キャラ文芸 恋愛要素あり小説一覧
シトラス・ルーシェ、16歳。
同級生たちよりも小柄で人一倍自分に自信がなく、人一倍優しい心を持っていることを除いては、どこにでもいる少女だった。
世界を守る魔法少女に目覚めるまでは─
pixivにて不定期掲載していた「魔法少女シトラス(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16831262)」をきちんと続き物にして時系列順に連載しようという目論見です。
長期連載に伴って新しいキャラクターの追加、一部設定の精査を行っていますが、
基本的に「ちょっとえっちな変身ヒロインと敵幹部の恋(ヒロピンもあるよ!)」というスタンスは
変えるつもりはないので、pixiv版と雰囲気はそこまで極端に変わらないと思います。
イラストはお竹さん(https://twitter.com/taketi)に書いていただきました!
第1話…<完結済>
第2話…<完結済>
第3話…<完結済>
番外編…<完結済>
第4話…更新中
タイトル違いですが、同内容を他サイト様でも連載中です。
文字数 165,831
最終更新日 2024.05.13
登録日 2023.09.16
う、嘘でしょ。
こんな生き物が、こんな街の真ん中に居ていいの?!
私の目の前に現れたのは二本の角を持つ鬼だった。
バイトを首になった私、雪村深月は新たに見つけた職場『赤星探偵事務所』で面接の約束を取り付ける。
その帰り道に、とんでもない事件に巻き込まれた。
鬼が現れ戦う羽目に。
事務所の職員の拓斗に助けられ、鬼を倒したものの、この人なんであんな怖いのと普通に戦ってんの?
この事務所、表向きは『赤星探偵事務所』で、その実態は『赤星陰陽師事務所』だったことが判明し、私は慄いた。
鬼と戦うなんて絶対にイヤ!怖くて死んじゃいます!
一度は辞めようと思ったその仕事だけど、超絶イケメンの所長が現れ、ミーハーな私は彼につられて働くことに。
はじめは石を投げることしかできなかった私だけど、式神を手に入れ、徐々に陰陽師としての才能が開花していく。
文字数 256,271
最終更新日 2024.05.11
登録日 2023.03.26
第4回キャラ文芸大賞あやかし賞受賞作。
2024年2月15日書下ろし3巻を刊行しました!
親を亡くしたばかりの小春は、ある日、迷い込んだ黒松の林で美しい狐の嫁入りを目撃する。ところが、人間の小春を見咎めた花嫁が怒りだし、突如破談になってしまった。慌てて逃げ帰った小春だけれど、そこには厄介な親戚と――狐の花婿がいて? 尾崎玄湖と名乗った男は、借金を盾に身売りを迫る親戚から助ける代わりに、三ヶ月だけ小春に玄湖の妻のフリをするよう提案してくるが……!? 妖だらけの不思議な屋敷で、かりそめ夫婦が紡ぎ合う優しくて切ない想いの行方とは――
文字数 435,703
最終更新日 2024.02.18
登録日 2020.12.28
おひさまこどもクリニックで働く小児科医の深沢太陽はある日事故死してしまった妹夫婦の小学1年生の娘日菜を引き取る事になった。
慣れない子育てだけど必死に向き合う太陽となかなか心を開こうとしない日菜の毎日の奮闘を描いたハートフルストーリー。
文字数 26,666
最終更新日 2021.10.13
登録日 2021.09.15
キャラ文芸大会での応援、本当にありがとうございました。
2/1になってしまいましたが、なんとか完結させることが出来ました。
本当にありがとうございます(*'ω'*)
あとで近況ボードにでも、鬼のまとめか何かを書こうかなと思います。
時は平安。貧乏ながらも幸せに生きていた菖蒲姫(あやめひめ)だったが、母が亡くなってしまい、屋敷を維持することが出来ずに出家することなった。
出家当日、鬼の頭領である鬼童丸(きどうまる)が現れ、彼女は大江山へと攫われてしまう。
人間と鬼の混血である彼は、あやめ姫を食べないと(色んな意味で)、生きることができない呪いにかかっているらしくて――?
