ざまぁ 小説一覧

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離縁されましたので、王妃の紋章はただの飾りになります

「十七年、お前は子を成さなかった」 朝の食卓で、パンを切りながら、王はわたくしを離宮へ移すと仰いました。侍女のロゼッタが身籠ったから、と。 わかりました。いつ発てばよろしいでしょう。 ——ただ、皆さまおひとつだけご存じありませんの。 この国の王妃紋章は、装飾品ではございません。国庫と神殿と各領主の署名権を束ねる、血の魔術認証。わたくしの血に紐づいたそれは、他人が持てば、ただの銀の飾り。 引き継ぎの手引きは、九十六頁、書いて置いてまいりましたわ。読まれるかどうかは、存じませんけれど。 翌週から、国庫の支払いが、一件も通らなくなりました。
恋愛 完結 短編
感想数 19 文字数 16,281 最終更新日 2026.08.20 登録日 2026.08.16
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父と王太子に横領の罪を着せられ鉱山奴隷にされた公爵令嬢、辺境で必要とされたので王都には戻りません――やがて王都のほうが辺境になりました

父と王太子に横領の罪を着せられ鉱山奴隷にされた公爵令嬢、辺境で必要とされたので王都には戻りません――やがて王都のほうが辺境になりました
「貴様は、ただ頷くだけでいい」 二十一歳の公爵令嬢セシリアは、王太子妃教育として「北方支援費」の帳簿を任されていた。 だが、その金は北部を救うためのものではない。王太子と、財務卿である父が自由に使う王家の機密費だった。 不自然な支出に気づいたセシリアは、十歳の弟アルフレッドと領民を盾に取られ、すべての横領を一人で行ったという虚偽の自白を強いられる。 婚約も家名も身分も奪われ、社交界から病気による修道院入りとして消された彼女が、秘密裏に送られた先は北部の鉱山だった。 飯炊き、洗濯、水汲み、冷たい視線。 誰も守ってくれない場所で、セシリアは余計なことを言わず、生き抜く術を身につけていく。 やがて、彼女が何気なく正した一冊の帳簿から鉱山の生産性が上がり、その変化に気づいた辺境伯によって城の実務へ移される。 粗野で率直な辺境伯は、セシリアの意見が正しければ、自分の命令さえ改める男だった。 そしてセシリアは知る。 王都が帳簿の上で北部へ送ったはずの支援は、一度も届いていなかった。 けれど北部には、もともと人も物も知恵も、小さな交易の流れもあった。 彼女がしたのは、その流れを見える形にし、地域の境を越えてつなぐこと。 王都を通らない道が生まれ、商人と諸侯が北へ集まるにつれて、かつて「辺境」と呼ばれた北部は国の中心へ変わっていく。 一方、王都は物流と信用を失い、少しずつ孤立していく――。 父と王太子にすべてを奪われた公爵令嬢が、自分の意思で生きる場所と愛する相手を選び、最後には彼女を捨てた王都のほうを辺境にする逆転恋愛譚。 全70話・完結まで執筆済み。順次更新予定です。
ファンタジー 連載中 長編
感想数 8 文字数 156,523 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.08.21
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土下座する王妃の座などいらないので、冒険者に転職します。

土下座する王妃の座などいらないので、冒険者に転職します。
「私が愛しているのはエルナ。君だけだ」 エルナは自分の夫でありハーメルン王国の国王であるカメルを愛していた。 彼がどれほど自分より隣国の聖女を優先しようとも。 結婚して二年が経っても初夜を迎えたことがなかろうとも。 しかし。 「エルナ。君に失望した。聖女を陥れていじめるとはな。罪を認め、ひざまずいて謝罪するように」 一年に一度の建国記念宴会であり結婚記念日に、カメルはすべての貴族や外国の使節団が見ている前で、エルナに身に覚えのない罪を認めろと断罪した。 愛が壊れるのは一瞬。 だからこそ、エルナはその場でひざまずいた。頭を地面にこすりつけて謝罪した。 「聖女を陰謀にかけた大罪人エルナは、この時間をもって王妃の座から退き、平民となりますことをお許しください。聖女様とどうかお幸せに」 *ゆるい設定です。不快に思われる方はブラウザバックをお願いします。
ファンタジー 連載中 長編 R15
感想数 59 文字数 97,894 最終更新日 2026.09.07 登録日 2026.08.09
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辺境伯夫人の座に相応しくありませんので

