小説一覧
161
闇落ち死亡確定キャラの俺は、ゆるふわスローライフを目指したい。
一途な聖騎士(年上)✖︎押され弱い闇魔術師(年下)
「裏切りモンの死にキャラじゃねえか!」
両親の死をきっかけに思い出したのは、ここがフリーゲーム「竜とイケニエの姫」の世界だってことと、その中でも不人気キャラである闇魔術師ウィリアムに転生したってことだ。
主人公と敵対し死亡する運命なんて認められるわけがない!
せっかくの異世界転生、俺は血生臭いことから離れてゆるふわスローライフを楽しみたい。
手始めに、モンスターをボコしてレベルアップ。強くなって金持ちになって、他国に逃げてやろうじゃねえの!
——と思ってたのに、原作では天敵となる聖騎士アルフェンと出会ってしまい冒険者チームを組むことになって、何が奴の琴線に触れたのか懐かれて!?
自分の命が一番大切だったはずなのに、どんどん他にも大切な物が増えていってしまう。こうなったら俺の人生を面白おかしく豊かにする為にも、最良の未来を掴み取りに行ってやる!
3章から平日は隔日、土日祝は毎回1話ずつの投稿(12:10)です。
R-18展開はタイトルに「※」を付けます。
※「ムーンライトノベルズ」にて同時掲載中です。
162
遅すぎた謝罪や愛の言葉はいらない
公爵令嬢のエレノアは、ルシアン王子と結婚するため大聖堂に来ていた。
だが、ルシアン殿下は、エレノアを選ばず、婚約破棄されてしまう。
163
【完結】あなたの『真実の愛』、利用させていただきます
【全話投稿済み】
父に命じられ、婿候補の令息との顔合わせに勤しむエレノアと、自分の美しさを保つために『真実の愛』を求める妹のリリア。
「お姉様の婚約者が、私の『真実の愛』のお相手だったのね」
そう思い込んだリリアは非常識な行動で、次々にエレノアの婚約者候補を奪っていく。
リリアが『真実の愛』のためにわたくしを利用するのであれば、わたくしもリリアを利用させていただきます。
そして五人目の候補であるアレクシスがやって来る日。
今度こそ『真実の愛』に違いないと思い込み行動するリリアと、それを受け入れるアレクシス……
しかし、彼は婿入りするべくエレノアとの交流も変わらず続けていた。
なかなか成就しない『真実の愛』にしびれを切らしたリリアは──
★★
覗いてくださり、ありがとうございます(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
全24話 7時19時更新
最終話まで投稿済みです。
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気弱な令嬢ではありませんので、やられた分はやり返します
私、城野ありすは目覚めるとアリス・キュレルという子爵令嬢に転生していた。部屋にあった日記を読んでみると、メイドやクラスメイトにいじめられたり、理不尽な理由で婚約者に浮気されたりするなどの苦しみが書き綴られていた。
やり返すには後ろ盾も必要と思っていたら、公爵家の次男に血の繋がらない弟の哲平が転生している事がわかったので、使える権力は使いつつ、弔いになるかはわからないけれど、やられた分はやり返させてもらうわ。
※以前に投稿していたものを内容を変更した改稿版になります。
※史実とは関係なく、設定もゆるい、ご都合主義です。
※中世ヨーロッパ風で貴族制度はありますが、法律、武器、食べ物などは現代風です。話を進めるにあたり、都合の良い世界観となっています。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
※話があわない場合はそっと閉じてくださいませ。
※他サイトでも公開しています。
165
幸せになるために私ができること
不貞の結果生まれたルシールは隠されて育てられたが、10歳の時に母親が亡くなり実の父親に引き取られることになった。
父親が大金を出してまでルシールを引き取ったのは、若き国王の正妃候補にするためだった。
無理やり他国まで連れて来られた上に、おとなしくなる薬まで盛られたルシールは逃げ出そうとする。
「自由になれないのなら、死んだ方がましよ!」
そう叫んだルシールの言葉を信じずに国王レオンハルトは剣を差し出してしまった。
迷わず剣で自分の身体を切りつけたルシールは、意識を失いながら前世がレオンハルトの婚約者候補だったことを思い出していた。
166
階段から突き落とされたとよく言われますが、先手を打ちます!(バッドエンド)
シオン・バークレー公爵令嬢は、とある男爵令嬢に悪役令嬢と言われて、階段から突き落とされたと冤罪を掛けられる。
だから、こちらもやり返してみました。
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役立たずと言われ婚約破棄された令嬢ですが、竜人皇子の唯一の番だったようです
公爵令嬢セレスティアは、六歳で王太子アルフレッドの婚約者となって以来、未来の王妃となるため努力を重ねてきた。
遊ぶ時間も、眠る時間も削って勉強し、王太子が学ばない分まで身につけて、彼を支え続けた。
すべては、立派な王太子妃になるために。
けれどアルフレッドは、そんなセレスティアを「自分を見下す可愛げのない女」だと思い込み、夜会の場で伯爵令嬢ミレイユを腕に抱きながら、一方的に婚約破棄を言い渡す。
さらには父からも、
「王太子妃になれぬのなら、お前をここまで育てた意味がない」
と見放されてしまう。
何もかも失ったセレスティア。
そんな彼女の前に現れたのは、大国ラグニール帝国の第二皇子レオンハルトだった。
「これで、私が彼女に求婚しても何の問題もないな?」
実はセレスティアは、竜人であるレオンハルトが生涯ただ一人愛するとされる運命の相手――『番』だった。
一方その頃、王宮では王妃を巡る恐ろしい陰謀が明らかになり始めていて――。
婚約破棄から始まる、因果応報の逆転劇。
「役に立つから」ではなく、「あなた自身を愛している」。
努力しなければ価値がないと思っていた令嬢が、自分自身を愛してくれる人と出会い、自らの幸せを選び取るまでの物語。
168
追放された元悪役令嬢(5歳)、最凶ダンジョンを魔導クラフトで極上マイホームに作り変えます!
