皇太子小説一覧
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大陸の東に位置する小国ウォルシュ聖国は、小国でありながら、各国へ大きな発言権を持っていた。
それはウォルシュ聖国が、この世界の大半が信仰するオドノイアー教の聖地に位置している事、そして神に選ばれた聖女を有する事が主な理由だった。
聖国の公女であるカテリーナ ラングフォードは、その日、儀式により聖女に選ばれた。
前任の聖女が崩御した事により、国中の純潔な乙女達が集められ、その中より神に選ばれたのだ。
これによりカテリーナ聖女は、幼い頃に結んでいた皇太子フィリップ ウォルシュとの婚約は、神の神託により破談となった。
その身を神殿に保護される前の短い時間、カテリーナは幼い頃からの婚約者であるフィリップに別れを言う事を許される。
そこで幼い頃から良く知る優しい婚約者は、初めてカテリーナに仄暗い表情を見せた。
「ねぇ、カテリーナ。神託くらいで僕から逃げられると思ってないよね?はぁ…こんな事になるなら必死に我慢して、君の純潔を守るんじゃなかったよ。」
「フィリップ殿下…?」
「大丈夫だよ、カテリーナ。今からでも遅くは無いと思わないかい?純潔でなければ聖女にはなれないのだから。」
嬉しそうに笑うフィリップを最後に、カテリーナの意識がゆっくりと沈んでいった。
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病んでる皇太子を書きたかっただけの小説です。
短編予定。
よろしくお願いします。
文字数 3,451
最終更新日 2021.02.28
登録日 2021.02.28
「お前のその可愛げのない態度にはほとほと愛想が尽きた!今ここで婚約破棄を宣言する!」
この帝国の皇太子であるセルジオが高らかに宣言した。
その隣には、紫のドレスを身に纏った1人の令嬢が嘲笑うかのように笑みを浮かべて、セルジオにしなだれ掛かっている。
意図せず夜会で注目を浴びる事になったソフィア エインズワース公爵令嬢は、まるで自分には関係のない話の様に不思議そうな顔で2人を見つめ返した。
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1話完結の超短編です。
想像が膨らめば、後日長編化します。
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お時間があれば、こちらもお読み頂けると嬉しいです!
連載中長編「前世占い師な伯爵令嬢は、魔女狩りの後に聖女認定される」
完結済み長編「シェアされがちな伯爵令嬢は今日も溜息を漏らす」
よろしくお願い致します!
文字数 8,800
最終更新日 2021.02.26
登録日 2021.02.26
穏やかな晴天のある日の事。僕は最愛の番の後宮で、ぼんやりと紅茶を手に己の生きざまを振り返っていた。ゆったり流れるその時を楽しんだ僕は、そのままカップを傾け、紅茶を喉へと流し込んだ。
――混じり込んだ××と共に。
オメガバースの世界観です。運命の番でありながら、仮想敵国の王子同士に生まれた二人が辿る数奇な運命。勢いで書いたら真っ暗に。ピリリと主張する苦さをアクセントにどうぞ。
追記。本編完結済み。後程「彼」視点を追加投稿する……かも?
文字数 18,899
最終更新日 2020.05.01
登録日 2020.04.27
メリトランス王国の皇太子、アルフレッド・アロイス・ド・メリトランスは考える。
王族特有の銀の髪に宝玉の如く輝く紅色の瞳の秀麗な顔立ちである自分。そして皇太子という肩書や地位、権力、名誉、そういった自分に付随するモノに惑わされない令嬢はいないのだろうか…
悩める皇太子のとある事件簿。
4〜5話で終わる予定です!
★《【R18】辺境伯爵令嬢は二人の騎士に愛される》《【R18】転生モブ令嬢奮闘記〜今度は絶対幸せ掴みます〜》のスピンオフになります。
★単独でも読めます。
文字数 7,764
最終更新日 2020.04.16
登録日 2020.04.12
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
マクリンナット公爵令嬢セイラは、身に覚えのない罪で断罪された。しかも相手は婚約者である王太子のジョエルだった。ジョエルの横で勝利の笑みを浮かべているのは、妹のアメリアと兄のアロンだった。セイラは悟った。自分が罠に嵌めらたのだと。平民の母から生まれ、今日までずって虐められ続けたが、これが総仕上げなのだと。王太子の、王家の秘宝を盗んだとあれば、処刑されるのは間違いない。そう覚悟を決めていたんだが、王の決定は留学という名の追放刑だった。セイラは追放先で平民の学生と仲良くなる。やはり自分は平民の生活の方が性に合っている。そう思うセイラだったが、その学生はお忍びで留学している大国の皇太子だった。
文字数 24,289
最終更新日 2020.05.23
登録日 2020.05.01
「――別れてほしい」
二年付き合った恋人兼上司に振られた私。彼は貴族のお嬢さんと結婚するという。
最低な気分の私に声をかけてきた男は、そんな私をたまたま見かけて興味を抱いたようだ。
君が欲しいと言われて、はねつけた。
「貴族らしい傲慢《ごうまん》なお言葉。それでなんでも自分のものになると思っていらっしゃる」
それっきりだと思ったら、なんと思わぬところで再会。
彼は私の勤め先、竜宮《りゅうぐう》の皇太子だった。
かたくなな私の心も次第にほぐれていくけれど、身分が違いすぎて素直になれない。
【異世界オフィスラブ】のスピンオフですが単品で読めます。なろうにものせています。
文字数 10,742
最終更新日 2019.11.16
登録日 2019.11.08
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
文字数 6,403
最終更新日 2020.04.24
登録日 2020.04.18
皆が魔法の力を持つ世界で何の力も持たずに生まれたリツカ。何の力も持たない者を、周りの人間は嘲笑の対象として「ノーマルタイプ」と称していた。
