小説一覧
241
現代日本から異世界へと召喚された青年・アサヒ。
しかし、彼の持つ規格外の神聖力は魔力測定器をショートさせ、黒く濁らせてしまったため「偽物」の烙印を押されてしまう。
身勝手な王子によって極寒の地「フロスト帝国」へと追放されたアサヒだったが、雪原で倒れていたもふもふの子犬(実は巨大な神獣)を助けたことで運命は一変する。
アサヒを拾ったのは、冷酷無比と恐れられる美しい氷の皇帝・レオンハルト。
しかし、彼は不器用なだけで、実は誰よりも深い優しさと孤独を抱えていた。
アサヒの温かな力は、凍てつく帝国に奇跡の青い花を咲かせ、永遠の冬を春へと変えていく。
そして、孤独だった皇帝の凍りついた心をも溶かしてしまい――。
「もう二度と、誰にもお前を傷つけさせはしない」
かつて自分を捨てた国が瘴気に呑まれて破滅していく中、アサヒは氷の皇帝ともふもふ神獣に溺愛され、永遠の春を生きる。
心温まる異世界BLファンタジー、開幕!
文字数 31,345
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
242
《完璧美少女の秘密をうっかり知ったら距離感がバグりました》
完璧美少女、天宮愛芽莉。
清楚で近寄りがたい“白鳳の天使”と呼ばれる彼女と、
ボッチでゲーマーな俺に接点なんてある筈も無かった。
ある日、俺が彼女の“秘密”を知ってしまうまでは。
それ以来、なぜか距離が近い。妙に視線が熱い。
完璧だと思っていた彼女は、とんでもなくポンコツだった。
これは秘密を共有してしまった二人の、不器用で甘くて少し背徳な学園ラブコメ。
※タイトルに《♀》のマークがついている話は、ヒロイン視点です。
※不定期連載です。小説家になろう、カクヨムにも投下中。
文字数 66,346
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.02.15
243
婚約破棄された私は家事で人生を再構築する
指先からこぼれ落ちた約束は
もう拾えないと思っていた
名前を呼ばれる未来も
隣に並ぶはずだった時間も
すべて あの日で止まった
空っぽの部屋
ほどけたままの心
私は 何者でもなかった
けれど
床を拭いたとき
少しだけ 世界が整った
ひとつ 片づけるたび
ひとつ 息ができるようになった
誰かのためじゃない
自分のために整える日々が
私を少しずつ 取り戻していく
料理の湯気の向こうで
知らなかった自分が立っていた
丁寧に生きることは
弱さじゃない
逃げでもない
それは 積み重ねる強さ
もう 誰かに選ばれるのを待たない
私は 私を選んで生きていく
失ったものの数だけ
私は 私を作り直した
そして今
整ったこの場所で思う
あの日の別れは
終わりじゃなかった
はじまりだったのだと
文字数 29,643
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.05
244
「——三上さん、あなたが彼と不倫していたんですね」
木下優子さんは、泣きながらそう言った。
怒鳴らなかった。責めなかった。ただ、静かに泣いていた。
好きになってはいけない人だと、最初からわかっていた。
奥さんがいて、子どもがいて、それでも私は3年間、木下大輔を愛し続けた。
残業のあとの缶コーヒー。
帰れない夜の言い訳。
「君といると、息ができる気がする」という言葉を、本物だと信じていた。
バレた夜、優子さんの涙を見て、私はようやく気づいた。
自分がどれだけ取り返しのつかないことをしたか。
9歳のさくらちゃんから何を奪ったか。
優子さんの3年間を、何だと思っていたか。
でも気づいても、何も戻らなかった。
大輔は黙っていた。優子さんは泣き続けた。
私には、謝る資格すらなかった。
瞳と大輔は全てを失い、優子さんだけが歩き出した。
文字数 63,054
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.23
245
「――ようやく、俺の魂の片割れを見つけた」
実家で「役立たず」と虐げられ、極寒の冬に石畳を磨かされていた伯爵令嬢リリア。
彼女が死を覚悟したその時、空を裂いて現れたのは、漆黒の角を持つ最強の魔王ゼノスだった。ゼノスは、リリアを泣かせた実父たちが言い訳をする間もなく、指先一つで屋敷ごと絶望を焼き払う。
「俺の番に指一根触れるな。……灰になりたくなければな」
魔王城へさらわれたリリアを待っていたのは、恐ろしい拷問ではなく、甘すぎるほどの「過保護」な日々。
魔力で温められた寝台、宝石のような料理、そして魔王自ら髪を乾かしてくれるという、常識外れの溺愛。
さらには、救出に乗り込んできた勇者パーティーを「新作タルト」でおもてなししたり、指先のささくれ一つで「世界を焼く」と豪語する陛下の暴走を止めたり……。リリアの周囲は、いつの間にか笑顔と「甘い毒」で満たされていく。
しかし、魔王の命を狙う暗殺者の刃が迫ったとき、リリアの中に眠る「番」としての真の力が目覚め───!?
