薬師小説一覧
薬師として働くエリーゼ・バリエンホルムは貴族の娘。
しかし両親が亡くなって以降、叔父に家を追い出されていた。エリーゼは自分の生活と弟の学費を稼ぐために頑張っていたが、店の立ち退きを迫られる事態となる。同時期に、好意を寄せていたシメオン・ラウル・アランブール伯爵からプロポーズを申し込まれていたものの、その申し出を受けず、娼館に足を踏み入れることにした。
エリーゼが娼館にいることを知ったシメオンは、エリーゼを大金で身請けして屋敷に連れ帰る。けれどそこは闇の仕事を請け負う一族で、シメオンはエリーゼに毒薬作りを命じた。
薬師としての矜持を踏みにじられ、一度は泣き崩れたエリーゼだったが……。
――私は私の信念で戦う。決して誰にも屈しない。
文字数 101,989
最終更新日 2023.09.25
登録日 2023.09.05
薬師のエラは、仕入れの帰り道、苦しそうな男の声を聞いた。
うずくまる彼を介抱したことをきっかけに、彼はエラの店に通うようになる。
来店するたびに向けられる眩しい笑顔とまっすぐな好意。
彼の人懐っこさに、エラも次第に彼に惹かれていく。
◇ムーンライトノベルズ様へも掲載しております。
文字数 48,732
最終更新日 2023.04.18
登録日 2023.03.31
王都西区で薬師として働くソフィアは毎日大忙し。かかりつけ薬師として常備薬の準備や急患の対応をたった1人でこなしている。
明るく振舞っているが、完全なるブラック企業と化している。
そんな過労薬師の元には冷徹無慈悲と噂の騎士様が差し入れを持って訪ねてくる。
………何でこんな事になったっけ?
文字数 54,496
最終更新日 2023.05.02
登録日 2023.04.04
王宮で薬師をしているラナは、上司の言いつけに従い王子殿下のカザヤに薬を届けに行った。
カザヤは生まれつき体が弱く、臥せっていることが多い。
この日もいつも通り、カザヤに薬を届けに行ったラナだが仕事終わりに届け忘れがあったことに気が付いた。
慌ててカザヤの部屋へ行くと、そこで目にしたものは……。
弱々しく臥せっているカザヤがベッドから起き上がり、元気に動き回っていたのだ。
「俺の秘密を知ったのだから部屋から出すわけにはいかない」
驚くラナに、カザヤは不敵な笑みを浮かべた。
「今日、国王が崩御する。だからお前を部屋から出すわけにはいかない」
文字数 82,028
最終更新日 2024.01.18
登録日 2023.08.22
辺境の村に住むルナには、幼馴染がいる。
幼馴染のダレンは体格よし、顔よし、剣も扱えるし、仕事もできる。その上愛想もよく、村の人気者。
村になじまない色彩をもつため、家族からも村人からも遠巻きにされるルナを唯一かまうのはダレンだけだった。
しかし、ルナは自分にだけ、意地悪な面を見せるダレンが苦手で嫌いだった。
村やダレンから逃げ出したいと思いつつ、そんなことは無理だと諦めていた。
しかし、ルナはある日、「人喰い魔女」と呼ばれる薬師のおばあちゃんと出会って……
虐げられてもくじけない頑張り屋の女の子×美人なチート魔術師の冒険者ギルド職員のカップルが紆余曲折を経て幸せになる物語。
※外見による差別表現、嘔吐表現がありますので、苦手な方はご注意ください。
※なろう、カクヨムにも掲載しています。
文字数 90,214
最終更新日 2023.11.13
登録日 2023.10.12
久々に出社した俺は、後輩と飲みに行くことになった。他の同僚とは都合が合わず、二人だけでの飲みになったわけだが。そこそこの見た目だから、お持ち帰りでもしてやろうかと目論んで。
俺は脂の乗った35歳、普通のサラリーマンだ。ちなみに腹に脂が乗っているわけじゃねぇ、年齢的にって意味だ。まだ遊びたい年頃なんだろう、今のところ結婚も考えて無い。だから、後輩をお持ち帰りしてもなんの問題も無い。
そんな後輩と会社から近い有楽町に、二人で歩いて向かっていると、ろくでもない現場に出くわした。しかも不運な事にその事件に巻き込まれてしまう。何とか後輩は逃がせたと思うが、俺の方はダメっぽい。
そう思ったのだが、目が覚めた事で生きていたのかと安堵した。が、どうやらそこは、認めたくは無いが俺の居た世界では無いらしい。ついでに身体にまで異変が・・・
※小説家になろうにも掲載
文字数 485,856
最終更新日 2022.03.02
登録日 2021.01.08
