後悔 小説一覧
41
私を捨てた公爵が、すべてを知った時にはもう手遅れでした
呪いに侵された令嬢は、婚約者である公爵から「出来損ない」と蔑まれ、婚約を破棄される。
人を傷つけてしまう力を恐れ、彼女は人里離れた森で静かに生きることを選んだ。
それでも――かつて愛した人が死にかけていると知った時、彼女は自らの命を削り、その命を救う。
想いを告げることもなく、すべてを置いて去った彼女。
やがて真実を知った公爵は、彼女を求めて森へ向かうが――
そこにいたのは、別の男に手を取られ、幸せそうに微笑む彼女の姿だった。
すれ違いの果てに、ようやく手に入れた幸せと、すべてを失った男の後悔の物語。
42
「時計のねじなど従僕に巻かせればいい」と夫が言うので、時計塔の鍵を置いて離縁します
「時計のねじなど、従僕に巻かせればいい」
結婚四年目の記念日。夫のラウレンツ・シュタインフェルト伯爵は、約束の七時に二時間遅れて、幼馴染の未亡人ハイデマリーを連れて帰ってきた。そして言った。時計塔の上の君の部屋は、今日から彼女に使わせる。――ただし、今月の天文台への報告書は、いつも通り君が書いて私の名で出しておけ。
伯爵家は百二十年、王都の時計塔を預かる「時守」の家。けれど四年間、毎晩塔に上って振り子に油を差し、八日ごとに錘を巻き上げ、天文台の正午と三秒と違わぬよう時計を合わせてきたのは、時計職人の娘だった妻のティルダだった。
その夜、ティルダは最後の巻き上げを済ませ、時計塔の鍵を夫の机に置いて家を出た。父の残した小さな工房で、街の人の時計を直して暮らすために。
八日後、王都の正午の鐘が、十六分早く鳴った。
時刻のずれた街で、市場は揉め、手形の期限は消え、伯爵家には苦情の手紙が積み上がる。そこへ、壊れた航海時計を抱えた王立天文台長の公爵が、工房の扉を叩く。「この四年、あの塔の時計を合わせていたのは、君だろう」
塔の時計にねじはない。巻くのは錘だ。夫がそれを知るのは、もう少し先のこと。
43
【完結】愛されたかった僕の人生
✯オメガバース
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お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
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✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
44
君を愛するつもりはないと言われたので、三年待って離縁しました。――今さら帰ってきてくれと言われても、私はもうあなたを愛していません
「約束どおり、離縁してください」
結婚から、ちょうど三年。 エレナは夫アレクシスに離縁を申し出た。
政略結婚だった初夜、彼から告げられたのは、
「三年を目処に、この領地を立て直したい。その間、妻として力を貸してほしい。だが、君を愛することはない」という言葉だった。
だからエレナは三年間、伯爵夫人として領地を支え続けた。 いつか自分を見てもらえるかもしれない――そんな期待も、いつしか捨てて。
そして三年後。
領地の再建を終えたエレナは、妻としての役目も終わったのだと思っていた。
けれどアレクシスにとって、「三年」は結婚の期限ではなかった。
さらに、彼がかつて愛していた女性が未亡人となって戻ってきたことで、エレナは静かに決意する。
「私はもう、ここにいる必要はありません」
離縁し、実家へ戻ったエレナは、自分の名前で働き始める。 誰かの妻としてではなく、エレナ・アルヴェールとして。
一方、アレクシスは妻がいなくなって初めて気づいていく。
自分がどれほど彼女を頼り、彼女がいる未来を当然のように思っていたのか。
そして――自分が本当に愛していたのは誰だったのか。
けれど、気づいたときにはもう遅い。
「今さら帰ってきてくれと言われても、私はもうあなたを愛していません」
愛されない妻だった女性が、自分自身の人生と幸せを選び直す、離縁から始まる恋愛物語。
7時と18時に投稿します😊
不定期で20時にも投稿します。
45
元旦那様。真実の愛は素晴らしいのでしょう?
