恋愛 白い結婚小説一覧
「ジニー、僕は君を愛そうとは思わない」
アッシュビー伯爵家の嫡男ユージンに嫁いだホルスト男爵家ジニーは、白い結婚を宣告された。ユージンには愛する平民の娘がいたから。要するにジニーは、二年間の契約でユージンの妻役を務めることを依頼されたのだ。
「慰謝料の名目で、最低これだけ払おう」
「大変結構な条件です。精一杯努力させていただきます」
そして二年が経過する。
文字数 7,269
最終更新日 2024.03.18
登録日 2024.03.18
ラフィティアは夫であるアルフェルグとおしどり夫婦を演じていた。
あくまで割り切った関係である二人は、自分達の評価を上げるためにも、対外的にはいい夫婦として過ごしていたのである。
実際の二人は、仲が悪いという訳ではないが、いい夫婦というものではなかった。
食事も別なくらいだったし、話すことと言えば口裏を合わせる時くらいだ。
しかしともに過ごしていく内に、二人の心境も徐々に変化していっていた。
二人はお互いのことを、少なからず意識していたのである。
そんな二人に、転機が訪れる。
ラフィティアがとある友人と出掛けることになったのだ。
アルフェルグは、その友人とラフィティアが特別な関係にあるのではないかと考えた。
そこから二人の関係は、一気に変わっていくのだった。
文字数 19,384
最終更新日 2024.03.20
登録日 2024.03.15
国王の側妃の娘として生まれた故に虐げられ続けていた王女アグネス・エル・シェブーリエ。
彼女は父に命じられ、半ば厄介払いのような形で訳あり侯爵様に嫁がされることになる。
しかしそこでも不要とされているようで、「きみを愛することはない」と言われてしまったアグネスは、ニヤリと口角を吊り上げた。
「どうせいてもいなくてもいいような存在なんですもの、さっさと逃げてしまいましょう!」
逃亡して自由の身になる――それが彼女の長年の夢だったのだ。
あらゆる手段を使って脱走を実行しようとするアグネス。だがなぜか毎度毎度侯爵様にめざとく見つかってしまい、その度失敗してしまう。
しかも日に日に彼の態度は温かみを帯びたものになっていった。
気づけば一日中彼と同じ部屋で過ごすという軟禁状態になり、溺愛という名の雁字搦めにされていて……?
虐げられ姫と女性不信な侯爵によるラブストーリー。
※小説家になろうに重複投稿しています。
文字数 27,043
最終更新日 2023.09.16
登録日 2023.09.16
選ばれたのは私以外でした 白い結婚、上等です!
レンタル有り【第16回恋愛小説大賞特別賞を頂き、書籍化されました。
紙、電子にて好評発売中です。よろしくお願いします(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾】
婚約者だった王太子は、聖女を選んだ。
王命で結婚した相手には、愛する人がいた。
お飾りの妻としている間に出会った人は、そもそも女を否定した。
──私は選ばれない。
って思っていたら。
「改めてきみに求婚するよ」
そう言ってきたのは騎士団長。
きみの力が必要だ? 王都が不穏だから守らせてくれ?
でもしばらくは白い結婚?
……分かりました、白い結婚、上等です!
【恋愛大賞(最終日確認)大賞pt別二位で終了できました。投票頂いた皆様、ありがとうございます(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾応援ありがとうございました!