薬師のフェリシアとその旦那であるカミルは近所でも評判の仲睦まじい夫婦だった。だが、ある事件をきっかけに彼はフェリシアと出会う少し前から結婚するまでの10年分、記憶を失ってしまう。
フェリシアはカミルにできることをしようともがくが、二人の距離はうやむやになってしまい…?【全40話】
ちょっぴり切ない夫婦の物語。
※この作品はかつて書いていた『旦那が記憶喪失になりまして』を書き直した改訂版であり、タイトルは内容を少しだけわかりやすくできるように書き直したものです。
※ファンタジー要素があるので、苦手な方はお戻りください。
※それと、R18なのは、まあ、そういうことです。
ちなみに、『※』が付く回はR15から外れていると思われます。現状で作者の精一杯ではありますが、R18に抵触するので、ご注意ください。
文字数 165,332
最終更新日 2018.05.20
登録日 2018.03.08
VRMMORPGゲームで世界1位の売り上げを誇る【ディーヴェルクオンライン】を今日始めた私はレベル1固定スキルを何故か手に入れてしまった。
固定スキルによってレベル1から進歩しなくなった私は、運営会社に問い合わせるも──
「大変申し訳ございません。そのようなスキルはないため、原因究明には時間がかかりますので……原因が分かるまでは薬師でもどうですか?」
と、何故か薬師を運営会社から勧められてしまい、仕方なく薬師を選ぶこと。
そして、ゲーム内で薬師を選択したその時──回復と毒のステータスがカンストしてしまった。
そして、ゲーム内人気役職ランキング最下位『薬師』、つまり私一人。
この世界で他プレイヤーを生かすも殺すも私一人。
そして、ゲームは運営に見放され、謎のシステムエラーでモンスターの暴走もたくさん!
そんな中で出会う、素敵な仲間たちを後衛救護しながらゲーム内で薬屋やって生計立てます。
小説家になろう、日刊ランキング12位更新できました!!
祝1万PV突破ありがとうございます!
同タイトルです。
小説家になろうにも掲載中
ノベルバにも掲載中
※HOTランキング5位ありがとうございます
※ファンタジー大賞100位内ありがとうございます
文字数 94,202
最終更新日 2019.10.15
登録日 2018.08.29
没落寸前の男爵家に生まれたニーナ・ルベットは、病弱な母の治療費を稼ぐため、宮廷薬師の職に就いた。
しかし、給料は治療費に消えるばかりで、母の病は良くならない。
貴族らしい裕福な生活ではなく、切り詰めた貧乏生活を送っていた。
そんなニーナの元に、莫大な資産を持つ公爵家から縁談の話が舞い込み、喜んでいたのも束の間――。
「弟の婚約者に相応しいか見定めに来た」
婚約者の兄である天才魔術師のアレク様に、婚約者に相応しいか審査されることになってしまった。
ただ、どうにも様子がおかしい。
「もう仕事の三十分前だぞ」
「寝癖が付いているだろ」
「座っていろ。紅茶をいれてやる」
なぜか婚約者の兄がグイグイと来て、世話を焼いてくれるみたいで……?
文字数 112,009
最終更新日 2022.05.03
登録日 2022.04.27
とある廃墟のビルで青年が死んだ。
バイト帰りに人違いで攫われた。
拷問をされた挙句に放置された。
そして、人知れずひっそりと………死んだ。
そして、気付くと異世界の森に捨てられた瀕死の子供に転生していた。
青年は理解した。
救いなど、この世界にはないのだと。
苦悩に満ちた人生を終え、苦痛に満ちるであろう人生に再び放り込まれたことを理解して、青年はただただ絶望した。
そして、切に願った。
死にたいと。
しかし、恩人に救われた事で青年はこの世界で正しく生きようとした。
前世にはなかった救いが、この世界にはあると信じていたからだ。
恩人がそうだったように。
そして、恩返しのために今世でも正しく生きる事を、行方知れずの恩人に誓った。
しかし、少年はまだ知らない。
前世同様、この世界にも救いなど存在しないという事を。
そして、少年に再び悲劇が襲いかかる。
これは、不遇な少年が闇堕ちするまでを綴った物語。
ありきたりな闇堕ち系ダークファンタジーである。
文字数 50,827
最終更新日 2024.05.12
登録日 2023.12.10
婚約破棄の上、追放されたイルミ。彼女は薬師としての才を活かし、診療所を開く。
その評判を聞きつけた、王宮から「姫君の病を診て欲しい」と依頼を受け…?
