ブロマンス小説一覧
赤い右目と漆黒の左目を持つ異形の王太子・イグジリス。
誰にも心を許さない彼には、ただ一人、唯一、全てを委ねる相手がいた。
その相手とは、幼い頃から側にいる近衛のシュライト。
これは、主と従者という関係を壊してはならないと知りながら、それでも互いに心惹かれる、二人の哀れな男の、物語。
※オムニバス形式というか、思いついたシーンを書くスタイルなので、時間軸は前後します。
※なろう、カクヨム、アルファポリスで掲載中。
文字数 20,565
最終更新日 2021.12.05
登録日 2021.12.05
高校デビューしたら趣味のあう友人を作りたい。ところが新型ウイルス騒ぎで新生活をぶち壊しにされた、拗らせ陰キャのゲームオタク・圭太。
念願かなってゲーム友だちはできたものの、通学電車でしか会わず、名前もクラスも知らない。
なぜかクラスで一番の人気者・滝沢が絡んできたり、取り巻きにねたまれたり、ネッ友の女子に気に入られたり。この世界は理不尽だらけ。
乗り切るために必要なのは――本物の「フレンド」。
令和のマスク社会で生きる高校生たちの、フィルターがかった友情と恋。
※別サイトにある同タイトル作とは展開が異なる改稿版です。
※恋愛話は異性愛・同性愛ごちゃまぜ。青春ラブコメ風味。
※表紙をまんが同人誌版に変更しました。ついでにタイトルも同人誌とあわせました!
文字数 59,278
最終更新日 2023.05.30
登録日 2023.04.27
「失くした記憶、見つける真実。拾い集めるのは、希望……――」
幼い頃から炎に関する不思議な夢に悩まされていた男子高校生・ヒアは、
ある日【死神】を名乗る謎の少年・ソカルによって、異世界・ローズラインへと連れていかれる。
暗い過去を持つ猫耳少女・ナヅキ、
ナヅキのパートナーで魔術師の少年・フィリ、
カミサマに詳しい不思議な少女・リブラ。
更に先代の“双騎士”や【神殺し】が仲間に加わり、ヒアたちは神々との戦いに身を投じることになる。
数々の苦難、明かされていく真実。
それでも、その先にある希望を信じて……――
――……これは、「Night×Knights」から五年後の物語。
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※BLではありませんが、同性同士の距離感が近いです。
※女性キャラの人数が極端に少ないです。
※しんどい展開あります。
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●前作「Night×Knights」の続編となります。前作を読まなくても問題はないとは思いますが、読んでいただけるとより一層楽しめるかと。
●この小説は作者個人サイト他にて連載中です。
●挿絵は1話と37話、40話、42話以降にあります。それ以前の挿絵は随時追加予定。
●よくある厨二的異世界トリップファンタジーです。
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後期予告マンガ→ https://www.alphapolis.co.jp/manga/774345181/838143161
文字数 358,136
最終更新日 2020.10.21
登録日 2017.09.11
小説投稿サイトの大好きな作者とSNSで繋がってしまったAと、Aを天才だと確信しているB。秀才と天才のお話で、ブロマンスです。※実在の投稿サイトやSNSとは関係がありません。
文字数 10,308
最終更新日 2024.04.04
登録日 2024.04.04
――2年ぶりにばあちゃんに会いに行ったら、「たっちゃんさん」が居た。
高校を中退し暇を持て余していた、編み物好きの美少年・レオ。
祖母がオープンするニットカフェのスタッフとして、久しぶりに祖母に会いに行くと、
そこには、全身にタトゥーの入った長身朗らか成人男性「たっちゃんさん」が居た。