ホトラン入り、エール、投票もありがとうございました!】
※なんてあらすじですが、作者の脳内の魔法のある異世界のお話です。
※ヒーローとの本格的な恋愛は、中盤くらいからです。
※恋愛大賞参加作品なので、感想欄を開きます。
よろしければお寄せ下さい。当作品への感想は全て承認します。
※登場人物への口撃は可ですが、他の読者様への口撃は作者からの吹き矢が飛んできます。ご注意下さい。
※鋭い感想ありがとうございます。返信はネタバレしないよう気を付けます。すぐネタバレペロリーナが発動しそうになります(汗)
文字数 156,610
最終更新日 2023.12.15
登録日 2023.01.27
サブリナ・シュメール侯爵令嬢は、政略結婚の相手レイモンド・ポートガス公爵に新婚初夜にこう告げた。
「あなたを愛する事はありません」
それを聞いたレイモンドは驚いて、サイドテーブルの角に頭をぶつけて気絶した。
サブリナは父である侯爵に散々、叱られ、「夫君を看病しなさい」と諭される事に…。
一週間、目を覚まさなかったレイモンドが目を覚ました時、ある異変が…。
レイモンドは記憶を失っていた。
彼の記憶からは或る人物だけが綺麗に消えているのだ。
その上、何故か塩対応だったサブリナを溺愛するようになっていくのだった。
文字数 45,807
最終更新日 2023.08.30
登録日 2023.06.06
王太子だったベアディスは結婚し即位した。
彼の妻となった王妃サリーシアは今日もため息を吐いている。
仕事は有能でも、ベアディスとサリーシアは性格が合わないのだ。
王は今日も愛妾のもとへ通う。
妃はそれは構わないと思っている。
元々学園時代に、今の愛妾である男爵令嬢リリネーゼと結ばれたいがために王はサリーシアに婚約破棄を突きつけた。
しかし、実際サリーシアが居なくなれば教育もままなっていないリリネーゼが彼女同様の公務が行えるはずもなく。
廃嫡を回避するために、ベアディスは恥知らずにもサリーシアにお飾り妃となれと命じた。
王家の臣下にしかなかった公爵家がそれを拒むこともできず、サリーシアはお飾り王妃となった。
しかし、彼女は自身が幸せになる事を諦めたわけではない。
虎視眈々と、離縁を計画していたのであった。
※初っ端から乳弄られてます
文字数 21,644
最終更新日 2022.12.03
登録日 2022.11.18
「僕には他に愛する人がいるんだ。だから、君を愛することはできない」
伯爵令嬢アリアは政略結婚で結ばれた侯爵に1年だけでいいから妻のふりをしてほしいと頼まれる。
そのあいだ、何でも好きなものを与えてくれるし、いくらでも贅沢していいと言う。
アリアは喜んでその条件を受け入れる。
たった1年だけど、美味しいものを食べて素敵なドレスや宝石を身につけて、いっぱい楽しいことしちゃおっ!
などと気楽に考えていたのに、なぜか侯爵さまが夜の生活を求めてきて……。
いやいや、あなた私のこと好きじゃないですよね?
ふりですよね? ふり!!
なぜか侯爵さまが離してくれません。
※設定ゆるゆるご都合主義
文字数 32,808
最終更新日 2022.08.25
登録日 2022.08.09
王太子妃は離婚したい
レンタル有りアルゴン国の第二王女フレイアは、婚約者であり、幼い頃より想いを寄せていた隣国テルルの王太子セレンに嫁ぐ。
だが、期待を胸に臨んだ婚姻の日、待っていたのは夫セレンの冷たい瞳だった。
※この作品は、読んでいただいた皆さまのおかげで書籍化することができました。
綺麗なイラストまでつけていただき感無量です。
これまで応援いただき、本当にありがとうございました。
レジーナのサイトで番外編が読めますので、そちらものぞいていただけると嬉しいです。
https://www.regina-books.com/extra/login
文字数 217,731
最終更新日 2022.04.01
登録日 2020.10.07
結婚して12年目のシエナは白い結婚継続中。
白い結婚を理由に離婚したら、全てを失うシエナは漸く離婚に向けて動けるチャンスを見つけ・・
沈黙を続けていたルカが、
「新しく商会を作って、その先は?」
ーーーーーー
題名 少し改変しました
文字数 17,798
最終更新日 2021.06.27
登録日 2021.06.20
