歴史小説一覧
時は戦国、動乱の時代。
日々戦乱を繰り返している日ノ本で台頭していたのは、自らの武芸を磨き高め、巧みに生きていた武士たち。自身が仕える家の発展、自分の家の発展、生き残るため、様々な目的を持って必死に考え生きようとする武士たちの姿があった。
今あなたが戦国時代にタイムスリップしたら、どう生きていく?
農民として慎ましやかに年貢を収め続ける? 農民から天下人へ? どこかの家に仕官して武士として散る? 文官となってひたすらやって来る他勢力からの使者の応対に追われる日々を送る? 仲間と下克上を試みて一大勢力を築こうとする? 海軍を作って海の覇者となる? 仏僧としてひっそりと生きる? キリシタンになる? ……その答えは無限にある。これは、その答えの1つである。
歴史好きの中学生、磯貝拓海はある日突然戦国時代にタイムスリップしてしまった。織田信長に助けてもらい、わけも分からないまま信長に会ってみるとなんと彼もタイムスリップしてきた未来人だった。二人は史実での信長通り、天下統一を目指すことにする。次々と現れる敵勢力に戦。未来人二人で戦国時代を生き抜くことは出来るか?
文字数 9,337
最終更新日 2023.04.30
登録日 2022.12.25
日ノ本統一は、崇神陛下に始まり、神功陛下の御代に完成する、北は陸奥から南は薩摩、東は常陸で西は半島を征したのが、神功陛下の御代である。
武士の始まりは、国軍に専業戦士が組み込まれる「|健児《こうでい》制」が、始まりであったと考えられる。「|健児《こうでい》制」が組み込まれるのは、国軍が敗北し、アジア情勢を大きく変化させた、「白村江の戦い」に端を発している。
こういった状況を前提として、鎌倉武士の御伽噺として、描いていきたいと思います。
文字数 2,233
最終更新日 2021.10.22
登録日 2021.10.20
かの有名な、平安朝の政治家であり、文人でもあった、菅原道真に関して、短編小説を一作書き綴りました。原稿用紙4枚程度で、まとまりました。絶対的に史料が少なく、書きづらい人物だったのですが、一応、物にしてみました。第9回歴史・時代小説大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 1,453
最終更新日 2022.05.03
登録日 2022.05.03
「そう簡単にこの世の終り<ワールドエンド>なんて言うもんじゃない。早く立ち上がれ、そして目の前を見てみたまえ。君の後ろに死体があっても、君の前には死体は一つも転がっていないだろう。乗り越えて来たんじゃないか、戦友」
毎日夢の中で繰り返される戦争の記憶。それは平成生まれであり、同じ戦争とはいえ「受験」という名の戦争をしているだけの男子高校生。柚木昇(ゆのきのぼる)には全く関係のない記憶だった。あまりにも執拗に映し出される夢に、昇は受験勉強も含め夢の記憶を頼りに戦争の歴史を学び始めるが、どうやら過去に実際にあった戦争ではないらしい。可能性として、「異世界」という世界が本当に存在するのなら…?と昇は仮説を立て、様々な想像を掻き立てる毎日を送るようになる。
ある日、戦争について引き続き学ぶために図書館に行こうとする昇の前に、一人の男が立ちはだかる。
「メッセージを受け取ってくださったのはこの地球上であなただけです。どうか、我々の世界の戦争を止めてほしい」
そう言って目の前で土下座をしてまで頼む男は、ぼろぼろの兵隊服を着ていた。
その瞬間、昇はいつもの図書館の前から男と共に忽然と姿を消してしまった―――。
ごくごく普通の男子高校生が、異世界の戦争を止めるために奔走する物語。物に囲まれ豊かな生活を送ってきた現代の日本人ができることは一体何なのか。
リハビリ小説第一作目。アクション要素を盛り込みたくてどうしようかなと思ったら戦争しか出てこなかったんです許してください。
文字数 5,126
