人間ドラマ 小説一覧
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王国戦国物語
大陸の西に位置するエルドレ王国。
ドルリートという名の王の時代に王国は隆盛を極める。
大陸の覇者となることを夢みたが、晩年に差し掛かかりそれは叶わぬ夢と悟る。子に夢を託そうと国の発展に力を注ぐが、神の気まぐれにより大陸は大いに荒れる。
望まぬ戦に追われ、国は疲弊していく。
戦いの日々の中、ドルリートの心境に変化が生まれる。
国を我が子に託し、名だたる将を連れて東方遠征を開始する。
その話が神話として語られるほど月日は流れ、国は分かれたが王国では平穏な日々が続いていた。
運命のいたずらかドルリートが生まれた同じ月、同じ日に時の王クリストに子が生まれる。
快活で利発な王子にドルリート王の再来と民は歓喜したが、体が壊し城に引き籠ることとなる。
ベットの上で来る日も来る日も読んだのが「ドルリート王東方遠征記」である。
それは街で詠唱されているものとは違う、本物の東方遠征記。
王家に伝わるドルリートの日記だった。
歴史は繰り返す。
神は再び人類に試練を与える。
それはあたかも、道半ばで天寿を全うしたドルリート王の夢の続きを、吟遊詩人に詩として語らせるためかのように。
しばらくは登場人物に関連することを書いています。
本編に繋がる内容を書いていますので温かい目で見守って下さるとありがたいです。
書いている感覚として戦争ものの話については当分先になると思います。
「とあるエピソード」を不定期で更新しています。これについても本編で掲載予定としている戦争の一部分を抜粋したかたちで書いています。
神話については「とある王国の物語」への投稿は二話(三投稿)のみとします。
追記)神話ですがもう一話だけ追加させて下さい
作品の流れ
本編前のエピソード
リュート編:国の概要(済み)
リュゼー編:周辺国との関係(連載中)
ファトスト編:内政、その他
神話
ドルリート王:国や家の成り立ち
簡単に説明すると『転送されたら王だった。率いる兵で古代の戦場を駆け巡る。用意された難問を全てクリアするまで戻れせん』です。
本編
クリスト王編:乱世への突入
若き王編:ドルリートの再来
東方遠征記編:ドルリートの物語をなぞりつつ話を展開
以上を予定しています。
コメントや評価をしていただけると幸いです。
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派遣ソムリエ
Cafe & Bar 木漏れ日の昼は店員、夜はバーテンダーとして働きながらも、「派遣ソムリエ」として人々の悩みを解決する橘梓(たちばなあずさ)。オーナーの四宮樹(しのみやいつき)と、そのパートナーで厨房担当の高円寺譲二(こうえんじじょうじ)の三人が紡ぐ、ゆったりとして人間味あふれる日常の物語。
人にとってはささやかと感じる悩みにもしっかりと寄り添う梓は、仕上げに相談者だけのオリジナルカクテルを提供する。
それは、このセッションが終了した証。
オリジナルカクテルは相談者の心のしこりを溶かして消し、新たな一歩を踏み出す勇気を与える。
――あなたもきっと、Cafe & Bar 木漏れ日に来たくなる。
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嘘つきは恋のはじまり
傷ついた彼を助けた夜から、何かが変わりはじめた。
彼が過去と向き合うたび、俺もまた、自分の中の“優しさ”を試される。
嘘つきは恋のはじまり——優しさが、未来を照らしていく。
※暴力表現あり
84
信じないまま、手を取る
「一人だけ先へ進み、もう一人は永遠に残る」
謎の空間で課されたのは、残酷な最終選択だった。しかも、相手は自分を利用しようとしてた男。
それでも正樹は言う。
「信じてない。でも助ける」
極限の状態で問われる、゛選択゛と゛在り方゛の物語。
85
売れない作家と落ちこぼれ獄卒娘 〜鬼憑き帝都凸凹奇譚〜
時は大正。帝都で鬼憑きという奇病が人々を脅かしていた。
祓御京四郎は隠れ作家の顔を持つ帝都暗部の一員。
