恋愛 異類婚姻譚小説一覧
幼い頃、暴漢に襲われたせいで顔に酷いけがを負い、母を失った美弥子。
醜くなった自分の顔を受け入れられず、鬱屈した日々を過ごしていたある日、彼女は傷だらけの一匹の狼と出会った。
文字数 22,360
最終更新日 2020.09.21
登録日 2020.09.16
ある日、事故死してしまった俺は冥界にて『神様』と出会う。だが、その神様はどうやら大分ヤンデレだったようで……
文字数 2,410
最終更新日 2023.03.22
登録日 2023.03.22
アンティノーラ王国の街で古着屋を営んでいる元貴族令嬢のラーレバハルは、薬師寺 七瀬という日本人として生きていた記憶を持っている事を除けば、どこにでもいる女性だ。
従業員達に催促される形で休暇を取ったラーレバハルは一人で温泉に行っていたのだが、知らなかったとはいえ、ある一言を言ってしまったせいで【神の庭】に迷い込んでしまう。
神の庭から脱出する為、当てもなく彷徨っていたラーレバハルの瞳に飛び込んできたのは一軒家。
彼女は家の主人である老婆から、若かった時の自分が犯した罪の話を聞く事になる。
あるドラマをベースにした二次創作を昔にアップしていたのですが、加筆修正しました。
加筆修正を終えているので、後は時間を決めて載せるだけになっています。
文字数 8,221
最終更新日 2020.06.24
登録日 2020.06.14
口は悪いが、困っている相手を見捨てられない姉御肌な主人公。
貧乏暇なしで、彼女は今日も畑を耕して薬草を育てている。
異類婚をしてしまえば贅沢三昧も夢ではないのに、彼女は地道に生きることを良しとしているのだ。
ある日彼女は、早朝から部屋をノックする音で叩き起こされる。
こんな時間に誰だよといぶかしながら開けたドアの向こうには、夜の蝶のようなゴージャスなオネェが張り込んでいて……。
え、この間助けてもらったから恩返しに来た? いや、もう恩返しとかお腹いっぱいなんですけど。っていうか、どっちか選ぶしかないならゴツい筋肉よりも男装の麗人の方が良かったなあ。
逆ハーレムなんて望んでいない主人公(実は寂しがり屋)と、アクの強いオネェ(素顔はイケメン)、そして押しの強いおしかけ侍女(百合希望)と執事たち(ナチュラルにヤンデレ)のお話。求婚者たちの溺愛が酷すぎて砂糖の海で溺れそうです。
こちらは、「ダンゴムシは押しかけ女房ならぬ、世話焼き侍女でした」の続編です。単体でも読めますが、先に「ダンゴムシは押しかけ女房ならぬ、世話焼き侍女でした」を読んでいただくとより楽しめるかもしれません。
文字数 5,213
最終更新日 2020.05.12
登録日 2020.05.12
主人公の春は読書好きの女の子。いつものように本を読んでいた。
その日読んでいたのは王子様がお姫様の怒りを買い不治の病になってしまうという悲しいお話だった。
次の日、図書室で不思議な本を見つける。その本はとても古く、すすけて虫に食われていた。誰かの忘れ物だと考えた春はその本をカウンターにおいて図書室を出る。しかし、そのおいてきたはずの本がカバンの中にあることに気づく…。
☆新人賞用に作っていたのですが、落っこちてしまったので(>_<)投稿してみました。
☆評判が良ければ、次の作品も投稿する予定です。
☆この作品は以下の4サイト(小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ)に同時投稿を予定しています。
文字数 28,024
最終更新日 2021.12.29
登録日 2021.12.04
文字数 1,803
最終更新日 2023.06.24
登録日 2023.06.24
生まれたばかりの魔族であるセラは、その美貌を貴族に目をつけられ、捕らわれた。
まだ魔力が弱い故に抵抗できないセラを助けたのが、隣国の騎士、レイだった。
レイはセラを自国へと連れ帰り、世話を焼くようになる。
やがてセラはレイに淡い恋心を抱くようになるが、レイには家が決めた婚約者がいて────
※ この話は「暴君王子は執愛魔王の転生者」の番外編です。短編用に若干改編しています。