訳アリの過去持ちで不憫だった人間の少女が、イケメン鬼の頭領に娶られた後、得意の料理を食べさせたり、相手に食べられたりしながら、心を通わせていく物語。
(優しい鬼の従者たちに囲まれた三食昼寝付き生活)
※キャラ文芸大賞用なので、アルファポリス様でのみ投稿中。
文字数 63,645
最終更新日 2022.02.01
登録日 2021.12.31
ハァ~イ、わたし、コニー・エッフェル。二十歳。シンドウ重工で秘書を務めているんだけど、上司で会長のお孫さんの新藤秀一郎さんから求婚されちゃって。わたし、待ってましたって感じでお受けしたのですが。二人揃ってわたしの両親に挨拶に行く途中、乗機した旅客機がハイジャックされちゃって。わたし、こう見えてもSPの資格持ってて、腕に自信があったから、ハイジャック犯と一戦交えてみたのですけど、残念ながら多勢に無勢で。結局、拘束されちゃったのよねえ。燃料補給のため駐機したトルネシア共和国で、アムリア軍の特殊部隊が人質確保のために機内に突入してきて。わたしと秀一郎さん、この先、いったいどうなっちゃうの?
文字数 219,531
最終更新日 2021.12.25
登録日 2021.09.16
神代の時代から、人は守り神と共に生きてきた。人は守り神を信仰し、奉ることで様々な加護を得る。守り神は人々の信仰を糧とし、代わりに富や名声、時には人ならざる能力までも与えてくれた。
豪商、羽立野(はたての)家の娘三葉(みつば)は妾の子として空気扱いされていた。どうせ数年後には父の道具として政略結婚させられるのだろうと人生を諦めていた時、兄の明興(ともあき)が公の場で「婚約破棄」をやらかしてしまう。その上、婚約者である蛇頭江奈(じゃとうえな)には「妾になれ」とまで告げる傍若無人ぶり。
呆れ果てた三葉は空気である立場を最大限利用して、羽立野家から逃亡し見知らぬ家で女中として働き始めた。……はずなのに、何故か当主の弘城(ひろき)から「婚約者」認定されてしまう。これから私、どうなるの?
異世界、なんちゃって大正時代風のあやかし譚。
文字数 9,620
最終更新日 2024.01.14
登録日 2023.12.25
紺紺(コンコン)は、亡国の公主で、半・妖狐。
不憫な身の上を保護してくれた文通相手「白家の公子・霞幽(カユウ)」のおかげで難関試験に合格し、宮廷術師になった。それも、護国の英雄と認められた皇帝直属の「九術師」で、序列は一位。
そんな彼女に任務が下る。
「後宮の妃の中に、人間になりすまして悪事を企む妖狐がいる。序列三位の『先見の公子』と一緒に後宮を調査せよ」
失敗したらみんな死んじゃう!?
紺紺は正体を隠し、後宮に潜入することにした!
