令嬢 小説一覧
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1
自称病弱いとこを優先させ続けた婚約者の末路
令嬢エルアナは、ヴィンセントという婚約者がいた。
しかし彼は虚言癖のあるいとこ、リリアンの嘘に騙されてエルアナとの大切な約束を破り続ける。
「すまない、リリアンが風邪を引いたらしくて……」
エルアナが過労で倒れても、彼はリリアンの元へ走り去る始末。
ついに重大な婚約披露パーティまでも欠席した彼に、エルアナは婚約者への見切りをつけた。
「さようなら、ヴィンセント」
縋りつかれてももう遅いのです。
文字数 166,718
最終更新日 2026.09.19
登録日 2026.03.06
2
完結『処刑された令嬢は、もう一度あなたを選ぶ』
十年前――私は愛する人の手を取れないまま、冷たい死を迎えた。
エヴァンス公爵令嬢リディアは、王太子アレクシスの婚約者だった。
しかし突然、身に覚えのない罪を着せられ、家族とともに破滅へ追い込まれてしまう。
最期に見えたのは、何かを叫びながら自分へ手を伸ばすアレクシスの姿だった。
――どうして、あの時あなたは私を救えなかったの?
そう思って死んだはずのリディアが目覚めると、そこは十年前。
今度こそ、同じ未来にはしない。
そう決意して彼から距離を置こうとするリディアだったが、アレクシスもまた、前世にはなかった行動を見せ始める。
「君を失う未来だけは、二度と選ばない」
やがて明らかになる、前世の破滅を招いた陰謀。
二人は再び迫る断罪の日を前に、未来を変えるため立ち向かう。
そして最後にリディアが選ぶのは――
過去ではなく、今ここにいる愛する人。
これは、奪われた運命を取り戻し、
愛する人をもう一度、自分の意思で選び直す物語。
感想数 1
文字数 49,888
最終更新日 2026.09.19
登録日 2026.09.11
3
「君といると息が詰まる」と婚約破棄されましたが、冷徹辺境伯様はありのままのわたしを愛してくださるようです
十歳の頃から八年間、一途に愛してきた婚約者ジュリアン。
十八歳になった伯爵令嬢リゼットは、ようやく彼と結ばれる日が近づいたのだと信じていた。
――二人の婚姻日が発表されるはずだった、その夜までは。
大勢の貴族が見守る祝宴の席で、ジュリアンは突然リゼットとの婚約破棄を宣言する。その隣には、社交界の華と呼ばれる美しい侯爵令嬢の姿があった。
婚約者を失い、家に戻っても自分の居場所を見つけられないリゼット。
そんな彼女に手を差し伸べたのは、《北境の狼》と恐れられる辺境伯ディートリヒ・ローゼンハルトだった。
「君はいつも、自分のことを後回しにするんだな」
不器用ながらも自分を大切にしてくれるディートリヒと過ごすうち、傷ついたリゼットの心は少しずつ癒やされていく。
一方、リゼットを捨てたジュリアンは、彼女がいなくなって初めて気づき始める。
八年間、自分がどれほど彼女に支えられていたのかを――。
これは、誰からも一番に選ばれなかった令嬢が、自分自身の幸せを選べるようになるまでの物語。
感想数 5
文字数 80,535
最終更新日 2026.09.19
登録日 2026.09.02
4
親同士の決め事でしょう?