文字数 15,388
最終更新日 2021.02.13
登録日 2021.02.12
町娘のネラは、父から受け継いだ体質でいつもはらぺこ
いつでもお腹を鳴らして、他人の何倍もご飯を食べるネラを馬鹿にしない、同級生のポウゼが好きだった
けれど、勢いで告白した翌日に「大食いのブタ」と笑っているのを聞いてしまい、逃げだす
母に「面倒臭い娘」と言われ、嫁いだ姉に「婚家に紹介できない妹」と責められ、弟は他人のふり
父と兄は仕事が忙しくて話す時間がない
帰らずの森に入ったネラを助けてくれたのは……
文字数 125,170
最終更新日 2021.04.28
登録日 2021.03.13
世界の創造主たる竜神の末裔、竜人(ドラゴノア)。この世界の支配者の椅子に座すことを許されるのは、竜人か、竜人に見初められ契りを交わし番(つがい)となった人間のみと古来より定められている。
人間の女は、満十五歳になると、竜人が定めた法によって竜人が番として選ぶに相応しい『素質』を備えているかどうかを調べる『選定の儀』に参加することが義務付けられている。竜人たちは、そこで高い素質を備えていると選定された者の中から、自らに相応しいと眼鏡に叶った者を己の番として選ぶのだ。
だが──突如として儀式に割り込んできた一人の竜人の男はこう言い放った。「俺は此処にいるミラ・ユッタと契りを結び、生涯を捧げる剣であり盾となることを此処に宣言する」と。
竜人族で最も高い地位と権力を有する一族の嫡男、セト。次期王最有力候補と名高い彼に見初められた人間の娘ミラは、『素質なし』の烙印を押された平凡な庶民から、一夜にして次期王候補の花嫁へと成り上がってしまったのだった。そればかりでなく、セトの兄弟であり彼同様に次期王候補の一人でもある三人の男たちにも気に入られてしまい──
これは、何の変哲もない平凡な人間の娘と、彼女を一途に愛する若き次期王たる竜人の青年と、彼女を妹のように溺愛し親友のように接する兄弟たち、そしてそんな彼らの周囲を取り巻く人々と環境に翻弄されて起こる小さな事件に時に笑い、時に涙する、そんな希望と絶望を織り成しながら紡がれていく小さな恋物語である。
文字数 81,701
最終更新日 2021.12.15
登録日 2019.05.12
ありま氷炎様主催・第九回春節企画に参加しています
ある時。山の竜の元に、押しかけ花嫁として人間の娘がやってきました。
とても美しいその娘はフローレンスと名乗り、王国の末姫でありましたが、あまりに美しすぎたから人間社会で生きる事に疲れ、辟易としていたのです。
そして、山の竜とフローレンスの新婚生活が始まるのでした。
他サイトにも重複投稿中
文字数 8,416
最終更新日 2024.02.10
登録日 2024.02.10
サンドリーヌ・ノヴェールは侯爵令嬢。
ある日、婚約者であるグザヴィエ・アフレが浮気相手アストリ・ソレイユと共に現れ婚約破棄を言い渡す。
そんな二人に二人がしでかしていた事を大衆の前で暴露し、恥をかかせるサンドリーヌ。
激怒したグザヴィエに決闘を申し込まれ、二人をボコボコにして勝利する。
それを両親に報告すると嫁に行けなくなったらどうするとお叱りを受けていると──
文字数 5,521
最終更新日 2023.07.31
登録日 2023.07.31
御前様(ごぜんさま)と呼ばれる神様に神楽舞を奉納したことのある鏡子(きょうこ)は交通事故で他界した後、縁あって彼のお社で暮らしている。しかし六年に一度の祭りを控え神社に新たな舞い手が現れたことで、鏡子の心は掻き乱される。
文字数 23,138
最終更新日 2020.09.13
登録日 2020.09.07
幼いころに祖父の家の蔵であった大きな猫さん。
また会えると思ったのに、その次の夏から会えなくて。
久しぶりの再会を果たしたその時、猫さんが猫さんじゃないことに気づく。
猫じゃなくってトラでした。
という感じの異類婚姻譚。
文字数 20,468
最終更新日 2020.05.23
登録日 2020.05.11
世界にある唯一の巨大な大陸ツォール。この大陸には二つの巨大な国があった。
