成長 小説一覧
41
鋼鉄のレクイエム ~元SAT隊員、異世界で現代兵器を具現化し銀髪エルフと黒犬と共に居場所を掴み取る~
元SAT隊員・東伊織は、死んだ相棒の記憶を抱えたまま、異世界の砂漠で目を覚ました。
空には二つの太陽。
金も、身分も、帰る場所もない。
だが、伊織の右手には、この世界に存在しないはずの黒い鋼鉄が宿っていた。
銃。盾。装甲車。
かつて任務で扱った武器と、VRゲームで使い込んだ装備を具現する力。
魔法ではない。
奇跡でもない。
それは、彼が失ってもなお捨てられなかった、戦うための記憶だった。
路地で傷ついた黒い魔獣犬クロを拾い、異界研究者のエルフ・アリアと出会い、荒くれ者たちの街で少しずつ居場所を得ていく伊織。
しかし、その平穏は長く続かない。
古代技術を狙う組織オルドレイン。
魔獣を密売し、人を道具のように扱う鉄鎖団。
黒い歯車を操る敵が、伊織の鋼鉄とアリアの過去に牙を剥く。
正義の味方になる気はない。
英雄を名乗るつもりもない。
それでも、助けを求める目を見てしまった。
守らなければ壊される場所を知ってしまった。
だから、伊織は引き金を引く。
撃てば身体を削る。
守れば魂をすり減らす。
それでも、今度こそ誰かを失わないために。
帰る場所を失った男は、異世界で初めて「帰りたい場所」を知る。
これは、喪失を抱えた男が、黒い鋼鉄で仲間と居場所を守り抜く異世界ハードファンタジー。
銃声は、誰かを弔うためではなく。
今度こそ、誰かを帰すために鳴る。
感想数 0
文字数 265,087
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.05
42
二つの月が満ちる夜、少年は禁断の魔法に覚醒し、異世界を救う冒険へと旅立つ
平凡な高校生だった主人公、神代悠(かみしろ ゆう)は、ある日突然、二つの月が空に浮かぶ幻想的な異世界「ルナリア」に召喚される。そこは、かつて魔王を封印した伝説の魔法「双月魔法」が失われ、世界が緩やかに滅びへと向かっている世界だった。悠は、自身がその失われた双月魔法の適格者であることを告げられる。魔法を操るためには、二つの月の力を引き出す「月刻(げっこく)」の儀式を成功させなければならない。しかし、儀式には過酷な試練が待ち受けており、さらに世界の滅亡を望む闇の勢力が悠の前に立ちはだかる。仲間との出会い、強大な敵との戦いを経て、悠はルナリアを救うことができるのか。二つの月が満ちる夜、少年の運命が動き出す。
感想数 0
文字数 45,119
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.18
43
追放された遠征書記官は、勇者パーティの敗因を知りすぎている
勇者パーティの遠征書記官レイン・エルマーは、剣も魔法も使えない代わりに、祝福《編録》で遠征の流れ・地形・判断のズレを記録し、失敗の共通点を読み解く力を持っていた。
彼が密かにつけ続けていたのは、成功談ではなく、敗北の原因だけを記した禁忌の記録――《敗因録》。
だが、黒冠迷宮に幾度も挑みながら成果を出せない勇者パーティは、ついにその“失敗の記録”を疎み、レインを追放する。
勝つためには、過去の敗北など忘れるべきだ。そう信じた彼らは、最も重要なものを手放してしまった。
追放された夜、レインは新たな冒険者ミラと出会う。
「勇者たちが見ようとしなかったものを、今度は武器にしましょう」
そうして集まった新パーティ〈灯火の羅針盤〉は、敗北を恥ではなく財産として積み上げ、迷宮攻略に挑み始める。
一方で、かつてレインを切り捨てた勇者パーティは、同じ勝ち筋に執着するあまり、少しずつ破綻していく。
黒冠迷宮が喰らうのは、力の足りない挑戦者ではない。
過去を省みず、同じ成功にすがる者たちだ。
これは、英雄ではない“失敗を記す者”が、敗北の記録で未来を救う物語。
隠されてきた失敗を公開し、社会の常識すら塗り替えていく、逆転の迷宮ファンタジー。
※本作は小説家になろう様にも掲載しております。
※本作はAIによる添削を行なっています。
感想数 0
文字数 92,222
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.03.19
44
もふもふ神獣に育てられた幼女は最強です ~常識知らずの愛され娘、家族総出で世界を救います~
神霊の森に捨てられた赤ん坊ルナを育てたのは、伝説の神獣たちだった。
六歳になり人里へ降りたルナは、自分の強さを知らないまま王立学園へ入学する。
「その狼さん、小さいですね!」
けれど彼女の基準は神獣基準。
最強幼女の勘違いと、娘を溺愛する神獣家族が巻き起こす、もふもふ無双ファンタジー!
