ライト文芸小説一覧
冥界、死神、人間、幽霊、妖怪………が蠢く世界。
漫画好きのお茶目な冥王は「ゾンビ少年と赤い神聖ばあ」というコミックの大ファン。
そんな冥王に振り回される、
人間・死神・鬼・妖怪・幽霊たちのお話です。
物語の国は人々の負の感情から悪霊に覆われ、
冥界に所属する特例達は彼らの為に死んでもなお働いています。
主人公を取り巻く登場人物が多いので、
少し複雑かもしれませんが、
冥王とその部下?仲間?の活躍を楽しんでいただきたいです。
くだらないけど、ちょっぴり笑えて、ちょっぴり泣けて………?
少しのバトル、少しの恋愛、少しのミステリー、
小さな事柄がちょこちょこと含まれています。
大災害や儀式など、
途中より少しキツイ内容が含まれますが、
それ以外は全体にほのぼのとした冥界スローライフです。
物語は一応完結していますが、
国民の感情問題の為、
この国がどう転ぶのかまでは描かれていません。
可愛いチビ妖怪が登場することで、
子供に振り回される大人達の姿も描いているので、
儀式などの表現も柔らかくしています。
第一部は主人公たちの紹介がメインです。
核心に触れた話は第二部からになります。
ざまあでも貴族でも恋愛でもないので、
そういう物語が好きな方向きではありません。
皆さんの大切なお時間を少し頂戴して、
読んでいただけたら嬉しいです。
*この物語はフィクションです。
実在の人物や団体、地名などとは一切関係ありません。
八雲翔
文字数 239,899
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.06
――そう、その出逢いは私にとって、正に未知との遭遇でした。
或る会社の総務課で働く鈴木雪花(せつか)は、残業続きの毎日に嫌気が差していた。
そんな彼女に課長の浦河から告げられた提案は、何と火星人のマークを実習生として受け入れること!
勿論彼が火星人であるということは超機密事項。雪花はマークの指導員として仕事をこなそうとするが、日々色々なことが起こるもので……。
真面目で不器用な指導員雪花(地球人)と、優秀ながらも何かを抱えた実習生マーク(火星人)、そして二人を取り巻く人々が織りなすSF・お仕事・ラブストーリーです。
表紙イラスト制作:あき伽耶さん。
文字数 26,091
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.21
逃げた社長の画策で、借金を背負わされてしまったV、徐(おもむろ) 行(アン)。
そんな彼女の元に、大手V事務所である【あぶLOVE】の社長、春日むつみが助けの手を差し伸べた。
むつみとアンは中学の同級生であり、むつみは親の借金五千万を背負わされて転校していった。
V活動で借金を完済したむつみは、個人事務所を運営。
アンを勧誘する。
また、アンの借金を肩代わりし、資産三千万持ちのサイドFIRE達成者に育てるという。
金遣いが粗く、自己管理もままならないアンは、むつみのレクチャーを受けて自分を見つめ直し、多くの資産を手にしていく。
アルファポリス 第7回ライト文芸大賞 エントリー作品
文字数 18,871
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
弱くて優しい少年が、恋に、運命にもがく、ちょっと不思議な成長物語
『あなたとはもう無理なの。ごめんなさい』
付き合って間もない恋人に振られた大和。別れの手紙をもらい、何がいけなかったのかを冷静に分析するも、それを彼女に伝えようとはしなかった。
そんな現状を双子の妹、栞奈に厳しく叱咤された翌日、彼に思わぬ試練が訪れて――!?