王女様と結婚したいからと私に離婚を迫る旦那様。
分かりました、お望み通り離婚してさしあげます。
真実の愛を選んだ貴方の未来は明るくありませんけど、精々頑張ってくださいませ。
※小説家になろう様でも公開しております。
46
あなたの番は、もうどこにもいない
竜族の長・レオンハルトの「番」として選ばれたツェツィーリア。
十五歳で出会った彼に少しずつ惹かれ、十八歳になったら隣にいたいと願っていた。
けれど、ある術によって番の感覚が弱まったことで、レオンハルトは彼女を疑い始める。
「昔、お前に優しくしたのも、術の影響だったのかもしれない」
愛した日々まで否定されたツェツィーリアは、それでも自分の気持ちだけは手放さなかった。
やがて明らかになる真実。
遅すぎた後悔。
そして、命を懸けた別れの先で――。
これは、運命の番を失った少女が、自分の意思でもう一度愛を選ぶ物語。
47
【 完結 】最初からここに私の居場所はなかった
死なないために媚びても駄目だった。
死なないために努力しても認められなかった。
死なないためにどんなに辛くても笑顔でいても無駄だった。
死なないために何をされても怒らなかったのに⋯⋯
だったら⋯⋯もう誰にも媚びる必要も、気を使う必要もないでしょう?
だから虚しい希望は捨てて生きるための準備を始めた。
二度目は、自分らしく生きると決めた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
いつも稚拙な小説を読んでいただきありがとうございます。
私ごとですが、この度レジーナブックス様より『後悔している言われても⋯⋯ねえ?今さらですよ?』が1月31日頃に書籍化されることになりました~
これも読んでくださった皆様のおかげです。m(_ _)m
これからも皆様に楽しんでいただける作品をお届けできるように頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします(>人<;)
48
恋を終わらせた少女は言えなかった想いを毒のトゲにした
アカンタには愛する婚約者がいた。しかし、彼はクラスメイトの男爵令嬢に夢中になり、何をしても蔑ろにされるうちに恋心はすり切れてなくなった。
そして、やり直しを求める婚約者に別れを告げた。言えなかった想いを毒のトゲにして彼に突き刺して。
49
【 完結 】貴方の望み通りに・・・
どんなに貴方を望んでも
どんなに貴方を見つめても
どんなに貴方を思っても
だから、
もう貴方を望まない
もう貴方を見つめない
もう貴方のことは忘れる
さようなら
50
【完結】お世話になりました
わたしがいなくなっても、きっとあなたは気付きもしないでしょう。
✴︎書き上げ済み。
お話が合わない場合は静かに閉じてください。
51
私を見ないあなたに大嫌いを告げるまで
ミリアベルの婚約者カシアスは初恋の令嬢を想い続けている。
彼女を愛しながらも自分も言うことを聞く都合の良い相手として扱うカシアスに心折れたミリアベルは自分を見ない彼に別れを告げた。
「今さらあなたが私をどう思っているかなんて知りたくもない」
婚約者を信じられなかった令嬢と大切な人を失ってやっと現実が見えた令息のお話。
52
「嫉妬か?(ニヤニヤ)」されたので友人に愚痴ったら「あなたも彼を決めつけてない?」と言われて、婚約解消した話
自分の家に婿入りする予定の婚約者ジェノが、王都に来てから別の令嬢と遊び回っている。ミラは「あなたの将来のことを心配して」と彼を窘めたが「嫉妬か?素直じゃないな」と笑われてしまう。
嫉妬だなんて決めつけられた、と友人に愚痴ったら「でも、あなたも彼を決めつけてない? 彼は本当に、あなたの家に婿入りしたいのかしら?」と言われ、ジェノに素直な気持ちを聞いてみたところ「田舎は嫌だ」と言われたので……。
53
公開求婚で選ばれなかった私へ、隣国王子が求婚してきました
王太子妃候補として、長年王宮を支えてきた侯爵令嬢エレノア。
外交会談の調整。
文官との連携。
派閥間の根回し。
本来は候補教育の一環だったはずの仕事は、いつしか彼女なしでは回らなくなっていた。
けれど王太子レオルドが公開求婚で選んだのは、愛嬌があり華やかな別の令嬢。
その瞬間、候補制度から外れたエレノアへ、隣国セレストリア王国の王子ルーファスが公の場で求婚する。
「王国が彼女を必要としないのであれば、我が国が望んでも問題ありませんね」
「君なら、これからも王宮を支えてくれるだろう」
当然のように引き留める王太子へ、エレノアは静かに答えた。
「候補制度から外れた以上、王宮へ残る理由はございません」
彼女が去ったあと、王宮は少しずつ綻び始める。
これは、失ってから価値に気づく王国と、
初めて一人の人間として正当に評価された令嬢の物語。
54
他に愛する人のいる彼の元を去ったら、何故か彼が追いかけてきます
*連載再開しました!