レオが引くほどに明るく親切なたっちゃんさんは、レオが「ある理由」で諦めていた、
カラフルな編み込みのニット「フェアアイル」を一緒に編もう、と提案する。
レオもまたたっちゃんさんの仕事にコミットし、二人は不思議なバディ関係になっていく。
二人は、フェアアイルを完成させたら、フェアアイル発祥の地「フェア島」に行こう、と約束する。
互いに、フェア島に行きたい本当の理由を隠しながら、ニットは少しずつ編み進められていく―
文字数 38,207
最終更新日 2024.04.18
登録日 2024.04.18
琉生は放課後に偶然立ち寄った図書室で本が大好きな中野瞬と出会う。放課後に毎日会うようになり、お互い気になりはじめて・・・。
文字数 3,576
最終更新日 2024.04.19
登録日 2024.03.01
春風が吹き抜ける屋敷で陰陽師の兄弟が、幼獣に襲われた意識のない少女を治療していた。
すでに目から血を流す少女が盲目になることは、二人には痛いほどよく分かった。
何故なら弟の方は、とある事故がきっかけで盲目になってしまった過去があるからだ。
なんの因果か一つの屋敷に、何かを隠す兄と盲人の弟、それから盲目の少女が集うのだった。
※残虐な描写あり
文字数 3,746
最終更新日 2023.04.22
登録日 2023.04.22
文字数 7,315
最終更新日 2022.08.28
登録日 2022.08.28
星(スター)になれ!!青春の傷とその痛み。自分にも他人にも興味がなかった高校生の奏(そう)。彼女が選んだアイドル候補生たちも、様々な傷を持っていた。
父親の芸能事務所を引き継いだ女子高生の奏。倒産寸前の事務所の危機を救うため、男子アイドルグループをプロデュースすることに。自らキャスティングしたイケメンアイドル候補生たちと経費削減のため共同生活を始めるが、果たして各々ワケアリな彼らをデビューさせることは出来るのか……そして業界の裏ボスから彼らを守り事務所を救えるのか?!というヒリヒリ、ハラハラ、ドタバタ、青春ハートフルヒーリングストーリー😃💕✨
※こちらは'22年に完結したお話の
'24年改稿版になります
※小説家になろうでも(後追い)連載中
※コピー、模倣、転載、アイディアの盗用、シーンの抜き取り、全て固くお断りします(特にシナリオ界隈、書き手の方、作家モラル推奨でお願いいたします)
※テンプレ設定物語ではありません、1次創作のオリジナルストーリーです
※ストレス展開多いです
※著作権は放棄していません
文字数 102,566
最終更新日 2024.01.18
登録日 2022.05.16
軍人たちのサスペンスあり、ラブコメディありのヒューマンドラマストーリー。人間とロボットの違いどこにあるのか、感情を持つとはなんなのか、殺人兵器は愛情の夢を見るのだろうか。(BLよりブロマンスって感じですかね?)BGMは「名前のない怪物」のピアノverです。二次創作していただけたら泣いて喜ぶので気に入ったら是非お願いします。
【A国とB国は強く敵対し、数年前まで激しい戦争をしていたが、現在は停戦状態にある。B国の指揮官がA国の軍隊長暗殺用ロボットを差し向け、暗殺を目論んでいる。「対要人用感情制御型殺人兵器」通称アールには重大な秘密が隠されていて?】
文字数 32,566
最終更新日 2020.10.02
登録日 2020.09.16
“俺たちは皆が勝者、負け犬なんかに構う暇はない”──QUEEN/伝説のチャンピオンより
『天まで吹き抜けろ、俺たちの青春デンシロック!』
成谷響介はごく普通の進学校に通う、普通の高校生。しかし彼には夢があった。それはかつて有名バンドを輩出したという軽音楽部に入部し、将来は自分もロックバンドを組むこと!
しかし軽音楽部は廃部していたことが判明し、その上響介はクラスメイトの元電子音楽作家、椀田律と口論になる。だがその律こそが、後に彼の音楽における“相棒”となる人物だった……!
