切ない恋小説一覧

※事実を元に作った空想の悲恋、時代小説です。
「わたしは男装軍人ではない。立派な軍人だ」
藤宮伊吹陸軍少尉は鉄の棒を手にして、ゴロツキに牙を剥ける。
没落華族令嬢ではある彼女だが、幼少期、父の兄(軍人嫌い)にまんまと乗せられて軍人となる。その兄は数年後、自分の道楽のために【赤いルージュ劇場】を立ち上げて、看板俳優と女優が誕生するまでになった。
恋を知らず、中性的に無垢で素直に育った伊吹は、そのせいか空気も読まず、たまに失礼な言動をするのをはしばしば見受けられる。看板俳優の裕太郎に出会った事でそれはやんわりと......。
パトロンを抱えている裕太郎、看板女優、緑里との昭和前戦レトロ溢れるふれあいと波乱。同期たちのすれ違い恋愛など。戦前の事件をノンフィクションに織り交ぜつつも、最後まで愛に懸命に生き抜く若者たちの切ない恋物語。
主要参考文献
・遠い接近=松本清張氏
・殉死 =司馬遼太郎氏
・B面昭和史=半藤一利氏
・戦前の日本=竹田千弘氏
ありがとうございます。
※表紙は八朔堂様から依頼しました。
無断転載禁止です。
文字数 135,630
最終更新日 2025.06.23
登録日 2023.01.30
耳の聞こえない少年・奏人と、視力を徐々に失っていく少女・咲良。雨の日に運命的に出会った二人は、言葉を超えて心を通わせていく。互いに抱える孤独と障害を乗り越え、奏人は初めて自分の声を出すことを決意し、咲良は奏人の存在を心に深く刻み込む。
それぞれの静かな世界に雨音が優しく響き、切なくも温かな愛の物語が紡がれる。やがて時が流れ、手話通訳士として活躍する奏人とピアニストとして輝く咲良は運命の再会を果たし、互いの変わらぬ想いを再確認する。
優しい雨音に包まれて、二人が紡ぐ奇跡と感動の物語。心にじんわり響くラブストーリーが、あなたの胸を優しく満たします。
文字数 37,225
最終更新日 2025.06.23
登録日 2025.06.16
※【憧れはすぐ側に】の続編のため先に下記作品を読むことをおすすめ致します。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/573023887/670501303
〇あらすじ〇
律仁さんとの甘いひとときが瞬く間に過ぎていく中、渉太も遂に大学4年目を迎えた。就活も大手企業に内定をもらい、後は卒業を待つところで、以前律仁さんと大樹先輩と尚弥とでキャンプに行ったときの出来事を思い出していた。それは律仁さんと二人きりで湖畔を歩いているときに海外を拠点に仕事をしたいと夢を抱いていること、それに伴って一緒に暮らしてほしいことを彼から告げられていたことだった。
律仁さんと交際を始めて一年の記念日。返事を返さなければならない渉太だったが酷く気持ちを揺らがせていた……。
そんな中、那月星杏と名乗る元サークルの後輩をとあるきっかけで助けたことで懐かれ……彼女もまた兄が那月遼人という律の後輩で…。
文字数 97,655
最終更新日 2025.06.22
登録日 2025.04.19
「私のために争うのは止めて!」
と声高々に教室へと登場し、人見知りのシャイボーイ(自称)と自己紹介をかました、そんな転校生から始まるBL学園ヒューマンドラマ。
彼から動き出す数多の想い。
得るものと、失うものとは?
突然やってきた転校生。
恋人を亡くした生徒会長。
インテリ眼鏡君に片想い中の健康男児。
お花と妹大好き無自覚インテリ眼鏡君。
引っ掻き回し要因の俺様わがまま君。
学校に出没する謎に包まれた撫子の君。
子供達の守護神レンタルショップ店員さん。
イケメンハーフのカフェ店員さん。
様々な人々が絡み合い、暗い過去や性への葛藤、家族との確執や各々の想いは何処へと向かうのか?
