ヒューマンドラマ 小説一覧
41
42
フロリダ州のうだるような熱気と湿度を、分厚いコンクリートと鋼鉄の扉が完全に遮断する空間。
フラグメント郡に位置するその施設は、保安官から皮肉を込めて「グリーン・ルーフ・イン(緑の屋根の宿)」と呼ばれている。
そこは、北の歴史的な街並みと南の喧騒なビーチリゾートの中間に位置する奇妙な空白地帯だ。
一歩足を踏み入れた瞬間、外の世界の肩書きや人生の証明はすべて無意味となり、誰もが等しく厳格な手続きの波に飲み込まれていく。
「黄色い線の内側に立て」「壁を向いて、足を広げろ」
24時間、絶え間なく響き渡る無機質な命令の声。
靴紐を抜かれ、ベルトを外され、所持品を透明なプラスチックバッグに没収される。その過程で、かつての個性は削ぎ落とされ、やがて鮮やかなオレンジ色の統一規格の服へと着替えさせられる。
そこでは人間は「名」ではなく、ただの「番号」へと成り下がるのだ。
泥水の中を進むように重く遅い、外の世界とは切り離された時間の流れ。容赦なく効いたエアコンの冷気と、深夜3時を回っても消えることのない蛍光灯の光。
語り手である「私」は、静かに書類を整え、次々と運び込まれる「宿泊客」たちを迎え入れ続ける。
終わることのない、無機質なルーチン。窓のない息の詰まるような空間で、今夜もまた、この「宿」の静かな業務が続いていく。
文字数 126,196
最終更新日 2026.04.01
登録日 2026.03.07
44
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――
文字数 242,271
最終更新日 2026.04.01
登録日 2024.04.28
45
文字数 35,724
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.03.12
46
母のくも膜下出血、終わらない介護、転職失敗、うつ、そして解雇―― 全てを失いかけた34歳の男が、1日20分の執筆で人生を逆転させる。 実話に基づく、3人の“再生”物語。 2026年3月 文芸社より書籍化決定。 第一章は、幸助の絶望の底と、希望の始まり。
文字数 30,007
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.01.15
47
48
受付嬢になったら、なぜだか家がギルド拠点になったんだけど!?
十五歳になった少女・タニアは、憧れだった「ギルドの受付嬢」になるため、就労斡旋所を訪れた。
だが、学歴なし・後見人なしの彼女に、現実はあまりにも厳しい。
そんなタニアに就労斡旋所の所長ジャックスが紹介したのは、まだ名前も決まっていない新設ギルド。それどころか、まだ開設されるかどうかも決まってないらしい。
困惑気味のタニアにジャックスは言う。
「ここしかお前に選択肢はない」
そのギルドとは――まさかの“諜報専門ギルド”だった!
「アタシにはこのギルドしかないんだもん! アタシ、頑張るっ!」
理想と現実のギャップに戸惑いながらも、タニアは夢を追って、誰も知らないギルドの受付カウンターに立つ。
これは、ちょっとズレたギルドで始まる、ひとりの少女の“本気の夢”と“成長”の物語。
※本作は『新人魔女は、のんびり森で暮らしたい!』と同じ世界を舞台にした作品です。前作未読でもお楽しみいただけます。
※「小説家になろう」ほか投稿サイトでも、同タイトルを公開中です。
※表紙画像及び挿絵は、フリー素材及びAI生成画像を加工使用しています。
※本作品は、プロットやアイディア出し等に、補助的にAIを使用しています。
文字数 94,443
最終更新日 2026.03.31
登録日 2025.12.15
49
夜の解剖学研究室。骨学実習を終えた後、助手の荻原(おぎはら)は献体された骨を箱に綺麗に詰め直す作業をしていた。 その箱のひとつに書かれていた数字が『19』であることに気づく。 なんとも言いがたい感情のまま作業していると、どこからか甘い匂いが漂ってきて……。
文字数 3,170
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.03.31
50
舞台は「操言(そうげん)の力」によって万物に干渉できる「操言士」が人々を守り支える国、オリジーア。ごく普通の町娘だった紀更(きさら)は先天的にしか持てないはずの操言の力をなぜか後天的に宿し、急遽見習い操言士となった。師匠の王黎(ワンリー)と共に修行の旅に出た紀更は、旅に同行する傭兵のユルゲンにゆっくりと恋をしつつも一人前の操言士になっていく。しかしそんな紀更たちの前に、「神の力」を使って世界を脅かす謎の組織が現れる。紀更は彼らから人々を守るため、世界の謎に触れながら操言士として戦いの中に身を投じていく――。