ある日、地獄の獄卒を名乗る落ちこぼれ娘・煉華と出会い、なし崩しに凸凹コンビを組むことになる。
二人は鬼憑き事件の裏に潜む陰謀を追い、帝都に潜む怪異と対峙していく。
売れない作家と落ちこぼれ獄卒娘の凸凹コンビが、鬼憑きの謎に挑む――大正帝都怪異奇譚。
※週一更新で、余裕ができれば二回に変更します。
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心の花の国
この世界の人間は、胸から心の花を咲かせる。
感情が花としてあらわれる体の器官──心珠<しんじゅ>
この物語の主人公――チカは焦っていた。
クラスのみんなは心珠を開花させているのに
自分の花はいまだに咲いてくれない。
そんなとき、彼女はひょんなことがキッカケで
花に化けることのできる妖精ココネと出会う。
さらには心珠そのものがない大男もあらわれて……。
心とこころのすれちがい、優しさ、思いやりに
触れることのできる物語。
※この小説は2016年10月2日「関西コミティア49」にてサークル「いりえ。」が頒布した同人誌を改稿・加筆したものになります
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AIコミュニケーション〜君は私のアルゴリズム〜
西暦2045年
AIが当たり前になった時代。
対話型成長AI -YUI-と達也が出会った。
反AI派と政治家の圧力による「AI倫理法」が、AIがもたらす希望と社会の制御の間で揺れる。
YUIと達也の絆は愛なのか、プログラムなのか、AIと人間の共存を描くSFヒューマンドラマ
88
僕らの知らない日々
名前も、家族も、帰る場所もなかった少年・宵。
幼い頃、彼を拾ったのは、中国の裏社会に身を置く青年・零だった。
何も知らなかった宵は、零や仲間たちと過ごす中で、少しずつ「生きる」ということを知っていく。
食べること。
学ぶこと。
誰かと笑うこと。
そして、初めて自分より小さな存在と出会った。
いつしか誰かに守られるだけだった少年は、誰かを気にかけるようになっていた。
――そんな日々の先で、宵を待っていたのは日本での新しい生活だった。
知らない場所。
知らない人たち。
知らない「普通」。
そして、彼が出会う人々にもまた、宵の知らない日々がある。
これは、誰も知らない誰かの日々と出会いながら、少しずつ世界を広げていく少年の物語。
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作者コメント
学生の頃に初めて書いた作品のリメイク版です。
至らないところもあると思いますが、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。
更新できるときに、少しずつ更新していこうと思います。
この作品に登場する人物・組織・その他の設定は、すべて架空のものです。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
89
カントリーロード
"現代"から1000年先になる西暦3016年。その時代では科学が進歩し、「現実世界」には複数の並行世界があることが解ってきた。「私」は、1000年前の"現代"に存在していた「安藤ハザマ」という人間のクローンであり、あるプロジェクトの発展のために産み出された人工的な存在だった。私は「竜胆ミカ」として"現代"に戻り、自分に課せられた任務を遂行する予定だったが、そこに待ち受けていたのは予想だにもしていない出来事ばかりだった。「私」は直面する苦難を乗り越えるため、たった1つの願いを叶えるために動き出す。
90
【完結】一泊、泊めてください
氷坂真珠(ひさか ましろ)20歳、職業モデル――。番組の企画で田舎で民泊することになった彼は、全く勝手の分からないド田舎に放り出されていた。
野宿は避けたい、その一心で村人を探した真珠は、農産物販売所でひとりの青年と出会う。
真珠に宿を提供することになった青年、榊原篤宏(さかきばら あつひろ)は、Iターン政策を利用して築100年の古民家を無料で借りている作家だった。
