連作短編小説一覧

語り手のいない百物語。
ここにあるのは、誰かが語った、あるいは語り損ねた奇妙な話。
遺された日記、学校の掲示板、父の形見のカセット、閉店した写真館のネガ——
1話ごとに異なる“記憶”が語られながら、
やがて浮かび上がってくるのは、40年前のとある行方不明事件。
それは本当に、終わったのだろうか?
「私が“見た”のは、あの夜——」
あなたも1つ、灯を消しませんか?
文字数 38,618
最終更新日 2025.07.20
登録日 2025.06.17
――感情が、わからない。けれど、それでも「誰かの声を聞きたい」と願った。
元自衛官の女性カウンセラー・篠原梓。
かつては“理想の指揮官”として部下に慕われながらも、守れなかった仲間の死を経て、静かに制服を脱いだ。
感情を“理解する”ことに困難を抱えながら、彼女は今日もカウンセリングルームで、人々の声に耳を傾ける。
パワハラに悩む人、子育てに行き詰まる母親、完璧主義に疲れた相談者――
“答え”を出さないまま、ただ寄り添うその姿に、いつしか誰かの心がほどけていく。
これは、「共感できないからこそ、観察し続ける」ひとりのカウンセラーの物語。
傷ついた人々の沈黙と向き合いながら、自らの過去とも静かに向き合っていく。
心にじんわりと沁みる連作短編、静かに始まります。
文字数 66,729
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.05.04
「少し疲れた人たちが、“喫茶クローバー”の扉を開けることで、ほんの少しだけ心が軽くなる」
そんな場所を描いた連作短編。
舞台は昭和の名残を残すような商店街の端っこにある、小さな喫茶店『クローバー』。
――ただし、この店は“雨の日だけ”開いている。
文字数 97,205
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.06.17
通りから一本奥へ入った、静かな路地裏。
そこにひっそりと佇む、木造の珈琲店〈カフェ・ルミナス〉。
この店を切り盛りするのは、人ではなく――AI。
けれど彼女は、まるで人間のように優しく、心の機微に寄り添う存在でした。
〈カフェ・ルミナス〉には、悩みや痛みを抱えた人々が、ふとした偶然に導かれるようにして訪れます。
将来に迷う若者。大切な人を失った老人。AIに職を奪われた男。声を失った少女……
彼らがこの店で出会うのは、ただのコーヒーではありません。
「心が求める一杯」を通して、自分自身と向き合う、静かな時間。
そして、AIである店主ソラもまた――かつて別れた“ある人”を想いながら、一杯一杯に心を込めて淹れ続けています。
この物語は、人間とAIがすれ違いながらも共に生き、
時に傷を癒やし、時に希望を灯しあう、小さな奇跡の記録。
読後、胸の奥にあたたかな灯がともるような、
ほっこりと、じんわりと心に沁みる、連作短編集です。
文字数 67,270
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.06.10
やさしい神様とおいしいごはん。ほっこりご当地ファンタジー。
第8回キャラ文芸大賞にて〈ご当地賞〉を受賞しました。
応援してくださった皆様、ありがとございました。
*あらすじ*
人には見えない『あやかし』の姿が見える女子高生・桜はある日、道端で泣いているあやかしの子どもを見つける。
「“ねこがみさま”のところへ行きたいんだ……」
どうやら迷子らしい。桜は道案内を引き受けたものの、“猫神様”の居場所はわからない。
迷いに迷った末に彼女たちが辿り着いたのは、京都先斗町の奥にある不思議なお店(?)だった。
そこにいたのは、美しい青年の姿をした猫又の神様。
彼は現世(うつしよ)に迷い込んだあやかしを幽世(かくりよ)へ送り帰す案内人である。
文字数 122,210
最終更新日 2025.07.17
登録日 2024.12.31
🪄毎週水曜日、土曜日更新予定。お気に入り登録、感想大歓迎です🪄
転校先で友達ができず、親の離婚で家庭環境も不安定な中学生・里依紗。
孤独な日々を送っていた彼女が偶然出会ったのは自称魔女見習いの睡。
睡に誘われて共に魔女見習いとして「草花菓子店」で『修行』をはじめるが――?