文字数 1,842
最終更新日 2023.11.10
登録日 2023.11.10
俺は薬師如来像が頭に落ちて死ぬという間抜けな死に方をしてしまい、世話になった姉に恩返しすることもできず、異世界へと転生させられた。
だが、異世界に転生させられるとき、薬師如来に殺されたと主張したことが認められ、今世では病や美容に効く万能薬を処方できるチートスキルが使える。
俺は妹として転生して来た前世の姉にこれまでの恩を返すため、貴族社会で成り上がり、妹を幸せにしたい。
文字数 30,098
最終更新日 2023.06.19
登録日 2023.06.15
魔法学校の薬学部を卒業したティカ。
卒業後、一人前の薬師を目指し必須事項である現役薬師の下で経験を積むため過去に名を馳せていた薬師の弟子入りを果たす。
数年見習い薬師としての経験を積んだティカは真の意味で卒業まで漕ぎ着けた。卒業課題を難なくこなし、一人前の薬師として認められ旅立つことになった。
一人前に育ったひよっこ薬師が偶然作った秘薬でトラブルに巻き込まれたり、魔物討伐につき合わされたりする話です。
*不定期更新予定です*
文字数 67,980
最終更新日 2022.08.19
登録日 2018.03.24
昼も薄暗い、城のほとりの魔の森に一人で暮らす、ちょっと・・大分お金にガメツイけれど、腕の立つ薬師の少女のニコラと、思考過敏症に悩まされる、美麗な魔法機動隊長、ジャンのほのぼの異世界恋愛話。
世界観としては、「レイチェル・ジーンは踊らない」に登場するリンデンバーグ領が舞台ですが、お読みにならなくとも楽しめます。ハッピーエンドです。安心してお楽しみください。
本編完結しました。
事件簿形式にて、ミステリー要素が加わりました。第1章完結です。
ちょっと風変わりなお話を楽しんでいってください!
文字数 200,245
最終更新日 2023.04.16
登録日 2022.01.12
高校二年の時、突然異世界へ飛ばされ、あれよあれよという間に宰相の息子達の教育係兼お世話係となった少女、桐生美夜。次期宰相達がすくすくと成長し、明日は成人を迎える日。
その日が絶好の帰還日和だったこともあり、美夜はお世話になった人達に挨拶をし、元の世界へと帰ってきた。元の世界では時間は美夜が飛ばされてから一日しか経っておらず、美夜の外見もその時の年齢相応に戻っていた。
美夜は無事大学入試に合格し、順風満帆なキャンパスライフを過ごすはずだったのだ。
……世話をしていた異世界の王太子からの、常軌を逸した数のヘルプ要請の手紙を見るまでは。
文字数 87,154
最終更新日 2020.09.14
登録日 2017.04.21
エルフとして生まれたセシュアン
18歳になると村から出て最低1年は別の土地で生活しなければいけないという掟があった。
そしてセシュアンは18になり薬師として旅をすることにした。
そんな彼女が、大切な居場所を見つけるおはなし。
文字数 2,384
最終更新日 2018.09.15
登録日 2018.09.04
6年前、隣国のアルトキア王国との戦争で見事、勝利を収め戦勝国となったディアタット帝国はアルトキアの領地を支配し、アルトキアという国を滅亡させた。
その後、元アルトキア王国の大地には大きな都市が築かれディアタット帝国として発展していった。そこには戦争があったとは思えないほどの建造物と人々の活気に溢れていたが、その輝かしい復興都市の外れにはスラム街が静かに形成されていた。
スラムで薬師を名乗るノア×元隣国の兵士、現奴隷ラウル
文字数 6,849
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.24
太古の時代。最初に魔力をもたらしたのは龍だったと推測されている。それは、魔力の一部に、龍と同質の波動が確認されているからだ。そして、何世代もの試行錯誤の末、人は魔力に方向性をもたらすことに成功した。それが魔法の始まりである。
