トラウマ 小説一覧
41
同期の本田慧に密かに想いを寄せる広瀬紗世は、過去のトラウマから一歩踏み出せずにいた。
半年前、慧が『好きな人がいる』と言って告白を断る場面を目撃して以来、紗世は彼への想いを心の中に閉じ込めてしまう。
それでも同期として共に切磋琢磨する関係を続けていたが、慧の一言をきっかけに紗世の心が動き出す。
文字数 24,412
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.03.03
42
43
幼少期に読んだ絵本が、心の中で腐っている。
トラウマに感染した物語が体を蝕む奇病「蔵書症」——その治療法はただ一つ、患者の内面世界に潜り、腐った物語を縫い直すこと。
だが、パステルカラーの絵本世界に待っているのは、笑顔で内臓を盛り付ける怪異と、逃げることしかできない絶望だった。
繕い手・糸守縁、31歳。他人の痛みに一切共感できない。だからこそ、トラウマに引きずり込まれずに物語を縫い直せる。
解き手・鉤谷棘、24歳。他人の痛みがすべて自分の体に来る。だからこそ、トラウマの核を一瞬で見抜ける。
共感しない女と、共感しすぎる男。正反対の二人が、壊れた物語を摘出する——グロゴアホラー×バディ探索×心理ドラマ。
「治してどうするの?」
腐った世界の片隅で、黒い影が嗤っている。
「最初から壊れた物語を与えれば、壊れたまま生きていける」
治す者は、自分自身を治せるのか。
文字数 147,751
最終更新日 2026.02.28
登録日 2026.02.16
44
高校二年生の夏。
望月暁那は、同級生の来栖宰斗と付き合い始める。
彼は校内トップの成績で、気さくで誰からも好かれている。
しかしそれは偽りの顔。
他人に興味が無く、人の愛情を微塵も信じていないサイコパス。
それが宰斗の本来の姿。
暁那は隠された彼の顔の片鱗に気づきながらも、依存のように宰斗に惹かれていく。
これから、暁那の初恋は、悲しく哀れな結末を迎えることになる。
※この作品は、他サイトに投稿している物語のオマケのようなモノです。
わかりにくい箇所があれば、申し訳ありません。
文字数 3,029
最終更新日 2026.02.21
登録日 2026.02.21
45
ルーズソックスの白さは、少女が汚れていくための戦闘服だった。
「紺のソックスは嘘の証、白いルーズソックスは金の味。
47歳の主婦がクローゼットに封印した、血の滲むような270日の記録。」
小説紹介:『二つの靴下 ―寺田敦子の18ヶ月―』
【あらすじ】
世田谷で夫と二人の子供に囲まれ、穏やかな日々を送る47歳の主婦、寺田敦子。
ある冬の午後、実家のクローゼットの奥から見つかった一冊の古いシステム手帳が、彼女が封印した「もう一つの人生」を呼び覚ます。
1994年、15歳の春。
学校指定の「紺のハイソックス」を脱ぎ捨て、駅のトイレで真っ白な「ルーズソックス」に履き替えたあの日から、すべては始まった。
ブルセラショップ、ダイヤルQ2、鳴り止まないポケベルの電子音。
「女子高生」という最強のカードを武器に、大人たちの欲望を札束に変えていく。15歳にしてサラリーマンの年収を稼ぎ出し、自分は世界を支配していると錯覚していた。
しかし、札束の山と引き換えに、敦子の心は少しずつ摩耗し、やがて取り返しのつかない「闇」へと引きずり込まれていく――。
「私は一度、あの郊外のロータリーで死んだんだ」
ストーカー、裏切り、そして全裸で捨てられた絶望の夜。
そこから彼女がいかにして「普通の人間」へと這い上がり、今の幸せを掴み取ったのか。
バブルの残光と世紀末の退廃が入り混じる1990年代を背景に、一人の少女の破滅と再生、そして現在も続く「消えない傷跡」をリアルに描く、ブルセラ世代の魂の戦記。
文字数 20,916
最終更新日 2026.02.20
登録日 2026.02.19
46
地方都市で地味に暮らす佐和。以前の恋のトラウマに縛られて四年も恋愛から遠ざかる。そんな佐和に訪れた出会い。立ち止まる理由ばかりを探しても止まらない想いの先にあるものは。