しかしこの世界でノーマルは貴重な存在。
特別強い魔力を持ち、国に幸運と繁栄をもたらすと言われている「アルビノ」の子供を絶対に産む事が出来る希少なタイプであった。
アルビノであり現皇太子殿下のフィンレーに見つかったリツカは彼に求婚され、アルビノの子供を産む為に村を出て結婚する事を決意する。
ノーマルだから跡取りを産む事を求められているだけだと思っているリツカは知らない。他の誰にも譲る気は無いと外堀から埋めていくフィンレーの寵愛と執着を。
小説家になろうでも同名義で連載しています。
文字数 34,387
最終更新日 2020.11.11
登録日 2020.10.22
セイラは優しい下町の夫婦に引き取られたオメガ。12歳より前の記憶を失い、自分の名前も知らなかったセイラにの首筋には誰に付けられたか分からない噛み跡があった。
そのお陰で16歳になるまで発情期が訪れることはなかった。セイラはこのままベータとして生きていくつもりだった。
しかし、ある日皇太子のパレードに行った時強烈な匂いに突如発情してしまう。群衆の中で襲われるセイラを助けたのは……
ちょくちょくオリジナルのオメガバース設定が入ります。
文字数 9,699
最終更新日 2019.12.07
登録日 2019.11.21
異能力を使える主人公は、婚約破棄されても大丈夫。
文字数 2,317
最終更新日 2021.02.02
登録日 2021.02.01
何十年も後継者が出来なかった「帝国」の皇帝の世継ぎである「息子」を身ごもったサヘ将軍家の娘アリカ。そしてその側近の上級女官となったサボン。
実は元々はその立場は逆だったのだが、お互いの望みが一緒だったことで入れ替わった二人。結果として失われた部族「メ」の生き残りが皇后となり、将軍の最愛の娘はそのお付きとなった。
膨大な知識を皇后となったことでインプットされてしまった「アリカ」と、女官となったことで知り得なかった人生を歩むこととなった「サボン」の波乱と友情と日常のはなし。
成人した皇太子が皇宮に戻ってきて四年。二十歳の彼のもとには「皇后」ではなく「皇太子妃」になりたい女性が増えていた。果たして彼は皇帝になる前にそんな女性を得られるのか。
文字数 15,308
最終更新日 2020.06.23
登録日 2020.06.17
何十年も後継者が出来なかった「帝国」の皇帝の世継ぎである「息子」を身ごもったサヘ将軍家の娘アリカ。そしてその側近の上級女官となったサボン。
実は元々はその立場は逆だったのだが、お互いの望みが一緒だったことで入れ替わった二人。結果として失われた部族「メ」の生き残りが皇后となり、将軍の最愛の娘はそのお付きとなった。
膨大な知識を皇后となったことでインプットされてしまった「アリカ」と、女官となったことで知り得なかった人生を歩むこととなった「サボン」の波乱と友情と日常のはなし。
皇太子誕生から十年後。ちゃくちゃくと進んで行くアリカの計画だが、息子は……
文字数 84,159
最終更新日 2020.06.15
登録日 2020.05.09
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
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ファインズ公爵家令嬢アリアンナは天使のような美姫で皇太子ディエゴの婚約者であったが、残虐非道な皇太子を心底嫌っていた。皇帝や皇太子や貴族の欲望と謀略が渦巻く中、神々の御子に選ばれている皇叔クリスティアンは、皇族を絶滅させてでも世の中をよくしようとしていたが、清廉潔白なアリアンナと出会ったのだった。
文字数 20,486
最終更新日 2020.03.21
登録日 2020.02.28
新月の悪夢と呼ばれる大火で、ザクシーズ帝国は皇帝陛下と皇太子を亡くす。
降嫁していた皇女クリスティーナが従兄であり夫であるベネディクトと供に、皇太子妃とし王城に舞い戻るが、彼女は鳥籠の皇太子妃と揶揄される。
※なろうにも掲載しています。
文字数 29,984
最終更新日 2020.02.08
登録日 2019.08.21
皇太子の婚約者の侍女が婚約破棄をするお話。
ミナは皇太子の婚約者であるルルリアナ、通称「雪の華様」の侍女となった。
ルルリアナの人生を通して、恵まれた運命の中にいても決して幸せになれに事をしったのだった。
自分の人生を見つめなおし、ミナがたどり着いた答えとは…。
「白の贄女と四人の魔女」のスピンオフ作品となります。良かったらそちらも合わせてお読みください。
もちろん「茅の侍女」だけでもお読みいただけますが、「白い贄女と四人の魔女」も読んだ方が話はわかりやすいかと思います。
ネタバレが嫌な方は白の贄女から読んで下さい。
文字数 8,716
最終更新日 2019.07.19
登録日 2019.07.19
「――墓前に供える花なんかもらって、不吉だな」
「不吉ってあんたねっ! 好意でくれたものに対して失礼じゃない!」
「おうおう。敵国に嫁ぐってのにずいぶんと余裕なことだな。――で、依頼されてたルークスの最終調整が終わったぜ。連れて行くんだろ?」
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絡操技術を駆使して作られた人形で栄えたアスター王国。
しかしロゼット帝国から侵略を受け、
十六になったばかりのメローネ姫は帝国に嫁ぐことになった。
先の戦争にて国を守り、傀儡姫と親しまれる彼女は、少々気が強くて頑張り屋な少女。
戦火が再び国に迫るのを防ぐため、
彼女は幼なじみの絡操技師エンシの作った絡操人形を連れて故郷を発つのだが――
※なお、当作品は他のサイトでも公開されています。
軽微な修正による多少の差異はありますが同一作品ですので、ご了承くださいませ。
文字数 21,106
最終更新日 2018.09.18
登録日 2018.09.09
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