サスペンス 小説一覧

1,137件
681

クレイル奇譚

奇妙な話のかげにクレイル家の面々がいる。これは四人のクレイルが織りなすちょっと不思議な物語。
682

猫の悪霊退治<第一部完結>

男は猫を連れていた。彼等は奇妙な探偵であった。彼等は二人、いや、一人と一匹で探偵なのだ。そして、彼等は悪霊と戦う探偵でもある。しかし、悪霊が殺人事件をおこせるわけではない。彼等は言う。 「幽霊に人殺しなんてできません。人を殺せるのは人間だけです」 結局、この世でおこる事件は、この世で生きる人間がおこすのだ。 読んでいただき、ありがとうございます。 これで「猫の悪霊退治」の第一部が完結です。第二部にかんしては、執筆に少し充電期間をいただきます。 ハートやコメントなどで応援いただければ幸いです。 申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
683

#VTuber連続殺人事件

『令和の名探偵は、生配信で事件を推理するものなのさ』 画面越しに、ホームズを連想する探偵服を着た二次元絵の少女は高々と声を張り上げた。 YouTubeで動画を投稿して収益を得る『YouTuber』のカテゴリの一つ『VTuber』。 インターネットという大海にて、不特定多数に自慢の推理をひけらかす自称名探偵であったが、ある日彼女の元に殺人事件の依頼が舞い込んで来た! しかし事件を解決しようにも現実世界の彼女――『夜宮ほたる』は人とまともに会話できない超コミュ障引きこもりニートで――! 三度の飯より推理が好きなポジティブ警察官『朝野佑馬』と、人と目を合わせられない根暗自称名探偵のタッグが、ネットで話題のVTuber連続殺人事件に挑む現代推理小説!
684

地味な病院事務の私に横領の罪を着せた夫へ。証拠は全部そろいましたので、あなたたちを静かに破滅させます

「三枝澪さん。あなたが横領した金額は、三百七十二万円で間違いありませんね」 地味な病院事務として、目立たず、誰かの役に立つことだけを考えて生きてきた三枝澪。 ある夜、彼女は突然、三百七十二万円を横領した“犯罪者”にされた。 証拠は、澪のIDで申請された不正送金の記録。 目の前には病院幹部と義母。そして夫の隣には、妊娠を告げる不倫相手が立っていた。 差し出されたのは、離婚届と横領を認める自白書。 誰もが思っていた。 地味で、逆らったことのない澪なら、今回も黙って署名する、と。 けれど、ひとつだけおかしい。 不正送金が行われたのは、午後八時十七分。 その時、澪は母のそばにいた。 ならば。 その時刻に、澪の名前を使ったのは誰なのか。 澪は怒鳴らない。泣き叫ばない。復讐を口にもしない。 ただ、時刻を確かめる。 場所を確かめる。 金の流れを追う。 彼らが口にした言葉を覚えておく。 そして、相手が勝ったと思った瞬間に、一枚の記録を差し出す。 一人の嘘が崩れる。 次の嘘が見つかる。 その先から、さらに大きな嘘が顔を出す。 やがて、ただの不倫と横領の濡れ衣だと思っていた事件は、病院そのものを覆う不正と、亡き父の過去へとつながっていく。 これは、捨てられた妻が怒りに任せて復讐する物語ではない。 奪われた名前を。 父の名誉を。 そして、自分自身の人生を。 一人の地味な女が、事実だけで静かに取り戻していく物語。
685

俺の部屋の押入れに死体があったから、どこかに捨てに行こうかと思う

俺の部屋の押入れに死体があった。 俺はこの死体を知らない。いや、この表現は正確ではない。 『この死体が誰なのか?』は知っているけど、『なぜ死んでいるのか?』と『なぜ死体が俺の部屋にあるのか?』は知らない。 〇〇県で発生した『小指フェチ連続殺人事件』。この物語は、一つの死体に関わる男女4人の愛をオムニバス形式で書いたものです。 優柔不断で思い込みが激しい刑事、その刑事の後輩、法医学者、刑事に交際を申し込まれた女性が登場します。 最初はコメディな展開から始まり、徐々に展開が変わっていくミステリーです。 なお、男女4人のそれぞれの愛を描いているものの、作中に恋愛要素はありません。また、死体は登場しますが、残酷な描写はありません。 全11話、前半(1~6話)が問題編、後半(7~11話)が解決編になっています。
686