文字数 33,673
最終更新日 2026.06.18
登録日 2026.06.14
45
【完結】甘やかされて育った第三王子は、婚約者を失って初めて自分の未熟さを知る
フェイス侯爵家令嬢ユーアは、第三王子ボートン・ハミルトンの婚約者として、長年彼を支え続けていた。
貴族達への根回し。問題が起きる前の調整。王族として未熟だった彼を、優秀な彼女は陰から守り続けていた。
だが、ボートンはその価値に気付かない。
さらに、すべてを肯定してくれる新興貴族の令嬢へ惹かれた彼は、感情的に婚約破棄を告げてしまう。
その瞬間から、少しずつ全てが崩れ始めた。
会議はまとまらず、派閥関係は悪化。
それまで当たり前に回っていたものは、全てユーアが支えていたのだ。
だが、王太子ロジャーに導かれ、過ちに気づき自らの未熟さと向き合うことで…。
これは、失ってから初めて支えられていたことに気付いた王子が、再び隣に立てるようになるまでの成長物語。
文字数 56,725
最終更新日 2026.06.05
登録日 2026.05.22
46
説明不足な6つのチートのご利用は計画的に ~努力で使いこなし、破滅予定のヒロインたちを救うまで~
異世界転生が技術として実用化された未来。
17歳の孤児キツキは、転生設定を一時保存するつもりで、未完成のまま実行してしまう。
頼んだのは、「無限の魔力」「すべての魔法と言語を使える」「健康な体」「容姿端麗」「何でもわかる壊れないメガネ」、そして続きを決めていなかった「最高にかわいいヒロインと――」。
どれも確かに願いどおりだった。
ただし、すべてが致命的なまでに説明不足だった。
無限の魔力があっても、鍛えていない回路はクラス1。すべての魔法を使えても、術式を知らなければ発動できない。メガネは目の前のあらゆるものを解析できるが、その処理にはキツキ自身の脳を使う。そして「健康な体」にも、彼の想像とはまるで違う危険な仕様が隠されていた。
転生初日、中立都市ミザルのギレル魔法学院で、キツキはフォルテア王国第3王女レニアと出会う。
世界最高峰の美貌と、17歳でクラス3に到達する才能を持つ少女。
キツキは暴走事故から彼女を救い、最高の出会いを果たしたつもりだった。
しかし、返ってきたのは感謝ではない。
「私は、放っておいてほしかった」
軽い気持ちで最強を望んだ少年は、知識も経験もないチートが、ただの宝の持ち腐れにすぎないと思い知る。
もう二度と、あんな恐怖と痛みを味わいたくない。
その一心で始めた泥臭い鍛錬は、やがてレニアをはじめ、破滅の運命を背負ったヒロインたちとの出会いへつながっていく。
彼女たちとぶつかり、惹かれ合い、ときに傷つけ合いながら、キツキは説明不足だった6つの力を、本物の強さへ鍛え上げていく。
人生そのものを移す永住型転生。元の肉体を捨て、転生先で新たな肉体を構築する方式だ。
最強を頼んだ。届いたのは、努力しなければ使えない力だった。
これは、最強になれると思い込んでいた未熟な少年が、努力によって力をつかみ取り、破滅予定のヒロインたちを救うまでの物語。
感想数 0
文字数 309,279
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.06.14
47
元勇者パーティのアイテム係 ~影の薄いアイテムおたくとミルク大好き魔導機械人形のアイテム運用記~
毎日19時10分更新!!
ある物語で脇役だった青年__ラット・クリアノートは、
一年前魔王を倒した勇者パーティの中で、ただ一人〝加護〟を持たなかった。
勇者パーティといえば、才能も実力も英雄級。
さらに女神からはチート能力である加護を授かり、魔王を倒してからはその名を知らぬ者はいないほど。
顔を見れば賞賛の嵐、冒険者からは生涯の目標とされ、誰もが憧れた。
一方、ラットはパーティで一人だけ加護を貰うことができなかった。
才能もなく、存在感の無さも相まって、その活躍を信じる者はいない。
__勇者パーティの仲間を除いては。
魔王の討伐から一年後。
勇者パーティの一人が大怪我をしたという噂が広まりだす。
その真偽を確かめるために旅に出たラットは、道中で魔導機械人形と出会う。
王都へと着いたラットは、
〝国家転覆を企てた罪で、捕縛する!!!!!〟
勇者がお尋ね者となったその場に居合わせてしまう。
その危機に立ち上がったのは、パーティの中で唯一、
世界に存在を知られていないがゆえに自由に動き回れるラットだった。
__立ち塞がる強敵たち。
道中で出会った無感情で無口、巨乳で、無類のミルク好き。凶戦士で、魔導機械人形であるミル・テクノ。
彼女を始めとした仲間たち(趣味仲間)と共に、アイテムおたくのラットは、
その知識と存在感のなさ、そして姑息さを武器に立ち向かっていく。
圧倒的な能力に対して、知略と戦略、そしてさまざまなアイテムを駆使して戦う、知恵と工夫のアイテム運用記!!!