初めての絶望。交錯する想い。最初で最後の決断。
自分の気持ちを押し隠してしまう彼は、平穏で、ときに大きく変化する日常の中で、何を見つけだすのか――
伝えたいけど伝わらない。
苦くて甘い、たくさんの「想い」が詰まった青春物語。
※他サイトにも掲載中。
文字数 45,501
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.10
最年少四段昇段を期待された長谷一輝は最年少四段昇段は果たせず16歳の秋に四段昇段を決めたものの、プロの壁は厚く、くすぶっていた。これはそんな彼がプロの頂点を目指していく物語である。
この作品は小説家になろうさん、エブリスタさん、ノベルアッププラスさん、カクヨムさんでも投稿しています。
文字数 77,088
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.22
町に伝わる“呪い”により祖父と父を亡くした宮入翔太は、高校二年生の春、「タイムマシンは信じるか」と問いかけてきた転入生の神崎香子と知り合う。その日の放課後、翔太の祖母から町に伝わる呪いのことを聞いた香子は、父と祖父の為に呪いの原因を探る翔太に協力することを約束する。週末、翔太の幼なじみの時乃を交えた三人は、雨の日に登ると呪いにかかるという深安山に向かい、翔太と時乃の話を聞きながら山頂で香子は試料を採取する。
それから一週間後、部活に入りたいと言い出した香子とともにオーパーツ研究会を訪れた翔太は、タイムトラベルについて調べている筑後と出会う。タイムトラベルに懐疑的な翔太だったが、筑後と意気投合した香子に巻き込まれるようにオーパーツ研究会に入部する。ゴールデンウィークに入ると、オーパーツ研究会の三人はタイムトラベルの逸話の残る坂巻山にフィールドワークに向かう。翔太にタイムトラベルの証拠を見せるために奥へと進もうとする筑後だったが、鉄砲水が迫っていると香子から告げられたことから引き返す。その後、香子の言葉通り鉄砲水が山中を襲う。何故分かったか問われた香子は「未来のお告げ」と笑った。
六月、時乃が一人で深安山に試料を採りに向かう途中で雨が降り始める。呪いを危惧した翔太が向かうと、時乃は既に呪いが発症していた。その直後にやってきた香子により時乃の呪いの症状は治まった。しかしその二週間後、香子に呪いが発症する。病院に運ばれた香子は、翔太に対し自分が未来の翔太から頼まれて時乃を助けに来たことを告げる。呪いは深安山に伝わる風土病であり、元の世界では呪いにより昏睡状態に陥った時乃を救うため、翔太と香子はタイムトラベルの手法を研究していた。時乃を救った代償のように呪いを発症した香子を救う手立てはなく、翌朝、昏睡状態になった香子を救うため、翔太は呪いとタイムトラベルの研究を進めることを誓う。
香子が昏睡状態に陥ってから二十年後、時乃や筑後とともに研究を進めてきた翔太は、時乃が深安山に試料を採りに行った日から未来を変えるためにタイムトラベルに挑む。タイムトラベルに成功した翔太だったが、到達したのは香子が倒れた日の夜だった。タイムリミットが迫る中、翔太は学校に向かい、筑後に協力してもらいながら特効薬を作り出す。間一髪、特効薬を香子に投与し、翌朝、香子は目を覚ます。お互いの為に自分の世界を越えてきた二人は、なんてことの無い明日を約束する。
文字数 21,009
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
ゲーセンで取ったぬいぐるみに、命が宿っていた──
マスコットサイズの「ぬい」の兄弟・千景(ちかげ)と碧生(あおい)。
何の変哲もないわたと布のフリをしてるけど、実は動くし喋るし料理や発明だってできる、高度な知能を持った不思議な生き(?)物だ。
中学2年生のヒデアキは、ぬい兄弟に頼まれてツイッターの写真投稿を手伝うことに。
◆◆◆
★Ep.1『ぬいと映えゴハン』
ぬい撮りツイッターの手伝いを始めたヒデアキ。ぬいと一緒にコラボカフェを満喫。母のオタク友達はヒデアキの学校の先生で…
★Ep.2『ぬいと鍵つきアカウント』
母は鍵付きアカウントを持っていた!? 「アンソロ」ってなんだ!? ぬいと共に謎を追う。
★Ep.2.5『ぬいと、ていねいなくらし』
少しずつ明らかになる、ぬいの生態。
★Ep.3『ぬいと、歌ってみた』
歌を売るという仕事について。
◆◆◆
楽しいぬい撮りでフォロワーを増やしたい!
