桜 小説一覧
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桜の木が揺れる頃
昭和から現代へと続く町の記憶を紡ぎ、そこに生きる人々の絆を描いた心温まる物語。
何気ない日常の中での小さな発見や、過去から受け継がれる思い。
桜の木がそよ風に揺れる情景とともに、日常に宿る繊細な心の動きを丁寧に描き出した本作。
全ての物語がひとつに重なる瞬間、胸に迫る切なさと共に浮かび上がる、深い感動と余韻。
忘れかけていた温かさと小さな希望が胸にそっと宿る。
「桜町」
――淡く切ない日常の一瞬を描いた、美しくも静かな物語。
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ただ咲いている桜の下で
前回の『五分前に始まった世界で』の続きです。この二人の話は書いていてとても楽しいので、『哲学的バカップルシリーズ』としてこの先も続きそうです。
今回も小難しい話を、今度は車の中でしています。
この作品は「小説家になろう」、「カクヨム」にも掲載しています。
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恋桜 ~あやかしの闇に囚われて~
はらり、はらり――
はらり、はらりと。
白い花弁が幻のように儚い命を散らしていた。
ざわり、ざわり――
ざわり、ざわりと。
老木の枝が冷たい月に照らされて踊った。
ぼとり、ぼとり――
ぼとり、ぼとりと。
零れ落ちたのは……?
動画撮影のために山奥の廃村を訪れたミツルは、満開の桜の下で酒を飲んでつい泥酔してしまう。それが、妄執と狂愛の一夜のはじまりだった。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。
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桜ひとひら、鳴くウサギ
たった一匹だけ残されたウサギは、綺麗な景色に何を想う?
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約束を想う。
ある森の奥深く、桜の老木が生えている。
今年も美しい花を咲かせ、見る者を魅了する桜のもとで、今日もアヤはひとり、桜越しの空を見上げていた。
ある日の夜、うたた寝をしていたアヤの耳に、懐かしい鈴の音が聞こえた。その音に揺り起こされるようにして目を覚ましたアヤのもとに、徳利を手にしたひとりの鬼の少女――ハクが訪れる。
「――やぁ。ひさしぶり」
にっ、と口の端から白い牙のような歯を覗かせながら笑う、友人の来訪に、アヤも頬をほころばせる。
彼女は手にした徳利を揺らしながら、
「覚えてるかな?」
と。
懐かしい〝約束〟を果たすため、思い出を肴に、春夜の桜の下で一夜限りの宴をはじめる。
注意!
若干の『百合』要素あり。
小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
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桜、舞う。乙女、旅立つ。
あなたは何のために、大学に行きますか。
受験、家族の中での孤独感、静かで激しい心の叫び。
悩んで、苦しんで、それでも。
女子高校、エスカレーター式で受験生がほとんどいない中での受験生、桜子。
成績優秀でそつがなく、志望校は国立大学文系。
担任の国語教師はまだ若く、担当する中でも「初めてのタイプ」の女の子。
二人が織りなす、冬から春、そして。
7月14日に完結します。
それまで2日ごとに7:10更新です。
他サイト様では「葉桜の君に」というタイトルでの企画創作で掲載しておりました。
各章のタイトルにとった和歌は実際の日本の和歌からとっています。
主要参考資料
「北野天満宮のみどころ」北野天満宮ホームページ
http://kitanotenmangu.or.jp/highlight.php(2020年4月20日アクセス)
水垣 久「紀貫之 きのつらゆき 貞観十四?~天慶八?(872-945)」『やまとうた 千人万首』、https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/turayuki.html 最終更新日:平成22年08月04日(2020年4月20日アクセス)
「吉野といえば雪? 桜? 和歌で吉野山の歴史を知る」令和和歌所 https://wakadokoro.com/big3/吉野といえば雪?-桜?-和歌で吉野山の歴史を知る/ 2019年10月23日投稿。(2020年4月21アクセス)
「土肥桜」土肥金山ホームページ https://www.toikinzan.com/sakura/(2020年4月20日アクセス)
後拾遺和歌集 /藤原通俊撰] ; 久保田淳, 平田喜信校注. 東京: 岩波書店, 1994.4.
