西洋風ファンタジー 小説一覧
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1
「刺繍しかできない妻はいらない」と離縁されましたが、結界刺繍師の私だけが呪われた大公様に触れられるようです
夫の工房で八年間、王宮礼装や防護幕に結界を縫い込みながら、その功績も名前も奪われてきたエリアーヌ。
愛人を王宮刺繍室の新主任に据えた夫クロードから、「刺繍しかできない妻はいらない」と離縁を告げられた彼女は、職人印まで渡せという要求を拒絶。制作記録と自分の印を守り、侯爵家を出る。
そんなエリアーヌを一人の職人として迎えたのは、湖上都市アステルを治めるルシアン大公だった。
彼は強大な魔力が冷気となって漏れ出す呪いを負い、触れた相手を傷つけてしまうため、誰とも触れ合えずに生きてきた。
ところが、エリアーヌの銀糸と結界刺繍は彼の冷気を鎮め、彼女だけはその手に触れても傷つかない。
切断された防護幕。大公宮へ持ち込まれた王都製の銀糸。侯爵家に奪われた設計図。
事件の真相を追ううちに、ルシアンはエリアーヌの技術だけでなく、彼女自身を大切にするようになる。
これは、名前を奪われた結界刺繍師が、自分の仕事と誇りを取り戻し、誰にも触れられない大公の特別な人になる物語。
一方、彼女を捨てた元夫は、工房を支えていたのが誰だったのかを思い知らされていく――。
2
断罪して抱くはずだった悪役令息に、全部つぶされました
BLゲームの主人公・聖者ノエルに転生した俺の目当ては、ただ一人。断罪されて全てを失った悪役令息ユリウスを引き取り、雨の夜に押し倒す——前世で11回見た、隠しルートの一枚絵だ。
ところが本物のユリウスは、俺を階段から突き落とさない。嫉妬もしない。王太子との婚約は「くれてやる」とあっさり手放す始末。
起きないなら起こせばいい。自作自演の事件を重ね、ついに迎えた断罪の夜会。だがこの悪役令息、性格は最悪なのに嘘だけはつかない男だった。
「俺が突き落とすなら最上段からやる」
筋書きは一つ残らずつぶされ、最後に残ったのは寝台の上の一枚絵——のはずが、どうも構図が逆らしい。
嘘をつかない悪役令息×好かれるために嘘をつく転生聖者。悪党同士の、筋書きにない恋の話。
3
オメガと偽って嫁いだベータですが、香りの分からない英雄大公が離縁してくれません
没落子爵家の次男ノエルは、家の借金と引き換えに北の英雄・ヴァルター大公のもとへ嫁ぐことになった。ただし、オメガと偽って。
本当のノエルは、発情期も香りも持たないただのベータ。嘘が露見すれば、家も自分もおしまいだ。
ところが初夜の寝室で、無口な大公は告げる。「三年経ったら離縁してよい」と。
戦の傷で香りを失った大公は、花嫁に触れようともしない。これなら隠し通せる。ノエルは離縁後の生活に備え、母譲りの薬草茶でこっそり商いを始めることにした。
けれど、手袋越しに支えてくれる手や、扉の向こうで一晩中待っていてくれる気配に、心は勝手に揺れていく。
「――俺は、香りで選んだことなど一度もない」
嘘から始まった契約結婚が、本物の恋になるまでの物語。
※オメガバース設定です(独自解釈あり)。ハッピーエンドです。
4
余命一ヵ月を宣告された公爵夫人は家出することにしました
最近体調が悪いと思っていたアデライン・アルスターは夫であるロイド・アルスターに黙ってこっそりと医師にかかった。その結果、余命一ヵ月だということが分かった。元々お転婆な性格だったアデライン。そんな彼女も政略結婚をしてからすっかり大人しくなっていたのだが……。「余命一ヵ月⁉ なら、こんなところで大人しくなんてしてらんないわ!」アデラインは自由を求めて家出を決行する。しかし、ロイドはそんな彼女を探し出し……
※小説家になろう様にて2026/10/08日間総合短編14位、日間異世界恋愛短編11位感謝!