文字数 53,272
最終更新日 2026.02.16
登録日 2026.02.01
47
ここは獣人族と人族が共存する豊かな国、バロアス王国。
隣国から出奔した人族のシュナは昼は清楚な姿、夜は化粧をして妖艶に変わり、夜な夜な一夜限りの快楽を求める夜の巷では有名な『悪女』の異名を持つ。
シュナはとあるトラウマを克服する為にそんな二重の生活をずっと続けてきた。ある時ひょんなことから、これまた巷では有名な異名『正統派クズ』と噂されるイアンと出逢う。
そんなクズ同士がちょっと尋常に勝負してみることになった。
関わりが増えるにつれ互いの存在が居心地良く、共に居る時間も徐々に増えていく。
そしてお互いの異名を返上しようと歩み寄ろうとした時に事件は起きた。
トラウマから目を背けず敢えて刹那的に克服しようとする人族シュナと、傷だらけで一人で蹲りながらも挑み続けるシュナに正統派クズの由縁を根底からひっくり返された孔雀族のイアンとの淫らで切なくも純粋な恋物語。バロアス国第三作目。
R18部分には※マークで表示します。
胸糞部分には※※マークで表示します。
外部サイトにも投稿しています。
文字数 240,754
最終更新日 2026.02.15
登録日 2025.12.18
48
こちらお題箱をきっかけに書かせていただきました原作者によるセルフ二次創作です。
長編シリーズ「君しかいらないのに君だけ手に入らない」から総攻めだった主人公の隼人、「疼いて疼いて仕方ないのに先生が手を出してくれない」の攻め加賀見先生がひょんなことからベッドを共にしてしまった、という本編とは別時空……IFルートのお話です。
なので長編シリーズを楽しんでくださっていた方は非常に閲覧注意です!
ちなみに加賀見✕隼人です。
イメージが壊れるかも、攻めの受け堕ちは無理、という方は避けていただければ幸いです。
長編シリーズを読んでいない方も楽しんでいただける内容にはなっていますので、惹かれるものがあったらお楽しみ頂ければ嬉しいです。
普段よりも性描写多めです。
文字数 969,744
最終更新日 2026.02.14
登録日 2022.04.14
49
庶子のペルリタは、伯爵家で冷遇されながらも、アイデンティティへの強い自信で、自分の心を保ってきた。しかしそれでも目立たないように、いじめられないように自分を殺す日々。そんなある日参加した夜会でペルリタは、「暴君」と言われている公爵に遭遇する。しかも、ペルリタの最大の秘密も知られてしまって……。
ペルリタは帝国で迫害を受ける魔女の末裔だった。
このままでは火炙りにされる!そう思ったペルリタは逃走を決意するが、そんな中、公爵から婚姻の申し出が出て……。
知らず知らずに想われていた魔女のお話。
*昔、ピッコマ様のコンテストに『うちの夫は正気じゃない 魔女であることがばれたのにその溺愛は止まらないないらしい』(作者名はなびら)というタイトルで挑戦した作品です。久しぶりに読み返してみて続きを書いてみようかと思いました。書き直しをしていきながら投稿していこうかと思います。*小説家になろう様でも公開しております。
文字数 72,018
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.01.22
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「お前のようなデブスは嫁にもらってくれるような男なんかいない。だから絶対に司法試験に合格して弁護士になれ」と父親から言われ、三歳の頃から六法全書を暗唱させられて育った奈々実は、高校二年生の時、異世界に転移した。そこは、魔法があるのに空を飛ぶと言う概念が無い(ついでにパンツも無い)辺境の小国。出会ったイケメンにダイエットと詐称して溺愛される。いっしょに転移した、性的虐待のトラウマに苦しむ美少女の江里香は、少年兵に化けて、帝都を目指して旅立つ。
