恋愛 小説一覧
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ある日、「なんで私なんだろう」とつぶやいた瞬間、世界が歪んだ。
気づけば、見知らぬ都。土の匂いと、血のような重い空気。
そして、私を拾ったのは――人じゃないものを視る男だった。
十三歳の少女・紗良は、現代から平安時代へと突然タイムスリップしてしまう。
言葉も通じきらず、頼る者もいない中、彼女を拾ったのは二十五歳の陰陽師・蒼真。
冷静で他人を寄せつけない彼は、都に巣食う怨霊を祓うことを生業としていた。
紗良はやがて、自分の身に異変が起きていることに気づく。
恐怖や悲しみで満ちた存在――怨霊に触れたとき、なぜかその穢れを“浄化”してしまう力。
それはこの時代でも異質で、そしてあまりに危うい力だった。
「お前は、ここにいてはいけない存在だ」
そう言いながらも、蒼真は彼女を突き放せなかった。
行き場を失った少女と、孤独を選んできた男。
二人はやがて、怨霊退治という共通の戦いの中で共に行動することになる。
だが、その関係は単なる共闘では終わらない。
紗良にとって蒼真は、初めて自分を守ってくれた存在だった。
一方で蒼真にとって紗良は、理では割り切れない“例外”となっていく。
年齢も、時代も、常識も、すべてが噛み合わない。
それでも少しずつ縮まっていく距離。
だが都には、ただの怨霊ではない“意思を持つ闇”が蠢いていた。
紗良の力を狙う者、蒼真の過去に関わる因縁、そしてこの世界に呼び寄せられた理由。
戦うたびに削られていく日常と、守りたいと願ってしまった心。
二人の絆は、禁忌へと踏み込んでいく。
「帰れ」と願うはずなのに、
「ここにいてほしい」と思ってしまう矛盾。
やがて紗良は選択を迫られる。
元の世界へ戻るのか、それとも――。
これは、千年の時を越えて紡がれる、
出会いから結婚、そして新たな命へと続く、
切なくも強い絆の物語。
怨霊を浄化する少女と、孤独な陰陽師。
二人が交わした約束は、時代を超えて未来を変えていく。
文字数 92,545
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.25
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文字数 9,383
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.30
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ある日、世界に一つ目の魔王城が出現した。そしてその城に住む一人目の魔王は、異世界から召喚された一人目の勇者とその仲間たちに倒された。
そして半年前、世界に二つ目の魔王城が出現した。一つ目の魔王城に家族を奪われ、二つ目の魔王城に当時のパーティーメンバーを奪われた魔法使い、サイカ・ワ・ラノは、異世界から召喚された二人目の勇者、千歳アヤメに出会う。
しかし、魔法使いサイカの正体は、女神に予言された勇者アヤメの恋人候補にして、三人目の魔王候補だった。
この物語は、前作『アイラブ勇者様!』の視点変更バージョンの予定です。
前作を読んでいても読んでいなくても大丈夫ですが、同じ結末を辿るか、どこかで分岐するかはまだ、誰にもわかりません……!
文字数 30,867
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.02.06
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余命僅かである彼女の願いは、「自分が綴った小説を世に出すこと」。だから俺はその手を握り、共に闘うと決めた。
和歌山県、南紀白浜。青い海と白い砂浜が広がる、美しい町。
藤城 直樹(ふじしろ なおき)高校一年生。過去のトラウマから人間不信になり、入学したばかりの高校でも人を遠ざける為に、毒付いた言動をあえて放っていた。
そんな直樹は将来に夢や目標もなく、何事もない三年間を過ごすと決めていた。
しかし同じクラスの一軍女子、吉永 未来(よしなが みらい)に、直樹が二年前まで小説投稿サイトに自作を載せていたと気付かれてしまう。
平凡な高校生活は叶わなかったと苛立ち悪態を付くが、未来も小説を書いており直樹のファンだった。
そんな彼女の夢は青春文学大賞で受賞し、自作を本にすること。その為、執筆の仕方を教えて欲しいと頼んでくる。
直樹は、自分が小説を書いていたことを秘密にするのを条件とし、培った技術を未来に教えることにする。
・書きたいことがあり過ぎて、テーマを絞れていない。
・「伝えたい」を優先してしまって、読者を意識していない。
・冗長過ぎる展開に物語に緩急がない。
・完璧な文章を求め過ぎてしまう。
そんな未来の欠点を指摘し、執筆訓練をすることにより始まる二人の関わり。
それは学校内でも同様で、一軍女子の未来は分け隔てなくボッチの直樹に話しかけてくる。
クラスで目立ちたくない直樹は未来に悪態をつくが、どこまでも天真爛漫な態度に毒を抜かれていく。
執筆訓練を経て、小説賞の応募を続けているが結果は一向に繋がらない。
初めはそれを受け入れていた未来だったが、時間が経つにつれ焦り始めてくる。そしてとうとう心が折れた未来は、直樹に自分の夢を叶えて欲しいと託してくる。
しかし直樹は二度と執筆はしないと決めており、いつしか未来に自分が成し得なかった夢を託していた。
そんな互いの気持ちがぶつかり合ってしまい、直樹は未来の夢を否定してしまう。
直樹は、取り消せない言葉を放ったと後悔。
夏休み明けに謝ると決めるが、未来は留学の為に学校にはもう来ないと担任より告げられる。
最後に謝りたいと連絡を取ろうとするが通じず、それきりとなってしまう。
しかし、そんな二人を引き合わせてくれたのも、また小説だった。
なぜ、小説を書くのか?
