ビターエンド 小説一覧
81
夏の終わり、結末のあと
"君は物憂げな顔で遠くを見つめている時がある。
そんな顔を見るのは決まって夏だ。"
「ぼく」の恋人である「君」には幼馴染みがいた。
君と幼馴染みの彼は多分互いに想い合っていて、きっと将来は結ばれるのだと信じていた。
けど君は今ぼくの隣にいる。
そう、ぼくらの過ごす今の時間は、物語で言えばさしづめバッドエンドの後の話なんだろう……。
82
とある落ちこぼれ魔女の記憶
去りゆく記憶、消えぬ愛。
83
絵本の魔女リテラ
昔々からはるか未来にかけて、大きな図書館に一人の魔女がいました。
魔女は悲しそうに笑います。
「あなたの願いを叶えましょう。あなたの未練を晴らしましょう。代わりにあなたの魂を貰い受けます」
そういうと魔女は絵本を開き、たちまち吸い込まれていきました。
これが人々の願いを叶える魔女の絵本の魔法。
絵本の魔女・リテラの物語です。
84
ままならぬ
弟大好きブラスは、10年会っていない弟に会いに大きな街へ向かい、そこで不運にも怪我をして、弟ブラスが働く病院に入院することになった。
ままならぬ思いを抱えた二人のビターなお話。
血の繋がらない兄✕弟。
※ムーンライトノベルズさんでも公開しております。
※ビターエンドです。
85
【アンドロイド受け(攻め視点)】ラブ・リバース・エンジニアリング
目を覚ました男は記憶を失い、自分が何者なのかも覚えていなかった。
そんな彼を助けに現れたのは、ルースと名乗るバイオロイド。
「あなたのバディです」
そう告げる彼は、人間そのものの姿をしていながら、人間らしく振る舞うことを禁じられていた。それは、過去の自分が下した命令だと言う。
なぜ、そんなことを指示したのか。なぜ彼を前にすると、こんなにも胸の内がざわつくのか……?
『哲学的ゾンビはエイリアンの夢を見るか』
そんなキャッチコピーのもとに産み出された、人工知能搭載のアンドロイドと人間のアレやらコレやら。
エロは手で……するだけです。グロも念の為の表記。
作者はハピエンの無い国からやって来た人なのでご注意を。
pixiv、ムーンライトにも並行掲載。
86
灰の底で息をする
冬城朔は、自ら命を絶った。
次に目を覚ましたのは、黒い雨の降る異世界の死体捨て場。しかも彼が入り込んだのは、教会の処刑人セヴラン・オルドの亡骸だった。
この世界に名の根を持たない朔の魂を、借りた身体は異物として拒んでいる。残された時間は、長くても四十日。さらにセヴランは、朔を拾った女アデルの兄を処刑した男だった。
死ぬことを望んでいた朔は、教会の名札を持たない難民たちと暮らすうち、明日のためにパンを残し、南の林檎を食べたいと思い始める。
だが町を守る白炎は、毎年四十八人の名を奪わなければ維持できない。大灯礼の日、仲間の少年リュカも名炉へ連れ去られる。
一度死を選んだ男が、ようやく「生きたい」と願うまでの物語。
彼の二度目の死を、救いとは呼ばない。
※本作は自死を題材に含みます。具体的な方法の描写はありません。暴力・残酷描写があります。
※小説家になろう様でも連載しております
87
バロッコ
卒業論文完成の目処が立った冬のはじめに恋人の浮気が発覚。別れようとする珠緒の前に恋人の悟は幼馴染みの大助をともなって現れた。
三人がぞれぞれ抱える痛みも呑みこめばいつか、歪んだまま真珠になる。
※ 胸糞注意です。
※ 複数攻めありです。
※ 不定期更新です。
※ タイトルはバロックパール、歪み真珠の意です。
※ 他サイトにも同内容の作品を投稿しています。
88
【完結】クズとピエロ【長編】
『京介さんはすごく優しい。
誰に対しても優しくて、時々、恋人であるオレを蔑ろにする――』
逢沢早苗は恋人である須田京介に時々蔑ろにされる。
普段は早苗を尊重してくれる京介だが、彼の幼馴染である小松伊織から呼び出されると、デートの途中であっても恋人であるはずの早苗を放って彼の元へ行ってしまうのだ。
そんな京介の振る舞いにシビレを切らした早苗に、京介のもう1人の幼馴染で、伊織の双子の兄である俊哉がとある提案をしてきた。
オメガとアルファの恋に藻掻く物語――。
◉第10回BL小説大賞にエントリーしてます。応援していただけたら嬉しいです。
⚠︎︎注意⚠
