恋愛 王女小説一覧
水の国の末王女マルグリットは、平凡な容姿ゆえに家族から虐げられていた。
ある日彼女は、美しい神官見習いディランに出会い恋をする。けれど神官は結婚できない。それに醜女に好かれても迷惑だろうと、彼女は恋心をしまい込んでしまう。
そこへ魔王が復活したという神託が降りる。マルグリットは、勇者を他国へ逃がさないために、勇者と結婚するように命じられる。しかし勇者には既に大切な妻がいた。
さらにマルグリットは、神官長となったディランもまた勇者一行に加わり討伐の旅に出ることを知る。
勇者と手を組んだマルグリットは、勇者の妻を守るために入れ替わりを決意するが、ディランは王女が勇者を愛しているのだと誤解し……。
家族に虐げられてきたヒロインと、ヒロインを守るために神官長になったヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、「魔王を討伐した勇者の妻は、美しい王女にすべてを譲って逃げ出します。真実は私たちだけが知っていればいいのです」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/572212123/273861033)の連載版です。
連載にあたってタイトル及びいくつかの設定を変更しています。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:29889715)をお借りしております。
文字数 118,590
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
その日、ローザリア王国では革命が起きた。
民を顧みず贅沢の限りをつくした王に反旗を翻し、革命軍が蜂起したのだ。
ローザリア王国王女であるエメイラ・トゥレヤ・ラーズィリア・ロゼヴァルトは戦火にまみれた王宮で、ただ静かに自分が処断されるその時を待っていた──。
死を覚悟する偽りの王女と、その革命軍の中心に立つ本来の王家の血筋をもつ『彼』の在りし日の面影の話。
※ムーンライト様にも掲載しています。
短編書きたい欲を満たすために勢いで書いたので設定がふわっとしているところがあります。
文字数 10,497
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.02
教会を兼ねた孤児院で育てられた青年アベルは、今日も貴族嫌いのシスター・エルのせいで仕事をひとつ潰されてしまう。
吟遊詩人をやって生計を成り立てている彼にとって、貴族も裕福な金持ちも大事なお得意様だ。
しかし貴族嫌いのシスターのせいで、彼はよく仕事を潰される。
運命の岐路を迎えたこの日もそうだった。
運命の運び手の少女と出逢ったときも、彼は仕事を潰され時間を持て余していたのだ。
深い意味のないような、どこにでも転がっている出逢い。
それが自分の運命を根底から変えてしまうとも知らずに。
彼はひとつの出逢いを体験する。
その出逢いが次の出逢いを呼び、アベルの運命は急速に変わっていくのだった。
この作品は複数のサイトで公開しています。
文字数 229,379
最終更新日 2024.06.02
登録日 2022.07.04
普通の高校生だった杏奈は転生してナフィタリアの王女、シャルロットになった。
小国だけど王女は王女。
前世の庶民の暮らしとは大違い!
レースたっぷりの着心地のいいドレス、煌びやかなアクセサリー、豪奢な家具、美味しい食事、そして傅く大人たち。
お皿を割っても授業をさぼっても怒られることはない。
だって私は王女なんだから。
それに私の左手には"神の祝福"を授かった証である痣がある。
国で一番偉い女の子として生まれ、さらに神からも才能を付与された完璧な人生だ。
将来は立派な女王になって優雅な生活を送るのよ!
そんなとき王宮の片隅でアシルという黒髪の不思議な少年に出会う。
彼もまた"神の祝福"を授かった特別な子どもだった。
アシルの夢は誰もが魔物に怯えなくていい世界にすること。
王女という身分に浮かれていた私と違い、民のことを考える彼に敗北感を覚えると同時に惹かれてしまう。
その後『アシル』という名前の貴族令息を探したけれど見つけることは出来なかった。
半ば諦めていたが十五歳の叙任式に魔術師となったアシルと再会する。
ずっと貴族の子だと思っていたのにアシルは平民だった。
王女が平民と結婚?
無理に決まってる!!