なぜ、自作を本にしたいのか?
なぜ、心が折れても小説を書き続けるのか?
二人は共に闘う中で、物語を綴る理由を見つけていく。
※以前投稿していた短編と同作品です。加筆と、文章を大幅修正しているので、今回は新作長編として「第9回ライト文芸小説大賞」にエントリーしています。
※表紙絵はACイラスト様より、お借りしています。
文字数 56,692
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.20
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見知らぬ世界に突然放り出された十四歳の少女は、言葉も文化も通じないまま森をさまよい、やがて帝国の兵士に捕らえられる。連れて行かれた先で彼女を待っていたのは、冷酷非道と恐れられる若き皇帝だった。命を奪われてもおかしくない状況の中で、なぜか皇帝は彼女を処刑せず、「捨てるには惜しい」と言って城に住まわせることを決める。理由もわからぬまま始まった異質な同居生活。少女は恐怖に怯えながらも、生きるために少しずつこの世界に適応していく。
一方で皇帝は、これまで感情を排し合理だけで国を治めてきた人物だった。裏切り者は容赦なく処刑し、反抗の芽は徹底的に摘む。その姿勢は周囲から畏怖と恐怖を集めていた。しかし、無垢で遠慮のない少女の存在は、彼の中にこれまでなかった違和感を芽生えさせる。彼女は恐れながらも、ときに率直に「怖い」と言い、理不尽に対して涙を流す。その反応が、彼の価値観を少しずつ揺らしていく。
やがて少女を狙った陰謀や暗殺未遂が起こり、皇帝は彼女を守るために激しく怒り、時にかつての冷酷さを取り戻す。しかし少女は、その姿に怯えながらも「そんなやり方は嫌だ」とぶつかる。二人の間には、守りたいという想いと、守られたくないという葛藤が生まれ、すれ違いと衝突を繰り返していく。それでも離れられない関係の中で、少女は次第に皇帝への依存と特別な感情を自覚し、皇帝もまた彼女を唯一無二の存在として執着していく。
年齢差や立場の違い、周囲の反発という現実が立ちはだかる中、二人は何度も関係を見失いそうになる。それでも互いを失う恐怖のほうが勝り、やがて皇帝は国を背負う覚悟とともに彼女を正式に伴侶とする決断を下す。少女もまた、逃げ場だったこの世界で「ここに残る」と選び、自ら未来を掴みにいく。
数々の困難を乗り越え結ばれた二人は、やがて新たな命を授かる。かつて孤独と恐怖に支配されていた皇帝は、初めて守るべき家族を得て変わり、少女もまた守られるだけの存在から、国を支える存在へと成長していく。異世界で始まった歪な関係は、やがて深い愛と絆へと変わり、少女は“拾われた存在”から“国の母”へと歩んでいく物語。
文字数 67,129
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.24
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手が,透明になった朝があった。
メガバンクの法人営業職,27歳。
数字も評価も,悪くなかった。
「女性活躍推進」のモデルケースとして,期待されていた。
それなのに,得意先への訪問準備をしながら,名刺を持つ自分の手が,そこにない気がした。
辞めると言ったとき,上司は「もったいない」と言った。
先輩女性社員は「あなたが辞めたら,後輩が困る」と言った。
誰も,わたしのことを,聞かなかった。
向かった先は,川沿いの藍染工房だった。
言葉より手が雄弁な68歳の師匠。
7年で指先まで青く染まった,距離の縮まらない先輩職人。
核心を無自覚に突く,19歳の農家の青年。
今もメガバンクにいる,東京の友人。
藍は,急かさない。
甕は,答えを出さない。
発酵は,見ていない夜にも,続いている。
浸して,酸化して,洗い流して,また浸す。
何度繰り返しても,色が定まるまでの時間は,省けない。
停滞は,敗北ではない。
前進も,義務ではない。
変化を望みながら変化できない身体が,それでも藍の匂いの中で,今夜も息をしている。
痛みを知る人が,明日を急がずにいられる物語。
文字数 44,505
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.12
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レンタル彼女として「理想の彼女」を演じてきた紗奈。
過去の恋愛に傷つき、振られることを恐れるあまり、誰かを好きになる感情がわからなくなっていた。
姉への劣等感を抱えたまま付き合った男との関係は、やがて崩れていく。
満たされないまま続く恋の中で、紗奈は自分の感情と向き合うことになる。
一方で、距離を保ちながらそっと寄り添ってくる同僚・井上。
無理に踏み込まず、ただ隣にいてくれる彼の存在が、少しずつ紗奈の心をほどいていく。
やがて紗奈は気づく。
自分のコンプレックスから逃げることも、飲み込まれることも違うのだと。
大切なのは、無理をせずにいられること。
これは、恋がわからなかった彼女が、本当に好きな人に出会う物語。
文字数 31,231
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.08
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バイト先のホカ弁屋に可愛い女性が採用された。
彼女はふわふわしたしゃべり口調で、かなり変わった感じの24歳天然娘。
彼女には家の血筋で継いだ特殊な力があるらしい。
就職浪人しても就職できずに落ち込む俺は、女性ばかりのバイト先で空気のようになっていたのだが……。
ある日その天然娘が、同僚女性たちからミスをなすりつけられるのを目撃する。
繰り返される彼女への仕打ちに我慢の限界を超えた俺は、同僚女性たちの前で彼女をかばったのだ。
彼女の味方をした俺は、就職先も決まっていないのに、店長や同僚女性たちを敵に回してしまった。
だがそこから、信じられない奇跡が起こる!