人間族の国、アークレイム王国。
魔族の国、ユーニタス。
百年を超える覇権争いの果てに両国は疲弊。大規模な会戦で両軍壊滅的な損害を出したことで両国は和解の道を選んだ。
終戦から五年。お互いの信頼を深めようと、縁談が持ち上がる。
人間族の国、アークレイム王国からは、気弱な可愛い系ムネチカ第二王子10歳
魔族の国、ユーニタスからは、魔王の娘で箱入り男前の、三つ目族のガーベラ20歳。
ムネチカが婿入りするのが筋ではあったがまだ10歳と幼いがため、彼が成人する15歳まではガーベラがアークレイム王国に乗り込み、ムネチカと寝食を共にするという事態に。
あっけにとられるムネチカをよそに、致し方なしと決定事項としてそのまま認可されてしまう。
だが、それには理由があったのだった。
ふたりを陰から、不安ながらも生暖かく見守るガチムチマッチョ近衛騎士ギルベルトとサッキュバスでけしからんボディな侍女のキュキィ。
ただならぬ因縁のあるこのふたりも、様々な思惑に巻き込まれていく。
歳の差、種族の差に加え、両国内部で暗躍する影が、ふたりに降りかかる。
ムネチカとガーベラのふたりが、邪な思惑に翻弄されながらも、お前ら爆ぜろ、と陰口をたたかれるようになるまでの、お話。
筆やすめリハビリなので気ままに更新です。
文字数 38,329
最終更新日 2018.12.25
登録日 2018.12.04
子爵令嬢のロッティは竜が治める隣国の君主・セリオットの運命の番であり、生まれながらにして婚約者だった。十八歳になったら迎えにくるという約束だったが、誕生日を過ぎても彼は来ない。それどころか両親を事故で亡くし、爵位をおじに奪われそうになる始末。
心の拠り所であったセリオットからの手紙もこなくなって久しいある日、隣国から彼の使いだという少年が現れた。
可愛い彼はどこかセリオットと重なる部分があって……。
一途な子爵令嬢と早く大人になりたい少年のお話。
文字数 16,327
最終更新日 2020.11.06
登録日 2020.11.04
まだこの世界に神が沢山いた頃。
『我が君』『我らが君』
そう、守護神と定めた神を呼び慕い、時に神の求めに応じて神の花嫁を出す国があった。
テュティは王の娘にして、数えで六つの時、此度の神の花嫁に選ばれた。
けれど、テュティが数えで十七を迎えようとするある時、婚姻は破棄された。
突如起こった轟音と閃光によって、テュティの嫁ぐ『我が君』『我らが君』はおろか、今まであった凡その神の気配がすべて消えてしまった。
神が去った後。
残されたのは、なにがしかがあったと思わしき、変わり果てた大地と、今まで盲目に神に縋っていた人々。
残虐なテュティの実の兄は、この機に己を神と立てる計画をまことしやか、父王に吹き込む。
新たな神となる為には、前の神から花嫁を奪う必要がある。
実の兄妹での契りは絶対の禁忌。神はもういない。
そんな中で、テュティはある決断をする。
これは、神に棄てられた巫女姫の決断と、確かな恋の物語。
文字数 31,936
最終更新日 2023.06.17
登録日 2023.06.17
貧村の少年・マウヤは一五を迎え、神都と呼ばれる地へと赴くことになる。神々が住まう都市で、マウヤは村のためにダラムーニャのクナッハという両性具有の豊穣神の侍者となった。だが村へと帰ったマウヤは、神都で迷子になった際、本来仕えるべき神とは別の神の居場所を教えられたということを知る。だがいまさら神との約定をなかったことになど出来るはずもなく、無愛想なクナッハとの生活が始まってしまう。
文字数 32,248
最終更新日 2020.10.25
登録日 2020.10.15
無自覚なヤンデレ古妖精に捕まった少女のお話。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 1,770
最終更新日 2022.09.29
登録日 2022.09.29
虫嫌いの聖女さまから、テントウムシの幼虫を守った主人公。そのために彼女は聖女さまの恨みを買い、王都から追い出されてしまった。