神域の創造魔法【万物工房】を持ちながら、旧王国の王宮や身勝手な実父に「大地の炉の番人」として酷使され、理不尽な冤罪を着せられて奈落の大空洞へ追放された五歳の元公爵令嬢エルセリア。
しかし絶望の淵で出会ったのは、彼女を至高の主として敬愛し、過保護なまでに慈しむ神代の竜王ヴァルハイトでした。
竜王の絶対障壁に守られた大空洞で、エルセリアは元王子の有能な村の執政官アレクシス、獣人の弟子ルル、技師長ガウェインらとともに、温かな自給自足のスローライフを始めます。
白神木のコテージや星角牛の酪農から始まった開拓は、魔導トロッコ列車で黒鉄の谷のドワーフと繋がり、魔導外輪船で地底海の人魚族と同盟を結び、さらに魔導飛行船や星空ロープウェイを架橋して天空の浮遊島に棲む風の精霊たちをも包摂。
大地・山・海・空の四種族が手を取り合い、至高の美食と笑顔に満ちた奇跡のユートピアを築き上げます。
一方、エルセリアを「ただの使い捨ての部品」と見誤り放逐した旧王国は、大地の温もりと結界を失って猛吹雪と魔獣の襲来に晒され、崩壊寸前へと陥っていました。
私腹を肥やしていた実父や貴族たちが飢えと寒さの中で後悔に狂乱する中、かつて彼女を救えなかった近衛騎士レオンハルトだけが、エルセリアから贈られたペンダントの奇跡的な熱に生かされ、骨の髄まで沁みる贖罪の念に苛まれていました。
過去への未練も復讐心も手放し、今ある平穏と仲間を慈しむエルセリア。
大空洞の全域が光で結ばれた大祝祭パレードを成功させた一行は今、大空洞の呼吸を司る外気循環口から届く清冽な風に導かれ、氷と水晶が煌めく未踏の「星晶氷壁エリア」の開拓、そして地上の因縁に終止符を打つ完全な決別へと歩みを進めています。
169
婚約破棄されましたので、聖印はお返しいたします
「お前のように、三年間ただ祈るだけで何ひとつ起こせなかった女とは違う」
卒業式典で、王太子殿下はそう仰って、掌に金色の光を浮かべる男爵令嬢を選びましたわ。
ええ、わたくしは光りません。
王家の婚約者の背に刻まれる《守護聖印》——王都全域の魔物避け結界へ、夜ごと魔力を注ぐ紋様。派手な光を出さないのは、一滴も漏らさず結界へ注いでいるからですのよ。
わたくしの占い……いえ、わたくしの祈りが効いていると、何も起きませんの。そして何も起きないと、わたくしの三年は「何もしていない」ことになる。
承知いたしました。婚約破棄、お受けいたしますわ。
聖印は誓いの上に立つもの。破棄と共に、王家へお返しいたします。
——三日ほどかかりますけれど。
三日後の夜、城壁の外で、三百年ぶりに魔物が鳴きました。
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家ごと異世界転移~異世界来ちゃったけど快適に暮らします~
都内の平凡な2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太は、ある夜突然、家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に、そしてWi-Fiルーターは周囲を詳細にマッピングし危険を察知する「高精度探索レーダー」へと変貌を遂げていた。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、安全な拠点を築き異世界で快適に暮らしていく。
171
魔道師長のまかない係~身寄りのない幼児だけどがんばって美味しいご飯つくりましゅ!~
現代社会でかけだしの料理アシスタントだったのに、気が付いたら幼児に異世界転生しちゃってた。しかも、育児放棄っぽい感じで色々と訳ありのわたし。ふとしたことで拾ってもらったお城の魔道師長様(訳ありの呪いもち)の呪いを解くために一緒に旅をしつつ、時々は王宮に戻ったり。魔道師長様と一緒にいるために、とりあえず「魔道師長のまかない係」という役職をもらって、毎日、ルーしゃま(魔道師長)のご飯を作って、お城に居場所を作ってもらってましゅ!(あ、噛んだ) 自分でもただの捨てられた幼児だと思っていたら、なんだかあれよあれよという間に、ハイスペックのスキル持ちだったらしいことが判明・・・。お城ではガチムチのストイックな騎士団長様やお姫様に囲まれて幸せに暮らしてた所に、なんと突然父様と母様が現れた!でも、ここもなんかむちゃくちゃ事情ありな感じ。どうして、みんなそんなに訳ありなんでしゅか! なろう様でも投稿中。カクヨムも近日中に投稿予定。
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そのとき私の幸せは崩れた