「平民だから結婚できないというのなら貴族にすればいいのよ!」
初恋の男の子と結ばれたい転生王女が空回りつつも頑張るお話。
文字数 154,277
最終更新日 2024.06.01
登録日 2023.01.07
文字数 11,409
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.05.29
とある国の王女は病弱であり、若くして死んでしまう。
しかしその後子犬として転生し、とある貴族の令息に拾われて一緒に過ごすことになる。
やがて彼女は彼を好きになり、彼と彼の家族を守る為、降り掛かる脅威を解決していこうとする。
文字数 1,746
最終更新日 2024.05.25
登録日 2024.05.25
とある国の王女には婚約者がいた。
しかしある日その婚約者は馬車に轢かれて死んでしまう。
絶望した王女は自殺してしまうが、気が付くと婚約者が死んだ日に戻っていた。
最初は信じなかった王女だが、それが本当のことだと分かると、婚約者を助け出すために何度も死に戻りを繰り返す。
文字数 2,258
最終更新日 2024.05.24
登録日 2024.05.24
たった四人の勇者パーティのタンクとして、魔王討伐を達成した聖騎士ベイル。凱旋に湧く王都で待っていたのは、彼を慕う王女様で──?「大人しくわたくしを娶りなさい!」「なんつー格好してんですかそんなに乳出して!」彼が好きすぎてセクハラしちゃう王女様と、彼女を大事に思うがあまり素直になれない聖騎士(筋肉)(歳の差十三)のラブコメです。押して押して押しまくる王女様(頭おかしい)は、無事に彼を手に入れられるのか?!
ムーンライトノベルズにも投稿しています。
表紙イラストはChelt.様(TwitterID:@chelt_hp)に有償にて描いていただきました。
本人様以外の使用はお控えください。
文字数 48,038
最終更新日 2024.05.23
登録日 2023.07.09
侯爵令嬢アリスは他に想う人のいる相手と結婚した。
政略結婚ではあったものの、家族から愛されず、愛に飢えていた彼女は生まれて初めて優しくしてくれる夫をすぐに好きになった。
しかし、結婚してから三年。
夫の初恋の相手である王女殿下が国に帰って来ることになり、アリスは愛する夫から離婚を告げられてしまう。
絶望の中でアリスの前に現れたのはとある人物で……!?
文字数 95,183
最終更新日 2024.05.18
登録日 2024.02.16
小さな国の王女として生まれたアーデルは警戒心が強く、人の輪に入っていくのが苦手。怒声や人の感情の起伏を見ていると心臓がおかしくなりそうなほど怖くなる。だから結婚相手は優しくて物静かな人で、結婚生活は静かで穏やかなものがいいと望んでいた。
そんなアーデルに突然結婚話が持ち上がる。ヒュドール帝国からの申し出があったと。相手は公務にもほとんど顔を出さない第七皇子ラビ。陰で根暗と呼ばれるほど暗い彼と会った事はないが、そう呼ばれている事を知っていたから結婚を許諾した。
顔の半分を仮面で覆ってはいたが、引っ込み思案ですぐに謝罪する人見知り。とても優しい人で結婚への不安などなかった。
望んだ穏やかな生活が手に入ったと喜ぶアーデルだが、そうもいかない事情が彼にはあって……それが穏やかな生活を脅かす影となり付きまとうことになるとはアーデルは想像もしていなかった。
※番外編は全5話となっております。
文字数 384,648
最終更新日 2024.05.18
登録日 2024.02.01
六の姫ヴィオレットは纏う色も薄ければ政略の旨味も薄い末姫である。父王母妃からの愛も薄い。兄のように慕っていた従兄弟からも疎まれてしまう。
そんな時に思わぬ道が開かれて...
行く先の見えない王家のお荷物と腹を括っていたのが、暫しの自由を得たヴィオレット。
この部屋を出て、宮殿を出て、国を出たなら叶えよう。
肌も髪色も存在も薄い末姫の歩む未来。
❇妄想の産物につき史実と100%異なります。
❇知らない事は書けないをモットーに完結まで頑張ります。
❇妄想スイマーと共に遠泳下さる方にお楽しみ頂けますと泳ぎ甲斐があります。
文字数 37,983
最終更新日 2024.05.17
登録日 2024.05.10
「エレイン、お前とは婚約破棄をさせてもらう」
パーティーでそう宣言したのは、婚約者の公爵令息ダレン。
理由は、私が男爵令嬢ベロニカをいじめたから。
しかしそんなことは身に覚えがなく、困り果てた私は、自分が王女であることを告げることにした。
文字数 10,126
最終更新日 2024.05.14
登録日 2024.05.13
私、ミリアリア・フォン・シュツットはミターメ王国の第一王女として生を受けた。この国の外見の美しい基準は、存在感があるかないか。外見が主張しなければしないほど美しいとされる世界。
そんな世界で絶世の美少女として、我儘し放題過ごしていたある日、ある事件をきっかけに日本人として生きていた前世を思い出す。あれ?今まで私より容姿が劣っていると思っていたお兄様と、お兄様のお友達の公爵子息のエドワルド・エイガさま、めちゃめちゃ整った顔してない?
