江戸時代小説一覧
夏のしらべ::
家を飛び出した藩主の庶子にして次男坊の研之介。
三年前に契りを交わした遊女の文でやってきてみれば数人の男たち。
遊女はすでに死んでいてこの中の誰かが残された子供の父親だと言う。
ヤクザもの、大店の若旦那、研之介、小間物屋の主人―――
果たして子供の父親は?
てっぺんの花::
研之介がひきとった女の子・夏鈴は元は廓のかむろ。
ありんす言葉を使い、同じ年の男の子をばかにする。
「あの夏椿のてっぺんの花をとっておくんなまし」
挑発された同じ年の太一は……。
鬼灯の月::
子供たちを通わせている寺子屋の師匠が辻斬り?
研之介は真相を探ろうと後をつけるが。
文字数 63,768
最終更新日 2020.05.13
登録日 2020.05.04
「お前が十になった祝いだよ、何が欲しい?」
父親にそう言われた当時十歳の少年兵馬は、それから七年後人目を引く色男に成長していた。
どれだけの器量好しに秋波を送られたって一切気にかけない兵馬と、訳ありの船宿吉村のお嬢様が出会った時、兵馬は烏にさえ恋をする。
✔︎ 攻めは色男で男色な呉服屋三男坊
✔︎ 受けは船宿自慢の可愛いお嬢様(訳あり)
✔︎ 受けは常時女装
✔︎ 江戸時代でお江戸風味
✔︎ 本編は完結済み
➡︎ 番外編は時系列順に並んでいません。
➡︎ 章『さまよう、からす』は本編以前の話になっており、本編中のネタバレ(というほどではありませんが)もありますので、本編読了後をお勧めしています。
➡︎ 章『船宿吉村』は船宿吉村が舞台の「ゆづかや兵馬の登場しない」お話が入っています。BLもそうではないものも一緒になっていますが、BLではないものにはタイトルの前に『❢』がついています。
➡︎ 作品や章タイトルの頭に『★』があるものは、個人サイトでリクエストしていただいたものです。こちらではリクエスト内容やお礼などの後書きを省略させていただいています。
➡︎ 作品や章タイトルの頭に『!』があるものは、R指定(暴力・性表現など)描写が入ります。とても微々たるものですが、個人サイトと同じ基準で設定しております。多少でもその様な描写が苦手な方はご注意ください。
🔺ATTENTION🔺
時代背景を『江戸時代』で舞台を『江戸』としておりますが、時代考証は僅かばかりしかしておりません。
多大な捏造と都合のいい独自設定が有りますので、ご不快に思われる方はご遠慮下さい。
文字数 107,820
最終更新日 2024.03.18
登録日 2023.09.02
pixivと同時投稿になります。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16725805
人さらいの一味であるならず者浪人が、神隠し事件を解決しようとのこのこやってきた飛んで火に入る夏の虫状態の医者を捕まえて、調教する話
浪人×医者(美人)
江戸時代イメージ。
有名時代劇ドラマをイメージしました。
相変わらず、導入が長いです。
エロは次から入ります。
文字数 11,911
最終更新日 2022.01.15
登録日 2022.01.15
「この身体は、呪われている…」
馴染みになった客が、次々と不慮の死を遂げてしまい、それを気に病んだ陰間・時羽。
武家の次男として何不自由なく育ったが、女に欲情出来ず、陰間を買った武士・雪安。
大店の跡継ぎとして生まれたが、商売に興味がなく、廓遊びに興じる商人・宗一。
天下泰平の江戸の片隅で、一人の陰間と、二人の男の間で垣間見た、四季を巡るうつつの夢。
文字数 39,166
最終更新日 2023.11.25
登録日 2023.11.25
俺は宇都宮和人。栃木県の名家に生まれた三男坊だ。
地元では結構有名なヤンキーで、周りの親族からも呆れられている。
今俺は高校の就学旅行で東京に来ている。たまたま強盗と遭遇してしまい、俺と強盗はぶつかってしまう。
その拍子に二人は江戸時代にタイムスリップしてしまう!
しかも持ち物そのままタイムスリップしたので未来が分かる!!
とりあえず強盗の持っていた金塊を使って江戸時代でヤりたい放題ヤッてやる!
