ざまぁ 小説一覧

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側妃のお仕事は終了です。

側妃のお仕事は終了です。
侯爵令嬢アニュエラは、王太子サディアスの正妃となった……はずだった。 だが、サディアスはミリアという令嬢を正妃にすると言い出し、アニュエラは側妃の地位を押し付けられた。 それでも構わないと思っていたのだ。サディアスが「側妃は所詮お飾りだ」と言い出すまでは。
恋愛 連載中 長編
文字数 245,692 最終更新日 2026.09.10 登録日 2023.05.16
42

『「離婚してください」と言ったら、冷酷公爵が泣きながら拒否しました』

政略結婚で冷酷公爵レオンハルトに嫁いだエレノアは、三年間、一度も夫に愛されることなく過ごしていた。 会話はほとんどなく、食事も別々。誕生日や結婚記念日を祝ってもらったこともない。 「私は、この人に必要とされていない」 そう思い続けたエレノアは、ついに離婚を決意する。 そしてある日、夫に告げた。 「旦那様。私と離婚してください」 当然、冷たい返事が返ってくると思っていた。 ところが―― 「……嫌だ」 初めて見る夫の動揺。 さらに屋敷を出ようとしたエレノアを引き止めたレオンハルトは、冷酷公爵とは思えないほど取り乱し、ついには彼女の前で涙を流す。 「頼む。私を置いていかないでくれ」 なぜ? ずっと自分を愛していないと思っていた夫が、どうして離婚を拒むのか。 やがてエレノアは、夫が三年間、自分に見せなかった想いと、過去に隠された悲しい事件を知ることになる。 実はレオンハルトは、結婚したその日からエレノアを愛していた。 ただ、愛する人を失った過去から、「自分が愛せば、また大切な人を不幸にしてしまう」と恐れ、彼女を守るために距離を置いていたのだった。 すれ違い続けた二人の想い。 離婚から始まる、冷酷公爵の不器用すぎる溺愛。 「今度こそ、あなたを離さない」 一度壊れかけた夫婦は、今度こそ本当の愛を見つける――。
恋愛 完結 長編
文字数 73,019 最終更新日 2026.09.07 登録日 2026.09.01
43

離縁されたので王都でカフェを経営します

「本日をもって、僕はお前との婚姻関係を解消し、離縁することにした! この屋敷から出ていってもらう!」 「……離縁、ですか」 フェリシアの声には、動揺の一片すら含まれていなかった。 あまりにも平然とした反応に、エルネストは顔を真っ赤にして怒鳴り散らした。 「そうだ! 離縁だ! お前のような冷酷で、愛のない計算機のような女は、子爵夫人にふさわしくない! 僕は真実の愛に目覚めたのだ! マリアンヌこそが、僕の傷ついた心を癒やしてくれる真の伴侶なのだよ!」 「ええ、エルネスト様。私、エルネスト様とならどんな困難も乗り越えてみせますわ」 マリアンヌがうっとりとした表情でエルネストの胸に顔をうずめる。 「手切れ金として金貨五十枚を渡してやる。本来なら着の身着のままで追い出すところだが、僕の慈悲深さに感謝するんだな。この屋敷の財産、宝石、衣装はすべて没収だ。荷物をまとめたら一週間以内に出ていけ!」 金貨五十枚。そして一週間の立ち退き猶予。 三年間、破産寸前だった子爵領を再建し、彼が女たちと遊興に耽るための金まで捻出してやった対価が、これだった。 「……承知いたしました」
恋愛 完結 短編
文字数 76,325 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.09.05
44

そんなに幼馴染が大事なら、幼馴染と結婚したらいかがでしょう

「ダニエル様、ようこそおいでくださいました。今、お茶をご用意させますわ」 「いや、いいんだ。今日はヴィオラも一緒に連れてきているからね」 ダニエルが半歩身を引くと、その背後から、同じく十四歳の少女がひょっこりと顔を出した。 亜麻色の髪を可憐に揺らし、大きな瞳を輝かせたヴィオラ・レクスン。 ダニエルの従兄の娘であり、幼い頃から彼を「お兄様」と慕って片時も離れない幼馴染だ。 「ロクサーヌ様、ごきげんよう! お邪魔しちゃってごめんなさい。でも、ダニエルお兄様が『ロクサーヌの顔を見に行く』っておっしゃるから、私、どうしても付いていきたくて!」 ヴィオラは人懐っこい笑みを浮かべ、許可も得ずに東屋へ足を踏み入れると、ロクサーヌの隣の席に滑り込んだ。 その遠慮のなさに、ロクサーヌの頬は引き攣る。 さて、私はいつまで我慢しなければならないのでしょうか?
恋愛 完結 短編
文字数 31,195 最終更新日 2026.06.17 登録日 2026.06.17
45