「後悔しても、もう離してはやらない」
最後は、食べ過ぎによる「懐妊(?)騒動」まで巻き起こす、世界一騒がしくて世界一幸せな、魔王城の溺愛ダイアリー。
文字数 29,562
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.08
246
五年間付き合った彼女に、取引先の商会長を理由に別れを告げられた。
「あなたはただの従業員。でも彼は商会長。実家の格も、社会的地位も上なの」
そう言って彼女は去っていった。
だが、彼女もその男も知らなかった。僕はただの従業員ではない。魔石精製の技術を作り上げ、商会の利益の大半を支えていた技術者であり、次の副会長候補だったのだ。
僕が取引を切ったことで、彼らの商会は少しずつ傾き始める。それでもなお、自分たちの立場を分かっていなかった二人は――。
これは、裏切られた技術者が過去を切り捨て、新しい居場所で幸せをつかむ話。
この短編は、なろう様、カクヨム様にも投稿しています。
文字数 3,650
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
247
「お兄ちゃん」と呼ばれた。それが当たり前だった。彼女が二十歳になる、今夜までは。
幼馴染の菜々美の成人と、二人きりのリビング。
冗談めかした「綺麗になった」という言葉をきっかけに、静かな部屋の空気が一変する。
震える指先で触れられ、縋るように重ねられた唇。
初めて知る彼女の熱さ、乱れる呼吸、そして潤んだ瞳。
「颯太が初めてがいい。ずっとそう思ってた」
お兄ちゃんと妹のような関係を脱ぎ捨て、熱い蜜に溺れていく二人。
年下の幼馴染が、女へと変わる官能的で切実な一夜。
文字数 5,389
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
248
私は最近よく同じ夢を見る。旅人と動物がやってきて、夢の中の緑を食べていくのだ。それは思春期の子供たちによくある現象らしいが……。
少し不思議な青春小説。
文字数 11,281
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
249
猫になっても最強なことに変わりはなかったようだな。
この作品は
カクヨム
ノベルアップ+
アルファポリス
に投稿しております。
私は猫である。名前は、ケントニス・ノレッジ・コネサンス・シュテルケ・ポテンツァ・サジェス・ウィズダム・ヴィスハイト・ヴィゴーレ・マハト・フォルスだ。
前世を最強の魔王として過ごしたベルルムは、気がつけば猫の姿になっていた。
人間に拾われて飼い猫生活が始まると思ったら、ご主人様はなんとも奇特な人物であった。
このご主人……あまりにも危機感がなくて危なっかしい。しかし、こんなやつでも私の飼い主なのだ。一応守ってやろう。この姿だと魔法は使えないが、まぁ最強であることに変わりはないから大丈夫だろう。
文字数 270,672
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.02.28
250
251
第二王子エドワードに婚約破棄された瞬間、
アリステアは、心の中で喜びのガッツポーズ!