伯爵令嬢であるリリアーナは学園で知り合った侯爵令息のアルフレッドから婚約を申し込まれる。
リリアーナは婚約を喜んで受け、家族からも祝福された。
長期休みの日、彼の招待で侯爵家へ向かう。
するとそこには家族ぐるみで仲良くしているらしいカレンという女がいた。
「あなたがアルの婚約者?へえー、こんな子が好みだったんだあ」
「いや……これは親同士が決めたことで……」
(……ん?あなたからプロポーズされてここへ来たんだけど……)
アルフレッドの、自称一番仲のいい友達であるカレンを前にして、だんだんと疑問が溜まってきたころ。
誰よりもこの婚約を不服に思うリリアーナの弟が、公爵令息を連れて姉へと紹介しにくる。
文字数 200,048
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.02.06
5
【完結】魔法が使えない令嬢ですが、私の描いた魔法陣を最高峰魔法師が発動してしまいました。ー最高峰魔法師×魔力0令嬢、ただし魔法理論最強。ー
これは当代きっての魔法使いに、魔法名家に生まれながら魔力を持たず──ただし、魔法理論だけは最強の令嬢がいつのまにかすっかり外堀を埋められていくお話。
全29話。
魔法名家の令嬢シフリーナには、魔力がない。
十九歳にして魔法師養成学校では三度目の一年生。今年進級できなければ退学になる。
それでもシフリーナは魔法が大好きだった。自分ではひとつも発動できない魔法陣を描き、誰にも読まれないまま、ひたすら魔法理論を学び続けている。
そんなある日、校舎裏の森に描いた「空想の魔法陣」を、特別講師としてやってきた特級魔法師ウーシェダが発動してしまう。
森から跳ね上がったのは、巨大なピンクの鯨。
「誰がこんなとんでもない魔法陣をひいた?」
魔法界の常識を覆す理論の持ち主を探し始めたウーシェダがたどり着いたのは、魔力がないため落第を繰り返し、学校で「居ない者」のように扱われていたシフリーナだった。
そして彼は、とんでもない提案をする。
「俺の婚約者として、魔法塔に来ないか?」
魔力のないシフリーナを、魔法師の国ヴァンリンドゥへ連れていくための偽装婚約。
学校より多い蔵書があると聞いたシフリーナは、即座にその話へ飛びついた。
誰にも才能を認められなかった魔法大好き令嬢と、その才能を誰より早く見つけた最高峰魔法師。
これは、最後まで魔力を持たない少女が、好きであり続けた魔法の中に自分の居場所を見つけるまでの物語。
*第四章に暴力表現があります。苦手な方はご注意ください。(R15タグはそのためです)
感想数 1
文字数 121,625
最終更新日 2026.09.15
登録日 2026.09.06
6
私はあなたに恋をしません
水の国の王立学園に通うリーナ・アクアリスには、心に決めた相手がいる。
けれど相手のセイルは、火の国へ交換留学中。水の国では十六歳になるまで婚約できず、本人が同席しなければ正式な手続きもできない。だから二人は、互いに想い合いながらも、まだ婚約者ではなかった。
そんな中、火の国から名門令息イグニス・ヴァルフレアが留学生としてやってくる。人当たりがよく、語学に堪能なリーナは彼の世話役に任じられるが、イグニスはリーナの親切を好意と受け取り始める。
「心に決めた相手がいます」
そう告げても、彼は信じない。
相手が姿を見せないなら、名を出せないなら、それは嘘か、まだ自分にも余地があるということだと。
けれどリーナの答えは、最初から決まっていた。
私は、あなたに恋をしません。
文字数 74,235
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.02
7
婚約者に愛人への恋文を百通書かされました。百一通目だけは、私自身の名前で送ります
子爵令嬢アメリアは、婚約者ローレンスの手紙を代筆してきた。
礼状も、招待状も――そして、彼が公爵令嬢セレスティアへ送る恋文も。
家のために必要な婚約だった。愛される妻にはなれなくても、役に立つ妻にならなれる。そう自分に言い聞かせ、気づけば恋文は百通になっていた。
けれど百通目を書き終えた夜、ローレンスは新しい白紙を差し出す。
「君との婚約を解消したら、セレスティアに正式に求婚する。その手紙を書いてくれ。彼女が喜ぶ言葉は、俺より君のほうが分かるだろう?」
婚約を解消したあとも仕事なら用意してやる。公爵家と縁ができれば、アメリアの家の面倒も見てやれる。
そう語る彼を前に、アメリアは初めて代筆を拒んだ。
そして、その白紙に別の手紙を書く。
これまで届いた百通の恋文を、すべて持ってきてほしい――と。
百一通目だけは、ローレンスではなく「アメリア・ノーウッド」の名前で。
一方、初めて自分の名で書いた原稿を出版商へ持ち込んだアメリアは、その文章を「あなたのもの」として読んでくれる編集者ユージンと出会う。