感想数 0
文字数 547,378
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.05.04
48
ネベルム大陸記 ~喪の王宮~
幼くして裏社会で生き延びてきた少女ルー。
彼女の真実の名は、エルミア王族のものだった。
民衆の困窮をその身をもって知った少女は、やがて琥珀に輝く王家の証とともに、宮廷という名の魔窟へと戻る。
待ち受けるは、父王の抱える愛と後悔、王妃たちの策略、兄王子たちの思惑と想い、そして諸外国の影。
母の喪に祈る暇もなく、死の真相を暴くため、激しい宮廷合戦に身を投じる少女は、意図せず栄光への道を駆け上がってしまう。
その母より受け継がれた巫女歌は、少女をいつしか信仰の対象へと導く。
不敵な笑みを浮かべ奔走する少女が真に望むのは、仲間達とのささやかな幸せ。
渦巻く陰謀と愛憎、人の情が交錯する。
Web小説では少し珍しい、一般文芸寄りの群像宮廷ファンタジー。
最後に笑うのは……だれ?
「ボンボンを召し上がったら?甘い物がお好きなのでしょう」
「いただきます。あら、潰れてしまいました」
※18世紀後半のヨーロッパ諸国の歴史を基にした世界観です。
※ライトではありません。腰を据えてゆっくり楽しんでください。
作品PVも公開しております。
雰囲気が気になる方はこちらからどうぞ。
https://youtu.be/QOX4x16ZYRs?si=Yqx_4dO4E_7QyGFU
2026年4月20日連載開始
感想数 3
文字数 339,045
最終更新日 2026.08.01
登録日 2025.09.11
49
高三ダブりな俺の異世界再生記 〜転生して女神になった友達から助けを求められたので、イケメン騎士や美少女達と共に異世界を救おうと思います〜
主人公の谷口陽翔は、思い通りにならない高校生活から逃避するために、
余命いくばくもない少女・多中結衣の前で偽りの自分を演じ続けてしまう。
本気を出せばまだ何とかなる。
嘘を事実に――勉強もテニスもトップクラスの実力者になれるはずだ。
そう言い訳をしているうちに、結衣は逝ってしまった。
後悔に押し潰され、自死すら考えるようになった陽翔の前に現れたのは、
女神に転生した結衣だった。
「嘘つき」
「…悪かった」
「今はまだ許さない。世界を救ってくれたら、許してあげる」
こうして陽翔は異世界へと旅立つ。
そこは結衣が生前制作した、フリーゲームをもとにした世界だった。
勇者である陽翔の能力は現実と同じく人並み。
それでも陽翔は、
口は悪いが面倒見のいいギャル聖女エステラ、
子供のように旅を楽しむ王族重騎士ゼノス、
愛に憧れ、里を飛び出した獣人ルゥ、
故郷を追われたハイエルフの賢者ミレーネ達と出会い、
笑い、悩み、ぶつかり合いながら少しずつ前へ進んでいく。
これは嘘つきだった少年が仲間達との旅を通して自分自身と向き合い、
本物の勇者へと成長していく冒険×青春×再生の物語。
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※更新頻度:毎週土曜日20時30分ごろ予定です!
▼登場人物の紹介や設定資料はXにて。毎週水曜更新です♪
#ダブ俺設定
旧題『転生して女神になった美少女が助けを求めてきたので異世界を救うことにした』
感想数 0
文字数 37,846
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.06.06
50
世界のアトリエ|Lunoaの声を探して
忘れられた感情は、ときに聖獣となる。
羽根猫ルナが現れた日、世界の片隅にある不思議なアトリエは、
忘れられた世界《Lunoa》へつながりはじめた。
そこに集まるのは、行き先をなくしたもの、名前のない想い、
そして、誰にも届かないまま迷子になった小さな声たち。
アトリエの仲間たちは、声を見つけ、想いをほどき、
その光に合った帰り道を探していく。
これは、忘れられたものにもう一度帰る場所を見つける、
やさしい幻想ファンタジー。
感想数 0
文字数 53,867
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.25
51
【花の王】愛か、忘却か。【花が咲く時、世界は真実を知る】
十五年前、この国から花は姿を消した。
人の感情に応えて咲くと伝えられた花は、いつしか伝説となり、人々の記憶からも忘れ去られていた。
人々は笑い、怒り、悲しむことさえ薄れ、ただ昨日と同じ今日を繰り返して生きている。
そんなある日、十八歳の少年レイは、市場の石畳から咲く一輪の赤い花を目にする。
それは、王家にのみ伝わる「愛の花」。
その花の出現を境に、止まっていた運命が静かに動き始める。
王宮では王デービル・ヴァルガスが花の報せを受け、王立植物園の科学者ベンハムは「これから先に起きるのは、地獄かもしれません」と静かに告げる。
なぜ花は咲いたのか。
なぜ今、この時だったのか。
そして、レイだけが知らない、自らの出生に隠された真実とは――。
花が咲けば、失われた記憶も、封じられた感情も、やがて世界へ戻ってくる。
それは救いなのか、それとも新たな悲劇の始まりなのか。
王を信じる者。
王を憎む者。
世界を救おうとした者。
世界を壊してしまった者。
それぞれの願いが交差するとき、少年は世界の命運を左右する選択を迫られる。
花が咲く時、世界は真実を知る。
愛か、忘却か。
これは、花に愛された一人の少年が、世界の真実へ辿り着く物語。
感想数 0
文字数 73,976
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.01
52
推しと始める異世界冒険譚 ~推しとのラブコメ? それは解釈違いです!~
三十一歳の社会人オタク・リクトは、
人気アイドルグループ【Noctis Aura】の月ケ瀬詩音――“ツキシオ”を最推しとして生きていた。
だがある日、握手会場で彼女ごと異世界へ召喚されてしまう。
そこでシオンに与えられた役割は《詠唱歌姫》。“歌”で魔族を討ち、世界を救う存在。
それは本来、用意された予定調和。
一方のリクトに与えられた役割は──特に無かった。
異世界側ですら困惑する、巻き込まれ召喚。
世界が与えた特別な使命……無し。
世界が与えた特別なスキル……無し。
でも現代に帰る方法……無し。
世界は、リクトに何も期待してはいない。
例えそれが、世界を託されたシオンでは解決出来なくなった、壊れ始めた世界であっても。
期待など無用。
使命ですら無用。
推しを推すことに……理由を考えるファンなどいない。
壊れつつある世界を切り開くのは、ひとりのオタクの推し活。
そしてその旅を続ける中、次第に崇拝していた“最推し”は、ひとりの少女・シオンへと変わっていく。
けれど彼女は、あくまで“推し”。
距離が近づこうとも、それが恋愛感情へ変わることなど──無いはずだった。
さらにそこへ、可愛らしい獣人タルトまで加わって――?