この小説における魔力・魔法は、きわめてご都合主義的なものです。『なんちゃって魔法』です。有名な映画やゲームのような、きちんとした魔法ではありません。
他サイトにも公開中です。少しずつ修正しながら公開していきます。
この作品の無断転載、無断使用、自作発言を禁じます。フリーそざいではありません。
文字数 381,724
最終更新日 2026.01.31
登録日 2023.08.03
53
文字数 534,985
最終更新日 2026.01.30
登録日 2024.01.28
54
妹の仇。兄の復讐は、ログインから始まる。
高校生の妹・茜が、不登校になった。
原因は、元カレが流した、卑劣で下品な嘘の数々。
怒りに震える兄・勇人は、拳ではなくキーボードを取った。
独学で築き上げたITスキル。
狙うのは、加害者が肌身離さず持ち歩く「スマホ」の深淵。
バックドアの設置。リアルタイムの監視。そして、1,000人を招待した「断罪のライブ配信」。
暴力は使わない。1滴の血も流さない。
ただ、奴が隠し持っていた「醜悪な本性」を、世界という明るい場所に引きずり出すだけだ。
「マウス一つで、お前の人生を『強制終了(シャットダウン)』してやる。」
これは、大切なものを守るために「加害者」になる道を選んだ兄の、孤独で冷徹な復讐記録。
文字数 11,603
最終更新日 2026.01.22
登録日 2026.01.22
55
花屋『フルール・リリエン』で働くオメガの藍沢湊は、かつて家柄を理由に番(つがい)に捨てられたトラウマから、アルファを頑なに拒絶して生きてきた。
強力な抑制剤でフェロモンを隠し、ひっそりと暮らす湊。しかしある雨の日、店に現れたIT企業社長のアルファ・橘蓮に見初められてしまう。
「この花、あなたに似ている」
毎日店に通い詰め、不器用ながらも真っ直ぐな愛を注ぐ蓮。その深い森のような香りに、湊の閉ざされた心と、抑え込んでいた本能が揺さぶられ始めて――?
傷ついたオメガ×一途で完璧なスパダリ社長。
雨上がりの紫陽花のように涙に濡れた恋が、あたたかな陽だまりに変わるまでの、救済と溺愛のオメガバース。
※この作品には、性的描写の表現が含まれています。18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
文字数 26,494
最終更新日 2026.01.19
登録日 2026.01.19
56
エリート御曹司は傷心の彼女に溢れる深愛を甘く刻み込む
レンタル有り旧題:君に捧げる一途な愛~御曹司は傷ついた彼女を守りたい~
木下志乃は付き合っていた彼氏を妹に奪われた過去があり、恋愛に消極的になっていた。
ある日、志乃と同じ会社で働いている無口で堅物と言われている経理部課長の小笠原政宗と知り合う。
いろんな偶然が重なり、一緒に過ごす機会が増えた志乃と政宗。
次第に政宗のことが気になり始めるけど、元カレの裏切り行為に心に傷を負った志乃はどうしても一歩踏み出せずにいた。
そんな志乃を「誰よりも大切にする」と言って政宗は一途な愛で包み込み、二人の距離は縮まっていく。
だけど、ひょんなことから政宗がとある会社の御曹司だと知った志乃。
政宗本人からそのことを聞かされていない志乃はショックを受けてーーー。
文字数 147,023
最終更新日 2026.01.13
登録日 2025.01.27
57
「ただ逃げ出しただけなのに」
自分が生き残ったことを悔やむ”唯一の生き残り”に転生勇者が猛アプローチするだけ
文字数 4,767
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.04
58
「死ぬ瞬間のあなたが、一番美しい」
若き天才監督、白石瑞希。彼女の撮る映像には、誰も真似できない「命の輝き」が宿っていた。 だが、その裏側には禁断のシステム【ライブ・エディット】の存在があった。