ワケアリでミステリアスな無感情公子と、不憫だけど前向きに頑張る侍女娘(実は強い)のお話です。
※別サイトにも投稿しています(https://kakuyomu.jp/works/16818093073133522278)
文字数 198,140
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.12
文明開化が花開き、明治の年号となり早二十数年。
かつて妖と呼ばれ畏れられていた怪異達は、文明開化という時勢の中、人々の記憶から消えかけていた。
母親を流行り病で亡くした少女鈴(すず)は、母親の実家であり数百年続く名家、高梨家へ引き取られることになった。
高梨家では伯父夫婦から冷遇され従兄弟達から嫌がらせにあい、ある日、いわくつきの物が仕舞われている蔵へ閉じ込められてしまう。
そして偶然にも、隠し扉の奥に封印されていた妖刀の封印を解いてしまうのだった。
多くの人の血肉を啜った妖刀は長い年月を経て付喪神となり、封印を解いた鈴を贄と認識して襲いかかった。その結果、二人は隷属の契約を結ぶことになってしまう。
付喪神の力を借りて高梨家一員として認められて学園に入学した鈴は、学友の勧誘を受けて“あやかし探偵俱楽部”に入るのだが……
妖達の起こす事件に度々巻き込まれる鈴と、恐くて過保護な付喪神の話。
*素敵な表紙イラストは、奈嘉でぃ子様に依頼しました。
*以前、連載していた話に加筆手直しをしました。のんびり更新していきます。
文字数 41,030
最終更新日 2024.02.29
登録日 2023.12.30
仏頂面イケメン上司や可愛いケルベロスの子犬とともに、あやかしの事件解決
「あやかし」に取り憑かれたことで「あやかし」が視えるようになってしまったアラサー女子の蛍が、ちょっと訳ありの仏頂面イケメン上司とともに、海外からやってきた「あやかし」たちの巻き起こす事件を解決していく物語。
蛍に取り憑いているのは、ケルベロスの子犬・コロ。モフモフしていて可愛いワンコ。まだ首も一本しかない。
上司の神崎に取り憑いているのは、気まぐれな狐のユルグ。アフリカ生まれのくせにイナリ寿司が大好物。
そんな二人と二匹が巻き起こす、ハートフルストーリー。
文字数 160,256
最終更新日 2020.12.21
登録日 2019.12.19
西園寺小花は、生まれたと同時に母親を亡くし、母方の祖父母に育てられた。同じように二つ年上の兄、千隼も小花と一緒に祖父母に育てられていたのだが、西園寺グループの社長であり、父親である西園寺勝利に引き取られ、小花は千隼と引き離されてしまう。
同じ兄妹なのに、自分だけが母方の祖父母に預けられた小花は深く傷ついたが、自分に見向きもしない父親を諦め、自分は西園寺家に必要のない人間なのだと思う事にした。
祖父母と叔父夫婦が営む「定食屋まなか」を手伝いながら、小花は健やかに成長した。だが、中学三年生の秋、今まで小花に見向きもしなかった父親は、彼女の進路に口出しをしてきた。
志望校を無理矢理変えられ、他の兄姉も通っているエスカレーター式の名門『周央学園』に通う事になった小花は、そこで今まで知らなかった様々な秘密を知ることになる。
文字数 161,376
最終更新日 2024.01.31
登録日 2021.12.31
◇第7回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました
◇R15は保険です
古くから、妖(あやかし)と使い魔契約をして人々のお困りごとを請け負う代行稼業の宝月家に生まれた結衣。
歴代一の巫力を持ち、次期当主として期待されていたが、十歳を迎えたある日、結衣はとある出来事を契機に力が著しく衰えてしまう。
それ以来、妹の亜衣が次期当主として厳しく育てられることになり、住む場所も母家から離れに移され、使用人からも腫物のように扱われるようになってしまった。亜衣も、結衣の力が衰えたせいで厳しい生活に置かれることとなり、顔を合わせれば結衣を睨み付けるようになった。
力も、居場所も、家族からの愛情や期待も、可愛い妹から向けられる笑顔さえも失った結衣。
けれども結衣は、決して泣き言を言わず、残された力で自分にできることを懸命に行った。
そんな生活が続き、結衣は十八歳をなった。
唯一契約できた使い魔は、なんと高位の妖である鬼の子。
名を『鬼丸』といった。
不遜な態度で使い魔らしくない鬼丸だけれど、不器用ながらも結衣を大切に思ってくれているらしい。
けれど、時折鬼丸が見せる大人びた表情、言動に結衣は振り回されっぱなし。
どうやら鬼丸は、幼い頃から結衣を知っており、さらには結衣が力を失った原因までも知っているようで――?
