ヒューマンドラマ小説一覧
舞台は、移民政策が進み多民族化した2050年の東京「ニュートーキョー」
栄光ある大都市の裏では貧富差や人種、思想の相違により引き起こされる犯罪が横行している。そんなニュートーキョーの「ニューミナト」に住む冴えない男子高校生の「ナルミ」彼はひょんな事から「人間の身体能力のリミッターを解除する"エナジーX"」を飲んでしまう。
文字数 5,443
最終更新日 2019.09.23
登録日 2019.09.23
今年の年末年始に書いていたドラゴンフライの特別編です。パラレルワールドになってますので祖父との確執などはありません(笑)
文字数 17,355
最終更新日 2019.01.31
登録日 2019.01.31
百万石の文化が花咲く地、金沢。数ある伝統文化の中でも一際輝く「加賀友禅」の世界に、かつて独創的な作風で話題になった友禅絵師がいた。彼女の名は上条静枝(かみじょうしずえ)。あまりにも異端児的な作風ゆえ、彼女は関係者から「魔女」と呼ばれていた。
その「魔女」が若くして亡くなってから、16年が経ち――
「魔女」の娘である上条藍子(あいこ)は、中学卒業後、母のような友禅絵師になるため、金沢市内のとある友禅工房で修行していた。しかし、28歳になっても芽が出ず、住み込みの生活にも限界を感じていたため、ついに工房を飛び出した。挫折、である。
一方で、上条綾汰(りょうた)――血の繋がらない弟が、後から友禅の世界に入ったにもかかわらず、藍子と同じ工房での修行の末に、師匠に認められ、ついに友禅絵師として落款の登録まで果たした。そのことに、藍子はすっかりふてくされてしまった。
ある日、中学の同窓会に出席した藍子は、かつて同級生だった遠野晃(とおのあきら)から頼み事を受ける。新しく喫茶店をオープンする人が、店内の装飾デザインを出来る友禅作家を探しているとのことで、やってみないか? という話だった。
藍子は、その日を境に、友禅絵師としての経験を基に、デザインの仕事を受け始める。
一方、弟の綾汰は、大女優 百合マヤから、直々に依頼を受ける。
新しい舞台で、演じる登場人物の衣装デザインを、かつて自分が世話になった「魔女」の後継者である綾汰に頼みたい、というのだ。
友禅絵師として自立した直後の大きなチャンスに喜び、綾汰は引き受ける。
加賀友禅の世界から離れデザインの仕事をこなす藍子と、友禅の王道を進む綾汰。
別々の道を歩み、時に対立する姉弟。だが、やがて二人の道は交わる。
これは、加賀友禅の世界で奮闘する姉と弟の物語である。
※21年12月13日に、TEAPOTノベルスよりAmazonKindleにて電子書籍版が発売されました!
※上記に伴い、21年12月30日に、第三章以降を非公開としました。続きは恐れ入りますが、電子書籍にてよろしくお願い致します。
文字数 117,960
最終更新日 2020.10.23
登録日 2020.10.17
2020.12.04 執筆開始
2020.12.25 完結
時は明治から大正時代にかけて。
島崎直哉こと、『僕』に降りかかる奇妙な出来事。そして、恋。
島崎藤村と志賀直哉、その他芥川龍之介など、様々な文豪をモデルに書き上げた作品です。
2021年、集英社オレンジ文庫にて、一次選考通過作品となります。
文字数 43,347
最終更新日 2021.07.21
登録日 2021.07.17
AI少女とある青年の絵画を遠して繋がる、ひとつの出逢い。ひとつの別れ。
※この作品は小説家になろう、エブリスタに掲載しています。
文字数 3,334
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.05.31
ある精神病院に入院している患者目線からのお話。なんだか希望が持てる、良い話系を目指しました。2000年、つまり20世紀最後の年は、2000年問題が騒がれたり、ミレニアムが流行語になったり。まだ、宇多田ヒカルがデビューして間もない時代だったもんなあ。
追記:精神病院関連の話をシリーズとしてまとめることにして、シリーズタイトルを変えました。
文字数 3,900
最終更新日 2024.01.24
登録日 2023.12.02
文字数 23,465
最終更新日 2021.11.29
登録日 2020.07.02
「アンタがママの再婚相手だなんて、絶対に認めないから!」
ミュージシャンである主人公宅のドアを蹴り上げて叫ぶのは、今は亡きバンド仲間の娘だった。
来年中学卒業を控えた少女は、主人公が母親の再婚相手だと勘違いし、家出してこの家に舞い込んだのだ。
「彼女はただの元バンド仲間だ」と誤解を解き、話を聞く。
友人とその恋人は、主人公の元バンド仲間だった。解散後結婚し、この少女を産む。
娘の母親から「娘を預かってくれ」と連絡が。
新しい父親を受け入れられない少女は、夏休みの間だけ同居を始めた。
共に暮らしているうちに、主人公は友人が抱えていたコンプレックスに気づくことになる。
少女の抱える亡き友の幻影を、主人公は取り払うことができるのか。
カクヨム、ノベルアッププラスでも公開中
文字数 29,034