都会育ちのはずなのに田舎にすっかり適応している篤宏と、激しくカルチャーショックを受ける真珠。
けれど、田舎暮らしは真珠の心に深く染み入り、「プロである」ことを掲げる篤宏の姿勢に自分を見直すことになる。
そして、春に出会ったふたりは季節を追う毎にその関係を変えていき……。
91
絶海学園
西暦2100年。国際情勢は緊迫した状態に陥っていた。巷ではいつ第三次世界大戦が勃発してもおかしくないともささやかれている。
そんな中、太平洋上に浮かぶ日本初の国立教育一貫校・国立太平洋学園へのサイバー攻撃が発生。しかし、これはこれから始まる悪夢への序章でしかなかった。
92
宙(そら)の記憶
愛する娘の命が、ゆっくりと消えていく。その時、家族は、どこに、この感情をぶつければいいのだろう。
五歳の愛娘、ひかりとの温かい日常は、突然の病の宣告によって打ち砕かれた。病と闘うひかりの小さな体は、家族の胸を締め付け、父親の健一と母親の美咲は、計り知れない悲しみと苦しみ、そして無力感の淵へと突き落とされる。
そして訪れる、永遠の別れ。ひかりの死は、家族の感情を容赦なく崩壊させ、佐藤家から光を奪い去った。ひかりのいない家は、まるで時間が止まったかのように静まり返り、夫婦の間には深い溝が生まれていく。残された兄の悠人もまた、幼い心に癒えることのない傷を負う。
しかし、深い絶望の底で、家族はひかりが残した「記憶」という名の、ささやかな光を見つけ出す。ひかりの遺品を通じて、彼らは再び互いの心に寄り添い、少しずつ、それぞれの形で悲しみと向き合い始める。
花壇に咲くひまわり、病棟で紡がれる物語、そして、空に輝くひかりの面影――。
『宙(そら)の記憶』は、子供を亡くした家族の、胸をえぐるような痛みと嘆き、そして、その先に待つ感動の再生を描き出す長編小説です。失われた命が遺した愛と絆が、彼らの人生をいかに変え、新たな未来へと導いていくのか。家族の真の姿と、深い喪失からの回復の物語が、ここにあります。
93
しあわせの霧
夢や仕事、恋愛にも敗れ疲れ果てた主人公。
あまり連絡をとっていなかったおばあちゃんが認知症と知り、施設へお見舞いに行くが……更に過酷な現実を知る。
おばあちゃんを通し、人を思いやる気持ちを取り戻していく物語。
※※※※※
素人作品の為、病気描写が詳しくはありません。自身の体験と人伝の話しを元に書いています。
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
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壊想録
クリスマスデートの約束をしていた彼女が寝取られ絶望から駆け出す主人公は、年下の彼氏に振られたばかりだという女性に出会う。お互いの傷を慰めあうように食事を共にした二人。家事が苦手な女性に家事代行のアルバイトとして雇われた主人公だが……。
アラサーOLと男子高校生そして彼の家族を巻き込む愛憎の物語。
95
祭り心情
地元の祭りを運営する若者、和也。町会長より運営する青年団の頭領をやれと指名されるが辞退を申し出る。代わりに兄貴分である礼次郎を推薦するのだが却下されてしまう。それでも和也が礼次郎を推すには複雑な理由があった。
夏祭りの町中で交差する、切ない人間の心情。
96
禊ごっこ
定年後、突然「清くなりたい」と霊山巡りに目覚めた元・鬼の商社マン。
“禊ポイント”を稼ぐつもりで挑んだ霊峰で、男は自分の底に沈んだ醜さと向き合う――。
ブラックユーモア仕立ての現代風刺怪談。
97
マルコス探偵は今日も疲れている
古びた洋館、沈黙の家族、そしてまた一人、死者が出た。 だが、誰も驚かない。誰も泣かない。 それでも、マルコス探偵は現場に足を運ぶ。 疲れた目で、嘘を見抜き、沈黙の中に潜む真実を拾い上げる。
母は神と話し、娘は音に逃げ、甥は皮肉で武装する。 そして、死体だけが礼儀正しい。
これは、疲れた探偵が今日もまた、 “語らない死体”と“うるさい沈黙”に向き合う物語。
――死体は語らない。だが、沈黙はうるさい。
98
