裏切り小説一覧

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「俺が責任を取る」
そう言ってくれたあなたを、信じたのに。
戦場で負った傷で騎士を辞めた私に、あなたは結婚を申し出た。
それが“愛”だと、信じたかった――
けれど、あなたは他所で「家族ごっこ」をしていた。
私のいない場所で、自分の居場所をつくっていた。
……もういい。私は私の人生を取り戻す。
これは、全てを失った元女騎士が
夫に突きつける、最後の答え。
そして、その後に見つける、大きな幸せ。
文字数 110,621
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.04.01
美空《みそら》は親友の奈都《なつ》に頼み込まれて渋々参加した合コンで、恋人の慶太朗《けいたろう》が若い女の子たちと合コンしている場に出くわす。
「結婚願望ある子もない子も、まずはお付き合いからお願いしまっす!」
ハイテンションで『若くて可愛いお嫁さんが欲しい』と息巻く慶太朗。
美空はハイスペックな合コン相手に微笑む。
「結婚願望はありませんが、恋人にするなら女を若さや可愛らしさで測るような度量の小さくない男がいいです」
別れたくないと言う慶太朗。
愛想が尽きたと言う美空。
愛されて、望まれて始まった関係だったのに――。
裏切りの夜に出会った成悟は、慶太朗とはまるで違う穏やかな好意で包んでくれる。
でも、胸が苦しくなるほどの熱はない。
「お前、本気で男を愛したこと、あるか?」
かつて心を許した上司・壱榴《いちる》の言葉に気持ちが揺らぐ。
あなたがそれを言うのーー!?
文字数 62,218
最終更新日 2025.05.04
登録日 2025.02.22
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
文字数 117,915
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.02.27
わたしは、悟った。
好きな人と人生をすごそうなんて考えるのは、馬鹿げている、と。
わたし、アサレアには二回ほど死んだ記憶がある。
どういう因果か――もしかしたら、わたしの魔女の血がそうさせたのかもしれないけれど、わたしはどうやら、死んだら過去に戻ってしまうようだ。
いつまでループが続くのかはわからないけれど、一回目の人生も、二回目の人生も、死んだ後に十六歳のわたしに戻っていた。
そう――一回目の人生では婚約者、二回目では夫だった男から、プロポーズされる一年前に。
そんなわたしの人生は、一回目も二回目も、思い出せばクソみたいな人生だった。
まず一回目、わたしは、大好きな男、エミディオを庇って命を落とした。
だが、これはまだいい。まだ、愛しい人を愛したまま死ねたから。
問題だったのは二回目だ。
一回目の人生で経験していたからか、運よく死を回避したわたしは、エミディオと結婚した。
順風満帆な結婚生活…のはずだった。
けれども結婚して三年目。
わたしは夫に殺された。
そして悟った。男なんて好きになるものじゃない。
入れ込むから傷つくのだ。淡々と、そう、いっそ嫌いなくらいがいい。そんな男を選んで、三度目の人生、今度こそ生き抜いてやろう、と。
愛や恋なんていらない。わたしは、死にたくないのだ。
そう決意したわたしは、三度目の人生をもう一人の男と生きることを選択する。
それは、わたしの大嫌いな幼馴染だった――
文字数 39,409
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.25
中堅冒険者パーティ「アカシア」は、盗賊討伐の任務中、予想を遥かに超える数の敵に囲まれる。絶望の中、仲間たちはシルファを「囮」にし、彼女を盗賊の群れに押し付けて逃げ去った。裏切られ、孤立無援のシルファを救ったのは、謎めいた旅人、レオ。
大切な人を探して旅するレオと出会い、シルファの運命は動き出す。恩人への感謝と共に、彼の旅に同行することを決意した彼女は、やがて自らの眠れる力を目覚めさせていく。
圧倒的な能力を持つレオの目的とは何か?友情と愛情の狭間で揺れるシルファの心、そして二人が行き着く先に待つ真実とは──。
そして、物語の進行に大きく関わってくる国宝級の宝物『メモリーピース』
裏切りから始まり、成長と絆が織り成す、冒険と恋愛と奇跡の物語がここに幕を開ける!