ニンゲンとぬいで結託して「いいねいっぱい」を目指す。
でも現実はそんなに簡単ではなく……
可愛いぬいと、ゆるりほっこり、ときどき切ないファミリードラマです。
──ニンゲンを幸せにすることが、「ぬい」の仕事だ!
(※「カクヨム」「小説家になろう」にも同じものを投稿しています)
文字数 83,090
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.16
文字数 185,286
最終更新日 2024.04.27
登録日 2023.06.15
私は死にました。
15年という短い生涯でした。
じゃあ、死んだらどうなの?
それは誰一人として知らないから、死んだ人しかわからない事だから。
だから皆んなどうなっちゃうの?って思うんだよね。
いい子だったら天国に行けて、悪い人だったら地獄に落ちるって言うけど、そんなのって生きてる人が自分達の生きて来た証を残したいから、誰にでも平等に訪れる【死】という恐怖から逃れたいから、
死んだって終わらない。
死んだって、まだ【何か】あって欲しい。
そんな淡い儚い想いが創り出した、うつつの抜けた作り話だって皆んなわかっている事なのに、【生】という括りから抜け出せない可哀想な人達は、そんな話に縋る事しか出来ないんだよ。
だって、私もそうだったから。
だけど、死んでも世界は終わりませんでした。
死んでも、次のステージが待っています。
これは、私、山下はるかが体験した死後の世界のお話です。
キャラ紹介
山下はるか……享年15歳。
本作の主人公。
本来なら花も羨む女子高生。
黒髪、セミロング、それなりに美人。
ある病でガリガリに痩せて亡くなったが、死後の世界では健康的な身体を取り戻している。
一人称は私。
オムパロスのエコモ。
オムパロスとはギリシア語で女神のヘソ。
女神の中心を意味し、本作では現実世界と並行世界を繋げている【へその緒】を意味している。
エコモの形は、犬と猫を足して2で割ったような形をしていて、基本的には二足歩行。
序盤、はるかの記憶には残って無いが、
はるかが幼かった頃大事にしていた、犬と猫の縫いぐるみの化身。
一人称は僕。
性別は不明。
この物語は、この2人が死後の世界Anotherで、四十九日間を生き延び、はるかの生まれ変わりを目指すサバイバルファンタジーである。
文字数 4,788
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.25
高校一年生の優恵は、四年前の事故で幼馴染の龍臣を亡くした。
自分のせいだと悔やみ続け死にたいと願いつつも死にきれなかった優恵。そんな無気力で生きてきた彼女の前に、ある日突然"俺は龍臣の心臓を持っている"と言う男、直哉が現れる。直哉は心臓移植を受けたことにより、龍臣の記憶が転移したと言い始めて──?