『聖女なんだから当然でしょ?』――は? ふざけんな

十八歳で聖女に選ばれてから五年間。 アンナは王都の結界維持、病人の治療、巡礼者への祝福、魔道具への神聖力補充まで、無給・無休で働き続けてきた。 眠る暇さえなくても、「国のため」「神のため」「民のため」と言われれば断れない。 そうして限界まで使い潰されながらも、アンナは聖女としての仕事を続けていた。 だが、三日以上眠れないまま働かされた末、大司教から投げかけられた一言で、五年間積み重なったものがついに切れる。 もう我慢するのはやめた。 聖女を当然のように使い潰してきた教会と王国に、アンナは五年分のツケを払わせることにする。 全十話完結です。
ファンタジー 完結 短編
感想数 31 文字数 30,486 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.08.29
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何も起きないのが私の成果でした――「役立たず」と解雇された宮廷魔術師の話

何も起きないのが私の成果でした――「役立たず」と解雇された宮廷魔術師の話
宮廷魔術師リナは、王城の結界や魔道具を管理する地味な仕事を六年間続けてきた。 魔物を討伐することも、新しい魔術を生み出すこともない。そんな彼女に下された評価は「成果不足」。 「誰でもできる雑用だろう!」 そう言い切る魔術師団長によって、リナは引き継ぎすら必要ないと解雇されてしまう。 ならば仕方がない。 リナは素直に王城を去り、六年ぶりの静かな朝を迎える。 ――彼女が毎日何をしていたのか、誰一人として知らないまま。
ファンタジー 完結 短編
感想数 2 文字数 3,892 最終更新日 2026.09.09 登録日 2026.09.09
47

「真実の愛を見つけた」と夜会で婚約破棄されましたが、隣にいた冷徹な竜騎士公爵様にその場で求婚されたのでお先に幸せになります。

王立学院の卒業パーティ会場で、王太子ルークから「真実の愛に目覚めた」と理不尽な婚約破棄を叩きつけられたエレノア。 しかし、彼女が心の中で叫んだのは—— 『やったーーー! これで明日から、あの膨大な書類仕事から解放される!!』 スキップ気分で引き下がろうとしたその瞬間、目の前に現れたのは『氷の死神』と恐れられる最強の竜騎士・ゼノヴィア公爵だった。 「ずっとこの日を待っていた。私と結婚してくれないか」 まさかの膝つき溺愛求婚!? 一方、エレノアを追い出したバカ王太子は、彼女が裏で処理していた大量の書類を前に青ざめることになり——。 ※全3話・サクッと3分で読める、スカッとハッピーエンドの完結短編です!
恋愛 完結 短編
感想数 1 文字数 2,617 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.09.08
48

婚約者に浮気されたので、肩代わりしてた公務その他をお返しします

婚約者の浮気を知ってしまった侯爵令嬢。 婚約者である王子は男爵令嬢の誘惑にハマり、侯爵令嬢のことを悪役に仕立て上げたい様子で。 どうやら彼らは、数か月後に控えるパーティーで婚約破棄と新婚約を宣言するつもりだとか。 そういうことでしたら、こちらも黙っていませんよ。
恋愛 連載中 長編
文字数 224,887 最終更新日 2026.09.09 登録日 2025.12.19
49

若造と嗤われましたが、わたくし、この家のいちばん上ですのよ

 伯爵家の初代夫人イザベルは、百年前、魔術師の眠りの術で眠りについた。老いず、十八の顔のまま。  目覚めると、屋敷は曾孫レオンスの代で、曾孫の嫁ジョルジェットが屋敷を仕切っていた。「どこの小娘」と嗤われ、離れに追いやられる。  イザベルは言い返さない。ただ、ジョルジェットが「家訓」を盾に使用人を追い出そうとするたびに、「その家訓、続きがございますのよ」と原本を示すだけ。家訓を書いたのは、イザベル自身。屋敷の隠し扉も、当主だけが知る合言葉も、全部、イザベルが作ったもの。  嫁は自分の嘘で自滅し、最後に「怖かった。この家に居場所がなくて」と白状する。イザベルは「居場所は、作るものですのよ」と一室を与える。  一方、百年前に眠りの術をかけた魔術師の末裔、王宮魔術師の伯爵カジミールが、屋敷を訪ねてくる。「曾祖父の日記に、あなたの目覚める日が書いてあった。私はその日を、待つために生まれた」。  疎まれた長所が、正しく愛される場所で花開く。
恋愛 連載中 短編
感想数 0 文字数 8,267 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.09.08
50

【完結】あなたを守りたい……いまさらそれを言う?