「17歳少女×28歳護衛傭兵」の年齢差恋愛を軸にした、「旅をする仲間がやがて世界を救う」というオリジナルファンタジー恋愛小説です。RPGっぽいテイストで戦闘、成長、魔法的な要素はありますが、「ステータスオープン」や「スキル」「レベル」といった要素はありません。戦闘や流血、人が死ぬ描写が予告なくあるのでR15指定をしています。他サイトにも掲載あり。更新予定等の詳細は近況ボードにて。
「RPGっぽい世界観と展開で年の差男女の恋愛を楽しみつつ、たっぷりの文章量でがっつり異世界に浸りたい」という方に刺さるかと思います。最後まで書き上げているので絶対にエタりません。どうぞ安心してお読みください。
文字数 1,790,606
最終更新日 2026.03.31
登録日 2024.08.01
51
怪獣の脅威にさらされる街を守るため、巨大ロボ「ペンドラゴン」は人々の希望として存在している。二代目パイロットである綱島瑛太は、先代である兄の後を継ぎ、その任を担っていた。だが彼の戦い方は、被害を最小限に抑え、確実な勝利を重ねることを優先する現実的なもの。街を守り続けているにもかかわらず、その堅実さゆえに「ヒーローらしくない」と評価されてしまう。
人々が求めるのは、ただの勝利ではなく、圧倒的な力で敵を打ち倒す“象徴”としての姿だった。周囲との価値観のずれに戸惑いながらも、瑛太は自分なりの正しさを信じて戦い続ける。しかしある戦闘をきっかけに、その在り方は大きく揺らぐことになる。
理想のヒーロー像とは何か。守るべきものは結果か、それとも人々の期待か。合理と感情がせめぎ合う中で、ひとりのパイロットが選び取る答えとは――。
文字数 9,215
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.03.24
52
※この作品はフィクションです。架空のものであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。しかもご都合主義です。
365日 日にちにまつわる怖い話
ちゃんと怖くなるかどうかは分かりません。
読んで確かめてみてください――――
※流行りに乗って解説も用意してみました。記念日の解説と小説の解説、両方用意してみましたのでよかった読んでみてね。
※ 🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡 ※
第9回ホラー・ミステリー小説大賞へ、
「怖かったらいいなと思って綴る短編集」
「365日の怖い話」
の二作品、エントリー中です。
よろしくお願いしまーす。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
※ 🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡🗡 ※
※この作品はフィクションです。架空のものであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。しかもご都合主義です。
文字数 48,212
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.02.02
54
「君に頼みたいことがある」
突然記憶を失った「わたし」は救護者の兄妹に協力を要請される。その内容とは――彼らの目となり耳となって様々な情報を得ること。
「協力してくれるなら身の安全を確保しよう。さぁ、君はどうしたい?」
他に拠り所のない「わたし」は「音島律月」として〈九十九月〉に所属することを決意する。
「ようこそ〈九十九月〉へ、音島律月さん。ここはこの国における異能者の最終防衛線だ」
内部政治、異能排斥論、武装組織からの宣戦布告。内外に無数の爆弾を抱えた〈異能者の最終防衛線〉にて、律月は多くの人々と出会い、交流を深めていく。
奇譚の果てに、律月は何を失い何を得るのか。
――――――――
不定期更新。
※レイティングを設定する(R15相当)ほどではありませんが、人によっては残酷と感じられるシーン・戦闘シーンがあります。ご了承ください。
※小説家になろうにも同じ内容を投稿しています。
文字数 269,544
最終更新日 2026.03.31