ロックと電子音楽。対とも言えるジャンルがすれ違いながらも手を取り合い、やがて驚きのハーモニーを響かせる。
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※QUEENのマーキュリー氏をリスペクトした作品です。(QUEENを知らなくても楽しめるはずです!)作中に僅かながら同性への恋愛感情の描写を含むため、苦手な方はご注意下さい。BLカップル的な描写はありません。
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もずくさん( https://taittsuu.com/users/mozuku3 )原案のキャラクターの、本編のお話を書かせていただいています。実直だが未熟な響介と、博識だがトラウマを持つ律。そして彼らの間で揺れ動くもう一人の“友人”──孤独だった少年達が、音楽を通じて絆を結び、成長していく物語です。
表紙イラストももずくさんのイラストをお借りしています。pixivでは作者( https://www.pixiv.net/users/59166272 )もイラストを描いてますので、良ければそちらもよろしくお願いします。
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5/26追記:青春カテゴリ最高4位、ありがとうございました!今後スピンオフやサブキャラクターを掘り下げる番外編も予定してるので、よろしくお願いします!
文字数 175,294
最終更新日 2022.05.23
登録日 2022.05.23
鳩原正義は電話代行という仕事をしている。その日暮らしな不規則な毎日だ。そんなある日編集者を名乗る男から依頼がくる。ベストセラー作家である花野池累に電話をかけてくれというのだ。正義は促されるまま電話をかけることになる。
(小説家になろうにも投稿しています)
文字数 17,808
最終更新日 2019.05.09
登録日 2019.05.09
戦死した軍人を見送る神父の話。
雰囲気でお読みください。
設定については特に決めてないので、ご自由に想像して楽しんでくれると嬉しいです。
文字数 1,297
最終更新日 2023.09.26
登録日 2023.09.26
ある温泉街で旧友の与儀泰良と再会した泉蔵之助。
ふたりは思い出話に花を咲かせつつ、小さな神社を訪れる。
泉は失踪事件との関連が疑われる現場に赴き、事件か霊障かを判断する非正規公務員・霊障先行調査員だった。
童顔もやしっ子オカルト探偵をガチムチ僧侶がボディーガード!?
凸凹バディの珍道中には、愛と哀しみ、そして怨霊が憑きまとう!!
☆連作短編式コミカル霊障ミステリー☆
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〇キャラ文芸大賞エントリー作品/応援ありがとうございました!
〇続きは準備中です。
文字数 73,722
最終更新日 2021.02.25
登録日 2020.12.29
高校三年の夏休みも、残すところあと五日。
暇を持て余していたダイチは、桃色の髪の不思議な少年、ホープと出会う。
あの夏の五日間に戻りたいかと聞かれたら、ぼくは戻りたいと言うだろう。
※他投稿サイトでも公開しております。
※矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、気付き次第予告・報告なく修正しますのでご了承ください。
文字数 8,162
最終更新日 2021.10.21
登録日 2021.10.15
男の好意で牛車に乗せてもらうことになった純然な覡(かんなぎ)は、とある強姦事件を知ることに。
心優しき覡は成仏させることを快諾するも、未だ恐怖心と怨念を強く残す霊に違和感を覚えるが…………。
※残虐な描写あり
文字数 7,557