そして百通の恋文を大切に保管していたセレスティアもまた、そこに綴られた言葉を覚えていた。
「これは、あなたの文章ではありません」
十通ずつ束ねられた十束の恋文を前に、百通の言葉が本当は誰のものだったのかが明らかになっていく。
他人の名前のために言葉を使い続けてきた令嬢が、百一通目から、自分の名前で仕事も未来も恋も選び直す物語。
文字数 12,807
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.09.18
8
学園モブキャラな一代限りの騎士爵令嬢ですが、王都の商会はすべて支配しています。~前世知識で作る化粧品とポーションが規格外すぎて、王族も貴族も
王都の名門学園で、誰からも注目されないモブ令嬢がいる。
一代限りの騎士爵家――武功への褒賞として与えられた爵位は、代替わりすれば消える。そのため上位貴族からは「平民と変わらない家」と見下され、学園でも空気のような存在だった。
しかし、それは表向きの姿。
彼女は前世で化学メーカーの商品開発部に勤めていた記憶を持ち、その知識を活かして化粧品・薬草・ポーションを改良。品質と効果は従来品を遥かに凌駕し、王都で流通する人気商品のほとんどは、実は彼女が裏から支配する商会連合によって生み出されていた。
王妃や王女が愛用する美容液、騎士団が常備する回復ポーション、冒険者が命を預ける万能薬。その供給網は王都全域へ張り巡らされ、気付けば貴族も商人も彼女なしでは立ち行かない。
それでも本人は「商売は裏方が一番」と学園では目立たず静かに卒業したいだけ。
だが王太子の婚約騒動、大商会同士の利権争い、王国経済を揺るがす流通危機が重なったことで、隠し続けてきた"王都最大の黒幕"としての正体が少しずつ明らかになっていく。
これは、剣でも魔法でもなく"商売"で王国を救う、一人のモブ令嬢の痛快経営ファンタジーである。
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
感想数 10
文字数 176,187
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.07.30
9
「予定くらい誰でもできる」と婚約破棄された私ですが、侯爵家では『人をつなぐ才能』だと評価されました
「予定調整くらいなら、誰でもできる。」
婚約者のその一言で、私は婚約を解消された。
夜会の席順。
返書の順番。
会談の日程。
贈り物。
ただ予定を並べていただけだと、最後まで思われたまま。
けれど侯爵家で初めて気づいてもらえた。
私が調整していたのは予定ではない。
立場の違う人たちの想いをつなぎ、誰もが気持ちよく前へ進めるよう整えること。
これは、目立たないけれど誰かを支え続けた令嬢が、「人をつなぐ才能」を認められ、その価値が王都中へ広がっていく物語。
文字数 168,916
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.07.24
10
ここへ何をしに来たの?
フェルマ王立学園での卒業記念パーティ。
「クリストフ・グランジュ様!」
凛とした声が響き渡り……。
※小説になろう、カクヨム、pixivにも同じものを投稿しています。
感想数 9
文字数 5,497
最終更新日 2025.02.22
登録日 2025.02.22
11
「心配しすぎで役立たず」と婚約破棄された令嬢ですが、私だけが災厄の前兆を見抜けるので、辺境公爵様に必要とされています
「心配しすぎで役立たずだ」
婚約披露の場で王太子レオンハルトから婚約を破棄された公爵令嬢ミレーヌ。
彼女には、地中を巡る金色の流れと、災厄の前兆である黒い亀裂が見えていた。だが、いくら危険を訴えても「考えすぎ」と退けられ、ついには居場所まで失ってしまう。
そんなミレーヌへ手を差し伸べたのは、災害の多い辺境を治める公爵カイルだった。
「君の心配には根拠がある。私の領地には、君が必要だ」
初めて警告を信じてくれる人と出会ったミレーヌは、洪水や鉱山崩落の危機から領民を救い、少しずつ自分の慎重さを受け入れていく。
しかしその頃、彼女を追い出した王都の地下では、国を揺るがす巨大な亀裂が広がっていた――。
これは、欠点だと思っていた「心配性」で多くの命を救い、自分の役目と居場所、そして愛を手に入れる令嬢の物語。
感想数 2
文字数 89,700
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.01
12
お望み通り、別れて差し上げます!
「幼なじみと子供が出来たから別れてくれ。」
本当の理解者は幼なじみだったのだと婚約者のリオルから突然婚約破棄を突きつけられたフェリア。彼は自分の家からの支援が無くなれば困るに違いないと思っているようだが……?