セレナイト公爵家の令嬢フィオナとフェンダル公爵家の嫡男アロイスは幼馴染だった。
フィオナは幼い頃からアロイスのことが好きだったが、彼は別の女性と恋に落ちてしまう。
しかし、アロイスの恋人が皇帝陛下に見初められてしまったことにより、二人の関係は終わりを迎えた。
最愛を失ったアロイスは猛烈な悲しみに襲われ、フィオナはそんな彼を二十年間支え続けた。
二十年後、アロイスは亡くなる最後の瞬間まで昔の恋人を想い続け、フィオナを顧みることはなかった。
その後回帰したフィオナは、今度はアロイスから離れ、自分のために生きることを決意する。
しかし、何故か彼女が距離を置こうとすればするほど彼が近付いてきて……!?
さらにはアロイスの元恋人までもが彼女に絡んでくる始末。
フィオナは幸せになれるのか。
55
あの日、さようならと言って微笑んだ彼女を僕は一生忘れることはないだろう
僕に向かって微笑みながら「さようなら」と告げた彼女は、そのままゆっくりと自身の体重を後ろへと移動し、バルコニーから落ちていった‥
*****
僕と彼女は幼い頃からの婚約者だった。
僕は彼女がずっと、僕を支えるために努力してくれていたのを知っていたのに‥
56
【BL】記憶喪失中に「男の婚約者なんて気持ち悪い」と僕を蔑んだ元婚約者へ。お望み通り消えてあげましたので、今更記憶が戻ったと泣きつかれても
記憶を失った婚約者・アルヴィンから向けられたのは、見知らぬ他人を見るような冷たい視線と容赦ない罵倒の日々だった。
それでも「記憶が戻れば、あの優しい彼に戻るはず」と耐え続けたニコラス。
しかし、アルヴィンがみんなの前でニコラスの手紙を破りながら嘲笑した時、ついに限界を迎える。
「僕が愛したアルヴィンは、あの日死んだんだ」
誰も信じられなくなったニコラスは隣国へ留学することになった。
留学先で過去を乗り越え、新しい幸福を掴んだニコラス。
そこへ「記憶が戻った」と涙を流すアルヴィンが現れるが、すでにニコラスの心には少しの情も残ってなくて―――……。
2026年10月01日、「第14回BL大賞」にエントリーしました。
よろしくお願いします。
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57
【完結】もう誰にも恋なんてしないと誓った
声を出すこともなく、ふたりを見つめていた。
わたしにとって、恋人と親友だったふたりだ。
今日まで身近だったふたりは。
今日から一番遠いふたりになった。
*****
伯爵家の後継者シンシアは、友人アイリスから交際相手としてお薦めだと、幼馴染みの侯爵令息キャメロンを紹介された。
徐々に親しくなっていくシンシアとキャメロンに婚約の話がまとまり掛ける。
シンシアの誕生日の婚約披露パーティーが近付いた夏休み前のある日、シンシアは急ぐキャメロンを見掛けて彼の後を追い、そして見てしまった。
お互いにただの幼馴染みだと口にしていた恋人と親友の口づけを……
* 無自覚の上から目線
* 幼馴染みという特別感
* 失くしてからの後悔
幼馴染みカップルの当て馬にされてしまった伯爵令嬢、してしまった親友視点のお話です。
中盤は略奪した親友側の視点が続きますが、当て馬令嬢がヒロインです。
本編完結後に、力量不足故の幕間を書き加えており、最終話と重複しています。
ご了承下さいませ。
他サイトにも公開中です
58
亡き義父の勲章を、夫が愛人の兄に与えたので離縁します。老いた黒馬と北の辺境侯は、私についてくるそうです
「家の功労者に、父の勲章を」。義父が亡くなって一年の晩餐で、夫ヘルマンは義父の勲章を愛人の兄の胸に付けた。家の借金も、街道の安全も、王宮での席も、支えてきたのは妻のフリーダなのに。夫はさらに、義父の老いた黒馬を売ると言い出す。フリーダは封をしたままだった義父の手紙を開く。そして実家の騎士団の見回りも持参金の利子も王宮の席も、静かに引き上げて離縁を告げる。記念式典の日、王宮の前庭に黒馬が二頭並んだとき、北の辺境侯が口を開いた。元サヤなし。全六話。
59
彼女にも愛する人がいた
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。
「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」
そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。
餓死だと? この王宮で?
彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。
俺の背中を嫌な汗が流れた。
では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…?
そんな馬鹿な…。信じられなかった。
だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。
「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。
彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。
俺はその報告に愕然とした。
60
嘘をありがとう
「まあ、なんて図々しいのでしょう」
おっとりとしていたはずの妻は、辛辣に言った。
「要するにあなた、貴族でいるために政略結婚はする。けれど女とは別れられない、ということですのね?」
妻は言う。女と別れなくてもいい、仕事と嘘をついて会いに行ってもいい。けれど。
「必ず私のところに帰ってきて、子どもをつくり、よい夫、よい父として振る舞いなさい。神に嘘をついたのだから、覚悟を決めて、その嘘を突き通しなさいませ」
61
愛人に買った屋敷の借金に、夫が私の署名を使っていたので離縁します。字の読めない侍女頭と隣国の大使は、私の字を見間違えません
伯爵夫人エレインのもとに、見知らぬ屋敷の利息の催促が届いた。保証人の欄には、最後の文字が上へ跳ねる自分の署名。夫は家の書類の束にまぎれさせて、愛人に買った屋敷の借金を妻に背負わせていたのだ。「名前を書くのが、お前の仕事だろう」。六年間、家の借金も王宮の月報も支えてきたエレインは、実家の銀行の支えを静かに引き上げて離縁を決める。追いすがる夫が差し出したのは、偽の署名の保証書。その嘘を見抜いたのは、字の読めない侍女頭と、遊び人と噂の隣国の大使だった。全六話。
62
妻を信じなかった皇帝の末路ーあの日の約束を覚えていますか?ー
不遇な境遇で育った王女スフィアは、停戦の代償に帝国へと嫁いだ。
レグナシア帝国皇帝ヴィクターと政略結婚を結ぶが、結婚初夜、ヴィクターが冷たく告げる。
――俺はお前を愛するつもりはない。
愛を望みながらも義務に徹する皇妃と、愛を拒む冷酷な皇帝。
すれ違いのまま始まる“白い結婚”。
しかし皇帝はやがて、その約束を後悔することとなる。
妻を信じなかった皇帝の“末路”とは。
不器用な2人が織りなすラブロマンスファンタジー。
63
さよならぼくの愛しい人
ぼくには愛しい婚約者がいた。雪のように儚げで花のように可愛らしいぼくのセシリア。しかしぼくの愚かな過ちで彼女を永遠に失ってしまった。誰かぼくの懺悔を聞いてくれ。
64
貴方が側妃を望んだのです
「君はそれでいいのか」王太子ハロルドは言った。
「えぇ。勿論ですわ」婚約者の公爵令嬢フランセアは答えた。
誠の愛に気がついたと言われたフランセアは微笑んで答えた。
※2022年6月12日。一部書き足しました。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
史実などに基づいたものではない事をご理解ください。
※話の都合上、残酷な描写がありますがそれがざまぁなのかは受け取り方は人それぞれです。
表現的にどうかと思う回は冒頭に注意喚起を書き込むようにしますが有無は作者の判断です。
※更新していくうえでタグは幾つか増えます。
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
65
初めまして、そしてさようなら
侯爵令息バルディーダにはここ2年間の記憶がない。
2年の間に裕福な元婚約者の支援で困窮していた家は持ち直し、幼い頃から将来を誓っていた幼なじみとも婚約して、順調な生活を送っていた。
バルディーダは自分だけが忘れてしまった幸せな時間に焦がれ取り戻すために、元婚約者に会いに行くが――。
