異世界恋愛 小説一覧
41
すっかりやさぐれた悪役令嬢を、皇太子は諦めない
悪役令嬢に転生した私は、何度も死んだ。
婚約破棄を避けても。悪役を演じても。善人になっても。逃げ出しても。結末はいつも死。
そんな人生を何度も繰り返した結果、私はすっかり疲れ果ててしまった。
今回も皇太子の婚約者になり、王妃教育も社交界も完璧にこなす。
だって、もう何度も経験したことだから。でもどうせ、最後は婚約破棄されて処刑される。
だから皇太子が甘い言葉を囁いても、「よくもまあ、そんな歯の浮く台詞が言えますね」としか思えない。
婚約解消してくれれば、田舎で余生を過ごせるのに――。
ところが、今回はなぜか皇太子がヒロインではなく私ばかり追いかけてきて……?
何度も処刑されたせいで人生に疲れ切った悪役令嬢と、少し失敗しながらも、彼女を手放そうとしない皇太子が織りなす、すれ違いラブストーリー。
※イギリスを参考とした架空世界の話ですが、一部史実とは異なる箇所もございます。
※疑問を持たれそうな部分は、あとがきに補足しています。
感想数 25
文字数 85,878
最終更新日 2026.08.20
登録日 2026.07.28
42
白い結婚を望んだ夫が、その直後に私を抱こうとしてきました
「君を愛することはない」
結婚初夜、夫である王子から告げられた衝撃の言葉。
白い結婚を望まれた私は、その覚悟を決めていた……はずだった。
ところが次の瞬間、王子は私を抱こうとしてくる。
「待ってください! あなた、私を愛さないと言いましたよね?」
愛するつもりはないのに、なぜ身体の関係だけ求めるのか。
問い詰める私に、王子は驚きの秘密を明かす。
「興奮しすぎると、僕の心臓が止まるかもしれないんだ」
……それ、絶対に我慢しなきゃいけないやつでは!?
愛されない花嫁になるはずが、なぜか命がけで溺愛されることになりました。
転生者令嬢と、恋心をこじらせた王子の勘違いラブコメディ。
感想数 2
文字数 831
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.07.12
43
王太子殿下の解毒薬を作る薬草園を、妹の婚約披露のため潰せと父に命じられましたが、私はもう従いません
「お姉様も、もう泥遊びは終わりにできるわね」
妹の婚約披露のため、明朝から薬草園を掘り返す。父はそう正式に命じた。
そこは、王太子殿下の解毒薬を作れる、たった一つの薬草園だ。
伯爵令嬢リディアは、亡き母から受け継いだ銀星草を育てる薬用区画主任。完成薬は十二本。今ある危険には備えられても、園を失えば、次の一本は作れない。
「必要になれば、お前が別の場所でまた育てればよい」
「だって、それがお姉様の仕事ですもの」
壊すのは自分たち。直すのは姉。父と妹は、当然のようにそう考えていた。
けれど、もう埋め合わせるつもりはない。
リディアは完成薬十二本を施療院へ移し、種と挿し穂を避難させ、夜明け前に始まった掘り返しを、薬用区画主任の権限で正面から止める。
「ここは母が作った園です。そして今は、未来の患者の園です。どちらも、あなたの披露の飾りにはしない」
黒く変色した根を前に、王太子殿下が現場へ立った。妹の言葉は、書記官の手でそのまま記録される。
父は総監の職を失い、妹は望んだ舞台のすべてを失った。
そして殿下が問う。「園を残せば、それでよいか」
「いいえ」
リディアが求めたのは、園の存続だけではない。母と自分の名を功績として記録に刻むこと。そして、誰か一人の一存では二度と潰せない仕組みを、自分の手で作ること。
危機対応を一人で抱えてきた王太子付き侍医テオドールと、働き方も、その先の関係も、自分たちで選び直していく。
全7話・完結。ざまぁと職業的名誉回復、そして相互尊重のハッピーエンドです。
文字数 14,708
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.31
44
死んだはずの夫が、愛人を連れて自分の葬式へ帰ってきました
旅先の事故で夫セドリックが死亡扱いとなって半年。
ハルフォード伯爵夫人エレノアは、夫が残した借金、未処理の仕事、使用人や親族への対応を「必要なら私がやる」と一つずつ片づけ、ついに葬儀の日を迎えた。
ところが、司祭が空の棺の前で夫の名を読み上げている最中、礼拝堂の扉が開く。
そこに立っていたのは、死んだはずのセドリック本人と、彼に手を取られた愛人だった。
事故の三日後には意識を取り戻していた夫は、家や借金の処理をしたくないため生存を知らせず、関係者が全員揃う葬式なら話が早いと帰ってきたのだ。しかもエレノアへ、「しばらく記憶喪失だったことにしてほしい」と頼む。
夫が忘れれば妻が補い、夫が困れば妻が処理する。長年続けてきたその役割を、エレノアは初めて拒んだ。
鍵も、帳簿も、結婚指輪も、夫の人生に付随する責任も、すべて本人へ返していく。
そんな彼女を旧知のアッシュフォード侯爵ジュリアンは、仕事の相談ではなく昼食へ誘う。
誰かの役に立つためではない時間の中で、エレノアは初めて「私は何をしたいのか」を選び始める。
文字数 14,379
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.11
45
悪役令嬢を演じ続けた私ですが、実は王子を守るためでした 〜あなたに憎まれることが、私の愛でした〜
「悪役令嬢」と呼ばれ、誰からも嫌われ続けた公爵令嬢リリアーナ。
婚約者である王太子から婚約破棄を告げられても、彼女はただ静かに微笑み、王城を去った。