幼い頃に起きた事件がきっかけで実の父親に疎まれて暮らすファナ。  唯一の居場所は学校。 毎日、屋敷から学校まで歩いて通う侯爵令嬢を陰で笑う生徒達。 それでも、冷たい空気の中で過ごす屋敷にいるよりはまだマシだった。 ファナに優しくしてくれる教師のゼバウト先生。 嫌がらせをされてあまりにも制服が汚れるので、毎回洗って着替えを用意しておいてくれる保健室のエリーナ先生。 昼休みと放課後は、図書室で過ごすことが多いので、いつも何かと気にかけてくれる司書のマッカートニーさんと、図書委員の優しい先輩達。 妹のリリアンは、本人に悪気は無いのだけど、嫌なことや自分が怒られそうになると全て姉のファナに押し付ける。 嫌なことがあればメソメソと泣き姉に頼ってばかりだった。 いつも明るく甘えん坊のリリアンは顔もとても可愛らしく屋敷の中心で、使用人たちも父親も甘やかして育てられた。 一方、ファナはいずれ婿を取り侯爵家を継がなければならないため、父親に厳しく躾をされていた。 明るくて元気だったはずのファナの笑顔は、大きくなるにつれ失ってしまっていた。 使用人達もぞんざいな態度を隠そうともしない。ファナはもう諦めていた。 そんななか唯一、婚約者のジェームズだけはファナのことを優先してくれる優しい男の子だった。 そう思っていたのに……… ✴︎題名少し変更しました。
恋愛 完結 長編 R15
感想数 72 文字数 166,852 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.05.06
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本当は自分が結婚するはずだったから財産を譲って欲しいなんて、よく言えたものですね?

子爵令嬢であるサナーシャは、自身の倍以上の伯爵に嫁ぐことになった。 彼女の子爵家は領地が飢饉に見舞われたこともあって弱っており、支援が必要だったのだ。 病気を患っていた伯爵は、自らが長くないことを知っていた。そこで遺産も含めてサナーシャに明け渡すことで、子爵家を救おうとしていたのである。 サナーシャが嫁いでから程なくして、夫は亡くなった。自身や家を救おうとしてくれた伯爵に感謝しながら、サナーシャは彼の財産を家のために使おうとしていた。 そんな彼女の元に、訪ねてくる女性がいた。 その女性はサナーシャに対して、言ってきた。本来ならば、自分が伯爵と結婚するはずで、彼の財産ももらうはずだったと。
恋愛 連載中 短編
文字数 15,637 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.09.07
52

逆行した研究令嬢は、二度目の人生を奪われない

逆行した研究令嬢は、二度目の人生を奪われない
「お前がどれだけ血を吐いて研究しようと、成果はすべて私のものだ」 ​側室の娘として生まれ、家族から虐待と冷遇を受け続けたエステル。 破滅から逃れるため魔法薬学に打ち込み、二十歳で肉体を急速修復する画期的な治療薬を完成させたが――信頼していた専属メイドの手引きで、無能な叔父に研究を奪われてしまう。 ​盗作の濡れ衣を着せられ、家を追放された後も叔父に陥れられ、投獄と拷問の末に知らされたのは、一族を覆う、醜悪な不義と欺瞞の真実。 絶望の中で意識を失ったエステルは――兄に階段から突き落とされた、六歳のあの日へと逆行する。 一周目では研究だけで逃げようとして失敗した研究令嬢が、二周目では鋼鉄の後ろ盾と第三者による証拠を固め、裏切り者たちを己の欲で完全自滅へと追い込む、痛快なる知略逆襲劇! ​「盗作? いいえ、あなたが盗んで発表したのは――私が十数年前に廃棄した『失敗作』です」
ファンタジー 完結 長編
感想数 15 文字数 248,063 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.08.14
53

幼馴染がくじに細工して10年嫁にいけなかったので、その婚約は返上いたします

 この国では、婚約した男女が年に一度、二人でひとつの籤を引く。白なら年内に結ばれ、黒なら今年は結ばれない。神の采配とされ、誰も疑わない。  アンネリーゼは十六の年から十年、黒しか引いていない。十度。婚約者は幼馴染のヴェルナー。彼はそのたびに「来年こそ」と、やさしく笑ってくれた。  二十六。適齢期の最後の年。今年こそはと、彼女は生まれて初めて、ずるをしようと決める。ところが儀式の前夜、札を検めに忍び込んだ神殿で見てしまう。籤の櫃に細工をしている、婚約者その人の背中を。  理由は借金でも、権力でもなかった。 「わたしたちが所帯を持てば、あの子がひとりになります」  あの子――彼の家に引き取られた、五つ下の幼馴染。まだ二十一。あと五回も引ける娘。  十年。この人は、時間のあるほうを守るために、時間のないほうから十年を抜き取っていた。  ――ならばもう、隣には立ちません。  翌朝、彼女は婚約を返上する。そして、十年間ずっと聖堂のいちばん後ろの席から彼女を見ていた男の手を取った。細工は空を切り、白い札が十年ぶりに彼女の手に浮かび上がる。あとは、十年分の帳簿が、静かに答え合わせをはじめる。
恋愛 完結 短編
感想数 17 文字数 23,971 最終更新日 2026.09.04 登録日 2026.09.01
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他に愛する人のいる彼の元を去ったら、何故か彼が追いかけてきます