王宮の夜会で王子に婚約破棄された公爵令嬢に、北の辺境伯が求婚を申し出た。 王子に捨てられた令嬢が美しい辺境伯に手を差し伸べられる。そんな舞台の一幕のような光景に誰もがうっとりと見惚れていた。 会場中が運命に結ばれた二人を祝福する中、端の方で参加者の一人が呟く。 「辺境伯様には……婚約者がいらしたはず」 そう、なんと辺境伯には故郷の領地に婚約者がいたのだ。 辺境の地で帰りを待つ婚約者、クリスタ。彼女の運命は誰も予想しない方向へと転がり始める──。
恋愛 完結 長編
文字数 69,363 最終更新日 2026.08.10 登録日 2026.07.14
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『幸せになりたかっただけなのに、婚約も親友も失くしました。~普通の伯爵令嬢、領地再建から始めます~』

「私なんて、何をしても普通だから。結婚さえすれば、きっと幸せになれる」 十六歳の伯爵令嬢クラリスは、そう思っていた。 特別美人でもない。 成績も普通。 魔法も普通。 これといった才能もない。 幼い頃は貧しかったアシュフォード家も、父の事業が成功して裕福になった。いつしかクラリスは、自分で何かを成し遂げるより、誰かに選ばれ、幸せにしてもらうことを望むようになっていた。 そんな彼女に待っていたのは――婚約破棄。 父の事業失敗で爵位は降格し、婚約者には捨てられた。 しかも、新しい婚約者になったのは学院で一番仲の良かった親友。 家にはお金もなく、学院まで退学することになった。 「私には、もう何もない……」 絶望するクラリス。 けれど、兄は領地を諦めていなかった。 そして兄の友人である公爵夫妻から、 「あなた自身は、何ができるの?」 と問われる。 特別な才能はない。 それでも、貧しかった頃に身につけた家事や仕事の経験、人をよく見る力ならある。 「……私にも、できることがあるかもしれない」 領地の特産品に目をつけ、失敗しながらも領地再建に挑み始める。 やがて小さな成功は大きな成果へ。 一方、彼女を捨てた元婚約者は気づいていく。 自分が見下していた「普通の令嬢」が、実は誰よりも自分たちを支えていたことに。 そしてクラリスの前には、商才に溢れた一人の青年が現れる。 「あなたといると、楽しいです」 誰かに幸せにしてもらおうとしていた少女が、自分の人生を自分で切り開いていく。 婚約も、親友も、爵位も失った普通の令嬢の、逆転と溺愛の物語。 ***** 10時20時更新します。 いつもより長編の予定です。
恋愛 連載中 長編
文字数 96,406 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.08.12
86 レンタルあり

記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話

記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
婚約者であるシェルニア公爵令嬢が記憶喪失となった。 王子はひっそりと喜んだ。これで愛するクロエ男爵令嬢と堂々と結婚できると。 その時、王子の元に一通の手紙が届いた。 そこに書かれていたのは3つの願いと1つの真実。 王子は絶望感に苛まれ後悔をする。
文字数 154,932 最終更新日 2026.09.08 登録日 2022.12.27
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結婚式の夜に愛人を連れてきたので、署名せずに帰ります

結婚式の夜に愛人を連れてきたので、署名せずに帰ります
結婚式の夜、夫となったはずの侯爵さまが、披露宴の席に愛人を連れてまいりましたの。 「彼女も今日からこの屋敷に住む。君は正妻なのだから、寛大に受け入れるように」ですって。 義母は「騒げば恥をかくのはあなたよ」と微笑むし、お客さまたちは見て見ぬふり。まあ、皆さまそろって、なし崩しにするおつもりですのね。 けれど、おあいにくさま。この国の結婚は、式を挙げただけでは成立しませんのよ。婚姻誓約書に夫婦双方が署名し、三日以内に神殿へ納めて、はじめて夫婦。 ――そしてわたくし、まだ署名しておりませんの。 既成事実は、事実ではございませんのよ。
恋愛 完結 短編
感想数 5 文字数 2,902 最終更新日 2026.08.01 登録日 2026.08.01
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【老化返却】聖女の若さは俺の寿命だった〜回復魔法の代償を肩代わりしていた俺を追放した報いだ。回復のたびに毛が抜け、骨がスカスカになるが良い〜

