虹」を加えた、もうひとつの物語です。
文字数 16,259
最終更新日 2020.05.19
登録日 2020.04.30
私は夏が嫌い。
暑さや湿気、虫の多さに苦しんでいた。しかし、夏になるとある出来事を思い出してしまうことが最も嫌だった。
それは、高校三年生になってからずっと好きだったクラスメイトの彼に告白したことだった。彼とはよく話したり笑ったりしていたけれど、私が勇気を出して告白すると、彼には既に好きな人がいると言われ、友達でいられると思っていたと謝られた。私はショックを受け、泣きながら教室を飛び出し、一週間が経っても彼を忘れられなかった。
夏休み最後の日、私は家で過ごしていた。そんな中、彼からの電話がかかってきた。彼は、私が告白したことを後悔していると言い、もう一度話し合いたいと言った。私は驚きとともに、彼と会うことになった。
文字数 3,209
最終更新日 2023.03.18
登録日 2023.03.18
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その空模様は、知られていて知られていない。誰も知らないかつての木とは違っていて、そうである。
その切り取った短い出来事には、伝えきれないモノ。拾いきれないのにも関わらず、一時(ひととき)のモノになるそれは、空のように変化するのだろう。
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こちらは、言わば別作の《想いの樹木(Leaf Memories 〜想いの樹木〜)》の原材のようなものです。
別のアプリで、台本として活躍している物語をここでも輝かせたいという、自分の子供のような存在の作品達を投稿するものです。
何故、この短い台本達を〖空〗と名付けたかというのは、この短い物語たちはすぐに変わってしまう空のように、「一時の物」という読み手の中ではその物語はすぐに消えてしまう様な存在です。
ですが、空というものは忘れられる存在なのにも関わらず、忘れられない存在にもなり得ます。
また、写真のようにその空を切り取るということも出来ます。
難しく書きましたが、簡単に言うと《同じ空はこれからも無い。人の気持ちや想いのように、出来事が生まれて消えて忘れてしまう。
そんな出来事をカメラのように切り取ったモノがこの台本。》
全然難しいままですみません!
でも、私の作る台本は「忘れられる」「忘れられない」「日常的にそこにある」そんな作品です。
誰かの心に生きる。写真のように切り取られたそんな物語を作っていければと、思っています。
注意事項
台本なので、どこかで借りて発信したいという時は、コメントで教えてください。
台本は、男女兼用ですので一人称や二人称、語尾、多少のアレンジや言い換え等々…変更可能なので、自分が言いやすいように感じたままで演じてもらえればと思います!
演じていただく事について、《蛇足》と《作者の独り言》と最初の「─」の間にある言葉は読まないでくださいね
「─」の間のは見出しのような、タイトルのようなものなので、気にしないでください
1番禁じているのは、自分が作ったのだと偽る事です。
皆さんがそんな事をしないと私は信じておりますが、こういったものはちゃんと言っておかないと、注意喚起や何か起こった時、そして皆さんを守る事も考えて言っております。
更新日は、1ヶ月の中で第一・第三・第五の水曜日と金曜日に投稿いたします。
時間は17時に投稿いたしますので、よろしくお願いいたします。
文字数 5,843
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.03.01
男っぽい性格の結愛と、真面目で正義感の強い宗一郎、幼馴染みの二人は、同じ高校に進み、平凡だが楽しい日々をおくっていた。
「聞いてくれ!俺、彼女ができたんだ!」高校2年の夏、宗一郎からの報告をきっかけにして、結愛と宗一郎、二人の関係は大きく変わっていく。
二人の思いはすれ違い、後悔となって二人を襲う。
二人の心を描いた複雑な恋の物語
文字数 1,379
最終更新日 2022.03.26
登録日 2022.03.26
明石春斗には、好きな女の子が居る。彼女の名前は月村冬美で、春斗と冬美は幼馴染だ。春斗は子供の頃、冬美を将来のお嫁さんにすると心に誓った。そして冬美も、春斗のお嫁さんになると誓っている。
この物語は、ある幸せなバカップルが周りに与える幸せな影響の記録である。
文字数 59,405
最終更新日 2022.08.22
登録日 2022.04.25
春の日僕は出会った。忘れかけていた青春の追憶。
入学式を終えキャンパスライフに心躍る僕の前にサークルの勧誘が。
断り切れずに高校からの親友と共に夜桜パーティーに出かけることに。
飲み過ぎて潰れた僕は記憶を失う。
翌日昨夜の公園で運命の出会い。
その人は名をヨシノと言い昨夜僕を介抱したのだとか。
ミステリアスな彼女に振り回されながら彼女の正体に迫る。
ヨシノ先輩は本当に存在するのか?