誰も知らない。
彼女の冷たい言葉も、非情な振る舞いも、すべては王子の命を守るための演技だったことを。
そして最後に明かされる、涙なしでは読めない真実とは。
文字数 10,102
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.07.02
46
魔力27で捨てられた令嬢、恋だけは鍛えられません ~前世プロボディビルダーと、私の記録を信じる第二王子~
魔力27。婚約破棄。父からは、辺境の領地を整理してこいと言われた。
何かの役に立たなければ、私には居場所がないのだと思っていた。
けれどリディアには、十八歳の成人判定の日に蘇った記憶がある。
前世はプロボディビルダー。大きな魔法は使えなくても、小さな魔法なら鍛えられる。
食事を整え、使った時間を測り、無理をする前に交代する。薬師の娘や守備隊と積み重ねた記録を、研究者の第二王子フェリクスは信じてくれた。
そして彼は、成果を尋ねるより先に、こう聞く。
「今日は、きちんと食べましたか?」
頑張っていない時間まで隣にいたいと言う人に、どう返せばいいのだろう。
会話を十二通り用意しても、脈拍を数えても、恋だけは予定どおりに進まない。
魔力は27のまま。捨てられた辺境で、自分の居場所と恋を育てる令嬢の物語。
全45話・完結まで執筆済み。ハッピーエンド。
感想数 0
文字数 43,961
最終更新日 2026.09.23
登録日 2026.09.20
47
公爵様は今日も奥様を甘やかしたい
若くして内務大臣を務めるサヴァラン公爵は、誰もが認める理想の夫だった。
優しく穏やかで、誰よりも妻を愛し、妻の笑顔のためなら莫大な財産も権力も惜しまない。
だが、その溺愛は誰も知らないところで常識を超えていた。
妻が快適に暮らせるよう、新たな商会を立ち上げ、裏から莫大な資金を動かしていることも。
妻に無礼を働いた貴婦人が、気づけば社交界から姿を消していることも。
妻の髪を密かに集め、世界に一つだけのヘアジュエリーを作らせていることも。
そして誕生日には、その宝石を贈るためだけに鉱山を買い上げてしまうことも。
幼い頃から少しずつ価値観を育て、自分だけを信頼し、自分だけを理想の男性だと思うよう妻を導いてきたことも――。
そんな主人に振り回される執事や侍女たちは今日も大忙し。
しかし、当の妻は何も知らない。
「今日も夫は優しくて素敵な人」
そう微笑みながら、幸せな毎日を送っている。
これは、一人の妻を世界で一番幸せにするためなら、国も財産も常識さえも惜しまない公爵と、その裏側を知らないまま愛され続ける公爵夫人が織りなす、少し歪で、とびきり甘い溺愛ラブコメディ。
感想数 0
文字数 38,980
最終更新日 2026.07.23
登録日 2026.07.10
48
妹が嫌がったので、呪われた辺境伯へ身代わりで嫁ぎました。ところで、毎晩私の寝台で眠る黒狼は旦那様ですか?
妹ミリアが嫌がったため、伯爵令嬢エレナは呪われた辺境伯ルーファスのもとへ身代わりで嫁がされる。
婚礼初夜、夫はエレナに「夜は必ず寝室の扉に鍵をかけろ」と告げ、彼女を一人残して去ってしまった。
けれど夜半、鍵をかけたはずの寝室で、エレナの寝台の足元に大きな黒狼が眠っていた。
黒狼はエレナを襲わない。むしろ毛布を戻し、彼女を守るようにそばにいる。
金色の目。胸の傷。昼間の夫と同じ反応。
「もしかして、旦那様ですか?」
怖い噂だけで夫を判断したくないエレナは、黒狼の正体と呪いの秘密に自分から向き合っていく。
これは、身代わりで嫁がされた令嬢が、呪われた辺境伯を怪物ではなく夫として呼び、自分の居場所を選び直す物語。
文字数 14,668
最終更新日 2026.06.26
登録日 2026.06.26
49
妹に王太子妃教育を譲れと言われたので譲りました。ですが三日後、王宮の予定表が真っ白になったそうです
「お姉様。王太子妃教育を、わたくしに譲ってくださらない?」
妹ミレーヌにそう言われ、王太子ユリウスにも「民に愛される妃はミレーヌだ」と告げられた公爵令嬢アレシア。
三年間、王太子妃候補として王宮の予定表、謁見、茶会、外交使節、予算調整まで支えてきた彼女は、怒ることなく静かに答えた。
「承知いたしました。すべてお譲りいたします」
華やかな地位だけを望んだ妹は、赤字と青字で埋まった予定表を「見苦しい」と言い、白紙の予定表から始めようとする。
そして三日後。
王宮の予定表は、本当に真っ白になった。
外交使節の歓迎式、王妃の慈善茶会、地方貴族の謁見、王太子の視察。何も決まらず、誰も動けない。
ようやく王宮は気づく。
紙と数字ばかり見ていると笑われたアレシアこそが、王宮を回していたのだと。
けれどアレシアは、もう王太子妃候補として戻るつもりはない。
彼女の能力を正しく評価した若き宰相兼王弟殿下レオンハルトは、アレシアを「便利な裏方」ではなく、正式な補佐として迎えようとする。
一方、妹と王太子は、読まなかった引き継ぎ箱と、捨てた予定表と、軽んじた責任の重さを思い知ることになる。
譲っただけです。
ですが、その後どうなったかまでは、私の責任ではありません。
文字数 23,991
最終更新日 2026.05.28
登録日 2026.05.28
50
婚約者に愛人への恋文を百通書かされました。百一通目だけは、私自身の名前で送ります
子爵令嬢アメリアは、婚約者ローレンスの手紙を代筆してきた。
礼状も、招待状も――そして、彼が公爵令嬢セレスティアへ送る恋文も。