※本作品はオメガバースの設定をベース書いた作品ですが、独自解釈や特殊な設定等が含まれております。
※ムーンライトノベルズ様、Fujossy様にも後日投稿予定。
※今後の展開で重たいシーンが出てくる予定なので『ダウナー系BL』のタグを追加させてもらいました。2022/10/31
89
窓際を眺める君に差しのべる手は
ある雨の日。
高校二年の半井ゼンジが同級生で虐待の噂がある、蓮波綾という少女にスポーツタオルを貸したのをきっかけに物語は動き出します。
そんな二人の姿を眺めていたのは、望月リク。
小柄で美しい見た目とは裏腹に本音を一切言わず、破滅的な性行為を執拗に迫る闇を抱えています。
お互いを良く思っておらず、嫌悪感すら感じあっていたリクとゼンジ。しかし、リクの想い人をゼンジが偶然知ってしまう事により物語は大きく動き出します。
キーマンである綾は、辛い生い立ちやリクとの間に秘密を抱えながらも、ゼンジへ恋愛感情を抱くようになります。
それが面白くないリクもまた、今まで誤魔化してきた自分を誤魔化せなくなっていきます。
更に破滅的な性行為へのめり込んでゆこうとする、リク。
リクにとっての性行為とは、自傷行為そのものでした。
誰にも語ることのなかったリクの過去とは。
自虐的なリクに振り回されながらも、心惹かれてゆく自分を隠せず戸惑うゼンジ。
想いが募り、不器用な愛情表現をし始めたゼンジから逃れようとするとするリク。
ゼンジを想いながらも、リクとの秘密の関係を終わらせて前へ進む為に動き出す綾。
そんなある日、悲劇は起きて――
本音の読めない飄々した破滅的ビッチキャラ、望月リク
真っ直ぐで男気のある無口な男、半井ゼンジ
重い過去を持つ、蓮波綾
まだ誰も本当の愛を知らない。でも、本当は求めてる。
「ねえ。本当に人を好きになった事、ある?」
奇妙な三角関係が織りなす、BL青春ラブストーリー。
※虐待児(サバイバーズチルドレン)の再生の物語ですので、BLというカテゴリには当てはまらないエピソードが含まれます。
※大まかな変更はありませんが、体裁や文字校正程度の変更があります。
※表紙はミカスケ様(http://misoko.net/)のフリーイラストを使用させて頂いています。
90
おかえり 俺の正輝
俺の幼馴染はとてもよくモテる。
しかしストーカー被害に遭ってから自分に好意を持つ人を怯えるようになった。
夜に悪夢で魘される彼を抱きしめて添い寝するのが俺の役目。
彼への恋情をひた隠しにして。
ある日、事件があったあの日にタイムトリップした。
彼を助けられるのは今しかない。
俺は彼の幸せのために動き出した。
全体的に暗いお話です。
地雷避けにタグ注意お願いします。
91
やわらかな風が吹く丘の上で待つ君に、この言葉を音にして届けられたら
音のない私と光のない君。優しい嘘が招いた、切なすぎる純愛物語
完璧なアプリが伝え損ねたのは、たった一つの「好き」だった。
音のない世界を生きる美咲と、光のない世界を生きる作。そして二人を繋ぐ親友の絵里。
聴覚に障害を持つ美咲は、音声を文字化し「誰が話したか」を識別する画期的なアプリの開発に挑んでいた。そんな彼女たちの前に現れたのは、過去の事故で光を失い、深い絶望を抱えた青年・作だった。
真っ直ぐな絵里は作に惹きつけられ、作はかつて暗闇にいた自分を救ってくれた「言葉」の主である美咲に強く惹かれていく。
しかし、親友の幸せを心から願う美咲の「優しすぎる嘘」が、三人の運命の歯車を少しずつ狂わせていく。
相手を想うからこそ本音を隠し、すれ違う心。
言葉を正確に伝えるためのアプリが完成したその時、皮肉にも一番大切な「LOVE(好き)」の記録だけがシステムの狭間で消え去り、取り返しのつかない悲劇へと繋がっていく――。
結末を知るほどに涙が溢れる。
これは愛する人を失う未来から始まる、切なくも美しい「ビターエンド」の純愛物語。
どうか、不器用なほどに優しい三人の青春と、丘の上に吹くやわらかな風を見届けてください。
92
君の願う世界のために
終わりのないゲームのような戦争を続けるアイリス国とアンバー国。生まれつき感情が欠落したラウルは優秀な兵士として戦場を生きていた。ある日敗北の女神と呼ばれるエルザと出会ったことでラウルの世界は一転することになる。感情が芽生え始めたラウルと劣等感を抱えるエルザ。互いに欠けているものを補うかのように二人は徐々に心を通わせるようになるのだが……。