【老化返却】聖女の若さは俺の寿命だった〜回復魔法の代償を肩代わりしていた俺を追放した報いだ。回復のたびに毛が抜け、骨がスカスカになるが良い〜
「寿命を削って回復してやってたのに……感謝すらしないんだな」 聖女パーティの荷物持ち兼回復術師だった俺は、ある日突然パーティを追放された。 理由は「回復魔法のコストが寿命で、もうすぐ死ぬ無能はいらない」という勝手な思い込み。 だが、彼らは知らなかった。 俺の正体が、この世界の生命を司る世界樹の根源そのものだったことを。 俺の寿命は無限であり、俺がパーティにいたからこそ、彼らは「若さ」と「健康」を維持できていたのだ。 「俺がいなくなったら、誰が君たちの老化を止めるの?」 俺がいなくなった途端、聖女たちの身体に異変が起きる。 回復魔法を唱えるたびに、自慢の金髪はバサバサと抜け落ち、肌は土色に。 若さに溺れていた彼女たちは、骨がスカスカになり、杖なしでは歩けない老婆のような姿へと変わり果てていく。 一方、解放された俺は隣国の美少女皇女に拾われ、世界樹の力で枯れた大地を森に変える「現人神」として崇められていた。 「今さら戻ってきて? ……悪いけど、そのハゲ散らかした老婆、誰だっけ?」 すべてを失ってから「俺」の価値に気づいても、もう遅い。 これは、恩を仇で返した連中が、自らの美容と健康を代償に破滅していく物語。
ファンタジー 完結 長編
感想数 3 文字数 152,741 最終更新日 2026.06.09 登録日 2026.04.13
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はっきり言ってカケラも興味はございません☆まもなく書籍化★

はっきり言ってカケラも興味はございません☆まもなく書籍化★
 私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。  病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。  まぁ、好きになさればよろしいわ。 私には関係ないことですから。
恋愛 完結 短編 R15
感想数 384 文字数 131,669 最終更新日 2025.03.17 登録日 2024.11.09
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「予定くらい誰でもできる」と婚約破棄された私ですが、侯爵家では『人をつなぐ才能』だと評価されました

「予定くらい誰でもできる」と婚約破棄された私ですが、侯爵家では『人をつなぐ才能』だと評価されました
「予定調整くらいなら、誰でもできる。」 婚約者のその一言で、私は婚約を解消された。 夜会の席順。 返書の順番。 会談の日程。 贈り物。 ただ予定を並べていただけだと、最後まで思われたまま。 けれど侯爵家で初めて気づいてもらえた。 私が調整していたのは予定ではない。 立場の違う人たちの想いをつなぎ、誰もが気持ちよく前へ進めるよう整えること。 これは、目立たないけれど誰かを支え続けた令嬢が、「人をつなぐ才能」を認められ、その価値が王都中へ広がっていく物語。
恋愛 連載中 長編
文字数 128,062 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.07.24
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世界中が彼女を最強と呼ぶ。―その彼女だけが、俺の方が強いと知っている。

世界中が彼女を最強と呼ぶ。―その彼女だけが、俺の方が強いと知っている。
五年前、世界中に突如としてダンジョンが出現した。 既存資源が急速に減少する一方、モンスターから得られる《魔石》が新たなエネルギー源となり、人類はダンジョン攻略なしには文明を維持できなくなった。 そんな世界で、高校二年生の山田啓太は「落ちこぼれ」だった。 成績は下の中。運動も苦手。能力もろくに開花せず、学校では「のろま」と馬鹿にされ、妹からも疎まれている。 しかし高校二年になった四月、啓太は突然、異世界へ勇者として召喚される。 数々の死闘と成長の末に魔王を討伐し、異世界を救った啓太。 そして地球へ帰還すると――地球では一秒も時間が経過していなかった。 しかも、異世界で手に入れた勇者の力はそのまま。 それでも啓太は力をひけらかすことなく、以前と変わらない高校生活へ戻っていく。 それから一か月。 日本最強の女性クラン《白百合騎士団》を率いる、世界最強の聖騎士・城川姫香は、謎の転移陣によって未知の領域へ飛ばされる。 そこで遭遇したのは、人類の戦術がまるで通用しない獰猛なイレギュラー・ドラゴン。 仲間を逃がすため、姫香はたった一人で殿を務める。 一時間に及ぶ死闘の末、血まみれになり死を覚悟した姫香。 その前に突然、一人の少年が現れた。 「危機一髪だったな」 世界最強の姫香が命懸けで食い止めることしかできなかった怪物を、少年はあっさりと撃破する。 「待ってください! せめて、お名前を……!」 「山田啓太」 そう名乗って、少年は去っていった。 これは、誰にも知られず異世界を救って帰還した落ちこぼれ勇者と、その本当の強さを知ってしまった世界最強の少女の物語。
ファンタジー 連載中 長編
感想数 6 文字数 97,163 最終更新日 2026.09.07 登録日 2026.08.27
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初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました

初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。 彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。 けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。 セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。 夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
恋愛 完結 短編
文字数 12,593 最終更新日 2026.08.16 登録日 2026.08.16
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【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。

 リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。 「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」  今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。 「そう……。」  マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。    明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。  リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。 「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」  ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。 「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」 「ちっ……」  ポールは顔をしかめて舌打ちをした。   「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」  ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。 だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。 二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。 「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
恋愛 完結 短編 R15
文字数 80,997 最終更新日 2023.09.15 登録日 2023.06.10
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悪役令嬢のその後。

 王太子アレクサンドルの婚約者であるリディアはある時、異母妹サラディアの存在を知る。異母妹は、父に疎まれるリディアにも優しい天使のような子であった。  そんな異母妹と婚約者が恋に落ちる瞬間を目の当たりにしたリディアは、愛する二人のために悪役になることを決める。  ついに自らの評判を落とし悪女になったリディアはそれまでの名を捨て、王妃にもらったペンダントに書かれたオリヴィアという名で生きることに。  リディアからオリヴィアに生まれ変わった彼女に待っていたのは、ピンチを救ってくれた旅人アデルとの楽しい毎日。旅をしながら働いたり友人ができたり。果たして彼女は旅の果てに何を見つけるのかーー。
恋愛 連載中 長編
文字数 51,714 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.04.21
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「あいつは男友達のようなもの」と言い張る婚約者に同じことをやり返した結果

『お前はしっかりしているから』 その言葉を聞くのは、これで何度目だろうか。 ルチアの誕生会の最中、「ミレーナが熱を出した」と聞いて途中で立ち去った時も。 伯爵家が主催した夜会で、ミレーナを「エスコートの練習」と称して連れ歩き、ルチアを壁際に放置した時も。 彼女が体調を崩して静養していた時に、一度も姿を見せずミレーナと乗馬に出かけていた時も。 彼は常に「お前はしっかりしているから」「あいつは手がかかる男友達だから」という言葉で、ルチアの我慢と配慮を当然の権利として踏みにじってきたのだ。 ――でも、もう結構。 こんな婚約者は要りません。
恋愛 完結 短編
文字数 37,860 最終更新日 2026.08.07 登録日 2026.08.07
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婚約破棄を受け入れた瞬間、王太子殿下が青ざめました

王都でもっとも華やかな春の夜会。その中央で、王太子エドワードは冷ややかな目を婚約者へ向けていた。 「リリアーナ・フォン・アルベルト公爵令嬢。君との婚約を、ここで破棄する」 会場が一瞬で静まり返る。 リリアーナは淡い金髪を揺らし、静かに王太子を見つめ返した。 「理由を、お聞きしてもよろしいでしょうか」 「理由など明白だ。君は嫉妬深く、心が狭い。それに比べ、私は真実の愛を見つけた」 そう言ってエドワードが隣へ引き寄せたのは、男爵令嬢のセシリアだった。
恋愛 完結 長編
文字数 14,653 最終更新日 2026.07.30 登録日 2026.07.30
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「光るだけの役立たず」と追放された聖女ですが、国中を守る結界だったようです。~龍神の国で皇帝陛下とカフェを開いたので、勝手に滅んでください~

サンクレール王国の聖女ロゼットは、目に見える奇跡を起こせないという理由で、第一王子ルイや後輩聖女シルヴィアから「光るだけの役立たず」と罵られ、婚約破棄の末に追放されてしまう。しかしロゼットの祈りの光こそが、魔物から国を守り続けていた結界だったことを彼らは知らなかった。雪のなかドラグニル皇国の皇帝エリックに救われたロゼットは、その類まれな神気を尊ばれて念願のカフェを開き、彼の寵愛を受ける。一方、結界を失ったサンクレール王国は魔物の侵略で崩壊寸前。見苦しく命乞いをする元婚約者ルイを前に、ロゼットとエリックが下した決断は――。
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 26,232 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.09.04
98 レンタルあり

処刑された悪役令嬢は、時を遡り復讐する。

処刑された悪役令嬢は、時を遡り復讐する。
「このバイオレットなる者は王太子であるフェルトの婚約者でありながら、そこにいるミーア・アバズン男爵令嬢や隣国の王太子にロールアウト王国が禁止している毒薬を使って殺害しようとしたのだ。これは我が王家に対する最大の裏切り行為である。よって、これより大罪人バイオレットの死刑執行を行う」 そして、私は断頭台で首をはねられたはずだった しかし、気づいたら私は殿下の婚約者候補だった時間まで時を遡っていたのだった……
恋愛 完結 長編 R15
感想数 350 文字数 145,296 最終更新日 2022.04.27 登録日 2021.05.28
99