結婚して7年。幼馴染だった夫との仲も良好、息子もすくすく育ち、幸せだと思っていた。5歳の息子の誕生日に、夫の不貞が発覚するまでは。
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欠陥Ωの秘書官は、辞職したのに王弟殿下に逃がしてもらえない
「私はオメガが欲しいのではない。お前が欲しい」
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失って初めて恋を知った無自覚執着系・優性α王弟
×
二十一年片想いした自己肯定感低めの男性Ω秘書官
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「心底見損なったぞ、ウェルナー」
王弟アルヴェリク付きの秘書官、サイラス・ウェルナーは男性オメガでありながら、二十八年間一度もヒートを経験したことのない“欠陥オメガ”だった。
七歳の頃から憧れ、いつしか恋い焦がれたアルヴェリクの傍で働けるだけで幸せだった。
たとえ想いが報われなくても、優秀な秘書官として役に立てればそれでよかった。
――なのに、オメガであることを隠していたと知られた日。
長年の献身すべてを「王弟に取り入るための下心」と誤解され、最愛の人から拒絶されてしまう。
傷ついたサイラスは秘書官を辞職し、実家とも縁を切って王都を去った。
それから一年半。
遠く離れた小さな村で静かに暮らしていたサイラスの前に、自分に失望したはずのアルヴェリクが何故か突然現れて………
逃げた秘書官を一年半かけて探し出した王弟殿下による、今さら遅い――けれど絶対に逃がさない、執着溺愛オメガバースBL
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▲週2(木曜日、日曜日)更新▲
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異世界転生令嬢、出奔する
※単行本1〜5巻(文庫2巻まで)書籍化しております!
コミカライズ連載中。
コミックス1巻はコミックシーモアさんで先行配信中です。
◆◆◆
アリア・エランダル辺境伯令嬢(十才)は家族に疎まれ、使用人以下の暮らしに追いやられていた。
高熱を出して粗末な部屋で寝込んでいた時、唐突に思い出す。
自分が異世界に転生した、元日本人OLであったことを。
魂の管理人から授かったスキルを使い、思い入れも全くない、むしろ憎しみしか覚えない実家を出奔することを固く心に誓った。
この最強の『無限収納EX』スキルを使って、元々は私のものだった財産を根こそぎ奪ってやる!
外見だけは可憐な少女は逞しく異世界をサバイバルする。
175
木っ端配信者と有名配信者
六歳でもらえる祝福で、俺が授かったのは『加速のスキル』。農家には全く意味のないスキルだった。兄は土魔法のスキルを授かっていたので、田舎の農家の次男な俺は、家に居づらくて冒険者になった。
双子の弟が生まれてからいよいよ家の貧乏に拍車がかかり、俺はすっかり邪魔者となり、家を出た。
けれど田舎、されど田舎。ギルドの依頼書はどこぞの畑の手伝いや、害獣駆除。生活はカツカツ。
細々ギルドの小間使いをしていて、受付で見つけた【ダンジョン配信して、収入アップを目指そう!】の張り紙。
講習を受ければ配信ライセンスを貰えるということで、講習を受けてライセンスをゲットした。
けれど田舎では配信できるようなダンジョンが近くにない。
型落ちの魔道具をゲットできたので一番近いダンジョンに入って配信してはみたけれど、再生回数は伸びない。
こんな田舎では成功なんかするわけないと奮起した俺は、王都に向かって有名配信者を目指すことにしたのだった。
決して契約更新料が高くて田舎を出てきたわけじゃないったら。
王都で何とか頑張って再生回数を伸ばそうとする俺の元に、ある日指名依頼が入って……
総再生回数二桁代の木っ端配信者が有名配信グループに見初められてその能力の本領発揮する話です。(CP固定。ハッピーエンド確約。投げ肉は控えめに)
弱弱しそうに見えて(本人は弱いと思っている)主人公の実は強いんですなお話。
ムーンライトノベルズでも連載してます
176
継母の心得
【本編第一部完結済、2023/10〜第二部スタート
☆書籍化 コミックス3巻発売中、ノベル9巻2026/09/25刊行予定☆
皆様の応援のお陰で、コミックシーモア 電子コミック大賞2026 「大賞」、
Renta! マンガ大賞2025 「総合大賞」をいただきました! ご投票いただき、本当にありがとうございました!