※設定はふわふわ。ご都合展開もあります。
※予告なく修正、加筆する場合があります。
※他サイトからの転載。
5
「愛人に帳簿は読めますか?」婚約破棄されましたので、辺境伯様の財務官になります――元夫の領地が破産寸前でも知りません
「セラフィーナ。君との結婚を終わらせたい」
愛人を選んだ夫から離婚を告げられた公爵夫人セラフィーナ。
十年にわたり領地の財政を支えてきた彼女を待っていたのは、感謝ではなく、偽造された署名と夫が失敗した投資の責任だった。
罪まで着せられる前に公爵家を去ったセラフィーナは、ヴァルハルト辺境伯の財務官として再出発する。
ところが、渡された帳簿が示していたのは――兵士の給与が尽きるまで、あと三十七日という現実だった。
帳簿に載らない税金。焼かれた記録。消された承認頁。存在しない役職と、赤黒い蝋印。そして、何者かに奪われようとしている領地の通行権。
「数字は、人を責めるためではなく、守るために使うものです」
これは、不要だと捨てられた公爵夫人が、数字と証拠を武器に破産寸前の辺境領を救い、自分を正しく評価してくれる場所を手に入れる物語。
一方、彼女を追い出した元夫は、急激に悪化していく領地財政を前に、ようやく自分が捨てたものの価値に気づき始めていた――。
6
緋色の耽溺~瑠璃の貴公子は幼馴染の執愛に囚われる~
その夜、レオンハルトはうなされていた。
好色な王に婚約者を奪われたのだ。
小貴族の若き当主であるレオンハルトには、強権をもつ王に逆らうすべなどない。
うなされて飛び起きた彼のそばにいるのは、いつものように幼なじみのヴィルターであった。
緋色の髪をした幼なじみは、レオンハルトにとって唯一絶対味方の存在である。
「お前の手は気持ちいいな」
触れられた手が冷やりと心地よいのも、いつものことだ。
今夜が少し違ったのは、ヴィルターの手がレオンハルトの秘部にのびたから──。
「この奥に、もっと気持ちよくなれる処があるんだよ」
指で奥を弄いながらも、一線を超えようとはしないヴィルター。
──大切にしたいから。
その言葉に偽りはなかった。
しかし、レオンハルトに異様な執着を寄せる国王ルーカスの手がじわじわと彼に迫っていた。
【主な登場人物】
レオンハルト・クライン…弱小貴族クライン家の若き当主。家と王の板挟みになり苦しい立場。
ヴィルター・シュルツ…レオンハルトの幼なじみで、大貴族の跡継ぎ。レオンハルトにみせる執着はすこし常軌を逸しており…。
ルーカス・マイヤー・アインホルン…横暴な専制君主。レオンハルトの婚約者を奪うが、実は狙いは…。
エドガー・クライン…レオンハルトの弟。兄に逆らってばかりの困り者。
シンシア・シュルツ…レオンハルトの婚約者で、ヴィルターの妹。王に奪われるが、本当の想い人は…。
7
ある愚かな婚約破棄の結末
セドリック王子から婚約破棄を宣言されたアデライド。
王子の愚かさに頭を抱えるが、周囲は一斉に「アデライドが悪い」と王子の味方をして…………。
※一応ジャンルを『恋愛』に設定してありますが、甘さ控えめです。
8
おばあちゃんは心配で、心配で、安らかに眠れません!
ラニテル公爵家の大奥様ネリーネイオミ。
彼女は、夫亡き後は公爵代理として勤め、息子の忘れ形見である孫を育て上げた。
立派に成長した孫夫婦をみて、ようやく安心して夫の元へ逝けるはずだった。
「かわいそうな奥様、旦那様が浮気しているなんて」
(は? 浮気? コンスタンスが? マーガレットはどうするの??)
臨終の間際、孫に愛人がいるという噂を聞いてしまう。
浮気をしているかもしれない孫。
それに振り回されるかもしれない孫嫁。
彼らを残して、このまま安らかに眠れるか!
死神から七日間だけ時間を借りて、魂が若い体で実体化したネリーネイオミ。
「新人メイドのネネ」として公爵家へと止まる。
孫を問い詰めたくても、今のネネは公爵夫妻に近づくことはできない。
「正体がばれたらその場でお迎えしますからね」
死神のケチな制限に頭をかかえるネネ。
浮気の噂は本当か。
マーガレットは何を思うか。
七日後にネネは安心して、愛する夫の元へ行けるのか。
大事な家族が心配で安らかに眠れないおばあちゃんの七日間の記録を公開する!