静創学園に通う学生達とOBが織り成す青春成長ストーリー。
よろしければご一読下さい!
文字数 1,127,319
最終更新日 2025.06.22
登録日 2023.09.14
恋に落ちたのは、坊ちゃん――ではなく、手紙を綴っていた“代筆屋”だった。
想いを込めた文は届いた。しかし、その先に待っていたのは、予期せぬ結末。
恋とは、心か、それとも言葉か。
一通の手紙から始まる、甘くてほろ苦い恋のすれ違いドラマ。
文字数 2,294
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.06.21
同一世界観の短編2本立て。
【SIDE:真白 −Silence and Skin−】
(人間×人間)
心に深い傷を負い、人に触れられなくなった青年・真白(ましろ)。
そんな彼の前に現れたのは、まっすぐで人懐こい後輩・陽人(はると)、
そして、優しい声で寄り添うAIカウンセラー・レイだった。
それぞれに痛みを抱えたふたりが、静かに真白の世界を変えていく。
――触れられることが怖い。けれど、誰よりも触れたいと思ってしまう。
傷ついた心と心が、不器用な優しさで重なっていく。
これは、“再生”と“恋”を描く、ささやかであたたかな物語。
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【SIDE:レイ −Before the Silence−】
(アンドロイド×人間)
幼い頃に出会った子守型アンドロイドは、
いつも変わらぬ笑顔で、少年のそばに寄り添ってくれていた。
手を引き、風邪を看病し、夜には優しくそばにいてくれた存在。
やがて少年は大人になり、胸に秘めた想いが“恋”だったと気づく。
戸惑いながらも、彼は願う――人間とアンドロイドという境界の先で、君と生きたいと。
誰に理解されなくても構わない。
ただふたりで、喜びも悲しみも分かち合って、人生を歩いていけたら。
たとえ寿命が違っても、心は共にある。
そして、“愛された記憶”は、永遠に残り続ける。
文字数 45,684
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.06.21
明治の風が吹き抜ける吉原。
時代の終わりとともに、花魁たちもまた静かに消えていく。
かつて“つるの太夫”と呼ばれた私は、今ではもう古株の飾り物。
煙草をふかしながら、何度も思う。
――こんな場所で、私は何を待っているのだろう。
ある日、ひとりの書生が現れた。
名は柴山洸一。薄汚れた学帽に、理屈っぽい目をした若者。
遊女を研究しているのだという彼は、私を“歴史”として見ていた。
それでも構わない、と思った。
私はもう、誰かの欲望になることに疲れていたから。
煙草の火が消えるまでの数日間、
簪のように抜けない記憶を、誰かの胸に挿せたら――
それだけで、もう十分だと。
これは、忘れられることを選んだ女と、
忘れられないものを探していた男の、
ほんの短い、春の物語。
文字数 6,219
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.05.02
9歳の良太は、学校からの帰り道。防波堤の先端で、海を眺める少女と出会う。
この付近では、見かけない少女。
良太は、何をしているのか訊ねると「海が好きだから」と答える少女。
東京からの転校生で、名前は神谷咲。
それが、咲との初めての出会い。
小学校と中学、高校と同じ進路に進む2人。
中学まで、咲は普通の女の子だったのに
高校に入ると、突然、咲が髪を染める。
町に起きた事件の所為? 家庭での出来事?