文字数 8,618
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.30
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一度として会う事もなく結婚式を迎えたマリーベル。
初めて婚約者と会うのが結婚式だったなんてよくある事だった。
「君は誰だ?」
結婚式の場で相手の子息、ジェイクが言い出した。
それが姉の不倫が明るみになる始まりだった。
マリーベルの他にも婚約や結婚を台無しにされた者達は、原因になった者達の断罪を望む中。
マリーベルは自分の幸福を探す。
※注意!第一話で主人公は殴られます。それ以降は主人公への暴力描写はありませんが、気になる方はご注意下さい。
他の作品の隙間に書いてますので、現在不定期です。
文字数 31,756
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.27
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紹介文案
コンビニ夜勤明け。
経済学部生の佐藤太郎は、廃棄寸前の白米と余り野菜で作った野菜炒めを食べようとしていた。
その瞬間、天井を突き破って四トントラックが降ってきた。
猫も助けていない。
道路にも出ていない。
ただ、自室で飯を食おうとしていただけ。
あまりにも理不尽な死を迎えた太郎は、芋ジャージ姿でポテチを食べる女神ルチアナにより、剣と魔法とモンスターが存在する異世界アナステシアへ転生させられる。
与えられたユニークスキルは、まさかの――
【100円ショップ】
剣聖でもない。
全属性魔法でもない。
最強ステータスでもない。
出せるのは、ライター、缶詰、防犯スプレー、保存袋、軍手、調味料、スリングショット、文房具、便利グッズ。
しかも太郎は、喧嘩未経験。
彼女なし。
戦闘経験ゼロ。
できることと言えば、コンビニバイトで覚えた接客と在庫感覚、経済学部でかじった金の流れ、そして安い食材で腹を満たす自炊料理だけ。
だが、異世界では100円の商品が命を救う。
防犯スプレーでウルフから逃げ延び、
イチゴ飴で村娘サリーを笑顔にし、
ゴミ回収でポイントを稼ぎ、
スリングショットでゴブリン戦を援護し、
やがて冒険者ギルドから“専属商人”として目をつけられていく。
ただし、便利すぎる力は人を呼ぶ。
人が集まれば、欲も争いもやってくる。
100円の品は、異世界では奇跡になる。
だが奇跡は、金にも兵站にも権力にも変わる。
これは、喧嘩もできない普通の大学生が、
包丁と電卓と100円ショップスキルで、
異世界の胃袋と物流と冒険者ギルドを少しずつ変えていく物語。
安物扱いされる物でも、使い方次第で世界は変わる。
文字数 81,335
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.04
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愛を知らない神の花嫁ーー「天縁ノ神花」は、愛を与えてくれる守り神のために、
いまひと花咲かせるーー。
国を守護する守り神の子孫が統治する天縁国(てんえんこく)
先代当主の遺言により代々守り神の子孫を産む「神ノ巫女」に選ばれると予言された千紘(ちひろ)は、幼い頃に「神ノ巫女」の役割を担う名門巫覡(ふげき)一族の常盤家に引き取られたが、「神ノ巫女」に選ばれたのは義妹の寿々葉(すずは)であった。
「神ノ巫女」どころか巫女に必要な異能さえ目覚めなかった千紘は、「神ノ巫女」となった寿々葉に「無能力者」と虐げられる日々を送っていたが、やがて寿々葉が守り神の子供を身籠ると用済みとなった千紘は国を脅かす邪神に供物として捧げられることになる。
そこで半邪神と化した青年姿の神・碧樹(たまき)と出会い、碧樹を助けるために自分の命を譲り渡す。
千紘の命はそこで生を終えるはずだったが、碧樹によって心臓代わりとなる守り神の子供を宿したことで命を永らえたのだった。
碧樹の子供を身籠ったことで稀有な“心眼”の異能を開花させ千紘は、「神ノ巫女」を越える守り神の花嫁「天縁ノ神花(しんか)」になれると聞かされ、「天縁ノ神花」が産んだ子供が治める国には千年の平和が約束されると教えられる。
そして「神ノ巫女」の真相とこの国の未来を聞かされた千紘は国のために「天縁ノ神花」として碧樹の子供を産むと決意するが、寿々葉たちが神降しの儀を行って碧樹を頼ってこの国を救済しようと目論んでいることを知ってしまう。
長年の常盤家の悪行によって力が弱った碧樹には力はほとんど残っておらず、このままでは碧樹ごと国が滅んでしまう。
碧樹と国のために千紘はかつて自分を虐げた寿々葉たちに立ち向かおうとするがーー。
※他サイトにも掲載中。3万文字程度の短編です。
文字数 17,347
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.04
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この物語は、虐待され愛を知らずに生きてきた少女が、転生によって「愛される側の人生」を与えられ、その中で少しずつ心を回復させていく過程と、本当の意味で人を愛し、愛されることを知るまでを描いた長編恋愛作品の序章にあたる内容である。
主人公リリアは前世で親からの虐待を受け、心に深い傷を負ったまま命を終えた人物である。そのため転生後、皇帝の娘として何不自由ない環境に生まれても、すぐに幸福を受け入れることができない。「優しくされる=怖い」という歪んだ感覚が染みついており、愛されること自体に戸惑いと恐怖を抱いている点が物語の大きな軸となっている。