退場した先で、王太子アルバートに捕まりました。
初恋の彼は、優しげな微笑みの裏に独占欲を隠した超腹黒。
「今日から君の婚約者は、僕だ」
策略で弟から私を奪った王太子の、甘すぎる監禁、
……もとい、溺愛生活が始まります。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
文字数 51,865
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.01
252
裏切りの王子に絶望を。狂おしい愛と復讐の陥落ロマンス。
【あらすじ】
「犬が自分で身体を洗えるか? 飼い主に大人しく洗われていろ」
絶世の美貌と高慢なプライドを持つ子爵令嬢ルチア。
王太子セドリックの婚約者として頂点にいた彼女は、ある日突然、身に覚えのない罪で北の塔へ幽閉される。
そこに現れたのは、無骨で冷酷な番犬の兵士・カイル。
食事を床にぶちまけ、ドレスを剥ぎ、ルチアに「犬」としての服従を強いるカイルに、ルチアは激しく抵抗する。しかし、信じていたセドリックがライバル令嬢と浮気し、自分を嘲笑いに来たことでルチアの心は折れ、唯一自分を「熱」で支配するカイルへと堕ちていく。
だが、その無骨な兵士には、国を揺るがす恐るべき正体があった――。
これは、プライドをズタズタにされた令嬢が、自分を壊した男と共に「真の女王」へと覚醒し、裏切り者たちに最悪の絶望を与える復讐と陥落の物語。
文字数 42,159
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.17
253
アミナスの王城、王太子から「お荷物」と言われた治癒士のレヴィア。
不要と切り捨てられた彼女は、そのまま王城から追い出されることになる。
そして、目指した先は隣国『ヴェルス』だった。
文字数 49,756
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.26
254
【彼女の計画_外伝】
影たちの物語~Eの章~「Eの記録」、「Eの事実」、「Eの告白」、「Eの選択」で完結。毎日20時更新!
今後、本編の他の登場人物についても短編単体でも楽しんでもらえる作品をご用意してまいります。
本編では描かれなかった「もう一つの視線」を持つ者たち――彼らは何を見て、何を思ったのか。
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Eの章 ―彼女が見ていたもの―
「見ていただけの少女が、一枚のメモを置いた日。」
中学時代、いじめられている親友に声をかけられなかったE。大学時代、自分の功績を主張できなかったE。社会人になっても、彼女は「見ているだけ」の日々を送っていた。
そんな彼女の目に飛び込んできたのは、非常階段の二人と、それを見つめるもう一人の「観察者」。
彼女は初めて、「見ているだけ」の自分を変える――たった一枚のメモで。
これは、誰も知らなかった、あのメモの主の物語。
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シリーズ全体について
本短編集は、Eの章を皮切りに、沙織の章(「画布の支配者」)、康介の章(「民主大国の果て」)、そしてすべての傍観者たちが交差する「連鎖のなかで」、さらに本編とは異なる可能性を描く「異世界線」、シリーズ全体を包摂する「外側の物語」へと続きます。
「見る/見られる」の連鎖の中にいた、もう一人の彼ら――影たちの物語を、どうぞ。
文字数 15,067
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.28
255
256
貧乏子爵家の長女ミスティア・スフィアには人には言えない秘密がある。
いつも家族の為だけに生きてきたミスティアが自分の幸せを考える時、家族はミスティアはどう立ち向かうのか?