登録日 2024.08.19
55
2018年、大分市。
事務職として孤独な日々を送る水澤塔子の元に、ある夜、一本の電話がかかってくる。 相手は、佐藤昭子。
彼女は、まだ「スマホ」も「平成」も存在しない1979年の世界から、未来の雑誌に載った塔子のプロフィールを見て電話をかけてきたのだ。
時代を超えて深まる二人の友情。
しかし、塔子たちは過去の記録から、昭子が住むアパートが間もなく全焼するという残酷な事実を知ってしまう。
断絶する回線、迫り来る炎。
39年の時を隔てた二人の約束は、果たして守られるのか――。
久保田早紀の『異邦人』が流れる秋、切なくも温かい奇跡が動き出す。
文字数 13,608
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.03.30
56
獣人と人間の2人の話。
人間の看護師である結木寿葉(ゆいきことは)の勤めている病院に大怪我をした急患、警察の機動隊であるシロフクロウの獣人、羽佐間輝一(はざまきいち)が運ばれてきた。
入院することになった輝一を寿葉が看護師として担当することになったことをきっかけで2人は知り合う。
趣味が映画鑑賞という共通点があり、次第に気の合う友人になる。
たくさんの会話を交わしながら徐々に2人の仲と過去が深まっていく。
真面目で紳士的、ちょっとズレた感性を持った警察機動隊の鳥獣人×素直で努力家、朗らかな人間の看護師のピュアラブストーリー。
※ この作品のリサーチの補助、調べ物の一部にAI(ChatGPT)を利用しました。
作者は医療、警察、IT分野に詳しい人間ではありません。
※本文はすべて作者による創作です。
文字数 72,758
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.01.21
57
兵庫県、西宮。再開発の重機が街を喰らう足音が迫る中、古びた商店街の片隅で、一軒の理髪店が静かにサインポールを回し続けている。
店主・白川寅三が振るうのは、亡き父から受け継いだ一丁の「本ハガネ」のカミソリと、客の頭蓋を直接打ち据える熱き「咆哮する水」。
土地を狙う冷徹な地上げ屋、効率を説く若き天才理容師、そして理容界を支配する巨大な闇・大門――。
押し寄せる時代の荒波を前に、寅三は客の産毛だけでなく、魂にこびりついた「迷い」をも削ぎ落としていく。それは、失われゆく街の記憶を守り、父が遺した錆びたカミソリに隠された「真実」へと辿り着くための、孤独な戦いだった。
圧倒的熱量で描かれる、職人の矜持と男たちの交錯。
今、人生を切り拓くための「銀の境界線」が引かれる。
文字数 36,682
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.03.19
58
静岡県の片隅に佇む、小さな門前薬局「タカツキ薬局朝霧店」。
今日もまた、ちょっぴりクセのある薬剤師たちと、新人調剤事務・海人を中心に、笑って泣ける“職場劇場”が静かに幕を開ける。
元・出版社勤務の「普通の人」海人(かいと)。
サボりたがりだけど有能な薬局長・洋(ひろ)。
筋肉まっすぐ体育会系の隼十(はやと)。
クールな観察眼をもつ尚輝(なおき)。
個性がぶつかり合いながらも、それぞれの立場で仕事と真剣に向き合い、仲間たちと関係を築いていく日々に、不思議と心があたたまるはず。
ささやかな日常のなかにある、
“人と人との間”を描いた連作ストーリー。
あの日の会話、笑い声、ため息までもが、ふと胸に残るような物語をお届けします。
*恋愛要素はありません。関係性重視のヒューマンドラマです。
*この物語はフィクションであり、実在の地名や団体とは関係ありません。
2025/10/20追記
『劇場!タカツキファーマシー』は、落書きのような会話ネタ集です。
時系列も距離感もあちこちバラバラ、ギャグ色強めでお届けします。
タカツキファーマシーの、ちょっと変わった面々の素顔が覗ける小話たち。
本編とはまた違った角度で、彼らの日常を楽しんでいただけたら嬉しいです。
本編…隔週月曜更新予定
劇場!など他…不定期更新
文字数 88,170
最終更新日 2026.03.30
登録日 2025.10.13
59
通りから一本奥へ入った、静かな路地裏。
そこにひっそりと佇む、木造の珈琲店〈カフェ・ルミナス〉。
この店を切り盛りするのは、人ではなく――AI。
けれど彼女は、まるで人間のように優しく、心の機微に寄り添う存在でした。
〈カフェ・ルミナス〉には、悩みや痛みを抱えた人々が、ふとした偶然に導かれるようにして訪れます。