これは、一人の“推し”しか見ようとしなかった男が、やがて仲間と真実を知り、世界に推し活を叩きつける物語。
そして、分け隔てない愛しか知らなかった天才アイドルが、ひとりの男を知っていく物語。
そして、世界を救うのは剣でも魔法でもなく――最強のライブである。
感想数 0
文字数 25,648
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.25
53
うむ。なるほど。
準備万端で臨んだ異世界転生先は、ほのぼの王家の第一王位継承者。俺は一体、何無双がしたいのか。これは、日々悩みながらも前世で唯一準備しなかった育児に振り回されながら、いずれ、冒険の旅にも出たい男の物語。に、なる予定。ならなかったらごめんなさい。とりあえず、完結できることを目指します。
感想数 0
文字数 22,509
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.19
54
星律のカイル
記憶を失った少年・カイルは、自分の名前以外何も思い出せなかった。
彷徨い続けた先で、一人の少年・ルークスと出会う。
この出会いが、彼の運命を静かに動かし始める。
旅の先々で人々と出会い、神殿を巡り、少しずつ断片的な記憶が蘇るカイルの隠された過去。
やがてカイルは、自らの過去と、この世界に隠された真実へと辿り着き…!?
これは、喪われた世界を取り戻す物語。
感想数 0
文字数 17,888
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.26
55
銀月のロスト
企業が支配する階層都市の下層。
十五歳の少年ユウは、戸籍も後ろ盾もなく、下層で生き延びてきた野良犬上がりの少年だった。
かつて命を救われた時に交わした約束をきっかけに、ユウは元企業工作員のタチバナに拾われ、酒場「銀月」を拠点とするファミリーに迎えられる。
そこでユウは初めて、“ロスト”として危険な仕事に関わっていく。
人探し、回収、警邏、敵性体の駆除。
銃を覚え、仕事を覚え、仲間を知りながら、ユウは少しずつ自分の名前を積んでいく。
白髪の少女ユイ。
上層から逃げてきた令嬢ラヘル。
欲望と暴力の街でユウを見定めるロストパラダイス。
汚れた街で、命は軽い。
けれど、守りたいものまで軽いわけじゃない。
これは、階層都市の底で生きる少年が、銀月の灯りの下で“ロスト”として歩き始める物語。
感想数 0
文字数 99,010
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.01
56
艶誦-enju-:暁ノ聲
艶誦-enju-という伝説。痛みは、歌になった。
性別も素性も明かされないまま、音楽シーンに現れた謎のソロアーティスト・艶誦-enju-。
その歌声は瞬く間に人々を魅了し、彼は時代の寵児となる。
新人音楽記者となった「私」は、デビュー以前の彼を知る数少ない存在として、その軌跡を追い続ける。
栄光、熱狂、炎上、そして誰にも知られない孤独。
これは、一人の青年が”伝説”になっていくまでを描いた、音楽と時代の物語。
本編『モノクロの夜に咲いた花』に登場する、天城慧斗の、アーティストの姿…艶誦-enju-。彼を音楽記者の目線で追った作品となっています。
※本編とは独立した立場の作品です。本編を読まなくてもお楽しみ頂けます。
感想数 0
文字数 13,667
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.20
57
スポンジ ~腐った僕と真っ白な君~ 思春期の『根拠のない無敵感』を失ったすべての人へ
相澤哲人は、何でもできる少年だった。
勉強も運動も、人より少し早く理解できた。
一度教われば覚えられる。
二度と同じ失敗はしない。
まるで乾いたスポンジが水を吸うように、世界は彼の中へ流れ込んできた。
だが、ある日を境に、そのスポンジは水を吸わなくなった。
努力は結果につながらず、積み上げてきた自信は崩れていく。
かつての優等生は、自分自身から逃げるように通信制高校へ転校した。
そこで出逢ったのが、アルビノの少女・逢川深雪だった。
白い髪と白いまつげを持つ彼女は、誰よりも傷つきやすく見えた。
けれど、本当に世界から目を背けていたのは哲人の方だった。
失った才能。
報われない努力。
他人と比べてしまう心。
そして、自分を許せない弱さ。
それでも人は、もう一度前を向くことができるのだろうか。
これは、一度「特別」だった少年と、誰よりもまっすぐ生きようとする少女が出会い、喪失の先にある希望を探していく群像劇。
思春期の『根拠のない無敵感』を失った、すべての人へ。
感想数 0
文字数 94,272
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.06.05
58
新・カチカチ山 〜ともだちのすず〜
悪いことをしたやつは、ひどい目に遭えば反省するの?