三話程度の短い物語です。
文字数 5,607
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.04
257
ノリッド侯爵はナーレとの婚約関係を築いておきながら、彼女の妹であるエレーナとの距離を縮めていき、誘惑に負けるかのように深い関係を持ってしまう。侯爵はそれが真実の愛だと言い張り、エレーナとの関係を破棄してしまうのだが、その果てにあったのは大きな破滅と後悔だった…。
文字数 10,510
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
258
文字数 20,396
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
259
30歳の誕生日、幼馴染の理久に突然キスをされ、ベッドに押し倒された陽介。「30歳になったら結婚する。陽介が言ったんだ」――それは高校時代、失恋した陽介が理久に漏らした何気ない冗談だった。
「そんな約束、本気なわけないだろ!?ていうか俺たち男同士だぞ!」
混乱する陽介をよそに、理久は「ずっと我慢してた」と囁き、陽介の身体を暴いていく。
ーーーーー
「きっかけ」をテーマにSSに挑戦してみました。
Aパターンは両片想い、Bパターンは攻→受片想い(受けは完全に冗談で言ってるのに、攻めとしては言質取った!の勢いで無理矢理囲い込むやつ)で、2つ書いてます。
※AとBの2人は全くの別カプで、タイトルが一緒なだけなのでただの短編として読めます。
(一番上のあらすじはB面)
文字数 9,090
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.04
260
現代日本から剣と魔法の異世界に転移してしまった元・売れっ子占い師の主人公。
チートな魔力も剣の才能もない彼が選んだのは、裏通りに怪しげな『占い館』を開き、安全でそこそこ贅沢なスローライフを送ることだった。
武器は前世で培った「コールドリーディング(観察術)」や「バーナム効果」などの心理テクニック。そして、唯一手元に残ったスマホの天文アプリと「占星術」の知識だけ。
ある日、店に「ライバルに呪いをかけられた」と怯える大商会の令嬢アイリスがやってくる。
彼女の抱えるトラブルの数々を聞いた主人公は、それが呪いなどではなく、占星術における『水星逆行(通信や交通のトラブルが起きやすい時期)』の影響だと看破。
「明日の正午は最悪の星回り。明後日の十五時に契約を延期しなさい」
適当にボッタクリの護符を売りつけ、小遣い稼ぎをした主人公だったが――彼が論理的に弾き出した「星のバグ」は、異世界の運命を完璧に読み解いていた!
結果的にライバル商会の破滅と歴史的な大契約をもたらしてしまった主人公は、アイリスから「未来を見通す神の御業」と勘違いされ、莫大な報酬と共に専属顧問としてスカウトされてしまう。
「俺はただ、安全にサボって生きたいだけなんだけど!?」
厄介事を持ち込むVIPたちを、占いの裏技(ネタバレ)と口八丁で華麗にさばく、異世界お悩み相談&成り上がりファンタジー!
文字数 128,669
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.05
261
「君との婚姻を解消する。離縁だ」
三年間子どもができなかったエレインは夫に離縁を言い渡される。
補償金を手にしたエレインは店を構え、錬金術師としての才能を開花させた。
しばらく経った頃、エレインの店を訪れたのは第三王子アルフレッドだった。
文字数 22,278
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
262
幼い頃から、織田信人はいつも近くにいた。
家が近く、自然と言葉を交わし、気づけば隣にいるのが当たり前になっていた幼なじみ。
優しくて、まっすぐで、ときどき無神経なくらい正直な信人に、出光千愛は何度も心を揺らされてきた。
大人になるにつれて、その想いは少しずつ恋へと変わっていく。
それなのに、好きになればなるほど、胸の奥に小さな痛みが走る。
なぜか素直になれない。
なぜか心のどこかで、彼を許せないような気持ちが生まれてしまう。
子どもの頃は気づかなかった。
親同士は会えば会釈をするのに、どこかよそよそしく、微妙に気まずい空気をまとっていたことを――。
そしてある日、千愛は家の奥にしまわれていた古い記録を見つける。
そこに眠っていたのは、出光家が長い年月のあいだ隠し続けてきた、ある過去だった。
好きなのに、許せない。
許せないのに、離れられない。
幼なじみとして始まった二人の恋は、やがて家に刻まれた歴史と、親世代の叶わなかった想いまでも巻き込みながら、静かに運命を変えていく――。