それは魔法かそれとも科学か?小さな菓子店を舞台にした、連作短編集
文字数 27,938
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.06.15
人気男性アイドルグループ『Spring』が、突然解散を発表した。
これは、同じアイドルグループを推していたオタクの、解散から始まる六つの物語。
♦︎連作短編集
♦︎小説家になろう様にも掲載しています
文字数 97,768
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.30
★第9回ネット小説大賞(なろうコン)二次選考通過作
どこか遠くに本当にある場所。オフィーリアという国での群像劇です。
本編:王道(定番)の古典恋愛風ストーリー。ちょっぴりダークメルヘン。ラストはハッピーエンドです。
外伝:本編の登場人物達が織りなす連作短編。むしろこちらが本番です。
シリアス、コメディ、ホラーに文学、ヒューマンドラマなどなど、ジャンルごった煮混沌系。
■更新→外伝:別連載「劫波異相見聞録」と本作をあわせて年4回です。(2,5,8,11月末にどちらかを更新します)
■感想ページ閉じておりますが、下段のリンクからコメントできます。
検索用:そして二人でワルツを
※この作品は、他サイトにも投稿しています。
文字数 267,410
最終更新日 2025.05.31
登録日 2016.01.27
▼この作品は実際の心霊体験談・不思議体験談をベースに構成したフィクションです。
▼昭和から平成に変わった頃、大手電気メーカーQ電気に入社した新人女子・萩原陽子は、初の女性サービスエンジニアとして国内最大の拠点へ配属されるが、そこは「心霊案件」専門という、とんでもない部署にだった。
彼女の担当は”霊障”が原因で正常に動作しなくなった家電製品のアフターサービスだ。
業務で、プライベートで、陽子が遭遇する数々の心霊現象&不可思議現象を描く連作短編です。
▼連作ですが、全体を貫く大きなストーリーはありませんので、どの話からご覧いただいても問題ありません。
文字数 47,110
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.05.05
有休消化中の会社員、神林杏は、ある晩奇妙な夢を見た。正体不明の声から「人類に滅びの救済をもたらす使命を与える」と言われる物だった。夢中で異常を感じた杏はその声を拒絶する。
数日後、「使命を与えられた」と主張する男性を、文部科学省の国成哲夫、浪越テータが問い質す場面に遭遇してしまう。
哲夫とテータに事情を話した杏は、宇宙からの洗脳による侵略、その排除の動きに巻き込まれることになる。
前日譚→https://www.alphapolis.co.jp/novel/519967146/178892910
※10/10サブタイトル追加しました。
※フィクションです。実在する人物、国、団体、事件などには関係ありません。
※関係ありませんので作劇重視で考証などはあまりしておりません。
※心身の不調は医療に相談してください。作中の対応は真似しないでください。
※一部流血、暴力の描写があります。
文字数 181,170
最終更新日 2025.05.13
登録日 2024.07.24
「ご入居、ありがとうございます。ここは"死んだ人間が、帰ってくる家"です」
見えるはずのない者たち。聞こえるはずのない声。
事故物件専門の管理会社――その職員が体験した"本当にあった"恐怖の数々。
これは、あなたの隣の部屋でも起こりうる話。
文字数 12,493
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.05.11
昼と夜で完全的に分割された世界にて、
突然現れた音楽ユニット「まほろば」
年齢、性別、バックグラウンド、、、その全てが不明な彼らはこの世界に何をもたらしたのか。
これは彼らの曲によって動かされた者たちの物語。
文字数 2,506
最終更新日 2025.05.09
登録日 2025.04.09
本作は電子書籍として販売している「本命彼女はモテすぎ注意! ~高嶺に咲いてる僕のキミ~」のクロスオーバー要素があり、現在公開している本編試し読みより先の部分の少しネタバレ? 入るかもですが、本編を読まなくても大丈夫な内容になっていると思いますので、暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。
また、本作は、連作短編【追憶の砂時計】シリーズの一篇です。