最終更新日 2020.05.11
登録日 2020.04.26
今より少し未来の世界で、21歳女子が天才青年を通して自分を見つめ直す話です。
五十年前、人間に代わる労働力として、人型ロボット、アンドロイドが完成した。従来の機械とは違い、ロイドは『定義』を書き込まれることで起動する。安全で高性能の機械人形は、人間から絶対の信頼を集めた。人口が減少していたこともあり、わずか五十年で、ロイドは一般家庭にまで普及した。
しかし、ロイドが殺人を犯したことで、ロイドの医師『アンドロイド技師』が、ロイドの暴走を止める役割を担うことになった。技師制度が導入されて五年。ロイド暴走事件は、世界中でまだ三件しか起きていなかった。
女アンドロイド技師ルージュが遭遇したロイド暴走事件で、ロイドを『説得』できる青年、空也と出会う。ルージュは空也と一緒にいることで、ロイド暴走事件の真相、クローンの真実を知っていく。
文字数 89,662
最終更新日 2021.05.11
登録日 2021.04.24
友達との夜遊びを終え、朝帰りをする高校生。
家へ帰る途中通りかかった住宅街のゴミ捨て場に、場違いなブックエンドが捨てられているのを発見して手に取ったところ、向こうから歩いてきた小学生の男の子に声をかけられる。
「それ、ぼくの。返してください」
不思議な少年の正体とは……。
読みきり短編です。
文字数 6,474
最終更新日 2022.11.01
登録日 2022.11.01
ある目的を果たすためにだけ生きていた主人公〈空木櫂人/うつぎ・かいと〉は、毎日通うスーパーで顔を合わせる女性〈伊吹澪/いぶき・みお〉のことをなんとなく気にしていた。
ある日の夜、暗がりで男性と揉めていた澪を助けた櫂人は、その礼にと彼女の家に招かれ、彼女のとんでもない秘密を知ってしまう。しかし、櫂人もまた澪には話すことのできない秘密を持っていた。
人を喰らう吸血鬼と、それを討つ処刑人。決して交わってはならない二人が、お互いに正体を隠したまま絆を深め、しだいに惹かれあっていく。
しかし、とうとうその関係も限界を迎える時が来た。追い詰められてしまった中で、気持ちが通じ合った二人が迎える結末とは?
文字数 30,800
最終更新日 2022.12.01
登録日 2022.12.01
母と子の血縁関係は分娩の事実に基づき明らかである。母は自分の身体の一部であった子の事を、自分の子ではないのではないのではと疑う事はおよそ無い。
一方、父親は我が子が本当に我が子なのか、実際のところ確信が持てないと言うのが本当のところではないであろうか。特に娘からは、一時期理不尽なほどに嫌悪の対象とされる事も珍しくないと聞く。血液型の不適合で親子関係が有り得ない事が判明する事が偶に有るが、大半DNA鑑定でもしない限り父と子の血縁関係などあやふやなものである。
そんな時、父親は我が子をどんな思いで見守れば良いのか。
文字数 2,633
最終更新日 2022.08.03
登録日 2022.08.03
今年高校生になる神本くんは(自称)忍者である。
どんな依頼も引き受けると豪語する彼のもとには、夏休み続行系引きこもり少女、ネットワークビジネスのディストリビューター、自称魔法使いなど様々な人々がやってくる。
だが当の神本くんは誰も想像できないほど癖の強い少年だった!?
そんな(自称)忍者少年と依頼人たちの繰り広げる、ハートフル忍者コメディー。
文字数 28,299
最終更新日 2019.03.29
登録日 2019.02.14
文字数 11,129
最終更新日 2019.07.25
登録日 2019.07.23
舞台は地方都市四名。とある一軒の楽器店がこの度リニューアルオープンする運びとなりました。
—この作品は架空の地方都市四名市を舞台にした、シチュエーションドラマ形式の短編連作です。
※不定期に連載中
文字数 104,011
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.04.02
故郷から離れ、脱サラして和菓子屋を営む主人公には、子供の頃から慕い続けている想い人「きーちゃん」がいた。
経営難に苦しんでいたある日、きーちゃんのいる保育園との文通が途絶え、主人公は故郷を訪ね、きーちゃんと20年ぶりの再会をする。
「大人の童話」を目指して書いたヒューマンドラマです。
文字数 4,854
最終更新日 2022.08.18
登録日 2022.08.18
労基を逸した長時間労働から解放され、アパートの部屋に帰った頃には時計は午前0時を示していた。今から適当に飯を作り、サッと風呂に入って明日のために眠る。このつまらない毎日をこなそうとした時、俺の頭に声が響いた。
「――なんで大人は頑張らなきゃいけないの?」
それはクソガキの言葉だった。俺は我慢ならず、その言葉に即座に反論した。
大人はいろいろ大変なんだよ。そう言い返したこの日、俺の人生はちょっとだけ変わった。
文字数 4,274
最終更新日 2018.11.27
登録日 2018.11.27
文字数 35,050
最終更新日 2024.04.24
登録日 2024.04.23