そんな彼女に対し、父である皇帝は過剰なほどの愛情を注ぐ。ここでの「溺愛」は単なる甘やかしではなく、無条件に守られる存在としての安心を象徴している。しかし、リリアにとってはそれだけでは心の傷は埋まらない。なぜなら、彼女は「関係性の中で育つ愛」を知らないからである。
そこで重要な役割を担うのが、公爵家の長男アルトである。彼はリリアより十歳年上で、冷静かつ理性的な人物として描かれている。皇帝のような圧倒的な愛情とは異なり、アルトの接し方は距離を保ちながらも誠実で、一貫している。この「適度な距離感」が、リリアにとっては安心できる要素となり、徐々に心を開くきっかけとなる。
物語前半では、リリアが「守られるだけの存在」から「自分の意思を持つ存在」へと成長していく過程が丁寧に描かれる。特にアルトとの関係は、依存ではなく信頼へと変化していく点が重要である。彼女は彼の言葉や態度を通して、「怖くても前を向くこと」が強さであると学び、自分自身を少しずつ肯定できるようになる。
中盤に差しかかる転機として、アルトに縁談が持ち上がる展開がある。これは身分差や立場の違いという現実的な障害を突きつける出来事であり、リリアにとっては「失うかもしれない恐怖」と初めて正面から向き合う瞬間となる。ここで彼女は、前世のように何も言えずに失うのではなく、自分の気持ちを言葉にする決断をする。この選択が、彼女の成長の証であり、物語の大きなカタルシスとなる。
終盤では、アルトが実は長い間リリアの言葉を待ち続けていたことが明かされる。これは単なる溺愛ではなく、「対等な関係として選ばれること」を重視した彼の愛情表現である。年齢差や立場の違いがある中でも、彼は一方的に想いを押し付けるのではなく、彼女の成長と意思を尊重していた。
この物語全体を通して描かれているのは、「愛されることへの恐怖」と「それでも誰かを愛したいという願い」の葛藤である。そして最終的には、過去に縛られていた主人公が、自分の意思で未来を選び取る姿がテーマとなっている。
単なる転生や溺愛の物語ではなく、「心の再生」と「関係性の中で育つ愛」を丁寧に描くことが、この作品の核となる魅力である。
文字数 57,886
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.24
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「どもる女の子が、バンドを組む話や。」
勉強はできる方やない。自分に自信なんてない。話すときはいつもどもってまう。
そんな園部ハナルが唯一、途切れずに言葉を出せるのは——歌うときだけやった。
「ハナルちゃん、バンドやろう!」
隣の席の元気が有り余ってる女の子、岩橋カガミに引きずられて、ハナルの日常が動き出す。
最初は二人だけ。ボロボロの練習室で、ぎこちない音を重ねて。
そこに、ツンデレ天才ドラマー、寒川キリカが来て。
ストリートライブで出会った、外見は怖いけど実は不器用なギタリスト、岸和田セイナも加わって。
気づけば、四人になってた。
「も、もう一緒にいるんだから、私たちは——か、家族だよ。」
自分には何の価値もないと思ってたハナルが、初めて誰かを“家族”って呼んだ日から、物語は本気で動き出した。
これは、どもる少女と自由人のギタリストが、バンドを通じて“自分”を見つける物語。
まだメンバーは足りへん。壁もいっぱいある。お金もないし、生徒会長からは“一ヶ月の期限”まで付けられてる。
でも、やってみる。六人揃うその日まで。
毎日更新予定です。長く続けますので、よろしくお願いします。
文字数 246,711
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.03.27
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騎士団所属の治癒師でリス獣人の僕・ルクスは、昔助けてくれた黒狼の騎士グラインさんに三年前から片想い中だ。
怖がられているけれど、本当は優しい人だと知っている。なのに臆病な僕は遠くから見ているだけ。
そんなある日、大討伐の打ち上げで、酔った勢いの「誰をお持ち帰りしたいか」談義が始まってしまう。
皆が人気者の隊長たちの名を挙げる中、「グラインさんは怖すぎるしないよな」なんて言葉に、胸の奥の想いが煮立ってしまった僕は、ジョッキを叩きつけて叫んだ。
「僕は、お持ち帰りするならグラインさん一択です!」
気付けば会場の視線が集まり、本人の前に突撃して「僕にお持ち帰りされてください!」とまで言ってしまい――目を覚ますと、知らない宿のベッドで、裸のグラインさんの腕の中にいた。
拗らせ両片想い獣人ラブストーリー開幕。
Rには*がつきます。
ムーンライトにも同時掲載中。
のんびり毎日更新。
6万字未満なので短編カテゴリに入れています。
コメント返しは遅め。
頂いた感想は大事に読ませていただいております。
次の執筆が本格的に進み始めたら感想欄は閉じます。
文字数 66,764
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.24
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キャッチコピー「いじめっ子×美少女おじさん」
アラフォーで引きこもりの中年男性、水巻 健太(みずまき けんた)。
小学生時代に同級生からいじめられて、中学から引きこもるようになってしまった……。
それからは時は経ち、2020年。
近所のコンビニまでマンガとジュースを買いに行こうとしたら、交差点で幼い子供がトラックに轢かれそうになる。
その子を守ろうと交差点に飛び込んだ健太は……身代わりになって死亡。
しかし、目の前に現れた女神にこう言われる。
「あなたの人生をもう一度やり直してあげたい」と。
転生したのは、平行世界の1995年。
その世界の健太は若返り、藍(あい)という美少女になっていた。
元おじさんが美少女に転生して、25年前のパラレルワールドの世界でいじめっ子と対決!?