文字数 89,167
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.12
コストール子爵令嬢マドゥレーヌ。彼女はある日、実父、継母、腹違いの妹、そして婚約者に裏切られ、コストール家を追放されることとなってしまいました。
ですがその際にマドゥレーヌが咄嗟に口にした『ある言葉』によって、マドゥレーヌが去ったあとのコストール家では大変なことが起きるのでした――。
文字数 18,906
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.17
高校からの親友・茉莉は、誰からも愛される完璧な女だった。
そんな彼女が付き合い始めた一ノ瀬悠翔――それは、かつて私を好きだったかもしれない男。
気づいてしまった瞬間、心に生まれたのは、罪悪感ではなく、渇望だった。
ほんの一瞬でいい、私だけを見てほしい。
そんな願いは、やがて取り返しのつかない欲望に変わっていく。
裏切りと、欺瞞と、誰にも言えない秘密。
奪うのか、壊すのか、それとも自分が堕ちるのか。
地味な脇役だったはずの私が、親友と彼氏を巻き込んで、静かに地獄を踏み抜いていく――。
文字数 13,467
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.26
平凡だけど幸せだったのに、ある日からこの世界の住人では無いと異世界に追い帰されてしまったアオ、愛されていると思っていたのは私だけだった。もう誰も信じないと決めた。
文字数 23,378
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.02.06
若手俳優として売り出し中の小城元 泰莉は、事務所の先輩であるミュージシャン神崎 弥弦と恋人同士。
超有名人である弥弦との同棲をカムフラージュするため、シェアハウスで一緒に暮らす同居人を募る。
高校教師の月館 雫は、幼馴染で同僚の体育教師 遠野 巧と同棲していたが、彼の浮気が原因でギクシャクしている。恋人との関係を立て直すため、環境を変えシェアハウスで共に暮らすことにする。
ワガママ放題の奔放な恋人との関係に悩む泰莉と、恋人の浮気に傷心の雫。
恋を成就させたいと願いながら、互いに惹かれ合うようになる二人の男性を描く物語。
文字数 56,368
最終更新日 2025.05.01
登録日 2023.12.30
木の上から落ちた衝撃で前世の記憶を思い出したアナスタシア。
目が覚めると、ここは前世でプレイしていた乙女ゲームの世界で、自分がどのルートでも死亡エンドが待っているラスボス悪女になっていることに気がついた。
死亡エンドを回避するため、真っ当に生きてラスボス化はしないと誓うアナスタシアだったが、そんな彼女の周りには死亡フラグと見える地雷が盛り沢山! さらに彼女を将来的に裏切る予定の従者であるレインとの距離感もおかしくなっていき…?
絶対に死にたくないラスボス悪女が、何とかして死亡ルートから逃げるお話。
文字数 40,824
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.03.23
グランツヴァイ王国にて、名門バーミリオン家の長女フローレンスは次期王妃として厳しい教育を受けていた。
婚約者のザイン王子のために国政や外交を学び、彼にも責任ある王となるよう熱心に促してきた。
だが、「真実の愛」を捧げるべき相手を見つけたと告白する王子から突然婚約破棄を告げられる。
婚約破棄なんて止めるべきだと思いつつ、色々と考えて受け入れることにしたフローレンス。
彼女は北部の領地に戻り「自分が居なくなった後、王国がどうなるのか見守ってみよう」と決意する。
領地に帰還した彼女は、レナードという貴族の子息と婚約して、彼と協力して領地を繁栄させるために奮闘する。
一方、新たな王妃アマリリスを迎えたザインの統治は混迷を極めていく。
観察者となったフローレンスは、自らの才覚と新たな絆を育みながら、かつては尽くそうとした王国の行く末を静かに見守り続ける。
文字数 66,479
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.10
私の赤ちゃんが、いなくなってしまった。
夫と愛人の仕業だった。
──許せない。
復讐のため、裏切られた妻は、禁じられた魔法を使う。
たとえ悪魔に囚われようとも、
あなたのために、何度だってやり直すわ。
※他サイトにも投稿しています。
文字数 16,399
最終更新日 2025.04.28
登録日 2025.04.27
愛している。
私は貴方だけを愛している。
嬉しい時も、悲しい時も、共に支え合い、共に生きていく。
貴方となら、永遠に、どこまでも、どんな事があっても、一緒に歩いていけると思っていたのに。
貴方が、もう私を愛していないなんて耐えられない。
貴方が、私から離れるなんて信じられない。
貴方が私を裏切るのなら、
貴方が私以外の人を愛するのなら、
貴方の事を、
殺めてもいいでしょうか?