感想数 23
文字数 49,766
最終更新日 2025.03.27
登録日 2024.12.14
13
「あと一度で離縁ですね」と笑ったら、旦那様が夕食の席に来なくなりました
私の結婚は、三百六十五回の夕食で終わります。
仕事しか見ない孫を案じた亡き公爵夫人の遺言は、「妻と同じ食卓を囲み、三百六十五回の夕食を共にすること」。冷血公爵と呼ばれる旦那様と、母の書店を買い戻したい私は、納得ずくで契約結婚を結びました。数え終えた翌朝、預けてある離縁状が受理されます。
「明日が三百六十五回目。あと一度で離縁ですね」
「……そうか」
泣いてしまいそうだったので、笑って言いました。
その翌晩から、旦那様が夕食の席に来なくなりました。
馬車の中でクルミを三粒。医師に止められた夜食。四日目には執事の説明も尽きて――「旦那様は執務室で、夕食を召し上がらない努力をなさっています」。廊下ですれ違えば、お腹は正直に鳴っているのに。パンを勧めても「食事とパンの境界は曖昧だ」と逃げていきます。
それならばと、私は最後の一食を籠に詰め、執務室の扉を叩きました。
異世界恋愛・一話完結。悪役も、ざまぁも、特殊能力もありません。あるのは契約書と、一年ぶんの食卓だけです。
感想数 7
文字数 8,827
最終更新日 2026.09.02
登録日 2026.09.02
14
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
感想数 11
文字数 9,553
最終更新日 2026.04.14
登録日 2026.04.14
15
「存じ上げませんが、どちら様ですか?」——忘れることが、最も残酷な復讐になった
伯爵令嬢フィーネは婚約破棄のショックで過去の記憶を全て失った。名前も、家族も、婚約者も——何もかも。保護してくれた辺境の薬師に弟子入りし、「フィー」と名乗る少女として穏やかに暮らし始めた。朝は薬草を摘み、昼は薬を調合し、夕方は師匠の息子——無口だが優しい青年ルカスと一緒に夕焼けを見る。「私、前の自分より今の自分が好きです」。五年後。辺境に一人の貴族が現れた。やつれた顔で「フィーネ、迎えに来た」と。彼女は首を傾げた。「存じ上げませんが、どちら様ですか?」——嘘ではなく、本当に覚えていない。忘れることが、最も残酷な復讐になった。
感想数 6
文字数 10,372
最終更新日 2026.04.11
登録日 2026.04.11
16
病弱を装って婚約者を呼びつけた従姉妹は、3回目で完全に見抜かれて切り捨てられました
伯爵令息レオネル・グランフェルには、病弱な従姉妹がいる。
ある日、その従姉妹が「会いたい」と病気を理由に呼び出してきた。
しかしそれは一度では終わらなかった。
婚約者カリーナ・ヴェルローズとの逢瀬の日を狙ったかのように、二度、三度と繰り返される“体調不良”。
さすがに不審に思ったレオネルは、ついに見舞いへ向かうが――
※複数のサイトに投稿しています。
感想数 5
文字数 9,153
最終更新日 2026.03.20
登録日 2026.03.20
17
恋をはじめていいですか? ~幼いころに誘拐され、ようやく屋敷に戻った令嬢は、家族(特に犬猿の義兄)から(無自覚)溺愛されているようです~
幼い頃、身代金目当てで誘拐された令嬢、ノエル。
十歳になった頃、ずっとノエルを捜していた父に見つけられ、屋敷に戻る。
ノエルの母はノエルが戻ることを願いながら亡くなっており、代わりに兄が屋敷で待っていた。
――兄? わたしに兄妹いたの?
兄、セシュレイは、血のつながった兄ではなく。ノエルがいなくなったことで、とりあえず家の後継者として連れてこられた養子。
だけど。
――本当に、この娘がノエルなのですか?
ものすごく。もんのすごぉぉくノエルをバカにする兄。
字も書けない。マナーも知らない。拾った家族に虐待されて育ったノエル。令嬢らしくなくて悪かったわね! フン!
わたしだって、アンタなんか大っ嫌い!
ちょうどセシュレイは、全寮制野学校に進学するタイミングだったらしくて、屋敷に入ったノエルと入れ替わるように家を出ていった。
――ちょうどいいわよ。アイツの顔なんて見たくもないもの!
わたしはわたしで、離れてた寂しさを埋めるため、お父さまと仲良く暮らすわ!
それから八年後。
体調を崩した父のため、アイツが都に戻ってくる。令嬢らしくないとバカにしたアイツ。
いいわよ。この八年間で令嬢らしく慎ましやかに賢く育ったわたしを見て、驚きなさい!
……なんて意気込んでいたノエルだったのだけれど。
義兄は、いっしょに暮らすつもりはないようで?
