神社小説一覧

なつきは色褪せた世界で目の前の彼を見つめていた。見えるのは彼と、昔の境内の記憶。
なつきを見つめる彼も同じ。二人とも、互いの一番を願い夢に溺れた。
薄れゆく世界で生きる二人は、夢から覚めて鮮やかな世界を取り戻す……?
軽めのBLです。
(基本的に)一話数百文字で進みます。
章終わるごとに一日お休みしますが、それ以外は毎日20:00に更新です。
文字数 13,596
最終更新日 2025.07.15
登録日 2025.06.24
両親を亡くし、たった一人の兄と二人暮らしをしている椎名巫寿(15)は、高校受験の日、兄・祝寿が何者かに襲われて意識不明の重体になったことを知らされる。
病院へ駆け付けた帰り道、巫寿も背後から迫り来る何かに気がつく。
二人を狙ったのは、妖と呼ばれる異形であった。
「私の娘に、近付くな。」
妖に襲われた巫寿を助けたのは、後見人を名乗る男。
「もし巫寿が本当に、自分の身に何が起きたのか知りたいと思うのなら、神役修詞高等学校へ行くべきだ。巫寿の兄さんや父さん母さんが学んだ場所だ」
神役修詞高等学校、そこは神役────神社に仕える巫女神主を育てる学校だった。
「ここはね、ちょっと不思議な力がある子供たちを、神主と巫女に育てるちょっと不思議な学校だよ。あはは、面白いよね〜」
そこで出会う新しい仲間たち。
そして巫寿は自分の運命について知ることとなる────。
学園ファンタジーいざ開幕。
▼参考文献
菅田正昭『面白いほどよくわかる 神道のすべて』日本文芸社
大宮司郎『古神道行法秘伝』ビイングネットプレス
櫻井治男『神社入門』幻冬舎
仙岳坊那沙『呪い完全マニュアル』国書刊行会
豊嶋泰國『憑物呪法全書』原書房
豊嶋泰國『日本呪術全書』原書房
西牟田崇生『平成新編 祝詞事典 (増補改訂版)』戎光祥出版
文字数 1,148,937
最終更新日 2025.07.15
登録日 2023.12.01
二ヶ月前父親を亡くしたばかりの天涯孤独の男子中学生、社新汰(やしろあらた)。そんな新汰の前に狐の耳と四つの尻尾が生えた女神天狐(てんこ)が突如現れる。
新汰が驚く間もなく天狐は新汰の料理が不味いと怒る。「あんな食事じゃいかん!!!」と天狐は新汰に料理を教えることに。
驚愕する新汰よそに女神天狐様との笑いあり感動あり美味しい料理ありの賑やかな共同生活が始まる!
文字数 38,262
最終更新日 2025.07.13
登録日 2021.08.14
ブラックな職場を辞め、生きる希望を失った栞が向かったのは、故郷の町はずれにある、寂れたお稲荷さん。幼い頃から、毎日のように通った、思い出の場所だった。
「死ぬ前に、もう一度だけ、穂高くんに会いたい」
しかし、神社はすでに取り壊され、ただの工事現場に変わっていた。
すべてを終わらせようとした、その瞬間――現れたのは、唯一の友達であり、初恋の人・穂高くん。
そして、栞は忽然とこの世界から姿を消す。まるで神隠しにあったように――。
文字数 10,641
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.07.12
とある神社に異能を継いで生まれた、宮司の柚真人(ゆまと)と妹巫女の司(つかさ)。
その前世から折り重なった、数多の因縁の物語。
人の重ねた罪を背負い黄泉を流離うという女神『佐須良比売(サスラヒメ)』を祭神とする皇神社。
その社の神主は、『死者祓』という神事を引き継ぎ、黄泉路を迷う者を導く。
当代に宮司を継ぐ者として生まれた少年・皇柚真人は、歴代最強の異能を有していた。
しかし同時に、自らの出生の因果に端を発する、誰にも告げられない秘密を抱えていた――。
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前世と現世、過去と現在が交錯する、短編連作物語。
ハッピーエンドを目指して連載中。
文字数 342,475
最終更新日 2025.07.11
登録日 2025.05.22
一週間の予定で、介護の手伝いにイトコ宅を訪れた大学4年のハジメ。イトコのゼロは家族を次々に失い、母も入院中だ。祖父は家を出て屋根付きの橋に滞在中だった。橋には、他にも不法に滞在するクセの強い人達がいた。
彼らに触れるうちに、観光気分だったハジメの心に変化が訪れる。
地域の一大イベントが迫り、かつての殺人事件に関わった人物が橋を訪れる。