いや、なぜかお互いが惹かれ合ってしまうラブコメディー。
文字数 199,430
最終更新日 2026.05.08
登録日 2025.01.13
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雨のバス停で白杖を落とした22歳の紗月は、30歳の花屋・湊と出会う。
視力を失って(少し見える)から、人に助けられることにも、優しくされることにも、どこか引け目を感じて生きてきた紗月にとって、湊の距離感は不思議だった。必要以上に同情せず、でも必要なときだけ自然に手を差し伸べる。強引なくせに繊細で、軽そうに見えるのに、声の奥には消えない傷がある。そんな彼に少しずつ惹かれていく紗月は、やがて毎日のLINEや何気ない会話、触れられる体温に心を奪われていく。
しかし湊には、過去に婚約までした女性がいた。しかもその恋には、“見えない不安”と向き合えなかった苦い後悔が残っていた。最初はその過去を引きずったまま紗月に近づいたことを知り、紗月は深く傷つく。好きなのに、自分が誰かの代わりなのではないかと疑ってしまう。曖昧な関係、言葉足らずの優しさ、未読のまま積もる不安。会えない時間が長くなるほど、二人の心は少しずつすれ違っていく。
それでも、完全には離れられない。
頼りたいのに頼れない紗月と、支えたいのに支え方を間違えてしまう湊。恋人になってからも、年齢差、仕事、自立と依存、家族との距離、過去への嫉妬が何度も二人を揺らす。優しさが重荷になり、愛情が束縛に見え、言えなかった本音が喧嘩に変わる。好きだからこそ壊れていく苦しさと、それでも失いたくない執着が、何度も二人を引き戻していく。
この物語は、運命的な奇跡で結ばれる恋ではない。
傷ついた者同士が、互いの欠けた部分に触れながら、失敗し、傷つけ合い、それでも少しずつ“愛し方”を覚えていく物語だ。見えないことは不幸ではないと知りながらも、未来の見えなさに怯える紗月。過去の後悔から、本気になるほど臆病になってしまう湊。そんな二人が、恋の熱だけでは越えられない現実を前にしながら、曖昧な関係から本当の恋人へ、そして人生を共にする相手へと変わっていく。
不安も、未練も、すれ違いも消えない。
それでも、何度傷ついても「この人じゃなきゃだめだ」と思ってしまう。
これは、見えない未来の先で、ようやく“触れた声の向こう側”にいるたった一人を選び取る、切なくて苦しい純愛ストーリー。
文字数 87,140
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.23
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岩手の田舎から東京の名門・神川私塾に転入した渡辺徹は、公務員試験に合格して穏やかに余生を過ごすことをただ一つの目標としていた。だが彼の平穏な日々は、突如として現れた謎の『恋愛システム』によって一変する。
システムが課す核心ルールは極めて独特だ。自ら積極的に恋心を打ち明けることなく、周囲の美少女たちに自発的に「あなたは私のもの」と宣言させること。恋愛に関するタスクをクリアしてポイントを獲得し、容姿や教養、コミュニケーションスキルを高め、自らが理想とする「イケメンで口上手な東京の男」になるため、渡辺は学園生活を駆け抜け始める。
気まぐれで傲慢ながらも内面に孤独を抱く上流階級のお嬢様・九条美姫、冷ややかで物静かながらも芯の強い清野凛。二人の美少女をはじめ、学園の少女たちとの邂逅は予期せぬ修羅場を生み出し、神川私塾に渦巻く階級の差、東京の上流社会に潜む権力の闘争にも渡辺は巻き込まれていく。
一切自分から動かず、相手の心の奥底を揺さぶる。反則的な恋愛システムを駆使し、不動の覚悟を貫きながら、渡辺徹は学園の頂点に立ち、少女たちの真実の想いを掴み取ることができるのか。東京の学園を舞台に繰り広げられる、逆転の恋愛システムストーリー、ここに開幕。
文字数 259,298
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.21
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人生、楽すぎてつまらない・・・。
何をするのにも苦労したことがない。
だからだろうか、人生に張り合いが無いと感じるようになったのは・・・。
いつしか、俺の世界には色が無くなり、全てが灰色に見えるようになったんだ・・・。
そう惰性で生きていた王子が、運命の出会いを果たす。
彼の世界が、バラ色に染まる、そんな素敵な出会いを・・・。
そして子爵家の養女、アレンシア・シルバリーは、名前をアレンと変え、家の為に男装をして騎士となったのだが、そんな王子に見初められてしまったとは、知る由もないのであった・・・。
※ヒロイン目線で話が進みます。
※序盤はコメディ要素が強めです。
文字数 121,707
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.03.01
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皆さんに読んでいただき、応援していただいたおかげで、【書籍化が決まりました!!】ありがとうございます!
「僕は君を望んでいない。環境が整い次第離縁させてもらうつもりだ。余計なことはしないで、大人しく控えて過ごしてほしい。」
大切な妹の代わりに受けた縁談相手に、言われた言葉はとても受け入れられる言葉ではなかった。
そのトゲトゲしい言葉と、毒々しい態度とは裏腹に、美しく儚い婚約者、シリル・トラティリアは実は聡明で有能な男であった。
彼の心の傷を癒すことはできないが、一度売られた喧嘩(ただの婚約話)を、私から降りることはできない。とシーラ・ブライトンは細かいことなど気にせずシリルの了承を得ず、勝手に婚約者となった。
辺境伯領で鍛えられた精神と腕力でシリルが抱える闇をバッサバッサと切り捨てていく。
そんな、最強ヒーロー(シーラ・ブライトン)な婚約者に振り向いて欲しくてバタバタする気弱系ヒロイン(シリル・トラティリア)がわちゃわちゃしたり、シリアスしたりするお話。
完全創作、妄想のため不快な内容もあるかもしれませんが、私の好きなものを詰め込んでありますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後に一つよろしいですか?あらすじ難しすぎです。本編より悩んで書いております。
この度、『奨励賞』をいただく事ができました。これも全て、応援して読んでくださり、投票してくださった皆様のおかげです。ありがとうございます!