「君は完璧だから、放っておいても大丈夫」と笑った夫。~王宮から私が去ったあと「愛していた」と泣きついても、もう手遅れです~

「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」 夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。 王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。 「左様でございますか」 彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
恋愛 完結 短編
文字数 52,522 最終更新日 2026.02.20 登録日 2026.02.10
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この無能!仕事が遅いぞ!と罵られた公爵令嬢は、婚約破棄されて自由を手に入れる。今まであなたの仕事もしていたのは私ですよ~どうなっても知りませ

未来の王太子妃として、幼い頃から厳しい教育を受けてきた公爵令嬢アリーゼ。 礼儀作法、外交、経済、法律――国の未来を背負う覚悟で、毎日努力を重ねていた。 ところが婚約者である王太子ランスロットは、そんな彼女に自分の仕事まで押しつけるようになる。 「これくらいできないようでは、王太子妃など務まらないぞ」 睡眠を削り、学院にも通えなくなっていくアリーゼ。 一方、ランスロットは学院で愛らしい男爵令嬢シャルミナと親しくなり、彼女を「優しい」と褒め続ける。 「シャルミナは、私の気持ちを分かってくれる」 誰もが、王太子に愛されるシャルミナと、仕事もできないアリーゼを比べるようになっていった。 しかし――すべては仕組まれていた。 アリーゼが無能に見えるよう、王太子の側近レオポルドが密かに仕事を押しつけていたのだ。 そしてついに、アリーゼは王太子妃の座を失うことになる。 けれど彼らはまだ知らない。 必死に努力してきたアリーゼが、本当は誰よりも優秀な令嬢だったことを。 婚約破棄のその日から、アリーゼの人生は大きく動き始める――。 そして、彼女を見下していた王太子たちは、自分たちが何を失ったのかを思い知ることになる。
恋愛 連載中 長編 R18
感想数 11 文字数 36,790 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.09.06
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やり直したのは幸せな未来を掴むため

薬作りを生業にする伯爵家の娘のランタナは、難病の娘の薬を求めた公爵家の嫡男ダリアンと婚約する。 愛する女性との婚約を邪魔されたと恨みをぶつけてくるダリアンに傷つくも、懸命に生きる妹ブルーベルと仲良くなり、薬師になって彼女の病を治そうと支え続けた。 そして、新薬のおかげでブルーベルは一時は元気になったものの、あっけなく命を落とした。 親友の死を悲しんでいると、気がつくと婚約を結ぶ時に戻っていた。 ランタナは一度目の記憶と隣国で知り合った友人の手を借りて、最愛の親友を助けて夢を叶えると誓い、幸せを掴むために動き出した。 しかし、ダリアンが邪魔をしてきて――。 *毎日18時更新です。医療や病気についてはふんわり設定です。
恋愛 連載中 短編
文字数 10,151 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.09.06
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皇后マルティナの復讐が幕を開ける時[完]

マルティナには初恋の人がいたが 王命により皇太子の元に嫁ぎ 無能と言われた夫を支えていた ある日突然 皇帝になった夫が自分の元婚約者令嬢を 第2夫人迎えたのだった マルティナは初恋の人である 第2皇子であった彼を新皇帝にするべく 動き出したのだった マルティナは時間をかけながら じっくりと王家を牛耳り 自分を蔑ろにした夫に三行半を突き付け 理想の人生を作り上げていく
恋愛 完結 ショートショート
文字数 15,895 最終更新日 2024.04.17 登録日 2024.04.10
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​愛人を正妻にすると言われたので、すべてを引き上げて家を出ます

親同士の取り決めで、多額の借金を抱えるガーランド伯爵家に嫁いだアニエス。 彼女は妻としての責務を果たすため、数年がかりで領地の財政を立て直した。 しかし当主である夫のレオンハルトは、彼女の血の滲むような努力を軽んじ、すべてを自分の手柄のように振る舞っていた。 ついには、愛人を本妻に据えるため、アニエスに一方的に離縁を突きつける。 「喜んでお受けします。その代わり――」 静かに離縁を受け入れたアニエスは、一つの条件を出す。 自身が育て上げ、伯爵家を支え続けていた商会の権利と、有能な人材をすべて引き連れて屋敷を去るということを。 そしてアニエスが去ってから、ガーランド家は急速に傾き始める。
恋愛 完結 短編
文字数 89,535 最終更新日 2026.07.01 登録日 2026.05.28
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「更新は、いたしません」〜白い結婚五年目、満了まであと三十日〜

