あやかし小説一覧
長い時間を経て、人とあやかしが共存するようになった世界。
平和な田舎町であやかし相手の何でも屋――「あやかし相談所」を営む響也の元へ、今日も一つの依頼が舞い込んだ。依頼人は土地神を名乗る美女・銀華。彼女の持ち込む依頼はいつも厄介事ばかりで、話を聞く前から嫌な予感しかしない。
案の定、彼女はいい笑顔でとんでもない依頼を口にした。
――「雪を止ませて欲しい」と。
(第一話『止まない雪』)
■1話完結のオムニバス形式です。ピンときたタイトルだけ読んでもらって問題ありません
■更新はとんでもなく気まぐれです。1つのエピソードが書き終わり次第、完結まで連日更新します
※こちらの作品は他サイトでも投稿しています
文字数 14,859
最終更新日 2021.12.22
登録日 2021.12.15
文字数 19,089
最終更新日 2018.12.30
登録日 2018.11.30
人間世界と隣合うように存在する妖怪世界。
ある真夜中、赤鬼と一緒に酒盛りをしていた大入道。話の中で赤鬼が自分が大入道よりも強いと言い始めた。
それに眉間に皺を寄せる大入道。赤鬼は今すぐ決着をつけようとするが、証人がいないと言って、
とある催しを検討する。そして開催されることになったのは、妖怪大運動会であった。
文字数 7,073
最終更新日 2023.03.17
登録日 2023.03.17
人ならざるモノ 人外
ある雑居ビルの一角にそんなモノたちを治療する診療所が存在する
そんな噂を聞き付けて、今日も一つ
人ではない影がそのビルへ入っていく…
(読み切りとなっております)
文字数 4,919
最終更新日 2018.03.28
登録日 2018.03.28
祖父母が暮らしていた古民家。
ここで長年、彼らは民泊を営んでいた。
けれど今は住む人がいなくなって。
僕(こと永森和季)の両親と親戚との話し合いの結果、僕が住みこんで管理することになった。
やって来た懐かしい村。
岡山県北部の小さな集落。
子どもの頃はよく来て、駆けまわって遊んだものだ。
お宮で出会った三毛猫と白い狐。
それから古民家にやってくる、いろんなもふもふたちと、
僕はちょっとだけ不思議な体験をしたんだ。
2019.11.29~
もふもふは書いてて楽しいので第二部開始です。更新頻度は不定期になるかと思います。
文字数 61,244
最終更新日 2020.03.06
登録日 2019.11.29
高校生の友沢 零《ともさわ れい》はある日、妙な話を耳にした。それは、この学校で転落事故が多発しているという事件についてだった。
一見すると学校の設備不良にも思える話だったが、この事件の奇妙な所は、転落した者の多くが階段で奇妙な人の姿を目撃している所。
そして、その目撃した幽霊によって笑いながら突き落とされた、という証言が必ず上がっていたという事だった。
この事件は警察沙汰になり、階段で目撃されたという『学ラン姿で眼鏡をかけた男性』といった特徴の奇妙な人が見つかることはなく、事件は闇に葬られようとしていた。
それにより、学内ではこの事件の犯人が人ではなく、幽霊の仕業だという話がまことしやかにささやかれるようになった。
不可思議で胡散臭いこの事件を知ったのをきっかけに、友沢零は徐々にこの不思議な事件に巻き込まれていくことになる。
文字数 147,271
最終更新日 2024.01.19
登録日 2022.12.04
私はクルル。妖とかって呼ばれるものに分類されるんだ。変身できる狐でーす!異世界に飛ばされちゃいました。
最近の趣味兼仕事はマフラーを編むこと!赤いマフラーを公園で編んでたら、毛糸が男の子に引っかかっちゃって…って、君、狸だよね?!