文字数 259,907
最終更新日 2026.05.08
登録日 2025.01.21
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あらすじ→
醜悪な公主と呼ばれ、蔑まれていた雪燕(シュウエン)は、母国に見放され死の谷へと捨てられてしまう。
しかし、瀕死の雪燕は、泰然(タイラン)という薬師の青年に助けられ、一命を取り留めた。
山の屋敷で秘薬作りに明け暮れる青年と暮らすことになった雪燕だが、元許嫁である隣国の皇子、翡雲(フェイユン)が現れ、彼も一緒に暮らすことになり──。
一方、雪燕の代わりとして進めた異母妹の婚約は上手く行かず、碧砂国では異変が起こり──。
※ゆるふわ中華風ファンタジーの設定です。
※基本は主人公視点。
たまに別のキャラクター視点になります。
文字数 216,632
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.03.19
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初恋相手であるロイドとの婚約が成立して喜ぶリリーナだったが、夜会の席で婚約破棄を言い渡されてしまう。
呆然とするリリーナ。そこへ滅多に夜会に現れない銀髪の青年貴族フランシスが婚約を申し込んでくる。
彼は国王秘書官のひとりにして、氷の精霊と契約した〈冷血公〉と渾名される人物だった。
同じ日に婚約破棄と婚約の申込の両方を受けたリリーナは、自分の意思を蔑ろにされていると憤る。
傷心のまま帰宅すると、今度は寝込みを謎の密偵に襲われる。
ギリギリのところでフランシスに救われ、話を聞くと彼には国内に侵入した隣国の密偵を見つけるという狙いがあるらしく、協力を求められるのだった。
初対面のはずのフランシスの優しさと誠実さに触れたリリーナは「彼となら正しい政略結婚ができるはず!」と、フランシスとの政略的な婚約を受け入れることにする。
婚約を認めてもらうため、大公が主催する仮面舞踏会に参加したふたりは密偵が近くに潜んでいることを知る。
初恋相手との婚約を滅茶苦茶にされたうえに命まで狙われているリリーナは、フランシスと共に密偵を捕まえることにする――。
※無断転載禁止
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文字数 39,730
最終更新日 2026.05.08
登録日 2025.05.27
466
「お兄様!!お兄様の婚約者は悪役令嬢なのです!今すぐ婚約破棄を!」
僕の妹は今度は何を言っているのかな??
文字数 61,975
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.01.22
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両親を亡くし、村で細々と暮らすアンジュ。
この世界には火、水、風の魔力を持って生まれる者がわずかに存在する。アンジュには風の魔力があった。かつては光と闇の魔力も存在したが、いまではその力を持つものはいない。
ある日アンジュは王都で酔っ払いに絡まれていたところ、一人の男性に助けられる。
それはこの国の第一王子、レイフォナーだった。
彼に出会ったことでアンジュの運命の歯車が動き出す。
闇の魔力を持つ者が出現し、それによってアンジュの魔力にも変化が表れる。どうやら二百年前の最後の光魔法士と関係がありそうで・・・?
互いに惹かれながらも、身分差や婚約者候補という問題にぶつかるアンジュとレイフォナーの恋の行方は・・・。
そして闇の魔力を持つ者と戦う運命にあるアンジュは、世界を救うことができるのか―――。
※小説家になろうにも投稿しています。
文字数 319,196
最終更新日 2026.05.08
登録日 2024.09.07
468
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本を読むのが大好きな水沢 真央(みずさわ まお)は、高校生の時にカワセミという人物が書いたweb小説を読みファンになった。
だがカワセミは小説を書かなくなっていた。
もう一度、カワセミの作品を読みたいと思った真央は、いつしか編集者になりたいと夢を持つようになっていた。
そして念願の出版社に新卒採用が決まった真央は、海外転勤する従姉妹の水沢 凪沙(みずさわ なぎさ)から、家の留守を預かって欲しいと頼まれてしまう。
凪沙の家へ引っ越しをする真央を手伝ってくれたのは親友の万城 朋美(ばんじょう ともみ)と、真央は密かに想いを寄せている男友達の篠田 久志(しのだ ひさし)。
引っ越しの直後、凪沙が親しくしている隣の家の男、ヘアメイクアーティストの椎葉翠(しいばすい)の家に、久志の彼女がいることがわかり、真央は修羅場に遭遇してしまった。
浮気された久志は彼女と別れることになるのだが、浮気相手だった翠は真央に久志と「付き合えるきっかけを作ってあげた」と言った。
そんな翠に身構える真央。
それでも真央との距離を縮めてくる翠。
しかし、その翠こそが、真央の探し続けていたカワセミだった。
久志との関係に変化が起きて、距離が出来てしまった真央は、自ら翠と距離を縮めるようになっていく。
お互いの距離が近づく中、翠が小説を書かなくなった本当の理由を、真央は知ってしまった。
翠との距離——
その距離は不透明なままで、触れそうで触れられない。
文字数 19,204
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.01
470
旦那様は私に冷たい。
なのに私の親友とは仲良く笑い合っている。
私は旦那様に離縁を突きつけることにした。
※完結まで予約投稿済みです。
文字数 25,298
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.02
471
女子高生、真島乃亜15歳は通学途中にトラックに轢かれ、魔界に転生した。
魔界に転生した乃亜は魔王たちと契約し、最強の悪魔召喚師になった。
そして堕天使ノアの名も授かった。
しかし、どうにか現世に帰ってきた乃亜を待っていたのは、怠惰な学校生活だった。
現世でも魔王たちがいると思い、魔王を探す旅に出る乃亜。
しかし、先に出会ったのは…?