7/1より、コミックシーモアONGA PROJECT 第11弾
「継母の心得」を白神真志朗様 作曲、堀江晶太様(PHYZ)制作プロデュース やなぎなぎ様が歌唱参加し、ミュージックビデオ化「手を繋いでいこう」配信スタート 】
※継母というテーマですが、ドロドロではありません。ほっこり可愛いを中心に展開されるお話ですので、ドロドロ重い、が苦手の方にもお読みいただけます。
山崎 美咲(35)は、癌治療で子供の作れない身体となった。生涯独身だと諦めていたが、やはり子供は欲しかったとじわじわ後悔が募っていく。
治療の甲斐なくこの世を去った美咲が目を覚ますと、なんと生前読んでいたマンガの世界に転生していた。
不遇な幼少期を過ごした主人公が、ライバルである皇太子とヒロインを巡り争い、最後は見事ヒロインを射止めるというテンプレもののマンガ。その不遇な幼少期で主人公を虐待する悪辣な継母がまさかの私!?
前世の記憶を取り戻したのは、主人公の父親との結婚式前日だった!
突然3才児の母親になった主人公が、良い継母になれるよう子育てに奮闘していたら、いつの間にか父子に溺愛されて……。
オタクの知識を使って、子育て頑張ります!!
子育てに関する道具が揃っていない世界で、玩具や食器、子供用品を作り出していく、オタクが行う異世界育児ファンタジー開幕です!
番外編は10/7〜別ページに移動いたしました。
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悪夢から目覚めたわたしは、気付かないふりをやめることにした。
ある日、オリヴィアは夢を見た。婚約者のデイルが、義妹のグレースを好きだと言い、グレースも、デイルが好きだったと打ち明けられる夢。
さらに怪我を負い、命の灯火が消えようとするオリヴィアを、家族も婚約者も、誰も助けようとしない悪夢から目覚めたオリヴィアは、思ってしまった。
──これはただの悪夢ではなく、正夢ではないか、と。
※この作品は、小説家になろう様にも掲載しています。
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今日から、女性社員として
「半年だけ、女性社員として働いてください」
そう言われたとき、彼はまだ知らなかった。
会社のために始めた「香織」が、やがて自分自身の名前になっていくことを。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仕事で大きなミスをしてしまった会社員・水野恒一。
責任を問われた彼に、上司の神崎部長が提示したのは、思いもよらない「再出発」だった。
――今日から、女性社員として勤務してもらう。
与えられた名前は、水野香織。
最初は、半年間だけの特殊な業務だと思っていた。
会社で用意された女性用の服に着替え、メイクを覚え、髪を整え、女性社員として秘書・接遇の仕事を身につけていく。
鏡に映る自分に戸惑いながらも、指導担当の小川に支えられ、香織として少しずつ仕事を覚えていく恒一。
やがて、電話口の相手から女性社員として自然に扱われるようになり、社内でも「水野香織」として認識されるようになっていく。
そして、会社から与えられたものだけではない変化も始まる。
自分で選んだ服。
自分で買った下着。
ネイル。
美容室で整えた髪。
休日に一人で出かける女性の服装。
初めて女性として過ごす街の時間。
それらは、最初の頃の「仕事だから」という言葉だけでは説明できないものになっていった。
そんな香織を、社内では小川が支え、同僚の高橋美穂は、会社の外でも一人の友人として接してくれる。
そして、何も知らない同僚・相馬は、香織を一人の女性社員として自然に扱い、何気ない言葉をかけてくる。
「似合ってますよ」
「助かります」
「無理しなくていいですよ」
何気ないはずの言葉が、香織の心に少しずつ残っていく。
最初は「元の自分に戻るための半年間」だった。
けれど、髪が伸び、服を自分で選び、女性として街を歩き、仕事を任されるようになるにつれて、恒一の中にも変化が生まれていく。
男性用スーツを着た自分に、以前とは違う違和感を覚えるようになったとき――。
恒一は初めて考える。
自分は、本当に元の姿へ戻りたいのだろうか。
これは、ひとつの会社員が「女性社員になること」を命じられたことから始まる、長い変化の物語。
仕事、友情、恋、そして自分自身。
与えられた「香織」という役割は、いつしか本人の中で、少しずつ別の意味を持ち始めていく。
半年後。
神崎から告げられる、本当の目的。
そして、恒一自身が最後に選ぶのは――。
「水野恒一」なのか。
それとも、「水野香織」なのか。
179
番より、あなたを選ぶ
愛する人が「番」だった。
それだけで、幸せになれると思っていた――。
花屋で働く人間の少女ミアは、高位獣人のノアと出会い、彼の「番」になる。
深く愛され、婚約し、幸せな未来を信じていた。
けれど、ノアに恋をした王女によって、二人の運命は狂い始める。
そして一度目の人生で、ミアは二度、愛を失った。
――けれど、人生はそこで終わらなかった。
転生したミアは、獣人の少女アリアとして新たな人生を歩み始める。
もう、運命になんて振り回されない。
番ではなくても、自分を選んでくれる人と。
今度こそ私は、自分の意思で愛を選ぶ。
180