文字数 22,003
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.11
※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説です。
イントロダクション
西暦2059年
生き別れになった三つ子の魂が、18年の時を経て、今、巡り合う。
それは数奇な運命に導かれた、少年少女たちの長い一年のほんの始まりだった。
凛翔学園三年生、幼馴染三人組の一人、樋坂浩二(ひさかこうじ)、生き別れとなった三つ子の長女、稗田知枝(ひえだちえ)のダブル主人公で繰り広げられる、隠された厄災の真実に迫る一大青春群像劇。
エピソード①~三つ子の魂編~
<あらすじ>
新年度、小学生に進学する妹の真奈(まな)の入学式に出席するため、兄の樋坂浩二と隣近所で幼馴染の永弥音唯花(えみねゆいか)は真奈の入学式を見守る。
その日の夕方、入学パーティーのための買い出しに出掛けた樋坂浩二は下り坂で逃げ出した旅行用カバンを追いかける魔法使いのような容姿をした少女を見かける。
少女の名は稗田知枝、知枝はアメリカからやってきた帰国子女で、生き別れになった三つ子の姉弟との再会、祖母との約束を果たすため、凛翔学園に転校してきた。
新年度が始まり、クラスメイトとなった浩二と知枝、三つ子の存在を明かされ驚きつつも、その日の夕方、浩二と唯花は知枝が雨の降りしきる公園で座り込んでいるのを見つける。
西暦2059年、未だ原因不明とされる未曾有の厄災から30年、復興を遂げた街に再び魔法使いが訪れるとき、新たな物語が紡がれようとしていた。
表紙イラスト:ミント様(@mint_9_9)
タイトルロゴ:ささきと様(@sskt_s)
文字数 93,491
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.06
学校生活も家庭でも上手くいかない星は、幽霊くんというあだ名通りに本物になろうと思い立ち、屋上へと向かう。
だけどそこには、先客の姿が。
今は絶滅危惧種となった一昔前のギャルなーこと、見るからに昔気質な眼鏡君との出会いによって、青空サークルなるものが結成されることに。
幽霊である二人との楽しい一時を送る一方で、自分の卒業も間近に迫りつつあって――
文字数 66,616
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.09
一条春都の楽しみは、日々の食事である。自分の食べたいものを作り食べることが、彼にとっての幸せであった。時にはありあわせのもので済ませたり、誰かのために料理を作ってみたり。
今日も理想の食事を追い求め、彼の腹は鳴るのだった。
****
いつも読んでいただいてありがとうございます。
とても励みになっています。これからもよろしくお願いします。
文字数 1,746,823
最終更新日 2024.04.27
登録日 2021.07.11
大きな絶望もないが、取り立てて新鮮な喜びもない。
そんな平凡な日々をただ何となく過ごしていたごく一般的なスーパーのレジ打ち店員・藤田歌織。
歌織は、ある日の通勤の途中、普段ならただ通り過ぎるだけの電車の駅構内で、ふと一枚の掲示物に目を惹かれ、立ち止まった。
その瞬間、眠っていた歌織の食への好奇心がざわめいた。
これは"何者でもない普通の大人”であるちょっとだけ変な女2人が、未知の味覚と美食の感動を求めて、ひたすらに食べ歩き呑み歩く、愛と感動の物語である。(…と言う”てい”の、ほのぼの日常ものです)
※最初はお酒を飲んでませんが、そのうち飲みだします。
※二人で食べ・飲みに行くのが主題ですが、一人飯・一人飲みエピソードも入る予定です。
※作品情報の画像は夜摘が撮った写真を写真加工ドットコム様で加工したものです。
文字数 10,973
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.18
【もう一度、あの夏をやり直せるなら、君と結ばれない未来に変えたい】
二十五歳の古谷圭一郎は、妻の日和を交通事故で亡くした。圭一郎の腕の中には、生後五か月の一人娘、朝陽が残されていた。
圭一郎は、日和が亡くなったのは自分のせいだと悔やんでいた。罪悪感を抱きつつ、生後五か月の娘との生活に限界を感じ始めた頃、神社の境内で蛍のような光に包まれて意識を失った。
目を覚ますと、セーラー服を着た十七歳の日和に見下ろされていた。その傍には見知らぬ少女が倒れている。目を覚ました少女に名前を尋ねると「古谷朝陽」と名乗った。
十七歳になった娘と共に、圭一郎は八年前にタイムリープした。
家族三人で過ごす奇跡のような夏が、いま始まる――。
※本作はカクヨムでも投稿しています。
文字数 46,415
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.20
あるところに「本当の」お姫様を妃に迎えたいと考えている王子様がおりました。はたして王子様の目にかなうお姫様はいるのでしょうか?