結婚して五年、アメリアが夫オズワルドと交わした会話は、用件だけだった。 「妻は、よくできた調度のようでいてくれればいい」と言われた契約結婚。それでも五年、家政も、社交も、領地の調停も、夫の妹の支度も、アメリアは全部きちんと回してきた。契約とは、果たすものだから。 満了の三十日前の朝、夫は手紙の束から顔も上げずに言った。「更新の書類、いつものように任せていいか」 「更新は、いたしません」 その日から、伯爵家の何かが毎日ひとつずつ止まっていく。夫が五年間、見ようともしなかったものの形に沿って。 隣領の伯爵レナードだけが、満了の「その後」の話をしたがっている。 あと三十日。アメリアは指折り数えて、満了の日を楽しみに待っている。
ファンタジー 連載中 長編
感想数 10 文字数 81,089 最終更新日 2026.08.23 登録日 2026.08.05
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【※追記】「愛人を作りたい? もちろん構いません。ただし、私にも同じ権利をください」と言ったバカな令嬢は自滅しました

幼馴染の公爵令嬢は、昔から私の持っているものをなんでも欲しがった。 バッグも、髪飾りも、親友も、そして婚約者までも。 何もかも奪われ続けた私だったけれど、彼女が望んだ王太子との結婚には、とんでもない条件がついていた。 「俺が愛人を作ることも許してもらわないとな!」 すると彼女は笑って答えた。 「もちろん構いません。ただし、私にも同じ権利をください」 ――二人の結婚が、すべての始まりだった。
恋愛 完結 ショートショート
感想数 1 文字数 2,580 最終更新日 2026.09.07 登録日 2026.09.05
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【完結】「見るだけで不快だ」と言われましたので、田舎町で暮らすことにしました

「君は顔も心も醜い。見るだけで不快だ」 初夜の晩、寝室でアメリシアは夫からそんな言葉を吐かれただけでなく、これから三人で眠ると宣言された。もう一人はアメリシアの親友、クージアだった。 アメリシアが夫のモレイブと婚約したのは七年前。親友と出会ったのは十年前。 十年の友情は、結婚式を挙げた当日に失われた。 そして、次の日に聞かされたのは両親の訃報。 アメリシアは、どんなに辛くても両親の分も生きて幸せになると決め、そんなに自分のことを見たくないのなら、モレイブと離婚し、彼と絶対に会うことのない田舎町で暮らしていくことにした。 離婚届を置いて去ったアメリシアは、田舎町で苦労しながらも、幸せを見つけていくのだが、モレイブはあんなことを言っておきながらも、アメリシアと離婚する気はなく――。
恋愛 完結 短編 R15
感想数 76 文字数 86,934 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.01
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どうにもならないことなので、お気になさらず

 婚約破棄を申し込んで来たローズナの婚約者エルラークは、以前から王女と仲が良いと噂があった。  妖精の祝福で16歳で死を迎える予定のローズナは、いろいろなモノを諦めていたが、ある時生きる決意をする。 (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
ファンタジー 完結 短編
感想数 0 文字数 27,530 最終更新日 2026.09.07 登録日 2025.08.12
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【本編完結】婚約者は病弱な令嬢だけを選び続けました。もう十分ですので婚約をお返しします

「リゼットは強いから大丈夫だろう」 その一言で、私の心は終わってしまいました。 侯爵令嬢リゼットは、公爵家次期当主セドリックの婚約者。 しかし彼は、病弱な伯爵令嬢クラリスを優先し続け、約束も、公務も、社交界で隣に立つことさえ、すべて彼女へ譲っていきます。 「彼女は病気なのだから仕方ない」 「君だけは理解してくれ」 そう言われるたび、私は笑って我慢してきました。 けれど、誰も私を選んではくれなかった。 だから私は静かに婚約を返上し、公爵家を去ります。 すると、私が陰で支えていた公爵家の経営と人脈は少しずつ崩れ始め、彼らはようやく私の存在の大きさに気付きます。 一方、新天地で出会った侯爵カシアンは、私の能力だけでなく、一人の女性として私を大切にしてくれました。 「もう一人で耐えなくていい」 その言葉に救われた私は、新しい人生を歩き始めます。 今さら「戻ってきてほしい」と言われても、もう遅いのです。 これは、誰よりも我慢し続けた令嬢が、本当に自分を大切にしてくれる人と幸せになり、彼女を失った人々だけが静かに後悔していく逆転ラブストーリーです。
恋愛 連載中 長編
感想数 33 文字数 174,437 最終更新日 2026.08.09 登録日 2026.07.13
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妹に婚約者を譲りましたので、契約の更新はいたしません

