ファンタジー 王子 小説一覧
1
王太子ロイは、かつて二度の革命によって祖国を崩壊させてしまった過去を持つ。命を落とすたび、彼はある時点へと巻き戻される。そして今、三度目の人生が静かに幕を開けようとしていた。
――自分は民を理解しているつもりだった。
だが実際には、その表面しか見えていなかったのだ。
その痛烈な自覚から、物語は動き始める。
革命を回避するために必要なのは、制度でも権力でもない。「人を知る」ことこそが鍵だと、ロイは気付く。
彼はエコール学園での生活を通じ、身分も立場も異なる様々な人間と深く関わっていく。
そこで出会う一人ひとりの想いと現実が、やがて国の未来を大きく左右していくことになるとは、この時のロイはまだ知らない。
文字数 29,836
最終更新日 2026.02.13
登録日 2026.02.12
2
3
女神に頼まれ魔王を討ち倒したご褒美に、当人の希望通りの人生に転生させてもらった主人公。
赤ん坊から転生スタートします。
コメディ要素あり、ほのぼの系のお話です。
参考図書
復刻版鶴の折り紙・ブティック社
文字数 635,629
最終更新日 2026.02.13
登録日 2025.04.01
4
ストレスフルな職場に嫌気がさしていたある日。
自宅の湯船でうたた寝したのを最後に、私は19世紀ヨーロッパ風の異世界へ転移していた。
しかも、目を覚ました場所は――
瓜二つの悪役令嬢の“上”。
事故とはいえ彼女を圧死させてしまった私は、動転して遺体を森の穴に埋めてしまう。
そこへ現れたのは、悪役令嬢の下僕・ヴィクトル。
彼は私を本物の令嬢だと信じ込み、屋敷へ連れ帰ってしまった。
正体がバレれば即終了。
私は吐き気がするほど性格の悪い“悪役令嬢のフリ”をして生き延びることを選ぶ。
そんなある日、宛名のない手紙が届く。
そこに書かれていたのは――
「人殺し!」
ここは、とある乙女ゲームの世界。
黒髪紅眼の婚約者(悪役令嬢を処刑するダークヒーロー)、
そして本来ヒロインを溺愛するはずの王子。
――彼らと深く関わった悪役令嬢は、必ず死ぬ。
私は“悪役令嬢殺し”を隠しながら、
処刑と死亡を回避するため、目立たず静かに生きると決めた。
だが、何度死んでも、時間は巻き戻る。
少しずつ明らかになる、悪役令嬢が殺される本当の理由。
死亡回避×謎解き×執着愛。
悪役令嬢のタイムリープ逃亡劇、開幕。
文字数 31,321
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.01.24
5
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻
2021年 7月。第12巻
2022年 2月。第13巻
2022年 8月。第14巻
2023年 2月。第15巻
2023年 9月。第16巻
2024年 3月。第17巻
2024年 9月。第18巻
2025年 3月。第19巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!