全3話。
アンデルセン童話「えんどう豆の上に寝たお姫様」をもとに書きました。
原作をざっくり説明すると、「ふかふかのベッドで寝ている本物のお姫様ならば、何枚も重ねた布団の下のえんどう豆にも気がつくほど繊細に違いない」というようなお話です。
……ってそんなわけあるかい!と突っこみたくなったので、こんなお話を書いてみました。
文字数 2,995
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
――その花は、きっとあなたの中にも眠っている。ただそっと、いつか訪れる目覚めの時を待つように。
智佳(ともか)は親友のみなみと楽しく日々を過ごしていた。
しかし、或る日教育実習生の榊が現れてから、少しずつ日常に違和感を覚えるようになり……。
誰の心にも忘れられないひとがいる。夢と記憶が交錯する近未来ファンタジー。
文字数 9,165
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
文字数 79,330
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.03
「宿り木カフェ」は、
色々な悩みを持つ、
年齢も様々な女性が主人公の
オムニバス形式の小説となっております。
家族を亡くし孤独となった女性から、
思春期の子を持つ主婦、
不倫をしている会社員まで
様々な人物が登場します。
そこに、その女性達が希望した人に近い
男性スタッフが話し相手となり、
お話しは進んでいきます。
色々な思いを抱きながら、
最後はその女性達が何かを感じ、
前向きに進んでいく、
そんな内容になっています。
あなたなら、
どのスタッフと話しがしてみたいですか?
※ご注意※
最初からDVなど辛い内容が含まれます。
読む際はご注意ください。
文字数 105,017
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.01
ふたりのダンサーの物語。
どちらも「薔薇の精」を踊ったことがある。
ひとりは天才ダンサーと呼ばれたニジンスキーで、もうひとりは舞の神と言われたリファールで、後にオペラ座の主席ダンサーや監督になり、「舞いの神」と呼ばれた。
ニジンスキーがバレエ・リゥスの花形ダンサーだったのはわずかわずか3年間、
その後発狂し、誰とも口をきくこともなく、スイスの精神病院に幽閉されていると言われていた。
リファールにニジンスキーより15歳年下。リファールはニジンスキーと同じウクライナ・キエフの生まれで、この先輩を深く慕っていた。
あるクリスマスの日、リファールはニジンスキーに会いにいくことになる。
パリのアパートにいたニジンスキーは、完全に狂っていたわけではなかった。
リファールは、キリルという助手とともに、敬慕するニジンスキーが発狂した理由を調べていく。そして、手を差し伸べる。
リファールはニジンスキーとともに舞台に立ちたいと計画し、ニジンスキーもそう願うようになる。しかし、・・・
これはリファール(ぼく)が語るニジンスキーの生涯、
キリルの悲恋、リファール自身の恋。
文字数 130,961
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.01
大学受験が終わってすぐ、父が再婚したいと言い出した。相手の連れ子は小学生の女の子。新しくできた妹は、おとなしくて人見知り。まだ家族としてイマイチ打ち解けられないでいるのに、父に転勤の話が出てくる。新しい母はついていくつもりで自分も移動願いを出し、まだ幼い妹を含めた三人で引っ越すつもりでいたが……。
2年間限定で始まった、血の繋がらない妹との二人暮らし。気を使い過ぎて何でも我慢してしまう妹と、まだ十代なのに面倒見の良すぎる姉。一人っ子同士でぎこちないながらも、少しずつ縮まっていく姉妹の距離。
第7回ライト文芸大賞にエントリー中です。
文字数 4,547
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.26
八樺礼音は、とある大学の近くにある喫茶店で働いている。父の友人が始めた店であり、基本的には接客と会計を担当していた。
礼音はいわゆるクォーターで、日本語しか話せないのだが、金髪碧眼といういかにも英語やら何やらが話せそうな容姿をしている。高校まではそのことで随分からかわれたり勘違いされたりしたのだが、今や昔の話だ。
これはそんな礼音が喫茶店にて出会った人間たちとの話である。
文字数 26,923