今まで我儘ばっかり、最悪な態度をとって、ごめんなさい(泣)エドワルドさま、まじで私の理想のお顔。あなたに好きになってもらえるように頑張ります!
-------だいぶふわふわ設定です。
文字数 116,318
最終更新日 2024.05.12
登録日 2024.03.17
フウモ王国の第三王女のミネルヴァは、側室だった母の教えの政略結婚なら拒絶をとの言葉に大人しく生きていた
成人を迎える20歳の時、国王から隣国の王子との縁談が決まったと言われ人物像に反発し、結婚を無くすために策を練った
ある日、お忍びで町で買い物をしていると、熊男に体当たりされその行く先々に彼が現れた
酒場で話していると、お互い惹かれ合っている事に気が付き………
この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。
文字数 27,974
最終更新日 2024.05.11
登録日 2021.12.03
聖女エルトナは、彼女を疎む王女の策略によって捕まっていた。
牢屋の前でやって来た王女は、エルトナのことを嘲笑った。王女にとって、平民の聖女はとても気に食わない者だったのだ。
しかしエルトナは、そこで牢屋から抜け出した。類稀なる魔法の才能を有していた彼女にとって、拘束など意味がないものだったのだ。
エルトナのことを怖がった王女は、気絶してしまった。
その隙にエルトナは、国を抜け出して、隣国に移ったのである。
王国は失態を隠すために、エルトナは処刑されたと喧伝していた。
だが、実際は違った。エルトナは隣国において、悠々自適に暮らしているのである。
文字数 12,974
最終更新日 2024.04.24
登録日 2024.04.23
前世でプレイしたクソゲー(アクション)の世界に転生した主人公アウロラ。
十八歳になったら魔族に誘拐されると知り、「自分の身は自分で守ろう」と努力するも無駄に終わる。
さらに、ゲームの通り誘拐されたアウロラは、それを主導したのが自分の護衛騎士であるヴァルテリだと知って動揺する。
アウロラはヴァルテリを説得しようとするが、その返事は『俺のものになってくれるなら』。
王宮に不穏な陰りもあり、その黒幕との対決に挑み、最後にアウロラはひとつの決断をする。
※本編は11話の短編です。ギュッと凝縮してます。
※その後、本編に書けなかった諸々を、番外編として書くかも、です。
文字数 38,181
最終更新日 2024.04.16
登録日 2024.04.05
フローレンス王国の第一王女リリシア。
平和な国と名高い国の王女であるリリシアは、何故か幼い頃から毒殺されかけたり、護衛の騎士に殺されかけたり、社会的に殺されかけてきた。
リリシアは幼いながらに決意する。
「よし強くなろう。じゃないと近い未来に命はない。」
その結果、見た目の可憐さや社交界での無邪気な少女という評判とは裏腹に、毒耐性持ち、近接戦可能というトンデモ王女が出来上がった。
それでもひたすら殺されかける彼女は決意する。
「他国に婚姻でもして逃げよう。自分の命のために。」
だがそれには大きな問題があって…?
彼女が他国に逃げられるのが先か、彼女が殺されるのが先か。
とある王女様がひたすら生きるために頑張るお話。
文字数 3,966
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.03.19
十九歳の誕生日を目前にした美しき王女ロゼルタの部屋に、幼いころから側仕えをしているピアが血相を変えて駆け込んできた。
ピアは、ロゼルタにしかないはずの〝王位継承者のしるし〟を持つ者を、偶然目撃してしまったと言い――。
とんでもない嘘が原因で、幼なじみのふたりが恋と欲望のから騒ぎを繰り広げるティーンズラブコメディ。
☆70000字くらいの中編になる予定です
☆ところどころシモがかってはおりますがRシーンがあるのは序盤だけです
☆表紙は庭嶋アオイさんご提供です
☆魔法のiらんど、エブリスタにも掲載しています(アルファポリス版とは若干異なる部分があります)
文字数 73,622
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.02.11
赤い髪で生まれたアカネは、幼少期から周囲に怖がられていた。
この街では赤髪は魔女の象徴と言われ、忌み嫌われていたからだ。
自分の容姿に悩み苦しんでいたアカネだったが、ブルーノ王子との婚約によって気持ちに変化が訪れる。
しかし婚約して三か月が過ぎた頃、隣国の王女が彼女の元を訪ねてきて……
文字数 10,286
最終更新日 2024.03.10
登録日 2024.03.08
とある王国の王女として転生したソフィアは赤毛で生まれてしまったために、第一王女でありながら差別を受ける毎日。転生前は仕事仕事の干物女だったが、そちらのほうがマシだった。あげくの果てに従兄弟の公爵令息との婚約も破棄され、どん底に落とされる。婚約者は妹、第二王女と結婚し、ソフィアは敵国へ人質のような形で嫁がされることに……
だが、意外にも結婚相手である敵国の王弟はハイスペックイケメン。夫に溺愛されるソフィアは、前世の畜産の知識を生かし酪農業を興す。ケツ顎騎士団長、不良農民、社交の達人レディステラなど新しい仲間も増え、奮闘する毎日が始まった。悪役宰相からの妨害にも負けず、荒れ地を緑豊かな牧場へと変える!