※ストックがあるうちは毎日一話、なくなったら隔日一話。18時に投稿します。
文字数 42,243
最終更新日 2022.05.12
登録日 2022.04.10
時代物(江戸時代)18禁BL。怪談風。二人の美青年と二人の美少年の狂愛。
ーーーー
暗い堂内で、夏之丞と咲之助は睦みあった。暑い熱がお堂の中にこもっていった。時折、花火の光が明かり障子を昼のように明るくした。その度に浮かび上がる咲之助の姿に、夏之丞は夢か現か幻かと、無我夢中ですがりついた。
ーーーー
夏之丞は大店の若旦那咲之助との色恋沙汰で勘当され蟄居(ちっきょ)の身。孤児の藤松を預かり平穏な日々を送るかに見えたが、夏祭りの日に稚児の磯松を連れた咲之助に再会し四人は……。
ーーー
(明かされていないことがいくつかあるので、そのうち修整したいです)
文字数 19,291
最終更新日 2016.02.21
登録日 2016.02.20
江戸は湯島天神。
宵の口、武家の跡取り養子の佐伯光之進(さえきこうこしん)は陰間茶屋「みなとせ」へと忍んで行った。陰間茶屋とは言いつつ、「みなとせ」は男を抱く場所ではなかった。男に抱かれたい者が来る場所である。
いつも通り馴染みの竜泉(りゅうせん)を指名し、座敷に通された光之進は、期待に高揚しながら男を待つ。
※作中に出てくるのは、あくまで「みなとせ」の作法あるいは光之進と竜泉のやり方です。
※なろうにも投稿している作品です。
文字数 11,815
最終更新日 2023.01.18
登録日 2023.01.18
【縦読み推奨】
あほエロ作品です。
八百院(やおいん)の住職、殷慶(いんけい)が、弟子の鎮光(ちんこう)、芳恵(ほうけい)、丹清(たんしょう)らと倶に、お江戸のウホホな悩みを解決してゆく物語です。
不定期更新なので、気長にお附合いください。
文字数 14,620
最終更新日 2023.05.20
登録日 2022.12.21
13歳の孤児の少年、菊市(きくち)光夜(こうや)はある日、男装をした十代半ばの少女と出会う。
彼女の名前は桜井花月、16歳。旗本の娘だった。
花月は四人の牢人を一瞬で倒してしまった。
しかし男の格好をしているものの話し方や内容は普通の女の子だ。
男装しているのは刀を差すためだという。
住む家がなく放浪していた光夜は剣術の稽古場をしている桜井家の内弟子として居候することになった。
桜井家で道場剣術とは別に実践的な武術も教わることになる。
バレる、キツい、シャレ(洒落)、マジ(真面目の略)、ネタ(種の逆さ言葉)その他カナ表記でも江戸時代から使われている和語です。
二字熟語のほとんどは明治以前からあります。
愛情(万葉集:8世紀)、時代(9世紀)、世界(竹取物語:9世紀末)、社会(18世紀後半:江戸時代)など。
ただ現代人が現代人向けに現代文で書いた創作なので当時はなかった言葉も使用しています(予感など)。
主人公の名前だけは時代劇らしくなくても勘弁してください。
その他、突っ込まれそうな点は第五章第四話投稿後に近況ノートに書いておきます。
特に花月はブッチギレ!の白だと言われそうですが5章終盤も含め書いたのは2013年です。
カクヨム、小説家になろうにも同じものを投稿しています。
文字数 119,094
最終更新日 2023.08.25
登録日 2023.03.21
幼子を助けた十兵衛の達した境地こそ、父宗矩も到達した無の境地であった…… 島原の乱も終わった頃、柳生十兵衛三厳は江戸にいた。昼と夜、人と魔、生と死の狭間で生きる十兵衛の明日は、無明の先にある。
文字数 52,118
最終更新日 2021.05.28
登録日 2021.05.28
わけあって嫁ぎ遅れている下士の娘・香代。
寺に花を生けることを楽しみに、穏やかな日々を過ごしていた。
そんな生活が、見知らぬ男との出会いを機に一転する……
重臣の嫡子に見初められた娘の、恋と香のものがたり。
江戸時代、架空の小藩を舞台にしたTL風時代小説です。
***
「存分に乱れろ。……そのための香だろう?」
「閨で女に噛まれた痕は、男の誉れだ」
文字数 108,457
最終更新日 2022.06.29
登録日 2022.05.31
江戸時代の遊郭に拾われた孤児、
お花。
月日が流れて晴れて遊女になる。
お花が選ぶ未来とは、、、!
文字数 3,357
最終更新日 2022.07.02
登録日 2022.07.02
「息をするように人を斬る」
刺客の子として生まれた平山小弥太は、父と共に殺しの旅に出た。
念真流という一族の秘奥を武器に、行く先々で人を斬って生き血を浴び、獣性を増しながら刺客として成長していく。
少年期の「小弥太篇」と元服後の「雷蔵篇」からなる、天暗の宿星を背負って生まれた少年の、血塗られた生を描く、第一回アルファポリス歴史時代小説大賞の特別賞を受賞した、連作短編集。その完全版が登場!!