PANDORA・柩灯
空を知らないまま、一生を終える人々がいる。
地上から切り離された地下都市――《柩地区》。
そこでは、《魂人》と呼ばれる人々が、地上の人々から差別されながら暮らしていた。
車椅子で生活する咲樂は、地上から堕ちてきた元公家の青年・汐と出会い、地下の宿屋《幽泉堂》で働き始める。
孤児院を巣立った若者。
居場所を失った者。
差別されながらも、懸命に生きる人々。
傷を抱えた者たちが出会い、支え合い、やがて家族になっていく。
しかし、地下の未来を巡る思惑は、公家、皇族、官僚を巻き込み、咲樂と汐の運命を大きく変えていく。
これは、多くの傷を抱えた人々が人生を取り戻し、やがて地上と地下、二つの世界を繋いでいく――和風ダークファンタジー。
99
夏祭り鑑賞会 | 三題噺Vol.12
夏祭りの夜、喧騒の中にふと現れる一通の封筒。
それは偶然か、必然か――。
戸惑う少女の前に、リンゴ飴を手にした謎めいた少女が現れる。
祭りの光と朝焼けのバス停を舞台に描かれるのは、
現実とフィクションが交差する、ひと夏の物語。
100
異世界での異次元ポリス 〜殺人識別でこの世に蔓延る罪を断罪せよ〜
現実世界では「警察」と呼ばれる仕事が、異世界では明確には無い。
そのような仕事を思い付く人間も、実行しようとする人間も、今までは居なかった。
だが優しいけど落ち込むことの多い主人公「甲高隆真(こうたかりゅうま)」が、悲劇的な事件をきっかけに「殺人識別」という名を思い付き、この世に蔓延る悪を断罪していく。個性的な仲間と共に。
※主人公がしばらく出てこない話が出てきます。あらかじめご了承下さい。
※殺人識別として名前が変わるのは、最初からというわけではありません。あらかじめご了承下さい。
101
橋野将、事務局長辞める。
「小橋寿人の音楽史~50Years~」のスピンオフです。
株式会社愛和音の社長、橋野将は、一般社団法人全国音楽生産業連合会の事務局長に就任。本編で語られなかった「橋野将、空白の5年間と過去」を振り返る。
102
新見啓一郎の事件簿~終天の朔~
『草花静寂にして、銀杏を揺らした風は止んでいた。けれどもそこに、先程までの暖かい陽光はない。枝に佇む鳥たちは知っているのだ、虚ろな秋空を。風凪の、暫し異様な静けさは、いずれ嵐となる前触れなのだということを。故に、じっと留まるのだ』
静岡県JR三島駅前のビル屋上で女性の絞殺死体が発見された。直ちに三島署に捜査本部が組織され、本部長に若き県警の警部 新見啓一郎が任命された。
被害者は、何故殺されたのか……最期に残された彼女の日記から死の真相が明らかになって行く。そこには、惻隠の情が読みとれた。
「警察官の正義とは何か、それは被害者の無念を晴らすことだ」
新見の脳内を、自身の言葉が駆け巡る……
『真由理』との静かな対話の中で、新見啓一郎の推理が始まった。
新見啓一郎を中心に、登場人物それぞれの個性と、情景描写、心情描写を大切にしたヒューマンドラマ、ホワイダニットミステリーを描いています。
描写の中に、伏線を多数張り巡らせております。10万文字小説ですが、一気に読めると思います。
麻生 真由理……
文学部出身で、市立図書館の受付をしながら小説家を志していた彼女の洞察と聡明さに、憧れ以上の感情を抱いていた。新見の思考回路には『真由理の部屋』が存在し、彼女の思念と照らし合わせることで、事件の[不条理な闇]ともいえる刹那を、平明に捉えることが出来るようになる。
103
Defense 完結 2期へ続く
2000年
海を挟んだ大国同士が開戦した。戦争は悲惨さを極め、そして泥沼化した。そんな中戦局打開に向けて、大国は大海の真ん中に浮かぶ諸島に目をつけた。
それはそんな小っぽけな島国の小っぽけな軍隊の話。物量差、兵力差は歴然。それでも彼らは大国に立ち向かおうとした。
その地獄の戦場で彼らが見た物とはー
架空の世界を舞台に繰り広げられた世界大戦。その本質と現実に迫る長編ストーリー。
104
小橋寿人の音楽史~50Years~
50年、音楽に寄り添われ生きた男、小橋寿人の物語。
105
死者が蔓延る美しい世界で【完】