この作品は小説家になろう、ツギクルにも掲載しています。
文字数 195,659
最終更新日 2024.03.01
登録日 2024.02.04
午前0時と午後12時2回更新します。よろしくお願いします。2/29に完結致します。
「わ……私と結婚してください!」と叫んだのは、男爵令嬢ミーナ
プロポーズされたのは第一騎士団の団長、アークフリード・フェリックス・ブランドン公爵
アークフリードには、13年前に守りたいと思っていた紫の髪に紫の瞳をもつエリザベスを守ることができず死なせてしまったという辛い初恋の思い出があった。
そんなアークフリードの前に現れたのは、赤い髪に緑の瞳をもつミーナ
運命はふたりに不思議なめぐりあいの舞台を用意した。
⁂がついている章は性的な場面がありますので、ご注意ください。
「なろう」でも公開しておりますが、そちらではまだ改稿が進んでおりませんので、よろしければこちらでご覧ください。
文字数 176,059
最終更新日 2024.02.29
登録日 2024.01.30
男女問わず愛される憧れの的であり、社交界では『黒薔薇の君』と謳われる、ヴォルバルト王国の王女・アンネリーゼ。
彼女は王女として、国のためにと政治の駒になることを受け入れ生きてきた。
だが、最初の政略結婚の相手とは彼の都合で離縁することになり、次に婚約した相手からも勝手に婚約破棄を宣言されてしまう。
王女として生きるため、恋することを諦めてきたアンネリーゼ。
二度目の出戻り。幼馴染の騎士団長との再会。
そんな中、彼女の周りには不穏な空気が漂いはじめ……。
* 世界観はあくまで創作です。
文字数 50,999
最終更新日 2024.02.28
登録日 2024.01.31
【まじめ王女×不器用騎士の、両片思いの勘違いラブコメ】
恋多き王太子に悩まされる婚約者ローズは、常に狙われる立場であった。
親に定められた縁談を厭い、婚約の破棄を狙う王太子に次々とハニートラップを仕掛けられ続け、それはローズのトラウマとなってしまう。
苦しみつつも、国のために婚約を絶対に破棄できないローズ。そんな彼女に、ある時王太子は己の美貌の騎士を差し向けて(?)。新たな罠に悲しむも、ローズは次第に騎士に惹かれてしまい…。
国事と婚約者の裏切り、そして恋に苦しむ王女がハッピーエンドをつかむまでの、すれ違いラブコメ物語。
※あんまり深刻にはなりすぎないと思います。
※中編くらいを予定のぼちぼち更新。
※小説家になろうさんでも投稿中。
文字数 200,711
最終更新日 2024.02.23
登録日 2023.06.16
リューズ・エトワール、それが敵国エトワール帝国の憎き皇帝の名前だった。
まだ、戦火も蟠りすらなかった頃、私がその彼に出会ったのはとても偶然の出来事だった。
王位継承持ちとは知らなかった私は、迷子の彼をお城の舞踏会の広場まで連れ戻してあげたのだ。
それから、早、15年、私は敗北という最悪の形で彼と再会する。
文字数 19,916
最終更新日 2024.02.06
登録日 2024.02.05
酷い頭痛と共に目覚めたとき主人公の目の前に居たのは、会った記憶の無い超絶男前な彼だった。
そして気づく。
超絶男前な彼のことだけでなく、自身の記憶がまったくないことに。
日本という国の言語と、その言語で読み聞きした幾つかの話しか記憶にない主人公は、超絶男前な彼に、自分がエミリアという名で、超絶男前な彼、アールグレーン公爵の妻であると告げられる。
これは、記憶喪失になった主人公が変わらず過保護に愛されながら、殺害未遂に遭ったりもする、日常のお話です。
小説家になろうに掲載したものに、加筆修正してあります。
本筋は変わりません。
文字数 74,702
最終更新日 2024.02.04
登録日 2024.01.06
生まれたときから「厄災の王女」と呼ばれ疎まれてきたフロスティーン。
両親の顔は知らず、たまに部屋へとやって来る兄や姉からは虐げられた。
生きるための最低限の暮らしをしながら、王族の務めとして書類仕事に追われる日々。
そんなフロスティーンが外国へと嫁ぐことになろうとも、おかしな王女を温かく迎え入れてくれる国などあるわけが──あれ?