正義感ゆえに暴走するウサギと、孤独から悪さを繰り返すタヌキ。そんな二匹の前に現れたのは、大切な人間と離ればなれになった過去を持つ、白い猫のコウメイでした。
奪い合う復讐の連鎖を止め、犯した罪と向き合わせるためにコウメイが仕掛けた「優しい罠」とは――。
「けじめ」の先にある、共に生きる選択。明日が少し優しくなる、再生の物語。
感想数 0
文字数 4,139
最終更新日 2026.08.01
登録日 2026.07.30
59
じいじのおみせ・わたしのココア
じいじが一人で営む小さな珈琲店,こもれび珈琲店。わたしはいつも,学校帰りに窓の外からその扉をのぞくだけだった。雨宿りをきっかけに,はじめて足を踏み入れたカウンターで飲んだのは,苦いコーヒーではなくあたたかいココア。豆を挽く音,常連のおじいさんとの会話,割ってしまったカップ,夏休みに出会った同い年の友だち。窓の外から見ているだけだった日々が,このお店を通して,自分の居場所に変わっていく。コーヒーの香りに憧れながら,今日もカウンターでココアを飲む,わたしの一年間の記録。
感想数 0
文字数 6,360
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.31
60
『海風民宿の夏休み』~大病を乗り越えたわたしと、五浦のやさしい人たち~
大病の治療を終えたばかりの中学一年生、高瀬凪。
学校には戻れたものの、少し歩けば息が切れ、体育は見学。友達や家族から「無理しないで」と言われるたびに、自分だけが普通の毎日から取り残されているような気がしていた。
迎えた初めての中学の夏休み。凪は体力を取り戻すため、茨城県北茨城市の五浦で民宿「潮待ち荘」を営む叔母のもとへ預けられることになる。
東京より涼しい海辺の町。松林の向こうに広がる五浦海岸。海を見守るように建つ六角堂。温泉の湯気に、新鮮な常磐ものの魚料理。
静かに休むだけの夏になるはずだった。
ところが、久しぶりに再会した一歳年上の従兄・湊は、凪を病人扱いするどころか、初日から遠慮がない。
「元気なふりして倒れんのが、一番ごじゃっぺだかんな」
民宿の手伝いではお茶をこぼし、魚を狙う猫を追えば逆に転び、茨城弁のお年寄りとは会話がかみ合わない。港の魚屋の娘とは意地を張り合い、温泉では人に見られたくない傷痕と向き合うことになる。
笑って、怒って、ときどき泣いて。
凪は湊や地域の人々と過ごすなかで、少しずつ海辺を歩けるようになり、魚料理を食べられるようになり、疲れたときには「休みたい」と言えるようになっていく。
けれど湊にも、凪には言えない悩みがあった。
故郷を好きになり始めた凪と、いつか故郷を出たいと願う湊。
元いた場所へ戻れない少女と、生まれた場所から離れたい少年が、五浦のひと夏で見つけるものとは――。
これは、病気になる前の自分へ戻る物語ではない。
海風と温泉、あたたかな茨城弁とおいしいごはんに囲まれながら、自分の新しい歩幅を見つけていく、笑いと涙の夏休み物語。
文字数 353,828
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.18
61
クビになった庭師の俺、スキル『剪定』が覚醒して行き倒れ少女を整えたら実は最強聖剣士だった!? 訳あり美少女を手入れして最強パーティを作ります
『剪定』――それは、不要な枝を切るだけの外れスキル。 そう蔑まれ、庭師のアルトは伯爵家をクビになった。 だが、行き倒れの少女を助けたその日、覚醒した力は人の”才能”すら整え始める。 歪んだ才能を切り、眠った才能を伸ばし、不要な力を別の誰かへ接ぎ木する。 落ちこぼれ、追放者、呪われた少女――誰にも見出されなかった逸材たちを育てながら、アルトは最強の英雄パーティを作り上げていく。
感想数 2
文字数 171,467
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.20
62
ミナのひみつレシピ ~お菓子は、ぜんぶ科学でできている~
「うーん……だいたい、これくらいかな!」
天野ミナ(あまの・みな)は、キッチンの作業台で腕を組み、いつも満足そうにうなずいています。
小学五年生のミナは、お菓子を食べるのも、作るのも大好き。
ただし、ミナのお菓子作りには、ひとつだけ大きな特徴があります。
計量スプーンは、いつだって「山盛り一杯くらい」。
小麦粉は、「はかりの数字が、だいたいこのへん」。
混ぜ方は、「おいしくなーれ、と、なんとなくぐるぐる」。
そう。ミナは自他ともに認める、超・感覚派だったのです。
そんなミナが、師匠となるパティシエに教えて貰いながら、お菓子の腕をメキメキとあげていく
そんな成長物語。
この本を読んだら、お菓子を作りたくなる?