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※基本的にR指定はないと思いますが、かなり際どい暴言が出ます。
※2026.10.25 完結予定です。
9
英雄ハーレム、崩壊記〜その娘が父の裏の顔を暴き、超えるまで〜
「僕はみんなを幸せにする」
その言葉で、父はすべてを押し通してきた。
次々と妻を娶り、愛人に囲まれ、女奴隷を買い上げる英雄アロフィス・ソルゾラス。
「外は危ないよ」
女たちを屋敷に閉じ込め、自分と一緒でなければ、外出すら許さない。
そして屋敷の女たちは、いつの間にか、ひとり、またひとりと入れ替わっていく。
「ここの女たちは、僕が雇ってるからね。やめてもらうことも、あるよ」
形見のネックレスを貸してくれた侍女が、父に呼ばれたきり、戻らなかった。
「お父様は……この家は、おかしい」
十三歳の朝、第一夫人の娘リリアは、ひとりで屋敷を出た。
持っていたのは、貯めた小遣いと、生まれつきの怪力。
家出した先で出会ったのは、海に浮かぶ宿を営む老婆と、信じられないほどよく食べる女冒険者だった。
「僕の五人目の妻になってほしい」
のちに父がそう求婚することになる、最高位の冒険者。
「リリアには、父親を超えてもらうわ」
メイドとして身を隠し、娘は戦う術を覚えていく。母を、あの家から堂々と連れ出すために。
そして知る。英雄の屋敷から消えた女たちが、どこへ行ったのかを。
偽りの英雄を支えてきた柱が、ひとつ、またひとつと折られていく。
その刃を握るのは、父が見向きもしなかった娘だった。
10
幸せのフォレ・ノワール ~傷ものと呼ばれた令嬢は、黒い森の悪魔伯爵と幸せを焼き上げる~
〝傷もの〟の汚名を着せられ、妹に婚約者を奪われ、全てを失った公爵令嬢ミルフィーユ。
父、オベール公は弁明を聞こうともせず、厄介払い同然にミルフィを黒い森へと嫁がせた。
ミルフィが、侍女のココットとともに、婚礼の馬車で向かった先は、一度入れば戻れないと恐れられる黒い森――フォレ・ノワール。
傷心のミルフィを迎えたのは、天使のように美しい家宰シルヴィと、血まみれで大猪を担いだ“悪魔伯爵”ファルケだった。
「この結婚は取引だ。惚れてもいない女を抱く気はない」
そう突き放したファルケだったが、かと言って、ミルフィを飾り物の妻にはしなかった。
「君には、何ができる?」
「砂糖を使わず、お菓子をつくってみせますわ」
敢然と答えたミルフィに与えられた試験は、砂糖を使わず、十五人の子どもに菓子を作ることだった。
良質な小麦、森の実り。
ミルフィが菓子を焼くたびに、貧しい領地に豊かさをもたらし、同時に、悪魔と呼ばれた夫の意外な姿も見えてくる。
居場所を失った令嬢と、不器用な愛し方しか知らない悪魔伯爵。
取引でしかなかった二人の結婚は、甘い香りとともに、少しずつ形を変え始める――。
11
誇りさえ踏みにじるというのなら
――私の誇りさえ踏みにじるというのなら、受けて立ちましょう
地味で控えめな侯爵令嬢イザラ。彼女は、婚約者である公爵嫡男エリオットを華やかな伯爵令嬢ベアトリスに奪われ、「真実の愛」を見つけたという身勝手な理由で一方的に婚約破棄を突きつけられる。
ベアトリスからは地味で退屈な女と公然と蔑まれ、尊厳を踏みにじられたイザラ。
だが、彼女は涙を見せず、侯爵家の誇りを守るため不当な破棄を断固として拒否。たった一人で反撃の証拠集めを開始する。
彼女が助力を求めたのは、社交界から距離を置き、冷徹と噂される辺境伯アレクシス。彼は、イザラの持つ鋼のような意志と冷静な知性を見抜き、彼女の非公式な協力者となる。
しかし、そんな彼女を待っていたのは「辺境伯と不貞を働いている」という、さらに悪質な濡れ衣だった――
12
【悪役令嬢×おっさん騎士】ヴァーミリオン・ソーサレス——真紅の咎姫と極光の騎士〜世界を敵に回しても、俺がお前を守り抜く〜
戦略級兵器搭載型お嬢様、爆誕!
七つの大罪で悪名を彩る、社交界の「悪」役令嬢。
エリスティア・ヴァーミリオン・ノーブルレッドがまかり通る!
国家の最終兵器として、王命により離宮へ幽閉されることになったエリスティア。
その移送を担う護衛の中に、くたびれた中年騎士――ケインドレがいた。
だが、道中を襲った暗殺者たちによって、護衛は次々と倒れていく。
最後に残ったケインドレは、彼女を守るため、かつて捨てた名を戦場に響かせる。
「我が名はケインドレ・ノールジール! 極光の騎士なり」
それは、かつて騎士たちの頂点に立ち、伝説と謳われた男の名だった。
迫り来る正騎士団。張り巡らされた卑劣な罠。
苛烈な逃避行の中、エリスティアは自分を守る騎士に、命だけでなく心まで預けていく。
しかし、ケインドレは身分と年齢の隔たりを理由に、その想いを拒む。
彼女にとって、この旅は幽閉までに許された、最初で最後の自由。
そこで初めて知った恋を、諦めるつもりなどなかった。
甘えたい「怠惰」。
独り占めしたい「嫉妬」。
そして、大切な人を傷つける者への「怒り」。
愛されることを求めていた令嬢が、誰かを愛し、守ろうとするとき。
その悪名を彩った「七つの大罪」は、新たな意味を帯びていく。
……もっとも、想いが通じれば「めでたしめでたし」とは、いかないようで。
重厚な剣戟と陰謀。
その渦中で育つ、年の差と身分の差を越えた、甘くて少し不器用な恋。
「真紅の咎姫」と「極光の騎士」が紡ぐ、再起と純愛のハイファンタジー!