欲深い男女が痛い目にあっても懲りずにあがいて破滅するお話。暗いです。
66
夫が氷の貯蔵庫の鍵を愛人に渡したので、離縁します。施療院の院長さまが「あなたの氷でなければ困る」と言うので、湖の氷はすべてそちらに納めます
「今年の氷は、セシールに任せる」
夕食の席で、夫は私の腰から氷の貯蔵庫の鍵を外し、愛人の手にのせた。持参金で建て、実家の湖の氷で五年支えてきた貯蔵庫を、彼女は見学の社交場にするという。扉は開け放たれ、夏まで眠るはずの氷が溶けていく。熱に苦しむ施療院の子どもたちへ届ける澄んだ氷まで持ち出された夜、私は離縁を決めた。湖の氷も職人も、すべて引き上げます。夏至の祝宴で困るのは、あなたです。口の悪い施療院長と白い番犬に見守られ、私は新しい鍵を受け取る。元サヤなし。全六話。
67
【完結】妹の結婚のため、姉である私は辺境へ嫁ぐことになりました〜家を支えていたのは私だったようです〜
妹ばかり愛する継母。
争いを避ける父。
フォルディア伯爵家で、長女エレナは何でも出来て当然な娘として、領地運営も帳簿管理も、全てを静かに支えていた。
そんなある日。
本来はエレナへの縁談だった侯爵家との婚約は、妹へ譲られることになる。
代わりに与えられたのは、田舎と噂される辺境伯家への嫁入り。
けれど…。
「これだけ働く人材を、放置していたのか」
辺境伯家だけは、エレナの価値を正しく見抜いていた。
これは、便利な娘として扱われていた令嬢が、初めてあなたが必要だと言われるまでの物語。
68
今度、お茶でもいかがですか
「来週でいい」と思っていた。
その来週が、来ることはなかった。
69
箱庭の夢
幼いころから、愛する人と結ばれ、幸せになることを夢見ていた少女。
政略結婚ではあったものの、婚約者とは互いに想い合っている――そう信じていた。
だからこそ、婚約者の不貞を目の当たりにした瞬間、彼女が信じていた幸福は音を立てて崩れ去った。
そして彼女は、ある計画を立てる。
彼女を失いかけたそのとき、婚約者は、自らの過ちと彼女の存在の大きさに気づく。
後悔と贖罪の日々の中で、彼が向き合うことになる、「幸せ」とは。
70
愛人に商いの采配を譲るから座っていろと夫に執務室を追い出されたので、侯爵家に貸した交易の路を引き上げて離縁します
政略結婚して八年、侯爵家の商いを一人で切り盛りしてきたエルナ。けれど夫は、帳簿の数字が読めるだけの若い愛人に采配を譲ると言い、妻を執務室から追い出した。「お前は名前だけあればいい」――わかりました、と彼女は静かに微笑む。ただし引き下がるのではない。手を引くのだ。関を抜ける許しも、品を出す仕入れ先も、道を守る隊商も、すべては侯爵家の名ではなく、彼女が顔で結んだ信用だった。その糸を引けば、家はもう回らない。御者の子と小鳥だけを連れて、彼女は自分の路を歩き出す。路を通すのは品ではない、人だ。全六話。
71
【完結】恋は、終わったのです
幼い頃に決められた婚約者、セオドアと共に歩む未来。それは決定事項だった。しかし、いつしか冷たい現実が訪れ、彼の隣には別の令嬢の笑顔が輝くようになる。
今のような関係になったのは、いつからだったのだろう。
『分からないだろうな、お前のようなでかくて、エマのように可愛げのない女には』
身長を追い越してしまった時からだろうか。
それとも、特進クラスに私だけが入った時だろうか。
あるいは――あの子に出会った時からだろうか。
――それでも、リディアは平然を装い続ける。胸に秘めた思いを隠しながら。
72
あなたが捨てた花冠と后の愛
幼き頃から皇后になるために育てられた公爵令嬢のリリィは婚約者であるレオナルド皇太子と相思相愛であった。
順調に愛を育み合った2人は結婚したが、なかなか子宝に恵まれなかった。。。
そんなある日、隣国から王女であるルチア様が側妃として嫁いでくることを相談なしに伝えられる。