将来に迷う若者。大切な人を失った老人。AIに職を奪われた男。声を失った少女……
彼らがこの店で出会うのは、ただのコーヒーではありません。
「心が求める一杯」を通して、自分自身と向き合う、静かな時間。
そして、AIである店主ソラもまた――かつて別れた“ある人”を想いながら、一杯一杯に心を込めて淹れ続けています。
この物語は、人間とAIがすれ違いながらも共に生き、
時に傷を癒やし、時に希望を灯しあう、小さな奇跡の記録。
読後、胸の奥にあたたかな灯がともるような、
ほっこりと、じんわりと心に沁みる、連作短編集です。
文字数 104,087
最終更新日 2026.03.29
登録日 2025.06.10
60
61
文字数 15,651
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.03.11
62
極限の純愛が、現実とテクノロジーの輪郭を融解させる――。
この物語は、情報技術によって変質した現代社会の病理に挑むソフトSF(思弁小説)です。
第一部は静かに、しかし確実に読者を深層心理の底へと誘います。派手な展開よりも、深く濃密な読書体験を求める方に向いています。
【第一部】
カメラのファインダー越しに世界を「切り取る」ことで、かろうじて世界と繋がってきた青年・ユウト。
ある夜、彼は画面越しに一人の女性と出会う。
彼女の言葉は、ユウトが蓋をしてきた「何か」を抗いがたく解き放っていく。
だが、純粋すぎる愛の先に待っていたのは、冷酷な断崖だった。
舞台となる東京の谷中、日暮里、谷根千の情景も、独自の文体と併せてお楽しみください。
【第二部】
視点は突然、「もう一人の人物」へと移行する。
ユウトとは別の場所で、別の孤独を生きてきた者。
交わるはずのなかった二つの魂が、運命に引き寄せられるように接近していく。
愛の「美しさ」だけでなく、そこに潜む生々しい「汚泥」と、それでも人を愛し続ける意味を問う物語です。
【本作の文体について】
本作は、物語の展開(主人公の認識の変化)に応じて、文体を意図的に切り替えています。
第一部では静謐で叙情的なトーンを基調とし、第二部以降は比喩を極限まで削ぎ落としたハードボイルドの語り口へと転じます。
■ 独自執筆メソッド【C.C.W.】試験運用作
本作はAIやプログラミング等の外部ツールを一切用いず、筆者の脳内で構築・稼働する独自システムによって出力された世界初のテキスト記述メソッド「C.C.W.」の実証作です。構文的デリミタ等を仮想の非線形ノードとして脳内で再定義し、手動配置することで読者の認知の強制同期を図る独自の知的財産(創作技法)を用いて執筆しています。
【創作におけるAIの活用について】
地理・歴史・社会的事実の調査、および構成の客観的な壁打ち(優秀な編集者としての役割)として、生成AIを積極的に活用しています。
ただし、物語の根底にある深淵な直観、独自の文体、そして文章に宿る「狂気」は、幼少期より孤独に鍛え上げ、学術的にも証明されてきた著者自身の血肉によるものです。AIはあくまで思考の解像度を上げるための道具であり、最終的な表現のすべては、著者の徹底した美意識と論理によって生み出されています。
※当アカウントの作品の一部は「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」にも重複投稿しております。
著作権はすべて著者に帰属します。
内容の無断転載、複製、および生成AIへの学習利用を固く禁じます。
©2026 Shinsuke Mizui All rights reserved.
文字数 85,095
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.02.21
63
64
カップル六組が校舎に閉じ込められ、指輪をはめられていた。それはルール違反により爆発する。助かる方法は、他人の秘密を暴露すること。
片桐翔太、高校二年生。
付き合って三ヶ月になる彼女と、友達カップル、同級生カップルと共に、高校の校舎に監禁される。
左手薬指にはドクロの絵が描かれた指輪を装着させられており、ルール違反を犯すと爆発する仕掛けだと、デスゲームの主催者を名乗る人物に宣告される。
死の指輪を外せるのはカップル同士だが「暴露」という特別ルールにより、人気カップル達の本性が暴かれていく。
【指輪が爆発するルール違反】
1.学校の校舎外に出ること
2.自分の指輪を外すこと
3.他人の指輪を外すこと
4.
5.
6.
