悩み小説一覧
耳を塞ぎたい。口を塞ぎたい。目を塞ぎたい。そして、心の穴を塞ぎたい。
主人公の瀬川華那(せがわはるな)は美術部の高校2年生である。
華那は自分の意思に反して過去のトラウマを度々思い出してしまう。
特によく思い出してしまうのは、小3の頃の約1ヶ月間の記憶だ。細かく言うと、クラスメイトの女子たちから嫌がらせを受け続けていた──消したい記憶。
理不尽な嫌がらせは華那の心に一生残る深い傷をつけた。
実は、華那のトラウマになってしまった大きな原因がもうひとつあるのだが──。
華那の唯一の異性の友人である清水雪弥(しみずゆきや)。
華那は不器用な自分とは違って、器用な雪弥の事を心底羨ましく思っていた。
五月十五日。雪弥が華那が飼っている猫たちに会う為に自宅に遊びに来た。
遊びに来る直前に、雪弥の異変に気づいた華那は雪弥の事をとても心配していたのだが……。思いの外、楽しい時間を過ごす事ができた。
ところが。安堵していたのも束の間、帰り際になって、華那と雪弥の二人の間に不穏な空気が徐々に流れ出す。
やがて、雪弥は自分の悩みを打ち明けてきて──?
仲の良い部活の先輩と喧嘩してしまった男子生徒。
「怪物」に執着し続けて、虚無感に苛まれながら生きている男子生徒。
「過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)」という病気を患った事により、毎日自殺したいと思うようになった女子生徒。
心優しい性格なのだが、自分を「異物」だと認識しており、排除しなければならないと思っている男子生徒。
過去に、男子生徒がクラスメイトに嫌がらせしている様子を目撃しながらも見て見ぬ振りしてしまった事を、ずっと後悔している女子生徒。
大切な友人を支えるために今まで生きてきたのに、ある日その友人の秘密を後輩に暴露して友人を追い詰めてしまった男子生徒。
そして──……過去のトラウマや苦手な音に怯えながら、毎日を過ごしている女子生徒。
みんな異なる悩みを抱えていて、「独りぼっち」で「もがき苦しんでいる」。
誰かと繋がる事で、凍ってしまった心がほんの少しずつでも溶けていったらどんなに良いだろうか。
……多分、懸命に信じ続ける事しか、他に方法はないのかもしれない。
これは、未だ脆く繊細な10代の彼女たちの灰色、青色、鮮紅色、そして朱殷(しゅあん)色が醜くこびりついた物語。
※この小説は、『小説家になろう』・『カクヨム』・『エブリスタ』にも掲載しています。
文字数 5,831
最終更新日 2021.03.01
登録日 2021.03.01
老人になった僕が若き日の僕へ送る手紙。
ぜひ、『僕よ、盛大に吃れ。』のご一読もよろしくお願い致します。
文字数 2,200
最終更新日 2019.03.24
登録日 2019.03.24
ゴキブリ。
天井から壁から床からありとあらゆるところを自由に歩き回る。
ときに、いろんな汚れが
文字数 334
最終更新日 2021.02.13
登録日 2021.02.13
文字数 147
最終更新日 2021.02.27
登録日 2021.02.27
文字数 355
最終更新日 2021.01.17
登録日 2021.01.17
文字数 809
最終更新日 2020.12.15
登録日 2020.12.15
ロンは川に辿り着くと、そこには鉄でできた橋とツルでできた橋がかかっていました。
「どちらの橋で向こう側に渡ろうか」と悩んでいると・・・
文字数 311
最終更新日 2020.12.05
登録日 2020.12.05
文字数 3,657
最終更新日 2020.11.02
登録日 2020.11.02
例年に比べて長く続いた梅雨が明け、夏の始まりを報せる蝉の声が一斉に響きだした八月某日。
とあるニュースが日本全土を震撼させた。
『女優 東雲すみか(28)死亡 自宅で首吊り自殺か』
そのあまりにも早すぎる訃報はたちまちSNS上で拡散され、多くの悲しみの声と共に夏日最初のトップニュースを飾った。
各新聞やテレビの報道番組では、彼女の死を悼む言葉と共に女優〈東雲すみか〉が残した多くの功績を称える特集が組まれ、彼女の死の真相や発見に至るまでの経緯が記事として、議論として、多くの人の目に留まった。
特別、彼女に興味があったわけではないし、強い憧れや好意を抱いていたわけでもない。ましてやファンですらなかったと思う。
彼女が普段どんな表情で大衆の前に姿を見せていたのか、どんな演技で大衆を魅了していたのか、外の世界と隔絶した生活を送っていた僕はほとんど知らない。
——だけど。
……たった一度だけ、彼女と二人きりで話をしたことがある。
木陰に響く蝉時雨。
アスファルトを焦がす夏の日差し。
どこまでも澄んだ青い空と、天まで届く真っ白な入道雲。
時折海からやって来る潮風と、幻影のように漂い続ける煙草の煙。
忘れもしない。
暑い暑い八月の、僕と彼女だけが知っている、あの夏の日の記憶——。
文字数 17,984
最終更新日 2020.10.23
登録日 2020.10.23
今すぐに、あなたの大事な人と会話をしてください。
内容はなんでも良いです。難しいことを考えなくて済む明るい話題ならなお良いです。とにかく肩を並べて、笑いながらいくつも話をしてください。
文字数 3,536
最終更新日 2020.09.28
登録日 2020.09.28
「僕は、男だから。」
君はそう言うけど、頭の天辺から足の爪先まで歴とした女の子だ。悲しい程に、女の子なんだ。
文字数 1,516
最終更新日 2020.05.18
登録日 2020.05.18
特別なことなんて何もいらないし、望まない。
みんなみたいに「普通」に生きていきたいだけなのに、私は、小さな頃からみんなみたいに上手に生きられないダメな人間だった。
どうしたら、みんなみたいに上手に生きられますか……?