【追憶の砂時計】シリーズは連作短編ですので、導入以外はどこから読んでも大丈夫なように作ろうと思っておりますが、設定等を知りたい方は、まず「連作短編【追憶の砂時計】 ――最初だけ優しい男――」からお読みくださいませ。
---
《あらすじ》
その不思議なバー【追憶の砂時計】には、話したい〈何か〉を抱えた客がエレベーターに乗って訪れる。
彼らを迎えるのは、朝奈、昼恵、夜香の三姉妹。
三姉妹に促され、今日も誰かが胸の内を話し始める――……。
今夜の来客【井上智咲(いのうえちさき)】の悩みは、好きな人には好かれずに、好きじゃない人には好かれることだった。
恋に憧れる智咲が好きになる男性は、いつも似たタイプ。
だけど、最近初めて違うタイプの人を好きになれて、今回は今までと違うと思っていたのに……。
ままならない恋の物語。
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この短編の主人公がどのサブキャラかは本編を読んでいただけたらきっとわかると思いますので、ご興味がある方は「本命彼女はモテすぎ注意! ~高嶺に咲いてる僕のキミ~」試し読みを読んでいただけたら嬉しいです。
【追憶の砂時計】シリーズとして、電子書籍として販売するR18系小説とは別に、いろんなシチュエーションの恋愛あるあるを不定期でこれからも掲載していく予定です。
電子書籍作品とは違ってかなり勢いで書いている感じもあるので、暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。
文字数 15,414
最終更新日 2025.04.14
登録日 2025.04.13
本作は電子書籍として販売している「本命彼女はモテすぎ注意! ~高嶺に咲いてる僕のキミ~」のクロスオーバー要素があり、現在公開している本編試し読みより先の部分の少しネタバレ? 入るかもですが、本編を読まなくても大丈夫な内容になっていると思いますので、暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。
また、本作は、連作短編【追憶の砂時計】シリーズの一篇です。
【追憶の砂時計】シリーズは連作短編ですので、導入以外はどこから読んでも大丈夫なように作ろうと思っておりますが、設定等を知りたい方は、まず「連作短編【追憶の砂時計】 ――最初だけ優しい男――」からお読みくださいませ。
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《あらすじ》
その不思議なバー【追憶の砂時計】には、話したい〈何か〉を抱えた客がエレベーターに乗って訪れる。
彼らを迎えるのは、朝奈、昼恵、夜香の三姉妹。
三姉妹に促され、今夜も誰かが胸の内を話し始める――……。
今夜の来客【佐々木史帆(ささきしほ)】が語ったのは、高校時代の初恋の話だった。
憧れの「高校生」になった史帆は、彼氏が欲しくて堪まらない。
同じクラスで一番好みのタイプだった【桐生翔真(きりゅうしょうま)】という男子にほのかな憧れを抱き、何とかアプローチを頑張るのだが、彼にはいつしか、「高嶺の花」な本命の彼女ができてしまったようで……。
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この短編の主人公がどのサブキャラかは本編を読んでいただけたらわかると思いますので、ご興味がある方は「本命彼女はモテすぎ注意! ~高嶺に咲いてる僕のキミ~」本編の購入も検討いただけたら嬉しいです。
【追憶の砂時計】シリーズとして、電子書籍として販売するR18系小説とは別に、いろんなシチュエーションの恋愛あるあるを不定期でこれからも掲載していく予定です。
電子書籍作品とは違ってかなり勢いで書いている感じもあるので、暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。
文字数 27,284
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.04.13
本作は、電子書籍として販売している「本命彼女はモテすぎ注意! ~高嶺に咲いてる僕のキミ~」のクロスオーバー要素があり、現在公開している本編試し読みより先の部分の少しネタバレ? 入るかもですが、本編を読まなくても大丈夫な内容になっていると思いますので、暇つぶしにでも読んでいただけたら嬉しいです。
※※内容も結末もスカッと系ではないので、胸糞注意かもです…!