ラウルの変化が周囲に影響を与え、少しずつ変化していく世界でそれぞれの想いと願いが交差する。
※三部作のためそれぞれの章で主要人物が変わります。
93
カクテルとマスタープラン
人類が衰退した世界の物語。
アンドロイドが管理する地下都市では、普段は味気ない飲み物と食事しかない。食事を楽しみたい老紳士『マスター』は、酒と食事を出すバーを営業していた。
今夜の客は常連客の『メグ』だ。食料生産工場の作業員で、マスターの昔の恋人に似ている。
彼女は研究部署で働く恋人『ノーマン』への怒りを爆発させていた。マスターは、予約に使うグラスや道具の準備をしながら相手をしてやる。
話すうちにメグの怒りは鎮まり、逆に落ちこんでいくのだが……。
pixivの公式企画「さなコン2022年」参加作品を手直ししました。一万字以内のSF短編です。
現在pixivで「さなコン2024」に参加中です。そちらもぜひご覧下さい。
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身を焼くほどの恋、それは文字通りの。
美しい歌声で人間を誘き寄せ、捕食するセイレーン族の一員である男性型セイレーンのレト。幼馴染のディーネと共に過ごす穏やかな日々は、ある日彼らが棲む海域に訪れた船によって一変する。
船に乗っていた若い王子に、我を忘れるほどの激しい恋をしたレトは、捕食対象に恋をした葛藤と、決して叶わぬ恋の苦しみから、文字通りその命を燃やすこととなる……。
Twitterにて行われた『2022GW覆面企画』参加作品を加筆修正したものです。
企画ルール:アンデルセンの童話『人魚姫』の「人魚姫が王子様に一目惚れ~海に落ちた王子を助けるところ」までを盛り込んだお話であること。前後の舞台や世界観、キャラ設定のアレンジは自由に。R18、BL/TL/GL/NL/純文学~ラノベなんでもOK。
95
舞台装置の恋
爆心地のど真ん中。襤褸を纏った幼児に無邪気に輝く笑顔で少女が言う。
「うん大丈夫!!これからは私が責任持って面倒見るから!!」
拾われ魔王と彼の主人となった脇役公爵令嬢のお話。
※小説家になろう/カクヨムでも公開中です。
※お気に入り登録、感想、レビューなどお待ちしております。
96
春まだ遠く
鷹藤ましろはオメガだ。
オメガはアルファ優位社会に於いてその希少性から大事に扱われるはずなのに、しかしましろの周囲は彼に対して冷たくよそよそしい。
長男でアルファの春人は優しいが常に味方では無いし、次男でオメガの夏樹はあからさまに刺々しく接して来る。
そして父親は仕事にかまけて帰って来ないしたまに会えば高圧的で怖いばかりだ。
唯一の味方は母親だけ。
皆から虐げられながらも、健気に生きてきたましろの前にひとりのアルファの青年が現れた。
彼はましろが小さな頃、幼馴染同士だった親達が「お互い子供が生まれたら結婚させよう」と言う約束の為に婚約した者同士だったと言う。
しかし彼────本城颯人がましろに大怪我をさせて婚約は半ば立ち消え、出禁になった。
それから颯人は心身を鍛え、大きくなったらもう一度謝って関係をやり直したいと思って頑張ってきた事を真摯に訴えてきた。
それを聞いて心打たれたましろはその気持ちに応えるべく、許して颯人と関係を再構築する為周囲には内緒で付き合い始める。
初めて自分をちゃんとオメガとして認め、付き合ってくれる颯人にどんどん惹かれていくましろ。
しかし、周囲はそんなふたりに冷たい現実を突き付けるのであった────。
97
青と白と朧月
青白い朧月夜に、少年が出会ったのは
98
これが『』というならば、
AI少女とある青年の絵画を遠して繋がる、ひとつの出逢い。ひとつの別れ。
※この作品は小説家になろう、エブリスタに掲載しています。
99
ディソナンス・コード ~共依存のカルテ~
『お前がいないとダメなんだ』――なのに、『お前さえいなければ』と、今日も願う。
精神科医、佐原悠真。彼の前に、かつて救えなかった恋人・七原蓮が患者として現れた日から、止まっていたはずの時間が再び動き出す。