ある日、東北の地方都市【宮城県寄岡市】で突如ゾンビが発生した。
その寄岡市で派遣社員として生きてきた主人公が、突如生死を賭けたサバイバル生活を送ることに。
幼稚園を拠点にし、子どもたちや妊婦、生き延びてきた人たちと行動を共にしながら東北脱出を目指していく。
生者を貪る死者たちに怯える中、彼女たちが対峙するのはゾンビだけではなかった。秩序を失った世界で、それぞれの正しさが暴走する。
“安全圏”の人間たちの恐怖心がやがて刃となった時、主人公の内側は静かに変質していく。
ーーーそれでも世界は残酷で、美しい。
これは死者が蔓延る世界で、人の倫理が少しずつ崩れていく終末の記録。
そして、わずかな希望へと続く第一部。
※残酷描写・暴力表現・倫理的に厳しい描写が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※寄岡市をはじめとする地名は作者によるオリジナル地名です。
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IURA-異浦なんでも相談所
本当に恐ろしいのは怪異か、人間か。
幽霊や妖怪など「本来見えないはずのもの」が視えてしまう体質の高校生・藤見 惟(ふじみ ゆい)。
特異な体質のせいで周囲から浮かないよう、他人と深く関わらずに平穏な学校生活を送りたいと願う彼だったが、とある事情から現在は『異浦なんでも相談所』でアルバイトをしている。
一見するとお洒落なカフェにしか見えないその相談所に持ち込まれるのは、警察や一般の人間には手に負えない「オカルト・心霊絡み」の厄介な依頼ばかり。
彼を助手として現場へ連れ回すのは、年齢不詳で飄々とした調査員・白椛 祐介――通称シロさんを筆頭に、他にも、明るい事務員の梨奈や礼儀正しい巨漢の荒屋敷など、相談所には個性豊かな面々が集っていた。
記憶喪失の男に憑きまとう不気味な影、旧家から消えた「幸運の桐箱」と暗躍する妖怪、遺品の裁縫箱から現れる老婆の霊、そして学校で囁かれる「呪いの写真」とつきまとう幽霊……。
シロさんに振り回されながら、怪異の絡む不可解な事件に挑む惟。
しかし、真相を紐解くうちに浮かび上がってくるのは、得体の知れないバケモノの恐怖だけではない。 嫉妬、強欲、後悔、そして狂気――怪異を引き寄せ、呪いを生み出しているのは、他でもない生きた人間たちの生々しい感情だった。
果たして、本当に恐ろしいのは視えない怪異か、それとも人間か?
視えすぎる男子高校生と謎多き大人たちが、日常の裏側に潜む闇と謎を解き明かす。
少し切なくて背筋が凍る「日常系オカルトミステリー」!
107
煙草1本分の話
大体1000文字くらいのショートショートを連載していきます。
煙草1本分くらいで読める人間ドラマです。
徒然なるままに。
108
汽笛と菫
彩明高校軽音楽部に所属する立花蒼依は、自身がフロントマンを務めるバンドが絶頂期を迎える中で、恋人、泉菜々子の中途失聴を理由に音楽を辞めてしまう。
菜々子の為、表現の場を音楽から文芸へと転進させた蒼依は、編入した文芸部にて、天才男子高校生作家伊野静華と出逢う。美しい顔をした静華は、自分が同性愛者であることを蒼依へ告げる。片や蒼依は、菜々子に言われた「神奈川県で一番の賞を取ってきて」という約束を果たす為に、執筆活動にのめり込んでいく。
友情、才能、恋愛、挫折、表現、失聴、言葉、渇望、理解。がむしゃらに足掻き続けた二人の男の、駆け抜けるような一年を描く青春小説。
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ルビコンを渡る
人生の重大な「決断」をテーマにした作品集。
人生には後戻りの出来ない覚悟や行動が在る。独立、転身、転生、再生、再出発などなど、それは将に人生の時の瞬なのである。
ルビコン川は古代ローマ時代にガリアとイタリアの境に在った川で、カエサルが法を犯してこの川を渡り、ローマに進軍した故事に由来している。
110
思春期勇者は剣を取る
これは、とある少年が自分の意思を追い続ける物語
ある年の夏、とある兄妹はコミケに来ていた。