文字数 3,003,131
最終更新日 2026.02.11
登録日 2016.02.01
6
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
文字数 121,763
最終更新日 2026.02.09
登録日 2025.07.21
7
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
※1話から読んでも大丈夫。ただ、0話を読むと「あのシーン」の意味が変わります。
文字数 149,108
最終更新日 2026.02.08
登録日 2026.01.24
8
「あんたはもう必要ないわ。――さよなら」
女神官アマリエ=ヴィヴィオルドは、聖女イレーネの策略によって崖から突き落とされる。
実の姉妹であり、献身的に姉を支えてきたアマリエ。
だがこの姉妹には、決して知られてはいけない“ある秘密”があった。
裏切りに絶望するアマリエを救ったのは、神界から遣わされた神獣。
そこで告げられたのは、悪しき神《堕神》復活の兆し。
神界・地上界・冥界の均衡が揺らぐ中、堕神の影響で聖女の源たる神力は制限されてしまう。
「えっ、神力が使えなくなるってどういうことですか!?」
偽りの聖女、隠された真実。
その身に秘めた役割をひた隠しながら、アマリエは世界を救うため奔走する――。
文字数 108,294
最終更新日 2026.02.07
登録日 2022.11.27
9
文字数 7,192
最終更新日 2026.02.07
登録日 2026.02.07
10
「レティエル!レティエル公爵令嬢よ。お前との婚約は今日をもって破棄だ!」
そう声を張り上げたのは婚約者のクリスフォード王子。この国の第一王子である。会場である広間に響き渡る王子の声にはどこか侮蔑と嘲りが混じっていた。レティエル・ザックバイヤーグラヤス公爵。この国の筆頭公爵家の令嬢だ。
「はい! 喜んでお受けいたします!」
前世の記憶を頼りに破滅を回避。断罪イベントも無事に乗り越えた。やれやれと安堵する間もなく陰謀めいた動きにすっかり巻き込まれて―――
他サイトに掲載中。
文字数 564,518
最終更新日 2026.02.04
登録日 2022.06.10
11
主人公リディアは第一王子アレクシスの妃として王家に嫁ぎ、幸せな一生を送るはずだった。
が、アレクシスと彼の愛人エレーヌに嵌められ、殺されてしまう・・・
目が覚めると、王家に嫁ぐ日までタイムスリップしており、もう一度人生を生き直すチャンスを得た。
死ぬ直前に見たのは、荒々しく性格が悪い第三王子のレオの姿で・・・
もう一度王家に嫁ぎ、自分を裏切った2人に復讐を誓うリディア。
前回と違うのは、第一王子ではなく、性格が悪く王位継承の見込みが薄い第三王子妃に立候補したことだった。
文字数 600
最終更新日 2026.01.26
登録日 2026.01.24
12
長らく戦のなかった王国で、
騎士団長の父を病で失った令嬢は、その座を引き継いだ。
だが王城に呼び出された彼女に告げられたのは、
騎士団の解体と婚約破棄。
理由はただ一つ――
「武力を持つ者は危険だから」。
平和ボケした王子は、
非力で可愛い令嬢を侍らせ、
彼女を“国の火種”として国外追放する。
しかし王国が攻められなかった本当の理由は、
騎士団長家が持つ“戦況を覆す力”への恐れだった。
追放された令嬢は、即座に隣国帝国へ迎えられ、
軍人として正当に評価され、安泰な地位を得る。
――そして一週間後。
守りを捨てた王国は、あっけなく陥落した。
これは、
「守る力」を理解しなかった国の末路と、
追放された騎士団長令嬢のその後の物語。
文字数 10,396
最終更新日 2026.01.25
登録日 2026.01.23
13
一般人の転生者が、現代知識で無双するのは、果たして可能なのか?
38歳独身の女は、やり込んだ乙女ゲームの世界に転生した。現代知識を武器に成り上がり、目指すは帝国の王子との結婚。彼女の人生再スタートの物語になるはずだった。
