どんでん返し 小説一覧
401
勇者を殺した罪で処刑される俺、本人が傍聴席に座っているんだが
勇者を殺した罪で、俺は死刑になるらしい。
……いや、ちょっと待ってくれ。
その勇者、今まさに傍聴席に座ってるんだが!?
魔王を討伐した英雄レオン・アルヴェインを殺害したとして、裁判にかけられた修理師カイル。
しかし、死んだはずの勇者はなぜか法廷に現れ、俺にしか見えない姿で呑気に笑っている。
そもそも俺が勇者を殺したのは、本人から頼まれたからだ。
それなのに、証拠の依頼書は消え、仲間たちも真相を知らず、裁判は圧倒的に不利な状況。
だが、一本の聖剣が持ち込まれたことで、事件は思いもよらない方向へ動き始める。
勇者は本当に死んだのか。
俺は一体、誰を殺したのか。
そして、勇者が命を懸けて隠そうとした秘密とは――。
死んだはずの勇者と、勇者殺しの修理師が織りなす、どんでん返しの異世界法廷ファンタジー。
402
砂の揺籠
ハーブロート公爵家の愛人の子、レイラ・ハーブロート公爵令嬢は、典型的な我儘令嬢でどうしようもないと噂される。
義母も相当な放蕩な女で、苦労している姉のシローヌ・ハーブロート公爵令嬢に同情の声が寄せられ、ハーブロート公爵の名声は地に落ちつつあった。
王太子妃の開いたお茶会でも暴れるレイラだが…?
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初の投稿です。
楽しんでいただければ幸いです。
403
読切短編 北を向く
2071年。温暖化により桜の開花パターンが崩壊し、「桜前線」という言葉が気象用語から消えて三十年が経つ。
民俗学の研究者である私は、かつて前線が通過した地域を鹿児島から北へ辿りながら、老人たちに話を聞いていた。質問はひとつだけ。「春になると、何か変わりますか」
三月になると空が気になる。北の方向が気になってしょうがない。毎年この頃になると落ち着かなくて困る——桜がなくなっても、その感覚だけが残っていた。
前線は消えた。でも人間の体の中で、それはまだ動いていた。
調査の最終地点、稚内で出会った九十二歳の元気象観測員。最後の桜前線を記録した人物。彼女もまた、桜のない窓の外を、北を向いて見ていた。
報告書を書き終えて、私は気づいた。自分もいつの間にか、北を向いていた。
404
「やめて!赤ちゃんだけは殺さないで!」【どんでん返しサイコホラー!】
私の集落は突然一人の男に襲撃された。私の夫が殺される。男は私を見つけ出した。私も殺すのだろう。まだ、私の赤ちゃんには気づいていない。待って私の赤ちゃんだけは、やめて。私の赤ちゃんだけは殺さないで!
※濃厚暴力描写、残虐描写。グログロ! 胸糞! ごみくず! 痛くしてごめんね!
どんでん返しサイコホラー! ジャンル分類不可能!
405
チリツモ貯金~ご利用は計画的に~
悪魔にもらった貯金箱。
あなたなら何を預けるーー……?