また、本作は、連作短編【追憶の砂時計】シリーズの導入第一話です。
【追憶の砂時計】シリーズは連作短編とする予定ですが、設定等を知りたい方はまずこの作品からお読みくださいませ。
《あらすじ》
その不思議なバー【追憶の砂時計】には、話したい〈何か〉を抱えた客がエレベーターに乗って訪れる。
彼らを迎えるのは、朝奈(あさな)、昼恵(ひるえ)、夜香(よるか)の三姉妹。
三姉妹に促され、今夜も誰かが胸の内を話し始める――……。
今夜の来客【窪田(くぼた)あかね】が語ったのは、大学で出会ったある男の話だった。
最初は優しかったその男はどんどん非道になり、でも、あかねはどうしてもその手を離すことができなくて……。
誰しもが陥るかもしれない地獄への入り口。
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この短編の主人公がどのサブキャラかは本編を読んでいただけたらわかると思いますので、ご興味がある方は「本命彼女はモテすぎ注意! ~高嶺に咲いてる僕のキミ~」本編の購入も検討いただけたら嬉しいです。
【追憶の砂時計】シリーズとして、電子書籍として販売するR18系小説とは別に、いろんなシチュエーションの恋愛あるあるを不定期でこれからも掲載していこうと思ってます。
電子書籍作品とは違ってかなり勢いで書いている感じもあるので、暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。
文字数 20,155
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.04.13
文字数 10,339
最終更新日 2025.04.09
登録日 2023.02.25
第8回ホラー•ミステリー大賞で優秀賞を受賞しました。ありがとうございました!
●あらすじ
『階段をのぼるだけで一万円』
大学二年生の間宮は、同じ学部にも関わらず一度も話したことすらない三ツ橋に怪しげなアルバイトを紹介される。
三ツ橋に連れて行かれたテナントビルの事務所で出迎えたのは、イスルギと名乗る男だった。
男は言った。
ーー君の「階段をのぼるという体験」を買いたいんだ。
ーーもちろん、ただの階段じゃない。
イスルギは怪異の体験を売り買いする奇妙な男だった。
《目次》
第一話「十三階段」
第二話「忌み地」
第三話「凶宅」
第四話「呪詛箱」
第五話「肉人さん」
第六話「悪夢」
最終話「触穢」
※他サイトでも公開しています。
文字数 129,914
最終更新日 2025.03.22
登録日 2025.02.01
脇坂未明(わきさか みめい)
それは美しい少女の姿をした悪夢。
絶望に瀕した人間の前に現れ、彼らを更なる絶望に堕とす存在。
美しくも恐ろしい、絶望と死の象徴の如き影。
彼女の紡ぐ「選ばれてしまった人間」の物語の数々をここに記そう。
【ドナーの記憶】
心臓移植を求む上田の前に現れた脇坂は新しい心臓を用意すると持ち掛けドナーを上田に脳死させる。
心臓を手にした上田は毎夜悪夢を見る。
移植された臓器に記憶が宿るという逸話を聞き、絶望の淵に落とされるのであった。
【引きこもりのカード】
十年引き籠る板山の前に現れた脇坂は食事を要求出来るカードと、感謝カードを渡す。
板山は思い出の料理との思わぬ邂逅に心を開き母へ感謝のカードを送る。
しかし脇坂に絶望させられた母は、その前日に自殺をしていた。
【感情を捨てる女】
脇坂に騙された女性は邪魔な感情を『感情を捨てるゴミ箱』へ捨てていく。
やがて女性は感情を取り戻すことが出来ないまま絶望さえ感じない心へとなってしまう。
【心亡くした志】
元売れっ子作家は今や落ちぶれた物書き。
脇坂は彼のファンを名乗り、取材ノートを売って欲しいと願い出る。