◇◆◇◆◇◆
【生成AIの使用について】
作者が執筆した原稿・設定・構成を基に、生成AIを考証、文章整理、情景描写の補助として使用しています。作者自身が加筆・修正し、最終確認を行っています。
13
婚約者に捨てられた訳ありΩは辺境でしたたかに生きることにしました
子爵子息のコルトはΩなのに逞しく成長しただけでなく、αを誘惑せずにリラックスさせてしまうという特異フェロモンの持ち主だった。そのため貴族の端くれとして何度か縁談を受けるも、欠陥Ωとしてことごとく破談となる。そんなコルトを見初めたのは幼い侯爵令息ファリシアンだった。
しかしファリシアンも成長するとあっさりコルトと婚約を解消し「新しい嫁ぎ先を決めておいたよ」と笑顔で言う始末。次の嫁ぎ先と言われたランドリア辺境伯家では門前払いを受け、ついにコルトの堪忍袋の緒が切れた。
「こうなったら好きに生きてやる!」
決意を新たに辺境での生活を開始したコルトの前に現れたのはファリシアンに似た少年だった。彼は自分が呪いで幼くなったランドリア辺境伯本人だと名乗り、コルトに「呪いを解いてほしい」と頼むのだった。
子を産める者しか魔力が使えない世界で、出来損ないのΩが南の英雄と呼ばれる呪われたαを助けて恋をする話。
※ 本編完結済。不定期で番外編を更新します。
14
7歳の侯爵夫人
ある日7歳の公爵令嬢コンスタンスが目覚めると、世界は全く変わっていたー。
自分は現在19歳の侯爵夫人で、23歳の夫がいるというのだ。
どうやら彼女は事故に遭って12年分の記憶を失っているらしい。
目覚める前日、たしかに自分は王太子と婚約したはずだった。
王太子妃になるはずだった自分が何故侯爵夫人になっているのかー?
見知らぬ夫に戸惑う妻(中身は幼女)と、突然幼女になってしまった妻に戸惑う夫。
23歳の夫と7歳の妻の奇妙な関係が始まるー。
15
私の婚約契約書は嘘だったのね? 元引きこもり皇女は幸せになるため、お茶会を開き、お店を始めます。悪役たちにはざまぁを差し上げますわ
十三歳で婚約破棄され、引きこもりになった。二年間、誰も教えてくれなかった。捨てられたのだと思っていた。私に価値がないのだと思っていた。
……違った。
あの契約書は、偽物だった。
誰が、何のために?
——十三歳の誕生日、婚約破棄の書類は、私に見せられなかった。
——父の書斎の扉の向こうで、決まっていた。
元引きこもり皇女の私が皇都の片隅で、契約書を読む店を開き、侯爵令息が焼いた蜂蜜菓子と一緒にお茶会を催すところまで辿り着く話。偽りの誓いを暴き、自分の幸せを自分で選ぶ契約魔法ミステリー。
16
黒とオメガの騎士の子育て〜この子確かに俺とお前にそっくりだけど、産んだ覚えないんですけど!?〜
王都の騎士団に所属するオメガのセルジュは、ある日なぜか北の若き辺境伯クロードの城で目が覚めた。
しかも隣で泣いているのは、クロードと同じ目を持つ自分にそっくりな赤ん坊で……?
「お前が産んだ、俺の子供だ」
いや、そんなこと言われても、産んだ記憶もあんなことやこんなことをした記憶も無いんですけど!?
クロードとは元々険悪な仲だったはずなのに、一体どうしてこんなことに?
一途な黒髪アルファの年下辺境伯×金髪オメガの年上騎士
※一応オメガバース設定をお借りしています
17
転生先のぽっちゃり王子はただいま謹慎中につき各位ご配慮ねがいます!
バカ王子の名をほしいままにしていたロベルティア王国のぽっちゃり王子テオドール。
あまりのわがままぶりに父王にとうとう激怒され、城の裏手にある館で謹慎していたある日。
突然、全く違う世界の日本人の記憶が自身の中に現れてしまった。
何が何だか分からないけど、どうやらそれは前世の自分の記憶のようで……?
人格も二人分が混ざり合い、不思議な現象に戸惑うも、一つだけ確かなことがある。
僕って最低最悪な王子じゃん!?
このままだと、破滅的未来しか残ってないし!
心を入れ替えてダイエットに勉強にと忙しい王子に、何やらきな臭い陰謀の影が見えはじめ――!?
これはもう、謹慎前にののしりまくって拒絶した専属護衛騎士に守ってもらうしかないじゃない!?
前世の記憶がよみがえった横暴王子の危機一髪な人生やりなおしストーリー!
騎士×王子の王道カップリングでお送りします。
第9回BL小説大賞の奨励賞をいただきました。
本当にありがとうございます!!