最終更新日 2017.06.09
登録日 2017.06.06
中務省・陰陽寮の学生である賀茂保憲が帰宅すると、妻の気色がひどく悪い。
話を聞けば、預かっている子供が女房に悪戯をしたということだった。
若き日の賀茂保憲は預かっている子供・安倍晴明の元へ行き――、そして……。
Twitterの「#歴創版日本史ワンドロワンライ」というタグで「師弟」をテーマに書かせていただいた掌編になります。
文字数 2,492
最終更新日 2020.04.20
登録日 2020.04.20
天保三(1832)年刊、滝沢馬琴外編纂の「兎園小説 余録」より。
当時、巷で話題となった奇談や珍談を収集する会「兎園会」に寄せられた話を滝沢馬琴が編纂した「兎園小説」の続編。
そこからバイセクシャルに関するお話をチョイス。
短いです。
文字数 1,421
最終更新日 2020.05.07
登録日 2020.05.07
文字数 4,000
最終更新日 2023.05.20
登録日 2023.05.20
木下静太郎(きのした せいたろう)は普通の人物。それなのに父親がさっさと隠居してしまい、20歳で家督を継いで国家老にされてしまった。
仕えるのは1万石の弱小大名で財政は厳しい。殿は静太郎の弟に執心で政治に無関心。殿の弟も形式ばったことが苦手で政治には不向き。江戸家老は政治よりも娘が大事。
気苦労の絶えない静太郎の日常。
文字数 12,516
最終更新日 2021.06.04
登録日 2021.05.28
1570年5月24日、織田信長は朝倉義景を攻めるため越後に侵攻した。その時浅井長政は婚姻関係の織田家か古くから関係ある朝倉家どちらの味方をするか迷っていた。
文字数 994
最終更新日 2022.09.11
登録日 2022.09.11
※歴史の人物名や史実も出ますが、全く異なります。
※素敵なイラストは毒島ヤコ様に作成して頂いたものです。
※著作権は毒島ヤコ様にあり、無断使用・無断転載はお控えください。
あの苦しかった頃、私は何も望んでなかった。
何も考えられなかった。
それでも私は助けて貰えた。
あんな環境から救って貰えた。
どうにか保護して貰えた。
それでも私は一切、忘れてねぇ…
だから武術の全て習得を頑張った。
今なら絶対あのクズ共程度に負けねぇ…
もう我流でも充分だ!!
忘れてねぇからこそ私は、もう決めたんだ。
誰も愛さねぇ。
誰も選ばねぇ。
誰も信じねぇ。
誰も望んでねぇ。
誰も求めてねぇ。
勿論、助けてくれた事や人達へ感謝してる。
通院も含めて、まぁ…
一応、メンタルも病んでる自覚はしてっけど?
もう充分、一人で生きてけんだ!!
それなのに今度は…
おい、おい、待てよ!?
タイムスリップだぁ!?
更に、あり得ねぇだろ!?
もう言われる事すら何も判らねぇ…
命の価値だぁ?
生きる意味だぁ?
皆の中に居る幸せだぁ?
今更、全て判らねぇよ!!
だから…
私に触れるな。
私に近付くな。
私に踏む込むな。
私は思い出したくもねぇ!!
私が誰かを、かぁ?
信じねぇ。
愛さねぇ。
命すら関係ねぇ。
しかも歴史までなら尚更、判る訳ねぇだろうがぁ!!
最初は唯一の優しい祖母が、私にくれた『宝物』からだった。
そこで、なぜか出会う。
過ごす中でも様々を悩む中でも何も判らない。
時代での違いで困惑する中に探す物。
それは『唯一の宝物』でもなかった。
本当に探すべきは『幸福』をだった。
でも、そんなん知らねぇ!!
考えた事すらねぇ!!
私の命に価値すらねぇ!!
それなのに何でだぁ!?
判らないからこそ私は必死に拒絶する。
でも言われる様々な言葉。
もう全てが衝撃的だった。
現代から過去へとタイムスリップした深い闇を抱える少女。
その傷も癒す為、また誤ちへとしない為。
歴史上の有名人達すら動き出す。
「もう誰からも…
傷付けない!!
痛くしない!!
そして…
守る事を!!
助ける事を!!