一言でいい、嘘でもいい。
「がんばったね」
「大丈夫、そのままの君でいいんだよ」
誰かにそう言ってもらいたい、認めてもらいたいだけなのに。
私も、彼も、彼女も、それから君も、
みんなみたいに上手に生きられない。
「普通に生きる」って、簡単なようで、実はすごく難しいね。
2020.04.30〜2020.05.15 完結
どこにでもいる普通の高校生、であろうとする女の子と男の子の物語です。
文字数 92,901
最終更新日 2020.05.15
登録日 2020.04.30
新学期始めの放課後、中学3年生の嵯峨本樹哉(さがもとみきや)は、「勉強を教えてほしい」と2つ後ろの席の同級生から頼みを受け、ハンバーガーを3日分奢ることを条件に承諾する。しかし、ある日の彼に異変が――嵯峨本が生徒達の悩みに触れながら、自分自身とも向き合う1年間の物語。
拙いながら、1日1話更新を目標に頑張ります。
文字数 18,524
最終更新日 2020.05.12
登録日 2020.04.21
僕は、一生恋ができないんだろうな……。
作り物の自分で居ることに、
苦痛を感じ、
悩み、傷付き、もがき、傷付けながら、
少しずつ前へ進んでいく、
高校生の話です。
※ら抜き・い抜き言葉等、言葉の乱れはあえてそのままにしてあります。
文字数 6,549
最終更新日 2019.12.19
登録日 2019.12.13
──トンネルの先に待っていたのは妖怪達の世界でした。
やけを起こした女子高生──百瀬あやめが迷い込んだのは個性豊かな妖怪達が住まう場所──隠れ世だった!
百瀬あやめは隠れ世で出会った狐の妖怪──銀狐に、
『最高で素敵な七日間をプレゼントする』と言われるが、彼女にはそれどころじゃないある事情を抱えていた。
そこで銀狐は、”ある勝負”を持ちかけてきたのだが……。
その勝負に勝つのは彼女か? はたまた妖怪達か?
これは、やけを起こした女子高生が妖怪達の助けを借りて、自分を見つめ直す……そう言ったお話です。
文字数 89,595
最終更新日 2020.02.09
登録日 2019.12.31
「はい、あなたは白血病です」
ある日、医師からそう告げられたとき、あなたはまずどう思いますか?どう行動しますか?
これは私が実体験した話です。
その時の事をよく思い出して記していきたいと思います。
※あくまでも経験談です。こうすれば助かるというものではありません。
文字数 27,675
最終更新日 2020.07.28
登録日 2019.11.02
筆者自身があまりにも悩むことが多すぎるから、『悩み』ってなんだろう?悩みの『解決法』ってあるのかしら?について書いてみました。駄文ですが。
文字数 772
最終更新日 2019.10.16
登録日 2019.10.16
何か悪い事、ついてないことがあると自分の日頃の行いせいかと考えてしまう主人公。
高校を卒業したけど、やりたいもの、なりたいものが見つからず、周りの同年代は着実にやりたいことに向かってスキルアップしているのに、自分はつまらないこだわりがに縛られ、前に進めてない感覚がつきまとう。
自分が昔から続けてきたことをやめるのが怖いからただ惰性で続ける日々。
面白いのか、楽しいのか、よくわからない人生。
人には馬鹿にされたくないし、あいつは無力だと見抜かれたくもないから、虚勢をはり、体裁だけは保とうとする。
なめられたくないとばかり考えるから、人間関係がしんどい。
自分がどう見られているのかばかり気にするから、自分の考え方、世界観がはっきりと出来ていないから、自分にイマイチ自信が持てない。
何でもない自分が酷く不安なのである。
そのくせ、心とは真逆に人になめられるような行動をしばしばとってしまう自分にイラつく。
変わることを恐れ、努力も中途半端。
周りの人間からしたら、こんなネガティブで暗い人間は嫌われるだろうと半ば諦めている。
周りの人間はどんどん離れていって、底なしの真っ黒の穴に真っ逆さまに落っこちて、暗すぎて周りが見えないから、手探りすることすら諦めて、膝を抱えて丸くなって息を潜め、ゆっくりと生き絶えて誰にも気づかれず餓死していくような人生。
もう嫌だと思い切って、今の停滞したただ浪費するだけの、若さもそんなに言い訳として使えなくなった年頃。
しかし、今環境から抜け出して、思い切って、今まで経験したことがないことを知らない土地で一からやり直す。
チャレンジしようと決意し、実行に移す。