家のために必要な婚約だった。愛される妻にはなれなくても、役に立つ妻にならなれる。そう自分に言い聞かせ、気づけば恋文は百通になっていた。
けれど百通目を書き終えた夜、ローレンスは新しい白紙を差し出す。
「君との婚約を解消したら、セレスティアに正式に求婚する。その手紙を書いてくれ。彼女が喜ぶ言葉は、俺より君のほうが分かるだろう?」
婚約を解消したあとも仕事なら用意してやる。公爵家と縁ができれば、アメリアの家の面倒も見てやれる。
そう語る彼を前に、アメリアは初めて代筆を拒んだ。
そして、その白紙に別の手紙を書く。
これまで届いた百通の恋文を、すべて持ってきてほしい――と。
百一通目だけは、ローレンスではなく「アメリア・ノーウッド」の名前で。
一方、初めて自分の名で書いた原稿を出版商へ持ち込んだアメリアは、その文章を「あなたのもの」として読んでくれる編集者ユージンと出会う。
そして百通の恋文を大切に保管していたセレスティアもまた、そこに綴られた言葉を覚えていた。
「これは、あなたの文章ではありません」
十通ずつ束ねられた十束の恋文を前に、百通の言葉が本当は誰のものだったのかが明らかになっていく。
他人の名前のために言葉を使い続けてきた令嬢が、百一通目から、自分の名前で仕事も未来も恋も選び直す物語。
文字数 12,807
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.09.18
51
【R18】末っ子王女はあこがれの(元)魔術師団長に欲情してほしい
魔力が強すぎて制御できないアマリアは、王女でありながらも魔術師エルベルトの屋敷で暮らし始めたのは5歳のとき。そのときから16歳年上のエルベルトは尊敬する師匠であり、憧れる男性でもあった。彼に認められたくて、めきめきと実力をつけていくアマリアは12歳になり、エルベルトと一緒に魔鉱石が眠る洞窟へと向かう。しかしアマリアの魔力が魔鉱石と干渉、暴走してしまい、アマリアをかばったエルベルトが魔鉱石へと取り込まれてしまった。
それから10年後――魔鉱石に取り込まれたエルベルトを助けたアマリアだが、10年の間に彼と魔法による制約結婚をしていた。それはエルベルトの母、エレナを助けるためにはどうしても必要な処置で――。
末っ子王女が憧れの師匠との年齢差も縮まったことで、秘めていた(?)恋心をぶつけていく、年齢差克服おせおせラブファンタジー?!
感想数 0
文字数 60,445
最終更新日 2026.09.23
登録日 2026.09.01
52
あなたがお嫁さんだったら良かったのにと、今更言われましても。私は辺境伯様に大切にされていますので
侯爵令嬢エレノアには、長年想い続けた騎士がいた。
恋人と別れたと聞いてからは、相談に乗り、事業を手伝い、彼の夢を支えてきた。
彼もまた優しく接してくれたため、いつか想いが届くのではないかと期待していた。
けれど彼が選んだのは、復縁した元恋人だった。
傷ついたエレノアは彼から離れ、北の辺境を治める辺境伯アーヴィンに嫁ぐ。
冷徹と噂された夫は不器用ながらも誠実で、過去ごと彼女を受け入れてくれた。
そんな幸せな日々を送る中、かつての想い人の母から手紙が届く。
『本当に、あなたがお嫁さんだったら良かったのに』
――今更ですか?
私はもう、辺境伯様に大切にされていますので。
選ばれなかった令嬢が、本当に自分を大切にしてくれる人と幸せになる異世界恋愛。
感想数 1
文字数 10,440
最終更新日 2026.06.10
登録日 2026.06.10
53
婚約者は私を捨て、私の持参船で愛人と新婚旅行へ。お二人だけ港に残して出航します
「明日、この船でカミラと新婚旅行へ出る。もう婚約者でもない君には関係ない」
海運伯爵家の令嬢オリヴィアは、没落しかけた侯爵家嫡男ルーカスとの結婚後に領地を再建するため、三年かけて持参船〈暁の鴎〉号を準備してきた。
船員をそろえ、航路を整え、翌朝には嵐で被害を受けた島々へ出航する予定だった。船倉には、備蓄があと二日で尽きる島民へ届ける食糧、薬、毛布が積まれている。
ところが出航前日、港へ着いたオリヴィアが見たのは、船から降ろされる救援物資と、代わりに積み込まれる衣装箱、酒樽、鏡台、長椅子だった。
船上にはルーカスと、その愛人カミラがいる。
ルーカスはオリヴィアとの婚約を一方的に解消し、カミラとの婚礼と新婚旅行、さらに自分の私的事業へ〈暁の鴎〉号を使うと告げた。
「この毛布、少し獣臭いのですもの」
カミラも救援物資を邪魔扱いし、自分の衣装と家具を優先する。
けれどルーカスは、大切な二つの事実を軽んじていた。
〈暁の鴎〉号は、結婚が成立するまではオリヴィアの所有物。そして船員たちを雇っているのは、オリヴィアの実家である。
救援先を治めるフレデリック辺境伯は、島の備蓄があと二日だと伝えても、オリヴィアへ命令しない。
「この船をどうするかは、あなたが決めてください」
裏切られた痛みを抱えながら、オリヴィアは自分で救援続行を決める。船員たちと物資を積み戻し、翌朝、予定どおり出航すると宣言した。
それでもルーカスは、招待客の前ならオリヴィアは逆らえないと考え、新婚旅行の出航式を強行する。
「錨を上げろ。出航だ!」
しかし、船員は誰一人動かなかった。
これは、自分を財産として扱った元婚約者と愛人を直接船から降ろし、救援を成功させた海運令嬢が、船と信用、新しい定期航路、そして判断を尊重してくれる相手との未来を自分の手で選び直す物語。
全6話・完結。直接ざまぁ、お仕事上の正当評価、対等な関係から始まる異世界恋愛です。
婚約を解消するという申し出は、受け入れます。