感想数 0
文字数 6,372
最終更新日 2026.08.02
登録日 2026.07.31
63
一般女官、辺境伯領で無双中。やってることはただの事務と家事だけど
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※タイトル変更しました。
※他サイト様にも掲載中
感想数 11
文字数 97,709
最終更新日 2025.08.19
登録日 2024.12.24
64
光のもとで2+
好きな人と思いが通じ、付き合いを始めてから丸一年。婚約してから半月。身体を求められるようになって九ヶ月。身体を重ねる勇気がもてない私に痺れを切らした司は期限を設けた。その約束の日まであと三日――どうしたら最後の一歩を踏み出せるのだろう。悩んでいる間にその時が訪れ――!?
司の高校卒業を待って婚約をした翠葉。もう口約束ではない、正式な婚約者――。「フィアンセ」という言葉にはまだ慣れないけれど、くすぐったく響くその言葉はお守りのように思える。でも、この言葉に甘えることなく丁寧に、関係を紡いでいきたい。大好きな人とずっと一緒にいるために、今私にできることはなんだろう――
翠葉が恋に受験にと奮闘する姿を綴っていきます。
(「光のもとで1/2」の続編です)
「2」のお話を継ぐため一話目から「R18」のお話ですが、すべてが「R18」ではなく、ほとんどはほのぼのとしたお話です。
感想数 12
文字数 467,173
最終更新日 2020.07.06
登録日 2018.10.13
65
光のもとで1
一年間の療養期間を経て、新たに高校へ通いだした翠葉。
小さいころから学校を休みがちだった翠葉は人と話すことが苦手。
自分の身体にコンプレックスを抱え、人に迷惑をかけることを恐れ、人の中に踏み込んでいくことができない。
そんな翠葉が、一歩一歩ゆっくりと歩きだす。
初めて心から信頼できる友達に出逢い、初めての恋をする――
(全15章の長編小説(挿絵あり)。恋愛風味は第三章から出てきます)
10万文字を1冊として、文庫本40冊ほどの長さです。
感想数 24
文字数 3,849,067
最終更新日 2019.07.28
登録日 2017.05.08
66
5年1組 文崎郵便局 〜届けます、でも読みません〜
五年一組の文崎信は、係決めであまって「郵便係」になりました。
クラス専用の青い手紙は、一人五枚だけ。あて先までとどけるのが、ぼくの仕事です。
なかなおりの手紙。やくそくの手紙。ラブレターに、なぞの暗号。
手作りの消印をポンとおして、今日も教室を配達中。
手紙の外側だけで、クラスのひみつに気づいてしまうこともあるけれど——
とどけます、でも読みません。
五年一組文崎郵便局、本日開局。ドライでクールな郵便屋さんの、ちょっと特別な一学期が始まります。
感想数 0
文字数 3,705
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.31
67
悪役令嬢と呼ばれる私は、出来損ない王太子の教育係になりました
社交界で“悪役令嬢”と恐れられる公爵令嬢エレノア・ヴァレディア。
冷酷、傲慢、容赦がない。そう噂される彼女だったが、その実態は「責務に厳しすぎるだけ」の有能な令嬢だった。
そんな彼女に、ある日国王から命令が下る。
――出来損ないと名高い王太子リュシアンの教育係になれ、と。
勉学嫌いで無責任。
甘やかされて育った王太子は、王になる覚悟など欠片も持っていなかった。
「泣く暇があるなら復習なさい」
容赦ない教育に反発する王太子。
さらに社交界では、「悪役令嬢が王太子を壊す」と非難が巻き起こる。
だがエレノアは意に介さない。
国を滅ぼされては困るから。
ただ、それだけの理由で彼女は王太子を鍛え続ける。
やがて王太子は少しずつ変わり始め、周囲もまた気付いていく。
――本当に国を想っていたのは、誰だったのか。
これは、“悪役令嬢”と呼ばれた一人の令嬢が、次代の王を育て上げる物語。
文字数 27,569
最終更新日 2026.05.10
登録日 2026.05.09
68
【完結】人前で話せない陰キャな僕がVtuberを始めた結果、クラスにいる国民的美少女のアイドルにガチ恋されてた件
織原朔真16歳は人前で話せない。息が詰まり、頭が真っ白になる。そんな悩みを抱えていたある日、妹の織原萌にVチューバーになって喋る練習をしたらどうかと持ち掛けられた。
織原朔真の扮するキャラクター、エドヴァルド・ブレインは次第に人気を博していく。そんな中、チャンネル登録者数が1桁の時から応援してくれていた視聴者が、織原朔真と同じ高校に通う国民的アイドル、椎名町45に属する音咲華多莉だったことに気が付く。
彼女に自分がエドヴァルドだとバレたら落胆させてしまうかもしれない。彼女には勿論、学校の生徒達や視聴者達に自分の正体がバレないよう、Vチューバー活動をするのだが、織原朔真は自分の中に異変を感じる。
ネットの中だけの人格であるエドヴァルドが現実世界にも顔を覗かせ始めたのだ。
学校とアルバイトだけの生活から一変、視聴者や同じVチューバー達との交流、eスポーツを経て変わっていく自分の心情や価値観。
これは織原朔真や彼に関わる者達が成長していく物語である。
カクヨム、小説家になろうにも掲載しております。
感想数 1
文字数 596,050
最終更新日 2024.08.06
登録日 2024.04.27
69
悪役令嬢はやさしすぎる!