橋の人たちを守るために、ハジメとゼロは奔走する。
なろう同時掲載です
文字数 11,825
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.07.06
運命的な出会いをしたリョクとカリンは遠距離恋愛でも互いを思い合うようになっていった。
しかしアイドルとして大成したいリョクは「10年経っても好きなら結婚しよう。その間は互いに夢を叶えるため連絡を絶とう」という。
文字数 1,457
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.07.06
美大生の佐保は大学の合評会で自分の作品を心ない言葉で否定され、自信と絵を描く意味を見失ってしまう。心配した両親が気分転換になればと、母方の祖父母のもとに送り出してくれた。
祖父母は先祖代々受け継いできた神社に勤めており、その神社の美しき祭神「菊理姫(くくりひめ)」と佐保は再会を果たす。
バイト先のスーパーのポップを描いたり、怪我をした八咫烏を保護したり、同人活動をする神様のために表紙を描いたりして、大したことないと思っていた自分の好きなことで他の人が喜んでくれている姿に、萎れてしまった気持ちがもう一度息を吹き返す。
そして菊理姫が幼い佐保にかけた言葉や、今の佐保に贈る言葉の数々に、佐保はもう一度自分にとって絵を描くこととはなんなのか、自分がしたいことはなんなのかを見つめ直す。
文字数 79,758
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.20
職場の近くに八幡神社があった。その境内に塀で囲まれた池があり、池の中央には島があって、そこには小さな社と椿の樹があった。
あるとき、その神社を訪れ、池の社を眺めていたとき、島に見知らぬ少女が立っていて、池から出してくれと頼まれる。出してやると、少女は主人公の家に押し掛ける。彼女が言うには、自分は椿の花の御魂だと言う。花が散る前に主人公の精を受けて結実したいのだと。困惑する主人公の前には海原が広がっていた。
椿の精との異類婚姻譚。
【お知らせ】
この物語は、平成17年(2005)10月に書き終えたものです。
本文に登場してくる場所や施設などは当時の状況をもとに書かれているので、現状とは違っているところがあるかもしれません。その点、ご承知おきください。
※可能ならば縦書き表示で読んでいただいた方が読みやすいかもしれません。
文字数 40,799
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
文字数 110,068
最終更新日 2025.06.16
登録日 2025.04.04
巷の「それって効果あるの?」と言うものを自分で検証してみました。
掃除、神社参拝、筋トレなどなど「運気が上がるのにそれって本当に効果あるの?」と言う物を検証しています。かる~い文体なのでお気軽に読んで下さい。
文字数 39,078
最終更新日 2025.06.16
登録日 2019.12.11
株で転落した人生に絶望した。
生きることを止める方法を考えながら歩いていると、いつの間にか昔通っていた神社の前に立っていた。
最期にお世話になった神様に挨拶をしようと石段を上がる。
しかし登れど登れど石段の終わりが見えない。
これは神様に来ることを拒否されているのだと感じた男は、諦めて来た道を戻ろうとする。
だが、来た道はすでに無く、男の足場は宙に浮いていた。
文字数 9,864
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.06.11
如月夕凪は学校の帰り道、神社の鳥居の下にあった黒い水たまりに落ちて下半身が浸かってしまう。それは単なる水たまりでは無く、夕凪は下半身を失ってしまう。
どこからともなく現れた古川祥一郎は、助ける為と称して、ある邪な考えで夕凪を恐怖に陥れ、提案をするのだった。
夕凪と古川の衝撃的な出会いから始まる、余り怖くない怪異譚。本当の怪異とは…?
一番ホラーなのは古川祥一郎。作中の古川祥一郎の神道に対する考え方や雑な扱いは、転移を繰り返して神や仏に対して何も信用できなくなった古川本人の考察からですので、決して参考にしないで下さい。この話はフィクションです!