温かいご飯。温かいお湯。温かい部屋。温かいベッド。
「天に召されたのね」
フロスティーンはかつての自分は死んだものとして、天に召された後の暮らしを楽しみ始めた。
「いや、召されていないからな?」
夫となったゼインは、フロスティーンを見ていつも楽しそうに笑っている。
「やっぱり召されているわ」
「目のまえにいる俺はどうなる?」
「……召されていらっしゃるの?」
「そこは聞くのだな」
夫婦で楽しく暮らしているのですから。
今さら帰って来い?
無理ですよ。もうこの国の王妃なので。
※カクヨムにも掲載しています。
※長編としましたが、そこまで長くはないです。
※師走でばたばた。更新は出来るときにばばば~っといきます!
※誤字報告いただいた方へ
承認不要とのことで、ここにお礼を書かせてください。
ご指摘ありがとうございます。助かります!
文字数 78,161
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.08
馬鹿な王子に冤罪をかけられそうになったので、親友と一緒にやり返します。
卒業パーティーで意気揚々と侯爵令嬢カトリーヌへ婚約破棄を告げるセドリック殿下だったが、カトリーヌの罪を告白してくれる予定だったコレット嬢がなぜか真実を語り始めて――。
※全1話の短編です。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています
文字数 4,569
最終更新日 2024.01.22
登録日 2024.01.22
エメラルド国の王女オリビアは、王女とは名ばかりの妾の娘だった。
義母からはひどい虐待を受け、父王からは存在していないかのような扱いを受ける毎日。
そんな中、今まで存在を無視し続けてきた父王から言われた言葉。
「お前が役に立つ時が来た」
オリビアは心を躍らせた。
しかし、次に父王が放った言葉は……。
文字数 25,476
最終更新日 2024.01.20
登録日 2021.08.01
リスティーナはメイネシア国の第四王女という身分でありながらも母親が平民であるため、冷遇されていた。
そんな時、父である国王から、ローゼンハイム神聖皇国第二王子に嫁がされるよう命じられる。
それは、父王が溺愛している異母姉のレノアを嫁がせたくないという身勝手な理由からのものだった。
異母姉であるレノアの身代わりに嫁いだリスティーナ。
しかも、夫である第二王子、ルーファスは呪われた化け物王子と呼ばれていた。ルーファスには既に妻が三人もいて、リスティーナは四番目の妻として嫁がされることになる。
夫のルーファスはリスティーナに冷たく当たり、強く拒否をするが、彼の心の傷に触れ、次第に惹かれていき…、
文字数 908,584
最終更新日 2024.01.17
登録日 2020.11.05
コンクラート王国。王宮には国王と、二人の王女がいた。
王太子の第一王女・アウラージュと、第二王女・シュアリー。
しかし、アウラージュはシュアリーに王配になるはずだった婚約者を奪われることになった。
女王になるべくして育てられた第一王女は、今までの努力をあっさりと手放し、
すべてを清算して、いなくなってしまった。
残されたのは国王と、第二王女と婚約者。これからどうするのか。
文字数 62,139
最終更新日 2024.01.13
登録日 2023.12.10
「お前は敵国側の騎士ということだろ? ならお前は私の捕虜だ」
近隣の小国を取り込み勢力を増すラウェルナ帝国と古くから栄えるアウローラ王国。
二つの国の間では攻防の小競り合いが続いていた。
そんな情勢に構うことなく、王宮から離れた森の塔で人を遠ざけ、読書と研究に耽っていたアウローラ王国の第四王女ティアのもとに、ある日、毒と傷を受けた敵国側の騎士が行き倒れ……助けた学究肌の冷静王女と助けられた肉体派騎士、塔で一緒に過ごすうちに互いに惹かれ合っていく二人だったが、各国の情勢は様々な思惑のうねりと共に彼等を飲み込んでいく。
国と自らの役目と恋のために動き出した二人を待ち受けていたものは――。
※サブタイトルに*がついているのはR回です。
※表紙画像は一条かむさん(Twitter: @kamu_1jo)に描いていただきました。