結衣は力を取り戻すことができるのか、そして、鬼丸の正体とは――
全てを知った時、結衣が選ぶ道は――
文字数 50,937
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.12.30
あやかし狐の京都裏町案内人
レンタル有り「今日からわたくし玉藻薫は、人間をやめて、キツネに戻らせていただくことになりました!」京都でOLとして働いていた玉藻薫は、恋人との別れをきっかけに人間世界に別れを告げ、アヤカシ世界に舞い戻ることに。実家に戻ったものの、仕事をせずにゴロゴロ出来るわけでもなく……。薫は『アヤカシらしい仕事』を探しに、祖母が住む裏京都を訪ねることに。早速、裏町への入り口「土御門屋」を訪れた薫だが、案内人である安倍晴彦から「祖母の家は封鎖されている」と告げられて――?
文字数 297,448
最終更新日 2023.12.22
登録日 2019.12.25
高木 真琴(たかぎ まこと)。
彼女の人生は現在、谷まっしぐらだった。
職場では御局様に目をつけられ、プライベートでは結婚を約束していた恋人に振られたばかり。
そんな彼女にとっての唯一の癒しは、同僚の兄が作るお弁当だった。
まともに料理が出来ない彼女の代わりに、定額で毎日お弁当を作ってくれている。
花より団子。
ほかの何よりも食事が一番好きな彼女にとって、お手軽でとても美味しいお弁当は、まさに天の恵みだった。
しかし、そんな日々を送る彼女に悲劇が訪れた。
家、全焼。
帰る場所を失った彼女に、同僚は提案する。
「定食屋の2階、格安で貸してあげるわよ」
同僚の実家は定食屋だったのだ。
その住み込み部屋が、どうやら空いているらしい。
その提案を有難く受け入れ、いそいそと荷物をまとめて引越しする彼女に待ち受けていたのはーー。
「だ、誰?」
金色長髪で目つきの悪いヤンキーの同居人だった。
文字数 66,235
最終更新日 2023.03.30
登録日 2021.12.23
鬼束くんと神様のケーキ
レンタル有り大学生の桜花(おうか)は、ある事情でひとりきりになり、住むところも失い困っていた。
体調を崩して倒れた彼女を救ったのは、顔は怖いけれど優しい鬼束(おにつか)と、彼に仕える執事の月影(つきかげ)だった。
鬼束は洋菓子店でケーキを振る舞っていた。そしてそのお店には、人間のお客だけでなく、神様が訪れるようで……?
文字数 110,958
最終更新日 2022.08.18
登録日 2020.12.27
おさんどん女子高生とひとならざるものの、愛も状況も重めでちょっと切ない異類婚姻譚もどきです(旧タイトル【完結】さよならのタイミング~お手ふりみーたんと私と火の車~※内容そのまま)もしよかったらのぞいてみてください。
高校一年の木ノ下澄雨は、母親と幼い弟の幹也と三人暮らし。
父親を亡くして三年、フルタイムで働く母親を支え、家事育児の一切を担い逞しく生きていた。
それなのに、年も押し迫った十二月も初めのこと。
澄雨の元に、かつて父親の葬儀に来たという見知らぬ若い男が姿を現す。
目にも鮮やかな深緋色(こきあけいろ)のスーツを身に纏ったその男は、縦に光る不思議な虹彩の挑戦的な眼差しで澄雨を眺めやる。
「あの時の、溢れんばかりだった怒りや悲しみは、まだ君の中に残っているかい?」
男はひとならざるもので、かつて交わした約束通り澄雨を迎えにきたという。
おとぎ話だ、いまさらだと澄雨は拒絶する。