(本文を一部変更いたしました。申し訳ありません。今後ともよろしくお願いいたします。)
文字数 11,061
最終更新日 2020.01.27
登録日 2019.12.29
文字数 71,371
最終更新日 2023.07.22
登録日 2023.05.18
人身御供(ひとみごくう)は、人間を神への生贄とすること。
天魔神社の跡取り巫女、天魔華鈴(てんまかりん)は、今年の人身御供の生贄に選ばれた。
「お前のような綺麗な女性を神は望んでいる」
「神は若い女性を望んでいる」
そうだ、神は若い女性を求めている。私と同じ年頃の女性は村にはいない。
私がやらなければ、私が覚悟を決めれば、村は守られる。
そう、私を見捨てた、本当に存在するかも分からない神のため、命を落とせと言っている村のために。私は──……
「主が生贄人か。確かに美しい、我が欲しいくらいだ。主が良ければ、ここから逃げださないか?」
もう、全てを諦めた私目の前に現れたのは、顔を黒い、四角い布で顔を隠した、一人の九尾の狐でした。
※カクヨム・なろうでも公開中!
※表紙、挿絵:あニキさん
文字数 128,884
最終更新日 2024.01.31
登録日 2023.12.30
雨はいつだってわたしの味方だった。
いつも通りだった日々はバイト先が潰れたことで崩れ去った。父の知り合いを名乗る男が現れしおりに爆弾を落としてーー。
父があやかし!?
ただの大学生だったしおりは父とそして母の秘密に触れていく。
あやかしの社会で生きていくことになったしおりをまつものは。しおりの決断は。
前日譚はしおりの両親の話になります。
良ければ最後までお付き合いくださいませ
文字数 11,932
最終更新日 2024.01.09
登録日 2023.12.21
すべてを守ろうと画策する妖怪か、すべてに絶望して壊そうとする人間か――。
どちらを世界が見届けるのかは分からない。
それでも、月居幸空は妖怪でありながら、この国を守ろうと画策していた。
破壊しようと目論むのは、人間だ。それも、面倒なものたちを従えている、力を持った人間であった。
幸空は世界を守れるのか。壊すことでしかこの世界は生まれ変わることができないのか。
いずれにせよ、一度は決着が訪れるのだ――。
文字数 13,287
最終更新日 2024.03.23
登録日 2024.02.17
文字数 32,763
最終更新日 2019.07.29
登録日 2019.07.18
文字数 28,373
最終更新日 2017.10.08
登録日 2017.10.03
妖怪が見えるせいで周りからさげすまれてきた主人公。だが高校は視えるものだけが集まる学校に入学?! 妖(あやかし)のパートナーたちと無事にワクワクスクールライフを送れるのか?そして鈍感&天然主人公はみんなの隠された... 訂正、意外とオープンな恋心に気付くのだろうか。
そして誰も知らない主人公の秘密が今あかされる。
主人公総愛されで、チートな部分もあります。
批判とかはやめてください。ガラスのハートが砕け散っちゃうので。
文字数 16,972
最終更新日 2018.02.20
登録日 2017.06.03
天体の巨星の一つ、アルタイル。地球から16.5光年という距離にあるため目立つ存在ではないが、実質的には太陽の10倍の明るさ、太陽の1.8倍の大きさがある。そんなアルタイル、一般的には、夏の大三角形の一つ、そして、七夕の彦星の名前で知られ親しまれているが、実は、邪念や恨みなどマイナスのエネルギーを吸収して大きくなっていく性質を持つ「滅び」の星であった。
そのアルタイルに異変が起きた。地上では、特殊な能力を持った者たちが現れ、次々とカオスを創り出していく。両者に繋がりはあるのか……?