AIな私

AIが今よりぐっと身近になっている、とある世界のお話。
687

黒き翼を持つ者は不幻の夜の闇に踊る

かつて吸血鬼に噛まれ同族となってしまったミッシェル・ナイト。 彼女は吸血鬼の特殊能力を活かし150年以上を裏社会で生き延びていた。 報酬は吸血衝動の抑制と活動を維持する為の特殊な血清。 血清の供給を条件に彼女はコードネーム“レッドアイ”として謎の組織から下される様々な任務をこなしていくのだった…… エピソード1 『錬金術士と黄昏の自動人形』 ミッシェルはハイテク企業CGOの娘の護衛を依頼された。護衛チームと反発しながらも警備をするミッシェルだったが、謎の敵から襲撃を受けてしまう。敵は武装した自動人形オートマタの軍団とそれを操る錬金術師だった。
688

月下、罪に触れる

 殺し屋、晴臣《はるおみ》は、血の匂いを指先に残したまま“仕事”を終えた。  夜明け前の屋根の上で、息を吐く――その背後から、声が降りた。 「君が、彼女を殺したのか?」  探偵である白石冬馬《しらいしとうま》が、女の写真を掲げる。そこに写る笑顔は、晴臣が数時間前に葬ったばかりの人物だった。  証拠を突きつけられ、終わりを悟るはずだった。だが冬馬は言う。「依頼主が、君に会いたがっている」と。  それは罪と真実を繋ぐ、奇妙な“契約”の始まりだった。  互いの心を試すように、夜の街を並んで歩く二人。惹かれるほどに、壊れていく理性。  月は満ち、真実は赤く滲むーー晴臣は知る。  愛というのは、苦しくて歪んでいると。
689

それ、俺なんだけど……

大森拓也が担任をするクラスには、いじめを受けていると噂される生徒がいた。 生徒の名は吉田誠司。 拓也はそんな彼を救う為、クラスの席替えに一つの「制度」を取り入れた。 誠司の学校生活が良くなることを信じて――
690

返るために、殺す

卒業式の日。 朱音は同級生の櫻井に告白される。 「付き合ってくれねぇか? 今日だけでもいい」 提灯の明かり。 りんご飴の甘さ。 肩に残る、借りたジャケットの温もり。 たった一日の約束。 それで終わるはずだった。 けれど—— 「返してくれる約束、したろ」 その一言を境に、 朱音の一日は終わらなくなった。 表紙背景:長谷川契華【契花百菊】紅尖
691

犯人探し

主人公、後野 眼白が目を覚ますとそこは見知らぬ和室。 そして頭から血を流したまま笑っている中学時代の同級生の姿だった。 「皆さんには、ボクを殺した犯人を探してもらいます。」 訳の分からぬ空間で、突然始まる犯人捜しの人狼ゲーム。 選択肢は罪の懺悔か、無惨な死か。そのどちらかだけ。 この中に、『人殺し』がいる——……! **** 全12話。完結まで書いてあるので毎日16時に更新します。 【注意】こちらはミステリーです。 ジャンルがホラーではないのか?と思われるかもしれませんがこれはミステリーです。 血や殺人事件についての描写あります。 珍しく!私にしては!!ふざけてません!!(重要) 追記(2026年4月1日) 第9回ホラー・ミステリー小説大賞、最高順位59位でした。投票してくださった読者の皆様、ありがとうございました!
692

扉を叩くのは誰?〜血を流す赤ずきんと三匹の贄〜

これは、三匹の小さな子ヤギが、激しい雨の日に家で留守番をすることになった物語です。母ヤギは、「知らない相手には決してドアを開けてはいけない」と言い残して出かけました。 しかし子ヤギたちは、赤いマントをまとい、傷を負った黒テンを家に入れてしまいます。黒テンは「恐ろしい怪物に襲われた」と必死に訴えます。 というのも、森にはたくさんの動物がいますし、この夜、誰もが何かしら理由をつけて子ヤギたちの家に入ろうとするでしょう。本当の怪物はいったい誰なのでしょうか。怪物は外にいるのでしょうか、それとも――私たちの中にいるのでしょうか。
693

真夏の冷蔵庫

ぞぞっと涼しくなる冷感ショートストーリー。ボスの情婦ケイコと掃除屋ユンのエロティック・サスペンス。三話完結。
694

お家に帰る

裕福な家庭の小学三年生、山口源太郎はその名前からよくいじめられている。その源太郎がある日、誘拐犯たちにさらわれた。山奥の小屋に監禁された源太郎は、翌日に自分が殺されてしまうと知る。部屋を脱出し、家を目指して山を下りる。
695