*連載再開しました! セレナイト公爵家の令嬢フィオナとフェンダル公爵家の嫡男アロイスは幼馴染だった。 フィオナは幼い頃からアロイスのことが好きだったが、彼は別の女性と恋に落ちてしまう。 しかし、アロイスの恋人が皇帝陛下に見初められてしまったことにより、二人の関係は終わりを迎えた。 最愛を失ったアロイスは猛烈な悲しみに襲われ、フィオナはそんな彼を二十年間支え続けた。 二十年後、アロイスは亡くなる最後の瞬間まで昔の恋人を想い続け、フィオナを顧みることはなかった。 その後回帰したフィオナは、今度はアロイスから離れ、自分のために生きることを決意する。 しかし、何故か彼女が距離を置こうとすればするほど彼が近付いてきて……!? さらにはアロイスの元恋人までもが彼女に絡んでくる始末。 フィオナは幸せになれるのか。
恋愛 連載中 短編
文字数 164,285 最終更新日 2026.09.09 登録日 2026.03.01
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もしも私が死んだなら、あなたは後悔してくれますか?

もしも私が死んだなら、あなたは後悔してくれますか?
「……残念ながら、もう手の施しようがありません」  何度目かになる入念な診察の後、医師は哀れみのこもった声で、そう告げた──。 ♢♢♢ 貴族学園で出会った公爵令息のセルディオと、身分の差を乗り越え、幸せな恋愛結婚をした子爵令嬢のニーナ。 順風満帆な人生を送っていた彼女の身に異変が起きたのは──結婚後、一年と少し経ってからのことだった。 ほんの少しのすれ違いから、運命はニーナを残酷な世界へと叩き落とし、お互いを唯一として愛し合っていたセルディオも、他の女へと目移りするようになる。 「一生私を愛してくれると言っていたのに……あなたの一生涯の愛は、たった一年だけのものだったの?」 身体は病に侵され、心は愛する夫に引き裂かれ……ニーナは自分にとって、最も辛い決断をする──。 ※表紙画像はAIが頑張ってくれました。  初めて使ったので勝手が分からず……時間かかりました(ノω・、`)
恋愛 連載中 長編
感想数 245 文字数 153,769 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.05.19
56

聖獣の言葉がわかるだけの無能と捨てられましたが、実は獣たちの通訳は国宝級でした

聖獣の言葉がわかる。それだけが取り柄の子爵令嬢マドレーヌは、婚約者の宮廷魔術師イザークに「翻訳の魔道具があれば君は不要」と婚約破棄され、聖獣対話係の職まで奪われてしまう。 けれど聖獣の言葉は、鳴き声ではなく「心」。音だけを訳す水晶に、それが聴けるはずもなく――。 国を出たマドレーヌは吹雪の夜、罠にかかった伝説の神狼ルーンと出会い、「千年待った心聴きの巫女」と告げられる。隣国の若き外務卿アンセルムに迎えられた彼女は、こじれにこじれた聖獣との対話を次々と解きほぐし、あっという間に「生きた国宝」に。 一方、祖国では水晶が最悪の誤訳事故を起こし、怒った聖獣たちが全員ストライキ。国が傾き、元婚約者が迎えに来るけれど……お断りいたします。ただし、大好きな聖獣さまたちのためなら、話は別ですわ。 もふもふ大渋滞の、心を聴く通訳無双ファンタジー。全8話完結。
恋愛 連載中 短編
感想数 0 文字数 15,328 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.09.05
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婚約破棄の代償

【第19回恋愛小説大賞】で奨励賞を頂きました。投票して下さった皆様、読んで下さった皆様、本当にありがとうございました(^^) 「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」 ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。 エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
恋愛 完結 短編
文字数 46,976 最終更新日 2025.12.27 登録日 2025.12.02
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あなたの愛した令嬢の身代わりは、もう辞めます

あなたの愛した令嬢の身代わりは、もう辞めます
「アメリアなら、そんな事はしない」 伯爵令嬢エレノアには、幼い頃から瓜二つだと言われ続けてきた女性がいる。 公爵レオンハルトが、誰よりも愛した婚約者――アメリア。 彼女は数年前、突然この世を去った。 最愛の女性を失ったレオンハルトは、今も彼女を忘れられずにいる。 そんな彼の前に現れたのが、アメリアと驚くほどよく似たエレノアだった。 莫大な報酬と引き換えに、エレノアはレオンハルトとの婚姻を受け入れた。 周りからはアメリアの代わりとして求められるエレノア。 アメリアが好きだったドレスを着る。 アメリアが愛した香水を纏う。 彼女の好きだった料理を覚え、彼女の話し方や仕草まで真似る。 …それでも、いつか彼が、自分を見てくれるかもしれない。 ――そんな淡い期待を抱いて。 けれど。 「違う。アメリアはそんな笑い方をしない」 「アメリアなら、こんなことは言わない」 「……どうして君は、アメリアじゃないんだ」 どれだけ頑張っても、レオンハルトが見ているのはエレノアではない。 彼の目に映っているのは、いつだって死んだアメリアだけだった。 そして二年後。 契約期間の終わりを迎えたエレノアは、彼に告げる。 「もう、終わりにしましょう」 「……待て。もう少しだけ、私のそばに居てくれ。君はますます、アメリアに似てきた」 その言葉を聞いた瞬間、エレノアは笑った。 ――私は、いつまでアメリア様の代わりでいればいいのでしょう? 彼女が生き返るまで? それとも、あなたが私を彼女だと思い込めるようになるまで? 「私はアメリア様ではありません」 「あなたが愛した女性の代わりでもありません」 「私は――私です」 そう言って、彼女は公爵家を去った。 そして初めて、レオンハルトは気づく。 失ったのは、愛する女性の身代わりではない。 自分を誰よりも理解し、支えてくれていた――一人の女性だったのだと。 「エレノア。戻ってきてくれ」 「……どうしてですか?」 「アメリアの代わりなんかじゃない。君を愛している」 「その言葉は、私が公爵夫人であった頃に聞きたかったです」 遅すぎた愛と、傷ついた令嬢。 一度壊れてしまった二人の関係は、再び動き始めるのか? それとも───?
恋愛 完結 短編
感想数 42 文字数 134,562 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.08.18
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側妃への恋文まで書かされたので、代筆は今日でやめます