※誤字、脱字、固有名詞の誤り多いです。適時修正致します。
※この話はフィクションです。現実や事実とは異なります。
※第8回ホラーミステリー奨励賞頂きました。ありがとうございます。
※4月28日Ⅱ章投稿開始。不定期更新。ご了承ください。
文字数 60,750
最終更新日 2025.04.28
登録日 2025.02.27
運命の番、それは運命で縛られた相手だと言う。
人族にはなくて、獣人にだけにあるその本能の相手。
それに出会った時、自分の最愛の人か。運命の相手か。
貴方なら選べますか?
やめてくれと言いながら情欲を貪る貴方。にやにやと笑う番。
初めて抱いた恋心。脆くもそれは崩れ落ちた。
けれども、消えぬ恋心。
番システムに隠された謎。
それを知った時、彼女はきっと微笑むだろう。
※怖いくらいの制裁が入ります。ご注意を。
ご都合主義、温かい目で見てください。
文字数 52,826
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.12
出産後、初めての里帰りしたシャルーナ。
生まれ育った実家で生後3ヶ月の息子共々、両親、兄夫婦に存分に甘やかされ、心身共に癒されたシャルーナ。
2週間も屋敷を留守にしてしまい、寂しい思いをさせた夫のシモンに少しでも早く会いたいと予定よりも早く実家を出発したシャルーナが自宅に到着すると、必ず外出した時は玄関で迎えてくれる夫のシモンの姿は見えない。
その後シモンの執務室へ向かったシャルーナは、実家にとんぼ返りすることになる…。
*設定等は架空のものです。
色々と気になる箇所はあるかと思いますが、軽ーく流して読んで頂けると有り難いです。
*初回は2話、後は1日1話が基本ですが、内容によっては2話、3話投稿する事があります。
*12時投稿予定です。
文字数 196,376
最終更新日 2025.04.22
登録日 2025.02.19
坂上明には小学校から高校二年になった現在まで密かに片想いしていた人がいる。幼馴染の岸谷聡だ。親友の内巻晴菜とはそんな事も話せるくらい仲がよかった。そう思っていた。
ある日知った聡と晴菜の関係。
これは明が過去に募らせてしまった愚かなる純愛へ一矢報いる為、協力者と裏切り返す復讐(イチャイチャ)の物語である。
※2024年8月10日に完結しました! 応援ありがとうございました!(2024.8.10追記)
※小説家になろう、カクヨム、Nolaノベルにも投稿しています。
※主人公は常識的によくない事をしようとしていますので気になる方は読まずにブラウザバックをお願い致します。
※「キスの練習相手は〜」「幼馴染に裏切られたので〜」「ダブルラヴァーズ〜」「やり直しの人生では〜」等は同じ地方都市が舞台です。関連した人物も、たまに登場します。(2024.12.2追記)
※番外編追加中・更新は不定期です。(2025.1.30追記)
文字数 126,467
最終更新日 2025.04.22
登録日 2023.09.01
ただ、誰かと一緒にいたかった。
ただ、唯一の家族が欲しかった。
俺のパートナーは、別の誰かに愛を囁く。
?×孤独な少年
文字数 3,766
最終更新日 2025.04.17
登録日 2025.04.17
ずっと愛しているこの人は少し前に婚約した。
私ではない可憐な人と。
「好きだよ」
愛してるのはあのひとでしょ?
「今日も美しいよ」
ベッドの上でしか言ってくれない癖に。
「お前にはずっとそばに居てほしい」
愛人として……?