ひとり森で野宿する主人公の前に現れたのは、助けたはずのテントウムシ。異類婚姻譚や恩返しのお約束通り、その姿はうっとりするほど美しい。ただひとつ問題だったのは、相手がとびきりの美少女だったこと。あれれ、こういう時って、イケメンが現れるもんじゃなかったの? だってわたし、女なんですけど。
しっかりしているようで鈍感な主人公と、ほんわかしているようで意外としたたか、かつ肉食なテントウムシのお話。
この作品は、小説家になろう、エブリスタにも投稿しております。
文字数 5,569
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.04.10
【一章完結】狐の妖である露珠は、一族の安寧と引換に鬼の元へと嫁ぐ。想像していたような酷い扱いは受けなかったけれど、婚姻を決めた義父が亡くなった途端、夫は家に帰らなくなり、ある日夫の従者が離縁を告げに来る。離縁を喜べないほどに夫に好意を抱いていた露珠は、せめて夫から理由を聞こうとするが、夫は既に別の女と生活を共にしているようで……
【二章】ようやく想いを通じ合わせた露珠と凍牙。義父の死後から続いていた得体の知れない妖からの攻撃の頻度が増す中、夫の留守中に鬼に擬態した訪問者が現れる。その後も「凍牙の子供が欲しい」と押しかけてくる女の鬼もいて……
【三章】半妖の巫女、として都で暮らすようになった真白は、半妖の少年と親交を深めていた。
一方、都に遣わした露珠の眷族<管狐>からは、都で『鬼毒酒』が製造されているという報告が入る。その後、怪我をした狐を屋敷で匿っていた露珠が姿を消し――
文字数 126,003
最終更新日 2022.06.21
登録日 2021.07.11
いつもの短いの。
いつものヤンデレ。
書いた人の好きが詰まったやつ。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 1,966
最終更新日 2022.10.07
登録日 2022.10.07
夏の長期休暇で実家に帰省した主人公は、小山にある神社の前で天気雨に降られた。それとともに思い出す狐面の少女との思い出。
この作品はPixiv、小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しています。
文字数 1,730
最終更新日 2023.08.12
登録日 2023.08.12
才色兼備の軍医イザベラと、容貌魁偉な中将イーサンは、軍きっての鴛鴦夫婦。
二人が初めて出会ったのは八年前。イーサンの一目惚れだった。
戦場に凛と咲いた一輪の花。その麗しい容貌の裏側に秘められた、イザベラの切ない過去とは——。
※『竜人の妻 ~Wife of the Dragonewt~』の番外編です
※本編を読んでくださった方向けの内容となっております
※2017年完結作品
文字数 64,969
最終更新日 2021.07.04
登録日 2021.06.24
木精と水精の住む村、しかし木精の少年は病に倒れ、林檎の木となり、水精の乙女を見守り続ける。
この作品はPixiv、小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しています。
文字数 2,044
最終更新日 2023.08.19
登録日 2023.08.19
文字数 1,500
最終更新日 2023.04.16
登録日 2023.04.16
※本編完結済み。
朝の来ない、明けない夜の国――極夜国――
霧に閉ざされた夜の国に住むのは、石人と呼ばれる妖精たち。
月の光を糧に生きる彼らは、左右どちらかの瞳に宝石を宿して生まれてくる。
彼らは探す。石に導かれ、魂の片割れ、すべてを捧げるべき存在――半身――を。
これは業深き石人たちと、彼らに関わる者たちが紡ぐ物語。
※ 章ごとに主人公が変わります。各章が少しずつリンクするDQ4構成。
黒玉の章→ミオソティス(女主人公) 王道少女小説風
蒸着水晶の章→ヘルメス(男主人公) ボーイミーツガールの冒険譚
藍玉の章→マーレ(男主人公) 童話ベースの少々メリバ風
変彩金緑石の章→ミラビリス(女主人公) 微SF
前日譚→ファートゥム(男主人公) バッドエンド