ですが、この船をどう使うかまで、あなたに決めさせるつもりはありません。
文字数 13,854
最終更新日 2026.08.07
登録日 2026.08.07
54
「君を愛することはない」と言われて三年、そろそろ白い結婚をやめようと思います
伯爵家の娘・セシリアには、幼い頃からの許婚がいた。
公爵家当主にして王国宰相、ユーリス・シルヴェイン――初恋の相手でもある彼と、セシリアはついに結婚する。
しかし結婚初夜、彼は静かに告げた。
「君を愛することはない」と――。
ユーリスはほとんど帰宅せず、聞こえてくるのは他の女性との浮いた話ばかり。
没落寸前だった伯爵家の借金を肩代わりしてもらった身では、反論する術もない。
セシリアに求められるのは、ただ"完璧な公爵夫人"でいることだけだった。
しかし"ある夜"をきっかけに、ふたりの関係はより歪になる。
彼が稀に邸へ戻る夜――ユーリスは決まって、セシリアの隣で眠るのだ。
理由も、意味も、分からない。でも、怖くて聞けない。
そんな折、社交界である噂が囁かれ始めた。
他国の王女との縁談、そして「本命の女性がいる」という声。
結婚して三年。愛されなくとも、傍にいられればそれで良かった。
けれど、もう――潮時なのかもしれない。セシリアは静かに、離婚を決意する。
感想数 129
文字数 230,082
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.05.26
55
追放された侯爵令嬢の幸せと、彼女を捨てた者たちの末路
王太子の婚約者として王政を支えてきた侯爵令嬢であるセレスティア。
誇りと責任を胸に国政に尽くしてきた彼女だったが、愛人に溺れた王太子により婚約を破棄され、反逆の濡れ衣を着せられて国外追放されてしまう。
全てを失い、辺境の地で命を狙われたセレスティアは、一人の男――平民出身の将軍・カイに救われる。
彼は彼女の過去を知らず、ただ人としての強さと優しさを尊重し、愛し始める。
一方、セレスティアを追い出した王太子と王妃、貴族たちは、彼女のいない国を操ることに失敗し、ゆっくりと、だが確実に滅びへの道を歩んでいく。
これは、復讐しない令嬢が手に入れる、
真の愛と幸せな居場所の物語。
そして彼女を捨てた者たちが辿る、因果応報の末路の話である。
感想数 5
文字数 106,793
最終更新日 2026.03.06
登録日 2026.01.31
56
幼馴染と私、どうして差がついた。いや、差がつき過ぎた。
私、コレットと幼馴染のアリアナは、同じ伯爵令嬢として小さな頃からずっと一緒だった。
ただ一つ違うのは、アリアナは誰もが振り返る美人で、私は地味な令嬢だということ。
だから私は、私なりの幸せを見つけて生きていくつもりだった。
――なのに。
ある夜、アリアナが婚約破棄された直後、その元婚約者が私に求婚してきた。
「私はアリアナじゃないのに!」
しかも、それだけでは終わらなかった。
アリアナに振られた男性たちが、次々と私に求婚してくる。
どうしてこうなったの?
私とアリアナ、どうしてこんなに差がついた。
いや、差がつき過ぎた。
感想数 1
文字数 4,342
最終更新日 2026.09.01
登録日 2026.09.01
57
婚約破棄された28歳年増令嬢、身を引いたのに王子が溺愛して離してくれません
28歳の侯爵令嬢エリザベートは、王子との婚約を破棄された。
理由は――年増だから。
まあ、そうだろう。
王子はまだ二十二歳だ。
六歳も年上の婚約者など邪魔だろう。
そう思ったエリザベートは、あっさり身を引くことにした。
ところが。
「エリザベート! 逃げるな!」
なぜか婚約破棄した本人である王子が、全力で追いかけてくるのである。
「殿下、婚約破棄したのは殿下ですよね?」
「そうだ!」
「ではなぜ追いかけてくるのですか」
「好きだからだ!」
「最初からそう言ってください!」
婚約破棄された年増令嬢と、溺愛王子のギャグ気味ラブコメ。
感想数 4
文字数 5,486
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.05.03
58
実家も国も私を捨てたが、私を愛さないと国が滅びる。絶望する人々を特等席で眺め、冷徹な王子の腕の中で思考停止する。
持参金がないという理由で家族と祖国から追放された私は、実はこの国を支える“加護”そのものだった。
私が去った瞬間、王都の結界は崩れ、国は崩壊へ向かい始める。
そんな私を拾ったのは、冷徹と噂される隣国の王子。
「やっと見つけた。お前は俺のものだ」
捨てられたはずの私は、気づけば滅びゆく祖国を背に、彼の腕の中で溺愛されていた。
感想数 3
文字数 5,079
最終更新日 2026.04.10
登録日 2026.04.10
59
『「離婚してください」と言ったら、冷酷公爵が泣きながら拒否しました』
政略結婚で冷酷公爵レオンハルトに嫁いだエレノアは、三年間、一度も夫に愛されることなく過ごしていた。
会話はほとんどなく、食事も別々。誕生日や結婚記念日を祝ってもらったこともない。
「私は、この人に必要とされていない」
そう思い続けたエレノアは、ついに離婚を決意する。
そしてある日、夫に告げた。
「旦那様。私と離婚してください」
当然、冷たい返事が返ってくると思っていた。
ところが――
「……嫌だ」
初めて見る夫の動揺。
さらに屋敷を出ようとしたエレノアを引き止めたレオンハルトは、冷酷公爵とは思えないほど取り乱し、ついには彼女の前で涙を流す。
「頼む。私を置いていかないでくれ」
なぜ?
