夢 小説一覧
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「これは完全にフィクションであり、実在の人物や団体とは一切関係ありません」
文字数 10,402
最終更新日 2025.09.12
登録日 2025.06.10
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雪降る道を歩く一組の夫婦。
それが最後と知りながら妻を見送る夫。
大事な人との別れの日は誰にも等しく訪れます。
その日までに、あなたには何が出来ますか?
文字数 1,241
最終更新日 2025.09.04
登録日 2025.09.04
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ある朝、主人公は自分の影がただの映像ではなく、独立した意思を持つかのように動き始めていることに気づく。
手を上げても影は追従せず、まるでこちらを試すように見つめ返す。恐怖と戸惑いの中、影に導かれるように歩き出した主人公は、忘れ去っていた過去と向き合わされる。
影の先にあったのは、幼い頃に自ら書き残した古びたノート。
孤独や悔しさ、叶わなかった夢など、心の奥に閉じ込めた感情が記されていた。影は主人公に「忘れてはならない自分自身」を突きつける存在だったのだ。
影はやがて再び主人公と重なり合い、日常に戻る。しかし、主人公の心には確かな変化が残る。影はただの影ではなく、自分を映し出すもう一人の「記憶」であり「真実」なのだと。
◆
この物語は、「人は自分の影から逃げられない。だが影は時に、自分を守り、思い出させてくれる存在でもある」というテーマを描いたショートショート作品です。
文字数 1,338
最終更新日 2025.09.04
登録日 2025.09.04
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さびれた商店街に現れた見慣れない雑居ビルと手書きで書かれた『夢のつづきを見にいこう』という張り紙。ビルの二階にはお店があり、そこには怪しげな人物が待っていて……。
各章ごとに主人公が入れ替わる連作短編で、全四章を予定しています。
文字数 103,589
最終更新日 2025.08.21
登録日 2025.06.29
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長年勤めた中堅商社が潰れてからというもの、三好啓司にはロクな事が無い。
妻に逃げられ、一人息子とも音信不通。世は不景気の真っ只中で、46歳のオッサンだと次の就職先は中々見つからない。止むを得ず実家の酒屋へ出戻り、閉店相次ぐ商店街の一員として暮らす事となる。
そんなある日、夜な夜な出没する落書き魔を捕まえろ、との使命を自治会長から押し付けられ、悪戦苦闘の末に追い詰めた犯人は、嘗ての息子の親友だった。
絵描きになる夢を捨てきれず、ただ一人、夜を彷徨う若者。
彼と語り合う内、啓司は己の過去、息子との思い出を胸に蘇らせ、自分でも全く想定していなかった行動に出てしまうのだが……
エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+、カクヨムにも投稿しております。
文字数 5,863
最終更新日 2025.08.10
登録日 2025.08.07
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六十代を迎え、派遣の家庭教師として細々と生計を立てている主人公。気分転換も兼ね、秩父の低山に登ることを思い立つ。
標高550メートルの山頂に立ったあと、舗装された林道を歩いて下山していた彼は、ふと雑木林にアナグマの姿を見つける。
斜面を慎重に下って近づくが、アナグマはすでにいなかった。仕方なく林道へ戻ろうと登り始めたとき、足を滑らせて穴に落ち、頭を打って気を失ってしまう。
目を覚ますと、そこは貉(むじな)たちの宴の場だった。貉とはアナグマのことである。
彼らは主人公に「見たい夢を見せてやろう」と告げ、主人公はそのまま眠りにつく。
再び目を覚ますと、彼はさっきの林道に立っていた。
気を取り直して下山を始めた彼は、若い女性登山者と出会う。彼女は、大学時代に付き合っていた恋人にそっくりだった。しかも彼女は、自分こそがその恋人だと言う。
訝しみながらも共に下山するふたりは、途中の無人小屋で休憩を取ることになる。