これは、帝国に生きる王子エルサムの執事、エディの視点から紡がれる、欲に囚われた転生者の断罪劇。
文字数 11,885
最終更新日 2026.01.21
登録日 2026.01.17
14
王都の北側、石炭の煙に紛れる路地裏に、看板のない雑貨店がある。
店主のリヒトは、穏やかな微笑みの裏に「追放された第一王子」という過去を隠し、相棒の義賊・カイトと共に、持ち込まれるガラクタの正体を暴く日々を送っていた。
「この煤の下に隠れていたのは、十年前の火災で滅んだはずの伯爵家の家紋……。死んだはずの過去が、現世に這い出してきたようですね」
地位も名誉も失った彼が武器にするのは、圧倒的な教養と、微細な違和感から真実を導き出す鑑定眼。 一方、助手のカイトは夜の王都を騒がせる「義賊」として、法では裁けぬ悪を挫く。
お互いの正体を知らぬまま、知略と実力行使で闇を暴いていく二人。 だが、リヒトが手にした「ある鑑定結果」が、王国の積み上げた巨大な嘘を白日の下に晒し、路地裏の平穏を激動へと変えていく。
真実を売る王子と、嘘を盗む義賊。 二人が最後に「鑑定」するのは、崩れゆく王国の未来か、それとも自分たちの居場所か。
日常の謎が国家の陰謀へと繋がる、至高の鑑定ミステリー、ここに開幕。
文字数 85,609
最終更新日 2026.01.18
登録日 2026.01.01
15
16
聖女が国を去った日、神官長は分かっていた。
この国は、彼女を軽く扱いすぎたのだと。
「聖女がいなくても平気だ」
そう言い切った王子と人々は、
彼女が“何もしていない”まま国が崩れていく現実を、
やがて思い知ることになる。
――これは、聖女を追い出した国の末路を、
静かに見届けた者の記録。
文字数 4,627
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.10
17
18
三代目にして会社を倒産させたダメ社長・武蔵。
すべてを失い、死んだはずの彼が次に目を覚ましたのは――
独裁女王が支配する暗黒国家の王宮、しかも「一匹の黒猫」だった。
かつて平和だったストーン王国は、カルト宗教に操られた女王によって歪められ、重税と恐怖が民を縛っていた。
絶望の中にいた第三王子カイルだけが、なぜか猫の言葉を理解できる。
武蔵は前世で唯一信じていた兵法書『五輪書』を手に、王子の軍師となることを決意する。
現状把握から始まり、情報戦、組織づくり、心理戦――
王宮の野良猫たちを配下にした最強のスパイ網で、腐敗した王族とカルト教団を静かに追い詰めていく。
これは、一匹の猫と一人の王子が、兵法と経営の知恵で国を再建し、
嘘に支配された王国を“夜明け”へ導く、異世界王道再生譚。
文字数 17,189
最終更新日 2026.01.06
登録日 2026.01.05
19
20
ある平和な国の第二王子は生粋の謎好きだ。
今日も城下に出ては、謎を見つける。
危険だと分かっていても、好奇心で後先考えずに突っ込んでしまう。
国王である父や兄である王太子、そして護衛の頭を抱えさせながら、彼は今日も謎を求める。
行動力は無限大。
適応力も無限大。
ここに探求王子様、誕生!
※小説家になろうにも投稿しています。
文字数 20,292
最終更新日 2025.12.27
登録日 2025.07.22
21
22
文字数 1,332
最終更新日 2025.12.22
登録日 2025.12.22
23
【召喚されたのは、最強の“歴女”だった!?】
ゼミの飲み会帰りに泥酔して寝ていたら、目覚めた先は異世界の王宮の地下!?
勘違いから「導師」として担ぎ上げられた歴女大学生・猪俣古尋は、超生意気ガキンチョ王子の教育係に――
教える内容は、「地球の歴史上の人物」!?
演説で国を救った男、
白米で兵を殺した文豪、
世界最大の図書館を作った野心家……
ギャグ×皮肉×熱血の歴史講義が、異世界の運命を変えていく!?