ずっと自分を愛していないと思っていた夫が、どうして離婚を拒むのか。
やがてエレノアは、夫が三年間、自分に見せなかった想いと、過去に隠された悲しい事件を知ることになる。
実はレオンハルトは、結婚したその日からエレノアを愛していた。
ただ、愛する人を失った過去から、「自分が愛せば、また大切な人を不幸にしてしまう」と恐れ、彼女を守るために距離を置いていたのだった。
すれ違い続けた二人の想い。
離婚から始まる、冷酷公爵の不器用すぎる溺愛。
「今度こそ、あなたを離さない」
一度壊れかけた夫婦は、今度こそ本当の愛を見つける――。
文字数 73,019
最終更新日 2026.09.07
登録日 2026.09.01
60
一年間、何もしなくていいと言われました
長年、家族のために尽くしてきたルイザ・ハーグレーヴ、三十八歳。
母を亡くし、ようやく役目から解放された彼女に遺されたのは、亡き知人ヴィオラの屋敷と、ひとつの条件だった。
「一年間、何もしないで暮らしてください」
掃除も、手伝いも、家族の問題を解決することも禁止。
最初は何もしないことさえ落ち着かなかったルイザだが、猫たちと過ごし、好きなものを選び、季節の移ろいを眺めるうちに、少しずつ自分の気持ちを思い出していく。
そして、ヴィオラの古い知人である旅人アルジャノンとも、静かに距離が近づいて――。
これは、ずっと誰かのために生きてきた女性が、
自分の人生を取り戻していく一年間の物語。
感想数 2
文字数 52,951
最終更新日 2026.08.26
登録日 2026.08.22
61
彼女にも愛する人がいた
既に冷たくなった王妃を見つけたのは、彼女に食事を運んで来た侍女だった。
「宮廷医の見立てでは、王妃様の死因は餓死。然も彼が言うには、王妃様は亡くなってから既に2、3日は経過しているだろうとの事でした」
そう宰相から報告を受けた俺は、自分の耳を疑った。
餓死だと? この王宮で?
彼女は俺の従兄妹で隣国ジルハイムの王女だ。
俺の背中を嫌な汗が流れた。
では、亡くなってから今日まで、彼女がいない事に誰も気付きもしなかったと言うのか…?
そんな馬鹿な…。信じられなかった。
だがそんな俺を他所に宰相は更に告げる。
「亡くなった王妃様は陛下の子を懐妊されておりました」と…。
彼女がこの国へ嫁いで来て2年。漸く子が出来た事をこんな形で知るなんて…。
俺はその報告に愕然とした。
文字数 89,740
最終更新日 2025.01.09
登録日 2024.12.01
62
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
文字数 53,978
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.17
63
『泣かないんですか?』婚約破棄された会計監査見習いの私は、王子の脱税額をそろばんで弾きます
「貴様との婚約は破棄する!」
会場の視線が私に集中した瞬間、私は静かに微笑んだ。
「殿下、お尋ねしてもよろしいですか。
貴方が今夜のために国庫から流用なさった
八万四千二百三十七ゴルド——その端数の銅貨三枚は、
どちらに消えたのでしょう?」
会場が、静まり返った。
——だって殿下。
私、王宮会計監査局の見習いなんです。
数字は、嘘をつきません。
嘘をつくのは、いつだって、数字を書く人間の方です。
***
王宮会計監査局の第三等見習官であるエルナ・ヴァルトハイムは、公金横領の疑いがある第二王子フィリップを内偵するため、地味な令嬢を装い婚約者として監視を続けていた。
しかし、算術を忌み嫌う愚かな王子は、自らの罪にも気づかず、卒業舞踏会の場でエルナを糾弾。見目麗しい男爵令嬢との「真実の愛」を語り、身勝手な婚約破棄を突きつける。
「私が泣くと思って、わざわざこの場をお選びになったのですか?」
国庫を食いつぶす不正な支出の数々を、三年間鍛え上げた完璧な記憶力と算盤で、一銅貨の狂いもなく暴き立てるエルナ。
無慈悲な数字の羅列と証拠を前に、王子と男爵令嬢、そして欲深い共犯者たちは次々と崩れ落ちていく。
そして、完璧な断罪劇を見届けたエルナの直属の上司——王位継承順位第一位のレオンハルト殿下が、ついに歩み出てきて……?
※数字と規律を愛する冷静沈着なヒロインが、愚かな王子を容赦なく追い詰める爽快な「ざまぁ」短編(前6話)です。
感想数 3
文字数 11,176
最終更新日 2026.05.30
登録日 2026.05.30
64
「昔の君の方が好きだった」と言われたので婚約を解消しました 〜昔には戻りません。今の私を見てくれる人と幸せになります〜
「俺は、昔の君の方が好きだった」
婚約者にそう告げられた伯爵令嬢シャルロットは、今の自分を否定する相手との婚約を解消する。
新しい人生を歩き始めた彼女が出会ったのは、好きなものを覚え、「これからあなたのことを知りたい」と言ってくれるアルベールだった。
昔の私には戻らない。
今の私を見てくれる人と幸せになる、婚約解消から始まる異世界恋愛。
※全八話・完結済
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文字数 45,475
最終更新日 2026.07.24
登録日 2026.07.21
65
『遅い』と捨てられた聖女、離れた瞬間に勇者パーティが壊れました
「お前のヒールは遅すぎる」――そう言われ、聖女エリーナは静かに去った。
だが彼女は、パーティ全員の痛みを一人で引き受けていた存在だった。
すべてを手放した彼女が出会ったのは、暴走する魔力を抱えた公爵。
これは、“必要とされること”しか知らなかった彼女が、新しい感情に触れていく物語。
文字数 5,184
最終更新日 2026.06.06
登録日 2026.06.01
66
死神宰相の遠慮なき溺愛
四十五歳。王国中から死神宰相と呼ばれるグリムウォルド公爵には、誰にも知られていない秘密がある。
それは、二十三歳の妻フィオナにだけは、とことん甘いこと。
屋敷では妻と穏やかに笑っている。
しかし、一歩外へ出れば情け容赦ない死神に戻る。
そのせいで世間は今日も、「若奥様は死神に囚われた可哀想な女性」だと噂し続ける。
――本人が誰より幸せそうに笑っていることも知らずに。
これは、死神であることをやめない男と、そんな夫を愛してやまない妻の、少し歪で穏やかな溺愛夫婦譚。
※19世紀イギリスの社交界を参考にしています。ただし架空世界のため、史実とは異なる部分もございます。
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文字数 60,748
最終更新日 2026.08.07
登録日 2026.07.21
67
聖女を辞めても国は困らないそうです。第二王子を除いて
十一歳で聖女に選ばれてから九年。
国中を巡り、浄化と治療を続けてきたエレノアは、二十歳になって初めて考えた。
――私、このままずっと聖女なの?