小屋の中で、ふたりは、会えなかった年月を埋めるように語り合い、そして、かつてのように抱き合った。
・・・数年後、山奥の空き家で白骨死体が発見される。
文字数 45,565
最終更新日 2025.08.06
登録日 2025.08.05
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宵夢庁は、生者の世界とは異なる場所。
亡者たちが集う静かな領域に存在する。
亡者は、最後の言葉を生者に伝えるため、宵夢庁へ申請し、許可を得た者のみが夢へ旅立てる。
『夢に行くための条件』
1. 強い思いがあること
「誰に、何を伝えるか」が明確でなければならない。
2. 一度きりの機会
亡者が夢へ行けるのは一度のみ。
3. 生者が受け入れる準備があること
心が閉じている場合、夢は成立しない。
4. 滞在時間は6分間
決して延長できず、どんなに強く願っても、それ以上話すことは許されない。
5.希望する夢の状況を指定することが可能
亡者は、訪問先の場所や時間帯を申請時に選ぶことができる。
7.利用可能期間は亡くなってから49日間
それを過ぎると、夢の扉は閉ざされ、二度と開くことはない。
8.生者を迷わせる行為は禁止
未練や呪いの言葉は許可されず、生者の未来のためになる言葉を残さなければならない。
宵夢庁はただ亡者を夢へ送り出すだけではない。
亡者の言葉が生者の人生にどう影響するのか、それを静かに見守ることも夢課の役目だ。
宵夢庁とは、夢の儚さが生むひとときの奇跡なのだ。
文字数 119,863
最終更新日 2025.07.31
登録日 2025.06.06
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高校二年の黒木啓太は友達ができたことがなく、ずっと一人だった。
ある日、話すことができない同じ高校二年の蒼井ふみと偶然出会う。
二人は文字で繋がろうと交換日記を始めることになり、お互いに夢が見つかるようにという意味を込めて、その日記を〝夢物語〟と名付けた。
夢物語を交換する中でお互いの距離も縮まっていき、啓太の夢が芽生えてきた矢先、ふみが突然姿を消してしまう。
彼女には隠していた秘密があったーーー。
彼女が話せなくなった理由、そして秘密とは何なのか。
そして、タイトルの『黒板に住む』とはどういう意味か。
届いたよ、きみの想い
だから僕も届けるね
きみが住む黒板に
きみが大好きな僕の文字で
文字で繋がった二人の青春恋愛夢物語。
文字数 54,957
最終更新日 2025.07.18
登録日 2025.06.05
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あなたは何のために、大学に行きますか。
受験、家族の中での孤独感、静かで激しい心の叫び。
悩んで、苦しんで、それでも。
女子高校、エスカレーター式で受験生がほとんどいない中での受験生、桜子。
成績優秀でそつがなく、志望校は国立大学文系。
担任の国語教師はまだ若く、担当する中でも「初めてのタイプ」の女の子。
二人が織りなす、冬から春、そして。
7月14日に完結します。
それまで2日ごとに7:10更新です。
他サイト様では「葉桜の君に」というタイトルでの企画創作で掲載しておりました。
各章のタイトルにとった和歌は実際の日本の和歌からとっています。
主要参考資料
「北野天満宮のみどころ」北野天満宮ホームページ
http://kitanotenmangu.or.jp/highlight.php(2020年4月20日アクセス)
水垣 久「紀貫之 きのつらゆき 貞観十四?~天慶八?(872-945)」『やまとうた 千人万首』、https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/turayuki.html 最終更新日:平成22年08月04日(2020年4月20日アクセス)
「吉野といえば雪? 桜? 和歌で吉野山の歴史を知る」令和和歌所 https://wakadokoro.com/big3/吉野といえば雪?-桜?-和歌で吉野山の歴史を知る/ 2019年10月23日投稿。(2020年4月21アクセス)
「土肥桜」土肥金山ホームページ https://www.toikinzan.com/sakura/(2020年4月20日アクセス)
後拾遺和歌集 /藤原通俊撰] ; 久保田淳, 平田喜信校注. 東京: 岩波書店, 1994.4.