――受け継がれたのは、愛か憎しみか――
※小説家になろう・カクヨムにも掲載中。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。
※この物語は、「本朝徳河水滸伝」題した筑前筑後オリジナル作品企画の作品群です。舞台は江戸時代ですが、オリジナル解釈の江戸時代ですので、史実とは違う部分も多数ございますので、どうぞご注意ください。また、作中には実際の地名が登場しますが、実在のものとは違いますので、併せてご注意ください。
文字数 514,424
最終更新日 2017.11.22
登録日 2017.01.19
魔王を倒す旅の途中で魔物に倒された勇者は仲間の手によって教会で復活するはずだった。しかし、教会の神父の手違いで江戸時代の日本に送られてしまった。
文字数 9,333
最終更新日 2021.05.30
登録日 2017.11.27
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
文字数 55,116
最終更新日 2021.06.30
登録日 2021.05.30
時は日本の江戸時代初期
とある農村で主人公――風太はある理由で旅に出た父の帰りを待っていた。
しかし、その父とは思わぬ形で再会することとなった。
そして、風太は人でありながら妖力を得て・・・・・・
※この物語はフィクションであり、実際の史実と異なる部分があります。
そして、実在の人物、団体、事件、その他いろいろとは一切関係ありません。
文字数 31,625
最終更新日 2024.02.28
登録日 2023.05.27
「書棚を見せてもろうてもよろしいか。勿論触ったりせんよって」
高価で貴重な書を繙かせてもらえるとはさすがに思わないが、学で身を立てているというこの男がどんな書を揃えているのか。書を好む者なら、せめてそれだけでも知りたいと思うのが人情だろう。
少し間があった。
「題簽を眺めて意味があるか」
言葉に刀身の閃きを観たような気がした。ぞくりと、背を何かが走る。
男は真っ直ぐに源佐を見据えている。
「書は珍しい玉や色鮮やかな鳥とは違う。眺めて有難がるのは時間の無駄だ。やめておけ」
☆
江戸初期の儒学者・神道家、山崎闇斎(1619-1682)の生誕400年記念作品。山崎闇斎とその向かいに住む儒者、伊藤仁斎を描く創作歴史小説です。
【登場人物】
伊藤源佐 市井の儒者。号は仁斎。その学は古義学と呼ばれる。
伊藤源蔵 源佐の長男。号は東涯。
板垣民部 板垣民部信直。下御霊神社神主、闇斎門人。後に出雲路と改姓、出雲路信直と名乗る。父は元専。
浅見安正 山崎闇斎の門人。号は絅斎。
山崎闇斎 儒者・神道家。名は嘉右衛門。その門流は崎門と呼ばれる。垂加神道の創始者。
なろうでも公開中。
https://ncode.syosetu.com/n4280fs/
また、BOOTHで冊子(有償)とDL配布(無償)を公開しています。
https://fukahiro.booth.pm/items/1478695
文字数 17,367
最終更新日 2020.03.26
登録日 2020.03.21
庄屋の息子勝太と、子守奉公にきた隣村の娘はつ。
11歳のふたりが過ごした一年間。
恋と呼ぶにはまだ幼い、少年少女の出逢いと別れ。
甘酸っぱく切ない青春のものがたり。
ライト文芸風な時代小説です。
文字数 19,835
最終更新日 2022.06.08
登録日 2022.05.30
天明八年の江戸。神田松永町の両替商「秋野屋」が盗賊に襲われた上に火をつけられて全焼した。一人娘のゆみは運良く生き残ったのだが、その時にはゆみの小さな身体には不思議な能力が備わって、いた。
一方、婿入り先から追い出され実家からも勘当されている旗本の末子、本庄龍之介は、やくざ者から追われている途中にゆみと出会う。二人は一騒動の末に仮の親子として共に過ごしながら、ゆみの家を襲った凶悪犯を追って江戸を走ることになる。
浪人男と家無し娘、二人の刃は神田、本所界隈の悪を裂き、それはやがて二人の家族へと繋がる戦いになるのだった。
文字数 34,804
最終更新日 2024.04.22
登録日 2024.03.21
江戸時代、地方の小藩の青年小野三之助は、かつて犯したあやまちの、罪の意識に10年間さいなまれていた。そして、その相手、――かつて女中として身近にいた加代に、三之助は再会する。