思い切って退任を願い出ると、国王の答えは意外にもあっさりしたものだった。
「退任を認めよう。聖女制度も終わらせる」
こうしてエレノアは自由になる。
ただし一年間だけ、王家直属聖術顧問として。
住居は王宮東側。
連絡窓口は第二王子アルフォンス。
国は本当に、聖女がいなくても困らないらしい。
国は困らない。けれど第二王子には、どうやら困る理由があるらしい。
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文字数 14,009
最終更新日 2026.09.19
登録日 2026.09.19
68
「偽聖女だ」と追放された私ですが、国境の枯れ地を蘇らせました。神殿が選んだ「本物の聖女」では、白い花が一輪も咲かなかったそうです
聖女選定の日、子爵令嬢リディアの水晶は光らなかった。
まばゆい光を放った公爵令嬢クラリッサが「本物の聖女」に選ばれ、リディアは偽聖女として王都から追放されてしまう。
誰もがリディアを偽物と決めつける中、北の国境を治めるアルノー辺境伯だけは、彼女が断罪の最中にも枯れかけた祭壇花へ水を与え、その葉をわずかに蘇らせたことを見ていた。
「私の領地に必要なのは、立派な光ではない。枯れたものへ手を伸ばせる者だ」
アルノーから国境へ来ないかと誘われたリディアは、自分の力を確かめるため、その手を取る。
国境に広がっていたのは、長年の瘴気で灰色に枯れた土地だった。
リディアは大きな奇跡に頼らず、住民たちと石を拾い、水路を直し、一畝の土から再生を始める。やがてその畝に一輪の白い花が咲き、花は丘を満たし、濁った水と土にも少しずつ命が戻っていく。
だが神殿は、白い花を冒涜の証拠として処分するよう命じてくる。
一方、王都では神殿が選んだ「本物の聖女」が、予定されていた豊穣祈願に臨んでいた。
強い光を放つクラリッサ。しかし、目の前の種は一つも芽吹かない。
国境を白い花で満たした偽聖女と、一輪も咲かせられない「本物」。誰にでも分かる結果によって、神殿の誤った認定は覆っていく。
これは、偽物と呼ばれた令嬢が、自分を結果が出る前から信じてくれた辺境伯と土地を蘇らせ、名前と自分で選ぶ未来を取り戻す物語。
文字数 17,338
最終更新日 2026.07.23
登録日 2026.07.23
69
『余命一年の王子様に、今日も薬草を届けます』
母を亡くした八歳の少女リゼットには、ひとつの約束が残された。
――王子様を、ひとりにしないで。
母の遺した薬草帳を胸に、王子を探すことを決意したリゼットは、ある日、森の奥で銀髪の少年を見つける。
少年の名はエドワード。
病弱な第二王子であり、周囲からは「十八歳まで生きられない」と囁かれている少年だった。
「僕は、どうせもうすぐ死ぬから」
そう言って生きることを諦めるエドワードに、リゼットは薬草を差し出す。
「死ぬかどうかは、まだ決まっていません!」
母から教わった薬草の知識を頼りに、リゼットは毎日エドワードのもとへ薬を届ける。
けれど、彼の病は生まれつきのものではなかった。
王宮に隠された毒の痕跡。
不自然に改ざんされた治療記録。
そして、病死したはずの母が残した謎の言葉。
「王子様を、ひとりにしないで」
これは、死を待つ王子に生きる理由を与える少女と、初めて自分のために泣いてくれた少女を守ろうとする王子の、約束から始まる恋の物語。
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文字数 23,083
最終更新日 2026.09.22
登録日 2026.09.21
70
幸せな10年でしたが、なかったことに致します。〜だから私に関わらないでください〜
滅亡寸前の王国で、王妃ロワナは敵軍が城に迫る中、静かに死を受け入れようとしていた。夫である王は真っ先に逃げ、国は崩壊。攻め入ってくるのはロワナの祖国・帝国アルカダイア。その先陣には、幼い頃から彼女を“姫”と呼んでくれた騎士ノクティスの姿がある。
致命傷を負ったロワナは、最期に彼の声を聞いたような気がしながら意識を失う。しかし目を開けると、そこはアルカダイア皇城――しかも彼女は幼い頃の姿に戻っていた。
大切なメイド・エリシャも健在で、亡き父皇帝もまだ生きている。あの悲劇が起こる前の時間に戻ったのだと悟ったロワナは、思わず父のもとへ駆け寄り、もう二度と失いたくない家族の温もりに触れる。
これは、滅びた未来から戻った皇女ロワナが、
国を、愛する者たちを、そして大切な彼〈ノクス〉を救うために“やり直す”物語――。
※小説家になろう 総合日間ランキング(完結編)3位作品
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文字数 82,824
最終更新日 2026.09.22
登録日 2025.12.23
71
『星降る森のちびっこ魔法使い ~もふもふ達と、訳ありな見習い騎士様と一緒に世界を救います!~』
豊かな自然と魔法が存在する異世界「ルミナス」。
森で動物たちと暮らす8歳の少女レオナは、ある日、森で行き倒れていた傷だらけの少年レイを助ける。
レイは世界中に異常をもたらしている「黒い霧」を調査する旅の途中だった。
レオナの持つ「星の魔法」だけが、その霧を浄化し、傷ついた大地を癒せることに気づいた二人。
レオナは、大好きなもふもふの相棒たち、そして「俺が絶対にお前を守る」と誓ってくれたレイと共に、世界を救う大冒険に出発する。