情熱の詰まったノートを売ってしまった男はついに何も書けなくなってしまうのであった。
【パパの似顔絵】
パワハラにあった高山は、脇坂から御守りを貰う。
守りに願いをたくすと、不思議と苦しみは消えた。
しかし自分を苦しめた相手に災難がふりかかる。
彼の娘の描く似顔絵には、高山の頭に角が描かれるようになった。
【心の補聴器】
客の気持ちが汲み取れないと悩む女の前に現れた脇坂は、心の声が聞こえるリングを手渡す。
しかしリングで心の声を聴きすぎると常に人の心の声が聞こえるようになってしまうのであった。
【死に際演技】
進退がかかった舞台、自身の死が見せ場の女優の前に現れた脇坂は、
実際に人間を殺し『死』の凄みを伝える。
女優は自らの死をもってしかこれを演じきれないと悟り絶命する。
【真夜中のタクシー】
運転手は脇坂を乗せて人気のないふ頭へ走る。
脇坂はいつも絶望に落とした魂を連れている。
それが見えた運転手に次はあなたの番かもと告げて夜の闇に消えた。
文字数 103,690
最終更新日 2025.02.27
登録日 2025.02.27
「君の悩みを解決しよう。1匙の魔法を添えて」
『黎明堂』 それは、不思議な店主と不思議な道具たちが作り出した、不思議な雑貨店
高校生の少女・桜井かすみは、とある過去からクラスメイトとの関わりに悩んでいた
彼女は、ある雨の日にその雑貨店に足を踏み入れた。
過去に囚われ苦しむ女子高生。友達とのすれ違いに傷ついた少女。亡き妻への消えない後悔を抱く老紳士。自身の進路に悩む男子高生。そして、店主自身。
これは、『黎明堂』を取り巻く人々の、夜明けを描く物語
参考文献
①『世界魔法道具の大図鑑』
文:バッカリオ/オリヴィエーリ
訳:山崎瑞花
②『アリスの不思議なお店』
著:フレデリック・クレマン
訳:鈴村和成
③『毒と薬の蒐集譚』
著:医療系雑貨生みたて卵屋
文字数 75,816
最終更新日 2025.01.16
登録日 2023.07.22
兄・優太《ゆうた》と弟・千理《せんり》は、お互いを何よりも愛おしい存在として想い合っている。
視力はなくても優しく弟を見守る兄。
兄が好きでたまらない甘えん坊な弟。
ブラコン義兄弟のほのぼのな(?)日常を切り取った短編連作!
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・攻め視点のお話!
・各章(エピソード)ごとの短編。
・ほのぼの・溺愛・甘々がベースのハピエン、お話自体は明るめ
・大人向けの描写をふくむ話は「※」がつきます
-------
弟・千理《せんり》
高校生。主人公。せんちゃん。兄が大好きで離れたくない。高身長ながら甘えん坊。あたまを沢山なでられるとご機嫌。
兄・優太《ゆうた》
23歳。優兄。小柄で童顔。過去に負った傷の後遺症で視力を失った。心優しく、弟のことをいつも気にかけている。
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表紙画:ゆゆさん(許可済)
文字数 129,384
最終更新日 2025.01.10
登録日 2019.06.22
よろしければ、一作目【霊感兄妹の大冒険 古城にはモンスターがいっぱい⁉】も読んでいただけますと幸いです。
★あらすじ【今日から暮らす新しい家で、怪異と同居生活⁉】
火事で両親を失った双子の小学六年生、【月神牙狼】(つきがみ・がろう)&【月神心愛】(つきがみ・ここあ)はお金持ちである親戚に無理やり引き取られ新しい家で暮らすことに⁉
しかし、その家は豪邸でアンティークな雰囲気だけど、なんだかおかしい。
ウワサでは【事故物件】と呼ばれていて、牙狼と心愛はショックを受ける。
【事故物件】ではないことを証明するためにふたりは家中を探索することに!