必ず救い出すのみ!!」
だったら、私は…
「もう歴史すら変えてやらぁ!!」
命の価値、本当の意味、未来に託す事を。
求めるからこそ選ぶ答えへ。
信じて愛する幸福を、探す物語を。
そして新たに芽生える恋愛を。
文字数 585,636
最終更新日 2021.07.03
登録日 2021.06.06
ケチと言われた家康の代わりに豪遊してやろうと転生した結果。ただ単に貧乏なだけだった。
文字数 19,899
最終更新日 2018.09.02
登録日 2018.08.12
遊び人は、流れ流れて、天下布武を夢に見た男の地へとやってきました。
悠久の時を越えて、「賽は投げられた"Alea jacta est" or "The die is cast"」のであります。
そんな「遊び人」のお爺ぃが描く、ちょっと替わった歴史噺を書いてみました。
ブログ記事の改訂転載だったりもします。更新しておりません。m(__)m
元ネタブログ
http://sugc.cocolog-nifty.com/nari/
文字数 685
最終更新日 2018.08.03
登録日 2018.08.03
伝承では聖ペテロの墓の上に建てられたとされるサン・ピエトロ大聖堂。その再建がルネサンス期にある15〜16世紀に行われましたが、その建築の経緯は、いわば「人」の物語でもあったといえます。ミケランジェロを筆頭として、人類史に残る芸術家がときに熾烈にぶつかり、ときに賞賛を持って称え合ったその模様を「人」にフォーカスをあてて短編小説にしました。/
《一》フィレンツェ共和国第2書記局書記官マキアヴェッリ/
《二》ローマ教皇ユリウス2世/
《三》建築家ジュリアーノ・ダ・サンガッロ/
《四》建築家ドナート・ブラマンテ/
《五》彫刻家にして貴族ミケランジェロ・ブオナローティ/
初出:Circle Trebuchet Vol.3「二つの聖地」(2013年、C84新刊)を一部改稿
文字数 6,840
最終更新日 2023.01.06
登録日 2023.01.06
時は戦国。天下の覇権を求め、幾多の武将がしのぎを削った時代。
京で小料理屋を母や弟と切り盛りしながら平和に暮らしていた吉乃。
ところが、城で武将に仕える事に…!
文字数 23,223
最終更新日 2021.08.06
登録日 2019.01.27
―― ヤツだ! 間違いない!
我が義父の仇 ―― 本間宗太郎だ!
数年前、原田新之助の義父で、藩主の剣術指南役であった原田半平太が、御前試合で宗太郎に敗れ、腹いせにと門弟とともに宗太郎の道場を襲ったのだが、本間家の秘剣である『白雨』を使って返り討ちにあい、宗太郎は出奔してしまう。
武士の面目として娘の綾乃が仇をとらねばならぬが、女ひとりの身ではと、婿様子に入った新之助とともに宗太郎を捜して敵討ちの旅にでたのだが………………
文字数 23,091
最終更新日 2021.01.21
登録日 2021.01.21
新たな世界が作られた。それは黄金に輝く宝石の世界であった。そこには無数に光る、天の代物の数々と、無限に繰り返される、世界の謎の中にいくつもの時間と、時代を探して巻き起こした。世界の真意を授けた。頼光達は、また新たに世界の不思議に迫る。
文字数 1,443
最終更新日 2023.12.02
登録日 2023.12.02
あらすじ
ときは、天正十年、の六月。
たまたま堺にきていた、出雲の阿国とその一座。それがまきこまれてゆく、冒険の物語。
ことのおこりは、二年に一度、泉州の沖にある島の山寺で、厄祓いにみたてた、風変わりな荒行(ひとは、それをぶちりと呼んでいる)がおこなわれる。
それが、こたび島の荒行では、ほとんどのひとが戻らなかった。やがて、うわさがささやかれた。
この荒行は、なにかある。
呪われておる。もののけがおる。闇から死人が、おいでおいでする。
人々は怖れた。
寺は、これを鎮め、まさに島の厄祓いをするために、ひと集めをはじめた。
かつて、阿国一座にいた鈴々という、唐の娘が、そのひと集めにいってしまったことから、事件に阿国と、その仲間達が巻き込まれてゆく。
はたして、島では、景色を自在に操るもののけ、唐のキョンシーらしきもの、さらに、心をのぞける、さとりや、なんでも出来るという、天邪鬼らが現れ、その戦いとなります。