冒険を通じて成長するレオナの活躍と、少しずつ心を通わせていくレイとの淡い初恋を描くハートフルファンタジー。
感想数 0
文字数 80,666
最終更新日 2026.07.24
登録日 2026.07.11
72
愛する妻と離婚するつもりはなかった。ただ、謀略王女を選んだ
完璧な人生を歩んでいた主人公。
地位も名誉もあり、完璧な妻がいるにも関わらず、主人公は王女に惹かれてしまう。
優しい妻では満たされなかった欲望を、彼女だけが満たしてしまった。
謀略王女×貴族令息による、歪んだ恋愛小説。
感想数 1
文字数 16,160
最終更新日 2026.05.10
登録日 2026.05.08
73
好きな人が嬢を身請けするのが辛くて逃げたら捕まりました~黒服の私は執着騎士に囲われる~
騎士が集う高級酒場「夜香楼」で女性黒服として働くソフィアは、客である寡黙な騎士ゼインに恋していた。けれど彼が指名するのはいつも人気花嬢イサナで、身請けも近いと予想されていた。
ソフィアは、叶わない想いにと嫉妬に耐えきれず、衝動的に店を去る。
もう二度と会うことはないはずだったのに、身請けした嬢と幸せに暮らしているはずの彼が追ってきて――
「お前への愛は焼き印のように刻まれていて、もう消えない」
――失恋したと思い込んで逃げた黒服が、執着系騎士様に捕まって囲われる話。
※小説家になろうにも投稿しています
感想数 0
文字数 3,923
最終更新日 2026.04.05
登録日 2026.04.05
74
嫌われ令嬢の私、家族の秘密を知るたびに世界が大変なことになる
「お前は、本当に可愛げのない娘だ」
幼い頃から、父にはそう言われてきた。
母はいつも厳しく、兄たちは忙しくて滅多に話しかけてこない。姉たちも私にはどこかよそよそしい。
だから私は、自分が家族に愛されていないのだと思っていた。
おまけに社交界では、冷酷で高慢な令嬢として有名。婚約者からも距離を置かれ、誰も私の味方などしてくれない。
――そう思っていた。
ところがある日、偶然聞いてしまった父の秘密。
「今年もあの菓子を取り寄せておけ。あの子が好きだっただろう」
……え?
冷たい父が、私の好物を覚えている?
さらに、母の部屋で見つけた古い箱には、私が幼い頃に書いた手紙が一枚残されていた。
兄の机からは、私の婚約者に関する極秘調査書。
姉の部屋には、私を悪く言った令嬢たちの名前がびっしり書かれた帳簿。
「待って。もしかして……私、嫌われてたんじゃないの?」
どうやら私は、とんでもない勘違いをしていたらしい。
家族は皆、不器用すぎるほど私を大切にしていた。
けれど、家族が隠していた秘密は、それだけではなかった。
なぜ父は私にだけ厳しかったのか。
なぜ母は、私の出生について何も語ろうとしないのか。
なぜ兄たちは、私が王宮に近づくことを異常なほど警戒するのか。
そして――なぜ私は、この国の王家と深く関わる「ある秘密」を知らされずに育てられたのか。
家族の愛情を一つずつ知るたびに、過去の出来事の意味が変わっていく。
やがて私は知ることになる。
私が「嫌われ令嬢」と呼ばれていた本当の理由と、家族全員が命懸けで守ってきた、私自身の秘密を。
これは、愛されていないと思っていた令嬢が、不器用な家族の愛を知り、自分の運命さえも変えていく物語。
そして――最後に明かされる家族最大の秘密とは。
感想数 0
文字数 76,627
最終更新日 2026.09.22
登録日 2026.08.23
75
あなたがすき、だったから……。
あなたが好きだったから、わたしは身を引いた。
もともと、3年だけの契約婚だった。
恋愛感情なしに、偽装夫婦を演じよう。
そういうあなたに同意をして一緒に暮らし出した日々。
それなのに。
約束の期限の三日前、まさか酔ったあなたとそういう関係になるなんて、思わなかった。
だから。 わたしはそのまま翌朝家を出た。
わたしだけが、どんどんあなたを好きになってしまったことを隠したくて。
こんな気持ちを悟られ、あなたに迷惑がかかるのに、耐えられなくて。
#############
なろうさんで開催されていた、氷雨そら先生、キムラましゅろう先生主催、
シークレットベビー企画参加作品だった、「あなたが好きだったから」という短編に、少し加筆修正して連載化しました。
初めてのシクべ、ちょっと変わったタイプのシクべ作品となりました。
お楽しみいただけると幸いです。
感想数 3
文字数 103,824
最終更新日 2026.05.06
登録日 2026.01.31
76
ざまぁされる悪役令嬢は三流です。聖女の顔で全部奪います
救済院で貧しい人々を支え、慈善活動に尽くす侯爵令嬢アマーリエ。
その献身的な姿から、人々は彼女を『聖女』と呼んだ。けれど、それは勘違い。
誰かを救いたいわけではない。
この国に必要な王太子妃となるため、必要なものを得るために積み重ね、奪い取る悪女である。
王太子エドアルトには、美しく心優しい婚約者がいる。誰もがお似合いだと口を揃えるが、主人公は思う。
「精神的に弱い人間に、国母は務まらない。」
社交、慈善活動、政治。
『聖女』と称えられながらも、自らの身体さえ利用し、誰にも知られず盤面を整えていくき、やがて王宮を揺るがす事件が王太子の婚約を大きく動かすことになる。
これは、聖女と呼ばれた一人の令嬢が、王太子妃の座へと辿り着くまでの物語。
※夜21時前後に更新
※この作品は、19世紀ドイツの社交界を参考にしております。
ただし架空世界のため、史実とは異なる部分もございます。
感想数 0
文字数 95,182