「馬鹿らしくなって来たわ」
私はこの燃えるような恋を捨てる決意をした。
「あなたの愛人はもう辞めるの」
文字数 44,767
最終更新日 2025.04.17
登録日 2023.11.26
レティシアは愛する夫オズワルド公爵と共に穏やかな日々を送っていた。結婚してからの生活は幸せそのもの。夫婦仲も良好で、二人の間には深い愛情が育まれていた。さらに、5年前に姉夫婦を亡くし、姪を引き取って我が子のように育てていた。その姪は今年18歳を迎え、美しく成長している。
10歳の頃から真摯に仕えてくれている専属侍女マリーは、なんでも相談できる頼もしい存在でもあった。
そんなわけで、レティシアの生活は順風満帆、輝くような幸福に包まれていたのだが……
ある日、レティシアは友人たちを招いてティーサロンでお茶会を開いていると、マリーが静かに手紙を持って来た。手紙には差出人の名前は記されておらず、こう綴ってあった。
『オズワルド・フォン・ルーベルト公爵には愛人がいます。ルーベルト公爵夫人の身近にいて、彼女が信頼を寄せる女性です。なんて、お気の毒なのでしょう?……』
※夫の浮気に悩む妻のお話です。こちらはシリアス路線であり、因果応報的な展開になります。
※異世界のお話です。
文字数 73,055
最終更新日 2025.04.16
登録日 2025.03.21
レティシアは数か月後に婚約者リオンと結婚するはずだった。
しかし、半裸の妹ルチアと眠っているリオンが部屋に二人きりでいるところを見てしまう。
リオンに責任を迫るルチアと、ルチアに手を出した記憶がないと言い張るリオン。
そのことをルチアは自身の婚約者であるジョエルに知らせ、姉と妹の婚約者を交換することになってしまった。
両家の親は慰謝料のこともあり、ルチアとリオンの結婚を認め、リオンだけが納得いかない。
「三年経ったら離婚して、一緒になろう」とリオンはレティシアにそう言い、ジョエルの子供を産まないように計らう。
だが、結婚相手のジョエルがとても優しくて、レティシアは裏切るつもりでいることをつらく思うというお話です。
文字数 40,256
最終更新日 2025.04.14
登録日 2025.04.05
タイムリープしたかもしれない。中学生に戻っている? 夫に愛されなかった惨めな人生をやり直せそうだ。彼を振り向かせたい。しかしタイムリープ前の夫には多くの愛人がいた。純愛信者で奥手で恋愛経験もほぼない喪女にはハードルが高過ぎる。まずは同じ土俵で向き合えるように修行しよう。この際、己の理想もかなぐり捨てる。逆ハーレムを作ってメンバーが集まったら告白する! 兄(血は繋がっていない)にも色々教えてもらおう。…………メンバーが夫しか集まらなかった。
※本小説は週に二回更新する予定です。
※小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、Nolaノベルの4サイトに投稿しています。
※ノベルアップ+にて不定期に進捗状況を報告しています。
文字数 12,117
最終更新日 2025.04.13
登録日 2024.12.21
完結しました。
番外編(編集済み)と、外伝(新作)アップしました。
とある日、偶然にも婚約者が「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」とお友達に楽しそうに宣言するのを聞いてしまいました。
例え2番目でもちゃんと愛しているから結婚にはなんの問題も無いとおっしゃっていますが……そんな婚約者様がとんでもない問題児だと発覚します。
なんてことでしょう。愛も無い、信頼も無い、領地にメリットも無い。そんな無い無い尽くしの婚約者様と結婚しても幸せになれる気がしません。
ねぇ、婚約者様。私はあなたと結婚なんてしたくありませんわ。絶対婚約破棄しますから!