1994.4, 56ページ
「和歌で知る、桜と日本の心」『令和和歌所』
https://wakadokoro.com/learn/和歌で知る、桜と日本の心/(2020年5月10日アクセス)
「桜の和歌といえば… を100首集めました」『ジャパノート』https://idea1616.com/sakura-waka/(2020年5月10日アクセス)
「『桜と恋』の和歌15選|日本の美しい言葉」『ORIGAMI - 日本の伝統・伝承・和の心』https://origamijapan.net/origami/2018/05/23/sakura-koi-waka/(2020年5月10日アクセス)
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オリジナル短編小説
オリジナルの短編小説をただ載せていきます。
毎日1つ載せていく予定です。
載せる内容には、Twitterにも載せている物も載せています。
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桜の絵描き人~日本人に転生したゴッホとある桜の物語~
【あらすじ】
印象派を代表するオランダ人画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。フランスの田舎町「オーヴェル=シュル=オワーズ」の麦畑で自殺を図ってから幾星霜。成仏できずにこの世を彷徨っていたが、再びこの世に生を受けた。ただし、前世「フィンセント・ファン・ゴッホの記憶を持つ日本人」として。
絵を描く傍ら生活の為にアルバイトを始めたが、絵を描く事以外の才能がまるでなく、どの仕事も長続きしない。ダメ元でアルバイトの面接を受けたハンバーガーショップで採用になったものの、唯一出来る仕事がフライドポテトを揚げ、袋に詰める事。バイト仲間達に「ポテトくん」と馬鹿にされ、いつかきっと有名になってみせると歯を食いしばりながら耐える毎日。
そんなフィンセントの心を癒してくれる唯一の存在。それは彼がよく訪れる公園にひっそりと佇む八重桜。フィンセントとその八重桜には大きな秘密があったーー。登場人物達は絆を深め合いながら立ち塞がる困難に立ち向かい、それぞれの居場所を守ろうと奮闘する。
【重要】史実を元にしたフィクションです
※京都弁は方言メーカー使用
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桜の精にさらわれて
お花見にやってきた「私」は、手に日本酒の一升瓶を持ち、上下赤いジャージ姿の美女に出会う。 彼女の言うことには、桜の精がお花見客をさらっているらしい。 そんな与太話を信じず、お花見を続けていた私は、本当に桜の精にさらわれてしまった! そんな不思議な物語。
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散る華
超短編。
大切な人を失った主人公の言葉。
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カラスは桜色の恋をする。
カラスには気になっている人間の女の子がいた。
ある日、一年間だけ人間に変身出来る力を手に入れた。変身すると記憶が曖昧になるのかも知れないらしいけれど。
その女の子と一緒に過ごすことに。
やがて、幼い頃に繋がりがあった事をしる。
それぞれが葛藤しながら成長する
カラスファンタジー
主な登場人物
黒木 大翔(くろき ひろと)
カラスだったけど一年間だけ人間になる
実は過去にある出来事が起こったのだけどその記憶はない。人間になってから紫外線領域見えなくなったり、生活もカラスと違う事ばかり
桃井 咲良(ももい さくら)
大翔がカラス時代から気になっていた女の子。実は過去に大翔と繋がりがある
白石 蓮(しらいし れん)
過去に犯した罪をずっと後悔している。
花丸木さん
大翔がカラス時代からお世話になっているかた。花を愛する理由は過去を語らなければならない。
不思議な親子
カラスだった大翔を人間にしてくれた。
実は初対面ではなかった。
姉さん
カラス・大翔の姉さん
桜の花は散って終わるのではなくて、散ってからが始まり🌸
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【新作】最強もふもふテイマーは卒業を決意するも
【第一回WorkwriteNovels月例賞特別賞受賞作品】
冒険者の最高ランクSにまで到達した青年リュートは、ある日テイマーしていた魔物や精霊らに冒険者を引退する旨を打ち明けた。
冒険者として成功しても、終の生活への憧れを抱いてきたのと……生まれ育った桜の木が多くある村で幼馴染みと交わした約束を果たすために。
しかし、卒業はしてもテイマーした魔物らはついていくと言い張り、仕方なく連れていくことにしたのだが……。
*一万字以内の作品ですが、どうぞお楽しみください。