時代劇ではお馴染みの、霧隠才蔵や、猿飛も登場します。
どういう、展開となるか、お楽しみください。
文字数 268,143
最終更新日 2020.07.19
登録日 2019.11.27
蒼玉剣人は、少しだけ特殊な家に生まれたこと以外はごく普通の高校二年生。
夏休みに入った彼には、目前にニつの大きなイベントが控えていた。
高校総体予選と神社の夏祭りだ。
中学から始めたフェンシングは、優勝候補の一角と目されるほどの腕前にまでなった。
今日も夏休みを返上して練習に励んだ。
夏祭りは、彼の生まれた家が千年を超える歴史を持つ神社で、その重要な大祭である。
長男の彼は物ごころのつく前から手伝わされて、気がつけば神前神楽も舞えるし笙も吹ける万能神主になっていた。
その彼が、夏祭りの御山詣の最中に事件は再び起こった。
文字数 141,307
最終更新日 2017.04.28
登録日 2017.01.29
時は江戸。将軍家光の時代、上野に診療所を開く顔立ちが整った男は何故か刀を持っている。
何を隠そうこの男は、医師でありながら将軍家縁者であったのだ。
この作品はフィクションです
この作品は通常毎週土曜日更新です。
文字数 23,932
最終更新日 2021.06.30
登録日 2020.02.22
『〝未来の神話〟口語版、第七作!』
銀河系を統一した〝先帝〟種族が、帝国の衰退を前に下した決断とは……。
この作品は「Lucifer(ルシファー)」シリーズの一編、
「決断」の口語体バージョンです。
Roselia 『 Neo-Aspect 』
https://www.youtube.com/watch?v=VQW6XmAPMcI
フェアリースターズ 『 Fairy Tale じゃいられない 』
https://www.youtube.com/watch?v=ypfy3qljNFc
David Bowie 'Ziggy Stardust' Live Tokyo 1978
https://www.youtube.com/watch?v=joUCFUsPfVY&list=RDMMjoUCFUsPfVY&start_radio=1
に刺激を受けて、書き直しました。
意思は強いが猫にはヨワい(笑)ゆきなさんは、
神……もとい、〝先帝〟種族。
純真なあこたんは、名犬グラッシー。
優しいりんりんは、忠臣サタンちゃん。
ストイックな紗夜ちゃんは、軍事種族アスタロト。
フレンドリーなリサ姉は、外交種族アドラメレク。
あるいは、真面目な静香ちゃんとクールな紬ちゃんは、
魔夜峰央先生の作品に出てくる、
アスタロトとベールゼブブ(バールゼブル)のよう。
短髪のジュリアちゃんとおシャレな恵美ちゃんは、
技術と産業でサタンを支えたストラスとアスモデウスのよう。
一人だけ瞳が茶色の志保ちゃんは、
種族対立を克服した銀河系外周種族ベールのよう。
デビッド・ボウイの『Black Star』を見た後に、
『Ziggy Stardust』を見つけた時は、
懐かしくて涙が出てしまいました。
奇想小説から文明理論まで湧き出すような、
素敵な刺激を与えてくれる、文化的作品に感謝します。
神や悪魔は人間自身の理想像や拡大像であり、
特に悪魔は災害や疫病、戦争や犯罪などの象徴でした。
しかし今、人間は神魔の如き技術の力を持ち、それらは自己責任になりつつあります。
我々は、〝責任ある神々〟になるべきだ(Y.N.ハラリ)とも言われます。
現代の神話とは、我々自身の心の内なる天使の独善を戒め、
悪魔さえ改心させるような技術と政策を活用し、
全てを活かして生き抜く物語なのかもしれません。
近年は、そのような作品も増えているようです。
ご興味がおありの方は、『Lucifer(ルシファー)』シリーズの他作品や、
『文明の星』理論(仮説)についてのエッセイもご覧いただけましたら幸いです。
文字数 2,267
最終更新日 2020.06.10
登録日 2020.06.10
※猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~という作品の外伝です。猿の内政官の息子の続編です。全十話です。