父親を亡くしたばかりの心細げな女子中学生ならいざ知らず、今となっては押しも押されもせぬ、家事育児に忙しい立派なんおさんどん女子高生と化していた。
けれど、慎ましい胸の奥にわだかまる、この黒い泡はなんだろう。
澄雨の迷いを察した男は、
とある選択を持ち掛けてくるのだが。
クリスマスの夜に向かって、事態が急速に収束していく中、
雪はただ、しんしんと降りゆく――。
※只今、長いタイトル実証実験中です。前のタイトルでお読み頂いた皆さま、ご迷惑をお掛けして大変申し訳ございません。タイトルが違うだけで、中身は全く同じ作品となっておりますのでご注意ください。
※この話はフィクションです。参考にした類似、または特定の事件等はありません。
※作品全般に漂うシノニオイと女子中学生を口説くひとならざるものがいる為、お守り的R15指定です。
※R15指定に従い、若干残虐だったり性的な仄めかしがある話には*を付けてあります。宜しくご検討ください。
※カテゴリーに悩みましたが、正直、キャラ文芸でも青春でも恋愛でも、ホラー(怖くない)であってさえもいい気が。
********
旧題『さよならのタイミング』105枚(約4万字)2008/5 PNイマダ名義
※某小説投稿サイトのお題企画で書いた40枚弱を紆余曲折を経て改稿したものです。
文字数 41,710
最終更新日 2023.12.23
登録日 2023.12.17
★第5回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました!応援いただきありがとうございます★
大学一年生の春。夢の一人暮らしを始めた鈴だが、毎日謎の不幸が続いていた。
悪運を祓うべく通称:縁結び神社にお参りした鈴は、そこで不思議なイケメンに衝撃の一言を放たれてしまう。
「だって君。悪い縁(えにし)に取り憑かれているもの」
彼に連れて行かれたのは、妖怪だけが集うノスタルジックなカフェ、縁結びカフェ。
そこで鈴は、妖狐と陰陽師を先祖に持つという不思議なイケメン店長・狐月により、自分と縁を結んだ『貧乏神』と対峙するけども……?
人とあやかしの世が別れた時代に、ひとと妖怪、そして店主の趣味のほっこり焼き物が交錯する。
これは、偶然に出会い結ばれたひととあやかしを繋ぐ、優しくあたたかな『縁結び』の物語。
文字数 123,368
最終更新日 2022.01.22
登録日 2021.12.30
【第7回キャラ文芸大賞にて、奨励賞をいただきました! 応援ありがとうございました】
憧れの仕事で挫折をし、逃げるように実家に帰ってきた葵佐和子。ある日バスで偶然出会った老婦人「笹野屋富士子」に、「五十代、実家暮らしの物書き、結婚歴なし」だという彼女の息子との見合いを強引に約束させられてしまう。
約束の日、訪れた屋敷で待っていたのは、笹野屋永徳という和服の美丈夫だった。
見合いを断るも、家業で人を募集しているという永徳は、強引に佐和子をスカウトする。しかし、「職場見学」と称して案内された屋敷の奥で待っていたのは、あやかし向けのニュースサイト「あやかし瓦版オンライン」の編集部。
見合いは断ったというのに、「嫁候補」扱いをやめない永徳、個性豊かなあやかしたちに囲まれながら、あやかし瓦版の仕事を通して、佐和子は働く喜びを取り戻していく。
文字数 210,324
最終更新日 2024.04.04
登録日 2023.10.01
ある日、多田羅町から土地神が消えた。
天候不良、自然災害の度重なる発生により作物に影響が出始めた。人口の流出も止まらない。
日照不足は死活問題である。