某小説サイトでは90万PV以上してる作品です。
内容が変な所があるかもですがご了承ください。
女子高生がいろんな人と出会ってしまうお話です…。
コメント、応援。本当にありがとうございます!
とても励みになります!
拙い文章ですが、これからもよろしくお願いいたします。
文字数 281,088
最終更新日 2026.05.08
登録日 2025.05.31
472
年の離れた伯爵に嫁いだものの、夫が急死。
遺された未成年の継子に伯爵家を相続させるため、後見人として伯爵家に残り避けていた社交界に戻る決意をする若き未亡人シルビア。
好きな商売の道を応援してくれた亡き伯爵への恩返しのためふるまう未亡人はその気もなしに次々人の関心を集めてしまう。
【登場人物】
・シルビア・モートン男爵令嬢
頼りない父に代わり、領民のため商会経営に勤しんでいる。
20歳ほど年上のヒューゴ・ジョーンズ伯爵と結婚するが、未亡人となり、遺児、アルフォードに伯爵位を継承させるため貢献にとなる。
・アルフォード・ジョーンズ伯爵
シルビアの義理の息子。14歳で父を亡くし、未成年のまま伯爵位を継ぐ。反抗期で素直になれない。
・フィリップ・グラント公子
侯爵家の嫡子。ヒューゴ・ジョーンズ伯爵の姉を母とし、14歳にして伯爵家を継いだ従弟のアルフォードとその後見人となったシルビアを気に掛ける。
・ヒューゴ・ジョーンズ前伯爵
商談に訪れたシルビアに興味を持ち、商売に打ち込める環境を提供することを条件に求婚する。
妻は10年前に他界。それ以降は独身でおり、亡き妻を想っていると有名だった。
・レオニス第3皇子
気さくな皇子。生前、ヒューゴ・ジョーンズ前伯爵から妻であるシルビアの話を聞いており、建国祭で社交界デビューしたシルビアに声をかけてくる。フィリップ公子には警戒されている模様。
・????
・????
・・・・・・・・・
文字数 42,074
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.01
473
リスベルの町を拠点として活動する冒険者のアリアは、最短期間で冒険者ランク2位まで上り詰めた実力の高さから、武神に愛されし姫という意で”武姫”と呼ばれていた。
そんな彼女は自分を陥れた父を冒険者ランク1位になることで見返してやろうと日々努力していたが、彼女にはどうしても超えられない壁─冒険者ランク1位の座を常にキープし続けている、この国では珍しい漆黒の髪を持ち、その太刀筋が風のように鋭いことから”漆黒の風”という異名を持つ彼が、常に立ちはだかっていたのだった。
これはそんな二人の恋と冒険の物語。
※この作品はPixiv(https://www.pixiv.net/users/2558668)と小説家になろう(https://novel18.syosetu.com/n8969iq/)にも掲載しています。
文字数 536,449
最終更新日 2026.05.08
登録日 2024.03.01
474
ビルの屋上でライフルを構える女、マダム・レイ。しかし彼女が狙うのは人の命ではなく、恋のキューピッドの矢だ。彼女の正体は、日本の少子化を食い止めるべく設立された内閣直属の特務機関「ラブラブファクトリー」の敏腕エージェント。相棒のダディからの指示を受け、成就しない恋を助けるのが彼女の任務なのだ。
今回の依頼は「恥ずかしがり屋な隣の席の男子を振り向かせたい」という女子高生からのもの。「麗しき乙女が恋の蜘蛛の巣に!待っててね、必ず助けてあげる!」と、彼女の情熱は燃え上がる。
教師に変装して学校へ潜入し、ミラーやわざとバランスを崩すよう細工した脚立など、奇想天外な作戦でターゲットの二人を次々と急接近させるレイ。自らの仕掛けたラブコメ的展開に悦に入りながら、ミッションは完璧に進むかに思われた。しかし、ターゲットの男子生徒から「先生って、見たことないですけど…」と怪しまれてしまい――。
果たして彼女は正体を隠し通し、無事に二人の恋を成就させられるのか?スリルとトキメキが交差する、スパイアクション・ラブコメディ!