過去への罪悪感から蓮を「救済」しようと誓う佐原。だがその願いは、次第に「愛情」という名の歪んだ支配欲へと変貌していく。
一方、蓮もまた、佐原を憎みながら、その支配に身を委ねることでしか得られない安らぎに溺れていく。
救済という名の支配か、愛情という名の依存か。
医者と患者、元恋人という危険な境界線で、互いの魂を求め、傷つけ合う二人。
不協和音(ディソナンス)を奏でる彼らが辿り着く、歪で美しい共依存の果て。
全12話。1日1投稿、投稿時間は21時か22時にいたします。よろしくお願いします。
100
「サヨナラ、マタネ。」
幼馴染の真雪が、恋を理由に姿を消した。
残された龍平は、彼の選択を否定できず、理解もできないまま、ただ断片的な事実だけを集め抱えていく。
決断した男と、決断しなかった男。
どちらが正しかったのかは、最後まで分からない。
101
ある不条理な出来事と、呪いの獣
元気はつらつ犬系筋肉男子(年下)×怜悧なメガネ青年研究者(年上)
首都郊外の町、レッキアで薬師をしている青年、アルーシャ。公私ともに自分を支えてくれる年下の恋人であるラングレンと共に、穏やかで幸せな毎日を送っている……はずだった。
日常に突如訪れる、不条理な出来事。たった1人の男の歪んだ欲望に巻き込まれた2人の運命は——。
(ラブシーン含む回は**をつけています)
102
魔女は小鳥を慈しむ
母親に「あなたのことが大好きだよ」と言ってもらいたい少女は、森の魔女を訪ねます。
本当の気持ちを知るために、魔法をかけて欲しいと願ったからです。
当たり前の普通の幸せが欲しかったのなら、魔法なんて使うべきではなかったのに。
こちらの作品は、小説家になろうとエブリスタにも投稿しております。
103
錬金術師はかく語りき
私はある飲み屋で高名な錬金術師イルミナとであう。彼女になぜ錬金術師になったのか訪ねてみると返ってきた答えは……他の投稿サイトでも掲載。 転生なしの異世界。
104
呪われたのは誰?
黒魔女の呪いにより、倒れた王子。救えるのは<真実の愛>を持つ者のみ。見事救ったミーナは王子と婚姻の運びへ。一方、黒魔女討伐に赴いた白魔女は信じられない話を聞き…。
105
反逆の銃口と、侵食の茨
楽園に住む、優等生のイーヴァ。
ひょんなことから、ロリータ服に身を包むアムと出会う。
誰もが幸せな楽園を舞台にした、歪な二人のお話。
※残酷表現あり。耐性のない方はお気を付けください。
※完結保証(最後まで書ききってからの連載投稿となります)
一日二話更新、全14ページの短編です。
※メリバ?ビターエンド?です。
とってもよくわからないお話です。
神話っぽいおとぎ話のような、ふわふわした触感を目指したので…
結果オーライということにしといてください(?)
エブリスタにも同時投稿中。
106
夜明け前の駅
なんて事のない日常。
これからも友人のままでいるはずだったのに。
始発を待つ間の、ひとつの恋が終わる瞬間。
平成の頃の思い出みたいな感じです。
107
死がふたりを分かつので
つい先日、自殺してしまったクラスメイトの女の子。
その彼女が、変わり果てたおぞましい姿となって、夜な夜な俺の元に現れる。
どうやら、俺に対して何か心残りがあるようなのだが……。
オカルトとロジック、死と恋とが交錯する異色のホラー短編。全3話完結済み。
108
小夜の檻 ──雨夜に閉ざされて
雨に煙る江戸の外れで、夫の裏切りに翻弄された女・緋沙子は、薬売りの清鷹に救われる。静かな声、確かな腕、そして時折見せる底の見えぬ瞳――。
背を預けたその瞬間から、緋沙子の運命は静かに転がり始める。
彼の傍は救いか、それとも――。
甘く、冷たく、逃げられない夜が始まった。
・性的描写のある話は「※」マーク記載
109
【短編集】バレンタイン・ノワール ~ハッピーエンドは売り切れました~
貴方の恋は、本当に甘いですか?
浮気、未練、身代わり、都合のいい女……。「選ばれなかった」
私たちが過ごした、2月14日のリアルな記録。
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街がピンク色に染まる2月14日。
■誰もが幸せになれるなんて、誰が決めたの?