親友の魔女が死ぬ直前、来世でも会いたいと願った魔女メデイアは親友に転生魔法を掛けた。が、実は親友の渾身のドッキリだったらしく、急に元気になった親友に驚いた際にうっかり転生魔法を自分に掛けてしまった。
人間に転生したメデイアはレインリリー=クリスティ伯爵令嬢となり、政略結婚相手の前妻の娘という事で後妻や異母妹、父から疎まれ使用人達からも冷遇されてきた。結婚相手のクレオン=ノーバート公爵は後妻や異母妹が流した悪女の噂を信じ、白い結婚を強制。三年後には離縁とすると宣言。魔女の鏡を見つけて親友と連絡を取り、さっさと故郷に帰りたいレインリリーからすれば好都合。
レインリリーはクレオンの愛する人が前世の自分と知っていて告げる気はないが、後に幼少期自分を助けてくれた魔女がレインリリーと知ったクレオンは今までの事を後悔し愛を囁くようになる。
※タイトルとあらすじを一部変更しました。
※なろうにも公開しています。
文字数 36,422
最終更新日 2023.07.05
登録日 2023.06.07
「婚姻は王命だ。私に愛されようなんて思うな」
若き宰相次官のボルスターは、薄い夜着を纏って寝台に腰掛けている今日妻になったばかりのクエッカに向かって言い放った。
実力でその立場までのし上がったボルスターには敵が多かった。
一目惚れをしたクエッカに想いを伝えたかったが、政敵から彼女がボルスターの弱点になる事を悟られるわけには行かない。
巻き込みたくない気持ちとそれでも一緒にいたいという欲望が鬩ぎ合っていた。
ボルスターは国王陛下に願い、その令嬢との婚姻を王命という形にしてもらうことで、彼女との婚姻はあくまで命令で、本意ではないという態度を取ることで、ボルスターはめでたく彼女を手中に収めた。
けれど。
「旦那様。お久しぶりです。離縁してください」
結婚から半年後に、ボルスターは離縁を突きつけられたのだった。
※復縁、元サヤ無しです。
※時系列と視点がコロコロゴロゴロ変わるのでタイトル入れました
※えろありです
※ボルスター主人公のつもりが、端役になってます(どうしてだ)
※タイトル変更→旧題:黒い結婚
文字数 49,877
最終更新日 2022.07.12
登録日 2022.06.17
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
文字数 56,574
最終更新日 2023.08.27
登録日 2023.07.20
伯爵令嬢のシンディーは学園を卒業と同時にキャッシュ侯爵家に嫁がされた。
しかし婚姻から4年、旦那様に会ったのは一度きり、大きなお屋敷の端っこにある離れに住むように言われ、勝手な外出も禁じられている。
本宅にはシンディーの偽物が奥様と呼ばれて暮らしているらしい。
盛大な結婚式が行われたというがシンディーは出席していないし、今年3才になる息子がいるというが、もちろん産んだ覚えもない。
文字数 24,013
最終更新日 2022.06.16
登録日 2022.06.04
私はルクリュ公爵家のロズリーヌ。お母様はこの国の王女で、お父様はファビオ・ルクリュ公爵だ。両親は愛し合っておりとても仲がいい。私はとても幸せだった。
ところが10歳になるとお母様が亡くなり、私と同じ歳の女の子を伴って女性がやって来た。この女性達は屋敷に住み着き、私はお父様がお母様をずっと裏切っていたことを知る。
腹違いの女の子の名前はアラベル。私はその時、将来アラベルが私の旦那様の子供を身籠もることになるとは思いもしなかった。
旦那様は私を愛していると言うけれど・・・・・・
※この世界では通常爵位と土地はセットになっており、女性でも継げます。一つの家族で複数の爵位を持つことも可能で希なことではありません。現代的言葉遣いがあります。※因果応報的ざまぁあり。
文字数 23,339
最終更新日 2022.06.26
登録日 2022.06.14
ウェンディは夜会で婚約破棄をつきつけられた。しかし、落ち込む暇もなく次は、嫌われ者の第3王子から、彼を侮辱したと言いがかりをつけられ捕えられる。
契約期間を無事に終えたらなんでもひとつ願いを聞いてもらう代わりに、ウェンディは体裁を守るための「仮の妻」になった。
そして、婚約破棄と求婚の真相、ウェンディを利用しようとする王室の思惑、イーサンの本音が徐々に明らかになっていく。
嫌われ者の旦那様へ。
契約結婚には相応の見返りを要求します。
ウェンディが白い結婚の最後に要求するものとは……?