罪はゆるされるのか。三之助は再生できるのか。
※カクヨムにも掲載。
文字数 36,977
最終更新日 2021.05.31
登録日 2021.05.31
記憶をなくした少女、メイが異世界で生きる物語。個性豊かな仲間達と今日も事件を解決していく...。世界の秘密、仲間の秘密、自分の秘密...全てを知り、思い出すことはできるのか...。彼女の取り戻す度が今、始まる
文字数 1,205
最終更新日 2021.12.20
登録日 2021.12.20
時は天保元年、巷では伊勢の御蔭参りが大流行中で八百万の神は今よりずっと身近に存在していた。
同じく見えざる者の一角である妖かしも然り、その姿をあからさまに晒すようなことは無くとも、人々の生活に寄り添って確かに暮らしていたそんな時代。
出不精で好きな物はゴロゴロとぐうたらの札差の良膳と、威厳を振りかざすもどこか間抜けな妖かしの風路、一人と一匹が江戸の町でゆるゆると暮らします。
文字数 12,764
最終更新日 2019.01.02
登録日 2019.01.02
舞台は江戸時代。田舎の小さな茶屋で働く看板娘の千代はある日自分の兄に似た大名の息子、伊織に恋をする。身分が違っても恋する気持ちに嘘はつけないのです。
文字数 5,495
最終更新日 2020.12.14
登録日 2020.12.14
人斬り浅右衛門の養子、清五郎は父の試し斬りに立ち会った。父は大名家の人々が芝居見物のように煙草を吸いながら見ていたことに不満を感じ、清五郎には真摯に向き合うように注意する。
そういう父はお気に入りの煙管で煙草を吸うのを好んでいた。
清五郎は友人の新之助の伝手でいい煙草を入手し、父に贈る。新之助は清五郎の恩人だった。
その新之助が父を殺され、仇打ちをすることになった。新之助の腕では返り討ちされるだけ。清五郎は友人を守るため、勘当してくださいと父に頼む。
それに対して父は……。
文字数 9,311
最終更新日 2022.06.03
登録日 2022.05.29
~本作は『大友興廃記』という実在の軍記をもとに、書かれた内容をパズルのように史実に組みこんで作者の一生を創作した時代小説です~
武士の親族として伊勢 津藩に仕える杉谷宗重は武士の至上目的である『家名を残す』ために悩んでいた。
大名と違い、身分の不安定な下級武士ではいつ家が消えてもおかしくない。
そのため『平家物語』などの軍記を書く事で家の由緒を残そうとするがうまくいかない。
方と呼ばれる王道を書けば民衆は喜ぶが、虚飾で得た名声は却って名を汚す事になるだろう。
しかし、正しい事を書いても見向きもされない。
そこで、彼の旧主で豊後佐伯の領主だった佐伯權之助は一計を思いつく。
文字数 103,958
最終更新日 2021.06.15
登録日 2021.05.23
豪商の子息の庄二郎は、博学才穎ながら男色癖を持っていた。好みに合う美少年を目の保養にしようと街をうろついた庄二郎の目に、美少年が描かれた一枚の絵が留まるが……。絵画怪奇譚。
文字数 4,194
最終更新日 2021.02.28
登録日 2021.02.28
京都の女子大生結衣は、彼氏と一緒に大阪城ホールで行われたコンサートへ行き、その帰りの電車が脱線事故を起こし、異世界召喚に巻き込まれた。実は聖女は3人いた。
聖女認定はなかったものの、元聖女で魔法というチートスキルをもらった。
日本へ無事、帰還したものの実家の蔵から、再び、江戸時代にタイムスリップした。というお話です。
卒論を書くため、江戸→現代の京都→異世界→現代の京都→江戸時代の京を舞台に行く先々で陰陽師と間違われ、様々な事件を解決していく予定です。
「巻き込まれ召喚聖女は、商人として成り上がる」の続編です。もう一人の元聖女。一緒に召喚され、日本へ帰還した人のその後のお話です。
作品内のセリフは、京都弁で書いています。
11/19タイトルを変更しました。
文字数 13,829
最終更新日 2021.01.14
登録日 2020.11.18
午鉄藩月ヶ瀬町で青物問屋を営む伊兵衛は、食意地の張った商家の旦那だ。妻の藤には頭が上がらず、女中のさとや丁稚の四方吉にも舐められきり。しかし——奉行所の黒木の頼みで辻斬りを捕まえる仕事を受け、嫌々ながらも愛用の菜切り包丁を手に、四方吉をお供に出かけていく。
すると、辻斬りは二人いて——?
文字数 12,176
最終更新日 2023.08.16
登録日 2023.08.16