「お前」としか呼ばれない婚約者でしたが、婚約破棄の夜、北の辺境伯が初めてわたくしの名前を呼びました
「お前との婚約を破棄する。便利なだけの女だ」
10年間、王太子の隣で見えない実務を担ってきた公爵令嬢エレオノーラは、夜会の場で、身に覚えのない罪を理由に婚約を破棄されます。
反論すれば、毎年冬に北の砦へ荷を送ってきたことを明かさなければなりません。王太子の名を使い、自分の私財で、5年間ずっと隠してきたことを。
そのとき、北の辺境伯が口を開きました。
「その刻限、この方は兵站倉におられた。私がこの目で見ております」
毎年倉の前で短い言葉を交わすだけだった彼は、5年前から、彼女の名前を知っていました。
181
『最強クラフトスキルとネットスーパーで、追放された二人は異世界村を成り上げる』
物語のあらすじ
高校生・綾瀬蛍(あやせ ほたる)は、どこにでもいる普通の少年だった。
ある日、蛍が通う高校の教室に、突如として巨大な魔法陣が出現する。
クラスメイト全員が召喚された先は、剣と魔法、魔物が存在する異世界。
そこでは、魔王の脅威に対抗するため、異世界から勇者を召喚したという。
召喚された生徒たちは、一人ずつ自分の持つスキルを鑑定されていく。
剣聖。
聖女。
大魔導士。
英雄の加護。
次々と強力なスキルが判明し、クラスメイトたちは歓声に包まれていた。
そんな中、蛍に与えられたスキルは――。
《クラフト》
武器、防具、道具、建築物。
素材と知識さえあれば、あらゆるものを作り出せる最強の生産スキルだった。
しかし、その真価を知らない王国の人々にとっては、戦闘能力のない役立たずにしか見えなかった。
そして、もう一人。
蛍の隣にいた金髪ギャル、天空寺奏(てんくうじ かなで)。
彼女に与えられたスキルは――。
《ネットスーパー》
異世界にいながら、日本のネットスーパーから食料品や日用品を購入できる能力。
現代の食べ物や便利な生活用品を取り寄せられるが、やはり直接戦う力はない。
王国は二人を勇者として扱う価値がないと判断する。
「戦えないスキルしか持たぬ者を、王都に置いておく必要はない」
こうして蛍と奏は、クラスメイトたちからも離され、王国の辺境へと追放されてしまう。
しかし、それは二人にとって不幸の始まりではなかった。
むしろ――。
誰にも縛られず、自分たちの力で生きていくための始まりだった。
追放先で二人が辿り着いたのは、魔物の脅威と貧困に苦しむ小さな村。
家は壊れ、畑は荒れ、食料も不足している。
村人たちは、王都から見捨てられた自分たちと同じような境遇にあった。
蛍はクラフトスキルで家を建て、農具を作り、村の生活を変えていく。
奏はネットスーパーで食料や生活用品を取り寄せ、村に新たな食文化と便利な暮らしをもたらしていく。
やがて二人の周りには、個性豊かな村人や獣人、冒険者たちが集まり始める。
荒れ果てた辺境の村は、少しずつ活気を取り戻していく。
そしていつしか――。
「この村を、世界一住みやすい場所にしよう!」
最強のクラフトスキルを持つ少年と、ネットスーパーを使う金髪ギャル。
戦闘向きではないと追放された二人が、異世界の片隅で始める、ものづくりと買い物、そして恋の成り上がりスローライフ。
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異世界生活はお一人様で~僕は恋愛NGです~
七年付き合った彼からひどい振られ方をした僕、トーマは、その日ヤケ酒を煽っていた。酔っぱらって電車を乗り過ごして見知らぬ土地に降り立った、と思ったら…
目が覚めたら隣には金髪のイケメンが真っ裸で眠っていた。僕?当然真っ裸だ。
もう勝ち組イケメンに遊ばれるのはまっぴらごめんだ!
そう思った僕は大慌てでその部屋を逃げ出した。と思ったら…
なんか大昔の外国みたいなところに来ちゃったんだけど、どうしよう!
取り敢えず現代の知識を駆使してなんとか生活の基盤を作ったものの、あの時のイケメンがまとわりついて来て…
逃げる受けと追う攻めのお話です。
18禁は…保険じゃなくなる予定です。
183
結婚式をドタキャンされたので、旦那(予定)を捨てることにしました。
魔法使いのザリーナと騎士団長のルスランの結婚式が執り行われる中、誓いの言葉の前に、ルスランがザリーナを置いて走り去ってしまう。
怒ったザリーナはルスランとの婚約を破棄することを宣言し、そのまま行方不明に。
実は「伝説の植物 バロメッツ」を手に入れるために、旅に出てしまったらしいザリーナを追いかけて、ルスランもあてどない旅に出るが……。
※「小説家になろう!」でも投稿しています。
184
【完結】消滅した悪役令嬢
マロン株式 / 著
目が覚めたら乙女ゲームの世界に転生していた令嬢・リディア。リディアは王太子ルートの悪役令嬢で、将来断罪されてしまうキャラクターだ。
その未来を回避するため動き出した彼女だが、ゲームの内容通りに王太子・バンリの婚約者に選ばれてしまう。
このままでは断罪ルートまっしぐら……と思いつつ、リディアはバンリに惹かれていき、彼を信じて乙女ゲームの舞台となる学園に入学することに。そこで彼女を待ち受けていたのは、変わってしまった婚約者や友人、厳しく孤独な日々だった。想像以上に強い乙女ゲームの強制力を目の当たりにしたリディアは、とある決意をして――!? 転生令嬢の奮闘記、開幕!