ぎこちない、義理の兄妹の恋の始まり物語。
感想数 0
文字数 33,795
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.11
18
皆様どうぞ私をお忘れください。-エリザベートが消した愛-
旧題:エリザベートが消した愛
手渡された小瓶を目の前に掲げれば、窓から差し込む午後の日射しに照らされて、琥珀色の液体が燦いて見えた。
「貴女様には何色に見えますか?」
「琥珀色ですわ」
「貴女の心が澄んでいらっしゃるからでしょう」
「司祭様には何色に見えまして?」
司祭はその問いには答えなかった。
祈りが捧げられた液体は、見る人により色を変えるのだろうか。
エリザベート・フィンチ・ストレンジはストレンジ伯爵家の息女である。
冬の終わりのある日、エリザベートは教会で小瓶に入った液体を呷った。琥珀色の液体は、エリザベートの心から一つだけを消してくれた。
誰も何も変わらない。ただ、エリザベートが心を一つ手放して、その分身体が軽くなった。そんなささやかな変化であった。
だから婚約者であるデマーリオのシトリンの瞳を思い浮かべても、エリザベートの心は騒がなかった。
◆この度、多くの読者様のご愛読を頂き『エリザベートが消した愛』が書籍化の運びとなりました。
【書籍名】皆様どうぞ私をお忘れください。
-エリザベートが消した愛-
【イラスト】もか先生
【出版社】アルファポリス
【レーベル】レジーナブックス
【刊行日】 2026年1月30日
◆皆様のご声援を賜り「第18回恋愛小説大賞」にて優秀賞を頂戴することが出来ました。誠に有難うございます。
この場をお借りして、読者の皆様方、イラストレーター・もか先生、アルファポリス編集部及び関係頂きました皆様方に厚く御礼申し上げます。
◆Web限定の特別番外編SS
『ポーラの道標(みちしるべ)』
アルファポリスさん・レジーナブックスさんサイトにて公開されております。
エリザベートの娘であるポーラを中心に、登場人物のその後についてを描かせて頂きました。
《レジーナブックスさんリンク》
https://regina.alphapolis.co.jp/book/detail/13086
連載ページはこちら⇒鍵マーク
《レジーナブックスさん番外編リンク》
https://regina.alphapolis.co.jp/extra/search
文字数 138,873
最終更新日 2026.01.30
登録日 2025.01.15
19
『「君は役立たずだ」と捨てられた令嬢、辺境で自分の価値を知りました』
「君との婚約を破棄する」
侯爵令嬢リリアーナは、婚約者である王太子から突然そう告げられた。
理由は、妹のほうが令嬢として魅力的だから。
家族からも以前から「何の役にも立たない」と言われ続けていたリリアーナは、婚約破棄を受け入れ、誰にも引き止められることなく家を出ることになった。
向かった先は、王都から遠く離れた辺境領。
そこで出会ったのは、「冷徹辺境伯」と呼ばれるアレクシスだった。
「ここでは、身分など関係ない。役に立つ者が必要だ」
そう告げられたリリアーナだったが、彼女には誰にも知られていない秘密があった。
幼い頃から祖母に教え込まれた薬草の知識。
それは、王都では「令嬢らしくない」と笑われ、誰にも認められなかったものだった。
けれど――辺境では違った。
「この薬を作ったのは、君なのか?」
「はい……」
「素晴らしい。君は、この領地に必要な人間だ」
初めて自分の存在を認めてもらったリリアーナ。
やがて彼女は知ることになる。
自分を「役立たず」と捨てた人々よりも、自分を必要としてくれる人たちのほうが、ずっと大切だったことを。
そして、彼女を捨てた元婚約者が後悔したときには――もう、すべてが遅かった。
捨てられた令嬢が、自分の居場所と本当の愛を見つける、逆転溺愛ラブストーリー。
文字数 25,725
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.15
20
「君には王妃は務まらない」と私を捨てた殿下が、隣人で部下になりました
「君には王妃は務まらない」
そう告げられ、王太子との婚約を破棄された伯爵令嬢ミレイユ。
誰かの期待に応える人生を捨て、自分の好きな魔道具を仕事にする道を選んだ彼女は、四年後、魔道具商会《ルミエール商会》を成功させ、立派な商会の代表となっていた。
そんなある日、ミレイユの隣家に青年が引っ越してくる。
名前はノア。
穏やかで不器用ながら、仕事では誰よりも頼りになる彼に、ミレイユは少しずつ惹かれていく。
けれどある日、王家の使者が彼の前に跪いた。
「お迎えに上がりました。……ノア殿下」
隣人のノアは、かつて自分を捨てた元王太子だった。
過去の傷と、今ここにいる彼への想い。
二人はもう一度向き合い、今度こそ誰かに決められるのではなく、自分自身の人生と、大切な人を選ぶことになる。
感想数 0
文字数 24,186
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.17
21
婚約者が私の見舞いには来ず、他の女の茶会に行っていたので――気づいた時には、もう愛は完全に冷めていました
見舞いにも来なかった婚約者が、他の令嬢の茶会には出席していた。
その事実に気づいた時、私の愛は完全に冷めていた。
静かな婚約破棄の先で明かされる王家との繋がりと、彼の後悔。
感想数 8
文字数 10,897
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.04.29