※本作に20歳未満の飲酒シーンが含まれます。作中の世界では飲酒可能年齢であるという設定で描写しております。実際の20歳未満による飲酒を推奨・容認する意図は全くありません。
18
無自覚なふたりの厄介ごと
ヴェルナ・アローラは14歳のとき、幼馴染が使った魔法の暴発により、その身に呪いを受けた。それは、日が昇るうちは男の姿、日が沈むと女の姿になる呪いであった。
それから10年、近親者以外には呪いのことを知られずに、男「ヴェル」として街の自警団員で働いていた。
ある日、自警団の仲間であり友人のカルロに呪いのことを知られてしまう。
「少し、触りたい」と、ヴェルナの身体に興味を示すカルロに迫られ、酒に酔った勢いで友人としての一線を越えてしまう。
それからというもの、自警団の任務中、カルロはヴェルナを身を挺して守ろうとしてくる。男として過ごしているヴェルナは、プライドを傷つけられていく。
両刀だという後輩から告白をされ、自分の想いを自覚したカルロに迫られるヴェルナ。
そんなとき、旅に出ていた幼馴染が帰ってくる。
「やっと、やっと、見つけたの! 呪いを解く方法!」
自警団の仕事に誇りを持っていたヴェルナは、今のままでいるか、呪いを解くか迷ってしまう。
そして、カルロとの関係は--?
肉体異性化×ラブストーリー!
※R指定描写が含まれる場合、タイトルに*をつけています。
※ムーンライトノベルズからの転載です。
19
覚えていない夜の続きを君と
「帰らない」と言った夜のことを、ニルは何も覚えていなかった。
学生時代からの親友アーヴィンに、ずっと片想いをしていたニル。
想いを隠したまま友人としてそばにいるつもりだったが、大仕事を終えた祝いの夜、アーヴィンから突然「好きだ」と告げられ、そのまま一夜を共にする。
ところが翌朝、ニルには食事の途中から先の記憶がない。
何事もなかったように振る舞うニル。
一方のアーヴィンは、二人は恋人になったと思っていて――。
さらに美しい女性との勘違いまで重なり、すれ違ったニルは彼の前から姿を消す。
長年互いを想い続けていた二人が、遠回りの末にようやく恋人になるまでの話。
執着強めの美形攻め×平凡な職人受け。
R18/ハッピーエンド。
20
問題しかありませんが!? 〜お嬢様、今度はご自分の重すぎる百合愛が問題になってますが!?〜
付き人のアイビーくんがラドクリフ様にレディとして仕立て上げられ、華麗に捕獲されるその裏側で、実はルイーザお嬢様も命がけの「重すぎる百合愛」に直面していた!
始まりは、美貌の公爵令嬢エリーゼ様の激しい嫉妬。バルコニーへ連れ込まれ、初めての快感に蕩かされたルイーザは、ガラスの器具(コンソラトゥール)でお互いの初めてを刻み合う秘密の恋人同士に。
しかし、二人の仲を裂こうとするリサ・ハミルトンの「14歳からの切なすぎる片想い」や、それを知ったエリーゼ様の「裏切ったら殺して自害する」という特大ヤンデレ心中宣言まで飛び出して、事態はジュブジュブに絡み合う大騒動へ……!?
アイビーくんがラドクリフ様の「愛の鞭」に泣くコミカルな日常裏話から、リサちゃんに訪れる新たな年下レディ(メレディアーナ・スペンサー)との恋の予感、そしてバルコニーでの永遠の誓いまで――。
ぶっちゃけ全員問題しかありませんが、最後は最高にハッピーでエロティカルな大団円をお届けする、無敵の純愛スピンオフ!
21
婚約を断る練習に付き合ってくださったのは、お相手の伯爵様でした
「わたくし、縁談をお断りしたくて。その練習を」
田舎の子爵家の三女、エルフィーナは悩んでいた。
刺繍は鹿を刺せば犬に間違われ、朝は侍女が一時間かけて起こすほどのお寝坊さん。令嬢教育の評価だって、ギリギリの及第点。
そんな自分が、几帳面で厳格だという伯爵様の妻になれるはずがない。
顔合わせを控えた植物園の裏庭で、偶然出会った男性に、お断りの練習相手をお願いすることに。
ところが、欠点を打ち明けても、返ってくるのは優しい言葉ばかり。
刺繍で指を刺してしまうことさえ、「それは、頑張った証なのではないでしょうか」と言ってくださる。
……あら? これでは、お断りする理由がなくなってしまうわ。
しかも、この方。本日お会いする予定の伯爵様ご本人でしたの!?