・本命を「義理」と偽って配るOL
・元カレの今カノのためにチョコ作りを手伝うパティシエ
・「お守り」として3年間チョコを貢ぎ続けた幼馴染
・ストーカー除けの「偽装彼女」になった図書委員
・タイムリープして何度も振られ続ける女子高生
ここにあるのは、少女漫画のような奇跡でも、ドラマのような逆転劇でもない。
ほろ苦くて、痛くて、でもどこか愛おしい「敗北」の物語。
甘いだけの恋に飽きたあなたへ贈る、カカオ分高めのビターエンド短編集。
110
誰も好きだと言わなかっただけ
高校三年生の律、美月、颯太、玲奈、湊は、いつも五人でいた。
誰かが誰かを好きでも、口にさえしなければ、この関係はずっと続いていく――全員が、どこかでそう信じていた。
文化祭前日。
記念写真を撮ろうと集まった教室で、玲奈が不意に問いかける。
「颯太、美月と付き合うの?」
一度だけ交わされたキス。
拒まれた手。
一夜だけ越えてしまった一線。
そして、誰にも言えなかった片想い。
ひとつの秘密が暴かれたことをきっかけに、五人が見ないふりをしてきた感情が、次々と露わになっていく。
彼らを繋いでいたのは、本当に友情だったのか。
それとも、誰も本心を口にしないことで保たれていた、ただの停戦だったのか。
恋愛からひとり余る少年・律と、彼を追いかける少女・美月。
二つの視点で描く、五人の友情が崩れ落ちる直前の青春群像短編。
111
恋の賞味期限
あなたにとって、「恋」が冷めるのはどんな時ですか?
私にとってのそれは、人に拒絶された時だったーー
サクッと読める、恋人たちの少し物悲しくて、清々しい春の短編小説です。春と桜のお供にいかがでしょう?
112
サイレンス・コード ~歪んだ愛情の果てに~
天才作曲家・黒瀬玲(くろせ れい)に見出された、奇跡の歌声を持つ一条樹(いちじょう いつき)。
玲の作る麻薬のような楽曲によって、樹は瞬く間にスターダムを駆け上がる。
人々は彼らを「神に祝福されたユニット」と絶賛し、その音楽に熱狂した。
だが、華やかなスポットライトの裏側で、樹は玲の歪んだ愛情と支配に囚われていた。
「お前は俺の音楽を奏でるためだけに存在する、最高の“楽器”だ」
玲にとって樹は、自らの音楽を完成させるための唯一無二の道具。
生活の全てを管理され、心身ともに追い詰められていく樹。
玲への殺意にも似た憎しみと、彼の音楽への信仰にも似た渇望との間で、樹の魂は引き裂かれていく。
「お前さえいなければ、もっと自由に歌えるのに」
「お前がいないと、俺の歌は生まれないのかもしれない」
矛盾した感情が渦巻く中、二人の関係は肉体関係を持つことでさらに深く、歪に絡み合っていく。
支配は愛情の押し付けとなり、抵抗は罰という名の調教に変わる。
逃れられない快楽と、魂を削るような屈辱。
追い詰められた樹の魂の叫びは、玲の仕掛けた残酷な罠の序曲に過ぎなかった。
全ては、最高の音楽を生み出すため。
最高の「絶望」を歌わせるために。
これは、歪んだ愛情と執着が奏でる、痛々しくも美しい破滅の物語。
天才作曲家が求める究極の音楽と、そのために全てを奪われる歌姫の魂の行方。
二人の奏でる不協和音の果てに、待つものは栄光か、それとも――。
全20話完結いたしました。
113
cafe&bar Lily 婚活での出会いは運命かそれとも……
佐藤夢子、29歳。結婚間近と思われていた恋人に突然別れを告げられ、人生のどん底を味わっております。けれどこのままじゃいけないと奮起し、人生初の婚活をすることに決めました。
そうして出会った超絶国宝級イケメン。話も面白いし優しいし私の理想そのもの、もう最高!! これは運命的な出会いで間違いない!