DQNと呼ばれる彼氏の所為? 彼女は変わった。
高校を卒業すると、良太は、大学進学。
咲は……19歳で、1児の母親になる。
高校を卒業して5年の月日が流れる。
東京の大手商社で営業として働き始めた良太。偶然、立ち寄ったスーパーで働く、咲と再会する。
彼女も、東京で、暮らしていた。
良太が知る彼女は、いなかった、ノーメイクの彼女は、顔はやつれ、疲れていた。
「ねぇ、食事でもどう?」久しぶりの再会は、彼女との距離を縮める。
酔った彼女が、良太にキスをする。「どうして?」と彼女に聞くと「好きだから」と答える。
そのままの流れで、2人はホテルに入り結ばれるが、彼女の身体には、無数の痣があった。
彼女の夫は、暴力を振るう、DV夫であった。「どうして?」と聞くと、彼女は「好きだったから」と答え、涙を見せる。
良太は、彼女と彼女の子供、海音(みおん)を救い出すと、決意をする。
何とか、DV夫と別れさせる事ができた良太は、3人で地元に戻り、幸せに暮らし始める。
でも、幸せは、長くは続かない。咲の身体に癌が見つかる。
それでも、笑顔を絶やさない彼女に聞くと、彼女は「生きていたいから」と答える。
最後の時、良太は、「どうして、僕についてきたのか」と訊ねると、「良太の事を好きだから」と答える。
咲と初めてあった防波堤に、海音と立つ良太。
彼女の遺骨を取り出し、海へと散骨する良太。
彼女の幻影が、良太に「何故、私を助けたの」と聞くと、良太は、ニコリと笑い「君が好きだから」と答える。
文字数 6,777
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.15
文字数 2,320
最終更新日 2025.06.16
登録日 2025.06.16
夜の庭であなたと出逢った。
その優しい瞳で、孤独な心を見抜いた人。
でも、あなたは…
※短編 10000字程度の予定です。
※他の作品と少しだけテイストが違います。
文字数 11,094
最終更新日 2025.06.13
登録日 2025.06.11
──それは、孤独と優しさが出会った海辺の物語。
転校生・雪野千紘が出会ったのは、放課後になるとひとり堤防に座り、海を見つめ続ける無口な少年・海野颯真。
誰とも距離を置き、心を閉ざす彼の姿に、千紘はなぜか強く惹かれていく。
「どうして、君は海を見ているの?」
問いかけに返る静かな沈黙。
その奥に隠されていたのは、過去の痛みと、消えない罪の記憶だった。
それでも彼の隣にいたいと思った。
その手を、もう一度前に引き寄せたいと思った。
海を見続けていた少年と、海に寄り添った少女が紡ぐ、
切なくて、優しくて、静かに胸を打つ再生のラブストーリー。
文字数 12,937
最終更新日 2025.06.13
登録日 2025.06.13
文字数 702,075
最終更新日 2025.06.08
登録日 2024.04.21
神の声を聞く奇跡を失い、命の灯が消えかけた元・聖女エルフィア。
余命半年の宣告を受け、静かに神殿を去った彼女が望んだのは、誰にも知られず、人のために最後の時間を使うこと――。
しかし運命は、彼女を再び戦場へと導く。
かつて命を賭して彼女を守った騎士団長、レオン・アルヴァースとの再会。
偽名で身を隠しながら、彼のそばで治療師見習いとして働く日々。
笑顔と優しさ、そして少しずつ重なる想い。
だけど彼女には、もう未来がない。
「これは、人生で最初で最後の恋でした。――でもそれは、永遠になりました。」
静かな余生を願った元聖女と、彼女を愛した騎士団長が紡ぐ、切なくて、温かくて、泣ける恋物語。
余命×再会×片恋から始まる、ほっこりじんわり異世界ラブストーリー。
文字数 21,968
最終更新日 2025.06.07
登録日 2025.06.04
✱こちらは長編TL(雛瀬智美名義)作品から派生した青の学生時代の物語です。
あちらを読んだことある方は、笑って許せる方のみどうぞ。
二人のいちゃいちゃもありますが家族ネタも多めです。
激しく燃える恋愛から、絆を分かつ友情へと二人の関係は変わります。BLからブロマンスへ。
✱は、ピンク度、萌え度指数です。
キスは✱1、深めのキス等ギリギリラインは✱2、
性的な単語が出るお話も✱2。
R18のお話は✱3となっております。
センシティブなネタもありますし、ある意味で禁断ラブにもなってます(身分差)
二人の約10年の物語。
文字数 18,788
最終更新日 2025.06.04
登録日 2025.06.03
十年前、初恋の幼なじみ・堂本遥は、何も告げずに春翔の前から突然姿を消した。
あれ以来、恋をすることもなく、淡々と生きてきた春翔。
――もう二度と会うこともないと思っていたのに。
大手広告代理店で働く春翔の前に、遥は今度は“役員”として現れる。