1994.4, 56ページ
「和歌で知る、桜と日本の心」『令和和歌所』
https://wakadokoro.com/learn/和歌で知る、桜と日本の心/(2020年5月10日アクセス)
「桜の和歌といえば… を100首集めました」『ジャパノート』https://idea1616.com/sakura-waka/(2020年5月10日アクセス)
「『桜と恋』の和歌15選|日本の美しい言葉」『ORIGAMI - 日本の伝統・伝承・和の心』https://origamijapan.net/origami/2018/05/23/sakura-koi-waka/(2020年5月10日アクセス)
文字数 18,501
最終更新日 2025.07.14
登録日 2025.06.29
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「眠りたい……好きなだけ、心ゆくまで眠りたい……」
会社を退職し、心の疲労から眠れなくなってしまった六藤逢は、『好きなだけ眠れる』『夢の世界に入ることができる』カフェ、夢幻館にたどり着く。
店主の城川によって案内された眠りと夢の世界は、絵と音楽とお菓子に包まれた、確かに癒しの時間だった。しかしその世界の奥で逢は、涙を流す、知らない男の子と出会い――そこで逢は目を覚ました。
「あなたは本当の、自分だけの夢の世界を見つけられていないのでしょう」
と、城川は言う。
そして泣いている男の子は、逢の深層心理だと彼は言うのだが……?
逢は自分の夢を見つけ出すため、男の子の正体を突き止めるため、夢幻館で働きはじめる。
そこにやってくるお客様は、誰もが不眠と夢で悩んでいた――
これは夢に漂い、夢を求め、夢を楽しむ人々のカフェ物語。
文字数 78,946
最終更新日 2025.07.13
登録日 2025.06.27
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引っ越し先の中古物件はなにかおかしい
壁の向こうから声が聞こえてくると思って確認してみるが
壁の向こう側は外になる
人などいないはずの場所から聞こえてきた声は
なぜか主人公のことを気にしていて…?
文字数 48,606
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.16
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文字数 32,634
最終更新日 2025.06.27
登録日 2025.04.30
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文字数 51,307
最終更新日 2025.06.21
登録日 2024.07.13
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目覚めるたびに曖昧になる記憶
言葉にならない感覚
鏡の向こうに立つもうひとりの「私」
銀のノートに綴られるのは、夢か現実か、それともまだ誰にも読まれていない物語
記憶は水に似ている
形を変え 時に蒸発し あるいは言葉になる前に消える
言葉を話さない子ども、記憶の管理人、銀の記述者
登場人物たちはやがて語り手と一体化し
書くことと生きること、読むことと存在することの境界が溶けてゆく
これは夢の中で書かれた物語
あるいは、今あなたが読んでいるその瞬間にしか存在しない物語
あなたが読み終えたとき、私たちは──
文字数 17,953
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.06.17
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文字数 11,791
最終更新日 2025.06.08
登録日 2025.05.25
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声劇用だと1分〜5分ほど、黙読だと1分〜3分ほどで読みきれる作品が多めです。500文字を越える作品もいくつかございます。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
文字数 9,470
最終更新日 2025.06.07
登録日 2018.09.25
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毎夜、同じ夢をみる。
夢の中身はリディアの生涯だった。
劇的な出来事など一つも起こらない、平凡な人生。
夢の中の自分が、現実の自分とあまり大差が無いところが、妙に現実的な夢だった。
毎夜同じ夢をみるのに、その夢にノアの姿はどこにもなかった。
ノアはリディアの婚約者なのに。
ノアはどこにいるのだろう。
どうして彼とは違う男性の妻となって生きているのだろう。
ノアは一体、誰を妻にしたのだろう。
❇鬼の誤字脱字を修復すべく公開後に激しい修正が入ります。
「間を置いて二度美味しい」とご笑覧下さいませ。
❇登場人物のお名前が他作品とダダ被りする場合がございます。皆様別人でございます。
❇100%妄想の産物です。妄想なので史実とは異なっております。
❇妄想遠泳の果てに波打ち際に打ち上げられた妄想スイマーによる寝物語です。
疲れたお心とお身体を妄想で癒やして頂けますと泳ぎ甲斐があります。
❇座右の銘は「知らないことは書けない」「嘘をつくなら最後まで」
文字数 107,651
最終更新日 2025.06.05
登録日 2025.05.14
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第8回ライト文芸大賞で奨励賞を受賞しました!