文字数 103,031
最終更新日 2024.01.30
登録日 2023.12.17
結婚式を挙げた後、邸に戻ると旦那様の侯爵様は、13歳のマリアーノに契約書を渡した。
その内容は白い結婚を示す物だった。すぐに署名をしろと言われるが、マリアーノは契約書を受け取り、後で渡すと告げる。残酷な結婚に、将来を憂いだ。翌日、中途半端な書類を正式な書面にするために、弁護士資格のある叔父の元を訪ねて、書類を正式な書類に書き換えてもらった。叔父を訪ねたことで、父が白い結婚ことを知り、激怒した。すぐに帰ってくるようにと書かれた手紙を持った騎士と馬車が迎えに来た。後にその書類から、白い結婚詐欺事件と侯爵様は指名手配されることに。
商売が大好きな女主人が王太子と恋愛をする話に~
15Rは保険です。
2022/05/08ホッとランキング1位ありがとうございます。
予約投稿登録しました。朝、7時に投稿されます。
本編完結6/3
番外編:メアリー・カスカータ侯爵令嬢 地獄の日々6/4~6/9
番外編:クリマ・オペラシオン子爵令嬢 私は華よ 6/10~6/16
6/16完結
よろしくお願いしますm(_ _)m
文字数 157,329
最終更新日 2022.06.16
登録日 2022.04.30
私と旦那は、いわゆる『白い結婚』というやつだ。
手を繋いだどころか、夜を共にしたこともありません。
ですが、とある時に浮気相手が懐妊した、との報告がありました。
なので邪魔者は消えさせてもらいますね
*『旦那様、離婚しましょう~私は冒険者になるのでお構いなく!~』と登場人物は同じ
本当はこんな感じにしたかったのに主が詰め込みすぎて......
文字数 23,139
最終更新日 2020.10.11
登録日 2020.09.21
本日、結婚記念日を迎えた。三周年のお祝いに、料理長が腕を振るってくれた。私は夫であるマハロを待っていた。……いつまで経っても帰ってこない、彼を。
……結婚記念日を過ぎてから帰って来た彼は、私との結婚記念日を覚えていないようだった。身体が弱いという幼馴染の見舞いに行って、そのまま食事をして戻って来たみたいだ。
彼と結婚してからずっとそう。私がデートをしてみたい、と言えば了承してくれるものの、当日幼馴染の女性が体調を崩して「後で埋め合わせするから」と彼女の元へ向かってしまう。埋め合わせなんて、この三年一度もされたことがありませんが?
もう我慢の限界というものです。
「離婚してください」
「一体何を言っているんだ、君は……そんなこと、出来るはずないだろう?」
白い結婚のため、可能ですよ? 知らないのですか?
あなたと離婚して、私は第二の人生を歩みます。
※カクヨム様にも投稿しています。
文字数 14,556
最終更新日 2021.08.10
登録日 2021.07.31
妹ルイーズに縁談が来たが、それは妹の望みでは無かった。
彼女は姉アリスの婚約者、フィリップと想い合っていると告白する。
何も知らずにいたアリスは酷くショックを受ける。
先方が承諾した事で、アリスの気持ちは置き去りに、婚約者を入れ換えられる事になってしまった。
悲しみに沈むアリスに、夫となる伯爵は告げた、「これは白い結婚だ」と。
運命は回り始めた、アリスが辿り着く先とは… ◇異世界:短編16話《完結しました》
文字数 66,893
最終更新日 2021.12.10
登録日 2021.11.27
「なんかさぁ、おかしな噂聞いたんだけど」
結婚式の時から一度もあった事のない私の夫には、最近子供が産まれたらしい。
夫のストマック辺境伯から領地には来るなと言われていたアナベルだが、流石に放っておくわけにもいかず訪ねてみると、
えっ? アナベルって奥様がここに住んでる。
どう言う事? しかも私が毎月支援していたお金はどこに?