賢木朱実《さかきあけみ》は神社を営む賢木柊二《さかきしゅうじ》の一人娘だ。幼い頃に母を病死で亡くした。母の遺志を継ぐように、町のためにと巫女として神社で働きながらこの土地の繁栄を願ってきた。
ときどき隣町の神社に舞を奉納するほど、朱実の舞は評判が良かった。
ある日、隣町の神事で舞を奉納したその帰り道。日暮れも迫ったその時刻に、ストーカーに襲われた。
命の危険を感じた朱実は思わず神様に助けを求める。
まさか本当に神様が現れて、その危機から救ってくれるなんて。そしてそのまま神様の住処でおもてなしを受けるなんて思いもしなかった。
長らく不在にしていた土地神が、多田羅町にやってきた。それが朱実を助けた泰然《たいぜん》と名乗る神であり、朱実に求婚をした超本人。
父と母のとの間に起きた事件。
神がいなくなった理由。
「誰か本当のことを教えて!」
神社の存続と五穀豊穣を願う物語。
☆表紙は、なかむ楽様に依頼して描いていただきました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
文字数 129,265
最終更新日 2023.12.31
登録日 2022.04.02
元麻薬取締捜査官の新庄一郎は、関東一円に勢力を誇っていた覚せい剤密売組織<ネクスト>のボスである
生田シオンを逮捕した。特異なカリスマ性を持ち、二年がかりで追い詰めての成果だった。だが、取り調べ後の帰宅中に自宅前で後ろから刺されてしまい死亡した。
白い光から目が覚めたが、そこには知らない景色が広がっていた。
事故により生死をさまよっていた高校生 新城 直哉の体に乗り移っていた。
新しく高校生として生まれ変わった新城は、学園内に蔓延る謎のチョコレートを知り、背後にある陰謀を突き止める。しかし、更にその背後にはあの<ネクスト>が関わっていることを知る。
そして肢体不自由な桂木 透子との出会いで恋に落ちるが…
文字数 27,478
最終更新日 2018.09.13
登録日 2018.09.11
真白悟による超短編集です。
他サイト(カクヨム、ノベルアップ+、小説家になろう、マグネット等)に投稿したものや、今まで書き溜めておいたものを気まぐれに投稿して行きます。
基本的には一話完結ですので、どこから読み始めても問題ないかと思います。ジャンルはバラバラなので、ジャンル毎に分ける努力はしますが、ジャンルエラー等ございましたら申し訳ございません。
長編小説を読みつかれたという方や、空き時間に少しだけ読みたい! という方はぜひご覧ください。
文字数 20,187
最終更新日 2019.08.23
登録日 2019.08.22
派遣社員だった翠川 環(みどりかわ たまき)は会社の都合で契約終了になり途方にくれていた。
せっかく都内に一人暮らししていたのに、貯金も底をつきそうになってしまい……
そこへ叔母から一本の電話が掛かってくる。
それは、自分の新しく経営するアパルトマンの管理人兼コンシェルジュを環にお願いしたいというものだった。
コンシェルジュの環と共に一つ屋根の下、一緒に住むことになるのは男性料理人の片桐。
入居者は季節ごとに様々な人がやって来る。
ひょんなことから始まったアパート経営物語。
*表紙写真はPhotoAC様よりお借りしています。
文字数 167,286
最終更新日 2021.01.25
登録日 2020.12.13
恋文やしろのお猫様 ~神社カフェ桜見席のあやかしさん~
レンタル有り◆「第3回キャラ文芸大賞」奨励賞・書籍化しました。ありがとう!