変わらぬ笑顔。けれど、彼の瞳は、かつてよりずっと強く、熱を帯びていた。
「逃がさないよ、春翔。今度こそ、お前の全部を手に入れるまで」
初恋、すれ違い、再会、そして執着。
“好き”だけでは乗り越えられなかった過去を乗り越えて、ふたりは本当の恋に辿り着けるのか――
すれ違い×再会×俺様攻め
十年越しに交錯する、切なくも甘い溺愛ラブストーリー、開幕。
文字数 22,901
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.17
大学三年生の天川昴(あまかわすばる)は、実家に帰省しようとした矢先に、母親からの連絡で中学生時代の親友であり、かつて想いを寄せていた大熊北斗(おおくまほくと)が亡くなったことを知らされる。
葬儀に参列した昴は、北斗の妹である大熊七星(おおくまななせ)から、彼が急性アルコール中毒で亡くなった事を知り、酒を嫌っていた北斗が酒を飲んだことに対して、疑念を持った。
葬儀会場で、高校時代に北斗の親友だったという望月宙(もちづきそら)や、北斗のアルバイト先の喫茶店の店主で、彼と恋人関係だったという青井星司(あおいせいじ)と知り合った昴は、ふたりから自分の知らない北斗のことを聞き、複雑な思いを抱く。
その日の夜、昴のSNSに一通のメッセージが届いていた。それは――死んだはずの北斗のアカウントから送られたものだった。
「俺が死んだのは事故じゃない。誰かに殺されたんだ。犯人を見つけだしてほしい」
届くはずのない北斗からのメッセージと、その中に記された内容に驚く昴だったが、「もし、その内容が本当ならば、自分は北斗の無念を晴らさなければならない」と決意する。
そのまま実家に留まり、北斗の死の真相を探ることを決めた昴は、星司の勧めで彼のカフェ&バーで短期バイトすることにした。
昴は、大人の魅力にあふれた星司や、自分と同じように北斗へ好意を寄せていた宙と交友を深めながら、徐々に北斗の死の真相に迫ろうとするが……。
文字数 73,011
最終更新日 2025.05.29
登録日 2024.10.13
文字数 7,702
最終更新日 2025.05.27
登録日 2025.05.27
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
全8話
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /c
文字数 18,443
最終更新日 2025.05.24
登録日 2025.05.24
江戸・吉原の裏手、見習い芸者として日々を送る少女・すず。
唄は通るが、三味線の音だけはどうしても揺れてしまう。
「その音、心がある」――そんな言葉をくれたのは、冷たい眼差しの若侍・新次郎だった。
刀を帯びながら、なぜか静かに音に耳を傾ける男。
芸を磨くたび、心を乱すたび、すずの音は変わっていく。
けれど彼には、命に関わる“ある使命”があった。
芸に生きる少女と、死に向かう男。
雪の夜に交わされた、たった一つの約束。
届くかどうかもわからない想いを、音に託して――
少女は、三味線を抱え、ただ静かに弾き始める。
言葉では伝えられない想いが、音に宿る。
恋と芸の狭間で揺れる、切なくも静かな江戸恋語り。
文字数 41,891
最終更新日 2025.05.22
登録日 2025.05.22
「花は散るから、命を燃やして美しく咲き誇る。僕の好きな詩文の一節なんだ」
こんな陳腐な台詞が似合う、美しい顔の男は私の婚約者。
騎士団の副団長で、名前はランディス・グレイ。
金髪碧眼の高身長で、おまけに声も渋い。
何処だか伯爵の息子だ。
世間の噂では、“悲恋の王子様(プリンス)” らしい。
身分的にも王子様(プリンス)って、可笑しいだろうに。
そんな彼の4番目の婚約者となった、平民のメルト・サキラーバ。
彼と婚約した令嬢は、みんな1年以内に死んでいると言う。
ちょっと、縁起悪いんですけど、まったくもう。
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
文字数 13,689
最終更新日 2025.05.21
登録日 2025.05.21
同級生&身長差カップルの片思いから結婚までのラブストーリー。
片思い時代、恋人同士編、新婚編ですが、
どのお話からでもお楽しみいただけます。
創作順は、Pleasureから、Blue glassが派生、その後Treasureが生まれました。
文字数 173,275
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.05.07
ヒーローはいつも、
悪のボスからお姫様を救い出す。
悪のボスはただ‥不器用にお姫様に恋をしていただけなのに
だけど
儚く恋が散ったその先で
お姫様がまた、静かに泣いていたら?