最終更新日 2023.04.22
登録日 2023.04.22
人間の負の感情から成る穢れ。
その受け皿となる世界である、『冥界』を守護する魔神の独白。
役目を終える魔神が最期にみる夢は──
※厳密にはBL、ブロマンスではないかもしれませんが近い表現があります。ジャンル違いましたらすみません。
文字数 2,379
最終更新日 2022.06.28
登録日 2022.06.28
跋扈の国の当主、鈴城羅山の嫡男、頭栗の守役になった剣介。10年後、頭栗が人質として他国へ送られてしまう。頭栗の弟、美成の守役となった剣介だが、わがままな美成に手を焼く。剣の稽古にやる気を出させるため、自分から一本取れたらご褒美をあげると言うと、なんと「頭を撫でて欲しい」という美成。剣介は理解出来ない。一方、男の色気が漂う剣介に、城内の女中達が群がる。そこへ家老の娘、奈津との縁談が舞い込む。奈津はだいぶお転婆で、気の強い、まだ子供であったが・・・。
ある日、羅山が暗殺され、頭栗が人質となっている朱坐の国へ攻め込む事になった。そこへ現れたのがすっかり見違えた頭栗だった。頭栗が戻ってきて、剣介が頭栗の側に仕えるようになると、美成がある行動に出る・・・。
文字数 20,380
最終更新日 2022.11.10
登録日 2022.11.09
戦国時代の終わり、赤い曼珠沙華の咲く廃城を行く若者がいた。
小田原北条氏最大の山城、悲劇の城となった八王子城が舞台の青春譚。
<主な登場人物>
八王子城下の刀鍛冶の少年・榧丸(かやまる)
元刀鍛冶で足軽の竜(後に竜之介と改名)
北条氏照の養女・波利姫(はりひめ)
※八王子城は北条氏照(三代当主・北条氏康の三男)によって築かれた小田原北条氏の支城。
1590年(天正18年)6月23日、豊臣秀吉の東征軍で、北陸と信濃の大名たち(前田利家、上杉景勝、直江兼続、真田昌幸ら)による北陸支援隊三万五千の軍勢により攻め落とされる。
★史実の流れに沿ったフィクション、中編小説です。
文字数 67,565
最終更新日 2022.06.22
登録日 2022.05.06
この世界は神の王ルミナスによって創造された。
ルミナスは生命を誕生させる上で四つの季節を創った。
その四つの季節の名は春、夏、秋、冬。
春、命が宿る季節。
夏、命が育っていく季節。
秋、命が最も輝く季節。
冬、命が眠りにつく季節。
四つの季節を作ることで生命をより豊かにすることにしたルミナス。
あらゆる命を守るためにルミナスは四季の神を誕生させた。
四季の神とはルミナスから四季の力を与えられた四人の神のことをさす。
四季の神は自らが宿す季節を迎えるとき人間界に降り季節を呼び起こし次の季節が来るまで約九十日間人間界で過ごす。
それがルミナスから与えられた使命。
いま一神の神、夏の王ゼインが夏の季節を呼び起こすために人間界に降りたつ。
何百年もの間自らの城で次の季節が来るのを待っていたが、今年は何を思ったのか城からでて人間の街に赴くことにしたゼイン。
そこで一人の青年アレンと出会う。
偶然か運命の悪戯かその出会いが二人の人生を大きく変えた。
身分も性別も超えた二人の純愛物語。
文字数 106,325
最終更新日 2024.02.03
登録日 2023.10.27
【※第6回キャラ文芸大賞奨励賞受賞】アルバイト先の店長は、愛に生きる謎多き英国紳士だった。
道案内をした縁があり、アーサーの元でアルバイトをすることになった月森彼方。そこは、宝石のようなキラキラしたスイーツと美味しい紅茶を出す占いカフェだった。
彼の占いを求めてやってくる人は個性豊かで、中には人生を丸々預けようとする人も。アーサーは真摯に受け止め答えていくが、占いは種も仕掛けもあると言う。
──私は、愛に生きる人なのです。
彼はなぜ日本へやってきたのか。家族との確執、占いと彼の関係、謎に満ちた正体とは。
英国紳士×大学生&カフェ×占星術のバディブロマンス!