あなたはあなたで、1番好きな人と結婚してくださいな。
※この作品は『「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と婚約者が言っていたので、1番好きな女性と結婚させてあげることにしました。 』を書き直しています。内容はほぼ一緒ですが、細かい設定や登場人物の性格などを書き直す予定です。
文字数 211,680
最終更新日 2025.04.10
登録日 2023.03.21
お嬢様、私は"勝者"に従う従者なのです__。スマートに主を裏切る従者の鑑。さぁ、お嬢様。どうかその誇り高きお心、眼差しのままで…運命に屈してください。
文字数 642
最終更新日 2025.04.09
登録日 2025.04.09
サクッと読める短いお話ですので、
暇つぶしにお読み頂けたら幸いです。
章ごとに完結しています。
★今後1万文字以下のお話につきましては、こちらに公開します。
(過去に投稿した1万文字以下の作品につきましてはまとめ直さず、そのまま掲載させて頂きます。)
※センシティブな内容が含まれます。
※タグは追加・変更有
※他の投稿サイトにも公開しています。
文字数 38,878
最終更新日 2025.04.08
登録日 2025.01.13
多くの都市国家が乱立した古代中国の春秋時代(BC770~BC 453)に架空の国々を設定。
かつては軍事大国として周辺諸国に対し無謀な戦いを繰り広げた挙句に怜国は溟国に敗れた。
敗戦後の怜国は溟国の属国となったが、怜国内ではかつての軍国時代の反動から軍事を嫌う風潮が高まり、溟国の傀儡化政策と相まって、国防に著しい不足が生じている。
怜国を巡る各国の情勢を見れば、一刻も早く兵馬の増強をせねば国が危ういのは明白であるが、惰性と安穏に慣れ切った怜国の貴族は誰も改革に動かない。
19歳で怜国公に即位した怜欣は、それを憂い兵馬の増強を図るが次々に障害が生じる。
怜欣は怜国を護るために奮闘するが、怜国が滅びて行く趨勢は押しとどめようがなかった。
結局、怜国は滅びるが、その滅亡は意外な形でもたらされるのだった。
怜国は日本、溟国はアメリカに仮託、
以下、 范国・・韓国、 旦国・・中国、 聨国・・ロシア、
頻国・・フィリピン、 安国・・ベトナム
文字数 22,742
最終更新日 2025.04.01
登録日 2025.03.31
結婚式の夜に目を覚ますと、愛しい夫が泣きそうな顔をしている。何かおかしい、少年らしさが消えて、夫はいきなり大人の顔になっていた。「君は記憶を失った。私たちは結婚してから5年が経っている」それから夫に溺愛される幸せな日々を送るが、彼は私と閨をともにしない。ある晩「抱いて」とお願いすると、夫は言った「君を抱くことはできない」「どうして?私たちは愛し合っていたのでしょう?」彼は泣いて、泣いて、私を強く抱きしめながら狂おしく叫んだ。「私の愛しい人。ああ、君はもう私を愛していないんだ!」
文字数 33,092
最終更新日 2025.03.30
登録日 2025.03.19
長年病院に入院していた僕が気づいたら転生していました。
折角寝たきりから健康な体を貰ったんだから新しい人生を楽しみたい。
・・と、思っていたんだけど。
そう上手くはいかないもんだね。
文字数 344,273
最終更新日 2025.03.22
登録日 2022.08.25
文字数 8,049
最終更新日 2025.03.18
登録日 2025.03.18
孤児から聖王国の聖女へと成りあがったモニカ。しかし冤罪によって聖女の称号を剥奪され、王太子との婚約も破棄、さらに追放の憂き目に遭う。
すべては王太子レイドールと、彼を寝取った貴族令嬢マグノリアの策略だった。
「このままでは終われない。聖女に返り咲いて、あの二人にきっちりお礼をしなきゃ(蹴落とさなきゃ)!」
だがモニカの協力者として現れたのは、M疑惑のある隣国の人狼王子マハと、「神の言葉」を受信するアレな異端審問官サイフォス。
……頼りになるのかならないのか分からない仲間とともに、守銭奴な元聖女の逆襲劇が始まる!
ちょっとズレた三角関係も巻き起こる恋愛ファンタジー!
※なんちゃってファンタジーのため、地球由来の物が節操なく出てきます
※多少の暴力描写、性的なものを想起させるシーンを含むため、R15とさせていただきます
文字数 144,235
最終更新日 2025.03.17
登録日 2025.01.30
名門貴族の家に生まれたレイナは、王国の悪役令嬢として、物語の中で王位を奪う存在として描かれていた。美しく冷徹な彼女の役目は、王家を倒し、王座を奪うこと。しかし、ある日、突然の裏切りにより家族が滅ぼされ、王国は崩壊の危機に瀕する。
絶望的な状況に追い込まれたレイナは、悪役令嬢としての役割を放棄し、王国を救うために王位を継ぐ決断を下す。自分が立ち上がらなければ、王国の民が困窮し、未来を失ってしまうという覚悟を決めた彼女は、戦乱の中で仲間を集め、次々と試練に立ち向かっていく。
しかし、王位を継ぐことで新たな敵が現れ、心を閉ざしていたレイナは、恋愛や友情という感情に向き合わなければならなくなる。彼女の周りには、忠義を誓うヴァルターや、かつての敵セルジュも関わり、運命が絡み合っていく。
悪役令嬢から王国の守護者へと変貌を遂げるレイナの戦いと成長、そして彼女が選ぶ未来とは──?