※胸糞注意
※感想書いてくださる方、とても励みになっています!有難うございます🙇♀️
返答をしてしまうとネタバレになってしまいかねないものもあるので、暫く返答出来ません!(直ぐにぺろっとネタバレしてしまうので…)
でもちゃんと読ませて頂いてます!
ご承知おきください🙇♀️😊
※レジーナブックス様からの出版になりますので、R指定は消させていただきました。
※第14回恋愛小説大賞 奨励賞
おかげさまで2023年6月26日書籍化しました!
詳細は近況ボードかTwitterにて
185
家出を決行した結果
フィービーの婚約者ミゲルには大切な幼馴染がいる。病弱な幼馴染をいつも優先するミゲルや母が亡くなって以降溝が出来てしまった父と兄との関係にフィービーは疲れていた。
デートの約束をしてもいつも直前になって幼馴染を理由にキャンセルされ、幼馴染にしか感情を見せないミゲルを、フィービーを見ようとしない父や兄を捨てる決心をしたフィービーは侍女や執事の手を借りて家出を決行した。
自分を誰も知らない遠い場所へ行ったフィービーは、新しい人生の幕開けに期待に胸を躍らせた。
※なろうさんにも公開しています。
186
【短編】もう、どうでもよくなったので
伯爵令嬢のレイチェルは婚約者のレオルドと長年不仲だった。
理由は簡単で彼が生徒会長であるアリアナ王女に対し日も夜もなく焦がれ続けているからだ。
将来彼女の護衛騎士を目指す彼は、レイチェルと二人でいる時も王女に夢中だった。それは恋では無いらしいが、だからといって許容できるわけではない。
婚約者である自分のことも大切にして欲しい、そうレイチェルはレオルドに訴え続けたが彼が頷くことは無かった。だからこそ不仲だったのだ。
けれど最近のレイチェルは機嫌がよく、レオルドと喧嘩することも無い。
レオルドもそんな婚約者に満足げだった。
だから口にした「いつもこうならお前と結婚しても上手くやれそうだ」
レイチェルはにこやかに答えた「そんな未来はございませんわ」
187
終わりにします
「終わりにします」
その言葉とともに、侯爵令嬢シルヴィアは毒を飲んだ。
婚約者は妹を選び、父は妹だけを信じた。
誰にも必要とされなかった人生を終えたはずなのに、目を覚ますと三か月前へと時間は巻き戻っていた。
もう、誰かに愛されるためだけに生きるのはやめよう。
そう決めた彼女は、静かに運命を書き換えていく。
これは、一度死んだ少女が、自分自身の人生を取り戻すための物語。
188
いつから魔力がないと錯覚していた!?
婚約者に無理やり襲われそうになり、寮の二階の窓から飛び降りたサフィラスは、落下した衝撃で前世を思い出した。サフィラスの前世は、無詠唱の大魔法使いと言われた最強の魔法使いフォルティスだったのだ。今世では、魔法伯爵家に生れながら5歳の魔力判定で魔力なしと判じられてからというもの、ずっと家族から冷遇されていた大人しいサフィラス。ところが前世を思い出した途端、サフィラスの人格は前世のフォルティスの人格にほぼ飲み込まれてしまった。これまでの可哀想なサフィラスよ、さようなら。これからは我慢も自重もしない。転生する前に、女神から与えられた強運という祝福と無敵の魔法で、これまで虐げられてきたサフィラスは人生を謳歌することを決意する!主人公が1ミリもピンチに陥らないお気楽な話です。恋愛&ラブHは物語後半に予定。
189
賢すぎる伯爵令嬢はかわいい妻を演じたい!