希望が降った世界と、

高校2年生の大輔はいつも通り学校に通い、昼食を食べていた。すると、突然空から絶望が降ってきて…
696

手のひらのイリュージョン

 近年隆盛を極める新興宗教のグレート・ハンド教。が、その教祖が不可解な死に方をして……。 登場人物 綿引暖(わたびき だん)警視庁捜査一課の警部補 33歳の男性 紅涼香(くれない りょうか)警視庁捜査一課の刑事 綿引の部下 27歳の女性
697

孤島の十三日間

出版社編集者の篠原ユウコは、十年前に五人が殺害された未解決事件の真相を追うため、黒瀬島を訪れた。写真家の佐々木、心理学者の田中、元刑事の山本らと共に調査を開始するが、初日の夜、停電の混乱の中で佐々木が何者かに殺害される。 嵐のため島から脱出できず、外部との連絡手段も断たれた一行。次々と犠牲者が増えていく中、犯人は彼らの中にいることが明らかになる。壁に血で書かれた『一人目。あと七人』というメッセージが、全員抹殺の恐怖を告げる。 疑心暗鬼に陥る生存者たち。被害者遺族を名乗る黒瀬ユカリ、島の管理人・高橋、女将の吉田——誰が犯人なのか。十年前の事件の真相を記した日記が発見され、最初の犠牲者・黒瀬タロウが島民への復讐を計画していたことが判明する。 しかし、計画者自身が最初に殺されたという矛盾。真犯人は別にいる。そして、その人物が今、口封じのために参加者を次々と殺害しているのだ。共犯者の存在も浮上し、信じられる者は誰もいない。 極限状態の中、ユウコは密かに破壊された無線機の修理に成功し、警察への連絡に成功する。明らかになる衝撃の真実——十年前の連続殺人犯と、歪んだ愛情で母を守ろうとした娘の狂気。孤島を舞台に繰り広げられる、本格ミステリー・サスペンス。
698

ナイフと銃のラブソング

羽素未世(はもとみよ)はどこにでもいる少女。受験勉強に励んでいたある日、ポニアードの襲撃を受ける。未世は殺されそうになるが、ポニアードのお願いを聞くことにより、生かされることになる。そのお願いとはある人物を殺すことだった。
699

『家族』にはきびしいルールがいる【ショートショート】

「いいですか。家族にはルールが必要です。きちんと守るようにしてください」 トウサンは今日もそう繰り返す。うちの家族には厳しいルールがあるし守らない場合の罰則も厳しい。 でもどこの家族も似たようなものだ。うちだけの話じゃない……
700

神様のボートの上で

”私の身体をあなたに託しました。あなたの思うように好きに生きてください” (紹介文)  男子生徒から女生徒に入れ替わった男と、女生徒から猫に入れ替わった二人が中心に繰り広げるちょっと刺激的なサスペンス&ラブロマンス!  (あらすじ)  ごく平凡な男子学生である新島俊貴はとある昼休みに女子生徒とぶつかって身体が入れ替わってしまう  ぶつかった女子生徒、進藤ちづるに入れ替わってしまった新島俊貴は夢にまで見た女性の身体になり替わりつつも、次々と事件に巻き込まれていく  進藤ちづるの親友である”佐伯裕子”  クラス委員長の”山口未明”  クラスメイトであり新聞部に所属する”秋葉士郎”  自分の正体を隠しながら進藤ちづるに成り代わって彼らと慌ただしい日々を過ごしていく新島俊貴は本当の自分の机に進藤ちづるからと思われるメッセージを発見する。    そこには”私の身体をあなたに託しました。どうかあなたの思うように好きに生きてください”と書かれていた ”この入れ替わりは彼女が自発的に行ったこと?” ”だとすればその目的とは一体何なのか?”  多くの謎に頭を悩ませる新島俊貴の元に一匹の猫がやってくる、言葉をしゃべる摩訶不思議な猫、その正体はなんと自分と入れ替わったはずの進藤ちづるだった
701

テレフォン ー1979-2018-

2018年、大分市。 事務職として孤独な日々を送る水澤塔子の元に、ある夜、一本の電話がかかってくる。 相手は、佐藤昭子。 彼女は、まだ「スマホ」も「平成」も存在しない1979年の世界から、未来の雑誌に載った塔子のプロフィールを見て電話をかけてきたのだ。 時代を超えて深まる二人の友情。 しかし、塔子たちは過去の記録から、昭子が住むアパートが間もなく全焼するという残酷な事実を知ってしまう。 断絶する回線、迫り来る炎。 39年の時を隔てた二人の約束は、果たして守られるのか――。 久保田早紀の『異邦人』が流れる秋、切なくも温かい奇跡が動き出す。  
702