「わかってんね、王子!!」
「ふーん、嘘だったらぜってぇ呪ってやるからな?」
※小説家になろうにも掲載中
文字数 142,794
最終更新日 2025.12.18
登録日 2025.07.02
24
25
「君に触れると、不幸が起きるんだ」――偽りの呪いをかけられ、聖女の座を追われた少女、ルナ。
彼女は正体を隠し、辺境のミモザ村で薬師として静かな暮らしを始める。
ようやく手に入れた穏やかな日々。
しかし、そんな彼女の前に現れたのは、「王国一の不運王子」リオネスだった。
彼が歩けば嵐が起き、彼が触れば物が壊れる。
そんな王子が、なぜか彼女の薬草店の前で派手に転倒し、大怪我を負ってしまう。
「私の呪いのせいです!」と青ざめるルナに、王子は笑った。
「いつものことだから、君のせいじゃないよ」
これは、自分を不幸だと思い込む元聖女と、天性の不運をものともしない王子の、勘違いから始まる癒やしと幸運の物語。
二人が出会う時、本当の奇跡が目を覚ます。
心温まるスローライフ・ラブファンタジー、ここに開幕。
文字数 32,663
最終更新日 2025.12.02
登録日 2025.11.23
26
「この穀潰しが!」
アストリア国の第二王子『ニート』は十年以上王城に引きこもっており、国民からは『穀潰しの第二王子』と呼ばれていた。
ニート自身その罵倒を受け入れていたのだ。さらには穀潰士などと言う空想上の職業に憧れを抱いていた。
だが、ある日突然、国王である父親によってニートは強制的に学園に通わされることになる。
しかし誰も知らなかった。ニートが実は『天才』であるということを。
今まで引きこもっていたことで隠されていたニートの化け物じみた実力が次々と明らかになる。
学院で起こされた波は徐々に広がりを見せ、それは国を覆うほどのものとなるのだった。
その後、ニートが学生ライフを送りながらいろいろな事件に巻き込まれるのだが……
「家族を守る。それが俺の穀潰士としての使命だ」
これは、穀潰しの第二王子と蔑まれていたニートが、いつの日か『穀潰士の第二王子』と賞賛されるような、そんな物語。
文字数 556,034
最終更新日 2025.11.30
登録日 2022.10.26
27
28
主人公の冠偉(かむい)高校2年生は不自然な転落事故により転生することになった。創造の神おおくにのぬし大神?の手によって新たな人生を与えられた。
記憶はそのままで転生した先はとても煌びやかな宮殿だった。
転生しても妄想癖が止まらない。むしろ、増すことになる。
ーコメディ溢れるピュアではちゃめちゃな物語、ここに開幕ー
アルファポリスでは初投稿です。温かく見守って下さると嬉しいです。
良かったら読んでみて下さい!
*私は題名が気に入らないため変えるかもしれません。
文字数 91,784
最終更新日 2025.11.26
登録日 2021.07.16
29
女神の依代だったアンジュは、幼少より生き神として崇拝されてきた。初潮を迎えて引退すると、実家は強欲な叔父夫婦が継いでいた。その後、金持ちに求婚されるが、結婚式の朝、従姉に毒を盛られ、捨てられる。それを拾ったのは、姥捨された老女であった。一方、ガリガリの容姿から『死神王子』と呼ばれるトリスタンは、植民地シンドラの新総督になったものの、いきなり謀反を起こされる。追われる身となったトリスタンを、偶然救ったアンジュ。二人は逃亡の旅を続けるうちに、惹かれ合うようになるのだった。胸毛の伯爵と巨乳の魔女の追撃をかわしつつ、皇帝の秘宝を目指す<01〜16話 シンドラ編>、ブリタニア宮廷で虐められ、ついにアンジュが火刑に処される<17〜27話 ブリタニア編>。ぼやき王子とツンデレ少女のマサラ・ムービー風冒険活劇。全31話。
文字数 111,450
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.11.18
30
美しくないが優秀な第一王子妃に嫌味ばかり言う国王。
美しい王妃と王子たちが守るものの、国の最高権力者だから咎めることはできない。