22
結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。
ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。
王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。
そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。
「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。
文字数 23,659
最終更新日 2026.02.26
登録日 2026.02.08
23
愛人と暮らすために私と結婚した伯爵子息、皇帝宮の夜会で本音を喋る魔道具を使ったらすべて暴露されました
愛人と暮らすために私と結婚した伯爵子息。その本性を知ったのは、結婚した後でした。
私は子供を産むためだけの妻。生まれた子は愛人が育て、私は屋敷に閉じ込められる運命だという。
絶望する私が思い出したのは、大魔導士から渡された魔道具。「心に思ったことを言葉にしてしまう」もの。
そして皇帝宮の夜会で――伯爵子息は皇太子の前で、自分の本音をすべて喋ってしまいました。
この作品は、「僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です」シリーズの外伝です。
リリアーナは、第1作目の第3部のおまけ、のお話にでてくる子爵令嬢です。
感想数 2
文字数 3,336
最終更新日 2026.03.15
登録日 2026.03.15
24
【12話完結】私はイジメられた側ですが。国のため、貴方のために王妃修行に努めていたら、婚約破棄を告げられ、友人に裏切られました。
国のため、貴方のため。
私は厳しい王妃修行に努めてまいりました。
それなのに第一王子である貴方が開いた舞踏会で、「この俺、次期国王である第一王子エドワード・ヴィクトールは伯爵令嬢のメリー・アナラシアと婚約破棄する」
と宣言されるなんて・・・
感想数 9
文字数 13,991
最終更新日 2022.05.31
登録日 2022.05.22
25
婚約破棄され森へ追放された令嬢ですが、身分を隠した大国の王子様に見初められました
婚約破棄され、森へ追放された伯爵令嬢セレナ。
一人で暮らし始めた彼女は、森で傷ついた旅人ノアを助ける。ともに過ごすうち、二人は次第に惹かれ合っていくが――彼の正体は、大国グランシェル王国の第一王子だった。
すべてを失った令嬢が、森で新しい居場所と恋を見つけ、自分の幸せを選び取るスローライフ恋愛物語。
文字数 136,202
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.06
26
「更新は、いたしません」〜白い結婚五年目、満了まであと三十日〜
結婚して五年、アメリアが夫オズワルドと交わした会話は、用件だけだった。
「妻は、よくできた調度のようでいてくれればいい」と言われた契約結婚。それでも五年、家政も、社交も、領地の調停も、夫の妹の支度も、アメリアは全部きちんと回してきた。契約とは、果たすものだから。
満了の三十日前の朝、夫は手紙の束から顔も上げずに言った。「更新の書類、いつものように任せていいか」
「更新は、いたしません」
その日から、伯爵家の何かが毎日ひとつずつ止まっていく。夫が五年間、見ようともしなかったものの形に沿って。
隣領の伯爵レナードだけが、満了の「その後」の話をしたがっている。
あと三十日。アメリアは指折り数えて、満了の日を楽しみに待っている。
感想数 10
文字数 81,089
最終更新日 2026.08.23
登録日 2026.08.05
27
魔力27で捨てられた令嬢、恋だけは鍛えられません ~前世プロボディビルダーと、私の記録を信じる第二王子~
魔力27。婚約破棄。父からは、辺境の領地を整理してこいと言われた。
何かの役に立たなければ、私には居場所がないのだと思っていた。
けれどリディアには、十八歳の成人判定の日に蘇った記憶がある。
前世はプロボディビルダー。大きな魔法は使えなくても、小さな魔法なら鍛えられる。
食事を整え、使った時間を測り、無理をする前に交代する。薬師の娘や守備隊と積み重ねた記録を、研究者の第二王子フェリクスは信じてくれた。
そして彼は、成果を尋ねるより先に、こう聞く。
「今日は、きちんと食べましたか?」
頑張っていない時間まで隣にいたいと言う人に、どう返せばいいのだろう。
会話を十二通り用意しても、脈拍を数えても、恋だけは予定どおりに進まない。
魔力は27のまま。捨てられた辺境で、自分の居場所と恋を育てる令嬢の物語。
全45話・完結まで執筆済み。ハッピーエンド。
感想数 0
文字数 12,286
最終更新日 2026.09.20
登録日 2026.09.20
28
幼なじみの王子には、既に婚約者がいまして
幼なじみの王子の婚約者の女性は美しく、私はーー。
文字数 1,732
最終更新日 2024.01.06
登録日 2024.01.06
29
幽霊姫が、家から逃げた
クレバン公爵家の長女が、家から追い出された。白い髪に痩せた身体、社交はもちろん滅多に人前に姿を見せない彼女は、周囲から"幽霊姫"と呼ばれていた。
貴族はほぼ全員が異能を持つ中、幽霊姫は何の力も持っていない。
けれども彼女がいなくなったことで、クレバン公爵の"先見"の異能は失われ──?