静寂の町に潜む影

霧深い小さな町――赤い橋、霧見橋の下で、町の名士・佐伯庄三が冷たい川の中で発見されたことをきっかけに、不可解な事件が動き出す。図書館勤務の山岸遥は、偶然にもその現場に足を運び、事故には見えない痕跡に気づく。町の静寂の裏に隠された秘密と陰謀――遥は知らず知らずその渦に巻き込まれていく。
703

【完結】僕と彼女の破壊衝動

 春の深夜、傷害事件が起きた。そこに偶然居合わせた高校生の肱川統義(ひじかわ つねよし)は逃げていく犯人を目撃する。それはクラスメイトの美少女、嶋村七海(しまむら ななみ)であった。  その次の日、七海は統義にとんでもないことを告げた。 「私とお付き合いして頂けますか?」  七海を犯人と疑っている統義と、素知らぬ顔で微笑む七海。奇妙な関係が続いていくうちに二人の男女は傷つけあい、惹かれあっていく。その中で統義は自分の内に秘めていた衝動に気付く。 何もかも壊してしまいたくなるとき、あなたはどうしますか?
704

【リーガル掌編】論より証拠

――その「証拠」は、証拠たり得るのか。 内部告発から始まった、著名な児童心理カウンセラーの裁判。 膨大な映像資料を前に、主張は真っ向から対立する。 もつれにもつれた審理は、ついに“裁判員最高裁”へ――。
705

妻に裏切られ路地裏で殺された俺、目が覚めたら二年前の過去に戻っていて、死の傷跡と共に運命をやり直すことにした件。

レナトは富、地位、そして形だけの結婚、すべてを手に入れていた。しかし、無残な襲撃を受け、暗い路上で血を流していた時、彼は自分の人生が欺瞞に満ちていたことを知る。妻は愛人とのディナーを優先して電話を切り、仮面の暗殺者が彼から最後の息を奪った。だが、死は終わりではなかった。目を覚ますと、そこは二年前の過去、ワールドカップ開幕の日の自室。あの結末が妄想ではないという唯一の証拠は、胸に刻まれた五つの深い傷跡。未来の記憶と、肌に刻まれた裏切りの痛みを武器に、彼は生存と復讐を賭けた完璧な逆転劇を開始する。
706

俺と手錠で繋がれている俺の顔が分からない

相手と手錠で繋がっているもう一人の相手が見える男。 生まれつきのこの能力を活かしてカウンセラーを勤めていたのだが、警察に頼まれてカウンセリングに臨んだ女性は、二回も殺人を犯したとあって、今までにない二人の自分を見せつけてきて・・・。
707

3億円の強盗犯と人質の私⁉(ラブサスペンス)

私…誘拐されちゃった!? 春うらら 明日から社会人1年生になるってのに、まさか銀行強盗の人質になり、更には誘拐までされてしまうなんて! でも私にとってのまさかは、人質になってしまう事なんかじゃなかった 人質になったからこそ出会えた 誘拐されたからこそ惹かれた そんな銀行強盗兼誘拐犯な、彼 そして、私 でもこれから 一体どうなるの…?
708

天才の孤独と推理の始まり

とても難解な推理小説です
709

【虹ノ船】

"ドロップシステム"あらゆる問題を自律的に解決し得るそれは、今新たな答えを導きだした。 ー---------死に絶えろ。 ・いつも偽善ばっかり語る主人公はいい加減飽きた。 ・主人公側にばっかり有利に物語が動くご都合シナリオはもう読み飽きた。 ・デスゲーム系は嫌いじゃないけど、どれも同じような型嵌りな作品でいい加減読み飽きた。 ・女性と男性への対応が違ったり、女の子だけにやさしい主人公はあまり好きじゃない。 ・すぐ主人公に感化されて味方になりたがる敵キャラがいない作品が読みたい。 ・デスゲームというからにはちゃんと登場人物全員に死んでほしい。いつも主人公一派だけが生き残るなんて不公平だ。 ・ダークヒーローものじゃなくて、ちゃんとした悪役主人公ものが読みたい。 ↑上の項目が一つでも自分に当てはまるなと思った方にはぜひ読んでほしいです。 数年前に他のサイトで投稿したものを、文字に掘り起こして小説として書き直そうと思いました。 よろしくお願いいたします。
710