前世では見た目や家庭のことでからかわれ、友だちを作ることができなかった綾。ある日、大好きだった小説の世界に転生し、悪役令嬢イザベラ・ライト公爵令嬢として新しい人生を歩むことになります。
美しくて、お金持ちで、何不自由ない暮らし。でも、友だちの作り方だけは前世と同じで分かりません。
「虐められても、虐めるのだけは絶対に嫌」
誰より虐められる痛みを知るイザベラは、どんな相手にも優しく接していたはずなのに、ある日突然、フローラ・レフト男爵令嬢をいじめたという濡れ衣を着せられ、王子から婚約破棄を告げられてしまいます。
ーー前世でも今世でも、自分の居場所はない。
そう思っていたイザベラの前に現れたのは、誰も予想しなかった心強い味方でした。
これは、ひとりぼっちだった少女が、自分の居場所を見つける、勇気と絆の異世界ファンタジーです。
感想数 2
文字数 110,530
最終更新日 2025.08.05
登録日 2025.08.05
70
【完結】兄の死で王太子となった第二王子は、初恋の公爵令嬢と共に歩む
第二王子ルークは、かつて兄に並ぶかもしれないと期待された王子だった。
誰よりも優秀な兄アレクシス。
そして、姉のように自分を導いてくれた公爵家次女エリシア。
彼女に認められたくて、褒められたくて、ルークは必死に努力していた。
だが、エリシアが隣国へ留学した日から、彼の時間は止まってしまう。
優秀だが、情熱はない。
失敗はしないが、それ以上を望まない。
兄ほどではない。
だが、十分優秀。
周囲からそう評価される無難な第二王子として生きることを、ルーク自身も受け入れていた。
兄が、辺境で急死するまでは…。
突然王太子となったルーク。
混乱する王国。
そして、戦線布告と共に帰還したエリシア。
やがて明らかになる、兄の死の真相。
これは、兄の影を背負った第二王子が初恋の人と共に戦火の中で止まっていた時間を取り戻す物語。
文字数 68,600
最終更新日 2026.06.21
登録日 2026.05.29
71
ことばの森と、しずかな石
小学四年生の桝井ミトは、クラスいちのおしゃべりだ。じいちゃんちの土間の冷たさも、スイカを切る音も、いくらでも話せる。それなのに原稿用紙に向かうと、書けるのは「たのしかったです。」の七文字だけ。
宿題を前にうなったまま眠ったその夜、ミトは不思議な森で目を覚ます。葉の一枚一枚がひらがなの形をした、ことばの森。案内人だという鉛筆頭の小人・コクーは、森の奥へ行けば言葉が見つかると言う。
けれど、森のはずれには近づこうとしない。灰色に開けたその一角には、言葉が石になって、几帳面に並んでいた。しかも訪れるたび、石は一つずつ増えている。
もやの沼、つなぎの渓谷、見立ての庭。ミトは森で少しずつ言葉の使い方を覚えていく。覚えた技で、初めて人に褒められる。そして、初めて人を傷つける。
石に彫られた几帳面な字を、ミトは知っていた。毎日、教室で見ている字だった。
言葉は、正しく並べるだけでは届かない。
書けない女の子と、書きすぎて黙ってしまった男の子の物語。
感想数 0
文字数 2,487
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.31
72
フェル 森で助けた女性騎士に一目惚れして、その後イチャイチャしながらずっと一緒に暮らす話
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
チートなんてない。
日本で生きてきたという曖昧な記憶を持って、少年は育った。
自分にも何かすごい力があるんじゃないか。そう思っていたけれど全くパッとしない。
魔法?生活魔法しか使えませんけど。
物作り?こんな田舎で何ができるんだ。
狩り?僕が狙えば獲物が逃げていくよ。
そんな僕も15歳。成人の年になる。
何もない田舎から都会に出て仕事を探そうと考えていた矢先、森で倒れている美しい女性騎士をみつける。
こんな人とずっと一緒にいられたらいいのにな。
女性騎士に一目惚れしてしまった、少し人と変わった考えを方を持つ青年が、いろいろな人と関わりながら、ゆっくりと成長していく物語。
になればいいと思っています。
皆様の感想。いただけたら嬉しいです。
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続きが気になる!もしそう思っていただけたのならこちらでもお読みいただけます。
感想数 19
文字数 1,244,775
最終更新日 2026.05.30
登録日 2024.04.21
73
株式会社六年三組 ~社長って、なにをする人ですか~
国語、算数、理科、社会——そこに突然ならんだのは、【会社】という二文字だった。
六年生になった岩崎カイの学校で、その学年だけの特別授業がはじまる。クラスごとにひとつ会社をつくり、校内だけで使えるお金「校内円」を元手に、商品やサービスを考え、作り、売る。一年かけて、本当に経営する。買ってもらえなければ、つぶれる。