ーーーーーー
完結、予約投稿済みです。
R15は、今回も念の為
文字数 16,863
最終更新日 2021.07.08
登録日 2021.06.27
愛していた旦那様が、妹と口付けをしていました…。
「……旦那様、何をしているのですか?」
その光景を見ている事が出来ず、部屋の中へと入り問いかけていた。
そして妹は、
「あら、お姉様は何か勘違いをなさってますよ? 私とは口づけしかしていません。お義兄様は他の方とはもっと凄いことをなさっています。」と…
旦那様には愛人がいて、その愛人には子供が出来たようです。しかも、旦那様は愛人の子を私達2人の子として育てようとおっしゃいました。
信じていた旦那様に裏切られ、もう旦那様を信じる事が出来なくなった私は、離縁を決意し、実家に帰ります。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全8話で完結になります。
文字数 8,977
最終更新日 2021.09.20
登録日 2021.09.15
アルキメデス商会の会長の娘レジィナは、恩ある青年貴族ウィスベルが婚約破棄される現場に居合わせた。
ウィスベルは、親が借金をつくり自殺して、後を継いだばかり。薄幸の貴公子だ。
「私がお助けしましょう!」
レジィナは颯爽と助けに入り、結果、彼と契約結婚することになった。
別サイトにも投稿してます(https://ncode.syosetu.com/n0596ip/)
文字数 12,605
最終更新日 2024.01.12
登録日 2024.01.12
[ディエム家の双子姉妹]
ディエム侯爵家には双子の姉妹がいた。
一人が私のことで、もう一人は私と全く似ていない妹のことだ。
両親は私が良いところを全部持って生まれて来たと言って妹を笑っていたから、そんな事はないと、私が妹をいつも庇ってあげていた。
だからあの時も、私が代わりに伯爵家に嫁いで、妹がやりたいことを応援したつもりでいた。
それが間違いだったと気付いたのは、夫に全く相手にされずに白い結婚のまま二年が過ぎた頃、戦場で妹が戦死したとの知らせを聞いた時だった。
妹の遺体に縋って泣く夫の姿を見て、それから騎士から教えられたことで、自分が今まで何をやってきたのか、どんな存在だったのか、どれだけ妹を見下していたのか思い知った。
文字数 64,548
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.03.18
「付き合っている恋人がいるんだ。二人とも愛してる⋯⋯」
はじまりは国王の決めた婚姻だったけれど、毎日のように会いに来て『愛してる』『結婚する日が待ち遠しい』と囁いていた婚約者。
ところが、結婚式の前日になってまさかの二股報告。
とても仲良くしていた日々はなんだったの⋯⋯。
せめてもう少し早く教えてくれたらと思いつつも、婚約者に対してあまり無理を言えない過去を持つリリスティーナは、
「では、⋯⋯⋯⋯」
この決断を死ぬほど後悔した主人公と仲間達の戦い。
前作【育成準備完了しました。お父様を立派な領主にして見せます】登場人物も出てきます。
ーーーーーー
ゆるふわの中世ヨーロッパ、幻の国の設定です。
完結迄予約投稿済で、約九万文字程度。
R15は念の為・・
文字数 93,379
最終更新日 2022.05.17
登録日 2022.05.05
この先はファンタジー色が強くなりすぎて恋愛ジャンルではどうかとの思いもあって完結させていましたが、ジャンルを移し連載再開することにしました。
よろしくお願いします。
「君を愛する事はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれなりに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のシルフィーナに、良縁など望むべくもないことはよく理解しているつもりで。
それでもまさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあって本人の希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ両親と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
貴族女性の人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
だから。縁談の話があったのも、ひとえに彼女のその魔力量を買われたのだと、
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
それなのに。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
まさか世継ぎを残す義務さえも課せられないとは、思ってもいなくって。
「それって要するに、ただのお飾り妻ってことですか!?」
「何故わたくしに白羽の矢が立ったのですか!? どうして!?」
事情もわからずただただやるせない気持ちになるシルフィーナでした。
それでも、侯爵夫人としての務めは果たそうと、頑張ろうと思うのでしたが……。
※本編完結済デス。番外編を開始しました。
※第二部開始しました。
文字数 100,634
最終更新日 2023.10.31
登録日 2022.05.15
ある日7歳の公爵令嬢コンスタンスが目覚めると、世界は全く変わっていたー。
自分は現在19歳の侯爵夫人で、23歳の夫がいるというのだ。
どうやら彼女は事故に遭って12年分の記憶を失っているらしい。
目覚める前日、たしかに自分は王太子と婚約したはずだった。
王太子妃になるはずだった自分が何故侯爵夫人になっているのかー?