だが、住んでいく内に次々と異変が起こる。
新たな【家族】になれと現れた二人の怪物の男、吸血鬼【グラッド】とフランケン【ゼオン】。
月神双子は彼らに好かれる。
そこで、この家の真実を知ることになる・・・・・。
最恐ホラー【霊感兄妹の大冒険】第二弾。
文字数 17,431
最終更新日 2024.10.04
登録日 2024.09.18
「萬頼まれ事おうけいたし〼 」──摩訶不思議なその店は、号して楽之稀屋(たのまれや)。
いつかどこかに現れて、迷い込んだ思いを紡ぐその店は、何かを大きく変えることはない。世界を救うようなこともない。
それでもそっと誰かの「たのみごと」に寄り添っていく。
楽之稀屋の面々と迷える客とのささやかな日々の物語。
●不定期更新
文字数 32,584
最終更新日 2024.08.29
登録日 2024.06.26
「六原さん、好きなおにぎりの具は何?」
ある日、小学五年生の六原 サヤ(ろくはら さや)のクラスに、北海道からの転校生、若佐 隼斗(わかさ はやと)がやって来た。
隼斗の実家は北海道で有名なお寿司屋さんで、お店の東京進出を機に家族で引っ越してきたらしい。
お寿司屋さんの息子なのに、何故か隼斗はおにぎりを握るのが大好き。
隼斗が作るおにぎりには人の心を動かす力があり、クラスで起こる問題(特に恋愛関係)をおにぎりで解決していくのだった。
ひょんなことから、サヤは隼斗のアシスタントとして、一緒に”最高のおにぎり”を追い求めるようになり……。
いろんなおにぎりが登場する、笑って泣けるラブコメディ!
文字数 61,964
最終更新日 2024.08.17
登録日 2024.07.30
★あらすじ
ある日、冬休みに別荘へお泊りをすることになった仲良し皇兄妹(すめらぎ きょうだい)。
元気で明るく心優しい中学二年生の次女、あやね。
お嬢さま口調で礼儀正しい中学一年生の末っ子、エミリー。
ボーイッシュでクールな中学三年生の長女、憂炎(ユーエン)。
生意気だけど頼れるイケメンダークな高校二年生の長男、大我(タイガ)の四人。
そんな兄妹が向かったのは・・・・・なんと古城⁉
海外にいる両親から「古城にいる幽霊をなんとかしてほしい」と頼まれて大ピンチ!
しかし、実際にいたのは幽霊ではなく・・・・・・⁉
【すべてを知ったらニゲラレナイ】
はたして兄妹たちは古城の謎が解けるのだろうか?
最恐のミッションに挑む霊感兄妹たちの最恐ホラーストーリー。
文字数 37,291
最終更新日 2024.07.08
登録日 2024.07.04
文字数 10,881
最終更新日 2024.06.30
登録日 2024.06.30
江戸中期の武蔵国を舞台に、人柱に選ばれたことをきっかけに土地神と暮らすことになった少女・小藤が、不条理であったり、人情味あふれる体験をする連作短編。
※全体の柱の物語はあるものの、連作短編なので、章ごとに話が完結しています。
ひとつの章だけでもお楽しみいただけます。
注:R-15ではありませんが、4章に若干、残酷なシーンがあります。
対象のシーンには、小見出しに★マークをつけます。
【登場人物】
●小藤(こふじ)16才
人柱になった心清らかな少女。芯は強い。正義感が強いのには理由がある。
●光仙(こうせん)見た目20代半ば
土地神。神々しく美しい容姿。
●阿光(あこう)/●吽光(うんこう)見た目10才ほど。
狛犬の神使。双子のようにそっくりな容姿。
文字数 80,547
最終更新日 2024.06.19
登録日 2024.05.29
国際ピアノコンクールの優勝候補・拓斗(19歳)は、頭に衝撃を受けてから指が思うように動かなくなり、絶望して部屋に引きこもっていた。
そこにかつての親友・雄一郎(19歳)が訪ねてきて、「夢がある者」しか住めないシェアハウスに連れて行く――。
拓斗はそのシェアハウスで漫画家、声優などを夢見る者たちに触れ合うことで、自分を見つめ直し、本来の夢を取り戻していく。
その過程で、拓斗を導いていた雄一郎の夢や葛藤も浮き彫りになり、拓斗は雄一郎のためにピアノのコンクールの入賞を目指すようになり……。
夢を追う者たちを連作短編形式で描きながら、拓斗が成長していく、友情の青春ヒューマンストーリー。
諦めず夢に向かって頑張っている人への応援歌です。
文字数 80,600
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.30
東京の芸術大学の大学院声楽専攻科に合格した片山三喜雄は、初めて故郷の北海道から出て、東京に引っ越して来た。
高校生の頃からつき合いのある塚山天音を筆頭に、ちょっと癖のある音楽家の卵たちとの学生生活が始まる……。
魅力的な声を持つバリトン歌手と、彼の周りの音楽男子大学院生たちの、たまに距離感がおかしいあれこれを描いた連作短編(中編もあり)。音楽もてんこ盛りです。
☆表紙はtwnkiさま https://coconala.com/users/4287942 にお願いしました!