それは、現実をリアルタイムで編集し、不要な人間を「ゴミ箱(デリート)」へ捨てる狂気の技術。 撮影中に起きた主演女優・莉央の怪死事件。しかし、カメラには映るはずのない「未来の殺人者」が記録されていた。
ひとり、またひとりと、瑞希の周囲から人間が消えていく。 ある者はデジタルノイズとなって霧散し、ある者はテレビ画面の中から助けを求め、ある者は「放送事故」として処理される。
「視聴率さえ稼げれば、現実なんてどうでもいい」
欲望のままに世界を切り刻む瑞希。だが、彼女はまだ気づいていなかった。 視聴率が100%を超えたとき、レンズの向こう側から「真の監督」が自分を見つめていることに。
そして、この物語を読んでいる【あなた】も。 もう、カメラの射程圏内(フレーム)に入っている。
映像が現実を侵食する、新感覚メタ・ソリッドホラー。 ――さあ、地獄のクランクインです。
文字数 28,451
最終更新日 2026.01.09
登録日 2026.01.02
59
60
君は僕を信じていなかった僕は君を信用していなかった。
入社三年目の神島サトルは入社時に既に結婚を予定していた彼女がいた。当時の僕の部署は予期せぬイレギュラーの発生でとんでもない忙しさが何ヶ月も続いた。
毎日クタクタになり帰宅していたが食事も取らずに寝ることもしばしばあった。彼女も僕を心配してくれていただろうその時迄は……
彼女と同棲をしていた僕達は結婚を機にマンションへの転居を視野に頑張ってきたのだ。ある日溜まった疲労のせいか体調不良で会社を早退し昼過ぎに帰宅した。
が何かが変だった。何だコレはAVを見ているのか?外まで音が漏れている部屋に入るとそこには……その時のトラウマで僕は女性の手作りの物が口に出来なくなってしまった。
そんな僕に今年入社の美和三和子がグイグイ迫り来るのだが……
文字数 207,479
最終更新日 2026.01.09
登録日 2025.05.25
61
第三部隊には「性処理係」が存在する。
魔物との戦争が続く国。
一般兵ウォルトに与えられた任務は、兵士たちの『処理係』。
理不尽な任務の痛みと屈辱に、心を失いかけていた。
そんな彼を救ったのは、一輪の花と――花屋の青年・カイだった。
ちいさな希望、会うたび募る淡い恋心、
そして、“生きたい”という気持ち。
花の香りとともに差し伸べられた温かな光が、ウォルトの世界に再び色を戻していく。
――ふたりの恋がつなぐ、救いと再生の物語。
※R18/暴力・性被害の描写を含みます。苦手な方はご注意ください。
文字数 28,376
最終更新日 2026.01.02
登録日 2025.11.14
62
道弥と有一は、交際一年半。
深い関係になってからは、さらに円満なお付き合いに発展していた。
そんな折、道弥は、親に紹介したいと有一から打診される。
両親と疎遠になっている道弥は、有一の申し出に戸惑い、一度は断った。
だけど、有一の懐の深さを改めて思い知り、有一の親に会いたいと申し出る。
道弥が両親と疎遠になっているのは、小学校6年生のときの「事件」がきっかけだった。
祖母に引き取られ、親と離れて暮らすようになってからはほとんど会っていない。
ずっと仄暗い道を歩いていた道弥を、有一が救ってくれた。
有一の望むことは、なんでもしてあげたいくらいに感謝している。
有一の親との約束を翌日に控えた夜、突然訪ねてきたのは、
祖母の葬式以来会っていない道弥の母だったーー。
道弥の学生時代の、淡く苦い恋が明かされる。
甘くてしんどい、浄化ラブストーリー。
===
【登場人物】
都築 道弥(つづき みちや)、25歳、フリーランスデザイナー
白川 有一(しらかわ ゆういち)34歳、営業部社員
常盤 康太(ときわ こうた)道弥の同級生
===
【シリーズ展開】
前日譚『僕の痛み』
時系列
『僕の痛み』→『僕の歓び』
文字数 45,645
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.12.20
63