見知らぬ夫に戸惑う妻(中身は幼女)と、突然幼女になってしまった妻に戸惑う夫。
23歳の夫と7歳の妻の奇妙な関係が始まるー。
文字数 166,549
最終更新日 2021.08.06
登録日 2021.04.06
傾いていた伯爵家を復興すべく尽力するジェフリーには、第一夫人のアナスタシアと第二夫人のクララ。そして、クララとの愛の結晶であるジェイクと共に幸せな日々を過ごしていた。
二人の妻に愛され、クララに似た可愛い跡継ぎに囲まれて、幸せの絶頂にいたジェフリー。
アナスタシアとの結婚記念日に会いにいくのだが、離縁が成立した書類が残されていた。
アナスタシアのことは愛しているし、もちろん彼女も自分を愛していたはずだ。
何かの間違いだと調べるうちに、真実に辿り着く。
全二十八話。
十六話あたりまで苦しい内容ですが、堪えて頂けたら幸いです(><)
文字数 64,825
最終更新日 2021.05.20
登録日 2021.05.03
「貴様とは白い結婚を貫く。必要が無い限り、私の前に姿を現すな。」
初夜に言われたその言葉を、私は忠実に守っていました。
けれど私は赦されない人間です。
最期に貴方の視界に写ってしまうなんて。
※全9話。
毎朝7時に更新致します。
文字数 23,452
最終更新日 2021.06.14
登録日 2021.06.06
父が腰巾着をしていた相手の家に、都合よく使われるために嫁がされたマリーゼ。
虐げられる日々の中、夫の愛人に殺されかけたのをきっかけに、古い記憶が蘇った。
そうだ! 私は前世で虐げられて殺されて、怒りで昇天できずに三百年ほど地縛霊になって、この世に留まっていたのだ。
せっかく生まれ変わったのに、私はまた虐げられている。
しかも大切な人の命まで奪われてしまうなんて……こうなったら亡霊時代の能力を生かして、私、復讐します!
※感想を下さったり、エールを送ってくださった方々、本当にありがとうございます!大感謝です!
文字数 131,341
最終更新日 2024.03.13
登録日 2024.01.24
侯爵令嬢のヴァネッサはある日、従兄弟であるリュシアンにプロポーズされるが、彼女には他に好きな人がいた。
だが、リュシアンはそれを知りながらプロポーズしてきたのだ。
リュシアンにも他に好きな人がいると聞かされたヴァネッサはリュシアンが持ち掛けてきた契約結婚を了承する。
だが、ヴァネッサはリュシアンが契約結婚を持ち掛けてきた本当の理由に気づかなかった…。
文字数 22,396
最終更新日 2023.12.25
登録日 2023.12.14
辺境で修道女をしていたユリアは、魔力持ちだったからという理由で聖女として祭り上げられ、セルツェ王国の若き国王「冷血王」ヴァレンスの元に嫁ぐことになる。
けれども、王国の治世を盤石なものとするための政略結婚であることを裏付けるかのように、ユリアがヴァレンスから手を出されることはなかった。
子どもに恵まれないまま結婚2年が経つ中、ヴァレンスに側室を娶ってはどうかとの話が上がっていることをユリアは知ってしまう。
そんな中、黒猫に優しくしているヴァレンスの姿を見て「私も猫に生まれることが出来たなら……」と思いながら眠りに就いたユリアが目覚めると、白猫の姿になっていて――!?