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スピンオフー第三王女と王国宰相
“ あの人(方)の支えになれるのなら、なににだってなろう”
もう一組のヒロインとヒーロー、第三王女フェーベと宰相トリアヌスをめぐる長い長い恋のお話。
本編ストーリーの裏側で進行する、近すぎて遠く触れられない王国王宮の二人の物語。
文字数 610,503
最終更新日 2024.01.10
登録日 2019.07.27
「なるほど、そのような経緯でしたか。それはさぞ辛かったでしょう。しかし、こうして偶然にまたお会いできるとは。これも神のお導きというものです。人生、いつ何が起こるか分かりませんな。はっはっはっ」
どうやら、俺が死んだことを知らないらしい。
この笑顔を見ると、正直言ってかなりほっとする。
俺の最期を見届けた人が一人でも生きているという事実が嬉しいのだ。
「あのう……」
そんなことを考えていると、王女がおずおずと言った。
「お城で何があったのですか?」
「ああ、それはですな」
教皇は事のあらましを王女に話した。
国王と宰相が共謀して俺を処刑したこと。
処刑前日に俺が逃走を図り、モンスターの巣窟と化した森を抜けたこと。
そして、その途中で崖から落ちて死んでしまったこと。
もはや、俺とは全く別人の話である。
王女は終始黙って聞いていたのだが、聞き終わると俺を見つめて言った。
「……そうですか、それはお気の毒に」
「いえ、もう過ぎたことです。教皇様さえ気になさらなければ大丈夫です」
「左様ですか。何かあればいつでも相談に乗りましょうぞ。神の御心のままに」
「ありがとうございます」
俺はそう言って頭を下げた。
まあ、何にせよ良い人に会えたと思う。
今後とも色々と相談できそうなので、少し安心した俺であった。
(これで、話は終わったな)
そう考えていた矢先……。
王女は更に驚くべきことを言い出したのである。
「ところで、お父様とお母様にはいつお引き合わせいたしましょうか?」
……え? お引き合わせって、どういうこと? 俺は教皇様を見る。
しかし、彼は首を横に振るばかりであった。
(やばい!!)
俺の背中に冷や汗がダラダラと流れる。
もうすでにこの時、俺の心臓はバクバクである。
そんな俺を見て王女は言う。
「そういえば、まだわたくしのこと話していませんでしたね」
「わたくしの名前はティアラ・レオーノと申します」
これはまずいことになった……。
文字数 826
最終更新日 2023.12.27
登録日 2023.12.27
こんな生きにくい世界嫌だ。
みんなが私をちやほやしてくれる世界にならないかなー。
いつもの散歩の最中異世界へのゲートが開いた。
私は一国の王女、リア様の体を借りてこの世界で生活することになった。
私を守る騎士の1人であるカムイ君と私は付き合っていて、だけどそれを周りにバレないように上手くやっていた。
そんなある時、王国に無数のモンスターが現れ、国は崩壊した。
私はカムイ君とともに王国から遠く離れたの小さな村に逃げた。
だけどそこで私は魔族の王に攫われ、求婚された。
文字数 23,121
最終更新日 2023.12.16
登録日 2023.03.30
▫︎◇▫︎
「オリヴァー・スチュアート!わたくし、真実の愛に目覚めてしまいましたの!!よって今この瞬間をもって、婚約を破棄させていただきますわ」
第1王女にして王太子であるスカーレット・ロベロンの言葉に、秋の収穫を祝う舞踏会の最終日を楽しんでいた貴族たちは、涼しげな仮面を被ることも忘れて唖然とした。
そして、貴族たちはこの言葉を受け、もっと唖然とした。
「わたくしの愛おしいお方。ルカ・シャーリーさま………、」
———隣国の皇太子殿下の婚約者の“ご令嬢”に恋するバカがどこにいるッ!!
溺愛・熱愛されていると有名なご令嬢に真実の愛を目覚めさせてしまったというスカーレットの言葉を受けた隣国の皇太子ライノルト・グレンは、青筋を立てた顔でにっこりと微笑む。
「誰と誰が真実の愛に目覚めたって?」
▫︎◇▫︎
文字数 8,653
最終更新日 2023.12.09
登録日 2023.12.09