更に研鑽を重ねた人は、空と水と土に魔力との親和性を発見し、効果の発動にも影響することを解明した。すなわち、魔力の適正である。
この礎を築いたのは、古の大魔導士マーリンであり、現代魔法の祖と称えられていた。
文字数 68,617
最終更新日 2024.05.07
登録日 2024.04.15
薬師エレミア・パールは、「人の痛みを引き受けてしまう」というちょっと特殊な体質のせいで、街外れに小さな店を構えている。
ある日店に騎士様がやってくると、全身強烈な疲労感に襲われた。つまりそれは、この騎士が、酷い慢性疲労に悩まされているということ。
まさか「あなたが来ると全身怠くなるので困ります」とは言えないエレミアと、「一緒にいると楽になる」と言って通い詰める「虹の騎士」レナード。どうやらエレミアは、彼に気に入られてしまったようです。
※「小説家になろう」様にも掲載。
文字数 19,354
最終更新日 2022.05.27
登録日 2022.05.19
※ BLです。苦手な方はどうかご注意下さい。
何年かに1度流行する流行り病 “退魄症”(たいはくしょう)
その病で両親を失ったソルは、薬師である祖父の元に引き取られる。
そして数年後、同じ病に冒されたモーネがやってきた。
人間の力では太刀打ちできない病を、完治させられるのは選ばれた人間にのみ与えられる“ヒーセンス”の力のみ。
その力を持たないソルに、モーネを治すことはできるのか。
そして、薬師の力でかろうじて一命をとりとめたモーネの淡い恋心の行く末は……?
※1 女性キャラはちょこちょこ出ますが、恋愛に絡むものは少ないです。
※2 前半はR-18要素は少ないですが、後半には入れたいと思っております。
※3 BLとしての攻受は、モーネが攻めのつもりで書いていますが、途中まではハッキリしない部分もあるかと思います。できれば、どちらでもよいという寛大な気持ちでお読み頂ければ、本当にありがたく思います。
※4 全4部構成予定。現在、第3部スタートです。
文字数 178,172
最終更新日 2022.12.14
登録日 2022.10.01
「これはどの『わたし』の人生だろう」_王立騎士団所属下端騎士ケイセルこと『K』は夢でかつての記憶を思い出し、自分がシナリオゲームの世界に転生していることに気がつく。
このゲームで「悪役令嬢」の立場であるロゼット令嬢は、慕っていた幼馴染を思い、わざと悪役を演じていた。最終的にはハッピーエンドを迎えるはずだが、、居ても立っても居られない。
Kは、顔立ちと声の良さで王立騎士の最下師団には入れたようなもので、特別な能力や才能、魔力も秀でてはいない、ただの「モブ」である。
これまで劣等感が付き纏っていたKだが、夢での記憶に感化され、成長していく脇役の物語。
文字数 5,266
最終更新日 2024.01.28
登録日 2024.01.16
――私たち薬師が診るのはね、病ではなくて人なのよ
祖母の教えを胸に街を追われ森の中でひっそりと薬方店を営んでいたトーナ。
「あなたが噂の魔女殿か?」
そんな彼女のもとを銀髪碧眼の美形の騎士ハルが訪れた。彼がもたらした依頼はトーナの人生を大きく変えるものだった。
――この2人の出会いから、いま運命が大きく動き出す。
薬師として豊富な知識と優れた技術を持つトーナ。しかし、幼い時より黒い髪と赤い瞳を理由に『魔女』と蔑まれ迫害を受けていた。それでも、彼女は師でもある亡き祖母の教えを胸に医療の本質に向き合っていく。
一方、ハルは美しい容貌のせいで女性から一方的に好意を寄せられ被害を受け、それが原因で彼は女嫌いとなっていた。だが、トーナの薬師として強く真っ直ぐ生きる姿に惹かれ、虐げられていた彼女を救おうとするのだが……
※この作品は「小説になろう」「カクヨム」「ラノベストリート」にも投稿しております!