うっかり令嬢と、噂とは違って優しい伯爵様。
お断りの練習から始まる、甘くてちぐはぐな恋のお話。
22
悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~
恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは二年後に処刑されるキャラ。
桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー
23
宿敵の夢魔の若君を血契で縛ったら、泣きながら「ご主人様」と呼ばれました
吸血鬼として目覚めた私が、旧鐘楼裏で見つけたのは――
角と尻尾を隠せず、真っ赤な顔で震えている宿敵の夢魔の若君だった。
黒茨学院きっての天才で、幼い頃から私にだけ張り合ってくるルシアン。
そんな彼が、夢魔の本能に振り回され、涙目で「見るな」と睨んでくる。
逃がすわけがない。
私は彼の薬を奪い、尻尾に手を伸ばした。
「触らせてくれたら、誰にも言わないであげる」
ただの意地悪のつもりだった。
けれど、彼の血は甘すぎた。
彼の尻尾は正直すぎた。
そして何より、彼は私を憎んでいたわけではなかった。
ずっと、ずっと、私だけを見ていた。
吸血鬼令嬢と、泣き虫で強がりな夢魔の若君。
宿敵だった二人は、やがて血と欲望と初恋を絡めた契約で結ばれる。
「ご主人様」
血契の夜、彼は跪いて、そう私を呼んだ。
24
三人の竜は、囚われ乙女の胸に沈む ― Dragon Heart ―
ある日、エフィミアは村の近くで騎竜兵が白竜を狩っているのを目撃した。
その時から平穏な日常は一変、理由も分からないまま王国軍に追われる身となってしまう。
そんな彼女を助けた、謎の青年。
彼女を追う、若き騎竜隊長。
白竜を求める、美貌の王。
竜にかかわる三人の男性が様々な感情と思惑を秘めて、エフィミアを奪い合い閉じ込める 。
幽閉された彼女が自分に何が起きたかの真実を知ったときには、国を揺るがす動乱へと事態は進み始めていた。
竜の秘密と乙女をめぐり、愛憎が絡み合うエロティックでバイオレンスなダークファンタジー群像劇。
☆3Pシーンで男性同士の接触描写もありますが、挿入は男女のみです。
★何年も前に別名義で公開していたものをブラッシュアップ、改題した作品です。
★同作をムーンライトノベルズ、R15旧版を別タイトルでノベルアップ+に公開しています。
25
男装の歌姫は悲劇の天使に溺愛される~彼は私を守るため天使になった。私は彼と生きるために男装する~
1700年代初頭のイタリア――
しがない楽器職人の父と元酒場の歌手だった母に愛され、小さな村で幸せに暮らしていたオリヴィアは、流行り病によって突如、天涯孤独の身となった。
遠縁の女性に引き取られたオリヴィアは、そこで美声を持つ少年リオと出会う。
歌が大好きなリオと過ごすうち、オリヴィアもまた亡き母と歌った記憶を思い出し、音楽への情熱に目覚めてゆく。
だが教会の聖歌隊で歌えるのは男子のみ。充実した音楽教育をほどこしてくれるナポリの音楽院も、男子の入学のみ許可されていた。
オリヴィアはリオをうらやましく思うが、声に恵まれたせいでリオには危険が迫っていた。
この時代――18世紀のイタリアでは、ボーイソプラノの高い声を保つため少年に去勢手術をほどこすという恐ろしい習慣が存在したのだ。
大人たちの計画に気付いたオリヴィアはリオを守ろうと誓う。
しかし守られているのはオリヴィアの方だった。
リオの深い愛に気付いたオリヴィアは彼と共に歩むため、またナポリの音楽院で高度な音楽教育を受けるため、男装して歌手を目指そうと決意する。
やがて才能を開花させたオリヴィアは、リオと二人、ヨーロッパ中の劇場で名声を得ることとなる。
そして二人が声を合わせて歌ったとき、聖なる力が声に宿るという事実を知っていく。
愛し合う二人の歌こそが、中世の錬金術師が残した悪魔召喚術を蘇らせた悪魔崇拝者たちから、この世を救うことになるのだった。
26
アノンの涙
アリエリーノ・ジェルバンの愛称はアノン。
アノンは、今際の際に自分の人生が脳裏に流れてきた。あぁこれが走馬灯だと感じて涙を溢す。
碌な人生ではなかったと後悔ばかりが募るアノン。
その時聞こえた。
「だから俺にしとけって言っただろ」
それは嘗て大事な幼馴染から言われた言葉。
「そうね、今度はそうしようかな。今度があればだけど⋯」
そして目を閉じアノンはその人生を終えた
⋯筈だった。
目を開くとアノンは5歳に戻っていた。
歓喜するアノン!今度は利用なんかされない!
自分の人生を生きると決めた。
※作者の妄想の産物です
海よりも広い心でお読みください
4/3短編から長編に変更しました
他サイトにも投稿しています
27
この世でいちばん美しい魔法使い
「森には昔から、迷い込んだ人を食べてしまう《この世でいちばん美しい魔法使い》が住んでいる――」
主君を亡くした騎士と、その人の愛する者の姿に見える呪いをかけられた《世界で一番美しい》魔法使いの話。おとぎ話はいつも「めでたしめでたし」で終わります。
(元騎士人間×長命魔法使い)
2024年10月より、一度非公開から加筆修正しました。
28
お転婆令嬢、王都へ行く
王都から遠く離れた田舎の領地で自由に育った子爵令嬢エステル。
18歳になった彼女は社交界デビューのため王都の伯母の家にやって来て、淑女教育を受けることに。
しかし初めて参加した舞踏会でトラブルに巻き込まれて…?