「お姉様は、魔力が高いだけで、可愛げがないもの」 妹はそう言って、わたくしの婚約者の腕を取りました。両親も止めませんでした。「シャルロットのほうが社交に向いている。譲りなさい」と。 わかりました。譲りますわ。 ただしお父様、婚約と一緒にお願いされた「魔力供給契約を残していけ」の件——あの契約、一年ごとに双方の署名で更新される決まりですのよ。領地の防護結界も、三十七の村の水路も、坑夫四百人の鉱山の換気も。 十六歳のわたくしが、自分で条文を書きましたの。いつか逃げられるように。 次の更新日は、来年の春分でございます。 ……ええ、村と鉱山は守りますわ。各村と直接契約いたしますもの。 守らないのは、家だけですの。
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感想数 9 文字数 18,760 最終更新日 2026.08.18 登録日 2026.08.15
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幼馴染が夫を奪った後に時間が戻ったので、婚約を破棄します

バハムス王子の婚約者になった私ルーミエは、様々な問題を魔法で解決していた。 結婚式で起きた問題を解決した際に、私は全ての魔力を失ってしまう。 中断していた結婚式が再開すると「魔力のない者とは関わりたくない」とバハムスが言い出す。 そしてバハムスは、幼馴染のメリタを妻にしていた。 これはメリタの計画で、私からバハムスを奪うことに成功する。 私は城から追い出されると、今まで力になってくれた魔法使いのジトアがやって来る。 ずっと好きだったと告白されて、私のために時間を戻す魔法を編み出したようだ。 ジトアの魔法により時間を戻すことに成功して、私がバハムスの妻になってない時だった。 幼馴染と婚約者の本心を知ったから、私は婚約を破棄します。
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文字数 48,849 最終更新日 2022.09.28 登録日 2022.07.09
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キャスリン  ーまたは婚約破棄された公爵令嬢の華麗なる復讐ー

侯爵令嬢のキャスリンは幼い頃からの婚約者である王太子に、学園の中庭で、衆人環視の元、突如婚約破棄を告げられる。傷心の彼女は婚約解消を受け入れる。両親のもとに帰った彼女は、父公爵に「欲しいものができた」と微笑んで…。 他のサイトにも投稿しております。
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感想数 0 文字数 8,809 最終更新日 2022.04.28 登録日 2022.04.28
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【完結】二度あることは三度ある ―仏の顔も三度まで。もう私は、あなたの妻には戻りませんー

「君だけを愛している。」 夫は嘘をついていなかった。 私を誰より愛し、誰より大切にしてくれる。 記念日を忘れず、体調を崩せば付き添い、「そばにいて」と言えば必ず隣にいてくれる。 それなのに――三度、他の女性と関係を持った。 「困っている人を放っておけなかった。」 夫はそう言って泣き、周囲も口をそろえる。 「奥様を一番愛しているんだから。」 「魔が差しただけ。」 「許してあげなさい。」 ……違う。 私は、愛されたいんじゃない。 裏切られたくないだけ。 夫の三度目の不倫で伯爵家は没落の危機に陥る。 助けを求める夫と義家族へ、私は静かに二つの選択肢を突きつけた。 ――私の資産で家を救う代わりに、離縁するか。 ――それとも家と運命を共にするか。 どちらを選んでも、私はもうあなたの妻にはならない。 これは、「愛」と「誠実」は違うのだと知った一人の女性が、自分で自分の幸せを選び直す物語。
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文字数 151,304 最終更新日 2026.07.28 登録日 2026.07.01
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最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
第二王子カイルの婚約者、公爵令嬢スカーレットは舞踏会の最中突然婚約破棄を言い渡される。 王子が溺愛する見知らぬ男爵令嬢テレネッツァに嫌がらせをしたと言いがかりを付けられた上、 大勢の取り巻きに糾弾され、すべての罪を被れとまで言われた彼女は、ついに我慢することをやめた。 「この場を去る前に、最後に一つだけお願いしてもよろしいでしょうか」 乱れ飛ぶ罵声、弾け飛ぶイケメン── 手のひらはドリルのように回転し、舞踏会は血に染まった。
恋愛 連載中 長編 R15
文字数 1,200,373 最終更新日 2026.09.08 登録日 2018.04.10
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「真実の愛」で婚約破棄ですか? ごめんなさい、わたくし男性を愛したことがないので、さっぱりわかりませんの