*番外編は初めての人でもなんとなく分かる内容になっています!本編ネタバレは極力しない方向
したためた恋文を奉納すれば、その想いは届き、きっと叶う。
『恋文やしろ』は、昔々、姫君の恋文を届けていた飼い猫――『お猫様』を祀ったお社だ。 だけどそのお猫様、恋の意味も分からないまま配達のお役目をするうちに、二又尻尾のあやかしとなっていた。
――そして縁は巡り『恋文やしろ』の隣に小さなカフェが開店する。 『Cafe恋文屋』は奉納恋文を書く場所であり、珈琲を楽しむお店。店主は『恋文やしろ』のある神社の縁戚であり、前向きさが取り柄の弓形さくら。
恋文をしたためる筆音と珈琲の香りの中で、恋を知りたいお猫様は……ゆっくりと人の恋を知る。
文字数 164,212
最終更新日 2021.04.21
登録日 2019.12.22
チビデブの「僕」は妙に押しの強い先輩に気に入られている。何もかも完璧な彼女に引け目を感じつつ、好きな映画や漫画の話が出来る日々を気に入っていたが、唐突に彼女が「君が好きだ」と告白してきた。「なんで僕なんかと?」と引いてしまう「僕」だが、先輩はグイグイと押してくる。オマケに自分が「女神」だと言い出した。
文字数 42,395
最終更新日 2022.03.27
登録日 2020.11.15
妖怪たちが住む世界、幽世。
そんな世界で宮廷医師の弟子として働いている百目鬼の冬菜は、薬や治療の勉強に励む日々。
ある日そんな冬菜に師匠の乱菊が初めて往診についてくるよう声をかけてくる。
その往診で患者として出会ったのは、美しい顔立ちをした青年だった。
文字数 23,782
最終更新日 2019.04.17
登録日 2019.02.18
恐るべきことに、全世界での行方不明者の数は年間で一億人にも及ぶと推定されており、その内のニ割――つまり約ニ千万人は、今も行方は知れずその生き死にすら判明していない。
この行方不明者の数に漠然とした不安を感じながらも普通の日々を送っていた18歳の青年・生方宗助(うぶかたそうすけ)は、偶然ある“もの”と遭遇した事で、これらの失踪事件の真相を知ることとなる。
宗助はこの危険な事件から家族や友人を守る為、スワロウと呼ばれるチームの一員となり仲間と共に事件解決へ奔走する。
次々と強敵や難題が立ち塞がり、状況は徐々に厳しさを増していくが……失踪事件の謎は少しずつ解き明かされていく。戦いの果てに彼らが見たのは、あまりに切ない真実だった。
仲間達との友情や恋、努力や葛藤を描いた異能力アクション群像劇。
文字数 4,857
最終更新日 2019.11.23
登録日 2019.11.17
とある町で頻発している怪奇事件を巡り、二人の少年が出逢う。
一人はその町で「由緒ある寺だ」と評判の四城寺の跡取り息子・高城岬。
もう一人は季節外れの美貌の転校生・影見河夕。
特殊な能力で怪奇事件の原因を取り除こうとする河夕だったが、犯人は想定以上の強さで……。
人との情を一切禁じ、人の心の闇に巣食う魔物を狩り続ける一族の若き総帥が出逢ったのは、底抜けにお人好しの少年だった。
二人の邂逅は、果たして未来への希望となるだろうか――。
※作者が別名義にて小説家になろうで連載完結(2007年)している同タイトルの物語を、現在年向けに推敲、改変しての掲載となります。
※表紙はフリー素材のぱくたそ様よりお借りしました。
※作者の趣味でほんのりとBL風味です。
文字数 371,677
最終更新日 2021.03.06
登録日 2020.12.30
便利屋と刑事がタッグを組む!事件を解決!謎の男を追う!
家に届く花や手紙。愛を語る恋人もおらず、誰かも分からないXからだった。エスカレートしていく一方的な愛は、いつしか怨恨へと変わっていく。
リックは警察に相談するが、近くで空き巣もあり疑われてしまう。ウィリアム・ギルバートと名乗る刑事は、訝しげな目で全力で疑ってくるのだった。警察はアテにならない、自分で動かなければ──。
だが動けば動くほど、リックの周りは災難が降りかかる。自動車爆発、親友の死、同じ空気を吸っただけの人間のタイミングの悪い病死。
ストーカーと空き巣は同一人物なのか。手紙や花を送ってくる人間は誰なのか。
刑事としてではない、全力でリックのために動こうとするウィリアム・ギルバートは何を考えているのか。
文字数 123,333
最終更新日 2021.05.11
登録日 2020.10.26
「それは、罪なのだろうか?」
最も犯罪許さない街・ジャマルナ。しかし、そこでの犯罪の八割が殺人出会った。街で犯罪を犯す三人の殺人鬼。彼らは一体何故人を殺すのだろうか。
文字数 4,855
最終更新日 2022.02.08
登録日 2022.02.06