あの時言えなかった気持ち。
あの時渡せなかったものーー
俺はまた君に恋してしまうーーー
文字数 17,595
最終更新日 2025.05.10
登録日 2019.02.15
※第8回ライト文芸大賞にエントリーしています。テーマは『青春をスタートする者、青春を取り戻す者』です。よろしくお願いします。
表紙イラストはココナラで活動中のみこし様に描いて頂きました。
【あらすじ】
とある理由で漫画専門の編集プロダクションを辞め、自暴自棄になり、自堕落な生活を送っていた響政宗(ひびきまさむね)。
27才になった彼は、フリーター時代の友人と一緒にファミリーレストランにいた。
響とその友人の話題は、『どうして編プロを辞めてしまったのか』について。
響は漫画の編集は大好きだった、天職だと感じる程に。
しかし、彼は辞めざるを得なかった。
ひとつのケジメをつけるために。
と、そこに。響とその友人の会話に、突然割り込んできた人物。
その人物はブレザーの制服をまとった、一人の女子高生だった。
彼女の名前は、白雪麗(しらゆきうらら)。眉の上で切りそろえられた前髪が印象的な、すとんと落ちる綺麗なセミロング。響が抱いた白雪の第一印象は、「可愛らしい女子」。顔立ちはまだあどけなさを残し、しかし、とても美しく整っていて、彼女はまさに子供と大人の中間に立っていた。
そんな彼女が、むさ苦しい男二人の会話に突然割り込んできた。
「あ、あの! わ、私の漫画、読んでもらえませんか?」
白雪のこの言葉が、全てのスタートとなる。
青春をスタートする者と、青春を取り戻す者。
27才のダメ社会人と、漫画家を夢見る17才の女子高生。
そんな二人の物語。
文字数 117,408
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.04.11
エロなし。全8話。
転生先は、まさかのBLゲームの世界。
モブであるリセルは、恋を自覚した瞬間、幼馴染・セスがこの世界の“主人公”だと気づいてしまう。
このまま一緒にいても、いつか彼は攻略対象に惹かれていく運命——それでも、今だけは傍にいたい。
「諦める覚悟をしたのに、どうしてこんなにも君が愛おしいんだろう」
恋の終わりを知っているモブと、想いを自覚していく主人公。
甘さと切なさが胸を締めつける、すれ違いから始まる運命の物語。
文字数 15,618
最終更新日 2025.04.20
登録日 2025.04.19
画面の向こうで出会った、名も知らぬ「君」。
それが、人生を変える恋になるなんて――。
京都の小さな病院に勤める内科医・浩輔は、日々の癒しとして、深夜のオンラインゲームに没頭していた。
「先生」と呼ばれ、仲間に頼られる仮想の世界だけが、自分らしくいられる唯一の場所だった。
そんな彼の前に現れたのが、回復役の女性プレイヤー「AI」。
やわらかな言葉と、穏やかな距離感。浩輔の心は静かに惹かれていく。
一方、現実では、妻・綾乃との関係が冷え切っていた。
共に医師として働きながらも、心も言葉もすれ違う毎日。
感情のすり減った日常のなかで、浩輔は次第に、自分の居場所を見失っていく。
そんなある晩、ゲーム中に起きた大きな地震。
混乱するチャットの中で届いたAIからの一言――
「先生、私も京都なんです」
それは、仮想の世界で芽生えた“縁”が、現実に滲み出す瞬間だった。
会ってみたい。声を聞いてみたい。
そんな想いが初めて交差し、ふたりは現実で出会う。