文字数 193,488
最終更新日 2022.07.01
登録日 2021.06.05
牧場に住んでいるジャンは、ある日馬の調教中に一人の男と出会う。彼は、この領を治める領主の息子であり、王都に隣接する厩舎街で調教師をしているシルヴァンという男だった。シルヴァンは、ジャンの馬に対する扱いを気に入り、ジャンは馬達の活躍する競馬という競技に魅了されていく。平民の自分では、雑用がせいぜいだが、それでもジャンはシルヴァンと共に厩舎街へと向かう事を決める。ジャンが実家の牧場から旅立つ夏……の前、春に一匹の子馬が産まれた。そして、ジャンも誕生を見守ったその子馬がジャンの運命を変える事になったのだ。これは、牧場生まれ牧場育ちな平民の一人の少年がその才を見込まれ、厩舎の雑用から一流の騎手として愛馬達と成り上がる物語。
文字数 37,795
最終更新日 2023.04.29
登録日 2023.04.26
目に見えない者が見える景森悠(かげもりはるか)は、道に迷った外国人ルカを助けると、彼も見える人だった。 祖母が亡くなり、叔父に遺品である骨董品を奪われそうになったとき、偶然にも助けた外国人は美術鑑定士だった。 美術鑑定士は表向きの仕事で、本来は霊救師(れいきゅうし)として動いているという。霊の声を聞き、話をし、失踪者を捜し事件の謎を解く。霊が見える悠に、ルカはぜひ店に来てほしいと言われ……。
文字数 593,096
最終更新日 2019.07.09
登録日 2018.05.31
【夢を奪われた相棒の為に、少年は新たな世界に挑む】
バドミントンの強豪ペアだったアツシとエイジは、小学生最後の大会で悔しい負けを喫した。
「中学に入ったら今度こそ全国を目指そう」と固く誓い合う二人だったが、ある不幸に見舞われエイジが選手生命を奪われてしまう。
失意の中、単身中学のバドミントン部に入部したアツシだったが、エイジのいない練習の毎日は色あせてしまっていた。
そんなある日、アツシは偶然にフル・ダイブ型対戦ゲーム「ダブルス!」の全国大会の存在を知る。
「これならば再びエイジと全国を目指せるのでは?」と考えたアツシは、eスポーツ部を創設すべく奔走し始めるが――。
※この作品は近未来を描いたフィクションです。実在の団体・人物とは関係ございません。
※「カクヨム」様にも掲載しています。
文字数 69,641
最終更新日 2023.08.18
登録日 2023.07.30
幼なじみの砂田葵(すなだあおい)と嶋野拓海(しまのたくみ)は母親同士が親友で生まれた時からずっと一緒だった。葵は拓海に対して恋心とは気づかず特別な想いを抱いていた。
中学、高校とおなじ学校でバッテリーを組んで野球を謳歌した二人だったが、高校三年の夏の終わり『自分の将来』への選択を迫られる。
互いに友情とも愛情とも違う名前のつけられない『特別』な関係の二人は、悩み、葛藤しながらもそれぞれの未来に向かってそれぞれの選択を模索していく。
──互いの未来の延長線上に互いの存在があることを強く願いながら……
※青春ブロマンスをテーマにしています。
文字数 14,646
最終更新日 2024.04.15
登録日 2024.04.13
ユージは本庁捜査一課に所属する刑事だ。キャリア組の中では珍しい、貧しい母子家庭で育った倹約家である。
彼はある日「ミミサキ市の誘拐犯」という特殊な誘拐事件の存在を知る。その誘拐事件は九年前から毎年起こり、毎回一〇〇〇万イェロの身代金を奪われながら、犯人の逃亡を許し続けていた。加えて誘拐されていた子供は必ず無傷で帰ってくる。
多額の金が奪われていることに憤りを感じたユージは、一〇年目の事件解決を目指し、単身ミミサキ市へ向かう。ミミサキ市はリゾート地化が進んだ海沿いの田舎だ。
彼はそこでノラという一五歳の少女と出会って相棒となり、二人で事件の捜査を進めていくことになる。
ブロマンス要素あり、現実に近い異世界での刑事モノファンタジー。
表紙イラスト:斧田藤也様(@SERAUQS)
文字数 96,848
最終更新日 2021.12.08
登録日 2021.11.17
かつて彼には弟子がいた──。
修僧界に身を置く僧侶の継実(つぐさね)は子供が嫌いだという。しかしそんな彼は年端もいかぬ少年を弟子に取っていた。
普段は聞き分けの良い弟子の紫陽(しはる)だが、誕生日を前日に控え浮足立っていた。
修僧界の風習に八歳になる弟子には晴れ着を贈るというものがあった。
まだ幼き弟子が引っ張り出したのは果たして晴れ着か、ひっそりと佇む僧堂の奥間に仕舞われていた師匠の慚愧心か。
子供嫌いの僧侶は幼子の魂を供養し続ける。
風ぐるまの回る音だけが、寂れた僧堂の中に年々増えていったとしても────。
※残虐な描写あり
文字数 8,023
最終更新日 2023.04.21
登録日 2023.04.21