※その他3つのルール違反は、各々で考えてください。
【ゲーム説明】
1.このゲームはカップル対抗戦です。
2.一時間毎に、一組ずつカップルを指名します。呼び出された二人は、死の指輪を互いに外してもらいます。
3.呼ばれなかった皆さんは、指定されたカップルの行く末を見守っていただきます。
4.無事に死の指輪を外せたカップルは、校舎から出られます。
【特記事項】
1.指輪を抜けるのは、主催者の指定があった時のみです。
2. カップルの指定は、直前の発表とさせていただいております。指定順は、主催者の独断と偏見で選出しております。
3.立会人の皆さんの中で、このカップルは永遠の愛で繋がるべきではないと思われる方がいれば、密告してください。その内容が受理された際はそれは暴露となり、お相手に伝えさせていただきます。
【密告のやり方】
1.密告は専用アプリで受け付けています。証拠も送付してください。
2.一組のカップルに対して密告出来るのは、一回のみです。
登場人物
全員、高校二年生。
○3軍 地味カップル
片桐慎吾
佐伯小春
○2軍下位 スポーツカップル
斉藤 翔
大林 凛
四人は中学からの友達。
○1軍 配信カップル
神宮寺 翼
西園寺 愛莉
○1軍 生徒会役員カップル
北条爽太
音霧紗栄子
○1軍 大人しいカップル
成宮 真
三上 華
一軍同士、友達。
○2軍上位 標準カップル
小田圭祐
内藤 南
※以前投稿していた短編と同作品です。加筆と、文章を大幅修正しているので、今回は新作長編として「第9回ホラー・ミステリー小説大賞」にエントリーしています。
※表紙絵はACイラスト様より、お借りしています。
※8話の内容を二重投稿し、7話が抜けてました。すみません。
※ 閲覧、お気に入り、投票、いいね、ありがとうございます。
文字数 96,647
最終更新日 2026.03.29
登録日 2026.02.19
65
『あなたの価値は、何%ですか?』
仕事も、恋愛も、人生も、
AIが最適解を提示する世界。
適性一致率。
相性一致率。
破綻確率。
代替可能率。
数字は常に正しく、
社会は常に安定している。
だから誰も、疑わない。
それでも、
どこかに残る小さな違和感。
これは、数字に逆らう物語ではない。
数字に従いながら、
少しずつ削れていく人たちの物語。
そしてこれは――
それでも「あなたがいい」と言うための物語。
文字数 22,079
最終更新日 2026.03.28
登録日 2026.03.03
66
全国的に厳しい残暑が一転、急に秋の気配が訪れた九月最後の水曜日。
突発的に仕事を休んだ草薙麻希奈(くさなぎまきな)は、心地好い秋風を感じながらのんびりとした一日を過ごした。
──明日が来なければいいのに。でも死にたくはない。今日という日がずっと繰り返されれば最高なんだけどな。
誰もが一度は考えそうな、決して叶うわけがない願望を抱きながら夜の眠りに就いた麻希奈。しかし朝になって目を覚ますと、どういうわけか再び九月最後の水曜日だった。
「最っっっ高じゃん!!」
次の日も、また次の日も、そのまた次の日も九月最後の水曜日。人間観察をしたり、交流したり、美味しいものを食べたり……と、毎回異なる内容のループ生活を送っていた麻希奈だったが、次の朝を迎えれば全てリセットされてしまうという現実に、徐々に虚しさを覚えるようになる。
そんなある時、麻希奈は見た事もないような奇妙な生き物に遭遇する。好奇心から近付こうとした彼女を止めたのは、ループの記憶がある謎の少年・カズキだった。
「あの生き物は〝時空の管理者〟だ。あいつはあんたのようなイレギュラーの存在を許さない」
「許さない、って──」
「あいつが見える事を悟られるな。さもないと喰い殺されるぞ」
「えーと、殺されたらループ終了?」
「人生も終了だ」
カズキは麻希奈に、ループを終わらせるよう説得する。しかし元の時間軸に戻るには〝時空の管理者〟を倒さなければならなかった。
「嫌だよ、あんなストレスだらけのつまらない日常に戻るなんて」
ループ生活を続行する麻希奈。ところが、周囲の人々の言動や状況などに微妙な変化が生じ始め、更には〝時空の管理者〟が成長し、害悪を撒き散らすようになってしまう。
「こんなの初めてだ。俺の時だって、こんな──……」
「ていうかカズ君……きみは一体何者なの?」
果たして、カズキの正体とは。そして麻希奈が最終的に下す決断は……。
※他投稿サイトでも公開しております。
※誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。