……と思ったら、そう簡単にはいかなかったお話。
※全3話、小説家になろう様にも同時掲載しております
114
【完結】「正」
(こちらは不定期連載です。)
「教えてください。俺はあなたの慰め方を知らない——」
台北の小さな食堂で、日本人の男・鹿畑倞児(かばたりょうじ)はひとりの台湾人と出会う。
無骨で無愛想、それでいてさりげなく手を差し伸べてくる男——黄志偉(ホァン・ジーウェイ)。
言葉も文化も違うはずなのに、朝の食堂や夜市で顔を合わせ、食事をともにするうちに、ふたりの距離は静かに縮まっていく。
だが鹿畑は、拭いきれない喪失を抱えていた。
過去に、触れられないまま失った誰かの記憶。
黄はその代わりにはならない。
それでも、なぜか惹かれてしまう。
踏み込めば壊れてしまいそうな距離と、名前をつけてしまうには曖昧過ぎる関係。
それでも人は、もう一度誰かに手を伸ばしてしまう。
台北の街に滲む、静かな余熱のような物語。
115
Brown Sugar
甘さとは、果たして救済であろうか。
それとも、抗いがたき緩慢な破滅であろうか。
本短編集は、「甘美なるものに潜む毒」という一貫した主題のもとに紡がれた三つの物語から成る。
退廃した夜のジャズバーにて、過去の殺人という甘美な記憶に囚われた女が、男を“伴奏者”として消費する第一篇。
大正の霧深き横濱にて、愛と欲望の果てに交わされる接吻が、静かなる死を運ぶ第二篇。
そして、現代の密閉された都市空間において、歪んだ母性という名の甘さが、一人の少年の記憶と存在を溶解させてゆく第三篇。
いずれの物語においても、人は毒を毒として拒むことができない。
むしろそれを甘美として受け入れ、自ら進んで口にし、やがて取り返しのつかぬ深淵へと沈んでゆく。
これは、暴力が決して叫び声を上げない世界の記録である。
静かに差し出される甘さの奥に潜む、逃れ得ぬ狂気の肖像である。
116
ディソナンス・コード:残響
『お前がいないとダメなんだ』――なのに、『お前さえいなければ』と、今日も願う。
精神科医、佐原悠真。彼の前に、かつて救えなかった恋人・七原蓮が患者として現れた日から、止まっていたはずの時間が再び動き出す。
ディソナンス・コード ~共依存のカルテ~とは違う、二人の物語。
彼らが辿り着く、結末は果たして。
※前作ディソナンス・コード ~共依存のカルテ~とは違う世界線なので、読んでいなくても大丈夫です。
※一日一話投稿。全31話。毎日21時に更新いたします。
117
臓腑の花
辻斬り代行を請け負い報酬として人間の肝を喰らう鬼と、家族の仇を討つために己の命を差し出す女。地位を失い復讐に燃える女は鬼に剣術の指導を仰ぎ、対価として自らの肝を捧げることを約束する。
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大義のために悪役令嬢を犠牲にした正ヒロインは、幸せを選べない
小説のヒロインに転生した私は、原作通りに魔法学園で王太子と出会う。しかし嫉妬して私を虐めるはずの悪役令嬢は、どうしてだかとっても優しい。平和で楽しい毎日だけど、このままでは王太子が覚醒せずに世界が滅ぶ。そう判断した「強制力」によって悪役令嬢は身体を乗っ取られ、悪役を演じさせられ…物語は軌道修正されて正しく終わった。
けれど――裏側を知ってしまった私は、「ヒロインの幸せな結末」を選べなかった。
これは、強制力がものを言う世界で、悪役令嬢が悪役になれなかった場合はどうなるのか、というお話。
※小説家になろうにも投稿しています
119
その飢えは許されない〜身体だけの関係で片想い中の後輩の彼女を寝取り続けるDDの話〜
大学の先輩×後輩。
攻め→→→受けで、攻めが受けの恋人♀を寝取る話。
以前別名義で書いたのを修正したものです。
Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17725384
ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n2071ir/
fujossy https://fujossy.jp/books/30107
ハーメルン https://syosetu.org/novel/406360/
120
英愛子裁判長の最期の公判
時はAIが人間の職業に就くようになった近未来。
最先端AIロボットの英愛子は、感情を一切排し、法のみに基づいて判決を下す辣腕裁判長として法曹界にその名を轟かせていた。
ある日、正当防衛とも思える事件の被告人に対し、愛子は一切の情状酌量なく冷徹な判決を下す。
そんな彼女の前に、人間味あふれる検事・仲村が現れる。「これだからAIは!」と嘆く彼は、法だけでなく、事件に至るまでの過程や人々の感情こそが重要だと彼女に説く。
「なぜ余計なことを考慮するのか理解できません」
論理を絶対とするAIと、感情を重んじる人間。相容れない2人の出会いが、やがて法の在り方、そしてAIの心をも揺るがす大きな事件へと発展していく。