道弥と有一は、交際1年になる職場カップル。
二人は、キスより先に進んだことのない、清い関係のままだった。
女性経験の豊富な有一に対し、道弥にとっては初めてのお付き合い。
「性的なことに抵抗がある」という道弥を、
有一は受け入れ、無理に関係を進めようとはしなかった。
道弥は次第に、セックスができないことへ後ろめたさと焦りを募らせるようになっていた。
そもそも道弥が「性的なこと」に抵抗を抱くようになったのは、
小学校6年生のときの「事件」がきっかけだ。
「事件」をきっかけに、親とも疎遠になり、自分の殻に篭りがちだった道弥にとって、
ありのままを受け入れてくれる有一の存在は日々大きくなっていく。
有一のために「変わりたい」と自分を追い込んだ道弥はーー。
しんどくて甘い救済ラブストーリーを目指しました。
===
【登場人物】
都築 道弥(つづき みちや)、25歳、フリーランスデザイナー
白川 有一(しらかわ ゆういち)34歳、営業部社員
===
【シリーズ展開】
後日譚『僕の歓び』
時系列
『僕の痛み』→『僕の歓び』
文字数 55,139
最終更新日 2025.12.20
登録日 2025.12.20
64
アルファのフェロモンを嫌な臭いとしか感じられないオメガの笙悧(しょうり)は、ベータの宇宙(そら)といっしょにいることに、安らぎを感じていた。
絶対に好きになっちゃいけないことは、わかっていた。
笙悧にはアルファの婚約者がいて、大学を卒業すれば、番になることが決まっていた。
えっちな話には、#付き。
文字数 194,791
最終更新日 2025.12.14
登録日 2025.03.16
65
小学生のときに受けた検査でオメガだと判明してから、水野 遥(みずの はるか)は家の屋根裏部屋に閉じ込められている。
それでも遥は、絵本の中の王子様のような誰かが、いつか迎えに来てくれると信じて、毎日を生きていた。
そんなある日、父から突然「お前に引き取りの話があった。来週、相手の家へ行ってもらう」と告げられる。
希望を抱いて向かった先で、遥を待っていたのは――これまで以上の地獄だった。
オメガが虐げられる世界で、傷つきながらも懸命に生きてきた遥が、救い出され、愛され、幸せになるお話です。
溺愛アルファ × 不憫オメガ
※前半は無理やりな描写や暴力的な表現が続きます。苦手な方はご注意ください
※基本的に、毎日20時に更新していきます(変更がある場合はXでお知らせします)
※他サイトにも掲載しています
文字数 267,231
最終更新日 2025.12.10
登録日 2025.08.02
66
【毎晩20時更新】
人気香水『Veil』を生み出した調香師・湊。
だが、その香りを最後に、彼は一本も香水を作れなくなっていた。
理由は――忘れたくても忘れられない、“ある恋人”の残した記憶と香り。
眠れない夜を抱える湊は、ある日、添い寝屋『ぬくもり』のスタッフ・悠と出会う。
穏やかでまっすぐな青年との時間は、
湊の止まっていた感覚をゆっくりと解きほぐし、閉じていた心に、かすかな光をもたらしていく。
しかし、湊の前に“過去”が再び現れたとき、
癒えかけていた心は揺さぶられ、眠れない夜が戻ってくる。
それでも――香りは、もう一度人を救うことができるのか。
再生、愛、そして“ぬくもり”の物語。
傷を抱えた調香師が、“誰かと眠る”ことを通してもう一度、自分の香りと人生を取り戻していく。
文字数 44,059
最終更新日 2025.12.07
登録日 2025.11.22
67
呪詛対策機関に所属する風使いとして、日々カタチある呪詛の討伐任務に勤しんでいたレオナルドは、ある日同僚の炎使いとの合同任務中、突然現れた水使いに水浸しにされる。
コミュニケーション能力に著しく欠ける水使いの顔には、ヒトガタの呪詛がエサと定めた印である爪痕が、べったりと刻まれていた。
『キミの肉体と魔力が充分育って、その心が真っ黒な絶望に染まったとき、最高のご馳走となったキミを食べてあげる』