アルタイルを取り巻く善悪様々な人間や魑魅魍魎が、自分達の目的を達成するために戦いを繰り広げる。
文字数 19,350
最終更新日 2022.07.08
登録日 2022.07.07
深夜の背徳あやかし飯~憑かれた私とワケあり小料理屋~
レンタル有り旧題:つかれた私と坂道のあったかごはん ーあやかしの集まる料理屋さんー
ここは長崎のどこかにある、とある坂道。
今日一日散々な目に遭った若葉は疲れていた。
さっき転んで擦りむいた膝もいたい。
ふと顔をあげると、温かい提灯の明かりがともる、素敵なお店がある。
「……あんた、憑かれてるな」
「やっだー! 可愛いお客さんじゃな〜い」
「まあ、人間だわ」
「きゅ〜ん」
ーーその店には、ぶっきらぼうな黒髪の美青年と、なぜか冬なのにタンクトップないかついおネエさんと、ものすごく妖艶な美女と、ぬいぐるみみたいなこぎつねがいた。
○こぎつねに憑かれた食いしん坊な主人公が、珍妙なあやかしが集まるお店で美味しいものに癒されるお話です。
○長崎のご飯、食べた気になってくださいねー!
文字数 153,676
最終更新日 2022.07.15
登録日 2020.12.26
カナコちゃん(年齢不詳)のもとに次々と現れる恐ろしいオバケ達。
でも安心。頼もしいばってんのおばあちゃんが頑張ってオバケなんてやっつけてくれるんです。
文字数 23,667
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.11.30
あなたしかいないと思ったんです。私の花嫁は
時は明治。
廃刀令により衰退しつつある剣術道場、心刀雪花(しんとうせっか)流道場の一人娘、雪村清瀬(ゆきむらきよせ)は、道場の跡取りになるべく、男として育てられてきた。密かに想いを寄せていた兄弟子、橋本恭二郎(はしもときょうじろう)の結婚に落ち込む間もなく、今度は清瀬自身にふって湧いた結婚話。相手は華族の令息、華川一聖(かがわかずきよ)。
実は華川家は代々この世ならざる者を調伏してきた陰陽師の責務を担う家柄だった。
貧乏道場の娘の私がなぜ?
男から女へ。剣士から陰陽師の妻へ。
清瀬の運命が動き始める。
※作品の中で使われている家名や場所は、全て架空のモノです。似ているものがあったとしても、別物とご理解いただけると嬉しいです。
文字数 62,776
最終更新日 2024.01.16
登録日 2023.12.16
円山画廊には、黒猫が棲んでいる。
名前は『ヨキ』。
何百年も生きた妖怪《猫又》で、画廊の絵の中を渡り歩き暮らしている。
祖父、円山鴎外から画廊を譲り受けた現オーナーの円山芙蓉は、ヨキとともに、絵画に纏わる怪異に巻き込まれてゆく。
☆短編連作☆です。
(以前他サイトで公開していたものを、タイトルを変更し、所々修正・加筆をして公開しています)
文字数 122,199
最終更新日 2022.01.27
登録日 2021.12.30
物語の舞台は江戸時代っぽい甘味処。
時期は享保~天明っぽい頃。
街には多くの甘味処があり、人々はそこで休息を取りながら美味しい甘味を楽しんでいた。
主人公の凛は、甘味処を切り盛りする行き遅れ女性(20歳)
凛の甘味の腕前には定評があり、様々な客から愛されている。
しかし凛は人間不信で人間嫌い。
普段は自分の世界に閉じこもり、人々との交流も避けている。
甘味処に来る客とは必要最低限の会話しかせず、愛想笑いの一つも浮かべない。
それでもなお、凛の甘味処がつぶれないのは奇妙な押しかけ店員・三之助と愚痴をこぼしに来る人間臭いあやかしたちのおかげだった。
【表紙イラスト 文之助様】
文字数 17,755
最終更新日 2023.06.28
登録日 2023.05.31
ちょいラブ要素あり。ほんのり現代ファンタジー。
都内で事務員として働く糸島結は、ある時、叔父が経営していた珈琲店を相続する。