オフィーリア・ウェインライト伯爵令嬢には、一度聞いたことを二度と忘れないという、生まれつきの才能があった。
けれど、華やかで愛らしく、おしゃれが大好きな彼女を見て、幼い頃からの婚約者アルフレッドは「勉強など得意ではないだろう」と思い込んでいた。
自分が守ってやらなければ。
難しいことは、自分が教えてやればいい。
そう信じていたアルフレッドだったが、王立学園へ入学すると、オフィーリアはその優秀さを存分に発揮していく。
一度聞けば忘れない。
勉学だけでなく、乗馬や球技まで何でもそつなくこなす。
そんな自分よりはるかに優秀な婚約者を前に、アルフレッドの自尊心は次第に傷ついていった。
やがて彼は、自分を頼り、褒め、立ててくれる別の令嬢へ心を移してしまう。
そして卒業パーティーの日。
大勢の貴族たちが見守る中、アルフレッドはオフィーリアとの婚約破棄を宣言した。
「君はどうして、そこまで僕より優れていなければ気が済まないんだ?」
「婚約者なら僕を気遣って、少しくらい僕を立てようとは思わなかったのか?」
「……自分より頭のいい女が好きな男なんていないよ!」
大好きだった婚約者からそんな言葉を浴びせられたオフィーリアは、すっかり思い込んでしまった。
――賢い女は、男性には愛されない。
――愛されるためには、何も知らない可愛い女でいなければならないのだ、と。
その考えが少々――いや、かなり極端だとは、本人だけが気づいていない。
それからしばらくして、オフィーリアは王命により、北方を治める辺境伯ブライアン・フォートリエのもとへ嫁ぐことになった。
今度こそ、嫌われたくない。
今度こそ、可愛い妻になりたい。
そう決意したオフィーリアは、本当の自分を隠し、何も知らない可愛い妻を演じる明後日の努力を始めるのだが――。
夫の前では無能なふりをしているのに、領地の問題を見るとつい才能が漏れ出してしまう。
妖精のせいで突然子猫になってしまう。
さらには盛大な勘違いから、「旦那様は男性がお好きなのでは!?」とあらぬ方向へ暴走までして――!?
有能すぎるのに恋愛だけは少しずれている伯爵令嬢と、そんな妻にどんどん夢中になっていく辺境伯。
勘違いと猫化とすれ違いだらけの、ほのぼの溺愛ラブコメディ。
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華の人形と言われた侯爵夫人
仲の良い夫婦がいた。
妻を一途に想う夫のジェームス侯爵は子供好きだった。
妻のアドリーヌとの間にはまだ子供がいなかった。
そんなある日、妻のアドリーヌは高熱を出し続けた…命が危ないと言われていたが一命を取り止め助かったが、医師から思いもしなかった事を告げられた。
妻のアドリーヌが子供が産めなく成ってしまったと医師からの報告だった。
誤字脱字があります。
更新は不定期ですが、よろしくお願いします。
191
【9/20後日談追加】優秀な婚約者が邪魔だっただけなのに
公爵令嬢リリアリーニが、療養のため領地へ下がった。王太子の婚約者である彼女に、何かがあったらしい。
王太子フィリプズにとっては好機だった。何をしても敵わない優秀すぎる婚約者。これを機に王命を撤回させ、愛する男爵令嬢を妃に迎えたい。
そのためには情報が要る。だが令嬢は逃げ、令息は帰り、招待状は返らない。
残された手段は一つだけだった。
四阿の花陰に身を潜めた王太子が聞いたのは、彼が想像もしなかった「世間の評価」だった。
全2話・完結 9/20 後日談追加
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婚約者の王太子が平民と結婚するそうです──どうぞ、ご勝手に【完結】
王太子エドモンが平民との“真実の愛“を宣言した日、王国の均衡は崩れた。
エドモンの婚約者である公爵令嬢エヴァは、公衆の面前で婚約破棄され、更には婚約者のいるクラウディオ・レンツ公爵との結婚を命じられる。
──そして舞踏会の夜。
王太子妃になった元平民ナタリーは、王宮の礼儀も政治も知らぬまま混乱を引き起こす。
ナタリーの暴走により、王家はついにエヴァを敵に回した。
王族は焦り、貴族は離反し、反王派は勢力を拡大。
王国は“内乱寸前”へと傾いていく。
そんな中、エヴァの前に跪いたのは王太子の従弟アレクシス・レンツ。
「僕と結婚してほしい。
僕以外が王になれば、この国は沈む」
冷静で聡明な少年は、エヴァを“未来の国母”に据えるためチャンスを求めた。
「3ヶ月以内に、私をその気にさせてご覧なさい」
エヴァは、アレクシスに手を差し伸べた。
それからの2人は──?