猿の内政官の息子、雨竜秀晴はある日、豊臣家から出兵命令を受けた。出陣先は関東。惣無事令を破った北条家討伐のための戦である。秀晴はこの戦で父である雲之介を超えられると信じていた。その戦の中でいろいろな『親子』の関係を知る。これは『親子の絆』の物語であり、『固執からの解放』の物語である。
文字数 32,696
最終更新日 2022.03.14
登録日 2022.03.14
この世界においてさらなる戦いを求めて新たなる世界で生きて、命と運命を求めて、無限に生きる全て生命と本来の全てを求めて彼方の世界で生きていこう。この意思にしてさらなる時より、新たなる世界でいていくつもの世界でさらなる時を超えて最上の華を与えよう。
文字数 1,567
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.12.01
文字数 1,296
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.04.06
運命に翻弄される青年ガンマン、ウォルター・ロバーツの放浪冒険劇。
アメリカ西部を思わせる荒涼とした大地が広がる架空の大陸アルメニアを舞台に、様々な困難に立ち向かう西部劇風ストーリー。
家同士の抗争から始まった物語は、やがてウォルターの人生を徐々に狂わせていく。
そして幼少期から見えてしまう影は彼自身を思いもよらない運命へと誘う。
次第に明らかになる影の正体は彼自身の問題に留まらず、アルメニア大陸全土にまで影響を与えてしまう危険なモノだった…。
第2章からはアルメニア大陸西部の放浪劇が始まります。
その中で影の正体と戦いの日々を通して、主人公の成長とドラマを描いていますので、是非ご一読願えれば幸いです。
2023年3月にカクヨム様にて完結しました!
続編は『アルメニア黙示録 滅びゆく大陸編』がスタート!
https://kakuyomu.jp/works/16817330654987747813
文字数 10,342
最終更新日 2023.04.14
登録日 2023.04.08
江戸時代、大奥は将軍の側室たちが住む場所であった。大奥に入ることができるのは、美しく優れた才能を持つ女性たちだけであった。
その中でも、最も美しく才能あふれる女性たちは「大奥の花」と呼ばれ、将軍や諸侯たちの目に止まり、最高の地位を得ることができた。
そんな中、江戸の町に住む貧しい家に生まれた少女・お千代は、美しく、歌や踊りの才能に長けていた。彼女の才能に目をつけた男たちは、大奥に入れるよう働きかけた。
しかし、お千代には大奥に入ることに対する疑念があった。そこで、彼女は大奥の中での暮らしを知るため、身分を隠して偽名で大奥に入ることを決めた。
お千代は、大奥の中で、厳しいしきたりや複雑な人間関係、そして、他の女性たちが抱える悲しみや苦悩に直面しながら成長していく。
そして、彼女は大奥の花たちの中で、最も美しく、才能あふれる女性となり、将軍の目に止まることになる。
しかし、その運命には様々な試練が待ち受けていた。大奥の中で、彼女が選んだ道とは?
文字数 29,299
最終更新日 2023.06.04
登録日 2023.05.14
文久二年(1862)三月二十七日早朝、大洲藩士である井上将策は、藩命により、五十崎村へ、幼馴染である和紙職人の徳太郎を訪ねていた。そこで、たまたま出会ったのが土佐藩を脱藩した坂本龍馬であった。
飯代の代わりに、五十崎が誇る大凧作りを手伝う将策と龍馬。その大凧には、独特な凧文字で「龍」と描かれていた。そして、龍馬は、黒船に勝てる方法を探しに行くと言って、去っていく。その頭上を作成した龍文字の大凧が、風に吹かれて、どこまでも飛んで行くのだった。
文字数 103,643
最終更新日 2020.06.01
登録日 2020.04.25
ある日、海軍省で幽霊が目撃され始める。
見間違いだと信じていなかった広瀬武夫だが、ついにその幽霊と対峙する事に。幽霊はなぜ現れ、何を求めているのか…
海軍軍人・広瀬武夫とある幽霊のお話。
文字数 11,147
最終更新日 2023.02.06
登録日 2023.02.06