第二王子が美しい妃を嫁に迎えると、国王は第二王子妃を娘のように甘やかし、第二王子妃は第一王子妃を蔑むのだった。
文字数 6,609
最終更新日 2025.11.20
登録日 2025.11.20
31
32
◆王子の誇り、獣のあくびで粉砕。助けた少女「え? なにそれ?」◆
【あらすじ】
父王と三人の兄を一度に失い、王家最後の生き残りとなった第四王子セレヴィス。老騎士エドランと共に王都を目指す彼は、森の奥で、大狼の群れに囲まれる。
死を覚悟したセレヴィスが振り絞った「王族の名乗り」は、大狼の「盛大なあくび」によって無慈悲に一蹴される。自らの誇りが「無意味」であったと知らされた彼の心は、完全に「灰」と化した。
絶体絶命の窮地を救ったのは、どこからともなく現れた「鈴の音」だった。
「大丈夫?」
獣を前にしても臆さず、彼らを「約束」の一言で従わせる謎の少女、ニコット。 彼女に命を救われたセレヴィスは、王としての資格も誇りも失った自分を捨て、「親分」として生きることを決意する。
ニコット、そして合流した老騎士エドラン と共に、王都を目指す旅が始まる。
しかし、道中の町で彼らが目の当たりにしたのは、「亡者」の噂 に怯える民の姿と、「王都はすでに陥落している」という絶望的な真実、そして変わり果てた故郷の姿だった。
目的を失った「灰の王子」と、「鈴の少女」。
――絶望の地で、二人の運命が、今、静かに交錯する。
文字数 20,962
最終更新日 2025.11.01
登録日 2025.10.29
33
王宮の広間は、冷え切った空気に満ちていた。
玉座の前にひとり、少女が|跪い《ひざまず》ていた。
エリーゼ=アルセリア。
目の前に立つのは、王国第一王子、シャルル=レインハルト。
「─エリーゼ=アルセリア。貴様との婚約は、ここに破棄する」
「……なぜ、ですか……?」
声が震える。
彼女の問いに、王子は冷然と答えた。
「貴様が、カリーナ嬢をいじめたからだ」
「そ、そんな……! 私が、姉様を、いじめた……?」
「カリーナ嬢からすべて聞いている。お前は陰湿な手段で彼女を苦しめ、王家の威信をも|貶めた《おとし》さらに、王家に対する謀反を企てているとか」
広間にざわめきが広がる。
──すべて、仕組まれていたのだ。
「私は、姉様にも王家にも……そんなこと……していません……!」
必死に訴えるエリーゼの声は、虚しく広間に消えた。
「黙れ!」
シャルルの一喝が、広間に響き渡る。
「貴様のような下劣な女を、王家に迎え入れるわけにはいかぬ」
広間は、再び深い静寂に沈んだ。
「よって、貴様との婚約は破棄。さらに──」
王子は、無慈悲に言葉を重ねた。
「国外追放を命じる」
その宣告に、エリーゼの膝が崩れた。
「そ、そんな……!」
桃色の髪が広間に広がる。
必死にすがろうとするも、誰も助けようとはしなかった。
「王の不在時に|謀反《むほん》を企てる不届き者など不要。王国のためにもな」
シャルルの隣で、カリーナがくすりと笑った。
まるで、エリーゼの絶望を甘美な蜜のように味わうかのように。
なぜ。
なぜ、こんなことに──。
エリーゼは、震える指で自らの胸を掴む。
彼女はただ、幼い頃から姉に憧れ、姉に尽くし、姉を支えようとしていただけだったのに。
それが裏切りで返され、今、すべてを失おうとしている。
兵士たちが進み出る。
無骨な手で、エリーゼの両手を後ろ手に縛り上げた。
「離して、ください……っ」
必死に抵抗するも、力は弱い。。
誰も助けない。エリーゼは、見た。
カリーナが、微笑みながらシャルルに腕を絡め、勝者の顔でこちらを見下ろしているのを。
──すべては、最初から、こうなるよう仕組まれていたのだ。
重い扉が開かれる。
文字数 310,412
最終更新日 2025.10.28
登録日 2025.09.02
34
アンリエットは祖父であるスファルツ国王に呼び出されると、いきなり用無しになったから出て行けと言われた。