文字数 17,043
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.05.07
475
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千年前、大罪を犯した六つの種族は神によって罰せられた。
呪いによる人口減は歯止めがかからず、六種族の最優先課題は少子化対策となっていた。
人族の少年・久是空は花嫁捜しに必死になる周りを何処か冷めた目で見ていた。そんなある日、天界から派遣された文官達によって呪いの解除が大々的に宣言された。
しかし、呪いの解除=種の繁栄と喜んだのも束の間。若い女性の数は激減している上、呪いに侵され続けた母体の回復には相当な時間が掛かる。このままでは子孫繁栄など夢のまた夢だった。
そこで神から提案されたのは大罪を犯す切っ掛けとなった種族・『黒狐族』の女性と、六種族の独身男性を『友好の証』として結婚させようというものだ。
黒狐族は自慢の八人の美姫を集結させ、六種族の男性と大々的に『お見合い』を開くと発表した。
何処か他人事のように聞いていた空だが、祖父が勝手に出したお見合い写真によって一次審査を通過してしまう。人族代表の一人として、空は神殿へ向かう羽目に。そこで空は黒狐族が誇る八人の美女と出会い、ライバルとなる男性達とも友情を築いていく。お見合いを通して罪を謎解き、最後に空は何を決断するのか。異種お見合い婚始まりである。
(7/29追記)エブリスタ様でも公開を始めました。
表紙は生成AI作です。可愛く描いて貰いました
文字数 357,259
最終更新日 2026.05.08
登録日 2025.07.18
477
高校二年の涼音は学校では男子にモテモテだが、それがなぜなのかわかっていない。自分のことは退屈な人間だと思っている。そんな涼音が好きになったのはクラスではおとなしい今野くん。鉄オタの弟に連れられて行った電車の施設で会ったとき、クラスで見る彼とは違いたくさん話してくれたし、眠った弟を今野くんは自分の家のレストランポプリまで運んでくれた。
今野くんは素敵だ。優しいし、かっこいい。もうポプリを継ぐことまで決めているしっかり者。でもクラスには馴染めていないようなので涼音と付き合っていることにしようと提案すると今野くんは乗ってくれる。
付き合っているふりをしていてもますます今野くんを好きになるから、彼の一挙手一投足を忘れないように涼音は『今野くん日記』を書くことにした。
ピュアな二人のじれじれ初恋成長物語。
文字数 18,006
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.20
478
【2025.2.13書籍刊行になりました!ありがとうございます】
【2026.5.8コミカライズ版が連載開始です!よろしくお願いいたします】
「婚約破棄の宣言がされるのなんて待ってられないわ!」
シエラ・ビスターは第一王子であり王太子であるアレクシス・ルーカンの婚約者候補筆頭なのだが、アレクシス殿下は男爵令嬢にコロッと落とされているようでエスコートすらされない日々。
しかもその男爵令嬢にも婚約者がいて⋯
我慢の限界だったシエラは父である公爵の許可が出たのをキッカケに、夜会で高らかに宣言した。
「婚約破棄してください!!」
いらないのなら私が貰うわ、と勢いのまま男爵令嬢の婚約者だったバルフにプロポーズしたシエラと、訳がわからないまま拐われるように結婚したバルフは⋯?
婚約破棄されたばかりの子爵令息×欲しいものは手に入れるタイプの公爵令嬢のラブコメです。
《2022.9.6追記》
二人の初夜の後を番外編として更新致しました!
念願の初夜を迎えた二人はー⋯?
《2022.9.24追記》
バルフ視点を更新しました!
前半でその時バルフは何を考えて⋯?のお話を。
また、後半は続編のその後のお話を更新しております。
《2023.1.1》
2人のその後の連載を始めるべくキャラ紹介を追加しました(キャサリン主人公のスピンオフが別タイトルである為)
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
文字数 200,172
最終更新日 2026.05.08
登録日 2022.08.27
479
幸子は、アルバイトもない、彼氏もいない、そのうえお金もない美大生。
都会の猛暑を離れて、亡くなった母と旅行に行くはずだった北軽井沢のペンションに、母の絵を描きにやってきた。そこで、1カ月前に亡くなった由加と出会う。由加の見える人は、特別な人。この世から旅立って行く人。由加にはそれがわかった。でも、幸子にはそれを感じないと言う。次の日から、由加は自分の姿が見える人を次々にペンションに連れてきた。老夫婦は、故郷の老人ホームに入る前の気楽な旅の途中だと言う。3番目のお客さんは、離婚した旦那さんと奥さんだった。その奥さんも、もうじき死ぬと言う。
4番目のお客さんは、美男子の大学生。本命の彼と思っていたら、そいつは山男だった。でも、由加ちゃんに彼が遭難すると言われて、助けに行くことになった幸子。
そして嵐の中、落ちた崖の下でテントを張り、二人一夜を過ごす。翌朝、山岳部の人たちに救助され、昇はあえなく病院へ。
仕方がないので、幸子たちも下山して病院へ向かった。そこにはすでに昇の母がいた。
文字数 132,827
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.03.17
480
十二年の婚約を、たった一言で切り捨てられた伯爵令嬢リシェル。
「真実の愛を見つけた」と夢見るように語る元婚約者ルシアンは、彼女の想いも努力も、そして“本当の好み”さえも見ようとしなかった。
形式だけの婚約。
甘い菓子を好むと“思い込まれた”ままの関係。
彼に合わせ続けた年月は、あっけなく終わりを告げる。
失意の中、リシェルは自らの名と過去を捨て、海洋国家ヴァルディオン帝国の港町ルメリアへと逃れる。
自由は孤独と隣り合わせ。
それでも、誰にも媚びずに生きられる世界は、彼女にとって救いだった。
……はずだった。
霧深い港で出会ったのは、月光を宿した銀髪の男。
冷たく鋭い瞳で、彼はリシェルの“完璧な微笑み”の裏側を一瞬で見抜く。
「無理に笑うな。お前の目は、今にも零れ落ちそうなほど凍えている」
その言葉を境に、彼女の逃避行は思いもよらぬ方向へと動き出す。
冷徹なはずの男が見せる、静かで深い執着。
そして、リシェル自身も知らなかった“運命ではない何か”が、静かに形を変えていく。
過去を捨てた令嬢と、海霧に潜む銀の皇子。
二人の出会いが、凍てついた心を溶かし、物語を大きく揺り動かしていく――。
文字数 16,743
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.29