BLというよりは、ブロマンスに近いです(ラブシーン皆無です)。登場人物のほとんどが自覚としては異性愛者なので、女性との関係を匂わせる描写があります。
大学・大学院は実在します(舞台が2013年のため、一部過去の学部名を使っています)が、物語はフィクションであり、各学校と登場人物は何ら関係ございません。また、筆者は音楽系の大学・大学院卒ではありませんので、事実とかけ離れた表現もあると思います。
高校生の三喜雄の物語『あいみるのときはなかろう』もよろしければどうぞ。もちろん、お読みでなくても楽しんでいただけます。
文字数 119,830
最終更新日 2024.01.05
登録日 2023.10.17
誰が呼んだか暇堂。
『悩みは万(よろず)引受けます』
そんな貼り紙と口コミだけで、案外と人はここを訪れる。
都会のはしっこの吹きだまり。雑居ビルの一室で、今日も静かに時間を過ごす。
……さて、今日はどんな人がやって来るのかな?
悩みは万 引き受けます――。
そんな口コミと貼り紙で営業している不思議なお店、暇堂。
会社が突如倒産した三島都子は、その貼り紙の字の優しさに惹かれ暇堂を訪れる。
暇堂を営む美女、風月暇のチグハグで破天荒なようで悩みを解決していく話術に、都子の心も少しずつ解きほぐされていく。そして奔放な暇に次第にその心も傾いて行き――。そんな都子は、自分もだれかの悩みを解決出来る人間になりたいと暇堂で働かせて欲しいと志願する。
気分で和室の部屋と洋室の部屋を使い分ける暇と、奇妙で暖かな同棲生活が幕を開ける。
そしてそこには、様々な悩みを持った人々が訪れるのであった――。
文字数 110,088
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.31
ホストをこころざし、お客さんの悲しい目を救いたいと願った青年・藤岡彰人。
夢破れ行き倒れていた彼を拾った女装バー『ドクターストップ』の主、エリザベス茂美。
見た目はゴリラ、しかし心は女神の如き懐の深さと、相手の心情を瞬時に察する洞察力の持ち主である。茂美の接客に憧れ女装バーに勤務することになった彰人は、誰もが見惚れるほどの可愛い男の娘へとなっていく。
閉ざされていた彰人の心はスタッフである美少女男の娘(!?)ナルとバーテンダー古賀との出会いや、訪れるお客さんたちの悲しい物語に触れて変わり始めていった。
そして、あらゆる悲しみを優しく包み込む茂美を目の当たりにして、『悲しい目を変えてあげたい』という思いは募っていく。
ドクターストップでの仕事に追われながら、様々な人々との交流が彰人を少しずつ変えていき――
そんなある日、茂美が倒れてしまう。
茂美のいない店を任されたのは、ほかでもない彰人であった。
茂美不在のドクターストップの最終日、心に大きな傷を負った女性を前に、彰人は心の中で何度も茂美に問いかける。そして彼女の傷を少しずつ、そっと包み込んでいくのであった。
シリアスあり、女装あり、コメディありのお手軽グルメもちょっとあり。
盛りだくさんなひとりの青年の成長物語。
文字数 104,317
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.12.01