文字数 21,717
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.26
263
休日のショッピングモールは、昼を過ぎても人で溢れていた。
源(みなもと) 加代子(かよこ)、二十三歳。県警勤務。
今日は貴重な非番だった。
本当なら、ただ服を見て、少し甘いものでも買って、早めに帰るつもりだった。
けれど仕事柄なのか、休みの日でもつい周囲を見てしまう。
人の流れ、不自然な動き、困っている子ども、騒ぎになりそうな空気。
意識しないようにしても、目が勝手に拾ってしまうのだ。
「……職業病、ほんと嫌」
小さく呟きながら、加代子は肩にかけたバッグを持ち直した。
その時だった。
人混みの向こうに、妙に目を引く男が立っていた。
最初はイベント関係者か、何かの撮影かと思った。
だが、どこか違う。
長い黒髪。
艶のある雅(みやび)な装束。
見慣れない重ねの衣。
まるで歴史絵巻から抜け出してきたような姿なのに、不思議と安っぽさがない。
周囲の誰よりも浮いているはずなのに、その男の立ち姿だけはやけに堂々としていた。
しかしその目は、明らかに戸惑っていた。
天井を見上げ、光る案内板に目を細め、エスカレーターが動くたびにわずかに身を引く。
きょろきょろと落ち着きなく辺りを見回しながら、それでも気品だけは崩れない。
――変な人。
加代子は眉をひそめた。
酔っている様子はない。だが、放っておいて何かあっても困る。
声をかけようかと一歩踏み出しかけたその時、男が不意にこちらを見た。
視線が合った瞬間、男の表情が変わる。
迷っていた顔が、ふっと和らいだ。
それから吸い寄せられるように、まっすぐ加代子のほうへ歩いてくる。
嫌な予感しかしない。
加代子は反射的に背筋を伸ばいた。
男は彼女の目の前で足を止めると、しばし見つめ、やがて心から感嘆したように言った。
文字数 50,243
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.19
264
この国の王太子殿下であり婚約者であるアイザックから「運命の人と出会ったから婚約を白紙にしてほしい」と懇願されてしまった、公爵令嬢のアリーシャ。彼女の取った行動は?
設定ゆるゆる2話のショートです。
文字数 3,382
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
265
「お前の看病などいらない。薬師がいれば十分だ」
王太子カールにそう告げられ、侯爵令嬢リーゼは静かに宮廷を去った。
誰も知らなかった。夜ごとの見回り、薬の飲み合わせの管理、感染症の予防措置——宮廷の健康を守っていたのは薬師ではなくリーゼだったことを。
前世で救急看護師だった記憶を持つ彼女は、辺境の診療所で第二の人生を始める。
一方、リーゼが去った宮廷では原因不明の発熱が蔓延し、王太子自身も倒れる。
迎えに来た使者にリーゼは告げる——「お薬は出せます。でも、看護は致しません」
文字数 12,229
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
266
267
タイタニア王国第二王女エレノアラは、王女という身分でありながら騎士となり、人々を悩ませる悪党や魔物と戦うことを選んだ。
そんな彼女の幼馴染で、平民であるテオは内心不安に感じていた。
エレノアラの腕っぷしの強さは知っている。かつて『呪い子』として虐められていた自分を助けてくれたのは彼女であり、望んだ道であるならば応援したい気持ちはある。
しかしそれ以上にエレノアラという幼馴染は自信過剰で、目立ちたがりで、脇が甘いところが目立つのだ。
ただ遊んでいるだけの時にも、死にそうになっていたことは一度や二度ではない。
結果、そんな悪い予感は当たってしまう。
初陣で彼女は死んでしまったのだ。遅れを取る筈のない相手に不意を突かれて、あっけなくだった。
テオはそれを深く悔いた。
こんなことなら目を離すべきではなかった。不安であるなら自分が動くべきだったと。
「どうかもう一度、もう一度……!! そのチャンスが与えられるなら、僕は何だって……!!」
「……ほう? 言ったな小童」
そう嘆いていたところ、彼の背後に悪霊が現れる。
悪霊はエレノアラの死を回避する手段があると言う。テオは迷うことなくそれに飛びつく。
それが長く険しい――死に戻りの旅の始まりになるとは知らずに。
文字数 142,017
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.07
268
王太子アルフレッドの婚約者として、地味ながらも慎ましく振る舞ってきた公爵令嬢リディア。
だが春の大夜会で、彼女は衆人環視の中、「華がない」「堅苦しい」と婚約破棄を言い渡される。