「アデリーヌ。これを、いつもの調子で頼む」 差し出された紙にはこう書いてございました。――側妃に迎えたい令嬢へ贈る、愛の手紙の下書き。 わたくし、七年間、殿下のお手紙をすべて代筆してまいりましたの。詫び状も、外交の親書も、お礼状も。筆跡も言い回しも、殿下ご本人よりずっと殿下らしく書けますのよ。 ですが、これは。 「――かしこまりました。これで、最後にいたしますわ」 その晩、婚約は破棄されましたわ。おめでとうございます。 翌朝から、殿下はご自分でお書きになりましたの。誤字も、敬称の間違いも、そのままに。隣国の陛下のお名前を、一文字違えて。 そして側妃候補のあの方は、やがて気づいてしまわれますのよ。ご自分が恋をしていたのは、手紙の中の、いない人だったということに。 わたくしは、何もしておりませんわ。だって、あれは――わたくしの言葉では、ございませんもの。
恋愛 連載中 短編
感想数 0 文字数 23,047 最終更新日 2026.09.09 登録日 2026.09.05
60

聖女の座も婚約者も妹に奪われた「光らない聖女」ですが、氷の辺境伯が「あんたの祈りは消えない」と国境ごと囲い込んできます

妹に聖女の座を奪われ、婚約者の王太子に千人の前で断罪された「光らない聖女」リディア。飛ばされた先は、大陸一瘴気の濃い北の辺境でした。けれどそこで待っていたのは、彼女の祈りの価値をたった一晩で見抜く氷の辺境伯。「あんたの祈りは、光らない代わりに、消えない」――正しい対価と不器用な溺愛に包まれて、凍土に花が咲く。一方、光るだけの偽聖女が守る王都の結界は痩せ細り……。観測記録が暴く十年の真実と、痛快な大逆転。働くあなたに贈る、静かで強い祈りの物語。全六話。
恋愛 連載中 短編
感想数 0 文字数 12,037 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.09.09
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公爵令嬢第一主義の最強使用人たちは、婚約破棄してきた王太子を廃太子にする

王立学院の卒業式で、第一王太子アレクシスから身に覚えのない罪を理由に婚約破棄された公爵令嬢エレオノーラ。だが、その瞬間、彼女を溺愛する五人の戦闘メイドと五人の戦闘侍従、さらに三千人の公爵家騎士団が動き出す。 「お嬢様第一主義」を掲げる彼らは、以前から王太子の不正を徹底的に調査していた。横領、隣国との秘密会談、愛人への国家予算の流用――次々と暴かれるアレクシスの悪事により、彼はついに廃太子となる。 婚約から解放されたエレオノーラは静かな生活を望むが、使用人たちは今度こそ彼女を幸せにしようと、新たな婚約者探しを勝手に開始してしまう。 公爵令嬢本人は穏やかなのに、周囲だけが過激すぎる!? 最強の使用人たちに愛されすぎた令嬢の、騒がしくも幸せな物語。
恋愛 完結 短編
感想数 4 文字数 6,802 最終更新日 2026.09.07 登録日 2026.09.07
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陛下を捨てた理由 ※9月6日より73話まで内容を一部改変または追記しました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

陛下を捨てた理由 ※9月6日より73話まで内容を一部改変または追記しました。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
美しく才能あふれる侯爵令嬢ジェニエルは、幼い頃から王子セオドールの婚約者として約束され、完璧な王妃教育を受けてきた。20歳で結婚した二人だったが、3年経っても子供に恵まれず、彼女には「問題がある」という噂が広がりはじめる始末。 そんな中、セオドールが「オリヴィア」という女性を王宮に連れてきたことで、夫婦の関係は一変し始める。 ※改定、追加や修正を予告なくする場合がございます。ご了承ください。
恋愛 連載中 長編
文字数 72,671 最終更新日 2026.09.10 登録日 2024.08.26
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今度の人生では、我慢しません