百花の章→マレフィキウム(男主人公) 導かれし者たち
※ ★印のついているお話にはイラストがあります。必要ない方は挿絵機能をOFFにしてください。
※ 全5章+前日譚。百花の章で本編は完結。
※ 参考文献 アンデルセン/矢崎源九郎訳(1967) 『人魚の姫 アンデルセン童話集Ⅰ』 新潮社
※ 「小説家になろう」「pixiv」にも掲載しています
※ 第2回「マグネット!」小説コンテスト銀賞受賞(権利は返却されています)
文字数 726,655
最終更新日 2023.04.29
登録日 2020.01.03
エイリーンは聖女にしてローグ王国王妃。
だったが、夫であるボーフォートが自分がいない間に女性といちゃついている事実に耐えきれず、また異世界からきた若い女ともいちゃついていると言うことを聞き、離婚を宣言、紙を書いて一人荒廃しているという国「真祖の国」へと向かう。
実際荒廃している「真祖の国」を目の当たりにして決意をする。
文字数 3,616
最終更新日 2022.11.08
登録日 2022.11.08
桜のアヤカシと自殺志願少女の切ない恋物語。
自殺未遂表現があります。ご注意ください。
エブリスタとマルチ投稿です。
文字数 13,283
最終更新日 2018.06.30
登録日 2018.06.30
16歳の誕生日に許嫁の貴族の元に嫁ぐことが決まっている少女アメリは幼い頃から湖に住む竜、ハクアとの逢瀬を重ねていた。ハクアは宝石のように美しい瞳を持つといわれているが一度も見せてくれたことはない。
運命の16歳の誕生日前日、アメリはハクアにあるお願いをするが――
「私のお婿さんハクアだったらよかったのに」
「僕はどうして人の子に生まれてこなかったんだろう」
美少年に姿を変えることができる竜との恋の話
文字数 5,614
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.08.29
*この物語には病が存在します。ご注意ください。
彼女には今の生以外にも記憶があった。その記憶の中で彼女は処刑された。
次こそは、処刑を回避して病を治すための薬を作ろうとする。
これは、病を治すための薬を作る1人の女性の物語。
彼女は無事薬を作ることができるのか。
そして、彼女に待ち受けている未来は何なのか。
*本日15時から22時にかけて20分おきに更新いたします。
22時の更新で完結となります。よろしくお願いします。
文字数 119,559
最終更新日 2022.01.16
登録日 2022.01.16
口は悪いが、困っている相手を見捨てられない姉御肌な主人公。
貧乏暇なしで、彼女は今日も畑を耕して薬草を育てている。
ある日彼女のもとに現れたのは、以前に助けたダンゴムシ。
来てくれたのはありがたいけれど、虫のままではありがた迷惑。イケメンか美少女になって出直しておいで。そんな彼女の戯言を真に受けたダンゴムシは、本当に美少女に変身して侍女を志願してきた。
「え、平凡地味娘に侍女として仕えたいってどういうことですか。お姫さまみたいな美少女にお嬢さまって呼ばれるとか、ちょっとした苦行なんですけど!」
もちろん主人公の叫びはスルーされ、世話焼き美少女との共同生活が始まったのだが、なぜか望まない逆ハーレムの道を突き進むことになり……。溺愛も度を過ぎれば愛に溺れるのだとか。
分相応をモットーに贅沢は望まない主人公(実は寂しがり屋)と、そんな彼女をひたすら甘やかしたい親切で押しの強いおしかけ侍女(百合希望)のお話。
文字数 4,140
最終更新日 2020.05.02
登録日 2020.05.02
気ままな一人旅。
笹木志帆(ささきしほ)は、ずっと働き詰めだった自分への褒美に、5月の連休を利用して山梨県H市にある観光地までレンタカーでやってきた。
東京都在住、22歳、彼氏歴なし。
よくいる普通の社会人である。
そこでは最近、若い女性の行方不明情報が続くという異変が起きていたが、他所から来た志帆には知るよしもなかった。
文字数 85,253
最終更新日 2022.07.11
登録日 2022.05.16