※この作品はエブリスタ、小説家になろうに掲載しています。
406
私と叔父は仲がよくない。
運転席に座る叔父、喜重郎を見つめながら、私は思いを馳せる――。
最小限の文字数で最大限に驚きたいあなたへ。
その数、わずか1000字。
若干のグロ注意。
407
作家は死んだ〜転生先で、〜書いた小説の主人公に転生したら、NPCに殺された〜
投資銀行で働く蓮は、誰も読まない異世界小説を書き続ける兼業作家だった。
ある夜、玄関に置かれた一冊の小説と現金十万円。差出人は不明。読んでくれという依頼だけが残されていた。
蓮はその小説を書き直す。三ヶ月かけて、政治と裏切りと戦争が絡み合う傑作に仕立て上げる。
そして奥多摩湖で、依頼主と名乗る男──セイリュウ・ネクサスに撃たれて死んだ。
目を覚ますと、そこは自分が書いた小説の中だった。
蓮は、自分が書いた主人公セバスチャンとして生きている。
物語の展開を、すべて知っている。誰が裏切るか。誰が死ぬか。何が起きるか。
それでも、何も変えられない。
変えようとするたびに、体が拒否する。血を吐き、世界が巻き戻る。
そして気づいてしまう──小説の中に、自分が書いていない展開が増えていることに。
ドラゴン。人を喰う帝国。あの男が、まだこの物語に干渉している。
自分が書いた世界で、自分の知らない物語が進んでいく。
作家は、もう死んでいる。
それでも、物語は続く。
408
読切短編 助けてください
エレベーターに閉じ込められた男が、非常ボタンを押して助けを求める。ただそれだけの話のはずだった。
だが待つあいだに、男は気づいてしまう。「助けてください」という言葉が、どこを向いているのかを。エレベーターのことか。仕事のことか。実家に帰った妻のことか。三年会っていない両親のことか——。
密室は、男の内側を映す鏡になる。
やがて扉は開く。作業員は言う、「大丈夫でしたか?」
男は答える。「……わかりません」
脱出できたのに、何一つ解決しない。その静かな不条理が、読み終えたあとも長く残る。握りしめたコーヒー缶の温もりとともに。
409
スウィートカース(Ⅸ):ファイア・ホーリーナイト
地球外生命体VS地球産異能力者!!
夜空のUFOを拳銃一挺で撃ち落とすこの男。男の名はロック・フォーリング。普段は教会の神父をよそおっているが、彼こそは闇の政府機関〝ファイア〟のほこる人型電磁加速砲だ。
西暦2071年……異星人〝アーモンドアイ〟の攻撃により、史上五回めの氷河期をむかえた地球。絶滅へのタイムリミットをただ待つだけの人類に、アーモンドアイの侵略はさらなる追い討ちをかける。ただ、人類だってまだあきらめてはいない。そう。この惑星には彼らがいる。常識離れの戦闘能力を秘め、熱いハートを心に燃やすこいつらが!
「命乞いでもしたいとこだが……相手がいないな」
410
好奇心は人をも殺す
自覚的なストーカー、如月空白。彼は愛する高嶺華が我門秋良とデートするという情報を聞きつけ、いつものようにストーカー行為を繰り返していた。
一方の我門秋良はとある少女から、如月空白と高嶺華が付き合っていると聞き、愛する少女を魔の手から守るため、ナイフを握り締めていた。
はたしてどちらの情報が正しいのか? 謎の少女の正体と目的は? 愛と狂気に飢えた若者たちの悲劇が今幕を開ける!
※小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しています
411
同床異夢と韜晦(どうしょういむ と とうかい)
「どうしょういむ と とうかい」と読みます。第0回さくちゃん大賞に応募しようとしていたら、
ほんとうに第1回さくちゃん大賞がやることになったので、ちゃんと仕上げようと思った作品です。
412
ズレてる僕とブレない彼女の謎解き活動報告
「付き合って下さい」「え?」。学校のアイドル藍沢陽菜に告白されたのはテキトーで怠惰の化身を自称する『僕』。文化祭実行委員として二人で活動していくうちに出会うのは日常の謎だった。学校の七不思議、他人だと言い張る友人、消えたファイルなど謎だらけ。この話は告白で始まり文化祭で終わる少し歪な青春と謎解きの物語。
ノベルアッププラスにても掲載しております。
この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
413
真実の境界線
洋館、殺人、クローズドサークル、名探偵。本格ミステリーの舞台は整った。(全四話)
【登場人物】
丸田寅之助:数々の難事件を解決し、名探偵と名高い。蝶ネクタイがトレードマーク。