今度の人生では、我慢しません
公爵夫人セレナの一日は、朝起きて、誰とも話さず、本を読んで、眠るだけ。 夫は愛人と暮らし、妻には二年間触れもしない。それでも彼女は何も言わなかった。 馬車の事故で三日眠り、目を覚ましたとき、前世の記憶が戻っていた。 四十三年、我慢し続けて、何も言えないまま死んだ人生の記憶が。 「離婚していただけますか」 鞄ふたつで屋敷を出て、たどり着いたのは平民街。 火の熾し方も知らない元公爵夫人が、魔道具職人を目指す。 「これ、売れてへんやろ」 そう言い当てた商人と組んで、彼女は自分の手で稼ぎ始めた。 やがて国中の魔石が枯れたとき、誰も思いつかなかった発想にたどり着く―― 足りないなら、減らせばいい。 ※小説家になろう・カクヨムにも掲載しています。 ※本文はAI(Claude)が生成した文章を、作者が加筆・修正したものです。
恋愛 連載中 長編
感想数 0 文字数 42,636 最終更新日 2026.09.09 登録日 2026.08.27
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このドアを開けて・・・

「すまない。エレーヌ。  シンシアがまた発作を起こしたようだ。  すぐに帰らなければならない。」 侯爵令嬢エレーヌの婚約者ステファンには病弱な従姉妹シンシアがいる。 デート中でもシンシアからメッセージが来るとステファンはシンシアのもとに行ってしまう。 不安になるエレーヌだがシンシアには秘密があって・・・
恋愛 完結 短編
感想数 3 文字数 7,649 最終更新日 2026.08.07 登録日 2026.08.07
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忘れられない相手がいる婚約者にはお別れを

――いっそのこと、別れてしまえばいい。 その考えは、私の心の中で、静かに、しかし確実に芽生え始めていた。
恋愛 完結 短編
文字数 15,801 最終更新日 2026.05.16 登録日 2026.05.16
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婚約破棄されましたので、聖印はお返しいたします

「お前のように、三年間ただ祈るだけで何ひとつ起こせなかった女とは違う」 卒業式典で、王太子殿下はそう仰って、掌に金色の光を浮かべる男爵令嬢を選びましたわ。 ええ、わたくしは光りません。 王家の婚約者の背に刻まれる《守護聖印》——王都全域の魔物避け結界へ、夜ごと魔力を注ぐ紋様。派手な光を出さないのは、一滴も漏らさず結界へ注いでいるからですのよ。 わたくしの占い……いえ、わたくしの祈りが効いていると、何も起きませんの。そして何も起きないと、わたくしの三年は「何もしていない」ことになる。 承知いたしました。婚約破棄、お受けいたしますわ。 聖印は誓いの上に立つもの。破棄と共に、王家へお返しいたします。 ——三日ほどかかりますけれど。 三日後の夜、城壁の外で、三百年ぶりに魔物が鳴きました。
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 2,082 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.09.05
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虐げられ王女はもう帰りません。捨てられた敵国でイケオジが甘やかしてくれるので。

虐げられ王女はもう帰りません。捨てられた敵国でイケオジが甘やかしてくれるので。
「……帰るところ、ないの」 王家の血を引きながら、辺境伯家で使用人同然に扱われ、満足な食事すら与えられなかった幼いマール。 ある日ついに屋敷を追われ、危険な魔の森へ捨てられてしまう。 そんな彼女を助けたのは、敵国から来たイケオジ傭兵たちだった。 怖そうなのに、ごはんをくれる。寒ければ毛布をかけてくれる。危険があれば、真っ先に守ってくれる。 人を信じることも、甘えることも知らなかったマールは、彼らと過ごすうちに少しずつ「幸せ」を知っていく。 この作品はカクヨムにも投稿中です。 表紙イラストはノーコピーガール様・表紙メーカー2様
ファンタジー 連載中 長編
感想数 3 文字数 26,552 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.08.26
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三年前に捨てた女です。どうぞ、思い出せないままでいてください

三年前の雪の夜、わたくしは婚約者に捨てられ、そのうえ「死んだこと」にされましたの。 葬儀まで出していただきましたわ。参列者は八人。うち六人は、わたくしを笑いに来た方々でしたけれど。 ――さて。 三年が経ちました。王都でいちばん人の集まる劇場に、新しい後援者が現れましたの。鴉羽色の髪に黒い扇の、どこの国の生まれとも知れない未亡人。名は、マダム・コルヴィナ。 「はじめまして。以後、お見知りおきを」 誰も気づきませんわ。気づかせませんもの。 彼らの過去は、これから舞台の上で、少しずつ演じられてまいりますのよ。客席で笑っていられるのは、何幕目までかしら。 「あの……どこかでお会いしませんでしたか」 「さあ。どちらさまでしたかしら」
恋愛 連載中 短編
感想数 0 文字数 23,133 最終更新日 2026.09.08 登録日 2026.09.05
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貴女はもう必要ありません〜王女を最優先にしてきた候爵夫人が一人になるまで〜