※3年前から更新ストップして、未完結のまま一度下げた作品です。当時読んでいただいていた方、本当に申し訳ありませんでした(>_<)
途中から戻っていただく方向けに、簡単な人物紹介入れました。
今回は完結目指して再アップします。
ゆるゆる更新になりますが、よろしくお願いいたします。
※いくつかの章をことわざ風にしてみました…。
29
氷の姫は戦場の悪魔に恋をする。
皇女エマはその美しさと誰にもなびかない性格で「氷の姫」として恐れられていた。そんなエマに異母兄のニカはある命令を下す。それは戦場の悪魔として恐れられる天才将軍ゼンの世話係をしろというものである。そしてエマとゼンは互いの生き方に共感し次第に恋に落ちていくのだった。
孤高だが実は激情を秘めているエマと圧倒的な才能の裏に繊細さを隠すゼンとの甘々な恋物語です。一日2章ずつ更新していく予定です。
30
とある屈強なる侯爵家の婚姻事情
エラルド侯爵家には、4人の子どもが居る。
1人目は、長男ディミトロフ、27歳。
2人目は、長女エリアナ、24歳。
3人目は、次男ギリアン、21歳。
4人目は、三男ヨシュア、18歳。
辺境に領地を持つ、屈強な騎士家系の兄妹弟それぞれの婚姻事情にまつわる短編集。
好きなNLカップリングパターンを詰め込んでいきます。R18シーンはあっさりめ。特に印つけてません。唐突に出てきます。
1、かっこいい女騎士とほわほわ公爵(男のが背が低い)
2、厳つい騎士団長と地味な事務員(婚約破棄された伯爵令嬢)
3、文系男子の三男と族長の娘(年上の女性攻め表現あり)
お気に入り、いいね、ありがとうございます。飽きやすいので、励みになります…!
ムーンライトノベルスに、2.長男ディミトロフの場合、を短編として加筆修正して投稿してあります。
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隣国の宰相に騙された私は宰相補佐の妻となる
その夜、ニナは隣国の宰相シーロを再開を果たしていた。そして、補佐であるアマドを紹介された。
社会勉強のためにと一夜を共にしたニナは、顔を赤く染めたアマドにその手を取られていた。
「どうか、俺と結婚してください」
実はアマドは、とある部族の長であり、操を捧げた相手を伴侶としなくてはならなかったのだ。
32
私の、虐げられていた親友の幸せな結婚
女学院に通う、女学生のイリス。
彼女は、親友のシュゼットがいつも妹に持ち物や見せ場を奪われることに怒りつつも、何もできずに悔しい思いをしていた。
だがある日、シュゼットは名門公爵令息に見初められ、婚約する。
「もう、シュゼットが妹や両親に利用されることはない」
安堵したイリスだが、親友の言葉に違和感が残り…………。
33
偽聖女の汚名を着せられ婚約破棄された元聖女ですが、『結界魔法』がことのほか便利なので魔獣の森でもふもふスローライフ始めます!
「システィーナ、今この場をもっておまえとの婚約を破棄する!」
パーティー会場で高らかに上がった声は、数瞬前まで婚約者だった王太子のもの。
王太子は続けて言う。
システィーナの妹こそが本物の聖女であり、システィーナは聖女を騙った罪人であると。
突然婚約者と聖女の肩書きを失ったシスティーナは、国外追放を言い渡されて故郷をも失うこととなった。
馬車も従者もなく、ただ一人自分を信じてついてきてくれた護衛騎士のダーナンとともに馬に乗って城を出る。
目指すは西の隣国。
八日間の旅を経て、国境の門を出た。しかし国外に出てもなお、見届け人たちは後をついてくる。
魔獣の森を迂回しようと進路を変えた瞬間。ついに彼らは剣を手に、こちらへと向かってきた。
「まずいな、このままじゃ追いつかれる……!」
多勢に無勢。
窮地のシスティーナは叫ぶ。
「魔獣の森に入って! 私の考えが正しければ、たぶん大丈夫だから!」
■この三連休で完結します。14000文字程度の短編です。
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絶対零度の王女は謀略の貴公子と恋のワルツを踊る
ライオネル王国の王女ルーシアはその美しさと冷徹無慈悲な態度から『絶対零度の王女』と呼ばれている。だが、彼女には幼い頃に出会ってから憧憬を抱き続けていた男がいた。一方、『秀麗の貴公子』と呼ばれ、色事においては百戦錬磨といわれているアレックスは王女ルーシアの事を苦手に感じていたのだが、ある日友人に賭けを持ちかけられる。その賭けとは、王女を落とすというもので……
※以前、別名義でムーンライトノベルズ様にて掲載していた作品を加筆修正したものになります(現在は諸事情により削除しております)
※R18のあるサブタイには*をつけます。
※6月7日本編完結致しました。
35
王に振られた公爵令嬢は王の側近に拾われる
輝くような人気者の王子が好きだった没落令嬢のスピナは学生時代、当時王子だった王に振られる。