"幽霊姫"の真の能力と、彼女が幸せを掴むまでのお話です。
※「小説家になろう」にも掲載しています。
感想数 2
文字数 10,131
最終更新日 2026.08.26
登録日 2026.08.26
30
【完結】身代わり皇妃は処刑を逃れたい
「おまえは前提条件が悪すぎる。皇妃になる前に、離縁してくれ。」
新婚初夜に皇太子に告げられた言葉。
1度目の人生で聖女を害した罪により皇妃となった妹が処刑された。
2度目の人生は妹の代わりに私が皇妃候補として王宮へ行く事になった。
そんな中での離縁の申し出に喜ぶテリアだったがー…
別サイトにて、コミックアラカルト漫画原作大賞最終候補28作品ノミネート
感想数 110
文字数 169,530
最終更新日 2025.11.15
登録日 2020.04.20
31
愛されるつもりは毛頭ありませんが、野望達成のため、わたしと結婚していただきます!
リエル・グランセットは、公式愛妾になりたかった。
領地で相次ぐ冷害、獣害。流行り病での両親の死。領地と外をつなぐ橋の崩落。
増える借金、餓える領民。
それをなんとかする手立てが、国王の公式愛妾だった。
公式愛妾になれば、王様からどれだけでもお金の引き出し放題。今までどれだけ国に惨状を訴えても助けてくれなかったけど、
公式愛妾になれば、愛しい女からのおねだりなら、お金なんて気前よくポンッと出してくれるでしょ?
親もなく、あてになるような婚約者もいない。
なけなしのお金をはたいて王都に出てきたリエル。髪を染め、胸を盛り。さっそく王様ホイホイできたのはいいのだけど。
公式愛妾として王宮に上がるには、結婚して、夫がいることが条件。
なんですって――っ⁉
妾になるのに、夫がいるの?
そして、王様がリエルの夫にと選んだのは、王様の近習、ラーゼイン・アグスレーネ。侯爵家の次男。
若い彼と見た目だけはお似合い、中身は形だけの冷たい夫婦になる。
けれど。
(ふしだらな女と思われてるのかしら)
王様に取り入ろうとする、権力欲と淫らな欲にまみれた女。だから、夫婦になってもそっけない態度のままなのかしら。
本当は、亡くなった両親みたいに、互いを慈しみ想い合う、愛ある結婚がしたかったのに。そういうのを夢見てきたのに。
ラーゼインの態度に、一人傷ついていくリエル。でも、それを望んだのは、まぎれもなく自分で。彼は巻き込まれただけの可哀想な人で。領地のためとはいえ、身を差し出すわたしを軽蔑しても当然で。
そんな時、ラーゼインにリエルの本当の姿を知られてしまい――?
目指せ、公式愛妾! 守れ、我が領地!
十八歳のリエルの、孤軍奮闘(ひょんなことから)溺愛されます物語。
感想数 0
文字数 111,198
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.08.21
32
【完結】私の髪を切った継母が、父を殺して消えました~“灰かぶりの少女”と“鼠”の新聞記者は、悪しき継母の過去を追う~
伯爵令嬢エラ・シモンズは、継母クロエに虐げられて育った。
長い金髪を切られ、屋根裏部屋へ押し込まれたエラは社交から遠ざけられ、使用人のように家事を仕込まれる日々を過ごす。
そんな十五歳のある日、父が殺され、クロエは姿を消した。
没落したエラは使用人として働き始めるが、やがて気づく。
クロエに叩き込まれたことは、すべて自分が一人で生きるための力になっていたことに――
なぜクロエは、エラの髪を切ったのか。
なぜ父を殺し、消えたのか。
エラは、貴族たちから“鼠”と呼ばれる新聞記者アスターとともに、クロエの過去を追い始める。
調べるほどに、「悪しき継母」というわかりやすい物語は少しずつ崩れていく。
自分の手で過去を確かめる少女と継母を巡るシンデレラ・ミステリー。
感想数 1
文字数 121,743
最終更新日 2026.09.08
登録日 2026.09.06
33
そのお茶、もう冷めてますよ
文字数 972
最終更新日 2026.05.11
登録日 2026.05.11
34
真実の愛はお腹を満たしてくれますの?