マリアンヌ・フォン・ヴァルディアは、侯爵令嬢である。侯爵家の一人娘として生まれ、何不自由なく育てられた――そう、誰もが思っていた。 けれど、実際のマリアンヌの幼少期は、ひどく寂しいものだった。 「お母様は?」 幼いマリアンヌがそう尋ねるたび、侍女たちは困ったように笑った。 「奥様は、第二王女殿下のお世話をなさっています」 それが答えだった。 マリアンヌの母、侯爵夫人エレオノーラは、第二王女の乳母を務めていた。 自分を見てくれることもなく、誰よりも王女を優先させる母親のことを、マリアンヌは静かに切り捨てていく。
恋愛 完結 短編
感想数 12 文字数 11,014 最終更新日 2026.08.22 登録日 2026.08.18
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クラスから追放された最弱の俺。最強スキル【コピペ】で成り上がる。

 クラスから追放された最弱の俺。最強スキル【コピペ】で成り上がる。
とある高校生たちがクラスごと異世界召喚に巻き込まれた。 他のクラスメイトが強力な戦闘スキルを得る中、主人公が得たのは【コピペ】という謎スキル。 一見役立たずだが、実は他人のスキルや魔物の能力、果ては伝説級アイテムの効果まで「コピー&ペースト」できるチート能力だった! クラスメイトから馬鹿にされ追放された主人公は、【コピペ】スキルを駆使してあらゆる能力を己のものとし、単独でダンジョンを攻略、成り上がっていく。
ファンタジー 連載中 長編
文字数 77,174 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.08.30
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【12話完結】私はイジメられた側ですが。国のため、貴方のために王妃修行に努めていたら、婚約破棄を告げられ、友人に裏切られました。

国のため、貴方のため。 私は厳しい王妃修行に努めてまいりました。 それなのに第一王子である貴方が開いた舞踏会で、「この俺、次期国王である第一王子エドワード・ヴィクトールは伯爵令嬢のメリー・アナラシアと婚約破棄する」 と宣言されるなんて・・・
恋愛 完結 ショートショート
感想数 9 文字数 13,991 最終更新日 2022.05.31 登録日 2022.05.22
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「彼女を愛している」そう言って私を捨てた婚約者が、私の結婚式で泣いた

婚約してたけど婚約破棄されてしまい…?
恋愛 連載中 短編
文字数 28,754 最終更新日 2026.09.09 登録日 2026.09.02
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三十六で離縁されましたが、今から本当の人生を始めますわ

 十八で嫁いで十八年。伯爵家の台所と、季節ごとの仕込みを回してきたベアトリーチェは、三十六の春に「もう若くない」と離縁された。夫フロリアンの後妻は、二十歳の令嬢セリア。  ベアトリーチェは実家に戻らない。王都の下町に、季節の保存食の小さな店を開く。  伯爵家の台所は、彼女が十八年かけて作った「季節ごとの仕込みの順番」で回っていた。春に梅を漬け、夏に果実を煮て、秋に根菜を塩に沈め、冬に備える。後妻はそれを知らず、冬に備えた仕込みを、全部、飛ばした。春、伯爵家の食卓は貧しくなり、客が来なくなる。誰も呪っていない。仕込みは、時間が正直なだけ。  一方、下町の店には、樽職人の男爵ユーグが、樽を届けに来る。「三十六? 樽なら、いちばんいい味の出る年だ」。  疎まれた長所が、正しく愛される場所で花開く。三十六歳のヒロインが自分の人生を始める、生活感×スカッと×自己肯定の令嬢ファンタジー、全8話。
恋愛 連載中 短編
感想数 0 文字数 6,436 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.09.09
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いつも病弱な幼馴染を優先するあなたとは結婚できません

侯爵令嬢リディアの婚約者、公爵令息カイルは病弱な幼馴染を何よりも優先する。 約束が破られる度に「彼女は身体が弱いから」という一言で済まされ、常にリディアは後回しにされてきた。 それでもリディアは、いつかは自分を選んでくれる日が来ると信じ、理解ある婚約者であり続けた。 しかし、その願いが叶うことはなかった。 彼にとって、自分はいつも「後でも大丈夫な強い人」。 ついにリディアは、この婚約を終わらせることを決心する。 今さら手を伸ばしても、それが届くことはもうない。
恋愛 完結 短編
文字数 81,527 最終更新日 2026.08.30 登録日 2026.07.30
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「不吉な納棺師はいらない」と王宮を追われました――ですが、棺の中の女公爵はまだ生きています