応援してくださった皆様、ありがとうございます!
吹奏楽部でクラリネット担当の小日向響には夢があった。それは幼馴染で初恋相手のフルート奏者である大月奏と二重奏をすること。
しかし、高校で再会した奏はとあるトラウマによりフルートを辞めていた。
ショックを受ける響だが、奏が音楽やフルートを完全に嫌いになれずに苦しんでいることに気付く。
響はもう一度奏にフルートを吹いてもらう為に動き始めた。
これは響と奏や二人を取り巻く仲間達の、夢、恋愛、友情を描いた青春物語。
ノベマ、カクヨムでも公開中です。
文字数 142,669
最終更新日 2025.06.02
登録日 2025.04.12
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72歳の元システムエンジニア・隆介は、旧友たちとの再会と墓参を重ねる中で、人生の終盤にもう一度挑戦したい夢を抱く。それは、地域の中小企業のために、自らの技術を活かしたシステム開発を始めることだった。仲間たちの温かな支援と、仕事で出会った聡明な女性・奈緒子の助言を得て、隆介は小さな一歩を踏み出す。やがてその想いは地域に広がり、多くの人々に歓迎される成果を生む。一方で、奈緒子への淡く切ない想いも胸に秘めながら、隆介は「事のままに願いが叶う」とされる事任八幡宮で祈りを捧げる。友情、挑戦、祈り、そして叶わぬ恋——静かな余韻と人の温もりが胸に沁みる、大人の再生と想いの物語。
文字数 4,658
最終更新日 2025.05.26
登録日 2025.05.26
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サトルは終業式の帰り、駅のホームに現れた猫を見つける。
電車が来る音がして、ホームの端を歩く猫が危ないと思いながらも身体が動かない。
女の子が「危ないにゃあ」と言いながら猫を抱きあげた。
猫が逃げるためにその女の子を蹴った拍子に、倒れ込みそうになったところを助けたのがきっかけで女の子は、「カフェに行こう」と誘ってくる。
メグルと名乗った、みたらし色の髪の毛をした猫みたいな女の子。
そんなメグルが、生き急ぐ理由を、俺はまだ知らなかった。
文字数 91,273
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.04.29
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何かが、ひび割れるような音がした。
同じ夢を追う3人の中で、落ちこぼれのわたしだけが夢への切符を手に入れたあの瞬間に。
友情を失ったわたしが出会ったのは、
どこまでも冷徹で、恐ろしいほど正しい『先輩』だった。
春間近の寒い頃、わたしのすべてを変えた数週間の物語。
✧
羽鶴(はづる)は声優志望の高校1年生。
友達の成実(なりみ)と就也(しゅうや)と一緒に養成所に通い、共に夢を追っていた。
3人は一世一代のオーディションに参加するが、自信も実績もない羽鶴ひとりだけが合格した。
それ以降、3人の関係が壊れた上に、羽鶴は七不思議のひとつ、『カナコちゃんの呪い』に襲われる。
悲しむ羽鶴が出会ったのは、3年生の男性生徒・雛田(ひなた)。
雛田も脚本家という夢を叶え、『カナコちゃんの呪い』に見舞われていた。
*
5年ほど前、2020年に書いた作品です。
痛々しい青春もの。ホラー要素あり。
文字数 103,303
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.04.29
78
「願いなんて、叶わない」
明るいながらも心に鍵をかけた少女・星里奈。
大切な父を失った痛みの中で、彼女を支えていたのはプロ野球チーム『東京ヒーローズ』だった。
ある春の日、シーズン開幕戦。
観戦に訪れた球場で、彼女は神と名乗る奇妙な青年・神翔琉と出会う。
神は自らをこう名乗った。
「神様だよ」
と――。
冗談のようでいて、なぜか忘れられない重みを持ったその言葉。
それを境に、星里奈の目に映る野球はただのスポーツではなくなっていく。