青井夫婦:夫が製薬会社を退職したのを機に、各地を旅行している。
黒石:懸賞に当たり、友人と洋館を訪れた。
紺野:黒石と一緒にこの洋館へ。お酒に目がない。
横山:採石場で働いている。独身。貴重な休みに静かな場所へ旅行を。
白川:女子大生。試験休みを利用し、豊かな自然を求めてやってきた。
管理人夫婦:洋館ペンションの管理だけでなく、食事の世話などを行っている。
414
ラプソディーカフェの情景
とあるカフェにやってくる、客達のラプソディー
415
読切短編 視線
私の第六感は、外れたことがない。
入社初日、オフィスに足を踏み入れた瞬間——嫌な予感がした。
笑顔の裏を読み、声のトーンを測り、視線の動きを追う。問題はどこかに潜んでいる。隣の先輩か、愛想のいい課長か、目が泳いでいた同期か。十年磨いた直感が、必ず正解を教えてくれる。
昼休みあけ、給湯室からドア越しに声が漏れてきた。
「——感じ悪くない?」
予感は当たっていた。
ただ、矢印の向きだけが、違った。
416
最後の乗客たち
午後十一時四十五分。台風接近により、これが今夜最後のフライトだった。
羽田発札幌行き、JAL873便。出版社営業マンの桜井真一は、急ぎ東京に戻るため最終便に飛び乗った。だが、機内に乗客はわずか十人。異様に少ない乗客数に、漠然とした不安を感じる。
離陸直後、機内放送が緊急アナウンスを流した。
「この便に、爆弾が仕掛けられているという通報がありました。午前一時に爆発するとのことです」
あと五十五分。台風で羽田空港は閉鎖済み、引き返すことはできない。パニックに陥る乗客たち。そして追い打ちをかけるように、さらなる事実が告げられる——「犯人は、この機内にいる」
必死の捜索の末、後方トイレで発見された時限爆弾。だが、飛行中の機内からは投げ捨てることができない。残り時間は刻々と減っていく。
突然の停電。そして一人の乗客が姿を消した。照明が戻ると、黒いフードの人物がコックピット前に立っていた。手には拳銃。
「私の名前は安藤由美。七年前、この航空会社の客室乗務員でした」
彼女が語ったのは、七年前に起きた墜落事故の真実。整備不良が原因で百二十三名が死亡したが、会社は事故を隠蔽し、責任を現場のパイロットに押し付けた。
そして、この便に乗る十人の中に、当時の隠蔽工作に関わった人間たちがいるという。元整備部長、元広報部長、元社長夫妻——安藤は彼らを予約システムのハッキングによって、意図的にこの便に集めていた。
「全ての真実を告白すれば、爆弾を止める」
機内には隠しカメラが設置され、すべてが録画されている。告白するか、全員で死ぬか。究極の選択を迫られる乗客たち。
だが、機長が仲裁に入る。「こんな方法は間違っている。一緒に真実を明らかにしよう」安藤が銃を下ろしたその瞬間、元整備部長が襲いかかった。
銃声。
男は胸を撃たれて倒れた。
爆弾のタイマーは残り五分を切っていた。解除コードを入力するスマートフォンが見つからない。三分、二分、一分——残り三秒で、ようやく爆弾は停止した。
着陸後、安藤は逮捕される。だが、桜井は気づいていた。何かが、まだ終わっていない。
不自然な点があった。機長の反応、そして元整備部長の死の状況。銃口の角度が、物理的におかしい。
真実を追及した桜井が突き止めたのは、衝撃の事実だった。
元整備部長を撃ったのは安藤ではなく、機長本人。彼は安藤の復讐計画を利用し、七年前の隠蔽工作で親友を失った自分の復讐を遂げていた。復讐は、さらなる復讐を呼んでいた。
一万メートル上空の密室で繰り広げられる、恐怖と緊張の二時間。爆弾、銃、そして人間の憎悪が交錯する中、真実は次第に明らかになっていく。
生き残るのは誰か。そして、本当の犯人は——。
これは、最後の乗客たちが体験した、極限のサスペンス。
417
露悪家から、君へ。
優秀と天才が交わした約束、その果てに浮かび上がる可能性は。
企画:いろは小説(2011/7/29作)
※この作品はTwitter(@ojitw)・カクヨム・小説家になろう・エブリスタ・アルファポリス・pixiv等に掲載しています。
418
時ヲ震ワス鐘 ~御嶽山大噴火~
妻の『桂花(ケイカ)』は毎年、夫の『紫苑(シオン)』と一緒に御嶽山に登山に出かけるのが楽しみだった。しかし、桂花が妊娠したことにより、今年は紫苑ひとりで登ることになった。
2014年9月27日。この日、御嶽山の大噴火が発生する。
紫苑は行方不明になり、桂花の元へは帰って来なかった……。しかし、紫苑のお墓で出会ったお坊さんから、不思議なことを言われる。
桂花は、果たして紫苑を救い出すことができたのか……?