それとも春の幻なのか?
桜が散るまでの儚い二人の恋の物語。
希望のハッピーエンド?
絶望のバッドエンド?
最後の最後まで目が離せない。
文字数 38,122
最終更新日 2022.04.10
登録日 2022.03.18
書籍部(しょじゃくぶ)部長の栃折奈津美先輩は、学校随一の変人だ。見た目は清楚な美人なのに、中身はとんだトラブルメーカー。おかげで同じ書籍部に所属している僕も、生徒会から目を付けられる始末だ。本当に勘弁してほしい……。
けど、そんな奈津美先輩には、もう一つの顔がある。そう、製本家を目指す職人見習いとしての顔が――。
子供の頃、奈津美先輩がこの町を離れる前に交わした、一つの大切な約束。
僕はそれを一生忘れない。
この約束を果たすために、僕らは各々の夢に向かって突き進む。
でも、僕らの約束がもたらすものは絆だけではなくて……。
これは、司書を目指す僕と製本家を志す奈津美先輩の、ささやかな約束をめぐる物語。
文字数 110,070
最終更新日 2020.05.30
登録日 2020.04.29
文字数 29,209
最終更新日 2021.04.10
登録日 2021.04.10
星みたいな少女と僕のなんでもないお話。
場所やキャラの容姿等、曖昧なところは読者様のご想像で読んで頂ければ幸いです。
文字数 1,455
最終更新日 2021.03.04
登録日 2021.03.04
地方都市、空の宮市の公立高校で主人公・猪俣愛弥は、美人だが少々ナルシストで物言いが哲学的なクラスメイト・卯花彩瑛と出逢う。コミュ障で馴染めない愛弥と、周囲を寄せ付けない彩瑛は次第に惹かれていくが……。
生きることを見つめ直す少女たちが過ごす青春の十二ヵ月。
文字数 23,899
最終更新日 2022.10.30
登録日 2020.10.21
「生きるのって、面倒だ」。ものぐさで、ぐうたらで、怠惰な男子高校生、夏目隼人は思っていた。世の人間は頑張りすぎた。いつの日も誰かと繋がり、いつの日も誰かの期待に応え、いつの日も誰かが作った常識という理想像を追い求める。知り合いのSNSに親指を立てる義務、他人に愛想良く振る舞う義務、流行という名の虚像に敏感でなければならない義務。その日常に自己は存在せず、何かを我慢して、何かを見捨てて、何かを切り捨てて、皆、偽りの自分を演じている。そんな自分を、誰も彼もが疑わない。その様な生き方が、彼は大嫌いだった。多数派に逆らえば、もちろん味方は消えてしまう。けれど、それで構わなかった。自分を偽るくらいなら、自分の身を切るくらいなら、自分の心を壊すくらいなら、いらない。自分を一番に理解してくれるのは、他の誰でもない自分自身である。だから、仲間なんていらない。理解者なんていらない。平凡で心穏やかな時間と、惰眠と、青く、広く俺を受け入れてくれるこの屋上の空さえあれば、何もいらない…………そんな面倒くさそうな思想を持った男子高校生が、学校の屋上で殺人鬼に襲撃されるラブコメです。
文字数 293,304
最終更新日 2021.12.12
登録日 2021.12.11