心を閉ざした死にたがりの水使いは、レオナルドたちが差し伸べる手を拒絶するばかり。
そして、歴代最強と言われた『彼』が『彼女』であったことが明るみになったとき、事態は一気に加速する。
――これは、戦禍による負の遺産に呪われた大陸で、懸命に今を生きる人々の物語。
※ ヒロインが、諸事情により大変口が悪いです。また、幼少期から虐待(性的なものはおさわり程度、精神的・暴力的なものは重度)を受けています。そういった描写が苦手な方は、自衛をお願いいたします。
文字数 144,335
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.11.01
68
天使の仮面を被った家政夫が、反社のバラシ屋に保護されて監禁同棲が始まる。
美貌と美声で“天使すぎる家政夫”として人気者の天久使冴。
しかし夜の顔は、ゲイ風俗で働く“天使みたいなネコ”。
作られた天使の仮面と、本来の自分との乖離に苦しんでいた。
幼い頃に家族を火事で亡くし、児童養護施設で育った使冴を可愛がってくれた砂川匠は、今は暴力団に所属し、使冴を利用して危険な仕事をさせている。指名してくる客は砂川の取引相手で、失敗すれば暴力と性暴力、それを撮影した動画による脅迫。逃げ場はどこにもなかった。
その中の常連客・スミに「どうしたい?」と問われ、思わず零れた本音は「捨てたい」。
次の瞬間、使冴はスミに連れ去られていた。
目覚めた場所は見知らぬ高層マンション。スミの正体は御影伊純。「反社のバラシ屋」として名高い組織の中枢を担う男だった。怖さと不信がある一方で、使冴の人生を「リセット」してやると伊純は断言する。
社会からも過去からも逃れられない使冴と、彼を救おうとする伊純。
監禁にも似た同棲生活の中で、恐怖と安堵、依存と信頼が絡み合っていく。
人生をリセットできたとして——その先にあるのは自由か、愛か、それとも再び檻か。
※独自設定強めのオメガバース。
ストレートな設定に飽きた人向け。
めがねあざらし(https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/921296250)様に表紙を描いていただきました。ありがとうございます。
使冴、格好良いです!
イラストも素敵ですが、小説も書いてらっしゃいます。BL大賞にも参加されています!
文字数 226,015
最終更新日 2025.12.04
登録日 2025.10.01
69
――ルールを守らない人は苦手だ。守らない人の気が知れない。
それなのに、どうして。
「ツイてないね、月森サン。25日だけとはいえ、嫌ってる奴らと一緒にお勉強だなんて」
ルールを守らない代表格の“困り者”たちと一緒にいなきゃいけないの……⁉
「俺にとっての努力は、救いにさえなってくれないんだよ」
頻繁に授業をサボる、学年一の天才。
「“そんなこと”で俺は殺された! ただの俺に価値なんてないんだよ……!」
不用品ばかりを持ち込むムードメーカー。
「もう誰にも迷惑はかけてない。だから好きなことくらい、好きなようにやらせろよ」
対人恐怖症の器用な発明家。
「周りがそう育てたんだよ、俺を。俺は俺でいることしか許されなかったんだ」
ギャップがすごすぎる大人気俳優。
ずっと、困り者だと思っていた彼らの素顔は……想像がつかないほど残酷で、抗っていて。
「私は……君にとっての都合のいい人間じゃない。勝手に救いになんてしないで」
だから“救われよう”なんて、考えないでほしい。
「俺、こよねに救われるために生まれてきたのかもね」
「……自分で這い上がってきた結果だよ、それ」
困り者な彼らと、ルール絶対主義な少女の抱えるもの。
それはきっと、互いに地上へと這い上がってくるものになる。
「今度はこよねと二人でお菓子作りたいかも……なんてなっ」
「月森がずっと傍にいてくれたら僕、多分幸せになれるよ」
「あはっ、こよねはきびし~ね。厳しいこよねも可愛くて好きだよ」