次の王となるはずだった伯父が行方不明となり後継者がいなくなってしまったため、隣国に嫁いだ母親の反対を押し切りアンリエットに後継者となるべく多くを押し付けてきたのに、今更用無しだとは。
しかも、幼い頃に婚約者となったエダンとの婚約破棄も決まっていた。呆然としたアンリエットの後ろで、エダンが女性をエスコートしてやってきた。
アンリエットに継承権がなくなり用無しになれば、エダンに利などない。あれだけ早く結婚したいと言っていたのに、本物の王女が見つかれば、アンリエットとの婚約など簡単に解消してしまうのだ。
失意の中、アンリエットは一人両親のいる国に戻り、アンリエットは新しい生活を過ごすことになる。
そんな中、悪漢に襲われそうになったアンリエットを助ける男がいた。その男がこの国の王子だとは。その上、王子のもとで働くことになり。
お気に入り、ご感想等ありがとうございます。ネタバレ等ありますので、返信控えさせていただく場合があります。
内容が恋愛よりファンタジー多めになったので、ファンタジーに変更しました。
他社サイト様投稿済み。
文字数 277,389
最終更新日 2025.10.13
登録日 2025.08.06
35
王国の土地が「灰色枯病」に蝕まれる中、若干25歳で宮廷薬師長に就任したばかりの天才リンは、その原因が「神の祟り」ではなく「土壌疲弊」であるという科学的真実を突き止める。しかし、錬金術による安易な「奇跡」にすがりたい国王と、彼女を妬む者たちの陰謀によって、リンは国を侮辱した反逆者の濡れ衣を着せられ、最も不毛な土地「灰の地」へ追放されてしまう。
すべてを奪われた彼女に残されたのは、膨大な科学知識だけだった。絶望の地で、リンは化学、物理学、植物学を駆使して生存基盤を確立し、やがて同じく見捨てられた者たちと共に、豊かな共同体「聖域」をゼロから築き上げていく。
その様子を影から見守り、心を痛めていたのは、第二王子アルジェント。宮廷で唯一リンの価値を理解しながらも、彼女の追放を止められなかった無力な王子だった。
文字数 52,625
最終更新日 2025.10.13
登録日 2025.10.11
36
「あなたは選ばれた人間だ」
この甘美で危険な囁きから始まる物語は、現代社会における「承認欲求」と「自己肯定感」の闇を見事に照射した、鋭いサイコホラー・ショートストーリーです。
ある日突然、人々の夢に現れ始めた「影の王子様」ラメスス。その正体不明の存在がもたらす「選民思想」は、SNSを通じて瞬く間に感染力を持ちます。夢の体験を共有し合い、「選ばれし者」として繋がり合う人々。それは、現代の孤独や無気力を埋める、最高の「生きがい」となり得ます。
文字数 749
最終更新日 2025.10.13
登録日 2025.10.13
37
ブラック企業で過労死した元サラリーマンの俺が目を覚ますと、そこは異世界——しかも、白金の髪と青い瞳を持つ絶世の美姫の身体だった。状況を理解する間もなく、荘厳な大聖堂で婚約式が始まり、隣国との政略結婚が成立してしまう。
相手は誠実で端正な王子アウレリウス。だが、俺の中身はゲーム好きのおじさん。緊張のあまり口走った「ここでセーブできます!」「Aボタンで話しかけてね」といったチュートリアル口調が、なぜか周囲に「神託」として誤解されてしまう。
婚約式で光を放った古代の案内石(ガイダンス・ストーン)。参列者全員が跪き、「導きの姫」の誕生を確信する。王国の侍女たちは俺の何気ない生活指南——「休憩はこまめに!」「手順を整えて進めよう」——を神の言葉として崇め、庶民は市場で叫んだ「一列に並べ!」を効率化の奇跡と讃える。
やがて「不思議姫」の異名は王都アウレリアを越え、隣国リセンヌ同盟や敵対するカースヴァルト帝国にまで広がる。外交舞踏会では、俺の「矢印キーで回転!」発言が新しい舞踏様式として受け入れられ、軍事会議では「今は布陣を整える時」という何気ない一言が戦術の基点と解釈される。
誤解は誤解を呼び、俺の「段取り指南」は宮廷政治の切り札、外交交渉のカード、さらには戦場での戦術指南へと昇華していく。王子アウレリウスは、奇妙だが不思議と心が安らぐ花嫁に惹かれ、やがて真の信頼と愛情を抱くようになる。