しかし、その王の美貌の側近だったルドンに拾われ、結婚することになる。
優しく処女を奪われ、毎晩愛されルドンにひかれるが、実は爵位のみが狙いだったと知り絶望する…。
※ Rシーンが入っているお話には※を付けています。
※ 第18回恋愛小説家大賞参加作品です。応援していただけると嬉しいです。
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悪役熟女令嬢の婚約者
異世界転生したら熟女大公令嬢と婚約させられてしまった少年キヨマサ
悪役熟女令嬢と協力者達と共に迫る厄災に立ち向かい運命を切り開く話
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次に首を折られるのはきっとわたくしなので、全力で婚約破棄させます
「こんなに細くて華奢な首をしているんだね、僕の小鳥は」
完璧な婚約者の甘い囁きが怖い。
彼の指がわたくしの首に触れるたびに、あの日見た光景が蘇るから。
裏で小鳥の首を折っていた彼は、ついに狩り始めたらしい。
次に首を折られるのは、きっと小鳥のように愛らしいわたくしだ。
——か弱い令嬢の婚約破棄大作戦。
※ただし「か弱い」の定義には個人差があります。
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結婚前夜に婚約破棄されたけど、おかげでポイントがたまって溺愛されて最高に幸せです❤
私はローラ・クイーンズ、16歳。前世は喪女、現世はクイーンズ公爵家の公爵令嬢です。
幼いころからの婚約者・アレックス様との結婚間近……だったのだけど、従妹のアンナにあの手この手で奪われてしまい、婚約破棄になってしまいました。
でも、大丈夫。私には秘密の『ポイント帳』があるのです!
ポイントがたまると、『いいこと』がたくさん起こって……?
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『門番だと思ったら、領主でした』番外編 規則のはなし
国境の城塞町ガーデルで、領主ランドルを支える側近ロイス。
淡々として無口な彼が、なぜあの昼行灯についていくと決めたのか。
これは、二人がまだ軍にいた頃の話。
貴族の家に生まれ、規則を守ることこそ正しいと信じて育ったロイス。
配属先で上官として現れたのは、軍服を着崩し、日の当たる場所に座っている平民出身の男だった。
家柄は一度も聞かれない。仕事は人に振る。
それなのに、子どもの頃から誰にも気づかれなかった好き嫌いだけは、出会って十日と経たずに見抜かれた。
やがて隣国の兵が国境を越え、砦での防衛戦が始まる。
命令に背いて兵を動かしたその男を、ロイスは「規則を守らない人間」だと判断した。
――提出された報告書を読むまでは。
規則を守って生きてきたロイスが、一人の上官についていくと決めるまでのお話です。
※本編以前の軍人時代を描く番外編です。恋愛描写・Rシーンはなく、エレノアも登場しません。単体でもお読みいただけます。
※『3 俺の奥さん』と併せてお読みいただくと、あちらで少々グダグダしていたランドルの名誉が、少しだけ回復するかもしれません。
ーーー
登場人物
◆ロイス(軍人・二十一歳)
貴族の家の次男。規律と礼儀を重んじ、両親から「もう少し楽に生きてもいいのでは」と心配されるほどの生真面目な優等生。朝は少し苦手だが、寝坊するのが嫌なので決まった時刻に起きる。ナスが苦手。ただし、出されたものは残さない。
◆ランドル(軍人・二十四歳)
ロイスの上官。平民の出で、異例の昇進を遂げた男。軍服は着崩し、暇があれば日の当たるところに座っている。仕事はよく人に振るが、任せた結果はすべて把握している。のちの、ガーデルの昼行灯領主。
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私を殺人犯にした婚約破棄について、少し調べさせていただきます
王太子エドガーとの結婚を半年後に控えた、公爵令嬢リディア。
しかしある夜、彼女は大勢の貴族が集う場で突然、婚約破棄を告げられる。
三日前、王宮の塔から転落死した侯爵令嬢クラリス。
彼女の日記には、リディアへの強い怒りが残されていた。
さらに見つかった、リディア宛ての未投函の手紙。
――あなたを許しません。
――あなたがしたことを、私は決して忘れないでしょう。
そしてクラリスが死亡した日、リディアは塔の近くにいた。
確かに、恨まれる心当たりはある。
けれど――殺してはいない。
十二年間の婚約者にさえ犯人だと決めつけられたリディアは、自らクラリスの死を調べ始める。
やがて浮かび上がったのは、死んだ令嬢と、消えた侍女。
そして、すべて本物の証拠から作られた、一つの嘘だった。
婚約破棄から始まる、少しだけ意地の悪い令嬢ミステリー。