「……月森サンは怒ったり悲しんだりするより、笑ってたほうがいいよ。俺はそっちがいい」
文字数 67,375
最終更新日 2025.12.01
登録日 2025.10.18
70
※第2部準備中。
クールで男前な見た目に反し、透き通るような美しい女声をもつ子爵子息クラヴィス。前世を思い出し、冷遇される環境からどうにか逃げだした彼だったが、成り行きで性別を偽り大の男嫌いだという引きこもり凄腕魔法使いアルベルトの使用人として働くことに。
訳あって視力が弱い状態のアルベルトはクラヴィスが男だと気づかない。むしろその美声を気に入られ朗読係として重宝される。
そうして『メイドのリズ』として順調に仕事をこなしていたところ、今度は『無口な剣士クラヴィス』としても、彼と深く関わることになってしまって――
文字数 54,928
最終更新日 2025.11.28
登録日 2025.10.31
71
冷たい王レオナルドとの30年間の結婚生活で、私は一度も愛されなかった。45歳で死んだその日、感じたのは悲しみではなく、解放感だった。
目を覚ますと、私は海峡都市国家アルカナの香料商フィオーレ商会の娘・リリアーナとして17歳に転生していた。前世の記憶と30年分の痛みを抱えたまま。だが今度こそ、誰かの影で生きるのはごめんだ。婚約者候補として推された貴族バルトロメオを自ら断り、私は新しい道を選ぶ——「香り」で生きる道を。
東方と西方の文化が交差するこの街で、私は庶民向けの「海峡の香りシリーズ」を開発する。ラベンダーと白檀、ローズとウードを融合させた香りは、対立する東西の住民たちの心を和解へと導いた。そして、その香りに魅せられた一人の男性——変装した青年ダミアーノが、実は若き領主だと知る。
「あなたの香りは、この街の未来そのものだ」
彼の優しい言葉に、凍りついていた私の心が少しずつ溶けていく。だが前世の記憶が、触れられることへの恐怖が、私を縛り続ける。30年間、夫の冷たい視線に耐えてきた私に、本当の愛を受け取る資格があるのだろうか?
ダミアーノは、10年前に東方出身の母を亡くし、文化の橋渡しを夢見る領主。彼もまた、傷を抱えていた。私たちは互いの痛みを理解し、香りを通して少しずつ心を開いていく。
だが幸せが近づくほど、前世の影は濃くなる。暗殺者の刃が私に向けられたとき、ダミアーノは迷わず身を挺して庇った。「君を失うくらいなら、僕の命などいらない」——その瞬間、私の凍てついた心が完全に溶けた。
前世で一度も触れられなかった唇に、優しいキスが降りる。30年間求め続けて得られなかった温もりが、今、ここにある。
中央政府からの試練、3人の審査官それぞれの「心の傷」を癒す香りの創作、そして公式婚約——。私はもう、誰かの影ではない。海峡の街で、愛する人の隣で、香り高く生きる自分自身だ。
やり直しの人生で掴んだ真実の愛。それは、もう誰にも奪わせない。
文字数 62,862
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.12
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オリジナルキャラクターを酷い目に合わせるための小説です。全てが短編で、一話完結のこともあります。自創作ではありますが、Ifが多いです。時系列グチャグチャ。ただ、書きたいと思ったところを好きなように書いているだけです。
主な描写:トラウマ、傷、欠損(If)、フラバなど。苦手な方は御遠慮ください。
文字数 7,196
最終更新日 2025.11.07
登録日 2025.11.07
74
共存と救済、自由へと続く物語
午前0時になると、鳥に姿を変えてしまう神楽朔(かぐらさく)は“異”なる者として人々に紛れ、隅田川のほとりにあるマンションに暮らしている。
ある夜、隣人の三日月リクとその秘密を共有することとなり、関係が深まってゆく――。
東京を舞台に描かれるファンタジーロマンス。
ずっと一緒に、いてくれる?