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桜雨
1998年。私は高校受験をした。
朝の電車で乗り合わせた冴えない男子が気になった。
春、同じ高校の別のクラスになった。彼は日々、爽やかな雰囲気に変わって行く。
私には、もう手に届かない存在になって行った。
一足遅れて咲く桜の満開とともに「それでもいい」と思えた。
白の花びらが淡いピンク色に染まりながら、次の季節がやってくる。
満開の桜に心躍らせ、アルバムに保存されていく、淡く小さな片思いだった。
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桜の木の下で
じぃちゃんがいつも桜の木の下で酒盛りを誰かとしていた。そこで出会った桜の木の精?とのお話
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炎花
ふたつの身体にひとつの魂
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すみれと桜
桜をテーマにした小説投稿企画に参加した作品です。なんとなく思い浮かんだ情景を短編百合にしてみました。
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【完結】花見の場所取り
社会人一年目の児玉陸は同じく社会人一年目で同期の根岸茜と会社で企画された桜の花見の場所取りをすることになり、早朝の薄暗い中二人で場所取りに向かう。じゃれあっていた二人だったが、次第に・・・
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星降る夜に桜と君と
「星降る夜に桜と君と」
~プロローグ~
真夏の夜のこと、男子高校生が家に帰ってこないとの通報があった。
警察はその男子学生を捜索するが、発見することができず翌日に持ち越しとなってしまった。
翌日、男子学生はいつものアルバイト帰りの時間に帰宅したとテレビやラジオで報道された。
両親が問い詰めるも、男子学生は「夢」や「幻」の言葉を残し、沈黙。
この神隠しのようなこの事件を人々は「一夜桃源郷事件」と呼ぶようになった。
真か嘘か、その一夜桃源郷事件の真相わからぬまま人々の記憶から消えようとしていた頃、次なる物語を紡ぐべく桃源郷がまたひとり、迎え入れようとしていた……
※この物語は作者の実話を元にして制作しました※
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春の真ん中、泣いてる君と恋をした
旧題:春の真ん中
第6回ライト文芸大賞「青春賞」を頂きました!!
読んでくださった方、感想をくださった方改めまして、ありがとうございました。
2024.4「春の真ん中、泣いてる君と恋をした」に改題して書籍化決定!!
佐々森りろのデビュー作になります。
よろしくお願いします(*´-`)♡
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高一の終わり、両親が離婚した。
あんなに幸せそうだった両親が離婚してしまったことが、あたしはあたしなりにショックだった。どうしてとか、そんなことはどうでも良かった。
あんなに想いあっていたのに、別れはいつか来るんだ。友達だって同じ。出逢いがあれば別れもある。再会した幼なじみと、新しい女友達。自分は友達作りは上手い方だと思っていたけど、新しい環境ではそう上手くもいかない。
始業式前の学校見学で偶然出逢った彼。
彼の寂しげなピアノの旋律が忘れられなくて、また会いたいと思った。
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桜
短歌
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桜の季節に彼女は
彼女は中学生である。
彼女は桜が好き。
彼女は猫が好き。
桜の季節が来た。
彼女は浮かれ、はしゃぐ。
きらめきは一瞬だからこそ、まぶしく見える。
残酷な場面あります。ご注意ください。R15
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桜雨の希望
主人公は友人と喧嘩となり、泣いていた所に桜が目に入る。
一人称 一話完結です。
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桜の里で
寒い冬に生まれたのに、私の名前は「桜子」という…
それには母のある想いが込められていた。
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桜並木の、その下で
二十七歳の独身女性、瀬尾 湊(みなと)は突発的に引っ越しをした。単身で縁もゆかりもない、見知らぬ土地へ。
平穏をのぞむ彼女の目の前に現れたのはーー?