あの御嶽山の大噴火から救い出せたのか……?
大どんでん返しの結末がそこに待っていた……。
愛し合う夫婦の思い出の場所を舞台にした『御嶽山大噴火』をめぐる恋愛タイムスリップ・サスペンス。
もし、あなたが過去に戻って、大好きな人を救い出せるとしたら、歴史が変わったとしても戻りますか……。
【登場人物:花の名前(花言葉)】
・桂花(ケイカ):キンモクセイ(初恋)
・紫苑(シオン):シオン(君を忘れない)
・秋桜(コスモ):コスモス(調和)
※全て9月の花
【表紙】
・表紙画像:anncapicturesさんご提供のフリー画像。ありがとうございます。
・文字入れ/装飾:miraii♪
私の祖父の家が、御嶽山の麓の長野県大滝村にあり、この噴火で家が壊れてしまいました。私自身もこの御嶽山には小さい頃に8回ほど登っていて、一度、濃い霧で道が全く見えなくなり、崖から落ちてキズだらけ、血だらけになり、服もビリビリに破れ、完全に登山ルートから外れてしまいました。道に完全に迷い、気や草を掻き分けてとにかく下へ降りて行くと、偶然にも日が落ちる少し前に登山ルートにぶつかり、登山客に助けられました経験があります。自然の恐ろしさをこの時、身を持って体験しました。
最後にこの御嶽の噴火災害で亡くなられた方、まだ行方不明の方、そして、そのご家族、ご親戚、ご友人の方におかれましては、心からお悔やみ申し上げます。
私たち日本人は、幾多の大災害にもめげずに、何度も立ち上がり、何度も助け合い、復興して来た歴史と、その絆を持つ素晴らしい血が流れています。今後、このようなことがないことを祈りつつ、語り継いで行ければと思います。(*ˊ˘ˋ*)
419
裏切りの剣士は勇者に恋をする ~魔王の部下だけど勇者の少女に恋をしました!?~
魔王討伐を目指す勇者一行。
だが、剣士のカインは、勇者一行に潜り込んだ魔王の部下で、しかも勇者の少女・ロカに恋をしてしまう。
そして、来たる魔王討伐の日、まさかのどんでん返しが待ち受けていた……!?
これは、「2つの」決戦前夜を描いた物語……――
ゆるく読める、ラブコメ・ファンタジーです……♪
※ 表紙イラストは、親友の朝美智晴さまからいただきました♪
420
落語『鶴の恩返し』
昔話の鶴の恩返しを落語化。
しかしこちらはその話を聞いて欲張った若者でございます。
421
よろず商人エリー 死神の約束
母を病気で亡くした翔のもとに仮面をつけた怪しい男が現れる。彼の名はエリー。エリーが徐に取り出したのは、見た目は何の変哲もないノートだった。しかし、彼曰く、そのノートに書いたメッセージは生前の母に届くという。
これは時を超えた約束の物語。
422
【完結済】シャルンホルストとグナイゼナウ ~モカを飲みに来ただけなのに、90年代のタワーで世界の陰謀に巻き込まれました~
俺の友人・扶桑は、ただ一杯のモカを飲みに来ただけだった。
時は1990年代。
舞台は、バブルの残骸が詰まった高層ビル「シャルンホルスト・タワー」。
扶桑が地下の喫茶店でウェイトレスに一目惚れした日から、すべてがおかしくなる。
絶対にフルフェイスを脱がないライダー。
旧日本陸軍の軍服を着た少女。
ハンググライダーで空を飛ぶ“鬼”。