十歳で殿下の婚約者に選ばれてから、男性の方と親しくする余裕などまるでなかったものですから。 はい。殿下の起床より先に毎日のスケジュール確認を行い、午後は殿下の政務の代理、夜になればサロンで遊ぶ殿下を連れ戻しに行かねばなりませんでしたから……正真正銘、男性と親しくする時間など微塵もございませんでしたし、そんな時間があるなら休んでいたかったのです。「私という立派な婚約者がありながら」などと言われましても……。
恋愛 完結 短編
文字数 10,693 最終更新日 2026.08.27 登録日 2026.08.26
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「君の代わりはいくらでもいる」そうなので、もう婚約者を降りさせていただきます

伯爵令嬢クラリスは、侯爵家嫡男アレクシスの婚約者になってからというもの、彼のために努力を重ねてきた。 社交界での根回しも、帳簿の整理も、取引先との交渉も。 表に立つアレクシスの陰で、クラリスはいつも彼を支え続けた。 けれどなにかある度、アレクシスはクラリスよりも、可愛らしい遠縁の男爵令嬢ミリアを優先する。 クラリスの献身は、彼女が勝手にやっているだけだと、まともに見ようとしない。 婚約者として、黙って耐えていたクラリスだったが、そんな彼女にアレクシスは悪びれもせず言い放つ。 「君の代わりはいくらでもいる」 その瞬間、クラリスは静かに彼を見限った。 ――それならもう、彼を支える必要はない。 クラリスの支えを失ったことで、アレクシスの立場は徐々に落ち込んでいく。 そして彼は思い知る。 自分が誰に支えられて、立てていたのかを。
恋愛 完結 短編
文字数 98,383 最終更新日 2026.07.25 登録日 2026.06.22
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追放されたので、祝福はすべて回収いたします

「聖女エルシーを、国外追放とする」 罪状は、真冬の夜に許可なく子どもを治したこと。追放に賛同する署名は、四十三家。 わたしは弁明のかわりに、署名簿をじっと見つめました。 「お名前を、覚えておこうと思いまして」 誰も知らないことがひとつあります。聖女の祝福は「渡したら終わり」ではなく、細い糸でわたしと繋がり続けている。——手繰り寄せれば、戻るのです。 退去の期限は三十日。回るには、じゅうぶんですわ。 豊穣も、商運も、健守も。十年分の台帳と照らし合わせて、署名した家から順番に、一軒ずつ。 「ごきげんよう。祝福を、返していただきに参りました」 ただし——子どもと病人にかかっているものは、一件も引きません。回収とは、そういうふうに、するものですから。
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感想数 25 文字数 22,127 最終更新日 2026.08.15 登録日 2026.08.11
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もう、鍵はお返しします

落とし物は、いつも私のところに来る。 王城の遺失物保管室を預かる公爵令嬢セラフィナは、十年間、城で落とされたものをすべて台帳に記してきた。 ハンカチ、片方だけの耳飾り、開封されない手紙。誰が、いつ、何を落としたのか。 婚約者である王太子から「記録係の分際で」と婚約を破棄されたその日、彼女は何も言い返さなかった。 「もう、鍵はお返しします」 さようなら、十年いた部屋。 誰も困ればいいと思ってしまう私は、性格が悪いのだろうか。
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感想数 1 文字数 107,004 最終更新日 2026.09.07 登録日 2026.08.22
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『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた

侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
ファンタジー 完結 短編
感想数 11 文字数 9,553 最終更新日 2026.04.14 登録日 2026.04.14
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騎士志望の伯爵令嬢ですが、小さな紳士の公爵令息のもとで恋と仕事に邁進します!

ノッカス公爵家の嫡男で現在7歳のルイス様の専属メイドとして働いている私、フィリア・ノイズは、ある日、婚約者から「婚前交渉をさせてもらえないから」という理由で婚約破棄されてしまう。 失恋した私を慰めるために、ルイス様が紹介してくれたのは、ルイス様の護衛騎士のひとりで、伯爵の爵位を授かっているキーファ・アットン。 新しい恋をする気はなかった私だが、元婚約者や浮気相手の女性に絡まれていくうち、アットンが気になり始め―― ※過去作の改稿版ですが、設定が変わっております。
恋愛 連載中 長編
感想数 24 文字数 209,162 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.07.20
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“5分”で読めるお仕置きストーリー

休憩時間に、家事の合間に、そんな“スキマ時間”で読めるお話をイメージしました🌟 基本的に、それぞれが“1話完結”です。 甘いものから厳し目のものまで投稿する予定なので、時間潰しによろしければ🎂
大衆娯楽 連載中 ショートショート
感想数 4 文字数 234,599 最終更新日 2026.08.01 登録日 2020.08.01
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