教室の勢いに押し出されて、カイは三組の社長になった。特別講師としてやってきた元経営者・神代は、カイにひとつだけ問う。「社長とは、何をする者だ」。カイは答える。「いちばんえらい人です。指示を出して、決めて、かせぐ人」。神代は、その答えを一年後にもう一度聞く、とだけ言い残す。
ライバルは二人。品質だけを信じる職人肌の一組社長・白石ハルトと、売れてこそ価値だと言い切る二組社長・桝井ナナ。二つの完成された答えのあいだで、三組だけが、自分たちの答えを持たないまま走り出す。
開店初日の大失敗。分裂しかけた仲間。届かない利益。約束を破って泣かせてしまった、一年生の男の子。 そのすべてを通って、カイはようやく気づいていく。社長とは、いちばん前に立って命令する人ではなく、誰かのやりたいことと、誰かの困りごとを、つなぐ人なのだと。
働くこと、売ること、あやまること、そして人にまかせること。
小学校最後の一年をまるごと使った、失敗だらけで、少しだけ誇らしい会社の物語。
感想数 0
文字数 3,569
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.31
74
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
感想数 42
文字数 623,651
最終更新日 2023.01.19
登録日 2020.09.25
75
落ちこぼれの写実の才で、僕は夜空に火の馬を駆けさせる
水の豊かな田舎の領に生まれたカイルは、領主が魔法で夜空に描いた水の龍に、心を奪われた。いつか自分も、あんな魔法を――炎のたてがみをなびかせて夜空を駆ける、火の馬を、本物にしてみせる。そう夢見て、来る日も来る日も、地面に火の馬を描き続けた。
けれど、十の年の選別の儀式で、女神がカイルに授けたのは、魔法の才ではなかった。「写実の才」。見たものを、写すだけの才能。魔法士になる夢は、あっけなく閉ざされた――はずだった。
絶望のふちで出会った、ひとりの風変わりな男。彼が明かした、自らの才能。それは、カイルと同じ、笑われるはずの才能だった。
「才能ってのはな、坊主。持って生まれてハイ終わり、ってもんじゃない。持って生まれた、ちんけなカケラを、どこまで信じて磨くか、だ」
魔法の素養は、ゼロ。あるのは、誰よりも鮮やかに思い描く、想像力だけ。
落ちこぼれと笑われた少年が、たったひとつの才能を武器に、夜空へ、火の馬を駆けさせるまでの物語。
――これは、あきらめなかった僕の、はじまりの記録。
感想数 0
文字数 5,508
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.31
76
君の歌、君の隣
人の心を掴む、不思議な歌声を持つ高校生、鈴也結。
ある日、その歌に足を止めたのは、狼獣人の黒崎樹だった。
仲間と出会い、結は初めて「誰かと音を重ねる」ことを知っていく。
これは、一人で歌うことしか知らなかった結と、その歌に魅せられた仲間達の、少し不器用で眩しい青春の物語。
感想数 0
文字数 42,634
最終更新日 2026.07.30
登録日 2026.06.01
77
元おっさんの幼馴染育成計画
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
感想数 0
文字数 829,245
最終更新日 2026.07.17
登録日 2021.05.25
78
役立たずと追放された聖女は、第二の人生で薬師として静かに輝く
「お前は役立たずだ」
――そう言われ、聖女カリナは宮廷から追放された。
癒やしの力は弱く、誰からも冷遇され続けた日々。
居場所を失った彼女は、静かな田舎の村へ向かう。
しかしそこで出会ったのは、病に苦しむ人々、薬草を必要とする生活、そして彼女をまっすぐ信じてくれる村人たちだった。
小さな治療を重ねるうちに、カリナは“ただの役立たず”ではなく「薬師」としての価値を見いだしていく。
文字数 12,319
最終更新日 2025.09.30
登録日 2025.09.28
79
【第2部開始】ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
感想数 0
文字数 149,394
最終更新日 2026.07.25
登録日 2023.08.31
80
急に始まった皇妃生活、誠実な夫に愛されながら宮廷を生き抜きます(麦の大地)
「フェリシア・ローゼンタール、私と結婚していただけますか?」返事は決められている。
「はい」震える声でフェリシアは答えた。
田舎暮らしから一転、皇帝ロベルトの第二夫人となったフェリシア。
慣れない宮廷に山積みの公務。貴族たちの思惑。
さらに有能で冷徹な夫は、肝心なことを何も言わない。
一途で不器用な皇帝×天然成果主義ヒロイン。
周囲をやきもきさせまくる、すれ違い夫婦宮廷ラブストーリー。
※レオニードとヴィクトリアのロマンス短編「やせっぽっちの皇女ですが獅子公爵を射止めました」を公開中です。
感想数 0
文字数 158,423
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.05.11