ガレキの楽園

西暦2446年。世界はエデンとその他の社会で成り立っていた。エデンに暮らす事を夢見る真人と、同じ学校施設に暮らす少年達。けれど学校では謎の転校が相次ぎ……。学校への不信感と消える友人の謎。 銀河鉄道が見えるというナナツ、引きこもりのカイチ、兄のような存在のユウ。意味深な発言をするナオヤ。マサトとおかしな友人達が学校という閉じられた楽園で過ごす幻想物語。 ラストで世界がひっくり返る、少年だけの世界の幻想系ミステリー。
711

No.79【ショートショート】この世の果て~近い将来、絶対に起こるSFな話~

人類が滅亡してから数世紀が経ち、地球上ではアンドロイドと”かつて人間だったもの”との対立が激化していた。 アンドロイドのアダムとイヴは、全ての真実が記された“この世の果て”を目指して旅を続ける。
712

ラスト・ホワイトナイト 「買収」を仕掛ける企業と仕掛けられる企業の舞台裏

このタイトルは、昨夜雪が降って真っ白になった、、、ではありません。 ある企業が買収(M&A)を仕掛けられたとします。それを嫌がって対抗策として、友好的な関係にある別の企業を見つけてきて、もっと有利な条件で買収してくれと依頼する防衛策のことです。 その相手のことを「ホワイトナイト」と呼びます。白馬の騎士のことですね。 一方、敵対的買収を仕掛けた相手のことをブラックナイトと呼びます。 物語の舞台は、大手自動車メーカーの「カリスト」 社長の一条恒一が一族のプライドを守るため、源流企業であるトスラムの非上場化を決断します。 2026年現在、トヨタ一族が豊田自動織機を非上場化しようとしているのと同じです。 カリストは、経営陣が既存株主から自社の株を買い取って経営権を取得するMBO計画を周到に立てます。 だが、市場は容赦なく反発します。 「買付価格・期間・株数」を公表して、不特定多数の株主から証券市場外で大量に買い付けるTOB。 そのTOBの買い付け価格への異議や身内の裏切り、銀行からの圧力、証券会社の思惑—— さまざまな陰謀が一条社長に襲いかかります。 なかば自信を失いながらも、株式市場という怪物を相手に、どうやってTOBを成功させ、悲願の非上場化を実現するのか—— 本作品では、企業買収という世界の資本と資本のぶつかり合いと、一人の経営者の葛藤を描いてみました。
713

君の絶望を愛してる

 図書司書の緒方奈美子は、長年熱烈なアプローチを受け続けていた同級生、佐伯俊一の想いを受け入れ、恋人同士となった。  二人が付き合い始めた頃から街では、若い女性を狙った残虐な連続殺人事件が頻発し始める。その頃、俊一の連絡が途絶えがちになり、彼の周囲にも不穏な気配が漂い始める…。  クリスマスイブの夜、奈美子のもとに訪れたのは…?  妖しく燃ゆる「虎」の姿の狂気の共鳴を描く、衝撃のダークサイコサスペンス。
714

正義の残り火

東京地検特捜部検事・桐生タケル、四十三歳。十五年間、この国の闇と戦ってきた男は、疲弊していた。だが、部下の若手検事・林マユミが持ち込んだ都市再開発汚職疑惑が、彼の運命を変える。 国会議員・橘シンイチロウと暴力団「関東一誠会」の癒着——内部告発者・吉岡ケンジは確実な証拠を持っていた。だが、桐生たちが接触した直後、吉岡は目の前で狙撃され、命を落とす。 上司の斎藤部長は「手を引け」と命じる。二十年前、同じような事件で上司を失い、正義を諦めた男の苦渋の警告。だが、林マユミは諦めない。父を不正な取引の拒否で追い込まれ自殺に追いやられた過去を持つ彼女は、「正しい人が報われない国を変える」ために検事になった。 フリージャーナリスト・三上リョウコも加わり、三人は真実を追う。だが敵は巨大だった——橘の背後には「日本再興会」という秘密結社が存在し、財界・政界・官僚、そして検察のトップまでもが関与していた。 桐生の娘が誘拐され、三上も監禁される。絶望的な状況の中で——諦めていた斎藤部長が立ち上がる。「二十年間、逃げ続けた。だが最後に、正しいことをしたい」単身で娘の救出に向かった斎藤は、アヤを守り抜き——そして命を落とす。 斎藤の遺した日記、吉岡の証拠、三上の調査——すべてを統合し、ついに日本再興会の全貌が明らかになる。林と三上は命がけで真実を公表し、腐敗の連鎖を断ち切る。 橘は辞職し、日本再興会のメンバーは次々と逮捕された。林は若き改革者として検察を変え始め、三上は権力を監視し続ける。桐生は検察を辞め、弁護士として弱者の代弁者となる道を選ぶ。 それから十年——林は最年少・初の女性検事総長に。三上は国際的な調査報道記者に。そして桐生の娘・アヤも弁護士となり、父と共に正義のために戦う。 正義の残り火は——世代を超えて、確実に受け継がれていく。
715