※ムーンライト様で完結済作品、全14話(7回裏)+後日談
※R18に※
※微獣姦あり
文字数 55,660
最終更新日 2022.11.03
登録日 2022.10.29
家族のために、婚約者である第二王子のために。政治的な理由で選ばれただけだと、ちゃんとわかっている。
大好きな人達に恥をかかせないために、侯爵令嬢シエラは幼い頃からひたすら努力した。六年間も苦手な妃教育、周りからの心無い言葉に耐えた結果、いよいよ来月、婚約者と結婚する……はずだった。そんな彼女を待ち受けたのは他の女性と仲睦まじく歩いている婚約者の姿と一方的な婚約解消。それだけではなく、シエラの新しい嫁ぎ先が既に決まったという事実も告げられた。その相手は、悪名高い隣国の英雄であるが――。
これは、どんなに頑張っても大好きな人の一番目どころか二番目にすらなれなかった少女が自分の「幸せ」の形を見つめ直す物語。
※他のサイトにも投稿しています
文字数 133,260
最終更新日 2023.07.25
登録日 2023.07.01
元子爵令嬢アンリには、夫がいる。
現国王の甥である、ダニエル・ベルガルド公爵。
彼と彼女が婚約するまでには、1つのドラマがあった。
ダニエルは当初、平民の女性と恋仲にあった。
しかし彼女と彼の身分差はあまりにも大きく、彼は両親や国王から交際を猛反対され、2人は彼らによって無理やり別れさせられてしまった。
そのダニエルと女性を引き剥がすために、アンリはダニエルと婚約することになったのだ。
その後、ダニエルとアンリの婚約はスムーズに維持され、学園を卒業後、すぐに結婚。
しかし結婚初夜、彼女に向かってダニエルは、
「君を愛することは出来ない。本当に愛しているのは、別れた彼女だ」
そう言って、平民の女性を屋敷に招き入れたのだ。
実は彼女と彼は、別れた後も裏で通じ合っており、密かに愛を温めていた。
お腹の中に子どももいるという。
「君は表向きの妻としていてくれ。彼女の子どもも、君との子どもとして育てる。だが、この先一生、君を見ることはないだろう。僕の心は、彼女だけのものだ」
……そうおっしゃっていましたよね?
なのにどうして突然、
「君のことも、ちゃんと見ようと思う」
なんて言い出したんですか?
冗談キツいんですけど。
文字数 8,390
最終更新日 2023.03.31
登録日 2022.03.28
アリスティアは初夜に、夫となった公爵から「貴女とは閨を共にするつもりも、子を成すつもりもない」と言い放たれ、決して愛する事はないと白い結婚を余儀なくされる。
ムーンライトノベルズさんでは「旦那様が言ったので」にタイトルを改題して掲載しております。
そちらに掲載するに当たり、本文少し修正しました。
文字数 103,450
最終更新日 2021.05.02
登録日 2020.10.02
どうして今更溺愛してくるんですか!?
メイドのエーリカは笑顔が魅力的な天真爛漫な少女だった。ある日奉公先の伯爵家で勧められた縁談、フォンブラウン侯爵家の嫡男ジークハルトとの婚姻を迫られる。
しかし、
「これは契約婚だ。私が君を愛することはない」
そう云い放つジークハルト。
断れば仕事もクビになり路頭に迷う。
実家に払われた支度金も返さなければならなくなる。
泣く泣く頷いて婚姻を結んだものの、元々不本意であったのにこんな事を言われるなんて。
このままじゃダメ。
なんとかして契約婚を解消したいと画策するエーリカ。
しかしなかなかうまくいかず、
それよりも、最近ジークハルトさまの態度も変わってきて?
え? 君を愛することはないだなんて仰ったのに、なんでわたくし溺愛されちゃってるんですか?
文字数 41,283
最終更新日 2023.04.26
登録日 2023.04.01
借金を肩代わりする事を条件に、スチュワート・デブリン侯爵と契約結婚をしたマリアンヌだったが、契約結婚を受け入れた本当の理由はスチュワートを愛していたからだった。
契約結婚の最後の日、スチュワートに「俺には愛する人がいる。」と告げられ、ショックを受ける。
そして契約期間が終わり、離婚するが…数ヶ月後、何故かスチュワートはマリアンヌを愛してるからやり直したいと言ってきた。
設定はゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全9話で完結になります。
文字数 10,493
最終更新日 2021.08.28
登録日 2021.08.24