そして、かつてない経験をし、失敗も何度もし、やめようかと途中で何度も魔が指すが、やめたところで、帰ったところで、自分には居場所はもうないのだと言い聞かせ続け、何とか踏みとどまる。
そして、チャンスが巡ってきて掴み損ねるが、諦めず、ジタバタ足掻いていたら、道が拓けてきた。
そして、やっと念願の本当にやりたいと思えること、エネルギー全てそこに注ぎ込めれるものを見つける。
何にも特技も自慢できるものもなかったけど、それをひたすら追いかけることで邪な迷いや、ためらいや優柔不断な逡巡もなくなってきた。
もう誰の影響も受けない。
自分のやりたいことをまっすぐに追いかけ続け、追求しよう。
そう思えてきたから、自然とポジティブになれたし、冗談も何の気無しに言えたし、笑顔が増えた。
そして、同じような夢を追求する、仲間、同志も出来た。
彼らを第二の家族だと思い、この素敵な関係ができるだけ長く続くよう、自分は自分のできることを、不断の努力として続けていこうと誓ったのだった。
文字数 1,108
最終更新日 2019.10.10
登録日 2019.10.10
心友のことを好きになった主人公はそれを言えずに、過ごしていた。自分と同じ性別の彼を好きになったことを心友が知ってしまったら…と思うと一緒に過ごすのも苦しくなっていった。
変わらないはずの日々を変えるのは自分のためか、相手のためか…
文字数 5,368
最終更新日 2019.09.21
登録日 2019.09.17
ただ
人は誰でも大なり小なり悩みを抱えている。
その悩みの中には、命に関わる程大きな悩みもある
いくら友達が居ても、親がいても
人は結局は一人ぼっちだ
否定されるんだ
そう思っていたけれど
絶対に一人ぼっちの人はいない
日本、そして世界には同じ考えの人、自分を認めてくれる、必要としてくれる人が絶対に1人はいるんだ
そして、何より同じ悩みを
違う悩みだけれど、同じくらい辛い悩みを抱えてる人は、他にも居るはずだ。
そう思って頂ける様に…
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『人の心は無限に広がっているからこそ、悩みがある』
私は、そんな悩みを持った人達の心の内は分かりません、自分自身の経験、思いがあっても
その人の心の内は、その人のモノだからこそ、結局は想像する事しかできない
ただの偽善者でしかない、自己満足にしかならない。
また、私の文章力では伝えたい事を伝え切る事は出来ない。
それでも、悩みを持っていても誰にも相談出来ない人、誰に相談すれば良いか分からない
そんな人の内1人でも、誰かに悩みを打ち明けられるきっかけになればと思い
自身の願いを乗せて書かせて頂きます。
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先ず
“名前を考えるのが苦手”
“短い方が覚えやすくて読みやすい”
と言うただただ言い訳な理由ですが、登場人物は名のみになってます。m(_ _)m
そして、もしかしたら人によっては
これはわざわざ小説にして書くべき事か?
不愉快だ
と思われる内容も書かせていただく可能性があります。
その際に、こんな内容は残して欲しくない
と言うご意見がございましたら
名前などを伏せる為にも返信は出来ませんが、感想の方で知らせていただけたら、報告と共に削除を考えさせて頂きますので、教えて頂けたらと思います
・他作品と同じく、誤字脱字多めだと思います。
・完結は目指していますが、公開順に優先して書かせて頂く為、更新が2.3日に一度になる予定です。
・一応他作品になりますが番外編もあります。
(妹のその後が気になる方はそちらを読んでいただけたらと思います)
文字数 21,876
最終更新日 2020.06.06
登録日 2020.04.24
私は不幸ではないが幸せを感じることができない「幸せ不感症」
緩慢な日常によって緩やかに死へと向かう私。
そんな私の日常で大きな選択をする。
その選択によって私はこれからの人生を含めて最も長い1日を過ごすことになる...
文字数 16,172
最終更新日 2019.03.28
登録日 2019.03.14
文字数 4,793
最終更新日 2018.11.12
登録日 2018.11.12
文字数 2,425
最終更新日 2018.10.10
登録日 2018.10.10
文字数 2,949
最終更新日 2018.07.05
登録日 2018.07.05