その美しさに触れたい――
***ワンコ系(フィンランドと日本のダブル)背景描き&黒髪愁い系気象予報士、年の差(8歳差)カップル♪春夏秋冬・クリスマス、巡る季節のラブストーリー***
*現在、他のサイトにも投稿している関係で(完結しておりますが)後半部分が非公開設定となっております
文字数 63,600
最終更新日 2025.10.26
登録日 2025.08.09
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学生時代に起こったある出来事をきっかけに、ゲイであることをひた隠して生きてきた数学教師・本田崇人。
抑圧されてきたセクシャリティに耐え切れず、ついにはゲイバーへ足を運んでみるも薬を盛られて意識朦朧となってしまう。
真冬の深夜。寒空の下、マンションの生垣に倒れていた所をリョウと名乗る人物に発見され、介抱してもらった事から二人は互いを意識するようになるが——
自分の感情に不器用なリョウと過去のトラウマから本心を曝け出すのが臆病な崇人。
眠らない街・『新宿』は、そんな二人に思いもよらない試練を与える。
ゲイバー『Utopia』のオーナー・遊羽人は界隈慣れしていない崇人を強請って、大金をせしめようと目論むのだった。
微妙にすれ違う彼らは、果たして互いの想いを素直に伝えられるのか——
新宿Sleepless Nightシリーズ
第一部 「リョウ×崇人」
***
東洋一の歓楽街・眠らない街『新宿』を舞台にそれぞれの人生と想いが交錯する、ままならない大人の恋愛模様を描いた『両片思い』にすれ違う男たちのBL群像劇ラブストーリー。
オムニバス形式で全6編(予定)
文字数 163,874
最終更新日 2025.10.23
登録日 2025.10.17
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小さい頃から本の世界に心を寄せ、憧れのヒロインに自分を重ねてきた綾。中学生の頃、両親を交通事故で亡くし、彼女の唯一の心の支えは両親の形見の枕だった。しかし高校生になったある日、その枕があっても眠れなくなる出来事が起きる。
不眠に悩む綾を心配するのは、幼馴染であり、密かに彼女を想う涼也。眠れぬ夜と交錯する二人の距離は、友情から特別な想いへと揺れ動く――果たして綾は、涼也とともに心穏やかな眠りを取り戻せるのか。
文字数 5,736
最終更新日 2025.10.15
登録日 2025.10.15
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一人の大学生の死をきっかけに、再び動き出した、止まっていた“想い”。
大切な人を失った律(りつ)と、過去に傷を負った刑事・門叶(とかない)
律を取り巻く人間の、それぞれの執着と秘密が、やがて事件の核心へと繋がっていく。
誰かを愛したことは、罪なのだろうか……
背負った過去と向き合いながら、それでも前に進もうとする人々の、痛くて、やさしい群像BLミステリー。
事件をきっかけに再会した二人の、新たな恋の始まり。
@ 続編あります。『浄められた夜 〜you are my world 〜』です。公開予定は 10月20日です。
よろしくお願いします。
文字数 148,162
最終更新日 2025.10.13
登録日 2024.11.07
79
文字数 5,125
最終更新日 2025.10.11
登録日 2025.10.11
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人の嘘が「声の色」として見える特殊能力を持つ図書館司書、水森詩織。幼い頃から偽りの色彩に傷ついてきた彼女にとって、世界は汚れた嘘でできたヘドロの洪水だった。静寂と秩序だけが支配する図書館を唯一の避難所とし、誰にも心を許さず生きてきた。
そんな彼女の日常は、一人の男の出現によって静かに崩れ始める。閉館間際に現れたその男の声は、どこまでも純粋な「無色透明」だったのだ。
彼の名は、海道蓮。人間の心の闇や嘘をテーマにした作品で知られる、ベストセラーミステリー作家。誰よりも嘘を知り尽くしているはずの彼が、一切の嘘をつけないという巨大な矛盾。
蓮の透明な声に唯一の安らぎを見出し、次第に惹かれていく詩織。しかし、二人の心を繋いだ蓮の新作小説が、過去の悲劇と裏切りを呼び覚ます。蓮の人生を破壊した「泥色の声を持つ男」が、再び彼らの前に現れた時、詩織の呪いであったはずの能力は、やがて愛する人を守るための唯一の剣となる。
信じられるものが何もない世界で、それでも人を信じようとする二人の魂の軌跡を描く、感動の物語。
文字数 31,324
最終更新日 2025.10.01
登録日 2025.10.01