ムーンライトノベルズ(R18)に掲載した別作『Killing time 暇つぶしの時間の出来事』に登場する夕凪と23人の古川祥一郎の内の1人の過去編。
これだけでも読めます。
番外編として、古川に取り憑いた悪霊と変わった定番怪異達と過ごす日常?を掲載。
外伝は小説家になろう、カクヨムのみに投稿。他は一緒です。
文字数 292,822
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.04.18
俺——瀬南結希(20)は、大学の友人である上代凌(20)からリゾートバイトに誘われる。凌にひそかな恋心を抱いている俺は、ふたつ返事でその頼みを引き受け、ともにとある離島までやってきた。
だがその離島はなにか雰囲気がおかしい。おまけに凌の様子にもずっと違和感がある。
怪訝に思いつつ訪れた凌の実家は、古いながらも立派な神社で——……
◇全9話です。完結する4/30まで毎日7時&21時に更新します。
◇他サイトにも掲載しています。
文字数 38,763
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.04.23
御守りの隠れん坊
キャッチコピー
おいで、さぁ。
あらすじ
常に孤独と戦ってきた少年・神城和人は、唯一、自由を許される丑三つ時の僅かな時間にだけ訪れる謎のお婆さんと日々、暇を紛らわせていた。だが、永遠に続くかと思われたそれは七歳の誕生日を迎えた闇夜に唐突に悪夢となって裏切られる。それでも現実逃避からなる必死の説得の末、とある提案、お互いの願いを賭けてのかくれんぼをすることになる。
死をも凍てつく寒空の下で
キャッチコピー
終焉を人類を乗せた最期の朝日と共に
あらすじ
大量に押し寄せる移民によって治安は悪化。暴動を繰り返す国民と同時に理不尽な世界大恐慌が第三次世界大戦を巻き起こし、死の爆弾が降り注いだ。そして、核の冬が訪れ、終わりを待つ一人の少年が、今までを振り返り、最後の瞬間を堪能することに。
文字数 4,436
最終更新日 2025.04.06
登録日 2025.02.28
天眼の瞳を持つ紗奈は、この世のもの以外が視える自分の眼を疎んでいた。
ある日、配信をしている兄から、神社の井戸の中から女の泣き声がするから見てきてほしいと言われる。
しぶしぶ、紗奈が井戸の底に降りると、そこには金髪縦ロールの令嬢がいた。
*なろうにも投稿しています
文字数 4,296
最終更新日 2025.04.01
登録日 2025.04.01
「彼女ができますように!」
恋愛成就を願い神社を訪れた高校生・鈴村涼希。
だが、翌日から超絶イケメン同級生・霧島要が異常に構ってくるようになった――。
「お前が俺の運命の人、らしい」
「いやいやいや、違うから!! 俺は女の子と恋愛したいんだ!!」
どうやら、縁結びの神・大国主命の手違いで、涼希と要の「最高の縁」が結ばれてしまったらしい!?
以降、席替え、体育祭――なぜかすべてで要とペアになってしまう涼希。
さらに要の「運命の恋人」ムーブは加速するばかり!
壁ドン、顎クイ、甘やかし…その上、妙に嫉妬深い!?
「お前、本気で俺のこと何とも思わないの?」
必死で否定する涼希だったが、要の隣にいると、なぜか心がざわついて――?
これは、「運命」から始まった恋の物語。
彼らが選ぶ未来は、神に定められたものか、それとも――。
じれったくて、甘くて、時々切ない、縁結びラブコメBL!
涼希と要の恋の行方を、どうか見届けてほしい。
文字数 31,818
最終更新日 2025.03.29
登録日 2025.03.12
文字数 5,748
最終更新日 2025.03.05
登録日 2025.03.05
彼女から別れる際に押し付けられた猫を飼う「僕」。そんな僕はある日、神社にある不思議な石で人が撲殺されたという事件を聞く。「僕」はひょんな事から事件の犯人と疑われてしまい、事件はあらぬ方向に向かって進んでいく。
彼女と石の関係。神出鬼没の石の真相。そして彼女が押し付けていった猫とは何か。
ホラーよりなお話です。
文字数 46,878
最終更新日 2025.02.14
登録日 2025.01.30
大昔、突如として世界に魔法が現れ、文明が1度リセットされた。
その結果古い神々の信仰力は新しい神に吸われ、弱き神から次々と姿を消していった。その中でも、細々と残った神社の1つにお狐様と呼ばれる九尾の神がいた。
これはお狐様と参拝客のお話
文字数 5,139
最終更新日 2025.01.02
登録日 2024.12.04
雪景色‥‥白い樹木の並ぶ美しい道をテーマとした冬の恋愛ストーリー
美雪と和晶には忘れられない思い出がある。雪の降る中、白い樹木の並ぶ美しい神社の参道を2人で歩いたこと。
30年後、2人の娘の凛も同じように恋人とその神社に行くが‥‥
凛も両親と同様に‥‥恋人と結ばれるのか‥‥?