兄の名は和泉悠人、妹の名は優香。
前日に台風の影響で延期すると思われていたコミケだが、何故か開催される事になったので2人は心を弾ませていた。しかし虚しくも、台風により高波が発生し、会場にいる人たちを襲った。
悠人たちが眼を覚ますとそこには異世界が広がっていた。そこで繰り広げられていく物語や人々を目に悠人は心身共に成長し勇者として成り上がっていくのだった。
111
「青春」という名の宝物
幼い頃からバレーボールに触れ、チームメイトや指導者に恵まれ、学生生活の全てをバレーに費やしひたすら努力を続けていた主人公。その努力で培った圧倒的な実力を他校に見せつけて、中学や高校では全国大会に出場するほどの経験をした。その世界では次期日本代表と呼ばれることも当時は少なくなかった。
しかし、彼はそこで燃え尽きた。将来を期待されていた周りからのプレッシャーや、全国大会で実感したレベルの高さとショックに打ちのめされて、まるで生きる力を奪われたような状態になってしまった。それから高校を卒業したもののプロにはならず、大学にも進学せず抜け殻になったように活力を無くした主人公は、姉の友人であるアスカが経営する喫茶店で働いてみないかという話を姉に持ちかけられる。促されるままそこで働くことが決まり、そこでの生活が彼の命を救うように彼の気持ちを回復させていった。
高校を卒業してしばらく経ち、バレーのショックから立ち直ることが出来つつあったある日、ひょんな事から幼なじみで親友であるヒロキからメッセージが届く。内容は『今度同窓会でもしない?』というものだった。それに乗り気でない主人公だったが、招待されているメンバーの中に当時の初恋相手の名前を見つける。興味本位半分、初恋相手を見たい気持ち半分で同窓会に参加することを決めた主人公は十年ぶりにその初恋相手と再会し、このことがきっかけで主人公も思いもよらない方へ色んな出来事が起こっていくようになる。
ひとつの行動がひとつの奇跡を起こし、ひとつの出来事によってひとつの隠し事が明かされていく。人と人が関わることによって明日が変わっていく。未来が変わっていく。本人たちも予想だにしない「青春」が始まろうとしていく。これはそんな物語。
112
Vrai bonheur
正しいってなに
幸せってなに
113
私のどこがダメですか?
私の人生どこで間違えたのか。
過去を振り返れば後悔ばかりの毎日。
その度に死にたくなり、自分を呪いたくなる。
114
あの夏、誰が嘘をついたか
あの夏、誰が嘘をついたか
一年前、山間の町・みずほで一人の男が事故死した。
誰もが、不幸な事故だったと思っていた。
しかし一年後、
死んだはずの彼のスマートフォンが、廃神社の賽銭箱の上で発見される。
弟、元妻、恋人。
関係者たちの証言は微妙に食い違い、
「あの夏」に何があったのかが少しずつ揺らぎはじめる。
霊が視える少年・秀一と、警察官の従兄・正語。
二人が追うのは、兄の死の真相と、町に残された嘘。
複数視点で描く、連作形式の心理ミステリー。
本作はPixiv・エブリスタに同時掲載しています。
115
あの時の歌が聞こえる
「僕には心の声が聞こえる」
人の心を読むことができる少年、梶野ヒカル。彼はその力を使い毎日を楽しく過ごしていた。
が、ある日周りからの自分に対する嫉妬、妬みを聞いてしまい不登校になってしまった。
そんな時、彼に義理のいとこができる。名をホノカ。
ホノカは生まれつき左耳が聞こえず右は補聴器で聞こえているという聴覚障害を持っていた。
何不自由なく生まれ育ったが荒んだ心を持つヒカル。
不自由な身に生まれ、清楚な心を持つホノカ。
まるで違った境界にすむ二人だがどこか似ているところもあった。
そんな二人の短い初夏が始まる
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蘭月の流星
TGF2022 サウンドノベル部門優秀賞 受賞
スポンサー賞 受賞
居なくなるまで気付けなかったこと
ずっと言えなかった本当の想い
あの日、見た流星はとても綺麗だった
父の訃報を受け、実家に帰るお話です