※第一回ラノベストリート大賞3次選考通過しました。
※第4回一二三書房WEB小説大賞一次選考通過しました。
文字数 142,135
最終更新日 2023.02.15
登録日 2023.01.21
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。
まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。
だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥
たまにやりたくなる短編。
ちょっと連載作品
「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。
文字数 9,995
最終更新日 2018.07.05
登録日 2018.07.05
ある国には冷酷で処刑した数は千を超えるとうわさされる皇帝がいた。だがそれに反してよい政策をして国がよりよくなったという噂も聞く。それはすべて本当だ。だが違うのはそれを止めるもの、つまりストッパーがいるということだ。その国の上層部にしか知らされていない彼の存在は…。
文字数 2,572
最終更新日 2023.07.06
登録日 2023.06.30
国のために数多くの薬草の研究をしてきたフローラ。
彼女の作る薬はたいそう効くと評判で、病弱だった王子ディアスが城へ招き、看護をするフローラの姿にディアス王子が心を奪われプロポーズした。母性本能がくすぐられたフローラもOKの返事を出す。
婚約者となってもいつも通り、ディアス王子に処方する良苦草(りょくそう)を取って帰ってきたら、王子が目をギラつかせて妹弟子イザベラを傍に置いていた。
フローラが訪ねると、どうやらイザベラが美味しい薬を処方してくれたのでフローラはもう用済みとのこと。
けれど、王子の顔色などを判断すると、その薬は危険だと感じたので、そのことだけでもフローラは伝えようとしたが、王子は聞く気もない様子。さらには国外追放まで言い渡してきた。
彼女を切り捨てたディアス王子たちは破滅へと向かっていくとは知らずに・・・。
フローラはショックだったけれど、まだ見ぬ薬草を求めて旅に出ることを決めた。
しかし、世界が彼女の才能と知識を放っておくはずもなく―――
タイトルは「味が苦い」ですが、「薬師」「ざまぁ」「悪役令嬢」「婚約破棄」などがお好きな人のお口には、冒頭は少し苦いかもしれませんが、後半は苦みがなく、「痛快」「美味しい」「まるで定食のような安心感」と言っていただけるようなご希望に添えるよう作っていきたいと思っています。どうぞ、御賞味あれ。
文字数 19,235
最終更新日 2021.07.20
登録日 2021.06.25
ピアスの色で魔法属性がわかる世界で、リリナージュは毒々しい紫色だった。毒魔女と呼ばれる彼女は、ひょんなことから銀色の珍しい猫を助けるが、その猫はレイサード殿下の猫だった。そのお礼としてか、王宮薬師として働ける事になるも、側近のビスナからレイサード殿下を毒で殺そうとした相手を探し出して欲しいと頼まれる。
夕方になるとレイサード殿下の猫シルーが、リリナージュに会いに来るもビスナが連れ帰るという日々が続く。シルーに懐かれたリリナージュに、殿下には聖女の婚約者がいると言われビスナにけん制されるも別に猫は好きだけど、殿下とは一度しか会ってないけど?
などと悶々と考えていると、王宮内で事件が起きる――。
★は「レイサード」サイドの話です
文字数 31,959
最終更新日 2020.07.16
登録日 2020.07.06
『ゼロ・オンライン』VRMMOは12年を経てとうとうサービス終了を迎える。発売当初からのプレイヤーである主人公は最後のログインをしていた。謎の人物から学習能力レベルMAXスキル(一度スキル見たらそのスキルを取得できる)を貰い、なんと異世界に転移、赤ん坊に転生をしてしまう。そして、異世界で辛い幼少期を過ごし、有名魔術学院に通うことになった。だがしかし、危険な魔術を使い退学となり、王国を追放される。そして、ダンジョンと都市を行き来する生活が始まった。そこで、一匹のフェンリルに出会ったことをきっかけに、鬱屈していた心境が変わり、やがて、魔術の商人として活躍することになる。
※誤字脱字、文章がおかしな点などは出来る限り追加修正中。アルファポリス、カクヨム、ノベルアッププラスでも投稿中。
文字数 106,069
最終更新日 2021.12.06
登録日 2019.10.26