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。視点が頻繁に変わります。
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知られちゃいけない貴重な空間魔法持ちは、ソロで冒険したいと願う
川辺で倒れていたジュエルにはそれまでの記憶がない。孤児院へ預けられ、そこで『没落組』と呼ばれている二組の元貴族のきょうだいたちと仲良くなる。ある日孤児同士の争いに巻き込まれ、川に溺れ前世を思い出した。そこからはよくある話? 前世特典なのか? みんなとは違う貴重な無魔法を五歳の誕生月に女神様から授けてもらう。
無魔法で有名なのは空間魔法。マジックバックを製作するのに必要な特性で、知られたら孤児では大変な目にあいそうだ。それを避けるため風と水の魔法を女神様から授かったと嘘をつき、みんなに内緒でひとり無魔法の勉強をすることに。でもなぜか『没落組』に巻き込まれ、ぜんぜんひとりになれない……
前世の記憶があって無魔法持ち。早く十二歳になって無事孤児院を卒院して気楽なソロの冒険者になりたいなぁ〜
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【完結】辺境の婚約者にポーションを送り続けていた令嬢、無能と言われたので全部やめました
辺境で戦う婚約者のため、薬草を研究しポーションを作り続けてきた伯爵令嬢エリン。しかし彼から「薬を作ることしかできない無能」と婚約を破棄される。
すべてをやめた彼女は王都で病弱な王女と出会い――。
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「学園にいる間は他の女を愛させて欲しい。結婚後は君を愛するから」などと言われたので
「結婚後、どうやって愛するのですか?」と聞いた。
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『役立たずの帳付け女』と婚約破棄されましたが、辺境の監査官様は私の帳簿を一頁も手放してくれません
子爵家の嫡男ジルガの婚約者として、七年間、無給で帳簿をつけ続けてきたネイラ・ヴァスティ。
けれど秋の夜会の夜、その帳簿は「数字を書き写すだけなら下働きにだってできる」と暖炉へ投げ込まれ、婚約は解消された。
――燃えたのは、紙だけだ。
職業紹介院で紹介された勤め先は、北西監査局。
待っていたのは、机に砂糖菓子の瓶を置いた胡散臭い局長代理、ザフィル・オルゼだった。
「十分も要りません。私が三か月探していた人ですから」
彼が追っていたのは、元婚約者の領地を含む六つの領地で起きている、不自然な「鼠害」の数字。
残業は止められ、食事は運ばれ、気づけば住まいまで彼の官舎へ。
それでも彼は、仕事の判断だけは、いつもネイラに返してきた。
役立たずと捨てられた帳付け女が、自分の技能で不正を暴き、人生の頁を自分で選び直していく異世界お仕事恋愛短編。
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第三王女の婚約事情
イサベルは、この国の第三王女である。
青い瞳は父譲りの王家の青(ロイヤルブルー)で、母に似たダークブロンドの髪は赤みが強い。
豊かな胸元も大きく張った腰もまた母譲りで、学生の彼女にとって、豊満な肢体は持て余すばかりの恥ずかしいものだった。
学園でイサベルは耳にする。
『あんな雌牛のような尻をして、さぞや多くの子を産むのだろうな』
その声は、同じ学年の男子生徒のものだった。
『随分と不敬なことを言うな』
そう答えたのは、イサベルのよく知る青年だった。言葉だけなら、学友の暴言を正したことになるだろう。
だがその声音は冷めた笑いを含んで、イサベルには、彼もまた男子生徒の言葉に乗っかり自分のことを嘲笑したように聞こえた。
彼にだけは、そうなふうに思ってほしくなかった。
❇こちらの作品は、カクヨム様でも公開致しております。
❇後半部分より戦闘シーンがございます。苦手な方は飛ばしてお読みくださいませ。
❇登場人物のお名前が他作品とダダ被りする場合がございます。皆様別人でございます。
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「もう、うんざりだ」と言われたので、出ていきますね
【とりあえず、何かください】
ある日、豪華なベッドで一切の記憶を失った状態で目覚めた私。鏡を見ても「あなたは誰?」駆けつけた使用人たちに、言いたい放題言われるけれど、他人事のようで少しも自覚が持てない。ただ分かったのは、自ら毒を飲んだことと、夫がいるということだった。妻が目覚めたのに駆けつけてこない夫の元へ挨拶に行くと「もう、うんざりだ」と告げられる。皆からは嫌われているし、記憶もないから未練もない。青ざめる夫に別れを告げて、新天地へと旅立つことを決意した――
※ 他サイトでも投稿中
※ 22時更新予定
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妹が私の婚約者を奪いました。でも父まで妹を選んだので家を出ます。祖母から世界最大商会を継いだ私に、今さら帰ってこいと言われても遅すぎます
婚約者を妹に奪われ、父にも見捨てられた伯爵令嬢エレノアは、家を追い出される。
けれど、それは人生最悪の日であり、最高の日でもあった。
亡き祖母が遺したのは、世界最大商会の会頭の座と莫大な財産。
商会を立て直し、世界中から称賛される一方で、没落した家族と元婚約者は「戻ってきてほしい」と泣きついてくるが……。
「あなたたちが捨てたのは、私ではなく未来です。」
もう二度と、その手は取りません。
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愛人に商いの采配を譲るから座っていろと夫に執務室を追い出されたので、侯爵家に貸した交易の路を引き上げて離縁します
政略結婚して八年、侯爵家の商いを一人で切り盛りしてきたエルナ。けれど夫は、帳簿の数字が読めるだけの若い愛人に采配を譲ると言い、妻を執務室から追い出した。「お前は名前だけあればいい」――わかりました、と彼女は静かに微笑む。ただし引き下がるのではない。手を引くのだ。関を抜ける許しも、品を出す仕入れ先も、道を守る隊商も、すべては侯爵家の名ではなく、彼女が顔で結んだ信用だった。その糸を引けば、家はもう回らない。御者の子と小鳥だけを連れて、彼女は自分の路を歩き出す。路を通すのは品ではない、人だ。全六話。