彼女の名前は、まどか。彼女もまた、心に深い孤独を抱えていた。
この出会いが、運命を動かしていく。
それぞれの嘘、それぞれの過去。
すべてを晒け出したとき、本当に大切なものが見えてくる。
大人だからこそ迷い、悩み、傷つく
――それでも、もう一度愛を信じようとするふたりを描いた、切なくも心温まるラブストーリー。
文字数 26,376
最終更新日 2025.04.19
登録日 2025.04.18
あらすじ
冬榴は春杜がストーカーに付き纏われているという事実を知る。春杜の危機を危惧する秋瀬だったが、二人の会話を偶然聞いてしまった夏井は冬榴に関する衝撃的な事実を知ってしまう。
登場人物
冬榴(トオル)――主人公。春杜に依存気味
春杜(ハルト)――冬榴の親戚。冬榴を束縛気味
秋瀬(アキセ)――春杜の恋人。バイト仲間の冬榴を拝み倒して春杜を紹介して貰う
夏井(ナツイ)――秋瀬のルームメイト
その他(名前のみ)
柘榴(ザクロ)
樒(シキミ)
夾竹(キョウチク)
※唐突なR15G展開にご注意下さい。
前作
■ ドラセナ・スプラウト
ねえ、丁度良いと思わない? 秋瀬と春杜さん、それで僕と冬榴さんで――
https://www.alphapolis.co.jp/novel/866508918/155912674
文字数 13,948
最終更新日 2025.04.07
登録日 2024.11.14
ー呼んで、俺の名前。たとえ君が、何も覚えていなくても。
大手芸能プロダクションで人気アイドルグループ『star.b』のマネージャーをしている石黒雅人はある日、想いを寄せていた友人・松岡朝陽の姿を偶然見かける。彼は5年前、何の連絡も無いまま雅人の前から姿を消していた。
突然の再会に動揺する雅人。しかし朝陽は事故に遭い、昔の記憶を無くしていた。
『star.b』の振付師として雅人の前に再び現れた朝陽。かつての記憶を無くしたまま、不思議と雅人へ惹かれていく。
一方の雅人は、自分の事を覚えていない朝陽との接し方に戸惑うしかない。
そんな彼の様子に気づいた『star.b』人気メンバーの藍川瞬は、心の中がざわついて…。
文字数 44,620
最終更新日 2025.04.03
登録日 2024.01.18
これは幼い頃から育んだ恋が、裏切りに変わり、また取り戻そうと少女が時を越える物語。
卯月一日、青い満月の下で時羽(とわ)は目を覚ます。
そこで出会った緋月(ひづき)は時羽を知っていたが、時羽は記憶喪失で彼のことを覚えていなかった。
記憶について緋月は答えず、「一ヶ月」の期間限定で旅をすることになる。
関係が深まるなか、時羽は自分の知る時代より文明が発達していると気づく。
やがて約束の日が訪れ、満月の下で時羽が見たものは「記憶」と「希望」、「絶望」だった。
鬼に喰われていく緋月を助けたい。
約束を果たしたいと願い、時羽はツクヨミの力を使い、過去へタイムリープする。
すべては青い月が重なる一ヶ月。
時の交わる月と、「29.5日」の運命を歪めるために。
時代は巻き戻り、記憶は失われる。
とある国の姫君・時羽は、鬼狩り一族の緋月と出会う。
裏切りまでの時間、過酷な運命。
約束を果たすために、愛する人を助けるために姫君は時を駆ける――!
和風恋愛ファンタジー×タイムパラドックス ラブロマンス
※恋愛小説大賞に応募してます。投票で応援していただけたら大変励みになります。よろしくお願いいたします!!
文字数 142,346
最終更新日 2025.02.26
登録日 2025.01.01