しかし、事態は単なる勘違いでは終わらない。案内石の異常反応が頻発し、古代の伝承が浮上する——「花嫁は封印継承者であり、世界の法則を繋ぐ鍵」。この世界には「ゲーム的な法則」が隠されており、俺の存在そのものがその鍵を握っているらしい。
カースヴァルト帝国は新兵器を投入し、宮廷には裏切り者が潜む。暗殺未遂、舞踏会での襲撃、全面戦争——次々と訪れる危機の中で、俺は「導き姫」として、そして王子の真の婚約者として成長していく。
だが、内心では葛藤が渦巻く。俺の中身はおじさんなのに、こんな美しい姫として愛されていいのか? 王子の優しさに心が揺れるたび、罪悪感が襲う。それでも、彼を守りたい、この国を守りたいという想いが、次第に「花嫁として生きる覚悟」へと変わっていく。
最終決戦では、世界が「クリア状態」となり、俺の存在が消えかける。そのとき、王子が手を伸ばす——「君こそ私の花嫁だ。何があっても離さない」。
俺は最後の選択肢を前に、迷いを断つ。「花嫁として、この世界で生きる」。
誤解から始まったラブコメは、やがて国家の命運と世界の真実に触れる壮大な物語へ——。
-----
ジャンル: ファンタジー/ラブコメ/メタ風味
キーワード: 転生、政略結婚、誤解、神託、宮廷、戦術、おじさん、ギャップ萌え
文字数 204,979
最終更新日 2025.10.11
登録日 2025.09.29
38
https://www.alphapolis.co.jp/novel/916130566/420000355/episode/10277454の別視点でのお話です
目が覚めたら大好きな乙女ゲームの世界の悪役令嬢に憑依していたと気付いた私は破滅フラグを回避する為に頑張った。
幸い原作が始まる15歳ではなく7歳の時点に憑依する事ができたからここから発生するフラグを折っていけば何とかなるかもしれない。
そう考えて日々奮闘して攻略対象達との親交を深めていき、そろそろ本編が始まる時期が近付いていたある日、国の霊脈の流れが可笑しいと相談を受けて調査に乗り出す事にした。
文字数 4,305
最終更新日 2025.10.10
登録日 2025.10.10
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ルミドール聖王国第一王子アルベリク・ダランディールに、「聖女としてふさわしくない」と言われ、同時に婚約破棄されてしまった聖女ヴィアナ。失意のどん底に落ち込むヴィアナだったが、第二王子マリクに「この国を出よう」と誘われ、そのまま求婚される。それを受け入れたヴィアナは聖女聖人が確認されたことのないテレンツィアへと向かうが……。
※複数のサイトに投稿しています。
文字数 5,904
最終更新日 2025.10.09
登録日 2025.10.09
40
剣の道に全てを捧げた男子高校生、相川海人(アイカワ カイト)。彼が次に目覚めた時、そこは魔法が息づく異世界。そしてその姿は、誰もが息をのむほどの銀髪の美少女に変わり果てていた。
元の体に戻る唯一の手がかりは、エリート魔術師の卵が集う「ルミナス魔法学園」にあるという。男としての尊厳を取り戻すため、彼は性別を偽り、男装の麗人「カイト」として学園の門をくぐることを決意する。
しかし、剣道で鍛え上げた精神と技は、魔法の世界でも異彩を放つ。圧倒的な実力で「氷の貴公子」と称賛される一方、彼の周りには二人の有力者が現れる。文武両道にして完璧な王子ガイアスと、プライド高き公爵令嬢マリア。出会うはずのなかった三人の運命は、カイトが抱える大きな秘密を中心に複雑に絡み合っていく。
これは、心は男、体は女という数奇な運命を背負った少年(少女)が、「本当の自分」を見つけ出すまでの、葛藤と成長の物語。友情と恋心が交錯する魔法学園で、彼は果たして元の姿に戻れるのか。それとも――。
文字数 24,482
最終更新日 2025.10.08
登録日 2025.10.08