文字数 1,783
最終更新日 2025.03.14
登録日 2025.03.14
“好きは凶器に、愛は弱みに。明日、世界が消えてなくなるなら……ただその胸で眠りたい”
壊れる事のない超高性能ロイド──人間の生み出した怪物は侵略戦争を起こし、今まさに人間に取って代わろうとしていた。
人々は、奪われ、虐げられ、苦しみ喘ぎ死んでいくしかない。
“屈辱を人間に”
人間の都合で生み出され、弄ばれたあげく壊され無残に捨てられる──合言葉にはロイドの憎しみが込められている。
燃える街、尽きていく命、略奪、裏切り、不信……涙も流れない絶望を包み込む一人の男。
「守ってやる。お前を一人にはしないから」
そして……もう一人。
「どうぞ、ご勝手に」
突き放す男、女は離れていく背中をいつまでも見つめている。
これは愛の物語。
残酷な戦場に──花は咲くのか。
☆この物語は「あなたはだあれ? 」の特別編ですが、本編未読の方でも読んで頂けるよう過去の関係性なども説明しつつ書いています。もちろん、本編既読の方はぜひ。
※注意
そこまでリアルではありませんが、戦争、暴行、性的描写、希死念慮、裏切りなどの描写があります。つらくなる方はお控えください。
文字数 244,427
最終更新日 2025.03.08
登録日 2023.08.09
時代背景は【大正時代】
産婆看護婦学校 看護科2年 卒業
◉妹に夫を取られる--両親も子供も妹と夫から洗脳され手玉にとられる
主人公 |小桜温子《こさくらあつこ》 39才
妹 |真鍋凛子《まなべりんこ》 出戻り 嫁ぎ先 渡辺家 36才
出戻り時期 35才
夫 |小桜哲司《こさくらてつじ》 41才
娘 |小桜鳩子《こさくらはとこ》 14才
温子の勤務先 製糸工場
社長 |北山涼《きたやまりょう》 38才
社長の妹 |稲岡珠代《いなおかまたまよ》 35才
珠代の夫 |稲岡和彦《いなおかかずひこ》 35才
『大正時代の職業婦人は夫を妹に寝取られたあげく家族全員から家を追い出されるも周囲の人たちに恵まれグレードアップした結婚をして幸せを掴みます』
文字数 5,178
最終更新日 2025.03.08
登録日 2025.03.08
目の前で最愛の兄が処刑された。
冤罪で……。
精神を蝕む薬品の製造と売買、王太子妃への横恋慕からの殺害。
何もかもが信じられず、ただ亡き母との思い出が積もる実家の温室を守るため、馬車を走らす。
そして、兄を失った私が見たものは、炎に包まれる実家と父、兄の研究に出資していたはずの第二王子の護衛兵たち。
すべては……仕組まれていた?
振るえる足を叱咤して、家族と守った温室の薬草を悪用されないよう魔道具で破壊し、一人で山へと逃亡する。
雨が酷く振る中、私を追い駆けてくるのは、愛したはずの旦那様。
第二王子の親友、公爵子息。
必死に逃げる私だったが、ぬかるんだ坂道に足が滑り、崖の上から放り出された私の体は細い枝に引っ掛かる。
そこへ、追いついた貴方が私へと手を伸ばすのが見えた。
「嘘つき」
貴方たちの手で殺されるなら、私は死を選ぶ。
崖下へと堕ちていく体、溢れる涙が天へと昇っていく。
ああ……。
お兄様は、私を、妹を人質に取られ逆らえなかったのだわ。
なんて、愚かな私。
お母様、どうかあの日に帰してください。
貧しくても家族で笑い合っていたあの日々に。
更新は不定期です。
文字数 149,557
最終更新日 2025.03.07
登録日 2024.11.18