そして、人間の認識を狂わせる謎の薬。
なぜモカはしょっぱいのか。
なぜタワーは狙われるのか。
「シャルンホルストとグナイゼナウ」とは何なのか。
ただのギャグ、登場人物の名前、各話につけられたヨーヨー技――。
笑って読み飛ばしたすべてが、最後の一話で伏線に変わる。
90年代レトロ×異能バトル×すれ違い恋愛。
全33話完結済みの群像ミステリーコメディ。
423
時奈の日常
とある家族の平和な日常……。
3タイプのストーリーを用意しました。どれも平和な日常を描いたものですが、結末がそれぞれ微妙に違っています。小説家になろうやノベルアップ+にも投稿しています。
424
井辺杉花蓮さんの唯一な日々。―― 川べり図書館で「一度きり」をあつめる話 ――
町はずれ、川べりに建つ小さな図書館。
司書の井辺杉花蓮のまわりには、今日も“世界の一度きり”が静かに集まってくる。
返却ポストに紛れ込んだ見知らぬ一冊の本をきっかけに、川のこちらと向こうが、ほんの少しだけつながりはじめる――。
事件は起きないのに、きょうという日がすこし特別になる、
大人のための“少し不思議な図書館物語”。
📖あらすじ
町の真ん中を流れる「川」のほとりに、古びた二階建ての小さな図書館があります。
そこで働く司書・井辺杉花蓮(いべ・すぎ かれん)の一日は、いつも決まった手順から始まります。
川べりの道を歩き、ガラス扉の鍵を開ける前に、まず返却ポストをのぞくこと。
ある朝、返却ポストから落ちてきたのは、心当たりのない淡い青色の一冊――『川の向こうで読む本』。
書架を確認すると、同じ番号・同じ装丁の本がすでに棚に並んでいました。
図書館に、同じラベルの本が二冊あることは、本来ありえないはずなのに。
やがて花蓮の前に、「向井」と名乗る男性が現れます。
彼は、川の“向こう側”にあるという「川向市立図書室」の司書だと語り、
「増えてしまった本」と、「一冊でなければならない本」の話を静かに差し出してくるのです。
夜の橋の上、川面に沈んでいく青い本。
返却ポストから届く、不思議な手紙。
そして、「明日の十一時に、川べりのベンチで本をひらいていてください」という、ささやかな約束。
事件も大どんでん返しもない。
それでも、返却される一冊ごとに、その人の、その日の「唯一」がそっと顔を出す。
本と川と小さな図書館がつなぐ、“世界の一度きり”をめぐる連作ライト文芸です。
425
借金返済の為、ヤンデレ彼女とデスゲームに参加してみた【彼女が強すぎて運営が涙目】
「ねえ、タクヤくん。私、嘘なんてついてないよ?」
巨額の負債を背負った論理的な青年・タクヤと、彼を盲目的に愛する純真な恋人・アイリ。
二人の元に届いたのは、優勝賞金10億円を賭けた『マリアージュ・ゲーム』への招待状だった。
ルールは至ってシンプル。「パートナーを信じ抜くこと」。
しかし、その実態は、囚人のジレンマ、不完全情報ゲーム、相互不信を極限まで煽る、悪魔的な心理戦だった。
毒入りの食事、見えない裏切り者「ジョーカー」の存在、そしてアイリが時折見せる、機械のように冷徹な表情……。
彼女は本当に、僕が愛した「聖女」なのか?
それとも、僕を破滅させるために送り込まれた「魔女」なのか?