しかし、リディアは取り乱さない。
なぜなら彼女はもう知っていたから。
自分が王太子の婚約者である前に、王家の外交と儀礼を陰で支える“見えない補佐”であったことを。
婚約解消後、王立外務院から正式な招聘を受け、自分の名で働き始めるリディア。
一方、彼女を失った王宮では、夜会の席順、贈答、使節対応に次々と綻びが生じていく。
王太子が捨てたのは、地味な婚約者ではなかった。
王家を支える、最も有能な実務者だったのだ。
婚約破棄から始まる、静かで痛快な再出発の物語。
文字数 51,586
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.05
269
270
無能と蔑まれ、婚約者に崖から突き落とされた私――実は神龍の愛し子だった。生き延びた私は、神龍の国で最強の力を手に入れ、冷酷な王子を唯一心から信頼できる存在として惹きつける。元婚約者が再会して愛を告げるが、過去の記憶は曖昧で、私の心は王子だけに向いていた。学園生活でも王子と共に特別な日々を過ごし、神龍の力を秘めた私は、運命のすべてを自分の手に取り戻していく――。無能と呼ばれた少女の逆転劇、愛と魔力の学園ファンタジー。
文字数 10,687
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
271
高く澄んだシャンデリアの光が、夜会場を優雅に照らしている。
グラスの触れ合う音、控えめな笑い声、そして――そのすべてを切り裂くように響いたのは、ひとりの男の焦った声だった。
「アリア……頼む、話を聞いてくれ……!」
静まり返った会場の中心で、ひときわ目立つその姿。
かつて第一王子として誰もが頭を垂れた男――エドワードが、今まさに床に額を擦りつけるようにして跪いている。
その前に立つのは、薄く微笑む令嬢。
アリア・フォン・ルーベル。
かつて彼の婚約者であり――そして、あの日、一方的に婚約を破棄された女。
「……あら」
扇を優雅に開き、アリアはほんのわずかに首を傾げる。
文字数 13,275
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
272
無頼の生活を送っていたおれは、ちょっとした偶然からひとりのおんなをひろう。
しばらく共に暮らしたそのおんなは、ある日あっけなく逝ってしまった。
でも、彼女は戻ってきて、おれにこんな話をする。
「愛なんてさ、もう100年も前に犬に食われてしまったんだわ」
エロスティックな描写があります。
残酷な表現があります。
文字数 11,059
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.28
273
『私はどんな人間か、その行動をしている私は誰か』
自分の行動を変える前に、自分が誰であるかを認識することが先だ。 人間は無数の自我の断片で構成されている。 しかし、新しい世界に進むためには、時には過去の馴染みのある自己を「空に」しなければならない。 もう以前の自分で生きられないと感じる瞬間がある。 本作品は、自己の消滅を『遺言を執行する相続人』という独特の設定で描き出し、変化を試みる人間のアイデンティティ転換を視覚的かつ緊張感あふれるミステリーとして表現しようとしている。
【案内:本作品はプレビュー版です】
本連載は、作品の世界観と序盤の没入感を伝えるための5話分のパイロットプレビューです。 全原稿(全17部作)はすでに完成しており、現在、グローバル市場への進出に向けて、韓国語原文を基に英語と日本語の翻訳版がすべて用意されています。
【著作権に関するお知らせ】
本作品のすべての内容・設定・キャラクターに関する著作権は、作者本人に帰属します。 本稿は、今後のウェブトゥーン化やOTT映像化(ドラマ・映画)など二次的著作物の拡大を見据えて企画されました。 無断での複製、配布、商業的利用は厳しく禁じられており、権利に関するお問い合わせは公式チャンネルをご利用ください。
文字数 18,985
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.04
274
ルーシェ・ディオラントは、先祖返りで、王家の印と言われる薄い水色を帯びた銀髪と浅葱色の瞳をもつ美しいオメガ。しかし、正妻との子どもでないため、伯爵家では虐げられて育てられてきた。
そんなルーシェは、アルファである冷徹無比といわれる騎士団長のサイラス・ヴァルフォードと結婚することになった。
どんなに冷遇されようと、伯爵家での生活よりは、いいはず。
もしかしたら、これから恋に落ちるのかもしれない、と思うと、ルーシェはとても幸福に満ちていた。
しかし、結婚生活は、幸せとはほど遠いものであった。
ーーなんで、サイラス様は、僕の手をとってくれないの?