文字数 6,085
最終更新日 2024.12.25
登録日 2024.12.25
都内で営業事務として働く27歳の佐藤ゆかりは、色々あって(笑)神様から天界に住むことを勧められたが、下界で暮らしたいとお願い?したところ、神社の復興を条件にされてしまう。
赴任した神社は前任の神様が主祭神ではなく、本殿の悪神をおさえるのが仕事であった。
神社を発展させ、氏子を増やさないと存在が消えてしまう。
神格があがると新しい神の力、神威が使えるようになる。
神威を使って神域を広げ、氏子を増やし、更に神威を大きくすることができるのか。
ゆかりは自分の存在を護るため、更に豊かなスローライフも目指し、神使の仲間や氏子と神社復興ために奮闘する。
バトルは少なめです
文字数 125,874
最終更新日 2024.12.04
登録日 2024.04.12
尊(みこと)は鈴と結婚して10年…幸せに暮らしていた。
ある日、突然鈴が倒れてしまい意識不明となった。しかも原因が分からない…
そこに、伊邪那岐神が現れて鈴の原因は、鈴が持ち帰った石にあると言う。
その石を返せば鈴は助けられると…
尊は鈴を助けるために、過去に一緒に行った神社に石を返しに行くことにした…
文字数 26,219
最終更新日 2024.10.16
登録日 2024.09.23
ある街の小さな神社で、参拝者の縁結びをした事から一躍有名になった縁結び神社があった。
神様の【福留】は、あまりの参拝者の多さと仕事の多さにある夜、神社を逃げ出してしまうが捕まってしまう。
どうしても引退したい神様に同情した全国神様管理団体の遣いの者は【朝1番に参拝にきた女性の願いを叶えれば、神様引退を認める】と条件を提示した。
やがて福留は、ある参拝者の女性と出会う。
その女性の願い事を叶えるべく、神様の最後の仕事が始まる。
文字数 4,995
最終更新日 2024.09.20
登録日 2023.07.07
鷲巣忠隆(わしずただたか)は安土桃山期の武将である。
九州釜崎藩の初代藩主に仕えて武勲をあげ、死後は樅木神社(もみきじんじゃ)に神として祀られた。
時は流れて2021年。樅木神社は過疎化の波に寂れ、宮司の健さんこと白神健一郎(しらかみけんいちろう)がひとり祭祀を守っていた。
だが冬至の祈祷の最中、健さんは脳梗塞で倒れ帰らぬ人となる。
祭神である鷲巣は、健さんと最後の別れをするべく、黒猫の身体を借りて葬祭センターへと向かった。
12月24日、市中がクリスマスイブに沸く日であった……
※第7回ほっこり・じんわり大賞にエントリーしています。
※作中に登場する人名・地名・家名・施設名等はすべて架空のものです。
※表紙画像: 写真AC コロプコロ様 https://www.photo-ac.com/main/detail/2038637
文字数 10,175
最終更新日 2024.06.30
登録日 2024.06.30
主人公の鳴海乃蒼は毎年夏になると家族で父方の祖父母の家へ泊りに行っていた。そして今年も祖父母の住む真口島へと上陸した乃蒼だったが、ある日神様に会いたいとこの島唯一の神社である真口神社の立ち入りを禁じられた門の奥へこっそり侵入してしまう。そこにはお札の貼られた注連縄が掛けられた洞窟があったがそれすらも潜り抜け、そこで長年に渡って封じられ続けた神様と出会った。それは数百年前この島の守り神として崇められていたが人を喰い封じられた狼の姿をした神様。一方、乃蒼は神様と会えた事を喜び、そして神様と遊ぼうとその封印を解いてしまった。だが真口神はとても人を喰い封印されたとは思えない程、乃蒼に対し素っ気なくも優しく接してくれた。
真口神はなぜ人を喰ってしまったのか? そして数百年の時を経た暗雲が島に影を落とし始める。
封じられた人喰い神獣である真口神との出会いから鳴海乃蒼の例年とは違った不思議なひと夏が幕を開けた。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。また如何なる宗教に対しても肯定・否定をするものではありません。
文字数 104,493
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.05.10