――信じるか、裏切るか。それとも、裏切ったふりをして愛を守るか。
互いの思考を読み合い、論理(アルゴリズム)の裏をかき続ける二人。
全ての嘘が暴かれた時、そこに残るのは絶望か、それとも世界一美しい愛か。
予測不能の展開と、涙腺を崩壊させるラスト。
文学的筆致で描く、新時代のサスペンス・ラブストーリー。
426
読切短編 正直者の値段
生まれつき、嘘がつけない。
それだけが、田中誠一のすべてだった。
就職面接で「弱点は?」と問われ「嘘がつけないことです」と答えた男は、なぜか採用される。会議で「この企画はダメです」、飲み会で「部長の話は三回目です」と言い続けた男は、なぜか昇進する。忖度も社内政治も知らない純度百パーセントの言葉は、腐った組織の中でだけ、最強の武器になった。
チームリーダー、課長、部長、役員、そして社長へ——。
正直者が、頂点に立つ。
だがある日、株主総会で問われた。「今後の見通しは?」
田中は、初めてマイクを置いた。
わからない、ということが——初めてわかった。
笑えて、少しだけ怖い。現代の組織と「誠実さ」の限界を問う一篇。
427
煤宮 ――仇討ちの果て
背を向けてでも生き残れ――それが煤宮という剣術の教えだった。
文政の世、仇討ちの旅を続ける坂下新之丞は僧・宥仁との出会いによって仇の居場所を知る。山賊の根城と化した七沢の砦。その首魁こそが十六年前、父母を斬った男――然全だった。
その果てに何があるかも知らずに、新之丞は七沢砦へと向かう
※校正、時代考証、タイトル、あらすじにAIを利用しています。
428
窓辺の歌うたい
最近の僕はどうにもおかしい、ひどく胸が高鳴るのだ。
その理由はもちろん君で···
エブリスタ様にて、超·妄想コンテスト『ドキドキの理由』応募させていただきました。
全6回で毎日21時更新予定です。
エブリスタの方は全話公開済みです。
純愛、変態、どんでん返し···ピンと来た方はぜひご一読ください。
429
眠気
とある男のとある日の話です。
430
突然の雨はこまる
みんなそれぞれの環境と暮らしがある。
431
ファンタジー系短編集(10000字以下)
10000文字以下のファンタジー短編集です。ホラー・恋愛・どんでん返し…ジャンルや文字数は色々です。
1.ダーナの館(9729文字・パニックホラー)
母の治療費を稼ぐために城下町デアドラに来た少女ナタリア。住み込みの仕事を探していた時、貴婦人ダーナと出会い館で働かないかと誘われ快諾する。しかし、ナタリアはそこであるものを目撃し、親孝行な少女は命の危険を感じる。
2.お嬢様の遺書(4622文字・恋愛)
ある日誇り高き公爵令嬢が自殺し、メイドが遺書を発見した。そこには「失恋した」と自殺した理由が綴られている。どうも不細工な庭師が関係しているらしい。
3.守れなかった(7838文字・恋愛)
最愛の姫が復活した魔王に連れ去られてしまった。助けねば。
勇者と姫と魔王と魔法使い。剣と魔物の王道ファンタジーどんでん返し短編です。
432
読切短編 投函済み
余命三ヶ月と告げられた日から、田中修一は毎朝一通ずつ手紙を書いた。妻へ、娘へ、古い友人へ、謝りたい人へ——死を前にしてようやく書けた言葉を、丁寧に封じてポストへ投函した。
三十一通目の朝、電話が鳴る。「検査結果、取り違えだったって」。
命は戻ってきた。でも言葉は、もう戻らない。
死を覚悟したときにしか書けない正直さがある。それを知ってしまった人間は、生き続けながらどこへ向かうのか。喜びと喪失が同時に訪れる瞬間を、静かに、鋭く描いた一篇。
433
おっさん鑑定士と呪いの宝石
三雲宗一郎、四十九歳。独身。腰痛持ち。
都内の片隅にある老舗質店《千古堂》を営む、宝石鑑定士である。
宗一郎には、誰にも明かしていない秘密があった。
宝石に触れると、その石が過去に見聞きした光景を読み取ることができるのだ。
宗一郎はそれを、宝石に残された“残映”と呼んでいた。
ある日、宗一郎のもとへ、百年以上前から、所有者が次々と不審死を遂げてきたという、いわくつきのブラックダイヤモンド《夜の涙》が持ち込まれて、宗一郎は殺人事件へと巻き込まれていく。
これはーーさえないおっさん鑑定士の、命懸けの再鑑定の物語。
434
招かれざる客
「ただいま」と帰宅すると家には知らない女性客がいた。彼女は自分のことを知ってると言うがこちらは女性客のことを何も覚えてない。親しげに話してくる女性客だがそのうちとんでもない言動を起こしだし――!?