「棺の蓋を閉めないでください。この方は、まだ死んでおりません」 「死人に触れる不吉な女が、亡き姪の国葬を穢しにきたのです。――兵を」 「納棺師。何を根拠にそう言うのか」  三年前、侍医長の死亡判定に口答えをして王宮を追われた納棺師イルゼ。今は下町で葬儀を請け負う彼女が、亡き母を送った縁で、女公爵ロザリンデの最後の身支度を頼まれる。  清め油は生きた肌のように粒になり、三日横たわった身体に残るはずの痕がなく、奥歯の裏には琥珀色の樹脂。封棺の直前、イルゼは参列者の前で声を上げた。  叔父の侍医長は「不吉な女の妄言」と兵を呼ぶが、王室司法官テオドールは根拠を聞き、封棺を延期する。まず救命を。湯と温石で胸から温める手の下で、三日ぶりの鼓動が戻る。 「……さむ、い」  目覚めた女公爵は、自らの言葉で叔父を告発する。死者を見続けてきた手が生きている人を見つけ、軽蔑されてきた仕事が国の役目に変わるまで。そして「誰の葬儀でもない日に会いたい」と言う人が現れるまでの、納棺師の物語。
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 11,520 最終更新日 2026.09.06 登録日 2026.09.06
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【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します

【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
恋愛 連載中 長編
感想数 223 文字数 94,149 最終更新日 2026.08.31 登録日 2026.08.12
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追放されたので、祝福はすべて回収いたします

「聖女エルシーを、国外追放とする」 罪状は、真冬の夜に許可なく子どもを治したこと。追放に賛同する署名は、四十三家。 わたしは弁明のかわりに、署名簿をじっと見つめました。 「お名前を、覚えておこうと思いまして」 誰も知らないことがひとつあります。聖女の祝福は「渡したら終わり」ではなく、細い糸でわたしと繋がり続けている。——手繰り寄せれば、戻るのです。 退去の期限は三十日。回るには、じゅうぶんですわ。 豊穣も、商運も、健守も。十年分の台帳と照らし合わせて、署名した家から順番に、一軒ずつ。 「ごきげんよう。祝福を、返していただきに参りました」 ただし——子どもと病人にかかっているものは、一件も引きません。回収とは、そういうふうに、するものですから。
恋愛 完結 短編
感想数 25 文字数 22,127 最終更新日 2026.08.15 登録日 2026.08.11
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婚約破棄を喜んだのは私だけではありませんでした

「アリシア・ベルフォード。君との婚約を、今この場をもって破棄する」 大広間に、冷たい声が響いた。 今日は私、アリシアの十八歳の誕生日。 本来なら、婚約者であるルーカス殿下と一緒に祝われるはずだった。 けれど。 「理由を聞いてもよろしいでしょうか」 私は静かに尋ねた。
恋愛 完結 長編
文字数 21,500 最終更新日 2026.09.06 登録日 2026.09.06
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初めて義実家挨拶に行ったら彼氏の母親に残飯を押し付けられたので、速攻で彼氏の口に突っ込んでやった

初めて義実家挨拶に行ったら彼氏の母親に残飯を押し付けられたので、速攻で彼氏の口に突っ込んでやった
 初めて、三年付き合った彼の実家へ挨拶に行くことになった。   私は出発前、拓海に何度も念を押した。長ねぎや生姜、にんにくは、体質的にどうしても受けつけない。少しでも口にすると、すぐに吐いてしまう。避けるのが難しいなら、自分だけ外で食事を済ませても構わない、と。  「玲奈のことなら、ちゃんと分かってる。母さんにも伝えておくから安心して」   食卓に並んだ鶏肉の煮物や魚の揚げ物、野菜の和え物には、ねぎも生姜も見当たらなかった。   私は、彼が本当に伝えてくれたのだと思った。   ところが美代子は、にんにくも生姜も細かく刻んで煮込んであるのだと、笑いながら明かした。そんなものはただの好き嫌いで、親に甘やかされて育っただけだとまで言われた直後、胃が激しく波打ち、私は洗面所の入口で吐いた。   口をすすいで戻ると、彼女は台所から酸っぱい臭いのする残り物を二皿持ってきて、私の前へ押し出した。  「女もスーパーの惣菜も同じよ。選んでもらえるうちが花なの。年を取ってからあれこれ条件をつけていたら、最後は売れ残るだけでしょう?」   三年付き合った恋人を見ると、拓海はスマートフォンを眺めたまま、顔も上げなかった。   私はポテトサラダを大きくすくい、そのまま彼の口へ押し込んだ。  「自分で食べさせられて、やっと分かった? こんなもの、人に出していい料理じゃないって」   あの日、私はようやく理解した。   彼らが欲しかったのは家族ではない。食卓で黙って頭を下げ、この家の生活まで支え、何をされても逆らわない女だったのだ。   けれど、選ぶ相手を間違えたのは、彼らのほうだった。   ……
キャラ文芸 完結 短編
感想数 3 文字数 17,076 最終更新日 2026.07.26 登録日 2026.07.26
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勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
ファンタジー 連載中 短編
文字数 38,743 最終更新日 2026.09.10 登録日 2026.08.26
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