リリィは強引に話をしてくるレオナルドに嫌悪感を抱くようになる。追い打ちをかけるような出来事が起き、愛ではなく未来の皇后として国を守っていくことに自分の人生をかけることをしていく。
そのためにリリィが取った行動とは何なのか。
リリィの心が離れてしまったレオナルドはどうしていくのか。
2人の未来はいかに···
73
【完結】離婚しましょう旦那様
「離婚しましょう旦那様」
初めての子供を風邪を拗らせ高熱が続いたセレストは流産してしまった。
哀しみが続いたセレストには夫のアルベリックが支えだった。
夫の優しさに支えられたセレストは前を進もうと二人目の子供を考えていた。
久しぶりに街へ出掛けたセレストは子供服を売っているお店へ入り亡くなった子供を思い出し子供の服を見ていた時、仕事に行っていた夫が知らない女性と小さな女の子を連れている姿を見てしまった。
誤字脱字があります。
更新が不定期ですが、よろしくお願いします。
74
【完結】婚約者だからとあなたは私を見なかった
生徒会長を婚約者に持っリーゼは、生徒会役員の仕事をレギオンから任されていた。
彼と一緒にいる毎日が幸せだった……そんなある日、一人の新入生の女子が生徒会に入って来た。
明るい性格の彼女は直ぐに先輩達と仲が良くなりレギオンもまた新入生に興味を抱くように成っていた。
誤字脱字があります。
更新が不定期ですがよろしくお願いします。
75
お飾り王妃の死後~王の後悔~
ウィルベルト王国の王レオンと王妃フランチェスカは白い結婚である。
王が愛するのは愛妾であるフレイアただ一人。
ウィルベルト王国では周知の事実だった。
しかしある日王妃フランチェスカが自ら命を絶ってしまう。
最後に王宛てに残された手紙を読み王は後悔に苛まれる。
小説家になろう様にも投稿しています。
76
忘れられない相手がいる婚約者にはお別れを
――いっそのこと、別れてしまえばいい。
その考えは、私の心の中で、静かに、しかし確実に芽生え始めていた。
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愛され方を教えて
主人公リハルトは自分を愛さなかった元婚約と家族のために無惨に死んだ…はずだった。
次に目が覚めた時、リハルトは過去に戻っていた。
そこは過去のはずなのにどこかおかしくて…
78
幼馴染も義妹も……誰も俺を信じてくれなかった。今さら信じているなんて言われても、もう手遅れです
だれも信じてくれなかった。
だから今さら信じるなんて言われても困るだけだ。
幼馴染も義妹もメガネ女子も、今さら俺に関わろうとする。
もういいんだ。俺に構うな。
これは誰も信じない男が繰り広げる恋愛物語
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誕生日の晩餐で、夫が愛人を私の隣に座らせたので離縁します。白いバラを七年贈ってくれたのは、夫ではなく老執事でした
嫁いで七年。誕生日の朝には、いつも白薔薇が一輪届いた。不器用な夫の、年に一度の情だと信じていた。けれど誕生祝いの晩餐で、夫は愛人を「客人」と呼んで私の隣に座らせた。愛人がまとうのは、王妃さまのために織られた絹。そして夫は笑って言った。「花など贈ったことはない」では、七年分の花は誰が置いたのか。王宮への絹の取り次ぎも、その契約の名義も、私のもの。離縁して、全部引き上げます。元サヤはありません。迎えに来るのは、約束の時刻に一分も遅れない王妃さまの甥です。全六話。
80
後悔するのは勝手ですが、彼女はもう死んでます
ある日突然、恋愛小説に登場する悪役「タリア」に憑依してしまった。
自分が置かれている環境とタリアの置かれている環境が酷似していたため、感情移入して読んでいたが……最終的にタリアは悪役として処刑台に立たされ、それ以降読めていない作品だった。
元の世界に戻る条件は、一年後の処刑日までに五体満足で生きていること。
生きて脱出するために奔走するタリア。
一方、様子が変わったタリアに、彼女を毛嫌いしていた周囲は次第に惹かれていくのだが……。