物心つく前から竜に育てられており、自分も竜だと思い込んでいたアメリア。しかし六歳の時に竜の王城に半ば騙し討ちに連れ去られた結果、自分が竜ではなく人間だと知らされ、自らの寿命が養母よりかなり早く尽きてしまう事実に気がつく。このまま竜の国で生活すると、自分が早死にすることで大好きな養母を悲しませてしまうと思い立った彼女は立派な竜になる事を諦め、将来は立派な人間になって断崖絶壁で遮断されている人間の国で生活することを宣言。周囲の竜達は彼女の決意と可愛らしさにほだされて、こぞって自立に向けた養育をするようになる。
年月が経過し、周囲の竜達からお墨付きをもらった彼女は、お目付け役の義兄が同行するのを条件に、竜国側から断崖絶壁を挟んで一番近い国での生活を開始する。しかしそこには大きな落とし穴が。
予想以上に人間国側より竜国側での医療知識や技術が進んでおり、アメリアの薬剤精製技術や使用方法、治療法の選択が未知のものであったため、実際に治療を施された者から話が広まって大評判に。その結果、同業の薬師には嫌がらせを受け、難しい治療は医師、軽症などは薬師とのすみ分けができていた人間社会の職域を侵すと医師に敵視され、トラブル続出。それらをなんとか回避していたものの、評判を聞きつけた王太子から国王の病を治すよう依頼されて半ば強引に王城に拉致された結果、王宮侍医を抱き込んだ国王暗殺未遂事件に巻き込まれてしまうのだった。
「カクヨム」からの転載作品です。
文字数 43,483
最終更新日 2022.07.26
登録日 2021.05.22
狩人の少年アオバは、家族の為に新たな一歩を踏み出した。
しかし、彼はまだ知らない。学園が秘密裏に行っている実験も、マスルーツ家が抱える闇も、王都で薬師の学園に通う意味も。
そして…入学初日の受難が、これから起こる異変のほんの序章でしかないということを。
まるで、渦の華に引き込まれる様にしてアオバの学園生活が始まる。
文字数 15,410
最終更新日 2023.12.22
登録日 2023.12.17
鈴珠国の北に聳える天花山。
その頂上には不老不死と言われる悠久老師が住んでいる。
皇太子が謎の毒で倒れ、悠久老師が持つどんな病や毒もたちどころに良くする伝説の秘薬を求め、勅命を受けた若き将軍蒼炎が天花山に登った。
山頂に辿り着いた蒼炎が出会ったのは老師──ではなく、一人の少女。しかし、少女は自らを悠久老師と名乗って……?
文字数 22,534
最終更新日 2018.10.13
登録日 2018.08.19
異世界に召喚されたマナはお城に連れていかれると、王妃様から妃候補として選ばれた事を告げられます。王太子にはいたく気に入られたものの、他の王妃候補があまりにも強すぎる。
カリスマ姫、パーフェクト公爵令嬢、美騎士令嬢に天才魔女、この層々たる顔ぶれを前に、気弱で何の取り柄もないマナは妃候補を辞めて普通に暮らしたいとまで思い詰めます。けれど、そんな事が口にできるはずもなく、チートな妃候補と共に聖メディアーノ学園での学園生活が始まってしまいます。
わたしににあるものと言えば可愛らしいフェアリーだけ、それでも自分なりにやってみます。
何の取柄もない弱気少女が異世界で人の温かさに触れながら頑張る物語。
基本は恋愛ですが、それ以外の要素も多いのでファンタジーといたしました。
誤字脱字などあれば、教えて頂けるとうれしいです。
小説家になろうでも投稿させて頂いております。
文字数 205,882
最終更新日 2021.03.10
登録日 2020.12.28
どんな傷も病気も治してしまう霊薬を作ることが出来る“霊薬師”。
霊薬師の桔梗は弟を探す旅をしていた。その途中、鬼と人間との間に産まれた白鬼と出会う。
白鬼と桔梗との間に芽生える感情と、霊薬師であるが故に桔梗に訪れる抗えない運命。
不器用に想い合うふたりはどんな結末を迎えるのか。
恋愛和風ファンタジー。
(タイトル※印はR指定な内容なので、閲覧に注意してください)
文字数 166,289
最終更新日 2023.09.03
登録日 2022.07.03
文字数 10,793
最終更新日 2022.04.03
登録日 2022.03.30
ティモシーは、魔術師の少年だった。人には知られてはいけないヒミツを隠し、薬師(くすし)の国と名高いエクランド国で薬師になる試験を受けるも、それは年に一度の王宮専属薬師になる試験だった。本当は普通の試験でよかったのだが、見事に合格を果たす。見た目が美少女のティモシーは、トラブルに合うもまだ平穏な方だった。魔術師の組織の影がちらつき、彼は次第に大きな運命に飲み込まれていく……。
文字数 297,789
最終更新日 2019.09.24
登録日 2019.05.19
琳榎は薬王と名を馳せる陳子皇の愛弟子だ。
先だってその薬王から免許皆伝を賜り、生まれ育った連山から独り立ちをせまられていた。
連山で薬草採取していたとき、妖怪に襲われそうに。
そこに現れたのはーーーー
文字数 22,258
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.01.27