◇この作品はエブリスタにも掲載しています
435
虐待防止アンドロイド
娘を虐待した母として虐待防止支援施設に連れてこられた吉原真理子は、娘そっくりなアンドロイドと生活を共にすることとなる。
表紙画像 ゲームまてりあるず様
https://game-materials.com/
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逆ハーヒロインもどきなら
作者:うるいあ
最終エピソード掲載日:2025/08/16
私は逆ハーヒロインもどきである。
誰の心も射止められなかったからもどきである。いろんなイケメンにイケメンで心もある私わかってるムーブをかましたヒロインである。スッキリ努力型サバサバ系の王女ヘイリー様とその一行に、ドン引き引き抜きされてのボッチである。
潜在的な魔力の資質を見込まれ、分家筋の商家から伯爵家の養女となったベリナリアは、市井から見出された王女ヘイリーに気に入られず、周囲からも愛想を尽かされてしまう。ついに強い魔力の秘密を暴かれ、唯一の支えだった従魔も奪われ……ようとした、その時に、転生を思い出し。ーー逆ハーヒロインもどきを自覚した先にあるものとは。
※小説家になろうと重複投稿です。
437
【完結】闇堕ちメモリアル
とある事件を機にホスト稼業から足を洗った織田童夢は、それまでの生き方を反省して慈善事業に勤しむこととなった。
だが現実は甘くなく、副業をしないと食っていけなくなった。不本意ながらも派遣でコールセンターへ勤務しはじめた童夢は、同僚の美女たちと出会って浮かれていた。
そんな折、中年男性の同僚たちが行方不明になりはじめる。そのうちの一人が無残な他殺体で発見される。
犯人は一体どこに。そして、この裏に潜む本当の目的とは……?
月狂四郎が送るヤンデレミステリー。君はこの「ゲーム」に隠された意図を見破れるか。
※表紙はAIにて作成しました。
※全体で12万字ほど。可能であればブクマやコンテストの投票もお願いいたします。
参考文献
『ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~』宇都宮直子(小学館)
438
人生やりなおしっ子サイト
上司のパワハラによる退職と、実の母親の死により、今後の人生に絶望したカヨのもとに送られてきた「人生やりなおしっ子サイト」。それは、己の運命を呪い、死を臨もうとも、一人で実行するだけの勇気のない者達が集い、皆で一斉に自殺を行うというものだった。サイトに登録したカヨは、サイトの管理人から指定された日に、マサキ、ジュン、スミエ、ミナ、同じ思いを持った者達と出会う。しかし自殺の準備をしていく中で、カヨの中では違和感が膨らんでいく。そうして皆で自殺を行なったことで分かった、サイトの真実とは。
439
読切短編 きれいな世界
原因を消せば、結果も消える。
魔法使いのリオルは、病気や争いの「根そのもの」を除去する力を持つ。薬でも交渉でもなく、問題が発生した運命ごと消し去る。その力で、世界から苦しみが次々と消えていった。
ある朝、依頼人が来なくなった。
人々はリオルを知らない顔で通り過ぎる。「魔法使い」という言葉すら通じない。自分は鏡に映っている。存在はしている。なのに、何かが根本から欠けている。
問題がなければ魔法使いは要らない。魔法使いが要らなければ、魔法使いが生まれた原因も要らない——
論理の果てで、リオルは窓の外を見る。
争いも、病も、飢えもない、きれいな世界を。
これは救済の話か。消去の話か。
440
マクデブルクの半球
ある夜、電話がかかってきた。ただそれだけの、はずだった。
高校時代、自分と折り合いの付かなかった優等生からの唐突な電話。それが全てのはじまりだった。
電話をかけたのとほぼ同時刻、何者かに突き落とされ意識不明となった青年コウと、そんな彼と昔折り合いを付けることが出来なかった、容疑者となった女、ユキ。どうしてこうなったのかを調べていく内に、コウを突き落とした容疑者はどんどんと増えてきてしまう───
「犯人を探そう。出来れば、彼が目を覚ますまでに」
自他共に認める在宅ストーカーを相棒に、誰かのために進む、犯人探し。