バナナ代返金請求書

 慢性の貧乏性を患い、女房や娘に愛想をつかされて逃げられた中年の惨めな男は、その後、必然的に生活資金が底を尽き、食料やわずかの金銭を求めて、街中を徘徊中にするはめに陥る。しかし、衰えた体力はそれすらも許してくれず、スーパーマーケットの前で倒れこんでしまう。そこでスーパーの店長からひと房のバナナを分け与えられ、励ましの言葉を受ける。しばらくはその善行に感謝してひたむきな努力と成功を夢見るが、病的な被害妄想から精神に破綻をきたし、やがては、その店長を恨むようになる。彼の怨念ともいえる妄想癖は、やがて、長文の逆恨みの手紙を送りつけるに至る。 自分の通っている病院で、モンスタークレーマーの女性を見る機会があり、それがこの奇怪なストーリーを生み出すきっかけになりました。少しサイコホラーも入り混じったサスペンスです。あまり深刻には受け止めずに、「こんな人が実際にいたら、やばいでしょ」と笑い飛ばして頂ければ幸いです。
716

TRACKER

2590年代後半から2600年代初頭にかけてサイクス(超常現象を引き起こすエネルギー)を持つ超能力者が出現した。 生まれつき膨大な量のサイクスを持つ主人公・月島瑞希を中心として心理戦・策略を張り巡らせつつ繰り広げられる超能力バトル/推理小説
717

影の追従者

広告代理店で働くOL、あかりの平凡な日常は、ある日を境に静かな恐怖に侵食され始める。「誰かに見られている」という拭えない感覚、背後から聞こえる不気味な足音、そして郵便受けに投函された、行動を監視する者からのメッセージ。 親友は「仕事のストレス」だと笑うが、ストーカーの影は日に日に色濃くなっていく。地下鉄で向けられる粘つくような視線、会社のデスクに置かれた謎の贈り物、そして夜道で、ついにストーカー本人と対峙してしまう。 警察も頼りにならない中、あかりは自ら犯人を突き止めようと決意するが、それは彼女をさらなる恐怖の深淵へと引きずり込んでいく。日常に潜む悪意が、彼女の心を少しずつ、しかし確実に蝕んでいくサイコ・スリラー。
718

コンパルション特集

コンパルション=オーバーラプスとは 3塔の内の1塔で、他者を縛り、強制的に従わせる力を持つ。 収録内容↓ アディシェスとコンパルション ガシャバとコンパルション シェリダーとコンパルション 本来はノベマに掲載しようとしましたが、事故でアルファポリスに入れる羽目になりました。
719

真探偵

ある日知らない怪しげな男に姉を殺された探偵明智ホームズ。彼はあの有名なシャーロックホームズの息子である。怪しげな男に姉を殺された日から彼の冷静沈着な性格は崩れていった。だが、探偵の心だけは忘れないホームズは度々に起こる難関事件を解決し怪しげな男の正体に着々と近づいていった。 ※推理小説 中級者〜初心者向け
720

水面が凍る前に

春(はる)と悠真(ゆうま)は同じ団地に住む養子縁組の子供同士である。 家庭環境に違いはあれど、似た境遇から二人は仲良くなり、団地裏の山に秘密基地を作った。 しかしある日事故で壮年男性を殺してしまう。 誰にも言えず二人で埋めて、数年後。 春は長らく家庭内暴力を振るわれ続けた養父を殺した。 悠真は春からの連絡にただスコップを手に取った。 どこから狂った? どこからズレたんだろう? 分からないまま二人は逃げ続ける。 普通の生活から離れて二人で生きられる道を進むしかない。 話は彼らの物語に巻き込まれた青年、碧(あお)の視点から始まる。
1,137件