最終更新日 2026.07.17
登録日 2026.06.12
77
『魔力ゼロの欠陥品』と蔑まれた伯爵令嬢、卒業パーティーで婚約破棄された瞬間に古代魔法が覚醒する ~虐げられ続けた三年間、倍返しでは足りない~
「貴様のような無能、我が国の王妃には相応しくない。婚約を破棄し、学園から追放する!」
王立魔道学園の卒業パーティー。きらびやかなシャンデリアの下、王太子エドワードの声が冷酷に響いた。彼の隣には、愛くるしい表情で私を嵌めた男爵令嬢、ミナが勝ち誇ったように寄り添っている。
伯爵令嬢のリリアーヌは、入学以来三年間、「魔力ゼロの欠陥品」として学園中の嘲笑を浴び続けてきた。
婚約者であるエドワードからは一度も顧みられず、同級生からはゴミのように扱われ、ミナの自作自演による「いじめ」の濡れ衣まで着せられ……。
それでも、父との「力を隠せ」という約束を守るため、泥を啜るような屈辱に耐え抜いてきた。
――だが、国からも学園からも捨てられた今、もうその約束を守る必要はない。
「さようなら、皆様。……私が消えた後、この国がどうなろうと知ったことではありませんわ」
リリアーヌが身につけていた「魔力封印の首飾り」を自ら引き千切った瞬間、会場は漆黒の魔力に包まれた。
彼女は無能などではない。失われた「古代魔法」をその身に宿す、真の魔道の主だったのだ。
絶望する王太子たちを余目に、隣国の伝説の魔術師アルベルトに拾われたリリアーヌ。
彼女の、残酷で、甘美な復讐劇が今、幕を開ける――。
感想数 5
文字数 17,831
最終更新日 2026.03.13
登録日 2026.03.13
78
捨てられた令嬢と幽霊王子
伯爵令嬢アリアドネは、目が覚めると山の中にいた。
それが継母の策略だと気付き愕然とするアリアドネの前に、レイスと名乗る美貌の男性が現れる。
ゾッとするほど美しく、少し意地悪で、それ以上に親しみやすいレイスには、ほとんど記憶がない。そんな彼は、幽霊だった。
それでもアリアドネは彼に、不思議な居心地の良さを覚える。
家に帰ってもまた殺されそうになるだけ。それなら、このままレイスと山の中で暮らそうか。そのためにも一度山を下りて、町で必要なものを買わなければ。
冒険に憧れていたアリアドネは、その山をよく知るレイスの案内で逞しく山を歩く。だがその森は、魔物の棲む森と呼ばれていた。
※ファンタジー要素、復讐劇要素があります。
感想数 0
文字数 54,990
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.05.27
79
背徳の檻に咲く白銀 ~神の妻となった聖女は、冷酷な守護騎士の偽りの刃に抱かれる~
十年前、スラム街で安物の押し花ロケットを交わし将来を誓い合ったエレナとレオンハルト。
だがエレナは類稀な霊力を見出され、生涯の純潔を義務付ける【神聖誓約】を刻まれた「神の妻」として神殿に幽閉される。
他者の傷や毒を我が身に引き受ける「代償治癒」を強いられ続けた十年の果て、彼女の肌には限界を告げる紫黒の侵食斑が広がっていた。
一方、レオンハルトは彼女を奪還するためだけに泥水をすすり、冷酷な黒曜騎士団長へと登り詰める。
誓約の刃から彼女を守るため黒革の手袋を外さず冷淡に振る舞う彼とエレナは深くすれ違うが、王家と神殿の陰謀による処刑の危機を機に、二人は十年の想いを通じ合わせる。
新月の処刑日、崩壊した王都を救うため瘴気を一身に引き受けたエレナを、レオンハルトは手袋を脱ぎ捨てて抱きとめた。
彼は血塗れの口づけで生命力を注ぎ込んで心臓の誓約を粉砕し、侵食斑をも浄化。
二人は北方帝国へと逃亡する。
帝国辺境の街で夫婦として潜伏生活を始めた二人。
エレナは大地と草木の力を活かす「純粋浄化」を見出すが、彼女を失う恐怖から過保護に囲い込もうとするレオンハルトと、対等に支え合いたいエレナの間で新たな葛藤が生じる。
そんな中、王国の暗殺隊が急襲。
激闘の中で「血塗れた手を嫌悪された」と誤解したレオンハルトと、彼を人殺しの地獄から解放しようと身を引いたエレナは決定的にすれ違い、エレナは敵に捕らわれてしまう。
だが廃坑に駆けつけたレオンハルトは、己の身を貫かせながら敵を討伐。
瀕死の夫を抱きしめたエレナは真の奇跡で彼を完全蘇生させ、二度と離れないと魂を重ね合う。
エレナは自らの医療技術を武器に帝国辺境伯と対等な契約を結び、レオンハルトを軍務から解放して平穏な市民権を勝ち取った。
数ヶ月後、湖畔の薬草園。
手袋も戒律も脱ぎ捨てた二人は、素肌の温もりを確かめ合い、永遠の愛を誓い合う。
感想数 0
文字数 132,850
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.20
80
俺を愛してくれる人と結婚します。もう、愛されない婚約者には戻りません
「俺は、俺を愛してくれる人と結婚する」
愛する婚約者から一度も愛されなかった公爵令息アレクシス。
そんな彼に、伯爵令嬢リリアーナが告げた。
「私は、アレクシス様が好きです」
初めて向けられた、打算のない愛。
アレクシスは婚約を捨て、彼女との結婚を選ぶ。
愛されることに戸惑っていた彼も、やがて気づく。
――俺も、この人を心から愛している。
一方、彼を失って初めて愛情に気づいた元婚約者は……。
愛されることを選んだ男の、幸せな結婚と華麗なる逆転恋愛。
文字数 40,409
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.06