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.21
高校一年生の逢坂晴陽は、先輩の都築凌空に恋をしている。
心臓移植によって命を助けられた経験から生が有限であることを思い知った晴陽は、
一分一秒でも時間を無駄にしないために凌空に好意を伝え続けていた。
だが母親の男癖の悪さから『愛』を信じていない凌空にとって
晴陽の行動は逆効果で、まるで相手にされていない。
凌空を裏切らないことを証明するため、晴陽は言動で本気度や誠実さを示していく。
晴陽の努力は徐々に実を結び、凌空は心を開きはじめるものの、
ある日晴陽が描いた絵を見てからは再び拒絶するようになる。
晴陽の絵が事故死した元同級生、凌空に好意を寄せていた菫の絵と酷似していたことから、
凌空は晴陽に心臓を提供したドナーが菫だと悟り、
晴陽の恋心は菫の名残でしかないと判断したからだ。
「私が自分の意思で先輩のことを好きだって証明できたら、私の気持ちを受け入れてくれますか?」
無謀な恋を実らせるための、そして、自身の存在を証明するための物語が、はじまる。
文字数 59,797
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.06
これは私、秋葉 琴音(あきは ことね)が現世で自分の魔法を探す物語である。
現世の魔法は夢物語の話ではない。ただ夢を叶えるための魔法なのだ。
京都市に住まう知らなければ見えない精霊たちや魔法使い、小さな小さな北区のカフェの一角で、私は自分の魔法を探すことになる。
高校二年生の冬に学校に行くことを諦めた。悪いことは重なるもので、ある日の夜に私は人の言葉を話す猫の集会に巻き込まれ気を失った。
気がついた時にはとある京都市北区のカフェにいた。
そして私はミーナ・フォーゲルと出会ったのだ。現世に生きる魔女である彼女と・・・出会えた。
これは私が魔法と出会った物語。そして自分と向き合うための物語。
文字数 28,374
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.18
生きることの意味を見出せずに灰色の人生を送る高校生、日比谷比呂。彼には他者の夢の中に入ることができるという不思議な力があった。
まるで映画や劇を鑑賞するように傍観者として見ず知らずの他人の夢を眺める毎日。
そんなある日、彼は夢の中で一人の少女と出会う。
「――誰?」
夢の中で意思疎通を図れる少女との出会いが、灰色だった彼の人生に色をもたらす。
しかし、彼女にはとある秘密があって――。
文字数 64,128
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.18
ある年の冬。かつて少年ピアニストとして世界を飛び回っていた高校生・天野冬彦は、缶コーヒーを落としたことがきっかけで、聾者の少女・星川あかりと出会う。
冬彦のピアノの音を『聴こえる』と笑ってくれる彼女との、聖夜のささやかな恋物語。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。
※また、この作品には一般に差別用語とされる言葉が登場しますが、作品の性質によるもので、特定の個人や団体を誹謗中傷する目的は一切ございません。ご了承ください。
文字数 84,790
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.17
くるくるにカールさせたツインテールにミニスカート、男子用カーデガンをダボっと着た葛城沙也は、学内でも有名なほど浮いた存在だったが、本人はまったく気にも留めず地下アイドルをやっている姉の推し活に勤しんでいた。
一部の生徒からは目の敵にされ、ある日体育館裏に呼び出されて詰問されてしまう沙也。
他人とかかわるのが面倒だと感じている飯田洋子が、その現場に居合わせつい止めに入ってしまう。
その日から徐々に話すことが多くなる二人。
互いに友人を持った経験が無いため、ギクシャクとするも少しずつ距離が近づきつつあったある日のこと、沙也の両親が離婚したらしい。
沙也が泣きながら話す内容は酷いものだった。
心に傷を負った沙也のために、洋子はある提案をする。
他のサイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより引用しました。
文字数 21,465
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.23