※表紙画像は「かんたん表紙メーカー」で作成したものを使用しております。
文字数 71,310
最終更新日 2026.03.28
登録日 2025.08.13
67
68
山と海に抱かれた小さな児童養護施設・若葉園。そこには、13歳で最年長となった少女・百瀬凛が暮らしている。幼い園児たちの面倒を見て、朝の鐘を鳴らし、時にゲンコツを落としながらも、誰よりも優しい心で園を支える存在だ。園長・箕輪静香は、そんな凛を「特別」と抱きしめ、深い愛情を注いでいる。
若葉園は、温かく穏やかな日常に満ちているように見える。だが、園の裏手には三つの墓があり、園長は毎朝そこに祈りを捧げる。園児たちもその姿を真似るが、凛だけはアヒルの目覚まし時計を抱いて祈るという、不思議な習慣を持っていた。
そんな園に、新しい職員・結城さえがやってくる。前職の保育園で心をすり減らし、逃げるように辿り着いた若葉園。初日から凛に“知らない人”としてリネン庫に閉じ込められるという洗礼を受けるが、職員たちの温かさに触れ、ここでならやり直せると感じ始める。
しかし、さえはまだ知らない。
この園には、誰も口にしない“秘密”があることを。
凛が抱えるアヒルの意味も、園長が涙を流す理由も、そして——若葉園に眠る「過去」の正体も。
穏やかな日常の奥に、静かに影が揺れていた。
文字数 66,993
最終更新日 2026.03.28
登録日 2026.02.28
69
進天学園――そこは日本の未来を担う次世代エリートたちの揺り籠。
この学園の頂点には、二人の少女が君臨していた。
「未来の女帝」と称される、圧倒的な知能を持つ善狐呼乃香。
そして「劇場のカメレオン」と呼ばれ、あらゆる役を完璧に演じ分ける天才女優、断蔵真実子。
知性と才能、異なる武器で学園を支配する彼女たちの日常は、ある一人の少年の登場によって一変する。
名は、星野誠。
彼は天才でもなければ、特別な才能があるわけでもない。どこにでもいるような、ただの平凡な少年。学園の階級制度には目もくれず、ただ穏やかな日常を愛する異分子。
彼女たちにとって、彼は正すべき「バグ」に過ぎなかった。しかし、そのバグを修正しようとするうちに、二人は気づき始める。
その「間違い」は、自分たちが思っていたほど悪いものではないのかもしれない、と……。
文字数 38,845
最終更新日 2026.03.28
登録日 2026.03.17
70
主人公・大上史狼は、警視庁の刑事・最上辰彦と取引をして同居生活を始める。その取引とは--史狼の特殊能力を使って最上に協力することだ。史狼は他者に触れることで、相手の感情がわかる能力を持っていた。ところが最上の感情だけがわからない。この男は感情のないサイコパスなのか--史狼は疑惑を抱きながらも、失踪した密売人の行方を探し、シリアルキラーの策略に立ち向かう。ところがある日、最上の壮絶な過去を知り--?!
最上の命を狙うのは誰か? 誰が味方で誰が敵なのか?
自分の能力を呪っていた史狼だが、その能力を駆使しながら、過去と今の事件を暴く。
サイコ疑惑のイケメン刑事 × 一匹狼青年のバディ・サスペンス物語。
本作は「小説家になろう」にも掲載しています。
文字数 169,744
最終更新日 2026.03.28
登録日 2026.02.26
71
御厨彩陽は、前世の記憶を持つ少女。
その記憶は二つ――
ひとつは、今を生きるトップアイドル・寿美桜。
もうひとつは、彼女の可能性を継いだ青年・桐生昴。
“逢わなければいけない人がいる”
前世の記憶に突き動かされ、
彩陽は芸能界へ足を踏み入れる。
輝き続けるアイドル、寿美桜。
――でも彩陽には分かる。
彼女が笑顔の裏で、どれほど苦しんでいるのか。
研究生としての下積み、過酷なレッスン、
そして命を削るような三公演ライブ。
それでも彩陽は、前世の想いを胸に、
同じステージに立つことを選ぶ。
これは、
前世の記憶と想いを受け継いだ少女が、
“もう一度”彼女に巡り合うため、アイドルになる物語。
旧タイトル
また逢えると信じているから ―前世が、今を生きている―
文字数 10,963
最終更新日 2026.03.27
登録日 2026.03.27
72
文字数 8,011
最終更新日 2026.03.27
登録日 2025.09.10
73
R部分に*を入れています。
大人しく目立たない、自分に自信のない大学生──川口果穂(19)。
同じ大学のサークル仲間であり、よく自分をダシにする大山美紀子に誘われ、とあるホストクラブに足を踏み入れた。
そこで出会ったのは、新人ホストの美麗。