愛することも愛されることも知らない2人が、すれ違いを経て、やり直した人生でようやく愛を知る・・・
※基本ルーシェ視点ですが、たまに別な視点が入ります。
※無事に完結しました。ありがとうございました。
文字数 96,771
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.15
275
突然届いた双子の姉からの手紙。
【これをあなたが読んでいるころにはわたしはもう死んでいることでしょう。わたしのことは探さないでね。双子を引き取ってもらえないかしら?】
姉の遺言通り双子を育てようと姉の嫁ぎ先へと突入する。
双子を顧みなかったという元夫のウィルバート公爵に何とか双子を引き取れるよう掛け合うが、話の流れからそのまま公爵家に滞在して双子を育てる羽目に。
だが、この公爵家、何かおかしい?
異常に気付いたハンナは公爵家に巣くう膿をとりのぞくべく、奮闘しはじめる。
一方ハンナを最初は適当にあしらっていたウィルバートだったが、ハンナの魅力に気付き始め……。
2026.4.6 完結しました。
感想たくさんいただきとても嬉しく拝見しています。
ブックマーク登録、いいね❤️、エール📣、感想などたくさんいただきありがとうございます。
とてもとてもとても励みになります。
なろうにも掲載しています。
※続編書く予定です。
文字数 110,813
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.03.04
276
皆さん童話のシンデレラってご存じですか?
幼い時に読んだ。
継母と意地悪な姉二人に小間使として虐められるお話でしょ。
って、皆さん思いますよね。実は実際違うんです。
あんなに可愛すぎる女の子なのに、出会った時にはーーーーーー思っ担当令嬢だったのです。
文字数 1,222
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06
277
278
南雲恭介はダイビングのインストラクターとして働きながら、仲間たちと気ままな生活を送っていた。仕事の合間に密漁で小遣い稼ぎをしていることを、親友の妹、早紀子に咎められてはいたが、彼女との関係は良好だった。事故で死んだ和弥の四九日を終えたある日、謎とトラブルを抱えたひとりの女がヤクザに追われて町に逃げ込んできた。ダチたちと協力して女を町の外に逃がすことに成功し、再び安らかな日常が戻るはずだったのに……。友人の死の真相を明らかにするため、裏社会のどす黒い陰謀の渦中に飛び込んでいく男の闘いを描いた、孤峰のハードボイルド長編小説!
文字数 124,029
最終更新日 2026.04.06
登録日 2025.12.21
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王城の大広間に、ざわめきが満ちていた。
磨き上げられた大理石の床に、豪奢なシャンデリアの光がきらめき、色とりどりのドレスと礼装がゆらめいている。王太子の誕生祭。社交界でもっとも華やかな夜――本来なら、私にとっても、人生で最も幸福な夜になるはずだった。
「――セレスティア・フォン・ルーヴェン嬢。君との婚約を、ここに破棄する」
その言葉が響いた瞬間、空気が凍りついた。
文字数 14,043
最終更新日 2026.04.06
登録日 2026.04.06