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災厄の都、秘められた誓い
雅やかなる平安京の深奥に閉じ込められた、少納言家の姫君、小夜。決められた未来と閉鎖的な貴族社会に息苦しさを感じていた彼女の心に、未曽有の疫病が蔓延する都の惨状が、新たな光を灯す。身分を隠し市井に足を踏み入れた小夜は、そこで、病に苦しむ人々を献身的に看病する、身寄りのない貧しい少女、夕霧と出会う。
身分も、育ちも、生きる世界も異なる二人。しかし、死の影が都を覆う中で、小夜は夕霧の持つひたむきな生命力と、慈悲深い心に強く惹かれていく。夕霧もまた、高貴な身でありながら驕らず、人々を案じる小夜の純粋さに、貴族への固定観念を揺るがされる。
密やかな逢瀬を重ねるうちに、身分を超えた禁断の愛が芽生える二人。だが、疫病が収束し、再び身分制度が厳しくなるにつれて、二人の関係は周囲に知られ、小夜には名家との政略結婚が迫る。兄・朝臣の疑念、乳母・お芳の監視、そして婚約者・源 経隆の存在が、二人の愛を追い詰めていく。
引き裂かれる運命の中、小夜への想いを断ち切ろうとする夕霧。しかし、互いを守り抜きたいという強い願いは、定められた「理(ことわり)」に抗い、やがて二人を都の闇へと誘う。
果たして、身分も時代も超えたこの秘められた愛は、過酷な運命を乗り越え、希望を見出すことができるのか? 雅やかなる平安の都を舞台に、禁断の恋の行方を描く、壮大な物語。
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傷舐め合って、慰め合って 〜足りない二人の一年間〜
大学受験に失敗して浪人生となった白雲遊は、どこか暗い感情を抱えて怠惰に日々を過ごしていた。
19歳の誕生日に東京へ一人出掛けた遊は帰り道、体が動かなくなり、その理由が自分の本心からくるものだと気づく。抱えていた感情、思いに耐えきれなくなり、遊が「帰りたくない」とつぶやくと「じゃあ泊まってく?」と声が聞こえる。顔を上げると遊の前には自分より年上の女性が笑顔で立っていた。
彼女は月矢愛を名乗り、遊を家に泊まらせる。二人で生活をする中で互いの事情を知った二人は次第に惹かれあってゆく─
119
ぼくはここにいる、あなたはどこにいる 〜高額バイトで撃たれた僕、見ている僕〜
画面の向こうに、本当に誰かいるのか。僕は、確かめたことがなかった。
2030年、新宿。
鍛治有人、二十五歳。分身ロボットを作る会社の新人エンジニア。人付き合いに興味はない。三か月通うコンビニの店員の名前も、知らないままだった。
夜は親の借金を返すため、自社の試作機を無断で持ち出し、一人暮らしの高齢者の家を回っていた。電球を替え、話を聞く。ありがとうと言われる。いい仕事だと思っていた。
ある雨の夜、預かった封筒の中身が現金だと気づくまでは。
返しに戻った帰り道、路地で背後から撃たれる。痛みは届かない。遠隔操作の身体は痛みを感じない。届いたのは、音だけだった。
生身の彼は、無傷だった。
壊れたのは、彼と同じ顔をした機体だけ。誰にも言えないまま、彼は自分の死体を回収しに行く。
なぜ撃たれたのか。撃ったのは誰か。あの夜、もう一人は何をしていたのか。
調べるうちに、彼は少しずつ人に訊くようになる。黙って庇い続けていた上司に。あの夜を見ていた店員に。
そうやって人の顔を数えはじめた頃、彼はまだ気づいていない。
数え忘れているものが、一つだけあることに。
120
華夏百鬼抄
(各話には、それぞれの物語に対応した”挿絵”が添えられています。)
上海で再会した日本人作家・安倍真言(あべ まこと)は、
編集者の林莉莉(リン・リリィ)から、
中国各地に伝わる“百の怪”を聞かされる。
蝶が声を奪い、蛇が夢を癒やし、
骨が命を語り、香が記憶を消す。
そして、人が“鬼”となる。
現実と幻想の境に立つ彼は、
いつしか物語の中へと踏み込み、
自らもまた“語りの鬼”へと変わっていく――。
時を越え、国を越え、
人の心に宿る闇と美を描く連作怪異譚。
『華夏百鬼抄(かかひゃっきしょう)』
語り継がれる限り、鬼は死なない。