そこは、人や人ならざる者たちが、失ったえにしを取り戻すため、あるいは新たなえにしを求めて訪れる店だった。結は、その珈琲店でマスターとして働く海原縁司とともに、彼らの失われた縁を結び直してゆく。
文字数 21,442
最終更新日 2024.01.07
登録日 2023.12.25
25歳を迎えようとしていた紅月に元に表れた男。
その男、矢鏡は紅月の体に取り憑いた呪いのために、もう少しで死ぬと宣言してきた。そして、呪いを払う代償として夫婦になれと言ってくる。
この世の者とは思えない絶世の美青年。強気で傲慢だが、優しい矢鏡。
矢鏡の正体は、神様だった。
紅月の心臓にとりついた蛇の呪いを払う矢鏡だが、それでも紅月の呪いの根源は残っていた。
蛇の呪いは、何故紅月についていたのか。
矢鏡は何故、紅月を助けたのか。
紅月は沈丁花の香りに包まれながら、最後の恋を知る。
紅月(あつき) 地元の弁当屋で働く24歳の平凡な女。和の香りを好み、弁当屋の近くのアロマショップの常連。蛇の呪いを心臓にもっており、死が迫っている所に矢鏡に助けられる。
矢鏡(やきょう) 突然、紅月の前に表れた神様。銀髪に琥珀色の瞳を持つ美形の男。廃神社の神様のため力をあまり持っていないが、それでも紅月を助けようとする。強気で我儘な所がある。
文字数 112,420
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.07.17
つくも神。それは長い年月を経た道具などに霊魂などが宿ったものである。
風宮紫苑は小さな神社の跡取りとして引き取られ、この春から神主の東野宮巌流、その孫娘の弥生と3人で住むことになった。
東野宮は九十九神の管理を担う一族であり、紫苑は本家ではないがその跡取りとなる。
跡取りになるために九十九神を祓おうとする紫苑だったが、個性の強い九十九神達は一筋縄ではいかなかった。
幼馴染と九十九神に囲まれた陰陽師生活がはじまる
文字数 9,105
最終更新日 2024.01.12
登録日 2023.12.31
もののけ達の居るところ
レンタル有り第4回ほっこり・じんわり大賞『大賞』受賞
美大を卒業後、希望の就職先へと勤めて好きな仕事をこなしているのに、突如、ストレス性の鬱と診断されて会社を辞めざるを得なくなってしまった主人公、瑠璃。会社を辞めて、文房具店でアルバイトを始めることとなったが、お金も無く再就職先も見つからず、今いる社宅を出て行かなくてはならず困っていた。
おまけに瑠璃は鬱と診断されてから、謎の幻聴に困っており、四苦八苦していた。
そんな時、バイト先によく来る画廊のマーケターが、担当の画家の個展をするので特別チケットを渡してくれる。美大の学生時代から憧れていたモノノケ画家と呼ばれる龍玄の個展で、瑠璃は心を躍らせながら出かけて行く。
龍玄に住み込みの手伝いをしないか誘われ、引っ越し先に困っていた瑠璃は、その仕事を引き受けることに。
✬「第4回ほっこり・じんわり大賞」大賞受賞作。
応援ありがとうございました!
文字数 275,243
最終更新日 2023.07.12
登録日 2021.07.05
真珠の巫女姫と呼ばれてあがめられているあこやは式神を鬼に殺された。
怒りのあまり容赦なく鬼を殺そうとするあこやに、鬼は自分が代わりをつとめると命乞いするが──。豚になるか、金棒になるかは、二人次第。
和風ファンタジー男女恋愛ものです。
食えない巫女と食えない鬼の話。
和風ファンタジーで舌ピアスした鬼が書きたいな~っと。
長編に続くような短編で終わらせたいなあと思っています。
R15程度の匂わせ性描写はあるかもしれませんので苦手な方はご注意ください。
表紙はかんたん表紙メーカーさんで作らせて頂きました。https://sscard.monokakitools.net/covermaker.html
文字数 15,156
最終更新日 2024.01.26
登録日 2023.12.26