「リディア、聞いてくれ。俺は真実の愛を知ってしまったんだ」
定例のお茶会の席で、婚約者様に告げられた言葉。
理解を拒んだのか、純粋にその言葉の意味がわからなかったのか……彼に応えられる回答を、私は持ち合わせていなかった。
「真実の愛は、お腹を満たしてくれますの?」
決して未練などではない。ただ、疑問だっただけだ。
その問いにセドリック様は、いつもの人を見下したような笑みを見せて。
「愛は金にも勝る。心が満たされていれば、腹だって満ちるさ」
――真実の愛と侯爵家の財はどこまで持つかしら。
感想数 2
文字数 9,553
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.07.06
35
それなら私はこの家を出ます 〜あとは妹に全部任せればいいと思いますね
人と違うだけで落ちこぼれと言われる。
妹から、家族から、好意を持った人から馬鹿にされる毎日。
それでも私を見てくれる人がいた。
「俺が君を迎えにいく」
これは、落ちこぼれと言われた私が、極悪当主と婚約させられそうになったと思ったら、運命の人と巡り会えた話。
異能、シンデレラ、溺愛
※一応初期バージョン(下書き)5万文字書いてあって、鎌倉の日々やらなにやら、母様ざまぁまで書いてありましたね。
ただ、設定やプロット、キャラ、口調を変えたので、続きは書けなくないですが、超時間かかります。
ご要望が多ければ、続き書きますね。
感想数 15
文字数 25,567
最終更新日 2026.05.09
登録日 2025.10.21
36
裏切りの先にあるもの
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
感想数 131
文字数 65,697
最終更新日 2020.07.03
登録日 2018.06.14
37
真面目令嬢と告白ごっこ
「私に告白したのは罰ゲームだったんでしょう?」
「なーんだ、もう知っちゃったんだ。」
私がそう言えば目の前の美丈夫は笑い声を上げた。
「とはいえクラスで浮いてた勤勉だけが取り柄の地味な準男爵令嬢が、サリナス伯爵家の令息と付き合えたんだ。良かったなあ。」
今更彼の言葉に私が心を乱される事はない。
あなたは知らない。
私が知っているということを。
あなたが私に交際を申し込んだのは罰ゲームだという事も、
貴族に罰ゲームを仕掛けるのはまずいからと貴族じゃない準男爵令嬢を選んだ事も、
難易度を上げるために大真面目な私を選んだ事も、
自分が真面目な女でも攻略できると悪友たちに見せつけたかった事も。
ぜんぶぜんぶ、最初から知っていた。
「潮時だと思ってたんだ。ちょうど良かったよ。」
そうね。あなたの言う通りだわ。
先のないお付き合いはもう潮時。
さようならキャル。
お元気で。
こうして私たちのごっこ遊びは終わりを迎えた。
文字数 109,702
最終更新日 2026.07.21
登録日 2026.06.12
38
「お姉様の刺繍は素人ね」と笑った義妹の婚礼衣装——裏地を見た女官十二人が、一斉に針を置いた
「お姉様の刺繍は、素人の手習いに見えますわね」――王太子妃となる異母妹アデリーナは、王宮女官たちの前で姉ローゼを笑った。翌週の婚礼の朝。式典装の最終確認のため、十二人の女官が衣装の裏地を検めた瞬間――一人、また一人と、針を置いた。裏地に縫い込まれていたのは、女官たちが十二年間ずっと探していた一筆の銀糸。即位式の絹外套、二人の王女の婚礼ドレス、亡き王太后の弔意の喪服。王家儀礼衣装のすべての裏地に、同じ手で、同じ糸で、同じ銀の花が縫い込まれていた。「アデリーナ様、これは――あなた様の手では、ございません」縫い手は、ずっと一人だった。それを十二年間、誰の名でも呼べなかっただけのこと。
感想数 5
文字数 11,342
最終更新日 2026.05.18
登録日 2026.05.18
39
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
感想数 5
文字数 193,764
最終更新日 2023.10.12
登録日 2023.06.29
40
私を捨てた公爵が、すべてを知った時にはもう手遅れでした
呪いに侵された令嬢は、婚約者である公爵から「出来損ない」と蔑まれ、婚約を破棄される。
人を傷つけてしまう力を恐れ、彼女は人里離れた森で静かに生きることを選んだ。
それでも――かつて愛した人が死にかけていると知った時、彼女は自らの命を削り、その命を救う。
想いを告げることもなく、すべてを置いて去った彼女。
やがて真実を知った公爵は、彼女を求めて森へ向かうが――
そこにいたのは、別の男に手を取られ、幸せそうに微笑む彼女の姿だった。
すれ違いの果てに、ようやく手に入れた幸せと、すべてを失った男の後悔の物語。
感想数 8
文字数 4,740
最終更新日 2026.04.18
登録日 2026.04.18