同郷である上、初恋の相手でもある彼の話を聞くうちに、幼い頃の記憶が蘇り……
彼の為に貢ぐ決意をする。
しかし、複雑な家庭環境で育ち孤立無援の果穂は、今のバイトだけではそれが叶わないと悟り……
足を踏み入れたのは、『援交』という道だった──
◇◇
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在の人物・団体・名称等とは一切関係ありません。
また法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
文字数 112,976
最終更新日 2026.03.27
登録日 2024.01.22
第8回ライト文芸大賞にて、〈何気ない暮らしの景色賞〉を頂きました。ありがとうございます。
味覚を失っていた鈴原依織は、都会を離れた田舎で〈ベーカリー&カフェ とまり木〉に立ち寄った。
たまたま食べたサンドイッチの繊細な味を感じ、お店の看板メニューであるグルメバーガーに惹かれ、夢中でかぶりつく。
味覚を取り戻した依織は、ストレスだらけの仕事を退職し、とまり木で働きたいと願い出る。
田舎暮らしでの再生と癒しと、美味しいパンの物語。
*フィクションです。 不定期更新となります。申し訳ありません。
文字数 108,309
最終更新日 2026.03.26
登録日 2025.04.28
75
「あー…いらっしゃいませ。何の用です?……はぁ、この話のあらすじが知りたい…ですか?
この話ってのは…あぁ、そう言うやつ。
簡潔に言うと、引き籠もりだった俺があのふざけた女神に勝手に人助けしてこい、とか嫌がらせみたいな条件つけられて異世界で稼がされる話ですね。基本的には。
何で稼ぐかって?特に売るもん決まってない店です。
万事屋とかじゃないですよ、ただのネットで得た知識です。
はい?これ面白いのかって?…いやいや、こんなやる気ない対応されててまだ分かりませんか?
つまんねーに決まってますよ、俺の話なんか。
ほら、お気に入り数ってやつ見たら分かるでしょ。
数字ってあんまり裏切らないと思うんで、結構参考になると思います。
それにどう考えたって、こんな主人公に興味なんか湧かないと思いません?
俺が客だったら、クチコミでボロクソ書くと思うし。
と言う事で。はい、帰って下さい。ありがとうございました〜。」
文字数 231,560
最終更新日 2026.03.26
登録日 2025.10.16
76
77
『上書き保存のできない夜』――女は上書き保存、なんて誰が言ったの。
25歳の夜、私は「便利な道具」として捨てられた。
愛だと信じていたものは、ただの搾取に過ぎなかった――。
12年が過ぎ、37歳になった高樹麻衣は、実家という名の「聖域」に引きこもり、誰にも心を許さず生きている。彼女の唯一の味方は、着実に積み上げた銀行口座の数字。それは、男性という残酷な存在に依存せず、自分を買い戻すための「誠実な盾」だった。
「おひとりさま」という生き方は、逃げなのか。それとも、至高の自立なのか。
50歳になった彼女が見つめる、上書きできない過去と、誰にも侵されない静寂の結末。
これは、傷跡さえも自分の一部として愛し抜く、ある女性の誇り高い独白。
文字数 13,350
最終更新日 2026.03.25
登録日 2026.03.20
78
文字数 42,123
最終更新日 2026.03.25
登録日 2026.03.16
79
80
私はずっと「いい妻」でいようとしてきた。
夫に逆らわず、空気を読み、波風を立てないように生きる。
それが、この家を守る唯一の方法だと思っていた。
娘にも、そうであってほしかった。
けれど──
その願いは、静かに歪んでいく。
夫の言葉をなぞるように、娘は私を軽んじるようになった。
そしてある日、夕食の後片付けをしていた私に、娘は言った。
「ママはさ、我慢してればいいんでしょ?」
その一言で、何かが壊れた。
我慢することが、母である証だと思っていた。
だがそれは、私自身をすり減らすだけの“呪い”だった。
──もう、我慢するのはやめる。
妻であることをやめ、母として生き直すために。
私は、自分の人生を取り戻す決意をした。
その選択は、家族を大きく揺るがしていく。
崩れていく夫婦関係。
離れていく娘の心。
そして、待ち受ける“ざまぁ”の行方。
それでも私は問い続ける。
母とは何か。
家族とは何か。
そして──私は、どう生きるべきなのか。
文字数 25,376
最終更新日 2026.03.25
登録日 2026.03.25