選手の所作、響く打球音、マウンドに立つ者の沈黙。
そこには、形にならない想いと祈りが確かにあった。
グラウンドの片隅でマスコット『グービル』を演じていた元選手・伊能寿志。
その弟であり、孤独を背負う現役エース・伊能次郎。
交わることなくすれ違い続けてきた兄弟の想いが、一つの季節の終わりに向かって交差していく。
その姿を見つめながら、星里奈もまた問い直す。
祈りとは何か。
信じるとはどういうことか。
誰かのために、何かを信じ続ける強さを持てるのか。
そして、星里奈がずっと避け続けていたその場所――。
祈ることをやめてしまった神社で再び祈る。
イラスト:DELL-E3
文字数 201,983
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.03.31
79
目が覚めれば、そこは終戦一年前の日本だった。
近藤和葉、高校三年生。進路に向き合う初夏。
和葉は幼少の頃より自己主張出来ない性格で将来のことすら話せず、親が決めた大学を進学先と決める。そんな自分に嫌気をさしつつ自己肯定感の低さゆえ、親の意に背くことも自分で将来を決めるのも怖く、現状を変えようとしない。
そんな和葉の心の拠り所は、好きな小説家である昭和初期の文豪、菅原平成の作品を読むことだった。
黄昏時、読書をしながらうたた寝していた和葉は金色の光に包まれる。
目が覚めると見知らぬ一室の布団で眠っており、目の前には見知らぬ男性。着物にモンペ、聞き慣れない関西弁。
状況的に誘拐されたと思い家から逃げ出した和葉が目にしたのは、見知らぬ田舎町の風景だった。
追いかけてきた男性の話から現在は1944年、昭和19年。第二次世界大戦中であり終戦一年前の日本にタイムスリップをしてしまったと悟った和葉は、ショックで倒れてしまう。
そんな和葉を都会から逃げてきたと思った男性、立花大志。21歳。親の田畑を継ぎ、農業に勤しむ農家。
行く場所がない和葉に下宿を提案し、共同生活を送ることになる。
和葉は働かせて欲しいと熱望し、井戸からの水をくみ、釜戸の火おこしからの飯炊、タライでの洗濯に、畑仕事を習う。
全てが初めてで自己肯定感が低い和葉はやっていけるかと悩むが、生きる為にやるのだと決め死ぬ気で働く。そんな和葉に、大志は優しく教えてくれる。
村には男性が殆どおらず皆出征しており、大志の友人も召集命令を受ける。母と息子の別れを目の当たりにした和葉は戦争の悲惨さを改めて知り、大志が出征しないことを祈る。
1945年、戦争末期。戦況はより厳しくなっていく。和葉は日本の行く末を知っているがそれを公にすることは当然出来ず、犠牲になっていく人々に見殺しにしてしまったと病んでしまう。
そんな和葉に、事情を知らないはずの大志が和葉のせいではないと優しく宥めてくれる。そこで大志にも心の傷があったと知った和葉は、二人で生きていくと決める。
終戦まであと四ヶ月。和葉は大志が、憧れの昭和文豪、菅原平成だと知る。それにより大志の運命を悟った和葉は自分がタイムスリップしてきた理由に気付き、その運命を変えようとする。
自己肯定感が低く流されるまま生きてきた和葉が明日を生きるのにも必死な時代を知り、明るいが心に傷を負っていた大志と出会う。そこから始まる成長の物語。
表紙はACイラスト様です。
文字数 35,295
最終更新日 2025.05.15
登録日 2025.04.30
80
この命が消えたとしても、きみの笑顔は忘れない
レンタル有り母を亡くし親戚の家で暮らす高校生の奈央は、友達も作らず孤独に過ごしていた。そんな奈央に「写真を撮らせてほしい」としつこく迫ってくる、クラスメイトの春輝。春輝を嫌っていた奈央だが、お互いを知っていくうちに惹かれはじめ、付き合うことになる。しかし突然、ふたりを引き裂く出来事が起きてしまい……。奈央は海にある祠の神様に祈り、奇跡を起こすが、それは悲しい別れのはじまりだった。
孤独な高校生たちの、夏休みが終わるまでの物語です。
文字数 103,520
最終更新日 2025.05.13
登録日 2024.07.13