/新天地での人との触れあいや関係性の中で、それまでは得られなかった「何か」を見つけてゆくお話です。
全般的におっとりゆっくりですが、時々恋愛描写が入ってしまいます。
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1分完結 ちゃぼ茶のショートショート 「桜の満開、木の下」
1分で完結するショートショート(超短編)です。桜が満開の季節…いよいよ春が来た!と言う空気の匂いが大好きなちゃぼ茶です。
満開の桜の木の下に埋まっている…夏になっていないのにこんな話は少しはやいようですね…
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【完結】桜を折る馬鹿である貴方は一生馬鹿であるがいい。私と縁を切ったはずの貴方が幸せでいられるでしょうか。
時は明治・大正時代をモチーフにした日本。
物語の主役は十九歳梅子。
今日は両親が設けてくれたお見合いの日。
お見合いの席から見える遠くの丘では風に揺られて桜が散っていた。
あの桜の木は梅子にとって思い出の桜。
―――あの馬鹿はどこで何をしているでしょうか。
※※
一万問字以内。
多くの人に気軽に読んでもらうため、文量を制限しました。
そのため、説明が足りないような部分が御都合主義に感じうる部分もあり、
読み応えないと思う方もいるかと思いますが、和風な恋愛と言葉遊びをお楽しみいただければ嬉しいです。
明治大正時代としてのステレオな考えと物語としての斬新な考えが入り混じっております。
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桜散る
はらはらと
さくらの花びらが
目の前を舞い散って落ちる
68
桜の森の満開の下
わたしは10年前まで、違う土地で暮らしていた。
けれど今はダムの底に沈んでしまっている。
病床の祖母に言われ、故郷の桜を求めて帰ったわたしが体験したこととは…。
69
骨の花
妻に先立たれた老人。愛妻の遺骨を抱いて向かったのは、彼女の故郷・岩手の実家。
妻が生まれ育った家の庭には大きな桜の木があった。
そこで老人を待ち受けていたのは……。
夫婦愛を描いた短編。
70
サクラサク
桜内俊也は、勤めていた学校を退職し、実家の桜の木をぼんやりと見ている。オレの人生も、サクラサクだろうか。そう思いながら。
長年、道化を演じながら生きてきた桜内俊也の、心の再生物語です。
※拙作『洋館の記憶』に連なる物語です。
71
桜の季節は母との思い出
桜が大好きなお母さんのお話です。
72
桜の木の下の少女
高校3年生になったばかりの美術部員、青山美月は、ひとり静かに教室で絵を描いている。
美月はここ数ヶ月、思うように絵が描けなくなっていた。
美月は、ひょんなことから同じクラスの男子、佐藤亮太と話をするようになる。
……続きは本編をお楽しみください♡
73
◽️プチストーリー【色は美しい】(作品No_07)140字
【作者便り:日常に、明日の扉がふっと開くその瞬間を描きたくて、ギュと詰めこみました。】
74
エンジェルタイム
「最後の、大切な時間をあなたと」
猫は、自分の死期を悟ると、突然姿を消すと言います。
それは、猫が「死」を認知している唯一の動物だからとも。
愛猫と過ごす、最後の時間、「エンジェルタイム」
今宵、上映されるは、慈愛に満ちた夫婦の元で生を謳歌した、ある一匹の三毛猫と、
最愛の妻を亡くし、猫と二人、悲しみに暮れながら生きた、一人の男の物語。
最後の瞬間が訪れる、その時まで
どうか、ごゆるりと、おつくろぎください。
75
徒花
孤独な女の子とロボットの物語
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想桜の囁き
春の風が山あいの村をやさしく包む――。
東京から遠く離れた故郷「桜守」に帰った一ノ瀬奏多は、三年前に失った婚約者・柚羽の記憶と、今も胸に残る喪失感に向き合うため、静かな時間に身を置くことを決める。
村の神社に立つ一本の桜――「想桜」。満開の花びらの下で、奏多の前に現れたのは、どこか懐かしい面影を宿す少女。
過去と現在、現実と幻想が交錯するこの場所で、奏多は心の奥に眠る痛みと、ほんの小さな奇跡を見つめることになる。
――失った時間を取り戻すことはできない。でも、この桜の下で、何かが静かに動き始める。
77
桜の下
満開の桜の下、死体を埋めるべく穴を掘る女。
78
アフタヌーン、わたしの瞳に映るのは
高校二年生、3月……。
未香(みか)は進路に迷っていた。
成績は問題ないのに、将来やりたいことを見つけられない。
親の仕事を継ぐ親友、壮大な夢を掲げる幼なじみ。そんな彼らと比べてひとりだけ置いてけぼり。
進級したらクラスが別れてしまうかもしれない。
そんな不安も重なって、焦燥感を感じている日々だった。
わたしは、どこへ向かえばいいんだろう……。
そんな中出会ったひとりの女性。
彼女は花蓮(カレン)。未香の良き理解者であり初恋の相手にもなった。
しかしながら、未香はまだ気づかなかった。
――わたしたちは、出会ってはいけなかった。
彼女らの思い出が結ばれるとき、運命のいたずらが交錯する。
・・・
ここは<カフェ・サクラ>。
あたたかな空間の中、大きな桜の木がわたしたちを見下ろしている。
出会いと別れの大切さを実感するために……。
79
ひとり桜
じじいラブ。ボーイズラブ要素がありますのでご注意ください。
一緒に住んでいた「スーさん」を亡くしたばかりの「ヒーさん」は……。
いずれ書こうと思っている長編の、さらに未来の話になるかと思います。
80
逆光を過ぐ女の子
逆光の朝日を浴びた桜が幻想的だった。その光景に見とれていると、ランドセルを背負った女の子が横切った。